JP6298196B2 - 食品製造装置 - Google Patents

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本発明は、コロッケやチーズインハンバーグなどの食肉製品、さらには、饅頭や菓子パンなどの食品製造装置に関し、さらに詳細には、ノズル装置やシャッタ装置が駆動部に容易に着脱可能であり、ジェット水などによる水洗いが可能な食品製造装置に関する。
食品製造装置は、例えば、搬送装置の上方位置に複数の重合ノズル装置を配置し、この重合ノズル装置を間にして、前記搬送装置の搬送方向に内包材用の移送スクリュー装置と外皮材用の移送スクリュー装置とを配置した構成において、前記内包材用と外皮材用の移送スクリュー装置にケーシングを連接してそれぞれ設け、前記各ケーシング内に複数のベーンポンプを設け、ベーンポンプにはそれぞれ吐出口を前記移送スクリュー装置からの入口の反対側に備えた包あん機がある。
前記包あん機は、前記重合ノズル装置及び前記搬送装置の上下間にシャッタ装置を備えている。該シャッタ装置は、複数のシャッタ片により囲繞して形成したシャッタ開口を開閉自在に備えるとともに、前記開閉動作に連動して上下動する。そして、前記シャッタ装置は、前記重合ノズル装置から連続的に吐出される棒状の食品生地の流下を妨げないよう、シャッタ片を下降させながら前記開口を閉動作させて前記棒状食品生地から所要の大きさの包被食品を分割する。また、前記重合ノズル装置の下方に位置する搬送装置の搬送面は、前記シャッタ装置の上下動と連動して上下動する(例えば、特許文献1)。
また、前記重合ノズル装置は、例えば、包あん機の本体フレームに備えた基体部に階段状の配置部を設け、重合ノズル装置の下外筒部、攪拌回転体及び上外筒部を一方向から取り付け及び取り外し可能に設けられている。また、基体部には、攪拌回転体を回転自在に支持する回転歯車体を備え、回転歯車体を支持する軸受け部に対し生地などの浸入を抑制するための軸受け用シール部を備えている(例えば、特許文献2)。
また、別の食品製造装置は、重合ノズル装置の下方にシャッタ装置を上下動することなく配置した包あん機がある。前記包あん機は、内包材を間欠的に外皮材の内部に供給することにより重合ノズル装置から吐出される棒状食品生地の内部に内包材を点在させ、前記棒状食品生地の流下速度を断続的に変化させて包被食品を分割する装置である(例えば、特許文献3)。
特開2002−238441号公報 再公表特許番号WO2003/094620号公報 実開昭62−86887号公報
食品を製造する際には衛生管理の徹底が必須であり、上記特許文献に係る食品製造装置においても流水による洗浄を行っていた。しかしながら、特に、食肉を使用する食品を製造する装置においては、作業の効率や洗浄効果の向上を目的としてジェット水などの高圧水による洗浄が可能であることが強く望まれていた。
前記特許文献1及び特許文献2に記載の重合ノズル装置は、前記基体部に階段状の配置部が残るため、洗浄や乾燥の困難性があり洗浄作業上の問題があった。また、基体部に残る回転歯車体には軸受け用シール部が取り付けられているが、ジェット水による洗浄では外部から基体部の内部へ水が浸入する場合があり、ジェット水による洗浄に適していないという問題がある。
また、特許文献1に記載の包あん機は、重合ノズル装置に対しシャッタ装置を上下動可能に備えている。シャッタ装置は上下機構を備えなければならず、食品製造装置全体が複雑となる問題がある。また、食品製造装置を各構成部材から組み立てる際には、重合ノズル装置の吐出口の中心とシャッタ装置のシャッタ片が形成する開口の中心の位置を合わせるための組み立て時間を要するという問題があった。さらには、前記食品製造装置を使用している際に、前記重合ノズル装置及び前記シャッタ装置の中心が位置ずれした場合には、再度位置合わせをしなければならいという問題がある。
