JP6645253B2 - 歩行訓練装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、歩行訓練を行うための歩行訓練装置及びその制御方法に関する。
訓練者の歩行動作を補助する歩行補助装置を訓練者の脚部に装着して歩行を行う歩行訓練装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−095793号公報
訓練者の脚部に装着された歩行補助装置に配線が接続されている場合、歩行中の訓練者の位置によって、その配線が引張られ、配線に負荷がかかる。このため、配線の長さにゆとりを持たせる必要がある。一方で、配線の長さにゆとりを持たせると、その余分な配線が邪魔となり、訓練者の歩行動作や理学療法士の動作を妨げる虞がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、配線に負荷をかけることなく、かつ歩行補助装置の配線が訓練者の歩行動作や理学療法士の動作の妨げにならない歩行訓練装置及びその制御方法を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、訓練者の脚部に装着され、配線が接続され、前記脚部の歩行動作を補助する歩行補助装置と、前記脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する判定手段と、前記配線の巻取り及び引出しを行う配線巻取手段と、前記配線巻取手段の巻取り及び引出しを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、下記(A)及び(B)の少なくともいずれかの処理を実行可能であり、(A)前記配線巻取手段が前記訓練者に対し後方側に配置されている場合、前記判定手段により前記立脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、前記判定手段により前記遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する、又は、(B)前記配線巻取手段が前記訓練者に対し前方側に配置されている場合、前記判定手段により前記遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、前記判定手段により前記立脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する、ことを特徴とする歩行訓練装置である。
この一態様において、前記歩行補助装置には、該歩行補助装置が装着された脚部の足部にかかる荷重を検出する荷重検出手段が設けられており、前記判定手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重が所定値以上の場合、前記歩行補助装置が装着された脚部が立脚状態であると判定し、前記荷重検出手段により検出された荷重が所定値未満の場合、前記歩行補助装置が装着された脚部が遊脚状態であると判定してもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、訓練者の脚部に装着され、配線が接続され、前記脚部の歩行動作を補助する歩行補助装置と、前記配線の巻取り及び引出しを行う配線巻取手段と、を備える歩行訓練装置の制御方法であって、(A)前記配線巻取手段が前記訓練者に対し後方側に配置されている場合、前記脚部が立脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御するステップと、前記脚部が遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御するステップと、又は(B)前記配線巻取手段が前記訓練者に対し前方側に配置されている場合、
前記脚部が遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御するステップと、前記脚部が立脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御するステップと、を含む、ことを特徴とする歩行訓練装置の制御方法であってもよい。
本発明によれば、配線に負荷をかけることなく、かつ歩行補助装置の配線が訓練者の歩行動作や理学療法士の動作の妨げにならない歩行訓練装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る歩行訓練装置の概略的な構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る歩行訓練装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る歩行補助装置の概略的な構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る制御装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る歩行訓練装置の制御方法のフローを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
実施形態1
