JP6296373B2 - V型エンジン - Google Patents

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Description

本開示はV型エンジンに関する。
特許文献1には、第1バンクと第2バンクからなる一対のバンクのそれぞれに形成されるシリンダの軸線を、クランク軸心に対してクランク軸の回転方向と同一方向にオフセットしたV型エンジンが開示されている。より詳細には、このオフセットのない通常エンジンでは、一対のバンクを形成するV字状のデッキシリンダ部のそれぞれが有するシリンダの軸線はクランク軸の軸中心を通る位置にある。これに対して、上記のオフセットを有するV型エンジンでは、クランク軸の軸中心からシリンダブロック(デッキシリンダ部)のデッキ面(アッパーデッキ面)までの長さ(デッキ高さ)を保ったまま、各デッキシリンダ部の軸線をクランク軸の軸中心に対してクランク軸の回転方向と同じ方向へ平行移動させることによって、各デッキシリンダ部をそのまま(バンク角を保ったまま)クランク軸の回転方向と同方向へずらしている(オフセット)。なお、特許文献1には、エンジン稼働時のロール振動への耐久信頼性を高めるために、ロール振動中心からの距離を近づけるべく、このオフセットによって低い方へずれたバンクの頭上付近に、吸気系に組付く電子式の精密機能部品を配置することも開示されている。
一方、特許文献2には、V型エンジンに設けられるインジェクタの構成が開示されている。特許文献2では、燃焼室内に直接燃料を噴射するインジェクタ(筒内噴射インジェクタ)と、吸気通路内に燃料を噴射するインジェクタ(吸気管噴射インジェクタ)を1気筒毎に装備している。具体的には、特許文献2では、筒内噴射インジェクタと吸気管噴射インジェクタは、両方ともバンク内に配置されている。また、両方のバンクの吸気ポートはバンク内に開口しており、吸気マニホールドは、一方のバンク(左バンク)の上部に設けられたサージタンクから吸気ポートにインマニが伸びている。そして、筒内噴射インジェクタはVバンク内であって上記インマニの内側に装備されており、一方、吸気管噴射インジェクタはVバンク内であって上記吸気マニホールドの外側(外周側)に装備されている。
特開2005−54655号公報 国際公開2006/302628(特許第4495211号)
上記の通り、特許文献1は、オフセットのあるV型エンジンに搭載される精密機能部品のロール振動への耐久信頼性を高めることを目的とするものであり、特許文献1には、インジェクタの配置に関する記載はない。また、特許文献2には、筒内噴射インジェクタと吸気管噴射インジェクタという2種類のインジェクタが配置されたV型エンジンが開示されているが、特許文献2が開示するV型エンジンには上記のオフセットは設けられていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、第1バンクと第2バンクからなる一対のバンクのそれぞれに形成されるシリンダの軸線をクランク軸心に対してクランク軸の回転方向と同一方向にオフセットしたV型エンジンであって、このオフセットされたバンクの間に2種類の燃料噴射装置を備えるV型エンジンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るV型エンジンは、第1バンクと第2バンクからなる一対のバンクのそれぞれに形成されるシリンダの軸線をクランク軸心に対してクランク軸の回転方向と同一方向にオフセットしたV型エンジンにおいて、前記シリンダ毎に設けられ、前記一対のバンクの間に開口する吸気ポート内に燃料を噴射するよう構成されるポート噴射装置と、前記一対のバンクの間において前記シリンダ毎に設けられ、燃焼室内に燃料を直接噴射するよう構成される筒内噴射装置と、を備える。
上記(1)の構成によれば、V型エンジンでは、第1バンクと第2バンクとの高さがオフセットによって異なっており、ポート噴射装置および筒内噴射装置は、このようなV型エンジンの一対のバンクの間に開口する吸気ポートに連結される。すなわち、第1バンクと第2バンクのポート噴射装置同士および筒内噴射装置同士は、一対のバンクの間(バンク内)やバンク内の上方の空間(バンク間)などのバンク空間に設けられることによって互いに隣り合っているが、上記のオフセットによって生じる一対のバンクの高低差によって上下方向に互いずれることで、互いにぶつかり合うなどの相互干渉はない。このため、ポート噴射装置および筒内噴射装置をバンク空間に配置することができる。さらに、ポート噴射装置および筒内噴射装置をバンク空間に配置することで第1バンクと第2バンクが両側の保護壁の役割を果たし、この保護壁によってポート噴射装置と筒内噴射装置を保護することができる。また、ポート噴射装置と筒内噴射装置は、第1バンクと第2バンクの両方で共通するものを用いることができるため、第1バンクと第2バンクのそれぞれのために設計・製造する必要がなく、コストを下げることもできる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記第1バンクの前記吸気ポートである第1側吸気ポートと、前記第2バンクの前記吸気ポートである第2側吸気ポートと、前記第1側吸気ポートのそれぞれに連結され、前記一対のバンクの間を前記第1バンクに沿って上方に伸びる分岐通路の複数からなる第1側多岐通路部と、前記第2側吸気ポートのそれぞれに連結され、前記一対のバンクの間を前記第2バンクに沿って上方に伸びる分岐通路の複数からなる第2側多岐通路部と、をさらに備え、前記ポート噴射装置は、前記第1側多岐通路部と前記第2側多岐通路部との間に設けられる。
上記(2)の構成によれば、ポート噴射装置は、多岐通路部(第1バンクの多岐通路部である第1側多岐通路部と第2バンクの多岐通路部である第2側多岐通路部)の内側に設けられる。これによって、第1バンクと第2バンクに加えて、多岐通路部が保護壁の役割を果たすので、ポート噴射装置と筒内噴射装置の保護を強化することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記第1側多岐通路部は、前記第1側多岐通路部において隣接する前記分岐通路の間を結合する結合壁を有し、前記第2側多岐通路部は、前記第2側多岐通路部において隣接する前記分岐通路の間を結合する結合壁を有する。
