JP6296514B2 - モータ用ロータ及びモータ用ロータの製造方法 - Google Patents

モータ用ロータ及びモータ用ロータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明はモータ用ロータ及びモータ用ロータの製造方法に関する。
従来、スリーブの周囲に射出成形で作製するボンドマグネットにおいて、前記スリーブの中央部領域の外径を端部領域の外径よりも大きくしたことを特徴とするボンドマグネットが知られている(特許文献1参照)。
特開2012―34457号公報
特許文献1のように、スリーブ(ロータヨーク)の外周に射出成形によってマグネットを成形するようにしてモータ用ロータを作製した場合、そのモータ用ロータを高速回転するモータに用いると、マグネットに割れが生じることがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高速回転が求められるモータに用いてもマグネットの割れを抑制することができるモータ用ロータ及びモータ用ロータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のモータ用ロータは、回転軸となるシャフトと、前記シャフトの外周面に設けられたロータヨークと、前記ロータヨークの外周面を覆うように設けられたマグネットと、を備え、前記ロータヨークは、前記ロータヨークの前記外周面に前記回転軸方向に沿って形成された前記マグネットを充填する溝部を有し、前記溝部が前記マグネットの材料の当接一体化するウェルド部に対応する位置に設けられることで前記ウェルド部の厚みが厚くされている。
(2)上記(1)の構成において、前記ウェルド部が周方向にほぼ均等間隔に複数設けられ、前記溝部が前記ウェルド部の位置に対応して周方向にほぼ均等間隔に複数設けられている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記溝部は、前記ウェルド部の強度が前記ウェルド部以外の部分の強度の90%以上の強度となる深さを有している。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記溝部は、縁が面取りされている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記溝部は、底部と側面部との間の角が面取りされている。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記ロータヨークが鉄系の磁性金属であり、前記マグネットがポリフェニレンサルファイドを用いたネオジム系プラスチックマグネットである。
(7)本発明のモータは、上記(1)から(6)のいずれか1つの構成を有するモータ用ロータを備え、最大回転数が50000rpm以上とされている。
(8)本発明のモータ用ロータの製造方法は、シャフトと前記シャフトの外周面に設けられたロータヨークと前記ロータヨークの外周面を覆うように設けられたマグネットとを備えるモータ用ロータの製造方法であって、金型の内面とロータヨークの外周面との間にマグネット材料を充填する空間を有するように前記ロータヨークを前記金型内に配置する配置ステップと、前記空間にゲートからマグネット材料を供給し、前記空間内を前記外周面に沿って前記マグネット材料を流動させて前記空間内に前記マグネット材料を充填する充填ステップと、を少なくとも含み、前記ロータヨークの前記外周面には、周方向の位置で前記ゲートからの距離がほぼ等距離となる位置に配置される溝部が形成されており、前記配置ステップは、前記溝部が前記ゲートからの距離がほぼ等距離に位置することになるように行われ、前記充填ステップは、前記空間内を流動して前記ゲートからの距離がほぼ等距離となる位置で、前記マグネット材料同士が衝突一体化するウェルド部が形成されるように行われる。
(9)上記(8)の構成において、前記ゲートが、前記ロータヨークの前記外周面に沿った周方向にほぼ均等間隔に位置するように前記金型に複数設けられており、前記ゲートからの距離は、ほぼ等距離の位置が周方向に見て隣接する前記ゲート同士の中間の位置である。
本発明によれば、高速回転が求められるモータに用いてもマグネットの割れを抑制することができるモータ用ロータ及びモータ用ロータの製造方法を提供することができる。