図1は、本発明の実施形態1に係る歩行訓練装置の概略的な構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る歩行訓練装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る歩行訓練装置1は、例えば、脳卒中片麻痺患者などのユーザの歩行訓練を行うための装置である。歩行訓練装置1は、ユーザの脚部に装着された歩行補助装置2と、ユーザの歩行訓練を行う訓練装置3と、を備えている。
歩行補助装置2は、例えば、歩行訓練を行うユーザの患脚に装着され、ユーザの歩行を補助する(図3)。歩行補助装置2は、上腿フレーム21と、上腿フレーム21に膝関節部22を介して連結された下腿フレーム23と、下腿フレーム23に足首関節部24を介して連結された足平フレーム25と、膝関節部22を回転駆動するモータユニット26と、足首関節部24の可動範囲を調整する調整機構27と、を有している。なお、上記歩行補助装置2の構成は一例であり、これに限られない。例えば、歩行補助装置2は、足首関節部24を回転駆動するモータユニットを備えていてもよい。
上腿フレーム21は、ユーザの脚部の上腿部に取り付けられ、下腿フレーム23はユーザの脚部の下腿部に取り付けられる。上腿フレーム21には、例えば、上腿部を固定するための上腿装具212が設けられている。
上腿フレーム21には、後述の第1引張部35のワイヤー34を接続するための、左右方向に延在する横長の第1フレーム211が設けられている。下腿フレーム23には、後述の第2引張部37のワイヤー36を接続するための、左右方向に延在する横長の第2フレーム231が設けられている。
足平フレーム25には、荷重センサ28が設けられている。荷重センサ28は、荷重検出手段の一具体例である。荷重センサ28は、例えば、足平フレーム25の足裏に掛かる垂直荷重を検出する垂直荷重センサである。荷重センサ28は、検出した足平フレーム25の足裏に掛かる荷重値を制御装置33に出力する。
モータユニット26は、ユーザの歩行動作に応じて膝関節部22を回転駆動することでユーザの歩行を補助する。なお、上記歩行補助装置2の構成は一例であり、これに限られない。ユーザの脚部に装着され、その歩行を補助できる任意の歩行補助装置が適用可能である。
訓練装置3は、トレッドミル31と、フレーム本体32と、制御装置33と、第1乃至第3引張部35、37、38と、配線巻取装置40と、を有している。トレッドミル31は、リング状のベルト311を回転させる。トレッドミル31の両側には、ベルト311に沿って、一対の手摺312が設けられている。ユーザは、ベルト311上に乗り該ベルト311の移動に応じて歩行を行い、必要に応じて、側方の手摺312を把持するなどして、その歩行訓練を行う。
フレーム本体32は、トレッドミル31上に立設された2対の柱フレーム321と、各柱フレーム321に接続され前後方向に延在する一対の前後フレーム322と、各前後フレーム322に接続され左右方向に延在する3つの左右フレーム323と、を有している。なお、上記フレーム本体32の構成は、これに限られない。後述の第1、第2及び第3引張部35、37、38が移動可能に適切に支持できれば、フレーム本体32は任意のフレーム構成であってもよい。
前方の左右フレーム323には、ワイヤー34を上方かつ前方に引張する第1引張部35が設けられている。後方の左右フレーム323には、ワイヤー36を上方かつ後方に引張する第2引張部37が設けられている。
第1及び第2引張部35、37は、例えば、ワイヤー34、36を巻取り及び巻き戻す機構、該機構を駆動するモータ、などから構成されている。第1及び第2引張部35、37が引張するワイヤー34、36の一端は、歩行補助装置2に接続されている。第1引張部35は、ワイヤー34を介して歩行補助装置2を上方かつ前方に引張する。第2引張部37は、ワイヤー36を介して歩行補助装置2を上方かつ後方に引張する。
第1及び第2引張部35、37は、モータの駆動トルクを制御することで、ワイヤー34、36の引張力を制御しているが、これに限らない。例えば、各ワイヤー34、36にバネ部材が接続されており、バネ部材の弾性力を調整することで、ワイヤー34、36の引張力を調整してもよい。
第1及び第2引張部35、37による引張力の鉛直上方の成分が歩行補助装置2の荷重を免荷する。そして、第1及び第2引張部35、37による引張力の水平成分により、脚部の振出しを補助する。これにより、歩行訓練時におけるユーザの歩行負荷を軽減できる。
第3引張部38は、中間の左右フレーム323に設けられ、ワイヤー39を上方に引張する。ワイヤー39の一端は、例えば、ユーザの腰部付近に装着されたベルトに接続されている。第3引張部38は、例えば、ワイヤー39を巻取り及び巻き戻す機構、該機構を駆動するモータ、などから構成されている。第3引張部38は、ワイヤー39を介してユーザの腰部を上方に引張する。これにより、ユーザの自重による負荷を軽減できる。
フレーム本体32の前方側には、訓練指示、訓練メニュー、訓練情報(歩行速度、生体情報等)などの情報を表示する訓練者用の第1表示部41、制御装置33、電源部43などが設けられている。手摺312には、訓練指示、訓練メニュー、訓練情報などの情報を表示する理学療法士用の第2表示部42が設けられている。第1及び第2表示部41、42は、例えば、タッチパネルとして構成されており、訓練者や理学療法士などは第1及び第2表示部41、42を介して各種の情報を入力できる。第1及び第2表示部41、42は、制御装置33に接続されている。