上記(3)の構成によれば、第1側多岐通路部に属する分岐通路同士の隣接間と、第2側多岐通路部に属する分岐通路同士の隣接間は連結されており、分岐通路の間に隙間がないか、あるいは、隙間が小さくされている。このため、多岐通路部の保護壁としての機能が強化され、ポート噴射装置と筒内噴射装置の保護を強化することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)〜(3)の構成において、前記第1バンクの前記ポート噴射装置のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置に低圧燃料を供給する第1低圧燃料供給パイプと、前記第2バンクの前記ポート噴射装置のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置に低圧燃料を供給する第2低圧燃料供給パイプと、前記第1バンクの前記筒内噴射装置のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置に高圧燃料を供給する第1高圧燃料供給室と、前記第2バンクの前記筒内噴射装置のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置に高圧燃料を供給する第2高圧燃料供給室と、をさらに備え、前記第1低圧燃料供給パイプと前記第2低圧燃料供給パイプと前記第1高圧燃料供給室と前記第2高圧燃料供給室は、前記一対のバンクと前記第1側多岐通路部と前記第2側多岐通路部とによって囲まれる。
上記(4)の構成によれば、第1バンクと第2バンクのそれぞれに燃料を供給するための低圧燃料供給パイプおよび高圧燃料供給室は、一対のバンクと第1側多岐通路部と第2側多岐通路部とによって囲まれる空間の内側に設けられる。これによって、第1バンクと第2バンクと多岐通路部による保護壁によって燃料供給装置(低圧燃料供給パイプおよび高圧燃料供給室)の保護を行うことができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(2)の構成において、前記ポート噴射装置は前記筒内噴射装置の上方に設けられており、前記第1バンクの前記ポート噴射装置と前記第2バンクの前記ポート噴射装置は互いに前後方向にずらされて配置され、前記第1バンクの前記筒内噴射装置と前記第2バンクの前記筒内噴射装置は互いに前後方向にずらされて配置される。
上記(5)の構成によれば、ポート噴射装置と筒内噴射装置は空間的に上下に離れて設けられると共に、第1バンクと第2バンクのポート噴射装置同士と筒内噴射装置同士も空間的に前後方向にずらされることで、第1バンクと第2バンクのそれぞれで互い違いに配置される。このため、一対のバンクの挟み角(バンク角)が狭い場合においても、ポート噴射装置および筒内噴射装置をバンク空間に配置することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)の構成において、前記第1バンクおよび前記第2バンクの挟み角は60度以下である。
上記(6)の構成によれば、一対のバンクの挟み角が狭い場合においても、一対のバンクの高低差を利用することで燃料噴射装置(ポート噴射装置および筒内噴射装置)と燃料供給装置(低圧燃料供給パイプおよび高圧燃料供給室)をバンク空間に配置することができると共に、これらの保護も行うことができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(6)の構成において、前記一対のバンクの間の上方に設けられる過給機をさらに備える。
上記(7)の構成によれば、過給機が一対のバンクの間の上方に設けられることで、過給機が保護壁の役割を果たし、この保護壁によって燃料噴射装置(ポート噴射装置および筒内噴射装置)と燃料供給装置(低圧燃料供給パイプおよび高圧燃料供給室)の上方を保護することができる。また、この構成によって燃料噴射装置や燃料供給装置の周囲は囲まれており、保護機能の強化がなされている。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、オフセットされたバンクの間に2種類の燃料噴射装置を備えるV型エンジンが提供される。
本発明の一実施形態に係るV型エンジンの正面図である。 図1のV型エンジンの平面図である。 図1中のV型エンジンのシリンダヘッド部から上の一部断面図である。 図1中のV型エンジンのシリンダヘッド部より上の部分の側面図である。 本発明の一実施形態に係るポート噴射装置と筒内噴射装置の斜視図である。 図5のポート噴射装置と筒内噴射装置の側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るV型エンジン1の正面図である。図2は、図1のV型エンジン1の平面図である。図3は、図1中のV型エンジンのシリンダヘッド部3から上の一部断面図である。また、図4は、図1中のV型エンジン1のシリンダヘッド部3より上の部分の側面図である。
そして、図1に示されるように、V型エンジン1(以下、エンジン1)は、ポート噴射装置4と、筒内噴射装置5とを備える。
エンジン1は、図1の例示では、6気筒V型エンジンであり、直列に並べられた3個のシリンダ23(気筒)をそれぞれ有する第1バンク12a(図1では右バンク)と第2バンク12b(図1では左バンク)とがV字状(V字形)に配されており、両方のバンク(12a、12b)が1本のクランク軸15を共有している。また、エンジン1は、後述するように、第1バンク12aと第2バンク12bからなる一対のバンク12のそれぞれに形成されるシリンダ23の軸線(シリンダ軸線L)をクランク軸15の軸中心O(クランク軸心)に対してクランク軸15の回転方向(矢印Eの方向)と同一方向にオフセットしたV型エンジンである。
また、エンジン1は、図2の平面図に示されるように、エンジン本体11の前後方向(以下、「前後方向」)において、第1バンク12aは相対的に前方向に位置し、第2バンク12bは相対的に後方に位置している。これは、V型エンジン1では一本のクランク軸15が2つのバンク12によって共有されるため、コンロッド25が前後方向に干渉することなくクランク軸15が連結されるように、第1バンク12aと第2バンク12bは前後方向にずらされていることによる。このため、第1バンク12aと第2バンク12bは、前後方向の位置が幅Wだけ相対的にずれている。そして、このエンジン1のエンジン本体11は、V字状のシリンダブロック部2とシリンダヘッド部3からなっている。
