JP6294187B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は,無停電電源装置に係り,特に,パワー半導体モジュールで構成されるコンバータで三相交流を整流し,インバータで可変電圧可変周波数の交流に変換し,蓄電池の充電電圧を降圧あるいは放電電圧を昇圧するのに好適な無停電電源装置に関する。
無停電電源装置(Uninterruptible Power−supply System,以下UPS)は,定常電源である商用電源等の異常時に,負荷への電力供給を断つことなく安定供給するための電力変換装置を利用した装置である。昨今のIT利活用の革新に伴い,データセンタなどにおけるUPSの需要が高まっている。データセンタ向けのUPSは,地価の高い都市近郊に敷設されるため,設置面積の低減,すなわち装置小型化が望まれている。
UPSは,商用電源等の異常時に,蓄電池を電圧源として用いることが多く,蓄電池を放電させて電力をインバータへ供給し,所望の電圧と周波数に変換して負荷へ供給する。従来,蓄電池を充電するために,コンバータで整流された直流電圧を降圧する機能をチョッパが担っている。このチョッパは,低圧な蓄電池電圧を昇圧してインバータへ供給する役割も持っており,いわゆる双方向チョッパ(以下,充放電チョッパ)として動作する。
一般的に,前述の充放電チョッパ回路において,充電時の出力電力は小さいが,放電時にインバータと同等の定格電力が必要となる。そのため,充放電チョッパを構成するスイッチング素子は,放電時の負荷に耐え得る定格電流および定格損失が要求される。それ故に,商用電源の正常時には,充放電チョッパを構成するパワー半導体モジュールや,充放電チョッパ前段のリアクトルが過剰性能を有することとなる。この過剰性能は充放電回路の大型化につながる。
充放電用回路が大型化する問題の解決案として,例えば特許第4951476号(特許文献1)に記載のように,コンバータの入力接続先を商用電源あるいは蓄電池に切り換える方式が知られている。具体的には,商用電源の異常時に,昇圧動作させたコンバータと充放電チョッパへ蓄電池の放電電力を供給することによって,定格の直流電圧をインバータへ出力する構成である。特許文献1の構成は,コンバータと充放電チョッパへ放電電力を分配できるため,充放電チョッパ自体と充放電チョッパ前段のリアクトルの小型化を実現する。
特許第4951476号公報
上記従来技術のUPSでは,コンバータ前段に三台のリアクトルが必要となり,そして,その三台のリアクトルを小型実装するためには,三脚鉄心の三相交流リアクトルが用いられる。三脚鉄心のリアクトルを用いる構成では,薄い磁性材料を積層させて構成した磁脚鉄心にそれぞれコイルを巻回させて三相コイルを構成する。各磁脚鉄心は,ヨーク鉄心と接合される。
商用電源正常時では,R相の交流電圧により発生した磁束は,ヨーク鉄心を通り,S相とT相の磁脚へ流れ込むように形成される。S相とT相に発生した磁束は,ヨーク鉄心を介してR相に流れるように形成される。各相の磁束の向きは,コイルに流れる電流の向きで決まり,磁束が漏洩しないように磁気回路が閉じている。
しかしながら,三相交流電圧を印加した時の瞬時磁気回路を説明すると,各相の直流通電により発生した磁束は,R相のコイルで発生した磁束と,S相とT相のコイルで発生した磁束が同じ方向へ流れ込むように形成されるので,片側のヨーク鉄心へ集中し,漏洩磁束となって構造外へ磁気回路を形成する。この漏洩磁束がノイズとなり,UPSの制御装置などを誤動作させる問題が生じる可能性がある。
本発明の目的は,異常時の蓄電池放電が形成する磁気回路上で漏洩磁束が生じないようにしてノイズを抑制して装置制御の誤動作を防止できる無停電電源装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明では,三相交流電源からの電力を三相交流リアクトルを介して受けて直流に変換して直流端子に供給するコンバータと,前記直流端子に供給された直流電圧を平滑するコンデンサと,前記平滑された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータと,前記直流端子の電圧を降圧して蓄電池に充電或いは前記蓄電池の電圧を昇圧して前記直流端子に放電する充放電チョッパを有し,前記三相交流電源が異常状態の時に,前記充放電チョッパにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給すると共に,前記コンバータにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給するものであって,前記三相交流リアクトルは,前記三相の各々に対応する3つ巻線が巻回される3つの鉄芯と,前記3つの鉄心が一方側で接続される一方側ヨーク鉄心と,前記3つの鉄心が他方側で接続される他方側ヨーク鉄心と,前記一方側ヨーク鉄心と前記3つの鉄心の各々とを接続する第4の鉄心を有するように構成した。