また、特許文献3に記載の包あん機は、シャッタ装置が上下動しないものの、内包材を外皮材の内部に間欠的に供給しなければならず大量の吐出には不向きであった。さらには、シャッタ装置のシャッタ片を揺動してシャッタ開口を開状態から閉状態に移行した後、再度開口状態に戻るようシャッタ片を反対の方向に揺動するため、閉状態ではシャッタ片の回動を一旦停止しなければならず、その停止の前後では、シャッタ開口の中心付近に集合したシャッタ片が棒状食品生地の流下を妨げる傾向となるため包被食品の生産速度(単位時間当たりの生産個数)に制限があるという問題がある。さらに、前記特許文献1に記載の包あん機と同様、重合ノズル装置及びシャッタ装置の中心の位置合わせが必要という問題がある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、棒状の食品生地を連続して押出すノズル装置と、複数のシャッタ片を有し、該シャッタ片が囲繞して形成するシャッタ開口を開閉することにより棒状食品生地から所要の大きさの分割生地を分割するシャッタ装置を備えた食品製造装置であって、駆動ボックスに前記棒状食品生地が流下する上下方向に貫通した連通孔を備え、前記ノズル装置を前記連通孔に上方から挿入して所定の位置に固定可能に備えるとともに前記駆動ボックスの上面に対し着脱自在に備え、前記ノズル装置は、その内部で回転する回転体を備え、前記駆動ボックスの上方に、前記回転体と噛合する駆動歯車を駆動歯車回転軸に着脱自在に備えたことを特徴とするものである。
また、前記回転体は、攪拌体を備えた攪拌回転体と、該攪拌回転体を着脱自在に係合する回転歯車体(44)を備えたことを特徴とするものである。
また、前記駆動ボックスは、その内部に前記駆動歯車回転軸を回転させる回転駆動機構を内装したことを特徴とするものである。
また、前記駆動ボックスは、前記シャッタ片を着脱自在に固定するシャッタ回転軸を備え、前記駆動ボックスの内部に前記シャッタ回転軸を回転させる回転駆動機構を内装したことを特徴とするものである。
本発明によれば、駆動ボックスにノズル装置と連動連結する回転歯車体を内蔵しないため、駆動ボックスの密閉性が高くなり、ジェット水などの高圧水にて洗浄が可能となり、洗浄作業の効率の向上ができる。
また、駆動ボックスに対しノズル装置及びシャッタ装置を一体的に着脱可能に備えることにより、ノズル装置の中心と複数のシャッタ片により形成されるシャッタ開口の中心とが位置ずれすることがなくなり、再度の位置合わせ調整をしなければならないという問題が解決できる。
本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1の全体的構成を示す正面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1の全体的構成を示す平面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1の全体的構成を示す側面説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1に備えた要部の構成を示す断面による説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1に備えた要部の構成を示す断面による説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1に備えた要部の構成を示す断面による説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1に備えたシャッタ装置6の動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る食品製造装置1に備えたシャッタ装置6の動作を示す説明図である。
本発明の第1の実施形態に係る食品製造装置1について図1乃至図7にて説明する。本第1実施例においては、第1食材D1の内側に第2食材D2を内包した包被食品(分割食品)Pを2列同時に製造する場合に基づき説明する。食品製造装置1は、角材で構成される本体フレーム2を備えており、この本体フレーム2に第1食材送給装置3、第2食材送給装置4、重合ノズル装置5、シャッタ装置6、搬送装置7及び制御装置8を備えている。ここでは、搬送装置7の搬送方向Fを指向した場合において水平方向に直交する方向を幅方向、あるいは、同様な意味で左右方向と称する(図2参照)。
