JP6302455B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6302455B2
JP6302455B2 JP2015238558A JP2015238558A JP6302455B2 JP 6302455 B2 JP6302455 B2 JP 6302455B2 JP 2015238558 A JP2015238558 A JP 2015238558A JP 2015238558 A JP2015238558 A JP 2015238558A JP 6302455 B2 JP6302455 B2 JP 6302455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external electrode
width
height direction
multilayer ceramic
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015238558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017107909A (ja
Inventor
裕介 小和瀬
裕介 小和瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP2015238558A priority Critical patent/JP6302455B2/ja
Priority to TW105125492A priority patent/TWI631585B/zh
Priority to US15/345,269 priority patent/US9934909B2/en
Priority to KR1020160159867A priority patent/KR101872124B1/ko
Priority to PH12016000452A priority patent/PH12016000452B1/en
Priority to CN201611114964.4A priority patent/CN106876136B/zh
Publication of JP2017107909A publication Critical patent/JP2017107909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6302455B2 publication Critical patent/JP6302455B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/232Terminals electrically connecting two or more layers of a stacked or rolled capacitor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/06Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support
    • H01G2/065Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support for surface mounting, e.g. chip capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/012Form of non-self-supporting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • H01G4/1209Ceramic dielectrics characterised by the ceramic dielectric material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/30Stacked capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Description

本発明は、略直方体状のコンデンサ本体の高さ方向両面のうちの一方に、第1外部電極と第2外部電極を長さ方向に間隔をおいて設けた積層セラミックコンデンサに関する。
積層セラミックコンデンサの小型化と大容量化の両方を実現するために、図1に示したような積層セラミックコンデンサ100が知られている(例えば後記特許文献1)。図1(A)は積層セラミックコンデンサ100を幅方向両面のうちの一方側から見た図、図1(B)は図1(A)に示した積層セラミックコンデンサ100を高さ方向両面のうちの一方側から見た図である。なお、図1(B)には、便宜上、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれの外側から後記引出部104a及び105aそれぞれの露出部分(太線を参照)が見えるように描いている。
図1に示した積層セラミックコンデンサ100は、略直方体状のコンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方に、第1外部電極102と第2外部電極103を長さ方向に間隔をおいて備えている。また、コンデンサ本体101は、複数の第1内部電極層104と複数の第2内部電極層105が誘電体層を介して幅方向に交互に積層された容量部を内蔵している。さらに、各第1内部電極層104の引出部104aはコンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを第1外部電極102に電気的に接続され、各第2内部電極層105の引出部105aはコンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを第2外部電極103に電気的に接続されている。
この積層セラミックコンデンサ100は、第1外部電極102と第2外部電極103がコンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方に設けられているため、外部電極形状がL字形やコ字形や有底4角筒形等である場合に比べ、第1外部電極102と第2外部電極103によってコンデンサ本体101の外形寸法が制限されることを極力防止できる。つまり、積層セラミックコンデンサ100の外形寸法が小さい場合でもコンデンサ本体101の外形寸法を極力大きく設計できるため、これにより第1内部電極層104と第2内部電極層それぞれの輪郭寸法105を増加し対向面積を増加させて容量増加を達成できる。
図1に示した積層セラミックコンデンサ100において、コンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方における第1外部電極102と第2外部電極103それぞれの形成位置及び輪郭形状は、図1(B)に示した形成位置及び輪郭形状が理想である。しかしながら、コンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方に第1外部電極102と第2外部電極103それぞれを形成することは技術的に難しく、とりわけコンデンサ本体101の外形寸法が小さくなると、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれの形成位置及び輪郭形状が理想とする形状位置及び輪郭形状と相違する頻度が高くなる。