シリンダブロック部2は、V字状のデッキシリンダ部21と、デッキシリンダ部21の下部に設けられた両方のバンク(12a、12b)に共通するクランクケース部22とを有している。そして、デッキシリンダ部21のV字状の両方の頭部には、シリンダヘッド部が搭載される面であるアッパーデッキ面26が設けられると共に、デッキシリンダ部21の内部には、上記の複数のシリンダ23が設けられる。また、上記のクランクケース部22にはクランク軸15が回転自在に支持されている。そして、このクランク軸15には、各シリンダ23に摺動自在に収容されるピストン24がコンロッド25を介して連結されている。これによって、各気筒の燃焼室31内での燃焼による熱エネルギーは、ピストン24を往復運動させると共にクランク軸15を回転させる運動エネルギーに変換される。なお、図1の例示では、クランク軸15は、クランク軸15の軸中心Oを中心に時計回りとなる矢印Eで示される向きに回転している。また、シリンダブロック部2は、クランクケース部22の下部開口を覆うように装着されたオイルパン28を含んでも良い。
一方、シリンダヘッド部3の内部には、複数のシリンダ23のそれぞれに対応するように位置決めされた複数の窪み(例えば、半球形状など)が設けられている。そして、シリンダヘッド部3がデッキシリンダ部21のアッパーデッキ面26に搭載された時には、デッキシリンダ部21内部の複数のシリンダ23と上記の複数の窪みがそれぞれ一致することで、シリンダ23毎に燃焼室31が形成される。また、シリンダヘッド部3がデッキシリンダ部21へ搭載されることによって第1バンク12aと第2バンク12bの一対のバンク12が形成される。これと共に、第1バンク12aと第2バンク12bとがエンジン本体11の左右方向(以下、「左右方向」)における両側の壁となって囲まれる空間(バンク内13)が第1バンク12aと第2バンク12bの間に形成される。なお、シリンダヘッド部3は、それぞれのバンク12のシリンダヘッド部3毎にその頭部開口を塞ぐように搭載されるロッカカバー37を含んでも良い。
また、シリンダヘッド部3には、それぞれ2つの吸気弁および排気弁(不図示)と、バンク内13に開口する吸気ポート32と、排気ポート35とがシリンダ23毎に設けられている。すなわち、各シリンダ23の燃焼室31とシリンダヘッド部3の外部は、燃焼室31へ吸気を導く通路である吸気ポート32(32a、32b)によってそれぞれ連通されると共に、この連通状態は吸気弁によって制御されるよう構成される。一方、燃焼室31からの燃焼ガス(排気ガス)を外部に導く通路である排気ポート35も各燃焼室31と各バンク12の外部とをそれぞれ連通しており、この連通状態は排気弁によって制御されるよう構成される。そして、この排気ポート35は、吸気ポート32が設けられるバンク内13とは反対の側などのバンク内13以外に伸びることによって外部と各燃焼室31を連通しても良い。また、吸気ポート32と排気ポート35は、それぞれの内部で2つに分岐して燃焼室31へ連結されており、この分岐毎にそれぞれ1個ずつ吸気弁と排気弁は設けられている。
なお、図1では、第1バンク12aと第2バンク12bの2つのバンク12がなす挟み角(バンク角)は約60度であり、バンク内13に形成される空間はバンク角が90℃のものに比べて狭い。但し、バンク角は60度に限定されず90度など任意の角度であっても良い。そして、後述するように、バンク内13の上方(上部)に広がる空間であるバンク間に過給機7は設けられても良い。また、エンジン1の気筒数は6気筒に限定されず、複数の気筒を有する多気筒エンジンであっても良い。シリンダ23毎の吸気弁および排気弁の数も任意であり、1つであっても良いし、複数であっても良く、吸気ポート32と排気ポート35の内部の分岐数もこの吸気弁および排気弁の数に応じたものとなる。
この吸気ポート32は、図1に例示されるように、第1バンク12aには吸気ポート32(第1側吸気ポート32a)が複数(図1では3つ)設けられており、それぞれバンク内13に開口している。同様に、第2バンク12bにも吸気ポート32(第2側吸気ポート32b)が複数(図1では3つ)設けられており、それぞれバンク内13に開口している。吸気ポート32(32a、32b)の開口の向きは、図1に示されるように、エンジン本体11の上下方向(以下、上下方向)における上方を向いても良い。また、吸気ポート32は、空気を燃焼室31に供給する吸気通路の一部を構成する多岐通路部62(吸気マニホールド)が連結(接続)されるよう構成されており、燃焼室31へ向けて吸気通路を流れる吸入空気(吸気)は、上流側に位置する多岐通路部62から吸気ポート32へ供給される。
このように、吸気ポート32の開口33は多岐通路部62が連結可能に構成されると共に、後述するポート噴射装置4の先端部41も連結可能に構成されている。例えば、吸気ポート32の開口33は、多岐通路部62の内部通路の形状に一致する形状をベースに、ポート噴射装置4の先端部41を挿入(連結)可能となるようにこのベース形状の一部分を広げるように形成しても良い(図3参照)。
このような構成を有するエンジン1は、上述の通り、第1バンク12aと第2バンク12bからなる一対のバンク12のそれぞれに形成されるシリンダ23の軸線(シリンダ軸線L)は、クランク軸心(クランク軸15の軸中心O)に対してクランク軸15の回転方向(矢印Eの方向)と同一方向にオフセットされている。すなわち、各バンク12がオフセットされていない通常エンジンは、各デッキシリンダ部21における複数のシリンダ軸線L1が、クランク軸15の軸中心Oを通る位置にある。これに対して、上記のオフセットされているエンジン1では、クランク軸15の軸中心Oからシリンダブロック部2のアッパーデッキ面26までの長さ(デッキ高さH)を保ったまま、各デッキシリンダ部21の複数のシリンダ軸線Lをクランク軸15の軸中心Oに対してクランク軸15の回転方向Eと同じ方向へオフセット量δだけ平行移動(オフセット)させている。なお、図1では、複数のシリンダ軸線Lと複数のシリンダ軸線L1は、それぞれ最も前面にあるものに重なって示されている。
そして、このオフセットによって、回転方向Eの前側の第1バンク12aは通常エンジンの位置と比較して高くなり、回転方向Eの後ろ側の第2バンク12bは低くなることによって、両方のバンク12は上下方向に高低差が生じている。このため、第1バンク12aと第2バンク12bのそれぞれの吸気ポート32にも上下方向の位置にも差が生じており、図1の例示では、高さH1を有する第1側吸気ポート32aの開口33の位置と、高さH2を有する第2側吸気ポート32bの開口33の位置の高低差は、H1−H2(H1>H2)となっている。なお、図1の実施形態では、オフセット量δは、第1バンク12aと第2バンク12bで同じであるが、他の幾つかの実施形態では、第1バンク12aと第2バンク12bでそれぞれ異なったオフセット量δであっても良い。
