JP6300185B2 - 前照灯制御装置及び前照灯制御方法 - Google Patents

前照灯制御装置及び前照灯制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、照射領域毎に照度を可変に制御できる前照灯(ヘッドライド)の制御装置及び制御方法に関する。
本件発明者は、運転者の状態を判定して、当該運転者の状態を運転支援に活用することについて、鋭意検討を重ねてきた。
運転者の状態として、運転者の瞳孔径や発汗などの状態に着目することの有用性が、特許文献1に開示されている。そして、本件発明者は、そのような運転者の状態を前照灯(ヘッドライド)の制御に活用することについて、すでに特願2014−247801(本願出願時においては未公開)に開示された発明をなしている。
前照灯の構成については、例えば、特許文献2に開示されているように、複数の光源を左右方向に照射領域を相違させた第1領域用光源と、第2領域用光源と、第3領域用光源とに分けて、各領域用光源の照度を個々独立に制御する構成が知られている。
特開2008−217274号公報 特開2015−107780号公報
本件発明者は、運転者の状態の活用に加えて先行車の状態を併せて活用することで、効果的な運転支援につながる前照灯制御を実現できることを知見した。
本発明は、以上のような背景に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、効果的な運転支援につながる前照灯制御装置及び前照灯制御方法を提供することである。
本発明は、運転者の状態を判定する運転者状態判定装置と、先行車の状態を判定する先行車状態判定装置と、前記運転者状態判定装置によって判定された運転者の状態と前記先行車判別装置によって判定された先行車の状態とに基づいて前照灯を制御する前照灯制御部と、を備え、前記運転者状態判定装置は、少なくとも漫然運転状態であるか否かを判定するようになっており、前記先行車状態判定装置は、少なくとも先行車が存在するか否かを判定するようになっており、前記前照灯制御部は、前記運転者状態判定装置によって漫然運転状態が判定された際に、前記先行車判定装置によって先行車の存在が判定されるならば、当該先行車に対応する照射領域を減光する、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯を制御するようになっていることを特徴とする前照灯制御装置である。
本発明によれば、漫然運転状態が判定された際に、先行車に対応する照射領域が減光される、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部が増光されるように前照灯が制御される。これによって、相対的に周辺環境への注意喚起が促され、運転者の視線が先行車に追従して滞留し続けることが抑制される。このことは、運転者に適度な集中度をもって運転させることを促す(漫然運転状態からの脱出を促す)ため、極めて効果的な運転支援である。
運転者状態判定装置は、例えば、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時に、漫然運転状態であると判定するようになっていることが好ましい。運転者の視線に動きが無い状態が長ければ、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性は高いと考えられる。運転者の視線の滞留時間は、既に公知となっている種々の視線検知センサを用いて測定され得る。
あるいは、運転者状態判定装置は、ステアリング角度が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定するようになっていることが好ましい。ステアリング角度が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんどステアリング角度の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性も高いと考えられる。ステアリング角度は、既に公知となっている種々のステアリング角度センサを用いて測定され得る。
あるいは、先行車状態判定装置が先行車との間の車間距離をも判定するようになっている場合には、運転者状態判定装置は、先行車状態判定装置によって判定された車間距離に基づいて、当該車間距離が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定するようになっていることが好ましい。車間距離が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんど車間距離の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性も高いと考えられる。車間距離は、既に公知となっている種々の測距センサ(例えばレーザセンサ)や先行車画像に基づく種々の画像処理技術を用いて測定ないし判定され得る。
また、先行車状態判定装置が先行車との間の車間距離をも判定するようになっている場合には、前照灯制御部は、先行車状態判定装置によって判定された車間距離が所定値以上である時に、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯を制御するようになっていることが好ましい。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光することで、より一層周辺環境への注意喚起が促され、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
あるいは、先行車状態判定装置が先行車との間の車間距離をも判定するようになっている場合には、前照灯制御部は、先行車状態判定装置によって判定された車間距離が所定値以上である時に、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるよう前記前照灯を制御するようになっていることが好ましい。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるようにする(視野内の領域毎の輝度を調整する)ことで、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