図2と図3それぞれは、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれ形成位置及び輪郭形状が理想とする形状位置及び輪郭形状(図1(B)を参照)と相違する状態を説明するための図である。なお、図2と図3それぞれには、便宜上、第1外部電極102のみを描いているが、第2外部電極103において生じる形成位置及び輪郭形状の相違も図2と図3それぞれに示した態様と同じである。また、図2と図3それぞれには、便宜上、第1外部電極102の外側から各引出部104aの露出部分(太線を参照)が見えるように描いている。さらに、図2及び図3には、便宜上、第1外部電極102の輪郭形状を図1(B)に示した第1外部電極102の輪郭形状に合わせているが、各々の輪郭形状が図1(B)に示した第1外部電極102の輪郭形状と相違することも当然生じ得る。
図2(A)は第1外部電極102が長さ方向外側に大きくずれていて、引出部104a全ての露出部分の一部が現れている状態AP1を示し、図2(B)は第1外部電極102が長さ方向内側に大きくずれていて、引出部104a全ての露出部分の一部が現れている状態AP2を示し、図2(C)は第1外部電極102が幅方向外側に大きくずれていて、引出部104a全ての露出部分のうちの1つが現れている状態AP3を示し、図2(D)は第1外部電極102が長さ方向内側と幅方向外側それぞれに大きくずれていて、引出部104a全ての露出部分のうちの1つが現れ、且つ、他の露出部分の一部が現れている状態AP4と、第1外部電極102が長さ方向外側と幅方向外側それぞれに大きくずれていて、引出部104a全ての露出部分のうちの1つが現れ、且つ、他の露出部分の一部が現れている状態AP5(2点鎖線を参照)を示す。
また、図3(A)は第1外部電極102が長さ方向外側に僅かにずれているものの、引出部104a全ての露出部分が第1外部電極102に覆われている状態AP6を示し、図3(B)は第1外部電極102が長さ方向内側に僅かにずれているものの、引出部104a全ての露出部分が第1外部電極102に覆われている状態AP7を示し、図3(C)は第1外部電極102が幅方向外側に僅かにずれているものの、引出部104a全ての露出部分が第1外部電極102に覆われている状態AP8を示し、図3(D)は第1外部電極102が長さ方向内側と幅方向外側それぞれに僅かにずれているものの、引出部104a全ての露出部分が第1外部電極102に覆われている状態AP9と、第1外部電極102が長さ方向外側と幅方向外側それぞれに僅かにずれていているものの、引出部104a全ての露出部分が第1外部電極102に覆われている状態AP10(2点鎖線を参照)を示す。
ところで、コンデンサ本体101の高さ方向両面のうちの一方に形成された第1外部電極102と第2外部電極103それぞれの形成位置及び輪郭形状の外観検査は画像処理装置を用いて行われている。外観検査時には、引出部104a及び105a全ての露出部分が第1外部電極102と第2外部電極103それぞれによって覆われていないものが不良品として判定される他、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれが判定基準となる長さと幅の少なくとも一方よりも外側にはみ出ているものが不良品として判定される。なお、図1に示したコンデンサ本体101は高さ方向両面それぞれの長さと幅が同じであるため、後者の基準長さと基準幅は高さ方向両面のうちの一方の長さと幅、或いは、高さ方向両面のうちの他方の長さと幅となる。
即ち、図2を用いて説明した5つの状態AP1〜AP5それぞれは、引出部104a及び105a全ての露出部分が第1外部電極102と第2外部電極103それぞれによって覆われていないため、不良品として判定される。一方、図3を用いて説明した5つの状態AP6〜AP10のうち、状態AP7は、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれが基準長さと基準幅の少なくとも一方よりも外側にはみ出ていないため、良品として判定される。残りの4つの状態AP6及びAP8〜AP10それぞれは、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれが基準長さと基準幅の少なくとも一方よりも外側にはみ出ているため、不良品として判定される。
しかしながら、図3を用いて説明した5つの状態AP6〜AP10のうちの状態AP7を除く4つの状態AP6及びAP8〜AP10それぞれは、第1外部電極102と第2外部電極103それぞれが基準長さと基準幅の少なくとも一方よりも外側に僅かにはみ出ているものの、引出部104a及び105a全ての露出部分が第1外部電極102と第2外部電極103それぞれによって覆われているため、機能上及び使用上において問題を生じる可能性は極めて低い。
つまり、機能上及び使用上において問題を生じる可能性が極めて低い4つの状態AP6及びAP8〜AP10のうち、幾つかの状態を外観検査時に良品判定できるような工夫を積層セラミックコンデンサに施せば、歩留まりを向上してコスト削減に貢献できることなる。
特開2014−160693号公報
本発明の課題は、第1外部電極と第2外部電極の少なくとも一方がコンデンサ本体の高さ方向両面のうちの一方から外側に僅かにはみ出ているものの、第1内部電極層と第2内部電極層それぞれの引出部全ての露出部分が第1外部電極と第2外部電極それぞれによって覆われている状態のうち、幾つかの状態を外観検査時に良品判定できるようにすることによって、歩留まりを向上してコスト削減に貢献できる積層セラミックコンデンサを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係る積層セラミックコンデンサは、略直方体状のコンデンサ本体の高さ方向両面のうちの一方に、第1外部電極と第2外部電極を長さ方向に間隔をおいて設けた積層セラミックコンデンサであって、前記コンデンサ本体は、複数の第1内部電極層と複数の第2内部電極層が誘電体層を介して幅方向に交互に積層された容量部を内蔵しており、前記複数の第1内部電極層は、各々の引出部を前記高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを前記第1外部電極に電気的に接続されており、前記複数の第2内部電極層は、各々の引出部を前記高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを前記第2外部電極に電気的に接続されており、前記コンデンサ本体は、前記高さ方向両面のうちの一方の幅が高さ方向両面のうちの他方の幅よりも狭い。
本発明によれば、第1外部電極と第2外部電極の少なくとも一方がコンデンサ本体の高さ方向両面のうちの一方から外側に僅かにはみ出ているものの、第1内部電極層と第2内部電極層それぞれの引出部全ての露出部分が第1外部電極と第2外部電極それぞれによって覆われている状態のうち、幾つかの状態を外観検査時に良品判定できるようにすることによって、歩留まりを向上してコスト削減に貢献できる積層セラミックコンデンサを提供することができる。