第1食材送給装置3及び第2食材送給装置4は同一な構成であるので主に第1食材送給装置3について説明する。前記第1食材D1を収容する縦型のホッパ11、該ホッパ11の内部で回転自在のリボン型の回転スクリュー12(図2右側に図示した第2食材送給装置4参照)、該回転スクリュー12の回転により上方から下方に移送される第1食材を吸引するとともに前記重合ノズル装置5に送給する2組のポンプ13及び前記ホッパ11に連通し、前記回転スクリュー12及び前記ポンプ13を回転自在に支持するハウジング14を備えている。各ポンプ13は、ベーンポンプやギヤポンプなど選択可能であり、本実施例においては3葉形ルーツポンプを採用し、平面視において前記回転スクリュー12の回転中心から同じ距離にて配置されている。また、第1食材送給装置3は、前記回転スクリュー12及び前記ポンプ13を回転するための駆動機構を備えた駆動部15を備えている。該駆動部15は、前記回転スクリュー12を公知の歯車列を介して駆動する制御モータM1及び前記ポンプ13を別の歯車列を介して駆動する制御モータM2を取り付けた駆動ボックス16を備えている。前記ハウジング14は、該駆動ボックス16の上面に着脱自在に固定されている。そして、該駆動ボックス16は、前記本体フレーム2の左右(図2参照)の上部フレーム2Aに着脱可能に架設されている。
また、前記第2食材送給装置4は、前記第1食材送給装置3と同一の構成であり、第2食材D2をホッパ11に収容し、該第2食材D2を回転スクリュー12及びポンプ13を介して重合ノズル装置5に送給するものであり、前記重合ノズル装置5を間にして前記第1食材送給装置3の反対側に備えられている。
図4及び図5は、重合ノズル装置5、駆動部21及びシャッタ装置6の構成を説明する説明図であり、正面視における縦断面図を示している。さらに、図5は、重合ノズル装置5及びシャッタ装置6が駆動部21に対し取り外された状態を示す説明図である。また、図6(A)は、駆動部21の内部を概略的に説明する平面視した説明図であり、図6(B)は、駆動部21を要部として駆動部21の内部を概略的に説明する側面視した縦断面による説明図である。
前記重合ノズル装置5は、幅方向に沿って前記本体フレーム2に取り付けられた駆動部21の駆動ボックス22に左右2列に配置されている。重合ノズル装置5は駆動ボックス22の上面から載置可能であり、駆動ボックス22に固定される前記シャッタ装置6と一体的に備えられている。前記駆動ボックス22は、上部箱体22Aと下部箱体22Bを丸ゴムやOリングなどのシーリング部材を介して、さらには、シーリング塗布材を塗布して上下に重ね合わせて結合されている。また、駆動ボックス22は、前記重合ノズル装置5が嵌入し、重合ノズル装置5から押出される棒状の食品生地Dが流下する連通孔23が2箇所備えられている。該連通孔23は上下に2箇所のフランジ部24A、24Bを備えた管部材24の中空部である。該管部材24の上下の管部分を各々上部箱体22A、下部箱体22Bに嵌合することにより、上部箱体22A及び下部箱体22Bの水平方向の位置合わせを行うとともに、該嵌合部にシーリングを施すことにより駆動ボックス22内への水の浸入を防止している。
前記重合ノズル装置5は、外筒部31に同心状に配置された内筒部37を備えている。該外筒部31は、上外筒部32、下外筒部33を備え、上下の外筒部32、33の間に回転体34を回転自在に備えている。下外筒部33は、外ノズルホルダ35及び該外ノズルホルダ35に着脱交換自在に螺合された外ノズル口金36を備えている。
内筒部37は、前記第2食材送給装置4から送給される第2食材D2が流下する流路を形成するものであり、上内筒部38及び該上内筒部37に着脱交換自在に螺合された内ノズル口金39を備えている。そして、上内筒部38が上外筒部32に対し着脱自在にナット部材40にて取り付けられている。そして、外筒部31と内筒部37との間には、前記第1食材送給装置3から送給される第1食材D1が流下する流路としての環状の空間部41が形成される。したがって、重合ノズル装置5は、第2食材D2の外周を第1食材D1で同心に被覆した棒状食品生地Dを吐出口である前記外ノズル口金36から連続的に押出すものである。