具体的には,商用電源からの電力を直流に変換するコンバータと,コンバータで変換された直流電圧を平滑するコンデンサと,コンバータで変換された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータとを具備し,商用電源から正常に電力が供給されている時は,コンバータで変換された直流電圧を充放電チョッパにより降圧して蓄電池を充電し,コンバータの前段に,蓄電池の電力をコンバータに供給する切換手段を設け,商用電源が異常状態の時には,蓄電池の電力をコンバータへ供給し,コンバータを構成するスイッチング素子によって蓄電池の電力を昇圧することにより三相交流のコンバータを三並列放電用チョッパとして動作させ,同時に,充放電チョッパにより蓄電池の電力を昇圧し,放電電力の一部を供給するようにしたもので,三相交流リアクトルを少なくとも一つコンバータ前段に有し,その三相交流リアクトルは,蓄電池からの直流電流が分配される三つのコイルと,各コイルを巻回させている磁脚鉄心と,コイルを巻回させない少なくとも一つの脚とが並列に構成(例えば,五脚鉄心)されることを特徴としている。
本発明によれば,蓄電池放電時に,三相交流リアクトルへ直流電圧が印加された場合にも,該リアクトル構造内で磁束漏洩なく磁気回路が形成されるため,制御部品などの誤動作を防止することができる。
第一実施例のUPS1における商用電源正常時の回路構成を示す図である。 第一実施例のUPS1における商用電源異常時の回路構成を示す図である。 商用電源異常時に,コンバータ11あるいは五脚鉄心の三相交流リアクトル15において,三相の配線のうち一相が使用不可となった場合の簡易回路図である。 コンバータ11前段の一相が蓄電池放電経路となるように,切換手段を設けた場合の簡易回路図である。 UPS1を構成するコンバータ11の回路図である。 UPS1を構成するインバータ12の回路図である。 UPS1を構成する充放電チョッパ13の回路図である。 商用電源異常になる時の商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の状態を示す波形図である。 商用電源異常から正常状態へ復帰する時の商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の状態を示す波形図である。 UPS1を構成する五脚鉄心の三相交流リアクトル15の斜視図である。 UPS1を構成する五脚鉄心の三相交流リアクトル15における商用電源正常時の瞬時磁気回路図である。 UPS1を構成する五脚鉄心の三相交流リアクトル15における商用電源異常時の磁気回路図である。 第二実施例の四脚鉄心の三相交流リアクトルをUPS1に適用する場合の商用電源異常時の磁気回路図である。 第三実施例の六脚鉄心のリアクトルをUPS1に適用する場合の商用電源異常時の磁気回路図である。 第四実施例の充放電チョッパを二並列化した場合における,商用電源正常時のUPS1の簡易回路図である。 第五実施例について,商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の状態を示す波形図である。 三脚鉄心の三相交流リアクトル100における商用電源正常時の瞬時磁気回路図である。 三脚鉄心の三相交流リアクトル100における商用電源異常時の磁気回路図である。
以下,図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
本発明第一の実施例について図1から図12までを用いて説明する。図1は,商用電源2から正常に電力が供給されている時のUPS1の簡易回路図である。本システムは,停電時に無瞬断で電力供給を継続できる常時インバータ給電方式である。商用電源2からの三相交流電力は,定常電源側スイッチ21と,五脚鉄心の三相交流リアクトル15を経てコンバータ11へと供給され,整流回路であるコンバータ11によって交流から直流へ変換される。コンバータ11前段のリアクトル15は,コンバータ11の電力変換時に発生する高調波を除去するためのフィルタの一部である。コンバータ11での整流後,コンデンサ20によって平滑化された直流電圧4がインバータ12へ印加され,所望の電圧と周波数の交流へと逆変換される。逆変換後,インバータ12が出力する三相交流電力5は,出力用フィルタ回路6によって高調波成分が除去された後に,負荷側スイッチ24を介して負荷3へと供給される。常時インバータ給電方式においては,常時,三相交流の商用電源2は,コンバータ11とインバータ12を経由して負荷3へ電力を給電する。したがって,商用電源2に瞬時電圧低下等の電圧変動が生じた場合に,コンバータ11とインバータ12が制御することで,通常の商用電源と同等の電力を安定供給可能とする。コンバータ11とインバータ12の動作,ならびに定常電源側スイッチ21と負荷側スイッチ24のONとOFFは,上位制御回路201からの信号によって制御される。