そして、上記オフセットによる高低差を有す一対のバンク12のバンク内13からバンク間に、下記に説明するポート噴射装置4と、筒内噴射装置5とが設けられる。なお、バンク内13からバンク間において、ポート噴射装置4は筒内噴射装置5の上方に位置している。また、下記の2種類の燃料噴射装置(4、5)の説明で用いる高圧、低圧とは、両者を比較した際の相対的な圧力を意味している。例えば、高圧状態の燃料は、低圧状態の燃料よりも圧力が高いことを意味し、逆に、低圧状態の燃料とは、高圧状態の燃料よりも圧力が低いことを意味している。
ポート噴射装置4は、図1に示されるように、一対のバンク12(12a、12b)の間において、シリンダ23毎に設けられ、一対のバンク12(12a、12b)の間に開口する吸気ポート32(32a、32b)内に燃料を噴射するよう構成される。より具体的には、ポート噴射装置4は、その先端部41が吸気ポート32の内側に伸びることによって、燃料を噴射するための燃料噴射口43は吸気ポート32の内部に位置しており、これによって吸気ポート32内に燃料を噴射するよう構成される。例えば、図3には第1バンク12a側の断面が例示されているが、ポート噴射装置4の先端部41が、上方に向けて開口する吸気ポート32の開口33に挿入されることで、ポート噴射装置4の燃料噴射口43が吸気ポート32の内側に位置しても良い。
また、ポート噴射装置4には低圧燃料供給パイプ44が連結されており、この低圧燃料供給パイプ44および燃料パイプ46を介して燃料タンク(不図示)から低圧状態で燃料(低圧燃料)が供給される。すなわち、燃料パイプ46を介して供給される燃料は、一旦、バンク12毎の低圧燃料供給パイプ44にそれぞれ供給され、この低圧燃料供給パイプ44によってそれぞれのポート噴射装置4(図1の例示ではバンク12毎に3個)に分配される。なお、図3に示されるように、固定部材45を用いることで、多岐通路部62に固定されても良い。
一方、筒内噴射装置5も、図1に示されるように、一対のバンク12(12a、12b)の間においてシリンダ23毎に設けられ、燃焼室31内に燃料を直接噴射するよう構成される。より具体的には、図3に例示されるように、シリンダヘッド部3は、バンク内13を形成する側面側から筒内噴射装置5が挿入可能に構成されており、挿入される筒内噴射装置5の燃料噴射口53が燃焼室31に面するよう構成されている。そして、シリンダヘッド部3に挿入される筒内噴射装置5の先端部51が燃焼室31に向けて伸びることで、先端部51の最先端にある燃料噴射口53は燃焼室31に対して開口するよう構成されている。図3に示されるように、筒内噴射装置5(先端部51)は、吸気ポート32に沿うようにして、シリンダヘッド部3の内部に設置されても良い。
また、筒内噴射装置5には高圧燃料供給室54(蓄圧室)が連結されており、高圧燃料供給室54およびサプライポンプ(不図示)を介して燃料タンク(不図示)から高圧状態の燃料(高圧燃料)が供給される。例えば、高圧燃料供給室54にはサプライポンプ(不図示)により燃料タンク内の燃料が供給され、エンジン1の回転速度に応じてサプライポンプから所定圧で燃料が高圧燃料供給室54に供給されても良い。そして、高圧燃料供給室54では燃料が所定の燃圧に調整され、高圧燃料供給室54から所定の燃圧に制御された高圧燃料が筒内噴射装置5に供給されるよう構成されても良い。
そして、図1、図3に示されるように、2つのバンク12のそれぞれのポート噴射装置4同士、および、2つのバンク12のそれぞれの筒内噴射装置5同士は、上述のオフセットにより生じた2つのバンク12の高低差に伴って、上下方向の位置が異なっている。すなわち、第1バンク12aに設けられるポート噴射装置4は、第2バンク12bに設けられるポート噴射装置4よりも上下方向において上方に位置している。一方、第1バンク12aに設けられる筒内噴射装置5は、第2バンク12bに設けられる筒内噴射装置5よりも上下方向において上方に位置している。
この点について詳述すると、シリンダヘッド部3における吸気ポート32の位置や、ポート噴射装置4および低圧燃料供給パイプ44の位置や、筒内噴射装置5および高圧燃料供給室54の位置は、第1バンク12aと第2バンク12bで同じである。ところが、両方のバンク12の高低差に従って、これらの上下方向の位置がそれぞれ異なっている。そして、図1〜3の例示では、第1バンク12aの方が第2バンク12bよりも上方に位置するため、第1バンク12aの第1側吸気ポート32aとポート噴射装置4と低圧燃料供給パイプ44とは、第2バンク12bの第2側吸気ポート32bとポート噴射装置4と低圧燃料供給パイプ44よりもそれぞれ上方に位置している。同様に、第1バンク12aの筒内噴射装置5と高圧燃料供給室54とは、第2バンク12bの筒内噴射装置5と高圧燃料供給室54よりもそれぞれ上方に位置している。このように、オフセットによる一対のバンク12の高低差を利用することで、バンク内13が狭い場合であっても、両方のバンク12のポート噴射装置4および筒内噴射装置5の両方の燃料噴射装置を、一対のバンク12の間(バンク内13)やバンク内13の上方の空間(バンク間)などのバンク空間に設置することが可能となっている。
上記の構成によれば、V型エンジン1では、第1バンク12aと第2バンク12bとの高さがオフセットによって異なっており、ポート噴射装置4および筒内噴射装置5は、このようなV型エンジン1の一対のバンク12の間に開口する吸気ポート32に連結される。すなわち、第1バンク12aと第2バンク12bのポート噴射装置4同士および筒内噴射装置5同士は、一対のバンク12の間(バンク内13)やバンク内13の上方の空間(バンク間)などのバンク空間に設けられることによって互いに隣り合っているが、上記のオフセットによって生じる一対のバンク12の高低差によって上下方向に互いずれることでぶつかり合うなどの相互干渉はない。このため、ポート噴射装置4および筒内噴射装置5をバンク空間に配置することができる。さらに、ポート噴射装置4および筒内噴射装置5をバンク空間に配置することで第1バンク12aと第2バンク12bが両側の保護壁の役割を果たし、この保護壁によってポート噴射装置4と筒内噴射装置5を保護することができる。また、ポート噴射装置4と筒内噴射装置5は、第1バンク12aと第2バンク12bの両方で共通するものを用いることができるため、第1バンク12aと第2バンク12bのそれぞれのために設計・製造する必要がなく、コストを下げることもできる。