制御装置33及び電源部43は、歩行補助装置2に、配線44を介して電気的に接続されている。制御装置33は、配線44を介して制御信号を歩行補助装置2に送信する。電源部43は、配線44を介して電力を歩行補助装置2に供給する。電源部43は、例えば、リチウムイオンバッテリなどで構成されている。配線44は、トレッドミル31の側方、手摺312の支柱、及び配線巻取装置40を通り歩行補助装置2に接続されている。
配線巻取装置40は、例えば、訓練者に対し後方側に位置する手摺312の支柱に設けられている。配線巻取装置40は、例えば、配線44を巻くためのロータと、ロータを駆動するモータと、モータの回転を減速する減速機と、を有している。配線巻取装置40は、制御装置33からの巻取指令信号を受けると、モータを駆動してロータに配線44を巻き取る。配線巻取装置40が、制御装置33からの巻取指令信号を受けないとき、ロータは自由に回転し配線44は、歩行補助装置2側からの引張りに応じて、ロータから自由に引き出される。
制御装置33は、第1、第2及び第3引張部35、37、38の引張力と、トレッドミル31の駆動と、歩行補助装置2の駆動と、配線巻取装置40の巻取りと、を夫々制御する。制御装置33は、例えば、演算処理、制御処理等と行うCPU(Central Processing Unit)33a、CPU33aによって実行される演算プログラム、制御プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)33b、各種のデータなどを記憶するRAM(Random Access Memory)33c、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)33d、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。CPU33a、ROM33b、RAM33c及びインターフェイス部33dは、データバス33eなどを介して相互に接続されている。
ところで、訓練者の脚部に装着された歩行補助装置に配線が接続されている場合、歩行中の訓練者の位置によって、従来、配線が引張られ、その配線に負荷がかかる。このため、配線の長さにゆとりを持たせる必要がある。一方で、配線の長さにゆとりを持たせると、その余分な配線が邪魔となり、訓練者の歩行動作や理学療法士の動作を妨げる虞がある。
これに対し、本実施形態1において、配線巻取装置40が訓練者に対し後方側に配置されている(A)。制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御する。一方、制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を自由に引出すように配線巻取装置40を制御する。
これにより、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態のときは、その脚部が後方に振り戻される。このため、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離が減少する。したがって、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線を短くでき、余分な配線部分なくすことができる。よって、余分な配線が邪魔となり、訓練者の歩行動作や理学療法士の動作を妨げることを抑制できる。
一方、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態のときは、その脚部を前方に振り出される。このため、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離が増加する。したがって、歩行補助装置2の配線44を自由に引き出すように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線44が配線巻取装置40のロータから自由に引き出される。これにより、配線44が引張られ、その配線44に負荷がかかるのを抑制できる。
図4は、本実施形態1に係る制御装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する状態判定部331と、配線巻取装置40を制御する制御部332と、を有している。
状態判定部331は、判定手段の一具体例である。状態判定部331は、例えば、歩行補助装置2の足平フレーム25に設けられた荷重センサ28から出力される荷重値に基づいて、脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する。なお、足平フレーム25に複数の荷重センサ28が設けれている場合は、例えば、各荷重センサ28から出力される荷重値の平均を上記荷重値としてもよい。