本発明に係る実施形態のモータ用ロータ1の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明に係る実施形態のロータヨークの外周面上にマグネットを成形するところを説明するための斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1は本発明に係る実施形態のモータ用ロータ1の斜視図であり、図2は図1のA−A線断面図である。
図1に示すように、モータ用ロータ1は、回転軸となるシャフト10と、シャフト10の外周面11に設けられたロータヨーク20と、ロータヨーク20の外周面21を覆うように設けられたマグネット30と、を備えている。
(シャフト)
シャフト10には、一端側(図1右側)の外周面11にシャフト10の長さ方向に離間して形成された2つの溝11aが設けられている。
なお、この2つの溝11aは外周面11の全周に亘って形成されている。
同様に、シャフト10には、ロータヨーク20が設けられる位置よりも他端側(図1左側)の外周面11にシャフト10の長さ方向に離間して形成された2つの溝12aが設けられている。
なお、この2つの溝12aも溝11aと同様に外周面11の全周に亘って形成されている。
これらの溝11a及び溝12aは、モータにモータ用ロータが組み付けられるときの抜け止め部材等が取り付けられる溝であり、このため、必ずしもこのような溝が設けられるわけではなく、モータに対する組み付けの態様によっては設けられない場合もある。
また、本実施形態では、シャフト10は、溝12aよりも他端側(図1左側)の外周面11の一部が平面13を有するように研削が行われ、その部分は断面が三日月状になるようにされているが、これも必須の要件ではなく、モータの駆動力を伝えるべき、相手の部材に合わせて適宜変更してよい。
なお、シャフト10は、例えばステンレス等の金属材料を用いて形成することができ、金属材料としておくことで圧入等によってロータヨーク20との間で強固な結合が得られるため好適である。
ただし、シャフト10とロータヨーク20との間の固定は圧入に限定されず、接着固定等であってもよい。
(ロータヨーク)
ロータヨーク20は、磁気回路を形成する部材であり、磁性金属等を良好に用いることができ、本実施形態では、鉄系の磁性金属を用いている。
図2に示すように、ロータヨーク20は、中央に貫通孔20aを有している。
この貫通孔20aはシャフト10の外径よりも小さくされており、ロータヨーク20を加熱して貫通孔20aを広げたところにシャフト10を挿入し、冷却すると貫通孔20aが縮むことでロータヨーク20とシャフト10との間を強固に圧入固定することができる。
また、図1に示すように、ロータヨーク20の貫通孔20aの端部には、面取り部20bが形成されており、シャフト10の挿入作業が行い易くなっている。
なお、図1では、見えていないが貫通孔20aの反対側の端部も同様に面取りが行われている。
このため、シャフト10の挿入をどちら側から行ってもその挿入作業が行い易いようになっている。
そして、図1及び図2に示すように、ロータヨーク20は、ロータヨーク20の外周面21に回転軸方向に沿って形成されたマグネット30を充填するコの字状の溝部21aを有している。ロータヨーク20が溝部21aを有する理由は、後ほど詳細に説明する。
この溝部21aの開口側の端部の縁21abは、それぞれ丸みを帯びるように面取りが行われ、マグネット30に応力が集中し難くなるようにされている。
このため、マグネット30を成形するときに、この溝部21aの縁21abを起点とするマグネット30の割れが起き難くなっている。
また、モータ駆動時にモータ用ロータ1が高温になったときに、熱膨張等の関係で、この溝部21aの縁21abに接触しているマグネット30の部分に応力が集中することが回避でき、マグネット30の割れを起き難くすることができる。
さらに、溝部21aは、図2に示すように、溝部21aの底部25と側面部27との間の角22も丸みを帯びるように面取りされており、マグネット30がこの溝部21a内に隙間なく充填されやすいようにしており、この溝部21a内に充填されるマグネット30に空隙ができ難くなるようにされている。
(マグネット)
マグネット30は、磁界の発生源であり、本実施形態では、ポリフェニレンサルファイドを用いたネオジム系プラスチックマグネットを使用している。