図1(A)は従前の積層セラミックコンデンサを幅方向両面うちの一方側から見た図、図1(B)は図1(A)に示した積層セラミックコンデンサを高さ方向両面のうちの一方側から見た図である。 図2(A)〜図2(D)は第1外部電極と第2外部電極それぞれの形成位置及び輪郭形状が理想とする形成位置及び輪郭形状と相違する状態を説明するための図である。 図3(A)〜図3(D)は第1外部電極と第2外部電極それぞれの形成位置及び輪郭形状が理想とする形成位置及び輪郭形状と相違する別の状態を説明するための図である。 図4は本発明を適用した積層セラミックコンデンサを幅方向一面側から見た図である。 図5(A)は図4に示した積層セラミックコンデンサを長さ方向一面側から見た図、図5(B)は図4に示した積層セラミックコンデンサを長さ方向他面側から見た図である。 図6は図4に示した積層セラミックコンデンサを高さ方向他面側から見た図である。 図7(A)は図4のS1−S1線に沿う断面図、図7(B)は図4のS2−S2線に沿う断面図、図7(C)は図7(A)の部分拡大図である。 図8(A)は図5(A)のS3−S3線に沿う断面図、図8(B)は図5(A)のS4−S4線に沿う断面図である。 図9は図6から第1外部電極と第2外部電極を排除した図である。 図10(A)及び図10(B)は第1の製法例の説明図である。 図11は第2の製法例の説明図である。 図12(A)〜図12(E)は第1外部電極と第2外部電極それぞれの形成位置及び輪郭形状が理想とする形成位置及び輪郭形状と相違する状態を説明するための図(図3に対応)である。
先ず、図4〜図9を用いて、本発明を適用した積層セラミックコンデンサ10の構造について説明する。なお、図7(A)及び図7(B)には後記第1内部電極層14と後記第2内部電極層15それぞれを12層ずつ描いているが、これは図示の都合に依るものであって後記第1内部電極層14の層数と後記第2内部電極層15の層数を制限するものではない。つまり、後記第1内部電極層14の層数と後記第2内部電極層15の層数は13層以上であっても良いし、11層以下であっても良い。
図4〜図6に示したように、積層セラミックコンデンサ10は、略直方体状のコンデンサ本体11と、コンデンサ本体11の高さ方向両面のうちの一方(後記高さ方向他面f6)に設けられた第1外部電極12と第2外部電極13を備えており、その外形寸法は長さLと幅W(後記高さ方向一面f5の幅)と高さHによって規定されている。なお、図4〜図6(図7〜図9も同様)に示した積層セラミックコンデンサ10は、長さLが1200μmで幅Wが700μmで高さHが700μm(何れも公差を含まない設計上の基準寸法)の試作品に基づいて描いているが、長さL>幅W=高さHであれば長さLと幅Wと高さHそれぞれの数値に特段の制限はない。また、図4〜図6(図7〜図9も同様)に示した積層セラミックコンデンサ10の外形寸法は長さL>幅W=高さHであるが、外形寸法は長さL>幅W>高さHであっても良いし、長さL>高さH>幅Wであっても良い。
図4〜図6に示したように、コンデンサ本体11は、互いが略平行な長さ方向一面f1と長さ方向他面f2、互いが略平行な幅方向一面f3と幅方向他面f4、互いが略平行な高さ方向一面f5と高さ方向他面f6、を有している。また、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6に隣接する位置には、長さ方向全体に亘ってその幅が高さ方向他面f6に向かって徐々に狭くなる先細り部11aが設けられている。さらに、先細り部11aの一方の幅方向外面f3aは幅方向一面f3と段差無く連続し、且つ、外側に膨らんだ曲面によって構成されており、先細り部11aの他方の幅方向外面f4aは幅方向他面f4と段差無く連続し、且つ、外側に膨らんだ曲面によって構成されている。さらに、先細り部11aの幅方向外面f3aの長さ方向中央と幅方向外面f4aの長さ方向中央には、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの高さ方向途中から高さ方向他面f6に達する凹部11bがそれぞれ設けられており、各凹部11bは幅方向外面f3a及びf4aそれぞれと段差無く連続し、且つ、内側に窪んだ曲面によって構成されている。なお、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれは平面であっても良いが、外側に膨らんだ曲面である方が望ましい。また、図4中のHaは、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6を基準とした先細り部11aの高さ方向寸法を示す。さらに、図4中のTは、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6を基準とした第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの厚さを示す。
即ち、図6及び図9に示したように、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の形状は、幅方向両側の凹部11bの存在によって長さ方向中央がくびれた砂時計のような形状となっている。つまり、高さ方向他面f6の長さ方向一面f1に隣接する部分と長さ方向他面f2に隣接する部分の幅は高さ方向一面f5の幅Wよりも狭い幅Waとなっており、高さ方向他面f6の長さ方向中央の部分の最小幅は幅Waよりも狭い幅Wbとなっている。また、高さ方向他面f6の長さ方向中央の部分の幅方向両側縁それぞれは、長さ方向両側に存する幅Waの2つの部分の幅方向両側縁それぞれと段差無く連続し、且つ、内側に窪んだ曲線によって構成されている。なお、図6中のD1は、コンデンサ本体11の幅方向一面f3と幅方向他面f4それぞれから高さ方向他面f6の幅Waの部分までの幅方向寸法、つまり、(W−Wa)/2を示す。また、図6中のD2は、コンデンサ本体11の幅方向一面f3と幅方向他面f4それぞれから高さ方向他面f6の幅Wbの箇所までの幅方向寸法、つまり、(W−Wb)/2を示す。
図7〜図9に示したように、コンデンサ本体11には、複数の第1内部電極層14と複数の第2内部電極層15が誘電体層(符号無し)を介して幅方向に交互に積層された容量部(符号無し)が内蔵されている。各第1内部電極層14と各第2内部電極層15は輪郭寸法が略等しい矩形状であり、容量部の長さ方向両側と幅方向両側と高さ方向両側(後記引出部14a及び15bの存在部分を除く)は誘電体からなるマージン部(符号無し)によって覆われている。また、各第1内部電極層14は高さ方向他面f6に近接する辺の長さ方向一面f1に近い位置に矩形状の引出部14aを一体に有しており、各引出部14aの端縁は高さ方向他面f6の長さ方向一面f1に近い幅Waの部分で露出している。さらに、各第2内部電極層15は高さ方向他面f6に近接する辺の長さ方向他面f2に近い位置に引出部14aと輪郭寸法が略等しい矩形状の引出部15aを一体に有しており、各引出部15aの端縁は高さ方向他面f6の長さ方向他面f2に近い幅Waの部分で露出している。
図7に示したように、各第1内部電極層14のうち、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれに近い幾つかの第1内部電極層14は、各々の高さ方向他面f6に近い部分(引出部14aを含む)が、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの形と見合うように内側に曲がっている。また、各第2内部電極層15のうち、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれそれに近い幾つかの第2内部電極層15は、各々の高さ方向他面f6に近い部分(引出部15aを含む)が、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの形と見合うように内側に曲がっている。詳しく述べれば、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれに最も近い第1内部電極層14と第2内部電極層15それぞれの高さ方向他面f6に近い部分(引出部14a及び15aそれぞれを含む)は、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの形と同じように内側に曲がっており、これらよりも内側の第1内部電極層14と第2内部電極層15それぞれの高さ方向他面f6に近い部分(引出部14a及び15aそれぞれを含む)は、内方に向かうに従って曲がり度合が徐々に小さくなるように内側に曲がっている。
