JP2016121656A - V型エンジンの吸気構造 - Google Patents
V型エンジンの吸気構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016121656A JP2016121656A JP2014263201A JP2014263201A JP2016121656A JP 2016121656 A JP2016121656 A JP 2016121656A JP 2014263201 A JP2014263201 A JP 2014263201A JP 2014263201 A JP2014263201 A JP 2014263201A JP 2016121656 A JP2016121656 A JP 2016121656A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- bank
- outward
- intake air
- inward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】V型エンジンの吸気構造であって、V型エンジンのいずれか一方のバンクである第1バンク72aにおいて、エンジン本体の外側に向かう外向き方向に吸気を導くよう構成される第1外向き部2aと、第1外向き部の下流において、エンジン本体の内側に向かう内向き方向に、吸気を導くよう構成される第1内向き部4aと、第1外向き部と第1内向き部との間を中継し、エンジン本体71の上方から下方に、吸気を導くよう構成される第1中継部3aと、第1内向き部の下流側に連結され、第1バンクの複数の吸気ポートのそれぞれに、吸気を導くよう構成される分岐通路5の複数からなる第1多岐通路部5aと、吸気を一時的に溜めるよう構成される第1サージ部6aとを備え、第1内向き部に第1サージ部が設けられる。
【選択図】図1
Description
また、特許文献4では、Vバンク内に機械式過給機は収容されているが、機械式過給機の吐出口は横方向に開口している。そして、吐出口の直後から各バンクに向けて2つに分岐し、この2つに分岐された第1上流分岐通路と第2上流分岐通路は、それぞれエンジンの周囲を逆方向に回った後に、独立吸気通路に接続された第1サージタンクおよび第2サージタンクにそれぞれ接続されている。また、各サージタンクと各気筒は、独立吸気通路(分岐通路)によって接続されている。
そして、このような外向き方向から内向き方向へ流れを変える中継部の下流側にサージ部が設けられることにより、中継部において吸気が流れ方向を変える際の圧力損失や形状因子により吸気密度(流量分布)の偏り(バラツキ)が生じる場合であっても、サージ部によって吸気密度の均一化や吸気の流れを整えることができ、V型エンジンの出力を向上させることができる。
上記(2)の構成によれば、サージ部とシリンダヘッドとの間に形成される空間(空気層)によって、エンジン本体からの熱によってサージ部(内向き部)などを流れる吸気が加温されるのを抑制することができる。
上記(3)の構成によれば、過給機によって圧力が高められた吸気が外向き部に流れることになる。このため、過給機による圧送のために、外向き部、中継部、内向き部により形成されるカーブを流れる際に、中継部において吸気が流れ方向を変える際の圧力損失や形状因子により吸気密度(流量分布)の偏り(バラツキ)がより大きく生じる場合であっても、サージ部によって吸気密度が均一化され、V型エンジンの出力を向上させることができる。
上記(4)の構成によれば、エンジンの各バンクに対して、均等に吸気を供給することができる。また、第1外向き部と第2外向き部に過給機などの重量物が吊り下げられる場合など、過給機を含む吸気構造の重量バランスを整え、安定化することができる。
上記(5)の構成によれば、過給機によって温度が上昇した吸気を冷却することで、吸気の空気密度を高めることができる。また、中継部と第2中継部により形成されるそれぞれの吸気通路毎にインタークーラが設けられるため、それぞれのインタークーラを小型化することができ、エンジンルーム内への配置の自由度を高めることができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
他の幾つかの実施形態では、図1に例示されるように、吸気構造1は、第1バンク72aと第2バンク72bの両方に吸気を導くよう構成されている。例えば、エンジンのいずれか一方のバンク72をある第1バンク72a(図1では右バンク)に吸気を導くための構成を、第1外向き部2a、第1中継部3a、第1内向き部4a、第1多岐通路部5aとすると、吸気構造1は、さらに、この第1バンク72aとは異なる他のバンク72である第2バンク72bに吸気を導くための、第2外向き部2b、第2中継部3b、第2内向き部4b、第2多岐通路部5bを、備える。
2 外向き部
2a 第1外向き部
2b 第2外向き部
24 リブ部
3 中継部
3a 第1中継部
3b 第2中継部
32 中継部の出口部
34 柱部
36 インタークーラ
36a インタークーラ
36b インタークーラ
37 冷却通路連結口
4 内向き部
4a 第1内向き部
4b 第2内向き部
41 内向き部の入口部
5 多岐通路部
5a 第1多岐通路部
5b 第2多岐通路部
54 分岐通路
54f 前方分岐通路
54r 後方分岐通路
54c 中央分岐通路
55 分岐通路の連結箇所
6 サージ部
6a 第1サージ部
6b 第2サージ部
6c 共通サージ部
7 エンジン
71 エンジン本体
72 バンク
72a 第1バンク
72b 第2バンク
73 シリンダ
74 シリンダヘッド
75 シリンダブロック
76 吸気ポート
77 燃料噴射装置
77p ポート噴射装置
77d 筒内燃料噴射装置
78 燃焼室
79 排気ポート
8 過給機
81 プーリー
82 駆動軸
84 吐出口
85 吸気口
86 バイパス通路
87 バイパスバルブ
9 他の吸気通路
91 スロットル装置
A オフセットを有するエンジンのシリンダ軸線
A1 通常エンジンのシリンダ軸線
O クランク軸の軸中心
E クランク軸の回転方向
δ オフセット量
H デッキ高さ
H1 第1バンクの吸気ポートの高さ
H2 第2バンクの吸気ポートの高さ
H3 第1バンクと第1集合部の距離
F1 吸気の流れ(過給機への吸気方向)
F2 吸気の流れ(過給機からの吐出方向)
W 幅
Claims (5)
- V型エンジンの吸気構造であって、
前記V型エンジンのいずれか一方のバンクである第1バンクにおいて、
エンジン本体の外側に向かう外向き方向に吸気を導くよう構成される第1外向き部と、
前記第1外向き部の下流において前記エンジン本体の内側に向かう内向き方向に前記吸気を導くよう構成される第1内向き部と、
前記第1外向き部と前記第1内向き部との間を中継し、前記エンジン本体の上方から下方に前記吸気を導くよう構成される第1中継部と、
前記第1内向き部の下流側に連結され、前記第1バンクの複数の吸気ポートのそれぞれに前記吸気を導くよう構成される分岐通路の複数からなる第1多岐通路部と、
前記吸気を一時的に溜めるよう構成される第1サージ部と、を備え、
前記第1内向き部に前記第1サージ部が設けられることを特徴とするV型エンジンの吸気構造。 - 前記第1サージ部は、前記第1バンクの上方に設けられることを特徴とする請求項1に記載のV型エンジンの吸気構造。
- 前記第1外向き部に向けて前記吸気を過給する過給機と、を備え、