また、本発明は、運転者の状態を判定する運転者状態判定工程と、先行車の状態を判定する先行車状態判定工程と、前記運転者状態判定工程によって判定された運転者の状態と、前記先行車判別工程によって判定された先行車の状態と、に基づいて前照灯を制御する前照灯制御工程と、を備え、前記運転者状態判定工程においては、少なくとも漫然運転状態であるか否かが判定されるようになっており、前記先行車状態判定工程においては、少なくとも先行車が存在するか否かが判定されるようになっており、前記前照灯制御工程においては、前記運転者状態判定工程によって漫然運転状態が判定された際に、前記先行車判定工程によって先行車の存在が判定されるならば、当該先行車に対応する照射領域を減光する、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯が制御されるようになっていることを特徴とする前照灯制御方法である。
本発明によれば、漫然運転状態が判定された際に、先行車に対応する照射領域が減光される、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部が増光されるように前照灯が制御される。これによって、相対的に周辺環境への注意喚起が促され、運転者の視線が先行車に追従して滞留し続けることが抑制される。このことは、運転者に適度な集中度をもって運転させることを促す(漫然運転状態からの脱出を促す)ため、極めて効果的な運転支援である。
運転者状態判定工程においては、例えば、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっていることが好ましい。運転者の視線に動きが無い状態が長ければ、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性は高いと考えられる。運転者の視線の滞留時間は、既に公知となっている種々の視線検知センサを用いて測定され得る。
あるいは、運転者状態判定工程においては、ステアリング角度が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっていることが好ましい。ステアリング角度が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんどステアリング角度の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性も高いと考えられる。ステアリング角度は、既に公知となっている種々のステアリング角度センサを用いて測定され得る。
あるいは、先行車状態判定工程において先行車との間の車間距離をも判定されるようになっている場合には、運転者状態判定工程において、先行車状態判定装置によって判定された車間距離に基づいて、当該車間距離が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっていることが好ましい。車間距離が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんど車間距離の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性も高いと考えられる。車間距離は、既に公知となっている種々の測距センサ(例えばレーザセンサ)や先行車画像に基づく種々の画像処理技術を用いて測定ないし判定され得る。
また、先行車状態判定工程において先行車との間の車間距離をも判定されるようになっている場合には、前照灯制御工程において、先行車状態判定工程によって判定された車間距離が所定値以上である時に、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯が制御されるようになっていることが好ましい。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光することで、より一層周辺環境への注意喚起が促され、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
あるいは、先行車状態判定工程において先行車との間の車間距離をも判定されるようになっている場合には、前照灯制御工程において、先行車状態判定工程によって判定された車間距離が所定値以上である時に、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるよう前記前照灯が制御されるようになっていることが好ましい。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるようにする(視野内の領域毎の輝度を調整する)ことで、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
本発明によれば、漫然運転状態が判定された際に、先行車に対応する照射領域が減光される、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部が増光されるように前照灯が制御される。これによって、相対的に周辺環境への注意喚起が促され、運転者の視線が先行車に追従して滞留し続けることが抑制される。このことは、運転者に適度な集中度をもって運転させることを促す(漫然運転状態からの脱出を促す)ため、極めて効果的な運転支援である。
本発明の一実施の形態の前照灯制御装置を示す概略ブロック図である。 本発明の一実施の形態の前照灯制御方法を示す概略フロー図である。 先行車に対応する照射領域が減光された状態を示す概略図である。 先行車に対応する照射領域の周辺領域が増光された状態を示す概略図である。 運転者の視感度について説明するグラフである。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の前照灯制御装置を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の前照灯制御装置10は、運転者の状態を判定する運転者状態判定装置11と、先行車の状態を判定する先行車状態判定装置12と、運転者状態判定装置11によって判定された運転者の状態と先行車判別装置12によって判定された先行車の状態とに基づいて前照灯20を制御する前照灯制御部13と、を備えている。
本実施の形態の運転者状態判定装置11は、運転者の視線(方向)を検知するセンサを有していて、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上(例えば3分以上)である時に、漫然運転状態であると判定するようになっている。
本実施の形態の先行車状態判定装置12は、例えばカメラ及び画像処理装置からなり、先行車の存在の有無を判別すると共に、先行車が存在する場合には、当該先行車との間の車間距離を測定するようになっている。車間距離の測定に際しては、先行車の画像を利用した画像処理技術が適用される代わりに、レーザセンサ等の測距センサが別個に設置されて利用されてもよい。