一方,インバータ12の前段には充放電チョッパ13が接続される。商用電源正常時には,直流電圧4を降圧し,蓄電池14の充電のために充電電力7を出力する降圧チョッパとして充放電チョッパ13が回路動作する。蓄電池保護用スイッチ23は,過電流などから電池を保護する役割を持つ。充放電チョッパ13と蓄電池保護用スイッチ23は,上位制御回路201からの信号によって制御される。
図2は,商用電源2から電力供給不可となった場合(異常時)の回路接続を示す図である。商用電源異常時には,定常電源側スイッチ21をOFFするとともに,非定常電源側スイッチ22をONして,電力供給源を商用電源2から蓄電池14へと切り換える。これにより,コンバータ11側と充放電チョッパ13側へ,蓄電池14の放電電力8が分配される回路を構成する。本システムでは,UPS1を小型化する観点から,蓄電池14の総電圧をインバータ12に印加する直流電圧4よりも十分低くとっている。そのため,充放電チョッパ13は,蓄電池14の直流電圧を昇圧させる昇圧チョッパとしても動作する。昇圧された直流電力はコンデンサ20へ給電される。
また,商用電源異常時には,非定常電源側スイッチ22を介してコンバータ11側へ放電電力8が送られ,五脚鉄心の三相交流リアクトル15に直流電圧が印加される。コンバータ11へ直流電圧が入力されると,インバータ12の定格電圧を出力するために,充放電チョッパ13と同様に,コンバータ11が昇圧チョッパとして動作する。この時,コンバータ11と充放電チョッパ13は,昇圧動作が同期するように,上位制御回路201からの信号によって制御される。
図3は,コンバータ11あるいは五脚鉄心の三相交流リアクトル15において,三相の配線のうち一相が使用不可となった場合の簡易回路図である。使用不可となった相につながる非定常電源側スイッチ22の一部をOFFすることによって,商用電源異常時に,使用可能な配線を介して放電電力8をコンバータ11へ給電することができる。三相の配線のうち二相が使用不可となった場合も同様である。
また,図4はコンバータ11前段の一相が蓄電池放電経路となるように,切換手段を設けた場合の簡易回路図である。商用電源異常時に,コンバータ11と充放電チョッパ13を二並列昇圧チョッパとして使用できる構成である。
図5は,UPS1を構成するコンバータ11の回路図である。コンバータ11は,商用電源2の三相交流電圧を直流電圧4に変換させるものである。商用電源正常時には,入力となる三相交流電力を,コンバータ11の交流端子41r,41s,41tに供給し,各相に備えられた上アームのスイッチング素子31及び整流素子33と,下アームのスイッチング素子32及び整流素子34と,を用いて整流させる。本実施例においては,スイッチング素子としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor),整流素子としてダイオード,を用いているが,これらに限らず,他の種類の素子を適用することも可能である(以下同様)。コンバータ11のスイッチング素子31,32は,制御回路202からの信号によって駆動される。商用電源2の異常時には,R,S,T相の上アームのスイッチング素子31をOFF状態でゲートブロックし,下アームのスイッチング素子32のみを駆動させて昇圧回路として動作する。このとき,非定常電源側スイッチ22で導通した相に対応する下アームのスイッチング素子32を駆動させれば良い。
図6は,UPS1を構成するインバータ12の回路図である。インバータ12は,コンデンサ20で平滑化された直流電力を三相交流電力5に変換させるものである。コンバータ11により変換された直流電圧4を,各相に備えられた上アームのスイッチング素子31及び整流素子33と,下アームのスイッチング素子32及び整流素子34と,を用いて三相交流電力5に変換させ,交流端子42u,42v,42wに出力する。インバータ12のスイッチング素子31,32は,制御回路203からの信号によって駆動される。インバータ12は,商用電源2の状態に関わらず,直流電圧を交流電圧に変換し,出力用フィルタ回路6へ定格電力を出力する。