加えて、図9に示したように、各第1内部電極層14のうち、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれに近い幾つかの第1内部電極層14の引出部14aは、各々の凹部11bに近い部分が、凹部11bそれぞれの形と見合うように内側に曲がっている。また、各第2内部電極層15のうち、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれに近い幾つかの第2内部電極層15の引出部15aは、各々の凹部11bに近い部分が、凹部11bそれぞれの形と見合うように内側に曲がっている。詳しく述べれば、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれに最も近い引出部14a及び15aそれぞれの凹部11bそれぞれに近い部分は、凹部11bそれぞれの形と同じように内側に曲がっており、これらよりも内側の引出部14a及び15aそれぞれの凹部11bそれぞれに近い部分は、内方に向かうに従って曲がり度合が徐々に小さくなるように内側に曲がっている。
図4〜図8に示したように、第1外部電極12は、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の長さ方向一面f1に近い幅Waの部分に、同部分の表面全体を覆うように設けられており、第2外部電極13は、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の長さ方向他面f2に近い幅Waの部分に、同部分の表面全体を覆うように設けられている。また、第1外部電極12には各第1内部電極層14の引出部14aの露出部分が電気的に接続され、第2外部電極13には各第2内部電極層15の引出部15aの露出部分が電気的に接続されている。図示を省略したが、第1外部電極12と第2外部電極13は、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の幅Waの部分に密着した下地膜と、この下地膜の外面に密着した表面膜との2層構造、或いは、下地膜と表面膜との間に少なくとも1つの中間膜を有する多層構造を有している。
先に述べたコンデンサ本体11の第1内部電極層14と第2内部電極層15を除く部分は、好ましくは組成が略同じで誘電率も略同じ誘電体セラミックスからなり、第1内部電極層14と第2内部電極層15の間に介在する誘電体層の厚さは略同じである。ここでの「組成が略同じで誘電率も略同じ誘電体セラミックス」は、組成と誘電率が同じ誘電体セラミックスの他、焼結度合等の関係から組成と誘電率の少なくとも一方が許容範囲内で異なる誘電体セラミックスを含み、また、「厚さは略同じ」は厚さが同じ場合の他、積層時の圧縮度合等の関係から厚さが許容範囲内や製造公差内で異なる場合を含む。この誘電体セラミックスには、好ましくはチタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、ジルコン酸カルシウム、チタン酸ジルコン酸カルシウム、ジルコン酸バリウム、酸化チタン等を主成分とした誘電体セラミックス、より好ましくはε>1000又はクラス2(高誘電率系)の誘電体セラミックスを使用できる。
また、先に述べた第1外部電極12及び第2外部電極13の下地膜は例えば焼き付け膜からなり、この焼き付け膜には好ましくはニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等を主成分した良導体を使用できる。表面膜は例えばメッキ膜からなり、このメッキ膜には好ましくは銅、スズ、パラジウム、金、亜鉛、これらの合金等を主成分とした良導体を使用できる。中間膜は例えばメッキ膜からなり、このメッキ膜には好ましくは白金、パラジウム、金、銅、ニッケル、これらの合金等を主成分とした良導体を使用できる。
さらに、先に述べた各第1内部電極層14と各第2内部電極層15は、好ましくは組成が略同じ良導体からなり、各第1内部電極層14と各第2内部電極層15それぞれの厚さは略同じである。ここでの「組成が略同じ良導体」は、組成が同じ良導体の他、焼結度合等の関係から組成が許容範囲内で異なる良導体を含み、「厚さは略同じ」は厚さが同じ場合の他、積層時の圧縮度合等の関係から厚さが許容範囲内や製造公差内で異なる場合を含む。この良導体には、好ましくはニッケル、銅、パラジウム、白金、銀、金、これらの合金等を主成分した良導体を使用できる。
次に、図10と図11を適宜用いて、前記積層セラミックコンデンサ10の製造に適した2種類の製法例について説明する。
〈第1の製法例〉
製造に際しては、誘電体セラミックス粉末を含有したセラミックスラリーと、良導体粉末を含有した電極ペーストを用意する。続いて、キャリアフィルムの表面にセラミックスラリーを塗工し乾燥して、第1グリーンシートを作製すると共に、この第1グリーンシートの表面に電極ペーストを印刷し乾燥して、内部電極パターン群が形成された第2グリーンシートを作製する。
続いて、第1グリーンシートから取り出した単位シートを所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、幅方向一方のマージン部に対応する部位を作製する。続いて、第2グリーンシートから取り出した単位シート(内部電極パターン群を含む)を所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、容量部に対応する部位を作製する。続いて、第1グリーンシートから取り出した単位シートを所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、幅方向他方のマージン部に対応する部位を作製する。最後に、積み重ねられた全体を本熱圧着して、未焼成積層シートを作製する。この未焼成積層シート作製工程では、合成ゴム等からなる圧着用弾性板の厚さ又は形を変える等して、図4〜図6に示した先細り部11a及び凹部11bの前身となる凹みが未焼成積層シートの所定位置に形成されるようにする。
続いて、未焼成積層シートを格子状に切断して、図10(A)に断面図として示した積層チップMC11を作製する。図10(A)中のIEP11は図8に示した第1内部電極層14に対応する内部電極パターン、IEP12は図8に示した第2内部電極層15に対応する内部電極パターンである。なお、切断後の積層チップMC11は、長さ方向両方のマージン部及び高さ方向片方のマージン部を有していない。換言すれば、この未焼成積層シート切断工程では、長さ方向両方のマージン部及び高さ方向片方のマージン部が形成されないように未焼成積層シートを切断する。
続いて、図10(A)に断面図として示した積層チップMC11の長さ方向両側と高さ方向片側に、前記セラミックスラリーを用いて作製しておいたシートを貼り付ける手法、或いは、前記セラミックスラリーをディップし乾燥する手法等によって図10(B)に断面図として示したマージン部M11〜M13を形成して、未焼成チップMC12を作製する。
