JP6398928B2 - 歩行訓練装置 - Google Patents

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本発明は、ユーザが歩行訓練を行うための歩行訓練装置に関する。
ユーザの脚部に装着され、ユーザの歩行動作を補助する歩行補助装置を用いた歩行訓練が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−095793号公報
歩行補助装置はある程度の重量を有するため、その重量が歩行補助装置を装着したユーザの負担となる。このことに加えて、ユーザが歩行補助装置を装着した状態で歩行動作を行う場合は、歩行補助装置から受ける慣性力もユーザの負担となる。すなわち、歩行における脚部の振り出し開始は、後方移動している脚部を前方移動に反転させるタイミングでもある。このため、歩行補助装置が装着された脚部は、この反転のタイミングで、歩行補助装置から後方への慣性力を受けることとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、歩行補助装置の重量によるユーザの負担を軽減するとともに、歩行補助装置が装着された脚部の振り出し開始時におけるユーザの負担を軽減するものである。
本発明の一態様による歩行訓練装置は、ユーザの脚部に装着され、前記ユーザの歩行動作を補助する歩行補助装置と、前記脚部を、上方かつ前方に引張する引張手段と、前記歩行補助装置の重量を低減させる第1引張力を前記引張手段に発生させる制御手段と、前記脚部の足裏からの荷重量を検出する複数の荷重センサと、前記複数の荷重センサが検出した総荷重量が判定閾値を超えた場合に前記脚部が接地したと判定する接地判定手段と、前記複数の荷重センサが検出した荷重量と前記複数の荷重センサの位置とを用いて前記足裏における荷重中心位置を計算する荷重中心計算手段と、前記荷重中心位置が前記足裏の踵領域から爪先領域に推移する荷重推移を検出する荷重推移検出手段と、を備える。前記制御手段は、前記接地判定手段が前記脚部の接地を判定した場合において、前記荷重推移検出手段が前記荷重推移を検出すると前記第1引張力より大きい第2引張力を前記引張手段に発生させ、前記接地判定手段が前記脚部の接地を判定してから前記荷重推移検出手段が前記荷重推移を検出しないままで所定時間が経過すると前記第1引張力より大きい第2引張力を前記引張手段に発生させる。
本発明によれば、歩行補助装置の重量によるユーザの負担が軽減されるとともに、歩行補助装置が装着された脚部の振り出し開始時におけるユーザの負担が軽減される。
本発明の一実施形態に係る歩行訓練装置の概略的な構成を示す斜視図である。 歩行補助装置の概略的な構成を示す斜視図である。 ソールセンサユニットの爪先側及び踵側に設けられた荷重センサを示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコンピュータの概略的なシステム構成を示すブロック図である。 接地判定部が実行する判定フローの一例を示すフローチャートである。 足裏の爪先領域、中間領域、及び踵領域を示す図である。 振出しタイミング判定部が実行する判定フローの一例を示すフローチャートである。 振出しタイミング判定部が実行する判定フローの一例を示すフローチャートである。 脚部の振出し開始のタイミングの一例を示す図である。 振出しタイミング判定部が判定フローで用いる所定の時間とトレッドミル速度との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る歩行訓練装置の概略的な構成を示す斜視図である。本実施形態に係る歩行訓練装置は、例えば、脳卒中片麻痺患者などのユーザの歩行訓練を行うための装置である。歩行訓練装置は、ユーザの脚部に装着された歩行補助装置2と、ユーザの歩行訓練を行う訓練装置3と、を備えている。
歩行補助装置2は、例えば、歩行訓練を行うユーザの患脚に装着され、ユーザの歩行を補助する(図2)。歩行補助装置2は、上腿フレーム21と、上腿フレーム21に膝関節部22を介して連結された下腿フレーム23と、下腿フレーム23に足首関節部24を介して連結されたソールセンサユニット(足部装着部の一具体例)25と、膝関節部22を回転駆動するモータユニット26と、足首関節部24の可動範囲を調整する調整機構27と、を有している。なお、上記歩行補助装置2の構成は一例であり、これに限られない。例えば、歩行補助装置2は、足首関節部24を回転駆動するモータユニットを備えていてもよい。
ソールセンサユニット25には、爪先側及び踵側に一対の荷重センサ28が設けられている(図3)。荷重センサ28は、例えば、足裏から受ける垂直荷重を検出する垂直荷重センサである。なお、ソールセンサユニット25に設けられる荷重センサ28の数及び位置は、足裏の荷重中心(COP:Center of Pressure)の位置(以下、COP位置と称す)を精度よく求めることができる配置であれば任意でよい。例えば、荷重センサ28は3個以上配置される必要があり、それぞれの荷重センサ28が一直線上にならないように各荷重センサ28を配置する。荷重センサ28は、配置した荷重センサ28を直線で結んでできる多角形の面積がより大きくなるように配置するのが好ましい。これにより、COP位置をより広い範囲で高精度に検出できる。COP位置の計算方法は後述される。