図7は,UPS1を構成する充放電チョッパ13の回路図である。充放電チョッパ13は,商用電源2の正常時に直流電圧4を降圧して充電電力7を出力させるものである。まず,上アームのスイッチング素子31がONしている間に,蓄電池14と充放電チョッパ13との間に接続されたリアクトル16に電磁エネルギーが蓄積される。次に,上アームのスイッチング素子31がOFFした際に,逆起電力が発生するリアクトル16の電磁エネルギーが放出されて,蓄電池14が充電される。他方,商用電源異常時には,充放電チョッパ13は,蓄電池14の低圧の直流電圧を高圧の直流電圧4に変換する。まず,蓄電池14の放電電力8がリアクトル16に供給されて,下アームのスイッチング素子32がONしている間に,リアクトル16に電磁エネルギーが蓄積される。次に,下アームのスイッチング素子32がOFFした際に,リアクトル16の逆起電力により上アームの整流素子33がONする。これより,充放電チョッパ13の出力端には,蓄電池14の直流電圧とリアクトル16の逆起電圧の加算電圧が現れるため,結果的に昇圧される。充放電チョッパ13のスイッチング素子31,32は,制御回路204からの信号によって駆動される。本実施例において,充放電チョッパ13の2レベルハーフブリッジ回路35を二並列としているが,この並列数は充放電チョッパ13への放電時給電量によって決まる。すなわち,商用電源異常時にコンバータ11が三並列昇圧回路として動作することによって,充放電チョッパ13の並列数を低減でき,装置を小型化できる。
以上より,本実施例のUPS1に搭載されるコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13は,いずれも,上アームのスイッチング素子31及び整流素子33と,下アームのスイッチング素子32及び整流素子34と,が直列に接続された2レベルハーフブリッジ回路35を基本構成としている。負荷3への供給電力がUPS1の定格電力を超える場合には,コンバータ11,インバータ12ならびに充放電チョッパ13の2レベルハーフブリッジ回路35の並列数を増やすことによって定格電力を大きくする。本実施例では,商用電源異常時に,コンバータ11が三並列昇圧回路として放電電力を昇圧するため,コンバータ11あるいはインバータ12に比べ,充放電チョッパ13における並列数の増加分が少なくなる。
図8に,UPS1における商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の波形図を示す。図8の時刻t0からt1までは商用電源正常時を示し,t1以降は異常時を示す。本実施形態では,装置小型化のために,インバータ12の連続定格よりも小さい連続定格を持つ充放電チョッパ13をUPS1に適用する。充放電チョッパ13の構成例としては,図7の回路図において,2レベルハーフブリッジ回路35を二つから一つに削減することが挙げられる。
まず,商用電源正常時のt0からt1について説明する。正常時は,商用電源2から三相交流が入力され,定常電源側スイッチ21がON,非定常電源側スイッチ22をOFFした状態である。コンバータ11には商用電源2からP2の電力が供給され,インバータ12にはP1が給電される。また,コンバータ11で整流された電力の一部P4が,蓄電池充電のために充放電チョッパ13へ供給される。商用電源正常時における給電量の関係は,P1=P2−P4である。
次に,商用電源異常時の時刻t1からt3までについて説明する。まず,蓄電池放電による商用電源2への短絡を防ぐため,定常電源側スイッチ21をOFFに切り換える。時刻t1からt2は,定常電源側スイッチ21のOFF動作に必要な時間である。定常電源側スイッチ21のOFF状態確認後,非定常電源側スイッチ22をONに切り換える。時刻t2からt3は,非定常電源側スイッチ22のON動作に必要な時間である。時刻t1からt3までの間,コンバータ11への給電が断たれるが,UPS1は負荷3へ無瞬断で電力供給しなければならない。したがって,スイッチ21,22のON・OFF動作と並行して蓄電池放電を開始し,充放電チョッパ13が昇圧動作を始める。充放電チョッパ13は,t1からt3の間だけ単独で昇圧回路動作するが,インバータ12の連続定格よりも小さい連続定格を持つため,短時間の過負荷運転が必要となる。過負荷運転時にはP5の電力を受け,充放電チョッパ13によって昇圧された直流電力がインバータ12へ供給されるため,時刻t1からt3における給電量の関係は,P1=P5である。