このように、ポリフェニレンサルファイドをバインダ(ベース樹脂)として用いて、そのベース樹脂にネオジムを分散させたマグネット材料の場合、上述した鉄系の磁性金属からなるロータヨーク20の線膨張係数に近いものとすることができる。
このため、ロータヨーク20とマグネット30との間の膨張収縮が近い状態となり、モータ駆動時の熱によりロータヨーク20が膨張収縮するときに、マグネット30も同様に膨張収縮し、マグネット30に無理な応力が発生し難く、マグネット30の割れの発生を低減することが可能となる。
ただし、本発明におけるマグネット30に用いられる材料は、ポリフェニレンサルファイドを用いたネオジム系プラスチックマグネットに限定されるものではなく、これに置き換わる適切な材料を用いることができる。
ところで、このようにロータヨーク20とマグネット30の線膨張係数が近い状態でマグネット30の割れが起き難い条件下でも最大回転数が50000rpmを超えるようなモータでは、上述した溝部21aを設ける前にはマグネット30の割れが起きる場合があった。
以下では、本実施形態のモータ用ロータ1の製造方法を説明しながら、上述の溝部21aを設けることで最大回転数が50000rpmを超えるようなモータに使用してもマグネット30の割れが抑えられるようになった理由等について詳細に説明する。
図3は、ロータヨーク20の外周面21上にマグネット30を成形するところを説明するための斜視図である。
なお、図3では、マグネット30を成形するための金型の内面40とロータヨーク20だけを模式的に示したものになっている。
図3に示すように、金型には内面40に連通し、マグネット材料を供給するための4つ(複数)のゲート41が、ロータヨーク20の外周面21に沿った周方向にほぼ均等間隔に位置するように設けられている。
そして、このような金型に対して、金型の内面40とロータヨーク20の外周面21との間にマグネット材料を充填する空間を有するようにロータヨーク20を金型内に配置する配置ステップが行われる。
次に、その金型の内面40とロータヨーク20の外周面21との間の空間にゲート41からマグネット材料を供給し、空間内をロータヨーク20の外周面21に沿ってマグネット材料を流動させて、空間内にマグネット材料を充填する充填ステップを行う。
図3では、手前側の2つのゲート41から供給されたマグネット材料が流動している状態を矢印で示すようにしている。
このように、ゲート41から供給されたマグネット材料は、隣接するゲート41同士の略中間の位置で合流することになり、この位置でマグネットの材料の当接一体化が起こる。
なお、図3では、マグネットの材料の当接一体化が起こった部分(以下、ウェルド部Wという)を模式的に点線の四角で示している。
このマグネット30の材料の当接一体化して形成された部分は、射出成形等の金型を用いた成形において、一般にウェルド部Wと呼ばれているが、溝部21aを設けていないモータ用ロータの割れの原因を調べていたときに、このウェルド部Wに該当すると考えられる位置がマグネット30の割れの起点になっていることに気がついた。
そこで、この割れが発生する部分は、他の部分と比較して強度が低下しているものと考え、その強度を補うために、その部分のマグネット30の半径方向の厚さを厚くすることの考えに至った。
そして、そのために、ロータヨーク20に溝部21aを設け、上述した配置ステップで、この溝部21aをゲート41からの距離がほぼ等距離に位置するように行うようにするとともに、充填ステップにおいて、空間内を流動してゲート41からの距離がほぼ等距離となる位置で、マグネット材料同士が衝突一体化するウェルド部Wが形成されるように行うようにしたところ、マグネット30の割れを大幅に低減できるようになった。
より具体的に説明すると、溝部21aを設けるようにする前の状態では、マグネット30は、ウェルド部Wの強度がウェルド部W以外の部分よりも6割程度の強度しかなかったため、溝部21aに位置するマグネット30の径方向の厚みがウェルド部W以外の部分の厚みの1.66倍程度となるようにして、ウェルド部Wとウェルド部W以外の部分の強度がほぼ同程度、例えば、ウェルド部W以外の部分の強度を基準に少なくとも90%以上の強度が保てるようにしている。
なお、図3では、模式的にウェルド部Wを点線の四角で示す面のようにして示しているが、ウェルド部Wは完全な平面になるわけではないので、溝部21aの幅は、ウェルド部Wが波打つような面になっている場合を考慮してウェルド部Wが収まる幅にしておくことが好ましい。