他の幾つかの実施形態では、図1に示されるように、エンジン1は、吸気ポート32に連結される多岐通路部62を備えている。すなわち、エンジン1は、第1バンク12aの吸気ポート32である第1側吸気ポート32aと、第2バンク12bの吸気ポート32である第2側吸気ポート32bと、第1側吸気ポート32aのそれぞれに連結され、第1バンク12aと第2バンク12bからなる一対のバンク12の間を第1バンク12aに沿って上方に伸びる分岐通路63の複数からなる第1側多岐通路部62aと、第2側吸気ポート32bのそれぞれに連結され、第1バンク12aと第2バンク12bからなる一対のバンク12の間を第2バンク12bに沿って上方に伸びる分岐通路63の複数からなる第2側多岐通路部62bと、をさらに備え、ポート噴射装置4は、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとの間に設けられる。
図1の例示では、第1側多岐通路部62a(3つの分岐通路63)は、第1バンク12aの第1側吸気ポート32aの開口33から、バンク内13を形成する第1バンク12aの側面に沿って(第1バンク12aの外形に従うように)、第1バンク12aに接触することなくバンク内13の上方に向けて伸びている。同様に、第2側多岐通路部62b(3つの分岐通路63)は、第2バンク12bの第2側吸気ポート32bの開口33から、バンク内13を形成する第2バンク12bの側面に沿って、第2バンク12bに接触することなくバンク内13の上方に向けて伸びている。
より詳細には、図4の側面図に示されるように、第1側多岐通路部62aは、エンジン1の前方側(正面側)に位置する前方分岐通路63fと、エンジン1の後方側(背面側)に位置する後方分岐通路63rと、前方分岐通路63fと後方分岐通路63rの間に位置する中央分岐通路63cの3つの分岐通路63を有している。そして、第1側多岐通路部62aの各分岐通路63(63f、63c、63r)は、それぞれ独立する吸気通路を内部に形成しながら、第1バンク12aの3つの第1側吸気ポート32aにそれぞれ連結されている。一方、第2側多岐通路部62bも同様に、図示は省略されているが、前方分岐通路63fと中央分岐通路63cと後方分岐通路63rを有し、第2側多岐通路部62bの各分岐通路63(63f、63c、63r)は、それぞれ独立する吸気通路を内部に形成しながら、第2バンク12bの3つの第2側吸気ポート32bにそれぞれ連結されている。
そして、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bは、ぞれぞれ、各バンク12の側面に沿って伸びることによって、図1に例示されるように、吸気ポート32の開口33からエンジン本体11の外側に互いに開きながら上方に伸びても良い。言い換えると、第1側多岐通路部62aが連結される吸気ポート32aと第2側多岐通路部62bが連結される吸気ポート32bとの間の距離よりも、各バンク12に沿って上方に伸びている任意の箇所における第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとの間の距離のほうが長いか、あるいは等しくなっている。このように第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bの各分岐通路63の一端(下流端)は各吸気ポート32にそれぞれ連結されると共に、他端(上流端)は他の吸気通路8に連結されることで、多岐通路部62は、エンジン1の外部から内部の各燃焼室31へ空気(新気)を導くための吸気通路の一部を形成している。
このような、前後方向に幅を有する第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bを備えるエンジンにおいて、図1〜3に示されるように、ポート噴射装置4は、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bの間に位置している。言い換えると、第1バンク12aのポート噴射装置4の右方向には第1側多岐通路部62aが隣接しており、第1バンク12aのポート噴射装置4の左方向には、第2バンク12bのポート噴射装置4を挟んで第2側多岐通路部62bが位置している。また、第2バンク12bのポート噴射装置4の左方向には第2側多岐通路部62bが隣接しており、第2バンク12bの右方向には、第1バンク12aのポート噴射装置4を挟んで第1側多岐通路部62aが位置している。このように、ポート噴射装置4の左右方向には、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとが位置している。一方、筒内噴射装置5の左右方向は、第1バンク12aと第2バンク12bが位置している。
上記の構成によれば、ポート噴射装置4は、多岐通路部62(第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62b)の内側に設けられる。これによって、第1バンク12aと第2バンク12bに加えて、多岐通路部62が保護壁の役割を果たすので、ポート噴射装置4と筒内噴射装置5の保護を強化することができる。
また、他の幾つかの実施形態では、エンジン1は、一対のバンク12の間の上方に設けられる過給機7を備える。このため、幾つかの実施形態では、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bの上流側に連結される他の吸気通路8は、図1〜3に例示されるような主通路部6であっても良く、主通路部6に過給機7が連結されることで、一対のバンク12の間の上方に過給機7が配置されても良い。
主通路部6の構成について説明すると、主通路部6は、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとを連結すると共に2つのバンク12の間の上方に設けられる過給機7に連結されるよう構成されている。より具体的には、この主通路部6は、バンク12間の空間の上部とエンジン本体11の左右方向における左右の両側を囲むような形状をしており、この主通路部6によって囲まれる空間に過給機7は設置されている。また、過給機7の吐出口74は、過給機7の上部を覆うように左右方向に延在する主通路部6の中央部分に連結されており、この中央部分の下方にはバンク内13が位置している。このように、過給機7の吸気の吐出口74は上方を向いており、上方に向けて吐出される吸気を第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bに振り分けて導入するよう構成される。