次に,商用電源異常時の時刻t3以降について説明する。非定常電源側スイッチ22がONすると,コンバータ11へ蓄電池14の放電電力8が分配される。コンバータ11を構成するスイッチング素子31,32へ,制御回路202から異常時用の信号を送り,コンバータ11に昇圧回路動作させる。時刻t3以降,コンバータ11と充放電チョッパ13が蓄電池14の四並列昇圧回路となる。本実施形態では,コンバータ11が電力P3を負担し,充放電チョッパ13の給電量が異常時の連続定格のP6まで下がる。コンバータ11の整流機能を踏まえると,充放電チョッパ13よりも定格電力が大きいと考えられ,給電量の関係がP3>P6であっても,コンバータ11は十分動作する。インバータ12へは,コンバータ11と充放電チョッパ13で昇圧した直流電力が送られ,直流から交流に変換した後に負荷3へ電力P1が供給される。このときの給電量の関係は,P1=P3+P6である。
図9は,商用電源異常から正常状態に復帰する際の波形図である。図9には,UPS1における商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の状態が示されている。時刻t4からt5までは商用電源の異常時,商用電源が復帰するt5以降は正常時を示す。なお,商用電源異常時の時刻t4からt5までは,図9における時刻t3以降と同じ状態であり,P3>P6かつP1=P3+P6である。
商用電源が復帰する時刻t5からt7までについて説明する。まず,蓄電池放電による商用電源2への短絡を防ぐため,非定常電源側スイッチ22をOFFに切り換える。時刻t5からt6は,定常電源側スイッチ22のOFF動作に必要な時間である。非定常電源側スイッチ22のOFF状態確認後,定常電源側スイッチ21をONに切り換える。時刻t6からt7は,定常電源側スイッチ21のON動作に必要な時間である。時刻t6からt7までの間,コンバータ11への給電が断たれるが,UPS1は負荷3へ無瞬断で電力供給しなければならない。したがって,充放電チョッパ13が,時刻t6からt7の間だけ過負荷運転となり,P5の電力を受ける。充放電チョッパ13によって昇圧された直流電力は,インバータ12へ供給され,所望の電圧と周波数に変換された後に負荷3へ給電される。時刻t6からt7における給電量の関係は,P1=P5である。
定常電源側スイッチ21がON状態となる時刻t7以降,UPS1は商用電源定常時の運転となる。正常時には,コンバータ11が整流回路動作し,商用電源の交流電力を直流電力に変換する。また,充放電チョッパ13が降圧回路動作することにより,コンバータ11によって変換された直流電力を降圧し,蓄電池14を充電する。このように,商用電源に異常が発生しても,インバータ12へ電力を安定供給することができる。本実施形態であれば,充放電チョッパ13がインバータ12よりも小さい連続定格を持った構成となるため,装置小型化に貢献する。
図10は,コンバータ11前段に設置される五脚鉄心の三相交流リアクトル15の斜視図である。磁脚鉄心である101r,101s,101tにそれぞれコイル102r,102s,102tを巻回させて三相コイルを構成する。さらに,磁脚鉄心101rと101tに隣接する零相の磁脚鉄心105a,105bとを備え,全ての磁脚鉄心は,ヨーク鉄心103a,103bと接合される。
ここで,本実施例の特徴となる構成を説明する前に,対照となる参考例として,三脚鉄心として構成される三相交流リアクトルを例に挙げて説明する。図17に示される三脚鉄心の三相交流リアクトルの構造概略図において,薄い磁性材料を積層させて構成した磁脚鉄心101r,101s,101tにそれぞれコイル102r,102s,102tを巻回させて三相コイルを構成する。各磁脚鉄心は,ヨーク鉄心103a,103bと接合される。商用電源正常時,R相の交流電圧により106rの方向にR相電流が流れると,アンペールの右ネジの法則から,R相磁束は106rに対して磁束111rが示す方向に発生する.次に磁束111rは,ヨーク鉄心103aを通り,S相とT相の磁脚へ流れ込む。S相とT相に発生する磁束111s,111tについても電流方向106s,106tに応じて磁束の方向が決まり,ヨーク鉄心103bを介してR相に流れる。図17の状態であれば,磁気回路が閉じるため磁束が漏洩していない。