そして、本実施の形態の前照灯制御部13は、運転者状態判定装置11によって漫然運転状態が判定された際に、先行車判定装置12によって先行車の存在が判定されているならば、当該先行車に対応する照射領域RAを減光するよう前照灯20を制御するようになっている(図3参照)。
更に、本実施の形態の前照灯制御部13は、先行車状態判定装置12によって判定された車間距離が所定値以上(例えば50m以上)である時には、当該先行車に対応する照射領域RAの周辺領域RBを増光するよう前照灯20を制御するようになっている(図4参照)。
本実施の形態の前照灯20は、内蔵されている複数の光源の各々の照度を制御することによって、左右方向に6つの照射領域の各々の照度を任意に調製することができるようになっている。また、ハイビームとロービームとの切り替えによって、前記6つの照射領域の各々は、上下方向の照射領域を2通り(下方のみ/上方及び下方)に切り替えることができるようになっている。
次に、以上のような本実施の形態の作用、すなわち、前照灯制御方法の一実施の形態について、図2を参照して説明する。図2は、本発明の一実施の形態の前照灯制御方法を示す概略フロー図である。
まず、運転者状態判定装置11が、運転者の視線(方向)を検知して、当該運転者の視線の滞留時間が所定時間以上であるか否かをモニタリングする(STEP01)。
平行して、先行車状態判定装置12が、例えば所定のサンプリング時間ごとに、先行車の存在の有無をモニタリングして(STEP02)、先行車が存在する場合には(STEP03のYES)、当該先行車との間の車間距離をモニタリングする(STEP04)。先行車の認識(判別)は、同一車線の遠い前方を走っていた先行車に自車が追いつくことで開始されるか、あるいは、異なる車線を走っていた先行車が車線変更したことで開始される。
運転者状態判定装置11は、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時、漫然運転状態であると判定する(STEP05のYES)。当該フローでは、STEP05の判定の際に、先行車判定装置12によって先行車の存在が既に判定されているから、当該先行車に対応する照射領域RA(図3参照)を減光するよう前照灯制御部13が前照灯20を制御する(STEP06)。
具体的には、図3に示すように、先行車に対応する照射領域RAが、左右方向に6つの照射領域R1〜R6のうちの中央の2つの領域R3〜R4である場合、それら2つの領域R3〜R4の照度が低減される。
更に、本実施の形態の前照灯制御部13は、先行車状態判定装置12によって判定された車間距離が所定値以上である時(STEP07のYES)、当該先行車に対応する照射領域RAの周辺領域RBを増光するよう前照灯20を制御する(STEP08)。
具体的には、図4に示すように、左右方向に6つの照射領域R1〜R6のうちの左右の4つの領域R1〜R2、R5〜R6のハイビーム領域U1〜U2、U5〜U6の照度が増大される。
以上の通り、本実施の形態によれば、漫然運転状態が判定された際に、先行車に対応する照射領域RA(=R3、R4)が減光されるように前照灯20が制御される。これによって、相対的に周辺環境への注意喚起が促され、運転者の視線が先行車に追従して滞留し続けることが抑制される。このことは、運転者に適度な集中度をもって運転させることを促す(漫然運転状態からの脱出を促す)ため、極めて効果的な運転支援である。
本実施の形態の運転者状態判定装置11は、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時に、漫然運転状態であると判定する。運転者の視線に動きが無い状態が長ければ、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、当該態様の有効性は高いと考えられる。
また、本実施の形態の前照灯制御部13は、先行車状態判定装置12によって判定された車間距離が所定値以上である時に、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域RB(=U1、U2、U5、U6)を増光するよう前照灯20を制御する。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、先行車に対応する照射領域RA(=R3、R4)を減光することに加えてその周辺領域RB(=U1、U2、U5、U6)を増光することで、より一層周辺環境への注意喚起が促され、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
なお、運転者状態判定装置11は、ステアリング角度が所定時間以上所定の変動範囲内(例えば±10度以下)である時に、漫然運転状態であると判定するようになっていてもよい。ステアリング角度が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんどステアリング角度の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、このような変形例も、有効性が高いと考えられる。ステアリング角度は、既に公知となっている種々のステアリング角度センサを用いて測定され得る。
あるいは、運転者状態判定装置11は、先行車状態判定装置12によって判定された車間距離に基づいて、当該車間距離が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定するようになっていてもよい。車間距離が所定の変動範囲内である(すなわち、ほとんど車間距離の変化がない)状態が所定時間以上続いていれば、運転者の集中度が低下して、いわゆる漫然運転状態に陥っている可能性が高い。従って、このような変形例も、有効性が高いと考えられる。
また、前照灯制御部13は、先行車状態判定装置12によって判定された車間距離が所定値以上である時に、運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるよう前照灯20を制御するようになっていてもよい。車間距離が所定値以上である時には、程度の高い漫然運転状態に陥ってしまう可能性があるが、先行車に対応する照射領域RAを減光することに加えて運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内(例えば0.8deg以上)に収まるようにする(周辺視野内の領域毎の輝度を調整する)ことで、運転者に適度な集中度をもって運転させることがより一層促される(漫然運転状態からの脱出がより一層促される)。