上腿フレーム21は、ユーザの脚部の上腿部に取り付けられ、下腿フレーム23はユーザの脚部の下腿部に取り付けられる。上腿フレーム21には、例えば、上腿部を固定するための上腿装具212が設けられている。上腿フレーム21には、後述の第1引張部33のワイヤ36を接続するための、左右方向に延在する横長の第1フレーム211が設けられている。
なお、上記第1引張部33の接続部は一例であり、これに限らない。例えば、第1引張部33のワイヤ36を上腿装具212に接続してもよく、第1引張部33の引張点を歩行補助装置2の任意の位置に設けることができる。
モータユニット26は、ユーザの歩行動作に応じて膝関節部22を回転駆動することでユーザの歩行を補助する。なお、上記歩行補助装置2の構成は一例であり、これに限られない。ユーザの脚部に装着され、その歩行を補助できる任意の歩行補助装置が適用可能である。
訓練装置3は、トレッドミル31と、フレーム本体32と、第1及び第2引張部33、34と、制御装置35と、を有している。トレッドミル31は、リング状のベルト311を回転させる。ユーザは、ベルト311上に乗り該ベルト311の移動に応じて歩行を行い、その歩行訓練を行う。
フレーム本体32は、トレッドミル31上に立設された2対の柱フレーム321と、各柱フレーム321に接続され前後方向に延在する一対の前後フレーム322と、各前後フレーム322に接続され左右方向に延在する3つの左右フレーム323と、を有している。なお、上記フレーム本体32の構成は、これに限られない。後述の第1及び第2引張部33、34が適切に固定できれば、フレーム本体32は任意のフレーム構成であってもよい。
前方の左右フレーム323には、ワイヤ36を上方かつ前方に引張する第1引張部33が設けられている。第1引張部33は、第1引張手段の一具体例である。第1引張部33は、例えば、ワイヤ36を巻取り及び巻き戻す機構、該機構を駆動するモータ、などから構成されている。第1引張部33が引張するワイヤ36の一端は、歩行補助装置2に接続されている。第1引張部33は、ワイヤ36を介して歩行補助装置2を上方かつ前方に引張する。尚、ワイヤ36は、歩行補助装置2を介さずにユーザの患脚に取り付けられてもよい。すなわち、第1引張部33は、歩行補助装置2が装着された脚部を上方かつ前方に引張する。
第1引張部33による引張力の鉛直上方成分が歩行補助装置2の重さを支える。第1引張部33による引張力の水平前方成分により、脚部の振出しを補助する。これにより、歩行訓練時におけるユーザの歩行負荷を軽減できる。
第2引張部34は、後方の左右フレーム323に設けられ、ワイヤ37を上方に引張する。ワイヤ37の一端は、例えば、ユーザの腰部付近に装着されたベルトに接続されている。第2引張部34は、例えば、ワイヤ37を巻取り及び巻き戻す機構、該機構を駆動するモータ、などから構成されている。第2引張部34は、ワイヤ37を介してユーザの腰部を上方に引張する。これにより、ユーザの自重による負荷を軽減できる。第1及び第2引張部33、34は、配線などを介して制御装置35に夫々接続されている。
制御装置35は、第1及び第2引張部33、34の引張力と、トレッドミル31の駆動と、歩行補助装置2と、を夫々制御する。制御装置35は、例えば、演算処理、制御処理等と行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによって実行される演算プログラム、制御プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)、各種のデータなどを記憶するRAM(Random Access Memory)、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。CPU、ROM、RAM及びインターフェイス部は、データバスなどを介して相互に接続されている。
図4は、本実施形態に係る制御装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
制御装置35は、例えば、第1引張部33を制御する脚部免荷制御ユニット351と、第2引張部34を制御する人免荷制御ユニット352と、歩行補助装置2を制御する脚部制御ユニット353と、トレッドミル31を制御するトレッドミル制御ユニット354と、これらユニットを制御するコンピュータ(PersonalComputer)355と、コンピュータ355を操作するための操作パネル356と、から構成されている。操作パネル356は、訓練指示、訓練メニュー、訓練情報(歩行速度、生体情報等)などの情報を表示する。操作パネル356は、例えば、タッチパネルとして構成されており、ユーザは操作パネル356を介して各種の情報(第1及び第2引張部33、34の引張力など)を入力できる。