三脚鉄心の三相交流リアクトルの三相に直流電圧を印加した時の瞬時磁気回路を図18に示す。各相の直流通電により発生する磁束112r,112s,112tは,電流の向き106r,106s,106tに応じて片側のヨーク鉄心(図18では下ヨーク鉄心103b)へ集中し,適当な磁路がないため,漏洩磁束114となって構造外へ磁気回路を形成する。この漏洩磁束114がノイズとなり,UPSの制御装置などを誤動作させる可能性がある。したがって,コンバータ前段の三相交流リアクトルにおいて,商用電源正常時の三相交流が形成する磁気回路上と,異常時の蓄電池放電が形成する磁気回路上で,漏洩磁束が生じないようにコンバータ前段のリアクトルを選定しなくてはならない。
次に,本実施例の特徴となる五脚鉄心として,図11は,五脚鉄心の三相交流リアクトル15における商用電源正常時の瞬時磁気回路図である。R相の交流電圧により106rの方向にR相電流が流れると,アンペールの右ネジの法則から,R相磁束は106rに対して磁束111rが示す方向に発生する.次に磁束111rは,ヨーク鉄心103aを通り,S相とT相の磁脚へ流れ込む。S相とT相に発生する磁束111s,111tについても電流方向106s,106tに応じて磁束の方向が決まり,ヨーク鉄心103bを介してR相に流れる。図11の状態であれば,磁気回路が閉じるため磁束が漏洩していない。
一方,異常時に,五脚鉄心の三相交流リアクトル15の三相全てに直流電圧が印加された時の磁気回路図が図12である。各相の直流通電により発生した磁束112r,112s,112tは,電流の向き106r,106s,106tに応じて片側のヨーク鉄心(図12では下ヨーク鉄心103b)へ集中する。集中した磁束は,下ヨーク鉄心103bを介して零相磁脚鉄心105aと105bへ分流し,上ヨーク鉄心103aまで流れて磁脚鉄心101r,101s,101tへ流入する。したがって,五脚鉄心の三相交流リアクトル15の場合,三相全てに直流電圧が印加されても磁束漏洩が発生しない。
本発明第二の実施例について,図13を用いて説明する。図13では,四脚鉄心の三相交流リアクトルの三相全てに直流電圧を印加した場合の磁気回路図を示している。このように,四脚鉄心の三相交流リアクトルをコンバータ11前段に配置しても,磁気回路が閉じるため,第一実施例と同様のUPSを構成できる。
次に,本発明第三の実施例について,図14を用いて説明する。コンバータ11前段の五脚鉄心の三相交流リアクトル15と,充放電チョッパ13前段のリアクトル16とを,一台のリアクトルに集約することも可能である。図14は,六脚鉄心のリアクトルにおける商用電源異常時の磁気回路図である。磁脚鉄心101r,101s,101tにそれぞれコイル102r,102s,102tを巻回させて構成した三相コイルの出力端が,コンバータ11に接続される。さらに,磁脚鉄心101kにコイル102kを巻回させて構成したコイルの出力端が,充放電チョッパ13へ接続される。コイルを巻回させない零相用の磁脚鉄心として105a,105bを備え,全ての磁脚鉄心はヨーク鉄心103a,103bと接合される。商用電源異常時には,ヨーク鉄心に集中した磁束113の磁路として零相磁脚を活用する。このように,五脚鉄心の三相交流リアクトル15とリアクトル16とを,一台に集約して六脚鉄心のリアクトルを配置しても,第一実施例と同様のUPSを構成できる。
本発明第四の実施例について,図15を用いて説明する。図15は,充放電チョッパを二並列化した実施形態における,商用電源正常時のUPS1の簡易回路図である。図7の充放電チョッパ13を分割して並列させたチョッパ131a,131bの前段に,リアクトル161a,161bをそれぞれ配置する。蓄電池充電の時は,コンバータ11で整流された直流電圧4が,チョッパ131aで降圧されて,リアクトル161aへ印加される。このとき,チョッパ131bのスイッチング素子31,32をOFF状態でゲートブロックしておく。正常時には,リアクトル161a,161bが直列接続するように切換スイッチ25が動作するため,リアクトル161aから放出される電磁エネルギーがリアクトル161bに流れ,161bに蓄積されたエネルギーが蓄電池14へ供給される。本実施形態では,チョッパ131aだけで直流電圧4を降圧するために,放電用スイッチ26をOFFしておく。蓄電池放電の時は,放電用スイッチ26をONするとともに,リアクトル161a,161bが並列するように切換スイッチ25が切り換わるため,コンバータ11の三相とチョッパ131aと131bに放電電流が流れる。なお,チョッパ131a,131bの動作,ならびに切換スイッチ25と放電用スイッチ26のONとOFFは,上位制御回路201からの信号によって制御される。このような回路構成であれば,充電時と放電時の電流経路に応じてインダクタンス変更が可能となる。また,図14で示したリアクトルのように,五脚鉄心の三相交流リアクトル15と,リアクトル161aおよび161bを一台のリアクトルに集約することもできる。