前記過給機の吸気の出口である吐出口が前記エンジン本体の上方に向けられて設置されると共に、前記過給機の上方に設けられる前記外向き部に前記吐出口が連結されることを特徴とする請求項1または2に記載のV型エンジンの吸気構造。 - 前記第1バンクとは異なる他のバンクである第2バンクにおいて、
前記第1外向き部に連結され、前記第1外向き部とは互いに反対方向に前記吸気を導くよう構成される第2外向き部と、
前記第2外向き部の下流において前記第1内向き部とは互いに反対方向に前記吸気を導くよう構成される第2内向き部と、
前記第2外向き部の下流側と前記第2内向き部の上流側とに連結され、前記吸気を前記エンジン本体の上方から下方に導くよう構成される第2中継部と、
前記第2内向き部に設けられ、前記吸気を一時的に溜めるための第2サージ部と、
前記第2内向き部の下流側に連結され、前記第2バンクの複数の吸気ポートのそれぞれに前記吸気を導くよう構成される分岐通路の複数からなる第2多岐通路部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のV型エンジンの吸気構造。 - 前記第1中継部および前記第2中継部のそれぞれにはインタークーラが設けられることを特徴とする請求項4に記載のV型エンジンの吸気構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014263201A JP2016121656A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | V型エンジンの吸気構造 |
CN201520989367.0U CN205243692U (zh) | 2014-12-25 | 2015-12-02 | V型发动机的进气结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014263201A JP2016121656A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | V型エンジンの吸気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016121656A true JP2016121656A (ja) | 2016-07-07 |
Family
ID=55942775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014263201A Pending JP2016121656A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | V型エンジンの吸気構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016121656A (ja) |
CN (1) | CN205243692U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108457742B (zh) * | 2018-02-07 | 2022-05-13 | 广西玉柴机器股份有限公司 | V型多缸柴油机的中冷器总成 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070107704A1 (en) * | 2005-10-07 | 2007-05-17 | Andy Billings | Supercharger and Air Inlet Assembly for a V Type Internal Combustion Engine |
-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014263201A patent/JP2016121656A/ja active Pending
-
2015
- 2015-12-02 CN CN201520989367.0U patent/CN205243692U/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070107704A1 (en) * | 2005-10-07 | 2007-05-17 | Andy Billings | Supercharger and Air Inlet Assembly for a V Type Internal Combustion Engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN205243692U (zh) | 2016-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160186704A1 (en) | Exhaust gas recirculation system for engine | |
JP6597737B2 (ja) | 車両用エンジンの吸排気装置 | |
JP6428827B2 (ja) | エンジンの吸気通路構造 | |
JP5316349B2 (ja) | Egr装置 | |
JP6390368B2 (ja) | シリンダヘッド | |
JP6344433B2 (ja) | 過給機付きエンジン | |
JP2016121656A (ja) | V型エンジンの吸気構造 | |
JP4906548B2 (ja) | 多気筒内燃機関の吸気マニホルド | |
JP2008223738A (ja) | 多気筒内燃機関の吸気マニホルド | |
US11359583B2 (en) | EGR device | |
JP6399041B2 (ja) | ターボ過給機付エンジン | |
US10364777B2 (en) | Intake apparatus of V-type internal combustion engine | |
JP6440024B2 (ja) | V型エンジンの吸気構造 | |
JP6296373B2 (ja) | V型エンジン | |
JP6296374B2 (ja) | V型エンジン | |
JP6477764B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸気通路構造 | |
JP6303991B2 (ja) | シリンダヘッド | |
JP7296272B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP7162623B2 (ja) | 過給機付き内燃機関 | |
JP2018200038A (ja) | 多気筒エンジンの吸気構造 | |
JP6544379B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸気装置 | |
JP6544380B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸気装置 | |
JP4950976B2 (ja) | 多気筒内燃機関の吸気装置 | |
JPH02196127A (ja) | 過給機付きエンジンの吸気装置 | |
JP2011069255A (ja) | 内燃機関の燃料デリバリパイプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180706 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20181026 |