前記回転体34は、環状空間41を流下する第1食材D1を攪拌する攪拌体42を備えた攪拌回転体43と、該攪拌回転体43を着脱自在に係合する回転歯車体44を備えている。回転歯車体44は、外筒部31の外側に備えた保持部45により回転自在に保持されている。この保持部45は、回転歯車体44のフランジ部を上下から挟持する一対のスラストベアリング46を備え、下側のスラストベアリング46を支持するベースホルダ47を備えている。このベースホルダ47は、全体として環状であり、さらに、内側の下面に環状の突出部47Aを備えている。ベースホルダ47は、該突出部47Aを前記駆動部15の連通孔23に嵌合して駆動ボックス22の上面に載置される。また、ベースホルダ47は、その内側に下外筒部32の外ノズルホルダ35を着脱自在に係合するものである。
また、保持部45は、上下のスラストベアリング46を外側から保持するとともにベースホルダ47と嵌合するアウタホルダ48を備えている。アウタホルダ48の下部外周に3つの切り込み腕51を備え、前記駆動ボックス22の上面にはそれらに対応する3本の係合ピン52が立設されている。アウタホルダ48を駆動ボックス22の上面に載置した状態で水平方向に回転することにより切り込み腕51の切り込みが各々係合ピン52に係合し、該係合ピンの上部に形成された円盤状のフランジ部が切り込み腕の上面を押えることによりアウタホルダ48が上方に抜けることなく駆動ボックス22に固定される。また、アウタホルダ48の上部に外筒部取付具49を固定し、上外筒部32の中央外側に突出して備えた係止部50を外筒部取付具49にて上方から係止することにより重合ノズル装置5全体が駆動ボックス22に固定される。なお、駆動ボックス22に対する重合ノズル装置の位置合わせは、前記突出部47Aと前記連通孔23を嵌合させることなく、前記切り込み腕51の切り込みを前記係合ピン52に係合させることにより行うことも可能である。また、駆動ボックス22の上面にピン(例えば、2本の円柱状のピンやキー材のような長円状のピンなど)を立設し、該ピンに対応するようベースホルダ47の下面に孔を設けるなど種種の位置合わせ手段を用いることが可能である。
ここで、回転体34の回転駆動機構に関して説明する。駆動ボックス22の上面側において重合ノズル装置5の近傍に回転体34と噛合する駆動歯車53が備えられている(図4乃至図6参照)。駆動歯車53は、駆動ボックス22の上面から突出した歯車回転軸54の主軸54Aの上部に着脱自在に備えられ、ナット部材にて固定される。また、歯車回転軸54の主軸54Aの下部は、上部箱体22Aにベアリング55を介して、さらに、オイルシールなどのシール部材を介して回転自在に枢着される。駆動ボックス22の内部において、歯車回転軸54の下部には主軸54Aに対し偏心した偏心軸54Bが備えられている。この偏心軸54Bには、ベアリング56を介してプレート部材57が水平方向に偏心回転可能に取り付けられている。
また、駆動ボックス22の下部箱体22Bの端部(図6(A)において右側)の下面にはプレート部材57を偏心回転するための制御モータM3が取り付けられている。制御モータM3の回転出力軸には、プレート回転軸58の主軸58Aが固定されている。また、プレート回転軸58の上部には、主軸58Aに対し偏心した偏心軸58Bを備えている。この偏心軸58Bは、ベアリング56を介してプレート部材57を偏心回転可能に取り付けている。また、上部箱体22Aの内部下面(天井板)には、回転軸59が回転自在に備えられている。回転軸59は、上部の主軸59Aと、下部に主軸59Aに対し偏心した偏心軸59Bを備えている。回転軸59の主軸59Aはベアリング60を介して上部箱体22Aに支持され、偏心軸59Bはベアリング56を介してプレート部材57に取り付けている。これら歯車回転軸54、プレート回転軸58及び回転軸59の各主軸と各偏心軸の偏心量は同一である。このように支持されたプレート部材57を制御モータM3にて偏心回転することにより各歯車回転軸54が連動して回転し、各駆動歯車53を介して各重合ノズル装置5の回転体34を回転する。