ところで、ユーザの歩容動作において、脚部の振出し開始は、後方移動している脚部を前方移動に反転させるタイミングでもある。このため、歩行補助装置2が装着された脚部は、この反転のタイミングで、歩行補助装置2から後方への慣性力を受け、脚部に負担が掛かることとなる。また、脚部を上に持ち上げる際には下方向の慣性力もユーザが脚部を振り出す際の負荷となる。
したがって、この慣性力の負担を軽減するために、歩行補助装置2が装着された脚部の振出し開始を精度よく判定し、その振出し開始時に、慣性力を軽減するように引張手段の引張力を増加させるのが好ましい。
これに対し、本実施形態においては、人間の歩行中、足部の接地からその振出し開始にかけて、COP位置が踵領域から爪先領域に遷移するという人間工学的特性に着目し、この特性を利用して、その振出し開始を高精度に判定する。すなわち、本実施形態において、歩行補助装置2のソールセンサユニット25が足裏に生じる荷重を検出し、検出された足裏の荷重に基づいて該足裏に掛かるCOP位置を計算し、計算されたCOP位置が足裏の踵領域内に位置した状態から爪先領域内へ推移したとき、歩行補助装置2が装着された脚部の前方への振出し開始のタイミングと判定する。これにより、歩行補助装置2が装着された脚部の振出し開始を精度よく判定できる。さらに、その精度よく判定された振出し開始時に第1引張部33による引張力fを増加させ、追加の引張力を発生させることで、脚部の振出し開始時における慣性力を軽減することができる。
図5は、本実施形態に係るコンピュータの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態に係るコンピュータ355は、歩行補助装置2が装着された脚部の接地を判定する接地判定部361と、COP位置を計算するCOP計算部362と、COP位置が足裏の踵領域から爪先領域に推移する荷重推移を検出する荷重推移検出部363と、歩行補助装置2が装着された脚部の振出し開始を判定する振出しタイミング判定部364と、振出し開始時に第1引張部33による引張力fを増加させる引張力計算部365と、を有している。
図6を参照して、接地判定部361が実行する判定フローを説明する。接地判定部361は、歩行補助装置2が装着された脚部が接地状態か離地状態かを判定する。接地判定部361は、前回の判定結果を取得する(ステップS101)。接地判定部361は、前回の判定結果が接地状態である場合(ステップS101の接地状態)、ソールセンサユニット25の荷重センサ28が検出する足裏からの総荷重量(以下、足裏総荷重量と称す)と離地判定閾値を比較する(ステップS102)。接地判定部361は、足裏総荷重量が離地判定閾値より小さい場合(ステップS102のYES)、離地状態と判定する(ステップS103)。接地判定部361は、足裏総荷重量が離地判定閾値より小さくない場合(ステップS102のNO)、接地状態と判定する(ステップS105)。
接地判定部361は、前回の判定結果が離地状態である場合(ステップS101の離地状態)、足裏総荷重量と接地判定閾値を比較する(ステップS104)。接地判定部361は、足裏総荷重量が接地判定閾値より大きい場合(ステップS104のYES)、接地状態と判定する(ステップS105)。接地判定部361は、足裏総荷重量が接地判定閾値より大きくない場合(ステップS104のNO)、離地状態と判定する(ステップS103)。すなわち、接地判定部361は、複数の荷重センサ28が検出した足裏総荷重量が接地判定閾値を超えた場合に歩行補助装置2が装着された脚部が接地したと判定する。
COP計算部362は、荷重中心計算手段の一具体例であり、ソールセンサユニット25の荷重センサ28により検出された足裏の荷重と荷重センサ28の位置とに基づいて、ユーザの歩行動作中の足裏のCOP位置を連続的に計算する。
例えば、図3に示す如く、ソールセンサユニット25の足裏の中心位置を2次元XY座標の原点として、爪先側の第1荷重センサ28の位置(x1、y1)、爪先側の第2荷重センサ28の位置(x2、y2)、踵側の第3荷重センサ28の位置(x3、y3)、踵側の第4荷重センサ28の位置(x4、y4)とする。第1乃至第4荷重センサ28に掛かる荷重量をNi(i=1〜4)とする。COP計算部362は、例えば、下記式を用いて、COP位置(xCOP、yCOP)を計算する。
Figure 0006398928
荷重推移検出部363は、COP位置が足裏の踵領域から爪先領域に推移する荷重推移を検出する。
例えば、図7に示す如く、ソールセンサユニット25の足裏の中心を原点としたXY座標系が設定されている。X軸は足裏の前後方向に平行であり、Y軸は足裏の左右方向に平行である。そして、XY座標系の足裏において、爪先領域、中間領域、及び踵領域が夫々設定されている。足裏において、X座標の値が爪先領域判定閾値以上となる領域が、爪先領域(斜線部)となる。X座標の値が踵領域判定閾値以下となる領域が、踵領域(斜線部)となる。X座標の値が踵領域判定閾値より大きく、かつ爪先領域判定閾値よりも小さい領域(爪先領域と踵領域との間の領域)が、中間領域となる。荷重推移検出部363は、COP位置のX座標の値xCOPが踵領域判定閾値以下の値から爪先領域判定閾値以上の値になると、踵領域から爪先領域への荷重推移を検出する。なお、上記爪先領域判定閾値及び踵領域判定閾値は、例えば、予め実験的に求められ、上記ROMやRAMなどに設定されている。また、上記爪先領域判定閾値及び踵領域判定閾値は、例えば、操作パネル356などを介して、ユーザが任意に設定変更できる。