図5に、運転中の視野における平均的な視感度を実線で示し、本発明によって実現され得る好適な視感度を破線で示す。破線のような視感度は、視野内の画像(サンプリング時間毎に得られる)に基づいて公知の画像処理技術を駆使して周辺視野内の領域毎の輝度情報を前照灯にフィードバックすることによって、実現可能である。
10 車間距離制御装置
11 運転者状態判定装置
12 先行車状態判定装置
13 前照灯制御部
20 前照灯
RA 先行車に対応する照射領域
RB 先行車に対応する照射領域の周辺領域

Claims (12)

  1. 運転者の状態を判定する運転者状態判定装置と、
    先行車の状態を判定する先行車状態判定装置と、
    前記運転者状態判定装置によって判定された運転者の状態と、前記先行車判別装置によって判定された先行車の状態と、に基づいて前照灯を制御する前照灯制御部と、
    を備え、
    前記運転者状態判定装置は、少なくとも漫然運転状態であるか否かを判定するようになっており、
    前記先行車状態判定装置は、少なくとも先行車が存在するか否かを判定するようになっており、
    前記前照灯制御部は、前記運転者状態判定装置によって漫然運転状態が判定された際に、前記先行車判定装置によって先行車の存在が判定されるならば、当該先行車に対応する照射領域を減光する、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯を制御するようになっている
    ことを特徴とする前照灯制御装置。
  2. 前記運転者状態判定装置は、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時に、漫然運転状態であると判定するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の前照灯制御装置。
  3. 前記運転者状態判定装置は、ステアリング角度が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の前照灯制御装置。
  4. 前記先行車状態判定装置は、先行車との間の車間距離をも判定するようになっており、
    前記運転者状態判定装置は、前記先行車状態判定装置によって判定された車間距離に基づいて、当該車間距離が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の前照灯制御装置。
  5. 前記先行車状態判定装置は、先行車との間の車間距離をも判定するようになっており、
    前記前照灯制御部は、前記先行車状態判定装置によって判定された車間距離が所定値以上である時には、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯を制御するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の前照灯制御装置。
  6. 前記先行車状態判定装置は、先行車との間の車間距離をも判定するようになっており、
    前記前照灯制御部は、前記先行車状態判定装置によって判定された車間距離が所定値以上である時には、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるよう前記前照灯を制御するようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の前照灯制御装置。
  7. 運転者の状態を判定する運転者状態判定工程と、
    先行車の状態を判定する先行車状態判定工程と、
    前記運転者状態判定工程によって判定された運転者の状態と、前記先行車判別工程によって判定された先行車の状態と、に基づいて前照灯を制御する前照灯制御工程と、
    を備え、
    前記運転者状態判定工程においては、少なくとも漫然運転状態であるか否かが判定されるようになっており、
    前記先行車状態判定工程においては、少なくとも先行車が存在するか否かが判定されるようになっており、
    前記前照灯制御工程においては、前記運転者状態判定工程によって漫然運転状態が判定された際に、前記先行車判定工程によって先行車の存在が判定されるならば、当該先行車に対応する照射領域を減光する、及び/または、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯が制御されるようになっている
    ことを特徴とする前照灯制御方法。
  8. 前記運転者状態判定工程においては、運転者の視線の滞留時間が所定時間以上である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の前照灯制御方法。
  9. 前記運転者状態判定工程においては、ステアリング角度が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の前照灯制御方法。
  10. 前記先行車状態判定工程においては、先行車との間の車間距離をも判定されるようになっており、
    前記運転者状態判定工程においては、前記先行車状態判定工程によって判定された車間距離に基づいて、当該車間距離が所定時間以上所定の変動範囲内である時に、漫然運転状態であると判定されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の前照灯制御方法。
  11. 前記先行車状態判定工程においては、先行車との間の車間距離をも判定されるようになっており、
    前記前照灯制御工程においては、前記先行車状態判定工程によって判定された車間距離が所定値以上である時には、当該先行車に対応する照射領域の周辺領域の少なくとも一部を増光するよう前記前照灯が制御されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の前照灯制御方法。
  12. 前記先行車状態判定工程においては、先行車との間の車間距離をも判定されるようになっており、
    前記前照灯制御工程においては、前記先行車状態判定工程によって判定された車間距離が所定値以上である時には、前記運転者の周辺視野における視感度が所定範囲内に収まるよう前記前照灯が制御されるようになっている
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の前照灯制御方法。
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