JP5432901B2 - モーターの力率補正装置および方法 - Google Patents

モーターの力率補正装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5432901B2
JP5432901B2 JP2010521013A JP2010521013A JP5432901B2 JP 5432901 B2 JP5432901 B2 JP 5432901B2 JP 2010521013 A JP2010521013 A JP 2010521013A JP 2010521013 A JP2010521013 A JP 2010521013A JP 5432901 B2 JP5432901 B2 JP 5432901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
winding
phase winding
stator
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010521013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010537616A (ja
Inventor
クリシュナン ラム
Original Assignee
ラム インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラム インク filed Critical ラム インク
Publication of JP2010537616A publication Critical patent/JP2010537616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5432901B2 publication Critical patent/JP5432901B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors
    • H02P25/092Converters specially adapted for controlling reluctance motors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2201/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the converter used
    • H02P2201/15Power factor Correction [PFC] circuit generating the DC link voltage for motor driving inverter
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

Description

関連出願
本出願は、米国仮特許出願第60/955,661号「Power Factor Correction for Switched Reluctance Machines(スイッチドリラクタンス機の力率補正)」(Krishnan Ramu)(出願日:2007年8月14日)によって提供される優先権の利益を主張し、この仮特許出願は、参照によって本出願に組み込まれている。
本発明は、交流電流(AC)−直流電流(DC)変換整流器によって電気モーターに供給される電力の力率補正に関する。
可変速度モーター駆動装置は、AC−DC変換ダイオードブリッジまたは個々のダイオード整流器と、キャパシタおよび通常ではインダクタによって形成されるフィルタとを通じてAC電源に接続されることが多い。AC−DC変換整流器は、大きなピークを持つ不連続な擬似正弦波電流を受け取り、非正弦波電流を整流器の負荷側に伝える。AC入力電流の不連続性および非正弦波特性は、4つの影響を及ぼす。第一に、大きなピークおよび不連続という条件のため、整流器の瞬間電流の定格を増大させなければならない。
第二に、入力電流のフーリエスペクトルは、電源周波数における基本周波数成分と、電源周波数の2の倍数(例えば、供給周波数の2倍、4倍、6倍、8倍、10倍)における別の成分とを有する。これらの非基本周波数成分は、それによってAC電源(商用電源)入力に電流が逆循環しないようにフィルタリングしなければならない。このフィルタリングには大型フィルタが要求され、国によっては大型フィルタが義務づけられており、したがって、負荷装置のコストが増大する。
第三に、AC入力電圧と、整流器に流れ込む電流の基本波成分との間の位相角が大きくなる。この位相角の余弦は、電力系統の力率として知られている。1以外の力率は、それによって大きな無効電力成分が流れるため、電気事業者の供給電力が有効に利用されない。世帯主や小店舗は、実消費電力に対して支払うのみであり、AC−DC整流において整流器によって必要とされる無効電力消費量については、これらの顧客によって支払われない。結果として、電気事業者は無効電力消費のコストを吸収しなければならず、これにより金銭的損失を被る。電気事業者の発電容量全体が負荷側において実消費電力として完全に使用されて無効電力消費がゼロであるならば、電気事業者および使用者の両方が利益を得る。
第四に、過負荷またはその他の原因によって電源のAC電圧の実効(RMS)振幅が減少すると、整流後のDC電圧のRMS振幅も変化する。可変電圧または可変電流と、通常では可変周波数とをモーターに供給するために、この整流後のDC電圧を受け取るパワーエレクトロニクスコンバータにおいては、入力電圧の減少したRMS振幅は、モーターの性能にマイナスに影響し、全負荷トルクを発生させることのできる速度が低下し、定格トルクおよび定格速度を提供するうえでのモーターの能力が低減する。