続いて、図10(B)に断面図として示した未焼成チップMC12を、前記セラミックスラリーに含まれている誘電体セラミックス粉末と前記電極ペーストに含まれている良導体粉末に応じた雰囲気下、並びに、温度プロファイルにて多数個一括で焼成(脱バインダ処理と焼成処理を含む)を行って、図4〜図6に示したコンデンサ本体11に対応する焼成チップを作製する。
続いて、焼成チップを多数個一括でバレル研磨して角及び稜線に丸み付けを行って、図4〜図6に示したコンデンサ本体11を作製する。
続いて、図4〜図6に示したコンデンサ本体11の高さ方向他面f6に電極ペースト(前記電極ペーストと同じ電極ペースト、或いは、良導体粉末の種類が異なる別の電極ペースト)をディップし乾燥した後、焼き付け処理を行って第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの下地膜を形成する。続いて、下地膜を覆う表面膜、或いは、中間膜と表面膜をメッキ処理で形成して、図4〜図6に示した第1外部電極12と第2外部電極13それぞれを作製する。
〈第2の製法例〉
製造に際しては、誘電体セラミックス粉末を含有したセラミックスラリーと、良導体粉末を含有した電極ペーストを用意する。続いて、キャリアフィルムの表面にセラミックスラリーを塗工し乾燥して、第1グリーンシートを作製すると共に、この第1グリーンシートの表面に電極ペーストを印刷し乾燥して、内部電極パターン群が形成された第2グリーンシートを作製する。
続いて、第1グリーンシートから取り出した単位シートを所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、幅方向一方のマージン部に対応する部位を作製する。続いて、第2グリーンシートから取り出した単位シート(内部電極パターン群を含む)を所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、容量部に対応する部位を作製する。続いて、第1グリーンシートから取り出した単位シートを所定枚数に達するまで積み重ねて熱圧着する作業を繰り返して、幅方向他方のマージン部に対応する部位を作製する。最後に、積み重ねられた全体を本熱圧着して、未焼成積層シートを作製する。この未焼成積層シート作製工程では、合成ゴム等からなる圧着用弾性板の厚さ又は形を変える等して、図4〜図6に示した先細り部11a及び凹部11bの前身となる凹みが未焼成積層シートの所定位置に形成されるようにする。
続いて、未焼成積層シートを格子状に切断して、図11に断面図として示した未焼成チップMC21を作製する。図11中のIEP11は図8に示した第1内部電極層14に対応する内部電極パターン、IEP12は図8に示した第2内部電極層15に対応する内部電極パターンである。なお、切断後の未焼成チップMC21は、長さ方向両方のマージン部及び高さ方向片方のマージン部を有している。換言すれば、この未焼成積層シート切断工程では、長さ方向両方のマージン部及び高さ方向片方のマージン部が形成されるように未焼成積層シートを切断する。
続いて、図11に断面図として示した未焼成チップMC21を、前記セラミックスラリーに含まれている誘電体セラミックス粉末と前記電極ペーストに含まれている良導体粉末に応じた雰囲気下、並びに、温度プロファイルにて多数個一括で焼成(脱バインダ処理と焼成処理を含む)を行って、図4〜図6に示したコンデンサ本体11に対応する焼成チップを作製する。
続いて、焼成チップを多数個一括でバレル研磨して角及び稜線に丸み付けを行って、図4〜図6に示したコンデンサ本体11を作製する。
続いて、図4〜図6に示したコンデンサ本体11の高さ方向他面f6に電極ペースト(前記電極ペーストと同じ電極ペースト、或いは、良導体粉末の種類が異なる別の電極ペースト)をディップし乾燥した後、焼き付け処理を行って第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの下地膜を形成する。続いて、下地膜を覆う表面膜、或いは、中間膜と表面膜をメッキ処理で形成して、図4〜図6に示した第1外部電極12と第2外部電極13それぞれを作製する。
次に、図12を用いて、第1外部電極12及び第2外部電極13それぞれの形成位置及び輪郭形状が理想とする形状位置及び輪郭形状(図6を参照)と相違する状態、詳しくは図3を用いて説明した5つの状態AP6〜AP10それぞれに対応する状態について説明する。なお、図12には、便宜上、第1外部電極12のみを描いているが、第2外部電極13において生じる形成位置及び輪郭形状の相違も図12に示した態様と同じである。また、図12には、便宜上、第1外部電極12の外側から各引出部14aの露出部分(太線を参照)が見えるように描いている。さらに、図12には、便宜上、第1外部電極12の輪郭形状を図6に示した第1外部電極12の輪郭形状に合わせているが、各々の輪郭形状が図6に示した第1外部電極12の輪郭形状と相違することも当然生じ得る。
図12(A)は第1外部電極12が長さ方向外側に僅かにずれているものの、引出部14a全ての露出部分が第1外部電極12に覆われている状態AP11を示し、図12(B)は第1外部電極12が長さ方向内側に僅かにずれているものの、引出部14a全ての露出部分が第1外部電極12に覆われている状態AP12を示し、図12(C)は第1外部電極12が幅方向外側に僅かにずれているものの、引出部14a全ての露出部分が第1外部電極12に覆われている状態AP13を示し、図12(D)は第1外部電極12が長さ方向内側と幅方向外側それぞれに僅かにずれているものの、引出部14a全ての露出部分が第1外部電極12に覆われている状態AP14を示し、図12(E)は第1外部電極12が長さ方向外側と幅方向外側それぞれに僅かにずれていているものの、引出部14a全ての露出部分が第1外部電極12に覆われている状態AP15を示す。
従前と同様に、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6に形成された第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの形成位置及び輪郭形状の外観検査は画像処理装置を用いて行われる。外観検査時には、引出部14a及び15a全ての露出部分が第1外部電極12と第2外部電極13それぞれによって覆われていないものが不良品として判定される他、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが判定基準となる長さと幅の少なくとも一方よりも外側にはみ出ているものが不良品として判定される。なお、図4〜図6に示したコンデンサ本体11は高さ方向他面f6の幅Waが高さ方向一面f5の幅Wよりも狭いため、後者の基準長さと基準幅は高さ方向一面f5の長さLと幅Wとなる。
即ち、図12を用いて説明した5つの状態AP11〜AP15のうち、状態AP12(図12(B)を参照)は、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが基準長さLと基準幅Wの少なくとも一方よりも外側にはみ出ていないため、良品として判定される。状態AP11(図12(A)を参照)は、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが基準長さLよりも外側に僅かにはみ出ているため、不良品として判定される。状態AP13(図12(C)を参照)は、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが幅Waよりも外側に僅かにはみ出ているものの、基準幅Wよりも外側にはみ出ていないため、良品として判定される。状態AP14(図12(D)を参照)は、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが幅Waよりも外側に僅かにはみ出ているものの、基準幅Wよりも外側にはみ出ていないため、良品として判定される。状態AP15(図12(E)を参照)は、第1外部電極12と第2外部電極13それぞれが基準長さLよりも外側に僅かにはみ出ているため、不良品として判定される。