すなわち、主通路部6は、過給機7の吐出口74から上方に向けて吐出される吸気を、エンジン本体11の互いに外側を向く両方向(図1では、左右方向の左方向と右方向の両方向)に向けて振り分けるよう構成される外向き部61と、外向き部61によって左右の両方向に振り分けられる吸気を上方から下方へ向けてそれぞれ導くよう構成される上下部66(左右の両側の2つ)と、この上下部66から流出する吸気をエンジン本体11の内側の方向にそれぞれ戻すよう構成される集合部64(左右の両側の2つ)を備えている。すなわち、主通路部6において、吸気は、過給機7の吐出口74から外向き部61によって左右の両方向に振り分けられた後、それぞれ、上下部66、集合部64を通過して多岐通路部62(62a、62b)に導かれる。なお、図1に示されるように、外向き部61と集合部64が過給機7の上面よりも外側に伸びるなどによって、上下部66と過給機7の間には空間(空気層)が形成されても良い。
なお、外向き部61の過給機7の吐出口74が連結される部分には、過給機7の吐出口74からの吸気の吐出向きに対向するように前後方向に伸びるリブ部67が設けられても良い。このリブ部67は、外向き部61の補強の役割と、上述の吸気を左右方向への振り分けのためのガイドの役割を担っている。すなわち、過給機7からの高圧の吸気が衝突する箇所にリブ部67は位置することで、主通路部6の強度を増加させると共に、リブ部67が有する滑らかな突出形状に沿って吸気が左と右の両方向に流れるよう構成されている。材料に関しては、アルミ等の金属材料や樹脂材料など、全てを同一材料で製造(形成)しても良いし、外向き部61と集合部64を金属材料で製造し、上下部66を樹脂で製造するなど各部毎に材料を変えて製造しても良い。
また、上下部66により形成される吸気通路の内部には、インタークーラ68を備えても良く、過給機7による過給などによって上昇する吸気の温度を冷却することで、温度上昇による空気密度が減少を防止することができる。図1〜4の例示では、インタークーラ68は水冷式となっており、インタークーラ68には、インタークーラ68の内部に冷却水などの冷却媒体を循環させるための冷却通路を接続するための2つの冷却通路接続口68wが設けられている。例えば、冷却媒体は、下側の冷却通路接続口68wから導入され、上側の冷却通路接続口68wから排出されても良い。さらに、上下部66には、上下部66を補強するための柱部69が複数本設けられても良く、特に、過給機7が外向き部61に宙吊りされる場合には、外向き部61と過給機7の全ての重量を上下部66は支持することになるため、柱部69によって上下部42の強度を高めている。図1〜5の例示では、柱部69は、四角柱のような形状を有する上下部66に合わせて6本用いられており、上下部66の各角に位置する4本と、各角の前後方向の間に1本ずつ設けられても良い。
一方、過給機7は、図1〜3に示される実施形態では、スーパーチャージャ(機械式過給機)である。そして、図2に示されるように、過給機本体71と駆動軸72とを含んで構成されており、過給機本体71は主通路部6によって囲まれる一方で、駆動軸72は、過給機本体71の前面から前方向に向かって突出するようにして過給機本体71に取り付けられている。スーパーチャージャについて説明すると、過給機本体71の内部に収容された2つのロータがエンジンの動力によって回転駆動されることで吸気を過給する。より詳細には、駆動軸72の軸方向の一方には上記のロータが結着されると共に、駆動軸72の他方の端部にはプーリー73が結着されている。そして、プーリー73にはベルトなどでエンジン1の出力軸と繋がれており、エンジン1の出力軸の回転によってベルト等で繋がれたプーリー73が回転駆動されると共に、このプーリー73の回転駆動によってロータが回転駆動される。そして、過給機本体71の内部で2つのロータがかみ合うように回転することで吸気を過給し、吐出口74から高圧の吸気が吐出される。その他の幾つかの実施形態では、過給機7はターボチャージャ(排気タービン過給機)であっても良い。
また、過給機7は、図1〜3に示される実施形態では、その上部を覆う主通路部6に吊り下げられている(宙吊りされている)。すなわち、主通路部6と過給機7の吐出口74との連結部以外には、例えば、過給機7の下部を下から支えるなどの過給機7を支持する構造をエンジン1は有していない。他の幾つかの実施形態では、過給機7を支持する他の構造をエンジン1は備えており、過給機7は宙吊りされていなくても良い。
また、過給機7の吸気口75には他の吸気通路8が連結されている。そして、図1に例示されるように、他の吸気通路8にはスロットル装置83が連結されても良く、さらにその上流には、空気をきれいにするエアークリーナや空気の取り入れ口である吸気ダクト(不図示)などが設けられても良い。また、図4には例示されるように、過給機7の吸気口75に連結される他の吸気通路8と外向き部61とを連結する過給機7の過給圧を逃すためのバイパス通路81が過給機7の背面に設けられても良く、バイパス通路81の流路にはバイパス通路81の連通状態を制御するバイパスバルブ82も設けられても良い。また、他の吸気通路8には、過給機7の上流側において吸気量を制御するスロットル装置83や、EGR装置に用いられるEGRバルブが設けられても良い。
上記の構成によれば、過給機7が一対のバンク12の間の上方に設けられることで、過給機7が保護壁の役割を果たし、この保護壁によって、燃料噴射装置(ポート噴射装置4および筒内噴射装置5)と燃料供給装置(低圧燃料供給パイプ44および高圧燃料供給室54)の上方を保護することができる。また、この構成によって燃料噴射装置や燃料供給装置の周囲は囲まれており、保護機能の強化がなされている。
また、他の幾つかの実施形態では、第1側多岐通路部62aは、第1側多岐通路部62aにおいて隣接する分岐通路63の間を結合する結合壁65を有し、第2側多岐通路部62bは、第2側多岐通路部62bにおいて隣接する分岐通路63の間を結合する結合壁65を有する。すなわち、図4に例示されるように、第1側多岐通路部62aは、前方分岐通路63fと中央分岐通路63cと後方分岐通路63rの3つの分岐通路を有するが、前方分岐通路63fと中央分岐通路63cとの間、および、後方分岐通路63rと中央分岐通路63cとの間は、それぞれ結合壁65によって結合されている。同様に、図示は省略されているが、第2側多岐通路部62bにおいても、前方分岐通路63fと中央分岐通路63cとの間、および、後方分岐通路63rと中央分岐通路63cとの間は、それぞれ結合壁65によって結合されている。