いま、従来技術のスイッチドリラクタンスモーター(SRM)駆動システムであって、パワーエレクトロニクスコンバータがダイオードブリッジ整流器によってAC電源に接続されるシステムを考える。この従来技術のシステムは、3つの大きな不都合がある。第一に、安定化されていない商用電力系統においてしばしば起こるように、AC電源のRMS電圧振幅が減少すると、ブリッジ整流器の出力DC RMS電圧振幅が減少し、これによって、モーターの動作能力が制限される。第二に、ブリッジ整流器に流れ込む電流は非正弦波であり、これによって電気事業者の電力線上に雑音および高調波が発生する。第三に、電気事業者に提供されるシステムの力率が1未満であり、したがって発電量全体が実消費電力に利用されないことにより、電気事業者にマイナスに影響する。
図1は、二相モーター用の従来技術の電力変換装置100を示している。電力変換装置100は、ブリッジ整流器102を含んでおり、この整流器102は、AC電源104からのAC電力を受け取り、AC電力の電圧を整流してDC電源を生成し、そのエネルギはキャパシタ106に蓄えられる。相Aのトランジスタ108は、蓄電キャパシタ106からモーターの相Aの巻線110を通るエネルギの流れを調整する。相Aの巻線110によって放電される、モーターによって使用されないエネルギは、ダイオード114によって形成される回路によってキャパシタ112に蓄えられる。相Bのトランジスタ116は、蓄電キャパシタ112からモーターの相Bの巻線118を通るエネルギの流れを調整する。相Bの巻線118によって放電される、モーターによって使用されないエネルギは、ダイオード120によって形成される回路によってキャパシタ106に送られて蓄えられる。
電力変換装置100の機械側122は、非対称の変換装置のように相あたり2つのトランジスタおよび2つのダイオードを有するのではなく、機械の相あたり1つのトランジスタと、1つのキャパシタと、1つのダイオードとを有する。さらに、電力変換装置100は、2相の間にキャパシタを備えていない。したがって、上述した電力変換装置100の動作によると、AC RMS入力電圧が低下すると、モーターの相において利用可能なDC RMS電圧が低下し、結果としてモーターの動作能力が減少する。
本明細書中に引用されているすべての参考文献は、参照によって本開示に組み込まれている。
米国特許第7,015,615号明細書(Krishnan Ramu、Nimal Lobo)(出願:2006年3月)
"Two Phase SRM With Flux Reversal Free Stator: Concept, Analysis, Design and Experimental Verification,"(S. G. Oh、R. Krishnan)(Proc. of IEEE Industry Applications Conference Annual Meeting, vol. 3, pp. 1155-1162, Oct. 2006)
従来技術の上述した欠点を克服する目的で、電力変換装置の機械側へのDC入力RMS電圧を一定に維持することによって、ACラインのRMS電圧振幅の変化の影響を補正するため、力率補正(PFC)回路を採用することができる。さらに、PFC回路内のインダクタとしてモーターの相巻線を使用することにより、PFC回路のインダクタを提供することと、このインダクタを通る電流の流れを使用して、トルクと、したがってモーターの出力パワーを発生させるという2つの目的が果たされる。これらの2つの利点は極めて有利である。
したがって、本発明の目的は、従来技術において直面する上述した欠点および問題を克服することである。
本発明の別の目的は、電力変換装置に要求されるパワーコンポーネントの数を低減することである。
本発明のさらに別の目的は、極めて効率的な電力変換装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、不利なAC電力条件下において全範囲の速度制御を有する電力変換装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、電力変換装置の実装サイズを低減することである。
本発明のさらなる目的は、モーター駆動装置の全体的なコストを低減することである。
本発明の目的は、力率補正システムであって、交流電流(AC)電源の電圧を整流して、AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる整流器、を備えている力率補正システム、によって、すべてまたは一部を達成することができる。モーターの相巻線が、電圧波形によって誘起される電流を伝え、レギュレータが、相巻線によって伝えられる電流の流れを調整して、蓄電コンポーネントにエネルギとして蓄える。
本発明の目的は、モーターと、整流器と、力率補正回路とを有するモーターシステム、によって、すべてまたは一部をさらに達成することができる。整流器は、AC電源の電圧を整流して、AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる。モーターの相巻線が、電圧波形によって誘起される電流を伝え、レギュレータが、相巻線によって伝えられる電流の流れを調整して、蓄電コンポーネントにエネルギとして蓄える。
本発明の目的は、力率補正方法によって、すべてまたは一部をさらに達成することができる。この方法によると、AC電源の電圧を整流して、AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる。この電圧波形をモーターの相巻線に印加して、相巻線を通る電流の伝導を誘起させる。相巻線によって伝えられてエネルギとして蓄電コンポーネントに蓄えられる電流の流れは、蓄電コンポーネントの両端に一定の電圧が発生するように調整される。
本明細書の以下の段落では、本発明の好ましい実施形態について説明する。これらの実施形態は、添付の図面を参照しながら読み進めることによって、より深く理解することができる。
二相モーター用の従来技術の電力変換装置を示している。 図2Aモーターの1相の巻線のための力率補正(PFC)装置を示している。図2B、図2C、図2D、図2Eは、それぞれ図2AのPFC装置に関連する波形を示している。 モーター固定子の対向する磁極に個別の巻線部分として配置されている2相の巻線を示している。 モーター固定子の2組の対向する磁極それぞれに配置されている2組の相巻線を示している。 図4に示した固定子を採用することのできるスイッチドリラクタンスモーター(SRM)用の電力変換装置を示している。 固定子のバックアイアンの周囲に2相の巻線が巻かれている6/3極SRMを示している。 図6に示した6/3極SRM用の電力変換装置を示している。 図2Aに示したPFC装置を動作させる方法の流れ図を示している。