つまり、機能上及び使用上において問題を生じる可能性が極めて低い4つの状態AP11及びAP13〜AP15のうち、状態AP13(図12(C)を参照)と状態AP14(図12(D)を参照)を外観検査時に良品として判定できるため、歩留まりを向上してコスト削減に貢献できる。
次に、前記積層セラミックコンデンサ10によって得られる効果について説明する。
(1)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、第1外部電極12と第2外部電極13がコンデンサ本体11の高さ方向他面f6に設けられているため、外部電極形状がL字形やコ字形や有底4角筒形等である場合に比べて、第1外部電極12と第2外部電極13によってコンデンサ本体11の外形寸法が制限されることを極力防止できる。つまり、積層セラミックコンデンサ10の外形寸法が小さい場合でもコンデンサ本体11の外形寸法を極力大きく設計できるため、これにより第1内部電極層14と第2内部電極層15それぞれの輪郭寸法を増加し対向面積を増加させて容量増加を達成できる。
(2)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の幅Waが高さ方向一面f5の幅Wよりも狭くなっている。即ち、高さ方向他面f6に形成された第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの形成位置及び輪郭形状を外観検査するときに、はみ出しの判定基準となる幅を高さ方向一面f5の幅Wとすれば、第1外部電極12と第2外部電極13の少なくとも一方がコンデンサ本体11の高さ方向他面f6から外側に僅かにはみ出ているものの、第1内部電極層14と第2内部電極層15それぞれの引出部14a及び15a全ての露出部分が第1外部電極12と第2外部電極13それぞれによって覆われている4つの状態AP11及びAP13〜AP15のうち、状態AP13(図12(C)を参照)と状態AP14(図12(D)を参照)を外観検査時に良品として判定できる。つまり、機能上及び使用上において問題を生じる可能性が極めて低い4つの状態AP11及びAP13〜AP15のうち、状態AP13と状態AP14を外観検査時に良品として判定できるため、歩留まりを向上してコスト削減に貢献できる。
(3)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の隣接する位置に、長さ方向全体に亘ってその幅が高さ方向他面f6に向かって徐々に狭くなる先細り部11aが設けられている。つまり、高さ方向他面f6の幅Waが高さ方向一面f5の幅Wよりも狭いコンデンサ本体11を、該コンデンサ本体11の形状を大きく崩すことなく得ることができる。
(4)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれがコンデンサ本体11の幅方向一面f3と幅方向他面f4それぞれと段差無く連続する面からなっている。つまり、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれとコンデンサ本体11の幅方向一面f3と幅方向他面f4それぞれとの間に段差があるとこの段差に応力が集中して割れや欠け等を生じる懸念があるが、このような懸念を払拭できる。
(5)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれが外側に膨らんだ曲面によって構成されている。つまり、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれが内側に窪んだ曲面からなる場合に比べて、コンデンサ本体11における先細り部11aの強度低下を極力防止できる。
(6)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの長さ方向中央に、幅方向外面f3a及びf4aそれぞれの高さ方向途中から高さ方向他面f6に達する凹部11bが設けられている。つまり、コンデンサ本体11の高さ方向他面f6の形状を長さ方向中央がくびれた砂時計のような形状とすることができ、このくびれを利用して外観検査時における第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの形成位置及び輪郭形状の認識精度を高めることができる。
(7)前記積層セラミックコンデンサ10にあっては、凹部11bそれぞれが、先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれと段差無く連続する曲面によって構成されている。つまり、各凹部11bと先細り部11aの幅方向外面f3a及びf4aそれぞれとの間に段差があるとこの段差に応力が集中して割れや欠け等を生じる懸念があるが、このような懸念を払拭できる。
次に、前記効果の検証結果、特に歩留まり向上の検証結果について説明する。
検証に際して、前記積層セラミックコンデンサ10に対応した評価用積層セラミックコンデンサを100個製造した。評価用積層セラミックコンデンサは、前記〈第1の製法例〉に準じて作製されたものであって、その仕様(数値は何れも公差を含まない設計上の基準寸法)は以下のとおりである。
・積層セラミックコンデンサの長さが1200μmで幅が700μmで高さが700μm(長さは図4のL、幅は図5のW、高さは図4のH)
・コンデンサ本体の長さが1200μmで幅が700μmで高さが685μm(コンデンサ本体は図4の11、長さは図4のL、幅は図5のW、高さは図4のH−T)
・コンデンサ本体の第1内部電極層と第2内部電極層を除く部分の主成分がチタン酸バリウム(第1内部電極層は図7の14、第2内部電極層は図7の15)
・第1内部電極層と第2内部電極層の引出部を除く長さ方向寸法が1170μmで高さ方向寸法が650μm、各々の引出部の長さ方向寸法が435μmで高さ方向寸法が20μm(引出部は図8の14a及び15a)
・第1内部電極層と第2内部電極層の主成分がニッケル、各々の厚さが0.5μm、各々の層数が335層
・第1内部電極層と第2内部電極層の間に介在する誘電体層の厚さが0.5μm
・コンデンサ本体の先細り部の高さ方向寸法が120μm、先細り部の幅方向外面の曲率半径が120μm(先細り部は図4の11a、高さ方向寸法は図4のHa、幅方向外面は図5のf3a及びf4a)
・コンデンサ本体の高さ方向他面の広い方の幅が600μmで狭い方の幅が500μm(高さ方向他面は図6のf6、広い方の幅は図6のWa、狭い方の幅は図6のWb、図6のD1は50μm、図6のD2は100μm)
・コンデンサ本体の長さ方向両方のマージン部の厚さが15μm、幅方向両方のマージン部の厚さが15μm、高さ方向一方のマージン部の厚さが15μm、高さ方向他方のマージン部の厚さが20μm(高さ方向一方は図8(A)及び図8(B)の上側、高さ方向他方は図8(A)及び図8(B)の下側)
・第1外部電極と第2外部電極の長さ方向寸法が470μmで幅方向寸法が600μm(第1外部電極は図4の12、第2外部電極は図4の13)
・第1外部電極と第2外部電極の長さ方向間隔が260μm