次に、振出しタイミング判定部364が実行する判定フローを図8及び9を参照して説明する。
図8を参照して、振出しタイミング判定部364は、歩行補助装置2が装着された脚部が接地状態であるか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が接地状態であるか否かを判定する。振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が接地状態である場合(ステップS201のYES)、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出したか否か判定する(ステップS202)。一方、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が離地状態である場合(ステップS201のNO)、後述のステップS204に移行する。
振出しタイミング判定部364は、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出した場合(ステップS202のYES)、歩行補助装置2が装着された脚部が振出し開始したと判定する(ステップS203)。一方、振出しタイミング判定部364は、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出していない場合(ステップS202のNO)、歩行補助装置2が装着された脚部が振出し開始していないと判定する(ステップS204)。
ユーザが歩行時に踵から着地する場合、図8の判定フローにより脚部の振出し開始を高精度に判定することができる。しかしながら、麻痺の程度によってユーザの歩容が異なるため、ユーザが歩行時に踵から着地しない場合がある。例えば、足裏全体で着地する場合である。この場合、図8の判定フローでは脚部の振出し開始を判定することができない。振出しタイミング判定部364は、ユーザが歩行時に踵から着地しない場合であっても振り出し開始を判定できるように、図8の判定フローに加えて図9の判定フローを実行する。
図9を参照して、振出しタイミング判定部364は、歩行補助装置2が装着された脚部が接地状態であるか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が接地状態であるか否かを判定する。振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が接地状態である場合(ステップS301のYES)、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出していないかどうか判定する(ステップS302)。一方、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による最新の判定結果が離地状態である場合(ステップS301のNO)、後述のステップS305に移行する。
振出しタイミング判定部364は、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出していない場合(ステップS302のYES)、歩行補助装置2が装着された脚部が接地状態に遷移してから所定の時間が経過したか否か判定する(ステップS303)。具体的には、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による判定結果が離地状態から接地状態に遷移してから所定の時間が経過したか否か判定する。所定の時間は、例えば、操作パネル356から設定可能である。所定の時間は、振り出し開始時間と称される場合がある。一方、振出しタイミング判定部364は、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出している場合(ステップS302のNO)、後述のステップS305に移行する。
振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による判定結果が離地状態から接地状態に遷移してから所定の時間が経過した場合(ステップS303のYES)、歩行補助装置2が装着された脚部が振出し開始したと判定する(ステップS304)。例えば図10に示すように、足裏総荷重量が接地判定閾値を超えると接地判定部361による判定結果が離地状態から接地状態に遷移し、接地状態に遷移してから所定の時間(振り出し開始時間)が経過すると、振出しタイミング判定部364は、歩行補助装置2が装着された脚部が振出し開始したと判定する。一方、振出しタイミング判定部364は、接地判定部361による判定結果が離地状態から接地状態に遷移してから所定の時間が経過していない場合(ステップS303のNO)、歩行補助装置2が装着された脚部が振出し開始していないと判定する(ステップS305)。