シャッタ装置6は、重合ノズル装置5に対応するよう幅方向に沿って2組備えられている。各シャッタ装置6は、駆動ボックス22の下面から下方に向かって突出した4本のシャッタ回転軸61の主軸61Aの下部にシャッタ片62を着脱自在に備えられ、ナット部材にて固定されている。それら回転軸61の主軸61Aの上部は、駆動ボックス22の下部箱体22Bにベアリング64を介して、さらに、オイルシールなどのシール部材を介して回転自在に取り付けられ、平面視において駆動ボックス22の連通孔23を中心とした円周上に等間隔に配置されている。そして、4つのシャッタ片62が囲繞してシャッタ開口63を開閉自在に形成する。上述のように、シャッタ回転軸61を配置した駆動ボックス22に対し重合ノズル装置5を位置決めして取り付けることができるため、重合ノズル装置5の中心(吐出口の中心と同義)とシャッタ開口63の中心とを同軸上に一致させることが可能となる。
シャッタ片62は、2つの同形状の切断刃68及び切断刃69が互いにシャッタ回転軸61の主軸61Aの回転中心軸に対称に備えられている。各切断刃68、切断刃69は、所要の厚みを有し、シャッタ開口63を閉動作する際に棒状食品生地Dに面押圧を作用して第1食材D1が第2食材を包み込むように括りながら棒状食品生地Dを切断する作用面として凸面68A、凸面69Aが形成され、切断刃68、切断刃69の先端を介してその反対側には、シャッタ片62の回転を可能とする凹面68B、凹面69Bが形成されている。また、各切断刃68、切断刃69の先端は、シャッタ片62が回転する際に隣接する凸面68A、凸面69Aに接する構成である。したがって、シャッタ回転軸61を1回転するに当たり、シャッタ片62が囲繞して形成されるシャッタ開口63が2回開閉動作し、シャッタ装置6が2回の切断動作を行うものである(図7参照)。
ここで、シャッタ片62の回転機構について説明する。各シャッタ回転軸61は、その上部に主軸61Aに対し偏心した偏心軸61Bを備えている。駆動ボックス22の内部において、偏心軸61Bには、ベアリング65を介してプレート部材66が水平方向に偏心回転可能に取り付けられている。また、駆動ボックス22の下部箱体22Bの端部(図6(A)において右側)の下面にはプレート部材66を偏心回転するための制御モータM4が取り付けられている。制御モータM4の回転出力軸には、プレート回転軸67の主軸67Aが固定されている。また、プレート回転軸67の上部には、主軸67Aに対し偏心した偏心軸67Bを備えている。この偏心軸67Bは、ベアリング65を介してプレート部材66を偏心回転可能に取り付けている。これらシャッタ回転軸61及びプレート回転軸67の各主軸と各偏心軸の偏心量は同一である。このように支持されたプレート部材66を制御モータM4にて偏心回転することにより各シャッタ回転軸61が同期して回転し、各シャッタ装置6のシャッタ片62を回転する。このプレート部材66は、歯車回転軸54を回転させるプレート部材57の偏心回転と干渉することのないよう、プレート部材57の下方を偏心回転するものである。
シャッタ装置6のシャッタ片62は、所要の回転速度にて連続的に、あるいは、間欠に回転制御することが可能である。間欠に回転する場合には、例えば、4つのシャッタ片62で略正方形を形成するように配置された位置にて停止してシャッタ開口63を最大に開いた状態にて待機し(図7(A)参照)、制御装置8からの指令に基づき設定された所要の回転速度で回転して各シャッタ片62の切断刃68の先端がシャッタ開口63の中央に集合してシャッタ開口63を閉じ(図7(B)参照)、さらに各シャッタ片62の回転を続けて新たなシャッタ開口63を広げながら各シャッタ片62が前記待機位置から180度回転した位置にて再び停止する(図7(C)参照)ことにより重合ノズル装置5から連続して押出される棒状食品生地Dから1つの包被食品Pを分割することができる。そして、シャッタ片62は、上記動作と同様に、さらに180度回転することにより切断刃69の閉動作により次の包被食品Pを分割する。このように、シャッタ片62が一方向に回転を継続することによりシャッタ開口63の開閉を交互に繰り返し複数の包被食品Pを製造する。