・第1外部電極と第2外部電極は3層構造で各々の厚さが15μm、下地膜の主成分は銅で厚さが10μm、中間膜の主成分はニッケルで厚さが2μm、表面膜の主成分はスズで厚さが3μm(第1外部電極と第2外部電極それぞれの厚さは図4及び図7(C)のT)
効果の検証に際しては、100個の評価用積層セラミックコンデンサに対して、オカノ電気株式会社製のチップ部品外観検査装置の6側面検査を実施して、図12(A)に示した状態AP11と図12(C)に示した状態AP13と図12(D)に示した状態AP14と図12(E)に示した状態AP15それぞれに対応する個数を求めた。求めた結果は、状態AP11に対応する個数は6個、状態AP13に対応する個数は21個、状態AP14に対応する個数は31個、状態AP15に対応する個数は15個であった。つまり、100個のうちの状態AP13に対応する個数(21個)と状態AP14に対応する個数(31個)を良品として判定できるため、歩留まりを52%向上できることが確認できた。
以下に、評価用セラミックコンデンサの仕様等を考慮の上で、先に述べた状態AP13(図12(C)参照)と状態AP14(図12(C)参照)それぞれの幅方向はみ出し量について補足する。
評価用積層セラミックコンデンサでは第1外部電極12と第2外部電極13それぞれの幅方向寸法が600μmであることもあり、状態AP13(図12(C)参照)と状態AP14(図12(C)参照)それぞれの幅方向はみ出し量は10〜20μmであった。一方、コンデンサ本体11の高さ方向一面の幅W(700μm)と高さ方向他面f6の幅Wa(600μm)に基づいて幅方向両側それぞれに現れる幅方向寸法差(図6中の幅方向寸法D1)は50μmであったため、前記の幅方向はみ出し量(10〜20μm)がこの50μmを超えることはなかった。換言すれば、状態AP13と状態AP14それぞれの幅方向はみ出し量に基づき、該幅方向はみ出し量の最大値よりも大きくなるようにコンデンサ本体11の幅方向両側それぞれに現れる幅方向寸法差(図6中の幅方向寸法D1)を設定すれば、外観検査時において状態AP13と状態AP14を確実に良品として判定することができる。
10…積層セラミックコンデンサ、11…コンデンサ本体、f1…コンデンサ本体の長さ方向一面、f2…コンデンサ本体の長さ方向他面、f3…コンデンサ本体の幅方向一面、f4…コンデンサ本体の幅方向他面、f5…コンデンサ本体の高さ方向一面、f6…コンデンサ本体の高さ方向他面、11a…コンデンサ本体の先細り部、f3a,f4a…先細り部の幅方向外面、11b…先細り部の凹部、12…第1外部電極、13…第2外部電極、14…第1内部電極層、14a…第1内部電極層の引出部、15…第2内部電極層、15a…第2内部電極層の引出部。

Claims (5)

  1. 略直方体状のコンデンサ本体の高さ方向両面のうちの一方に、第1外部電極と第2外部電極を長さ方向に間隔をおいて設けた積層セラミックコンデンサであって、
    前記コンデンサ本体は、複数の第1内部電極層と複数の第2内部電極層が誘電体層を介して幅方向に交互に積層された容量部を内蔵しており、
    前記複数の第1内部電極層は、各々の引出部を前記高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを前記第1外部電極に電気的に接続されており、
    前記複数の第2内部電極層は、各々の引出部を前記高さ方向両面のうちの一方で露出していて、該露出部分それぞれを前記第2外部電極に電気的に接続されており、
    前記コンデンサ本体は、前記高さ方向両面のうちの一方の幅が高さ方向両面のうちの他方の幅よりも狭
    前記コンデンサ本体は、前記高さ方向両面のうちの一方に隣接する位置に、長さ方向全体に亘ってその幅が前記高さ方向両面のうちの一方に向かって徐々に狭くなる先細り部を有している、
    積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記先細り部の幅方向外面それぞれは、前記コンデンサ本体の幅方向両面それぞれと段差無く連続する面からなる、
    請求項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記先細り部の幅方向外面それぞれは、外側に膨らんだ曲面によって構成されている、
    請求項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記先細り部の幅方向外面それぞれは、各々の長さ方向中央に、前記幅方向外面それぞれの高さ方向途中から前記高さ方向両面のうちの一方に達する凹部を有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記凹部それぞれは、前記幅方向外面それぞれと段差無く連続する曲面によって構成されている、
    請求項に記載の積層セラミックコンデンサ。
JP2015238558A 2015-12-07 2015-12-07 積層セラミックコンデンサ Active JP6302455B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015238558A JP6302455B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 積層セラミックコンデンサ
TW105125492A TWI631585B (zh) 2015-12-07 2016-08-10 Multilayer ceramic capacitor
US15/345,269 US9934909B2 (en) 2015-12-07 2016-11-07 Multilayer ceramic capacitor
KR1020160159867A KR101872124B1 (ko) 2015-12-07 2016-11-29 적층 세라믹 콘덴서
PH12016000452A PH12016000452B1 (en) 2015-12-07 2016-12-02 Multilayer ceramic capacitor
CN201611114964.4A CN106876136B (zh) 2015-12-07 2016-12-07 层叠陶瓷电容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015238558A JP6302455B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 積層セラミックコンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017107909A JP2017107909A (ja) 2017-06-15
JP6302455B2 true JP6302455B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=58799191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015238558A Active JP6302455B2 (ja) 2015-12-07 2015-12-07 積層セラミックコンデンサ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9934909B2 (ja)
JP (1) JP6302455B2 (ja)
KR (1) KR101872124B1 (ja)
CN (1) CN106876136B (ja)
PH (1) PH12016000452B1 (ja)