引張力計算部365は、引張力指令値を計算する。脚部免荷制御ユニット351は、引張力指令値に対応する引張力fを第1引張部33に発生させる。
引張力計算部365は、通常、第1引張部33による引張力fの鉛直上方成分f2が歩行補助装置2の重量を低減するように引張力指令値を計算する。例えば、引張力計算部365は、通常、第1引張部33による引張力fの鉛直上方成分f2が歩行補助装置2の重量と等しくなるように、あるいは、歩行補助装置2の重量の1/2と等しくなるように引張力指令値を計算する。
さらに、引張力計算部365は、振出しタイミング判定部364により、歩行補助装置2が装着された脚部の振出しを開始したと判定されると、第1引張部33による引張力fを増加させるように引張力指令値を計算する。
すなわち、脚部免荷制御ユニット351は、歩行補助装置2の重量を低減させる第1引張力を第1引張部33に発生させる。脚部免荷制御ユニット351は、接地判定部361が歩行補助装置2が装着された脚部の接地を判定した場合において、荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出すると、第1引張力より大きい第2引張力を第1引張部33に発生させる。さらに、脚部免荷制御ユニット351は、接地判定部361が歩行補助装置2が装着された脚部の接地を判定した場合において、接地判定部361が脚部の接地を判定してから荷重推移検出部363が踵領域から爪先領域への荷重推移を検出しないままで所定の時間(振り出し開始時間)が経過すると、第1引張力より大きい第2引張力を第1引張部33に発生させる。
このように、本実施形態によれば、第1引張部33による引張力fの鉛直上方成分f2が歩行補助装置2の重量を低減するように第1引張部33を制御することで、ユーザの歩行に対する歩行補助装置2の重量負荷を軽減することができる。さらに、本実施形態によれば、振出し開始を判定し、この判定した振出し開始時に第1引張部33による引張力fを増加させ、その水平前方成分f1を増加させることで、振出し開始時における歩行補助装置2からの慣性力の負荷を軽減することができる。
引張力計算部365は、振出しタイミング判定部364による脚部の振出し開始の判定に応じて、引張力指令値を、例えばパルス状に短時間かつ急激に増加させる。なお、引張力指令値の増加量は、例えば、トレッドミル31のベルト311の移動速度から計算される歩行補助装置2の慣性力に基づいて設定されてもよい。引張力計算部365は、脚部の振出し開始後、一定時間経過すると、通常の引張力指令値を出力する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、振出しタイミング判定部364は、上述した所定の時間(振り出し開始時間)をトレッドミル31の速度に基づいて決定してもよい。例えば、振出しタイミング判定部364は、図11に示す所定の関数により所定の時間(振り出し開始時間)を決定する。所定の関数は、トレッドミル31の速度の単調減少関数である。
2 歩行補助装置
25 ソールセンサユニット
28 荷重センサ
3 訓練装置
33 第1引張部
351 脚部免荷制御ユニット
361 接地判定部
362 COP計算部
363 荷重推移検出部
364 振出しタイミング判定部

Claims (1)

  1. ユーザの脚部に装着され、前記ユーザの歩行動作を補助する歩行補助装置と、
    前記脚部を、上方かつ前方に引張する引張手段と、
    前記歩行補助装置の重量を低減させる第1引張力を前記引張手段に発生させる制御手段と、
    前記脚部の足裏からの荷重量を検出する複数の荷重センサと、
    前記複数の荷重センサが検出した総荷重量が判定閾値を超えた場合に前記脚部が接地したと判定する接地判定手段と、
    前記複数の荷重センサが検出した荷重量と前記複数の荷重センサの位置とを用いて前記足裏における荷重中心位置を計算する荷重中心計算手段と、
    前記荷重中心位置が前記足裏の踵領域から爪先領域に推移する荷重推移を検出する荷重推移検出手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記接地判定手段が前記脚部の接地を判定した場合において、
    前記荷重推移検出手段が前記荷重推移を検出すると前記第1引張力より大きい第2引張力を前記引張手段に発生させ、
    前記接地判定手段が前記脚部の接地を判定してから前記荷重推移検出手段が前記荷重推移を検出しないままで所定時間が経過すると前記第1引張力より大きい第2引張力を前記引張手段に発生させる、
    歩行訓練装置。
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