また、成形条件や材料に依存してウェルド部Wの強度は変化するため、上記の厚みのディメンジョンはあくまでも一例であり、溝部21aは、それぞれの場面に応じて、ウェルド部Wの強度がウェルド部W以外の部分の強度の90%以上の強度となる深さを有しているように調整することが望ましく、100%以上の強度となる深さを有しているように調整することがより好ましい。
しかしながら、モータの最大回転数によっては、ウェルド部Wの強度がウェルド部W以外の部分の強度に対して90%以上になっていなくてもよい場合があり、必ずしも90%以上でなければならないわけではない。
一方、ウェルド部Wの強度を高めるためには、溝部21aの深さを深くすることになり、その分だけ、比較的高価であるマグネット材料が必要となる。
また、溝部21aが深くなるとマグネット材料の溝部21aへの良好な充填も行い難くなるため、溝部21aの深さは、ウェルド部Wの強度がウェルド部W以外の部分の強度に対して200%以内、より好ましくは、150%以内になるように留めるのが好ましい。
ところで、上記実施形態では、4つのゲートを有する金型を用いてマグネット30の成形を行っているが、ゲートの数は4つに限定されるものではない。
例えば、ゲートの数は3つでも2つでもよく、更には1つでもよく、逆に5つや6つであってもよいが、以下の理由からゲートの数は少なくとも複数であることが好ましい。
上述したように、本発明では、溝部21aがマグネットの材料の当接一体化するウェルド部Wに対応する位置に設けられることでウェルド部Wの厚みが厚くされてマグネット30の割れが抑制される。
このため、ロータヨーク20には、必ず溝部21aが形成されることになり、ロータヨーク20のその溝部21aが形成された部分は、重量が減少することになる。
ゲート41が1つである金型を用いてマグネット30の成形を行うと、周方向で見て、そのゲート41の反対側に位置するところに1つのウェルド部Wが形成されることになるため、ロータヨーク20に設けておく溝部21aも1つになる。
そうすると、ロータヨーク20の周方向での重量バランスが変化してしまうことになり、回転のバランスが悪くなる恐れがある。
しかしながら、ゲート41を周方向に複数均等間隔に設けるようにしておけば、ウェルド部Wも周方向に均等間隔で形成されることになるため、ロータヨーク20に設けられる溝部21aもそれに対応して周方向に均等間隔に設けることができ、ロータヨーク20の周方向の重量バランスが悪くなることが回避できる。
したがって、周方向に均等間隔で配置した複数のゲート41からマグネット材料を供給する製造方法とすることが好ましい。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではない。
例えば、ロータヨーク20の外周面21上にマグネット30を成形する前に、ロータヨーク20をシャフト10の外周面11上に固定する一体化工程を実施して、シャフト10を有した状態のロータヨーク20に対してマグネット30を成形するようにしてもよく、逆に、ロータヨーク20に対してマグネット30を成形した後に、ロータヨーク20をシャフト10の外周面11上に固定する一体化工程を実施するようにしてもよい。
また、ロータヨーク20の外周面21に設けられる溝部21aの数は、マグネット30を成形する金型のマグネット材料を供給するゲート数に応じて、それと同じ数とされればよく、したがって、金型のゲート数を変える場合には、ロータヨーク20に形成される溝部21aの数も変更されるものであることは言うまでもない。
そして、当然に、金型のゲート数を変える場合には、ロータヨーク20の外周面21に設けられる溝部21aは、周方向に見て、その金型のゲートと同じピッチにしておくものであることも言うまでもない。
さらに、本発明の溝部21aにおいて、底部25と側面部27との間の角22が面取りされているというのは、底部25と側面部27との間に鋭角な部分がないことを意味し、例えば、溝部21aがU字状のようになっている場合を含むものと解されるべきである。
加えて、上記実施形態では、ロータヨーク20の外周面21上にだけマグネット30を設けるようにしているが、ロータヨーク20の一端側及び他端側の端面上にもマグネット30が設けられていてもよい。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