より具体的には、状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値が所定値以上の場合、歩行補助装置2が装着された脚部が立脚状態であると判定する。一方、状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値が所定値未満の場合、歩行補助装置2が装着された脚部が遊脚状態であると判定する。これにより、歩行補助装置2に設けられた荷重センサ28を用いて、容易に、脚部の立脚状態及び遊脚状態を判定できる。
なお、上記所定値は、例えば、歩行訓練開始前に、荷重センサ28によって立脚状態及び遊脚状態となるときの荷重値が予め計測され、上記ROM33bやRAM33cなどに設定される。状態判定部331は、立脚状態及び遊脚状態の判定結果を制御部332に出力する。
制御部332は、制御手段の一具体例である。制御部332は、状態判定部331からの判定結果に応じて、配線巻取装置40を制御する。制御部332は、状態判定部331により脚部が立脚状態であると判定されたとき、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように、巻取指令信号を配線巻取装置40に対し送信する。
制御部332は、状態判定部331により立脚状態の判定結果を受けているとき、巻取指令信号を配線巻取装置40に対して送信し、配線巻取装置40による配線44の巻取を実行する。しかし、制御部332は、状態判定部331により立脚状態の判定結果を受けている場合でも、配線巻取装置40による配線44の巻取量が所定量以上になると、配線巻取装置40による配線44の巻取を停止する。これにより、配線巻取装置40による過度の配線巻取を防止できる。制御部332は、配線巻取装置40による配線44の巻取量を、例えば、配線巻取装置40の回転センサにより検出されたモータの回転量(回転角)に基づいて算出する。
また、上記所定量は、例えば、歩行訓練前に上記ROM33bやRAM33cに予め設定される。上記所定量としては、例えば、立脚状態から遊脚状態へに切替わるときの(歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離が最短となるときの)、配線巻取装置40の回転センサにより検出されたモータの回転量が設定される。
一方、制御部332は、状態判定部331により脚部が遊脚状態であると判定されたとき、巻取指令信号を配線巻取装置40に対し送信しない。この場合、配線44は、配線巻取装置40のロータから、歩行補助装置2側からの引張りに応じて、自由に引出される。
図5は、本実施形態1に係る歩行訓練装置の制御方法のフローを示すフローチャートである。
歩行訓練者が脚部に歩行補助装置2を装着し、(ステップS101)、歩行訓練装置1の電源をオン状態にする(ステップS102)。
配線巻取装置40の所定量が、ROM33bやRAM33cに設定される(ステップS103)。
荷重センサ28の所定値が、ROM33bやRAM33cに設定される(ステップS104)。
制御装置33はトレッドミル31を駆動し(ステップS105)、訓練者は歩行訓練を開始する。
荷重センサ28は、足平フレーム25の足裏に掛かる荷重を検出する(ステップS106)。制御装置33の状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS107)。
制御装置33の状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値が所定値以上である(立脚状態)と判定すると(ステップS107のYES)、制御部332は、配線巻取装置40による配線44の巻取量が所定量以上であるか否かを判定する(ステップS108)。
制御装置33の制御部332は、配線巻取装置40による配線44の巻取量が所定量以上でないと判定すると(ステップS108のNO)、巻取指令信号を配線巻取装置40に対し送信し、配線巻取装置40による配線44の巻取を実行する(ステップS109)。その後、上記(ステップS106)の処理に戻る。一方、制御装置33の制御部332は、配線巻取装置40による配線44の巻取量が所定量以上であると判定すると(ステップS108のYES)、後述の(ステップS110)の処理に移行する。
制御装置33の状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値が所定値以上でない(遊脚状態)と判定すると(ステップS107のNO)、後述の(ステップS110)の処理に移行する。
制御装置33の制御部332は、巻取指令信号を配線巻取装置40に対し送信しない。したがって、配線巻取装置40から配線44が自由に引出され(ステップS110)、上記(ステップS106)の処理に戻る。
以上、本実施形態1において、制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御する。一方、制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を自由に引出すように配線巻取装置40を制御する。