本発明第五の実施例について,図16を用いて説明する。図16には,商用電源電圧とスイッチ21,22,ならびにコンバータ11,インバータ12,充放電チョッパ13の波形図が示されている。図16の時刻t0からt1までは商用電源正常時を示し,t1以降は異常時を示す。本実施例では,時刻t1からt3までの間,正常時にコンデンサ20へ蓄えたエネルギーを電源としてインバータ12へ給電する。これより,充放電チョッパ13は蓄電池14の充電機能のみを備えれば良いため,その回路構成が双方向チョッパから降圧チョッパへ簡略化される。すなわち,商用電源異常時には,コンバータ11のみが蓄電池放電の昇圧を担う構成である。非定常電源側スイッチ22がON状態となる時刻t3以降は,コンバータ11が昇圧回路として動作し,昇圧された直流電力がインバータ12へ給電される。このときの給電量の関係は,P1=P3である。本実施形態では,充放電チョッパ13の2レベルハーフブリッジ回路35の並列数を,充電電力7に合わせて決めることができ,装置がさらに小型化される。
1:無停電電源装置(Uninterruptible Power−supply System,UPS)
2:商用電源
3:負荷
4:直流電圧
5:三相交流電力
6:出力用フィルタ回路
7:充電電力
8:放電電力
11:コンバータ
12:インバータ
13:充放電チョッパ
14:蓄電池
15:五脚鉄心の三相交流リアクトル
16:リアクトル
20:コンデンサ
21:定常電源側スイッチ
22:非定常電源側スイッチ
23:蓄電池保護用スイッチ
24:負荷側スイッチ
25:切換スイッチ
26:放電用スイッチ
31:上アームのスイッチング素子
32:下アームのスイッチング素子
33:上アームの整流素子
34:下アームの整流素子
35:2レベルハーフブリッジ回路
41r:R相交流端子
41s:S相交流端子
41t:T相交流端子
42u:U相交流端子
42v:V相交流端子
42w:W相交流端子
43:充放電チョッパ直流端子
100:三脚鉄心の三相交流リアクトル
101k:K相磁脚鉄心
101r:R相磁脚鉄心
101s:S相磁脚鉄心
101t:T相磁脚鉄心
102k:K相コイル
102r:R相コイル
102s:S相コイル
102t:T相コイル
103a:上ヨーク鉄心
103b:下ヨーク鉄心
104r1:第一のR相接続端子
104r2:第二のR相接続端子
104s1:第一のS相接続端子
104s2:第二のS相接続端子
104t1:第一のT相接続端子
104t2:第二のT相接続端子
105a:第一の零相磁脚鉄心
105b:第二の零相磁脚鉄心
106k:K相電流の方向
106r:R相電流の方向
106s:S相電流の方向
106t:T相電流の方向
109:固定部品
111r:交流通電時のR相磁束
111s:交流通電時のS相磁束
111t:交流通電時のT相磁束
112k:直流通電時のK相磁束
112r:直流通電時のR相磁束
112s:直流通電時のS相磁束
112t:直流通電時のT相磁束
113:ヨーク鉄心上の磁束
114:漏洩磁束
115:直流通電時の零相磁束
131a:第一のチョッパ
131b:第二のチョッパ
161a:第一のチョッパ前段のリアクトル
161b:第二のチョッパ前段のリアクトル
201:上位制御回路
202:コンバータ制御回路
203:インバータ制御回路
204:充放電チョッパ制御回路

Claims (4)

  1. 三相交流電源からの電力を三相交流リアクトルを介して受けて直流に変換して直流端子に供給するコンバータと,
    前記直流端子に供給された直流電圧を平滑するコンデンサと,
    前記平滑された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータと,
    前記直流端子の電圧を降圧して蓄電池に充電或いは前記蓄電池の電圧を昇圧して前記直流端子に放電する充放電チョッパを有し,
    前記三相交流電源が異常状態の時に,前記充放電チョッパにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給すると共に,前記コンバータにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給するものであって,
    前記三相交流リアクトルは,前記三相の各々に対応する3つ巻線が巻回される3つの鉄芯と,前記3つの鉄心が一方側で接続される一方側ヨーク鉄心と,前記3つの鉄心が他方側で接続される他方側ヨーク鉄心と,前記一方側ヨーク鉄心と前記3つの鉄心の各々とを接続する第4の鉄心を有し,