本件特許請求の範囲には「前記溝部が前記マグネットの材料の当接一体化するウェルド部に対応する位置に設けられることで前記ウェルド部の厚みが厚くされている」という一部製造時の状態を借りる記載がある。
しかしながら、本件発明の課題は、まさに、前記マグネットの材料の当接一体化するウェルド部において発生する問題であり、この記載がないとすれば「前記マグネットの材料の当接一体化するウェルド部」に対応する位置でないところに溝部が形成され、何ら課題を解決していない発明を含むことになる。
そして、この製造時の状態を他に変える表現で記載することは困難であり、このような表現が用いられていることは不可能・非実際的事情に該当するものである。
1…モータ用ロータ、10…シャフト、11…外周面(シャフトの)、11a,12a…溝、13…平面(シャフトの)、20…ロータヨーク、20a…貫通孔、20b…面取り部、21…外周面(ロータヨークの)、21a…溝部(ロータヨークの)、21ab…縁(溝部の)、22…角(溝部の)、25…底部(溝部の)、27…側面部、30…マグネット、40…内面(金型の)、41…ゲート、W…ウェルド部

Claims (9)

  1. 回転軸となるシャフトと、
    前記シャフトの外周面に設けられたロータヨークと、
    前記ロータヨークの外周面を覆うように設けられたマグネットと、を備え、
    前記ロータヨークは、前記ロータヨークの前記外周面に前記回転軸方向に沿って形成された前記マグネットを充填する溝部を有し、
    前記溝部が前記マグネットの材料の当接一体化するウェルド部に対応する位置に設けられることで前記ウェルド部の厚みが厚くされているモータ用ロータ。
  2. 前記ウェルド部が周方向にほぼ均等間隔に複数設けられ、
    前記溝部が前記ウェルド部の位置に対応して周方向にほぼ均等間隔に複数設けられている請求項1に記載のモータ用ロータ。
  3. 前記溝部は、前記ウェルド部の強度が前記ウェルド部以外の部分の強度の90%以上の強度となる深さを有している請求項1又は請求項2に記載のモータ用ロータ。
  4. 前記溝部は、縁が面取りされている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ用ロータ。
  5. 前記溝部は、底部と側面部との間の角が面取りされている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のモータ用ロータ。
  6. 前記ロータヨークが鉄系の磁性金属であり、
    前記マグネットがポリフェニレンサルファイドを用いたネオジム系プラスチックマグネットである請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ用ロータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ用ロータを備え、
    最大回転数が50000rpm以上とされているモータ。
  8. シャフトと前記シャフトの外周面に設けられたロータヨークと前記ロータヨークの外周面を覆うように設けられたマグネットとを備えるモータ用ロータの製造方法であって、
    金型の内面とロータヨークの外周面との間にマグネット材料を充填する空間を有するように前記ロータヨークを前記金型内に配置する配置ステップと、
    前記空間にゲートからマグネット材料を供給し、前記空間内を前記外周面に沿って前記マグネット材料を流動させて前記空間内に前記マグネット材料を充填する充填ステップと、を少なくとも含み、
    前記ロータヨークの前記外周面には、周方向の位置で前記ゲートからの距離がほぼ等距離となる位置に配置される溝部が形成されており、
    前記配置ステップは、前記溝部が前記ゲートからの距離がほぼ等距離に位置することになるように行われ、
    前記充填ステップは、前記空間内を流動して前記ゲートからの距離がほぼ等距離となる位置で、前記マグネット材料同士が衝突一体化するウェルド部が形成されるように行われる製造方法。
  9. 前記ゲートが、前記ロータヨークの前記外周面に沿った周方向にほぼ均等間隔に位置するように前記金型に複数設けられており、
    前記ゲートからの距離がほぼ等距離の位置は、周方向に見て隣接する前記ゲート同士の中間の位置である請求項8に記載の製造方法。
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