食品製造装置1では、重合ノズル装置5の外ノズル口金36の下面から間隔をおいてシャッタ片62を配置し、重合ノズル装置5に対しシャッタ片61を上下動させることなく固定して備えている。上述のとおり、シャッタ片62の待機時間(あるいは、180度の回転域での待機時間の割合)を相対的に長く設け、シャッタ片62の回転時間(あるいは、180度の回転域での回転時間の割合)を相対的に短く設けることにより、シャッタ片62の先端がシャッタ開口63の中心付近にて停止することなく、好ましくは、シャッタ片62の回転速度において最も速い速度で前記中心を通過して、新たなシャッタ開口63を形成することにより重合ノズル装置5から連続して押出される棒状食品生地Dの流下を妨げることなく包被食品Pの分割を行うことができる。
搬送装置7は、2本の搬送ベルト71を並走させたベルトコンベアを用いており、各シャッタ装置6の下方において本体フレーム2に対して着脱自在に取り付けられている。また、搬送装置7は、搬送ベルト71の内側において、シャッタ装置7の下方に対応する位置に上下位置が調整可能な受け台72を備えており、シャッタ片62の下面と搬送ベルト71の走行面(上面)との間隔を設定可能に備えている。搬送ベルト71は制御モータM5により所要の搬送速度にて連続して、あるいは、シャッタ装置6の切断動作に対応して間欠に駆動され、シャッタ装置6により分割された包被食品Pを搬送下流側へ搬送する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る食品製造装置1について図8にて説明する。第1の実施形態に係るシャッタ装置6は、2の切断刃68及び切断刃69を備えたシャッタ片62を一方向に回転する構成で説明したが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の第2の実施形態に係るシャッタ装置6は、シャッタ回動軸61が一方向に回転するものではなく、所要の角度の範囲で往復回転(回動と同義)するものである。すなわち、揺動式シャッタを用いたものである。なお、第1の実施形態に係る構成と同様な構成や機能を有するものには同一の符号を付与し、重複する説明は省略する。
シャッタ装置6は、平面視において駆動ボックス22の連通孔23を中心とした円周上に等間隔に配置された6本のシャッタ回転軸61を備え、各シャッタ回転軸61の主軸61Aにシャッタ片81を着脱自在に固定して備えている。シャッタ片81は、所要の厚みを有し、シャッタ開口63を閉動作する際に棒状食品生地Dを包被切断する2つの作用面81A及び作用面81Bをシャッタ片81の先端を介して対称に備えている。シャッタ片81の先端は、一方の隣接するシャッタ片81の作用面81A及び他方の隣接するシャッタ片81の作用面81Bに接する構造である。
また、シャッタ装置6を駆動する制御モータM4は、その出力軸を所要の角度の範囲を往復回転するよう制御装置8に制御され、プレート部材66が偏心回転にて往復動しシャッタ回動軸61が往復回転される。シャッタ片81は、6つのシャッタ片81で略六角形を形成するように配置された位置(一方の往復端と称す)にて停止してシャッタ開口63を最大に開いた状態にて待機し(図8(A)参照)、制御装置8からの指令に基づき設定された所要の回転速度で回転(揺動と同義)して各シャッタ片81の先端がシャッタ開口63の中央に集合してシャッタ開口63を閉じ(図8(B)参照)、さらに各シャッタ片81の回転を続けて新たなシャッタ開口63を広げながら各シャッタ片81が前記待機位置から所要の角度回転した位置(他方の往復端と称す)で再び停止する(図8(C)参照)。シャッタ片81が往路を揺動することにより重合ノズル装置5から連続して押出される棒状食品生地Dから1つの包被食品Pを分割することができる。そして、シャッタ片81は、所要の時間停止した後、上記動作と反対の方向に回転して復路を揺動することにより次の包被食品Pを分割し、図8(A)で示す一方の往復端に戻る。つまり、シャッタ片81が一回の往復回転をすることによりシャッタ開口63が2回開閉して棒状食品生地Dから2つの包被食品Pを分割するものである。このように、シャッタ片81が往復回転を繰り返すことによりシャッタ開口63の開閉を交互に繰り返し複数の包被食品Pを製造する。