    前記三相交流電源が異常状態の時に,前記3つの鉄心は,いずれも,同一方向に磁束が流れることを特徴とする無停電電源装置。
  2. 三相交流電源からの電力を三相交流リアクトルを介して受けて直流に変換して直流端子に供給するコンバータと,
    前記直流端子に供給された直流電圧を平滑するコンデンサと,
    前記平滑された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータと,
    前記直流端子の電圧を降圧して蓄電池に充電或いは前記蓄電池の電圧を昇圧して前記直流端子に放電する充放電チョッパを有し,
    前記三相交流電源が異常状態の時に,前記充放電チョッパにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給すると共に,前記コンバータにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給するものであって,
    前記三相交流リアクトルは,前記三相の各々に対応する3つ巻線が巻回される3つの鉄芯と,前記3つの鉄心が一方側で接続される一方側ヨーク鉄心と,前記3つの鉄心が他方側で接続される他方側ヨーク鉄心と,前記一方側ヨーク鉄心と前記3つの鉄心の各々とを接続する第4の鉄心を有し,
    前記蓄電池の電力を前記コンバータに供給する切換手段を有し,前記切換手段の切換時間は,前記インバータへ前記インバータの定格電力の供給を,前記チョッパで可能とし,切換後は該チョッパの放電電力を該チョッパの連続定格以下に制限する制御装置を有することを特徴とする無停電電源装置。
  3. 三相交流電源からの電力を三相交流リアクトルを介して受けて直流に変換して直流端子に供給するコンバータと,
    前記直流端子に供給された直流電圧を平滑するコンデンサと,
    前記平滑された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータと,
    前記直流端子の電圧を降圧して蓄電池に充電或いは前記蓄電池の電圧を昇圧して前記直流端子に放電する充放電チョッパを有し,
    前記三相交流電源が異常状態の時に,前記充放電チョッパにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給すると共に,前記コンバータにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給するものであって,
    前記三相交流リアクトルは,前記三相の各々に対応する3つ巻線が巻回される3つの鉄芯と,前記3つの鉄心が一方側で接続される一方側ヨーク鉄心と,前記3つの鉄心が他方側で接続される他方側ヨーク鉄心と,前記一方側ヨーク鉄心と前記3つの鉄心の各々とを接続する第4の鉄心を有し,
    前記充放電チョッパは二個以上並列して構成され,
    該チョッパの各前段に接続される単相リアクトルと,
    前記蓄電池の充電時と放電時で電流経路を変える切換手段を設け,
    充電時と放電時で電流経路のインダクタンスを変更することを特徴とする無停電電源装置。
  4. 三相交流電源からの電力を三相交流リアクトルを介して受けて直流に変換して直流端子に供給するコンバータと,
    前記直流端子に供給された直流電圧を平滑するコンデンサと,
    前記平滑された直流電圧を交流電圧に変換して負荷に電力を供給するインバータと,
    前記直流端子の電圧を降圧して蓄電池に充電或いは前記蓄電池の電圧を昇圧して前記直流端子に放電する充放電チョッパを有し,
    前記三相交流電源が異常状態の時に,前記充放電チョッパにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給すると共に,前記コンバータにより前記蓄電池からの電力を昇圧して前記直流端子に供給するものであって,
    前記三相交流リアクトルは,前記三相の各々に対応する3つ巻線が巻回される3つの鉄芯と,前記3つの鉄心が一方側で接続される一方側ヨーク鉄心と,前記3つの鉄心が他方側で接続される他方側ヨーク鉄心と,前記一方側ヨーク鉄心と前記3つの鉄心の各々とを接続する第4の鉄心を有し,
    前記蓄電池の電力を前記コンバータに供給する切換手段を有し,
    前記切換手段の切換時間は,前記インバータへ前記インバータの定格電力の供給を,前記コンデンサで可能とし,
    前記充放電チョッパの連続定格が蓄電池を充電する電力に応じて決まることを特徴とする無停電電源装置。
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