TW (1) TWI631585B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6266583B2 (ja) 2015-12-07 2018-01-24 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6302456B2 (ja) 2015-12-07 2018-03-28 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP7017893B2 (ja) * 2017-09-25 2022-02-09 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP7231340B2 (ja) * 2018-06-05 2023-03-01 太陽誘電株式会社 セラミック電子部品およびその製造方法
KR20210129357A (ko) * 2020-04-20 2021-10-28 삼성전기주식회사 적층형 커패시터 및 그 실장 기판
JP2022128810A (ja) * 2021-02-24 2022-09-05 株式会社村田製作所 積層セラミックコンデンサ
WO2023120487A1 (ja) * 2021-12-23 2023-06-29 株式会社村田製作所 電子部品

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4661884A (en) * 1986-03-10 1987-04-28 American Technical Ceramics Corp. Miniature, multiple layer, side mounting high frequency blocking capacitor
JPH0555084A (ja) * 1991-08-22 1993-03-05 Murata Mfg Co Ltd 積層チツプコンデンサ
JPH09266131A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Taiyo Yuden Co Ltd 積層電子部品
JP4407299B2 (ja) * 2004-01-30 2010-02-03 Tdk株式会社 積層セラミックコンデンサ
WO2012120712A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
KR101843182B1 (ko) * 2011-05-31 2018-03-28 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품
KR101558023B1 (ko) * 2011-08-26 2015-10-07 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터
KR20130053878A (ko) * 2011-11-16 2013-05-24 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품 및 그 제조방법
KR101422945B1 (ko) * 2012-12-11 2014-07-23 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조 방법
KR101422946B1 (ko) * 2012-12-11 2014-07-23 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조 방법
KR101514515B1 (ko) * 2013-05-06 2015-04-22 삼성전기주식회사 적층 세라믹 전자부품 및 그 실장 기판
JP6266583B2 (ja) 2015-12-07 2018-01-24 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ
JP6302456B2 (ja) 2015-12-07 2018-03-28 太陽誘電株式会社 積層セラミックコンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
PH12016000452A1 (en) 2018-06-11
KR101872124B1 (ko) 2018-06-27
CN106876136B (zh) 2018-12-14
JP2017107909A (ja) 2017-06-15
KR20170067142A (ko) 2017-06-15
US9934909B2 (en) 2018-04-03
TWI631585B (zh) 2018-08-01
PH12016000452B1 (en) 2018-06-11
TW201721684A (zh) 2017-06-16
US20170162326A1 (en) 2017-06-08
CN106876136A (zh) 2017-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6302455B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP6266583B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
KR102640894B1 (ko) 적층 세라믹 콘덴서
JP6302456B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP6421137B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP5632046B2 (ja) 積層セラミックキャパシタ及びその製造方法
JP6121375B2 (ja) 積層セラミック電子部品
CN107134365B (zh) 层叠陶瓷电容器
JP6496271B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法
JP6309991B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2015035631A (ja) 積層セラミック電子部品
JP6058591B2 (ja) 積層セラミック電子部品及び積層セラミック電子部品の実装基板
JP2015046644A (ja) 積層セラミック電子部品
JP2016152379A (ja) 積層コンデンサおよびその製造方法
JP6293175B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2015084435A (ja) 積層セラミック電子部品
JP2019009463A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2015039037A (ja) 積層セラミック電子部品
JP6587728B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP2015046641A (ja) 積層セラミック電子部品
TWI587334B (zh) 積層陶瓷電容器
JP2015043463A (ja) 積層セラミック電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6302455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250