上記の構成によれば、第1側多岐通路部62aに属する分岐通路63同士の隣接間と、第2側多岐通路部62bに属する分岐通路63同士の隣接間は連結されており、分岐通路63の間に隙間がないか、あるいは、隙間が小さくされている。このため、多岐通路部62の保護壁としての機能が強化され、ポート噴射装置4と筒内噴射装置5の保護を強化することができる。
また、他の幾つかの実施形態では、図1〜3に示されるように、低圧燃料供給パイプ44と高圧燃料供給室54とがバンク内13からバンク間に設けられている。すなわち、エンジン1は、第1バンク12aのポート噴射装置4のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置4に低圧燃料を供給する第1低圧燃料供給パイプ44aと、第2バンク12bのポート噴射装置4のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置4に低圧燃料を供給する第2低圧燃料供給パイプ44bと、第1バンク12aの筒内噴射装置5のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置5に高圧燃料を供給する第1高圧燃料供給室54aと、第2バンク12bの筒内噴射装置5のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置5に高圧燃料を供給する第2高圧燃料供給室54bと、をさらに備える。そして、上記の、第1低圧燃料供給パイプ44aと第2低圧燃料供給パイプ44bと第1高圧燃料供給室54aと第2高圧燃料供給室54bは、一対のバンク12と第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとによって囲まれる。
図5は、幾つかの実施形態におけるポート噴射装置4と筒内噴射装置5の斜視図である。そして、このようなポート噴射装置4と筒内噴射装置5が、バンク空間において、第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとの間に設けられても良い。
図5の例示について詳述すると、第1バンク12aのための第1低圧燃料供給パイプ44aと、第2バンク12bのための第2低圧燃料供給パイプ44bとには、ポート噴射装置4がそれぞれ複数連結されている(図1〜図5ではそれぞれ3個)。すなわち、これらの第1低圧燃料供給パイプ44aと第2低圧燃料供給パイプ44bは、バンク12の形状に合わせてそれぞれ前後方向に長い形状をしている。そして、各バンク12が有する各シリンダ23の燃焼室31に燃料を供給するために、第1低圧燃料供給パイプ44aと第2低圧燃料供給パイプ44bには、それぞれ複数のポート噴射装置4が連結されている。また、各低圧燃料供給パイプ44(44a、44b)の長手方向の一端(図5の例では前後方向における前方向)には、それぞれ燃料パイプ46が連結されても良く、この各低圧燃料供給パイプ44に連結される2つの燃料パイプ46は上流において一本に合流された後に、図示しない燃料ポンプに連結されても良い。
同様に、筒内噴射装置5は、第1バンク12aのための第1高圧燃料供給室54aと、第2バンク12bのための第2高圧燃料供給室54bとには、筒内噴射装置5がそれぞれ複数連結されている(図1〜図5ではそれぞれ3個)。すなわち、これらの第1高圧燃料供給室54aと第2高圧燃料供給室54bも、バンク12の形状に合わせてそれぞれ前後方向に長い形状をしている。そして、各バンク12が有する各シリンダ23の燃焼室31に燃料を供給するために、第1高圧燃料供給室54aと第2高圧燃料供給室54bには、それぞれ複数の筒内噴射装置5が連結されている。また、各高圧燃料供給室54の長手方向の一端であって、上記の低圧燃料供給パイプ44の燃料パイプ46が連結される一端とは逆の端側(図5の例では前後方向における後ろ方向)には、それぞれ燃料パイプ56が連結されても良い。そして、各高圧燃料供給室54に連結される2つの燃料パイプ56は上流において一本に合流された後に、図示しないサプライポンプに連結されても良い。なお、図1〜4の例示では、筒内噴射装置5にはポート噴射装置4よりも高圧の燃料を供給するため、筒内噴射装置5や高圧燃料供給室54や燃料パイプ56はこの高圧に耐えられるように構成されている。
上記の構成によれば、第1バンク12aと第2バンク12bのそれぞれに燃料を供給するための低圧燃料供給パイプ44および高圧燃料供給室54は、一対のバンク12と第1側多岐通路部62aと第2側多岐通路部62bとによって囲まれる空間の内側(バンク空間)に設けられる。これによって、第1バンク12aと第2バンク12bと多岐通路部62による保護壁によって燃料供給装置(低圧燃料供給パイプ44および高圧燃料供給室54)の保護を行うことができる。
また、幾つかの実施形態では、図6に示されるように、ポート噴射装置4は筒内噴射装置5の上方に設けられており、第1バンク12aのポート噴射装置4と第2バンク12bのポート噴射装置4は互いに前後方向にずらされて配置され、第1バンク12aの筒内噴射装置5と第2バンク12bの筒内噴射装置5は互いに前後方向にずらされて配置される。
すなわち、図6は、図5のポート噴射装置4と筒内噴射装置5の側面図を示す図である。そして、図6に示されるように、第1バンク12aのポート噴射装置4と第2バンク12bのポート噴射装置4の前後方向の位置は一致していない。すなわち、前後方向において、第1バンク12aのポート噴射装置4は相対的に前方向に位置すると共に、第2バンク12bのポート噴射装置4は相対的に後ろ方向に位置しており、両者は前後方向にずらされている。
また、図6に示されるように、第1バンク12aの筒内噴射装置5と第2バンク12bの筒内噴射装置5との前後方向の位置も一致していない。すなわち、前後方向において、第1バンク12aの筒内噴射装置5は相対的に前方向に位置すると共に、第2バンク12bの筒内噴射装置5は相対的に後ろ方向に位置しており、両者は前後方向にずらされている。このように前後方向にずらすために、エンジン1の前後方向でのずれ幅Wを利用しても良い(図2参照)。
上記の構成によれば、ポート噴射装置4と筒内噴射装置5は空間的に上下に離れて設けられると共に、第1バンク12aと第2バンク12bのポート噴射装置4同士と筒内噴射装置5同士も空間的に前後方向にずらされることで、第1バンク12aと第2バンク12bのそれぞれで互い違いに配置される。このため、一対のバンク12の挟み角(バンク角)が狭い場合においても、ポート噴射装置4および筒内噴射装置5をバンク空間に配置することができる。