これにより、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態のときは、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線を短くできる。したがって、余分な配線が邪魔となり、訓練者の歩行動作や理学療法士の動作を妨げることを抑制できる。一方、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態のときは、歩行補助装置2の配線44を自由に引き出すように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線44が配線巻取装置40のロータから自由に引き出される。これにより、配線44が引張られ、その配線44に負荷がかかるのを抑制できる。すなわち、配線44に負荷をかけることなく、かつ歩行補助装置2の配線44が訓練者の歩行動作や理学療法士の動作の妨げにならない。
実施形態2
本発明の実施形態2において、配線巻取装置40が訓練者に対し前方側に配置されている(B)。制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御する。一方、制御装置33は、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態であると判定したとき、歩行補助装置2の配線44を自由に引出すように配線巻取装置40を制御する。
これにより、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が遊脚状態のときは、その脚部を前方に振り出されるため、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離が減少する。したがって、歩行補助装置2の配線44を巻き取るように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線44を短くでき、余分な配線部分なくすことができる。よって、余分な配線が邪魔となり、訓練者の歩行動作や理学療法士の動作を妨げることを抑制できる。
一方、歩行補助装置2が装着された訓練者の脚部が立脚状態のときは、その脚部が後方に振り戻されるため、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離が増加する。したがって、歩行補助装置2の配線44を自由に引出すように配線巻取装置40を制御することで、歩行補助装置2と配線巻取装置40との距離に合わせて配線44が配線巻取装置40のロータから自由に引き出される。これにより、配線44が引張られ、その配線44に負荷がかかるのを抑制できる。
本実施形態2において、上記実施形態1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態において、制御装置33の状態判定部331は、歩行補助装置2の足平フレーム25に設けられた荷重センサ28から出力される荷重値と所定値とを比較して、脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定しているが、これに限定されない。状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値に基づいて、訓練者の重心位置を算出し、該算出した重心位置に基づいて、脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定してもよい。例えば、脚部が立脚状態及び遊脚状態になるときの重心位置の領域を予め求める。そして、状態判定部331は、荷重センサ28から出力された荷重値に基づき算出した訓練者の重心位置が、上記求めたどの領域に入るかを判定することで、立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する。
制御装置33の状態判定部331は、歩行補助装置2の膝関節部に設けられた角度センサで検出した膝関節部の角度の時間変化に基づいて、歩行補助装置2が装着された脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定してもよい。より具体的には、状態判定部331は、角度センサで検出した膝関節部の角度の時間変化に基づいて、検出した角度が立脚状態又は遊脚状態に対応する変化領域に入ったと判断したとき、立脚状態又は遊脚状態であると判定する。
制御装置33の状態判定部331は、トレッドミル31のベルト311の移動速度から算出されるユーザの歩行周期に基づいて、歩行補助装置2が装着された脚部の立脚状態又は遊脚状態であるかを判定してもよい。歩行周期とトレッドミル31のベルト311の移動速度との関係は予め実験的に求めることができる(例えば、歩行周期は、トレッドミル31のベルト311の移動速度を変数するとする単調現象関数となる)。なお、上記立脚状態及び遊脚状態の判定方法は一例であり、これに限定されず任意の判定方法が適用可能である。
上記実施形態において、訓練装置3は、第1乃至第3引張部35、37、38のうちの少なくとも1つを備えない構成であってもよい。
上記実施形態において、訓練装置3はフレーム本体32を有しない構成であってもよい。この場合、第1乃至第3引張部35、37、38は、例えば、壁面あるいは天井に設けられていても良い。
上記実施形態において、歩行補助装置2を装着したユーザはトレッドミル31上を歩行する構成であるが、これに限られない。歩行補助装置2を装着したユーザが静止する路面上を歩行し、ユーザの移動に応じて制御装置33、電源部43、配線巻取装置40などを移動させる構成であってもよい。