上記説明より理解できるように、食品製造装置1は、駆動部21から重合ノズル装置5を取り外した際には、駆動ボックス22の連通孔23には段差などの凹凸がないため、駆動部21の清掃や乾燥が容易にできる。さらに、駆動ボックス22は密閉性の高い構造とすることができるので、高圧水での洗浄も可能となった。
また、重合ノズル装置5及びシャッタ装置6は、位置決め手段にて平面視において同心に配置されており、重合ノズル装置5及びシャッタ装置6を駆動ボックス22に対し着脱を繰り返しても位置ずれすることなく装着することが可能である。また、重合ノズル装置5、シャッタ装置6及び駆動部21は一体的に備えられるものであり、従来の食品製造装置に比べ、構造が簡略化できる。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置1の説明は概ね上記のとおりであるが、これに限らず、特許請求の範囲において種々の変更が可能である。例えば、上記説明では第1食材D1の内側に第2食材D2を内包した包被食品Pを製造する場合について説明したが、一方の食材送給装置のみを備え、ノズル装置から一種類の食材による棒状食品生地を吐出してシャッタ装置にて所要の分割食品に分割するための食品製造装置であってもよい。また、3種類以上食材による場合であってもよく、さらには、複数の食材を同心状に被覆した棒状食品だけでなく、層状や格子状に重ね合わせた棒状食品生地から分割食品を製造する食品製造装置であってもよい。
1 食品製造装置
3 第1食材送給装置
4 第2食材送給装置
5 重合ノズル装置、ノズル装置
6 シャッタ装置
7 搬送装置
8 制御装置
9 搬送装置、ベルトコンベア
21 駆動部
23 連通孔
34 回転体
44 回転歯車体
45 保持部
47 ベースホルダ
48 アウタホルダ
53 駆動歯車
54 歯車回転軸
61 シャッタ回転軸
62 シャッタ片
81 シャッタ片
D1 第1食材
D2 第2食材
D 棒状食品生地
P 包被食品、分割食品

Claims (4)

  1. 棒状の食品生地(D)を連続して押出すノズル装置(5)と、複数のシャッタ片(69、81)を有し、該シャッタ片が囲繞して形成するシャッタ開口(63)を開閉することにより棒状食品生地(D)から所要の大きさの分割生地(P)を分割するシャッタ装置(6)を備えた食品製造装置(1)であって、
    駆動ボックス(22)に前記棒状食品生地(D)が流下する上下方向に貫通した連通孔(23)を備え、
    前記ノズル装置(5)を前記連通孔(23)に上方から挿入して所定の位置に固定可能に備えるとともに前記駆動ボックス(22)の上面に対し着脱自在に備え、
    前記ノズル装置(5)は、その内部で回転する回転体(34)を備え、
    前記駆動ボックス(22)の上方に、前記回転体(34)と噛合する駆動歯車(53)を駆動歯車回転軸(54)に着脱自在に備えたことを特徴とする該食品製造装置。
  2. 請求項1に記載の食品製造装置であって、
    前記回転体(34)は、攪拌体(42)を備えた攪拌回転体(43)と、該攪拌回転体(43)を着脱自在に係合する回転歯車体(44)を備えたことを特徴とする該食品製造装置。
  3. 請求項1に記載の食品製造装置であって、
    前記駆動ボックス(22)は、その内部に前記駆動歯車回転軸(54)を回転させる回転駆動機構を内装したことを特徴とする該食品製造装置。
  4. 請求項1に記載の食品製造装置であって、
    前記駆動ボックス(22)は、前記シャッタ片(69、81)を着脱自在に固定するシャッタ回転軸(61)を備え、前記駆動ボックス(22)の内部に前記シャッタ回転軸(61)を回転させる回転駆動機構を内装したことを特徴とする該食品製造装置。
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