図1に示される実施形態では、エンジン1の第1バンク12aおよび第2バンク12bの挟み角(バンク角)は60度となっている。他の幾つかの実施形態では、バンク角は、60度以下であっても良い。
上記構成によれば、バンク角が狭い場合においても、一対のバンク12の高低差を利用することで燃料噴射装置(ポート噴射装置4および筒内噴射装置5)と燃料供給装置(低圧燃料供給パイプ44および高圧燃料供給室54)をバンク空間に配置することができると共に、これらの保護も行うことができる。なお、他の幾つかの実施形態ではバンク角は60度よりも大きくても良い。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。

1 V型エンジン
11 エンジン本体
12 バンク
12a 第1バンク
12b 第2バンク
13 バンク内(第1バンクと第2バンクの間)
15 クランク軸
2 シリンダブロック部
21 デッキシリンダ部
22 クランクケース部
23 シリンダ
24 ピストン
25 コンロッド
26 アッパーデッキ面
28 オイルパン
3 シリンダヘッド部
31 燃焼室
32 吸気ポート
32a 第1側吸気ポート
32b 第2側吸気ポート
33 吸気ポートの開口
35 排気ポート
37 ロッカカバー

4 ポート噴射装置
41 先端部
43 燃料噴射口
44 低圧燃料供給パイプ
45 固定部材
46 燃料パイプ
5 筒内噴射装置
51 先端部
53 燃料噴射口
54 高圧燃料供給室
56 燃料パイプ

6 主通路部
61 外向き部
62 多岐通路部(吸気マニホールド)
62a 第1側多岐通路部
62b 第2側多岐通路部
63 分岐通路
64 集合部
65 結合壁
66 上下部
67 リブ部
68 インタークーラ
68w 冷却通路接続口
69 柱部

7 過給機
71 過給機本体
72 駆動軸
73 プーリー
74 吐出口
75 吸気口

8 他の吸気通路
81 バイパス通路
82 バイパスバルブ
83 スロットル装置

W 距離
O クランク軸の軸中心O(クランク軸心)
E クランク軸の回転方向
D バンクのオフセット方向
δ オフセット量
H デッキ高さ
H1 第1側吸気ポートの開口の高さ
H2 第2側吸気ポートの開口の高さ
H3 第1バンクと第1集合部の距離
F 吸気の流れ方向

Claims (8)

  1. 第1バンクと第2バンクからなる一対のバンクのそれぞれに形成されるシリンダの軸線をクランク軸心に対してクランク軸の回転方向と同一方向にオフセットしたV型エンジンにおいて、
    前記シリンダ毎に設けられ、前記一対のバンクの間に開口する吸気ポート内に燃料を噴射するよう構成されるポート噴射装置と、
    前記一対のバンクの間において前記シリンダ毎に設けられ、燃焼室内に燃料を直接噴射するよう構成される筒内噴射装置と、
    前記第1バンクの前記吸気ポートである第1側吸気ポートと、
    前記第2バンクの前記吸気ポートである第2側吸気ポートと、
    前記第1側吸気ポートのそれぞれに連結され、前記一対のバンクの間を前記第1バンクに沿って上方に伸びる分岐通路の複数からなる第1側多岐通路部と、
    前記第2側吸気ポートのそれぞれに連結され、前記一対のバンクの間を前記第2バンクに沿って上方に伸びる分岐通路の複数からなる第2側多岐通路部と、を備え、
    燃料を噴射するための燃料噴射口を有する前記ポート噴射装置の先端部は、前記第1側吸気ポートと前記第1側多岐通路部との連結部分、及び前記第2側吸気ポートと前記第2側多岐通路部との連結部分において、上方に向けて開口する前記吸気ポート内に挿入されることを特徴とするV型エンジン。
  2. 前記ポート噴射装置の先端部の突出方向は、前記第1側吸気ポート及び第2側吸気ポートの延設方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載のV型エンジン。
  3. 前記ポート噴射装置は、前記第1側多岐通路部と前記第2側多岐通路部との間に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のV型エンジン。
  4. 前記第1側多岐通路部は、前記第1側多岐通路部において隣接する前記分岐通路の間を結合する結合壁を有し、
    前記第2側多岐通路部は、前記第2側多岐通路部において隣接する前記分岐通路の間を結合する結合壁を有することを特徴とする請求項に記載のV型エンジン。
  5. 前記第1バンクの前記ポート噴射装置のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置に低圧燃料を供給する第1低圧燃料供給パイプと、
    前記第2バンクの前記ポート噴射装置のそれぞれに連結され、該ポート噴射装置に低圧燃料を供給する第2低圧燃料供給パイプと、
    前記第1バンクの前記筒内噴射装置のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置に高圧燃料を供給する第1高圧燃料供給室と、
    前記第2バンクの前記筒内噴射装置のそれぞれに連結され、該筒内噴射装置に高圧燃料を供給する第2高圧燃料供給室と、をさらに備え、
    前記第1低圧燃料供給パイプと前記第2低圧燃料供給パイプと前記第1高圧燃料供給室と前記第2高圧燃料供給室は、前記一対のバンクと前記第1側多岐通路部と前記第2側多岐通路部とによって囲まれることを特徴とする請求項に記載のV型エンジン。
  6. 前記ポート噴射装置は前記筒内噴射装置の上方に設けられており、
    前記第1バンクの前記ポート噴射装置と前記第2バンクの前記ポート噴射装置は互いに前後方向にずらされて配置され、
    前記第1バンクの前記筒内噴射装置と前記第2バンクの前記筒内噴射装置は互いに前後方向にずらされて配置されることを特徴とする請求項に記載のV型エンジン。
  7. 前記第1バンクおよび前記第2バンクの挟み角は60度以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のV型エンジン。
  8. 前記一対のバンクの間の上方に設けられる過給機をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のV型エンジン。
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