1 歩行訓練装置、2 歩行補助装置、3 訓練装置、21 上腿フレーム、22 膝関節部、23 下腿フレーム、24 足首関節部、25 足平フレーム、26 モータユニット、27 調整機構、28 荷重センサ、31 トレッドミル、32 フレーム本体、33 制御装置、34 ワイヤー、35 第1引張部、37 第2引張部、38 第3引張部、39 ワイヤー、40 配線巻取装置、41 第1表示部、42 第2表示部、43 電源部、44 配線、331 状態判定部、332 制御部

Claims (3)

  1. 訓練者の脚部に装着され、配線が接続され、前記脚部の歩行動作を補助する歩行補助装置と、
    前記脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する判定手段と、
    前記配線の巻取り及び引出しを行う配線巻取手段と、
    前記配線巻取手段の巻取り及び引出しを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    (A)前記配線巻取手段が前記訓練者の脚部の歩行補助装置に対し後方側に配置されている場合、
    前記判定手段により前記立脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、
    前記判定手段により前記遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する処理、及び、
    (B)前記配線巻取手段が前記訓練者の脚部の歩行補助装置に対し前方側に配置されている場合、
    前記判定手段により前記遊脚状態であると判定されたとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、
    前記判定手段により前記立脚状態であると判定されたとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する処理、
    のうちの少なくとも一方の処理を実行し、
    前記判定手段は、
    前記歩行補助装置に設けられた荷重検出手段により検出された前記歩行補助装置が装着された脚部の足部にかかる荷重、前記歩行補助装置の膝関節部に設けられた角度センサで検出した膝関節部の角度の時間変化、又は、前記訓練者が歩行を行うトレッドミルのベルトの移動速度から算出されるユーザの歩行周期、に基づいて、前記脚部の立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する、
    ことを特徴とする歩行訓練装置。
  2. 請求項1記載の歩行訓練装置であって、
    前記歩行補助装置には、該歩行補助装置が装着された脚部の足部にかかる荷重を検出する荷重検出手段が設けられており、
    前記判定手段は、
    前記荷重検出手段により検出された荷重が所定値以上の場合、前記歩行補助装置が装着された脚部が立脚状態であると判定し、
    前記荷重検出手段により検出された荷重が所定値未満の場合、前記歩行補助装置が装着された脚部が遊脚状態であると判定する、
    ことを特徴とする歩行訓練装置。
  3. 訓練者の脚部に装着され、配線が接続され、前記脚部の歩行動作を補助する歩行補助装置と、
    前記脚部が立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する判定手段と、
    前記配線の巻取り及び引出しを行う配線巻取手段と、
    前記配線巻取手段の巻取り及び引出しを制御する制御手段と、
    を備える歩行訓練装置の制御方法であって、
    前記制御手段は、
    (A)前記配線巻取手段が前記訓練者の脚部の歩行補助装置に対し後方側に配置されている場合、
    前記判定手段前記脚部が立脚状態であると判定したとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、
    前記判定手段前記脚部が遊脚状態であると判定したとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する処理、及び、
    (B)前記配線巻取手段が前記訓練者の脚部の歩行補助装置に対し前方側に配置されている場合、
    前記判定手段前記脚部が遊脚状態であると判定したとき、前記配線を巻取るように前記配線巻取手段を制御し、
    前記判定手段前記脚部が立脚状態であると判定したとき、前記配線を引出すように前記配線巻取手段を制御する処理、
    のうちの少なくとも一方の処理を実行し、
    前記判定手段は、
    前記歩行補助装置に設けられた荷重検出手段により検出された前記歩行補助装置が装着された脚部の足部にかかる荷重、前記歩行補助装置の膝関節部に設けられた角度センサで検出した膝関節部の角度の時間変化、又は、前記訓練者が歩行を行うトレッドミルのベルトの移動速度から算出されるユーザの歩行周期、に基づいて、前記脚部の立脚状態又は遊脚状態であるかを判定する、
    ことを特徴とする歩行訓練装置の制御方法。
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