図2Aは、モーターの1相の巻線のための力率補正(PFC)装置200を示している。PFC装置200はブリッジ整流器202を有し、この整流器202は、交流電流(AC)電源204によって提供されるAC電力の電圧を整流して、モーター(図示していない)の相巻線206に供給される直流電流(DC)電源を生成する。トランジスタ208は、ダイオード210とキャパシタ212の直列接続に電気的に並列に接続されており、相巻線206を通る電流の流れを調整してキャパシタ212にエネルギとして蓄える。
より具体的には、トランジスタ208がオンになると、ブリッジ整流器202から相巻線206およびトランジスタ208を通って回路グランドに電流が流れる。トランジスタ208がオフになると、ブリッジ整流器202から、相巻線206、ダイオード210、およびキャパシタ212を通って回路グランドに電流が流れ、これによってキャパシタ212が充電される。この充電によってキャパシタ212の両端に発生するDC電圧は、トランジスタ208のスイッチングデューティサイクル(すなわち、オンタイムとオフタイムの合計に対するオンタイムの比であり、パルス幅変調周期に対するオンタイムの比としても表される)によって調整される。したがって、PFC装置200は、キャパシタ212の両端に発生するDC電圧を調整し、たとえAC電源204の実効(RMS)電圧振幅が減少したときにも所望の電圧を維持するように動作する。
図2B〜図2Eは、PFC装置200を通る電流の流れがトランジスタ208のスイッチング動作によってどのように調整されるかを、AC電力の1サイクルについて示している。トランジスタ208がオンになると、整流後、AC入力電圧全体が相巻線206に印加され、結果として電流が増大する。電流が所望の大きさを超えると、トランジスタ208がオフになる。図2Bは、AC電源204によってブリッジ整流器202に提供されるAC電圧220およびAC電流222の振幅を示している。図2Cは、ブリッジ整流器202によって出力されるDC電圧230およびDC電流232の振幅を示している。図2Dは、トランジスタ208のスイッチング動作によってトランジスタ208を流れる電流240の振幅を示しており、図2Eは、トランジスタ208のスイッチング動作によってキャパシタ212に流れ込む電流250の振幅を示している。
図2Dに示した、トランジスタ208を電流が流れている期間は、トランジスタ208がオンになっている期間を表す。(a)AC RMS入力電圧振幅の大きな変動(例えば、(マイナス)30%以上)においてキャパシタ212の両端のRMS電圧が一定であること、(b)AC入力電流が正弦波であること、および(c)力率が1であること、が維持される利点の1つまたは複数が達成されるように、トランジスタ208のスイッチング動作を制御回路(図示していない)によって調整することができる。
1相の巻線に関連して上述した原理は、複数の多相巻線にも同様に適用することができる。
図3は、モーター固定子300の対向する磁極に個別の巻線部分として配置されている2相の巻線を示している。固定子300は、直径方向に対向する磁極302,304を有する2極の固定子である。合計巻数がTである相A1の巻線306は、2つの巻線部分の最大の漏れインダクタンスが発生するように、それぞれが等しい巻数T/2、または好ましくは等しくない巻数の2つの巻線部分308,310に分けられており、したがって、これらの巻線部分308,310を独立して制御することができる。巻数を等しくしない理由は、入力力率補正を最適化し、力率補正(PFC)トランジスタにおいて低損失のスイッチング周波数を得るためである。さらに、巻線部分の漏れインダクタンスが大きいように、2つの巻線部分を隔てることが好ましい。例えば、一方の磁極が相Aの一方の部分を有し、直径方向に対向する磁極が相Aの残りの部分を有することができ、したがって、互いに隔てられている2つの場所に2つの部分が配置されている。相A1の巻線部分314は、巻数kにおいて固定子磁極302の周囲に巻かれており(kは割合比)、相A1の巻線部分310は、巻数(1−k)Tにおいて固定子磁極304の周囲に巻かれている。同様に、合計巻数がTである相A2の巻線312は、それぞれが巻数kおよび(1−k)Tである2つの巻線部分314,316に分けられている。相A2の巻線部分308は、巻数kにおいて固定子磁極302の周囲に巻かれており、相A2の巻線部分316は、巻数(1−k)Tにおいて固定子磁極304の周囲に巻かれている。
巻数T1およびT2は等しい必要はなく、巻線に所望の電流が流れ込むように結合が完全である必要がないようにこれらを不均一に維持することには、いくつかの利点がある。同様に、相A1の巻線部分314,310は等しい巻数を有する必要がなく、相A2の巻線部分308,316は等しい巻数を有する必要がない。相A1の巻線部分314,310は、巻数が同じである単一部分の相巻線の起磁力(MMF)と等価の合計起磁力を有することができる。同様に、相A2の巻線部分308,316は、巻数が同じである単一部分の相巻線の起磁力と等価である合計起磁力を有することができる。
相A1の巻線306および相A2の巻線312のいずれかまたは両方を、図2Aにおける相巻線206として使用することができる。
図4は、モーター固定子400の2組の対向する磁極それぞれに配置されている2組の相巻線を示している。固定子400は、直径方向に対向する第1の組の磁極402,404と、直径方向に対向する第2の組の磁極422,424とを有する4極の固定子である。合計巻数がTである相A1の巻線406は、それぞれ巻数がTより少ない2つの巻線部分408,410に分けられている。相A1の巻線部分408は固定子磁極402の周囲に巻かれており、相A1の巻線部分410は固定子磁極404の周囲に巻かれている。同様に、合計巻数がTである相A2の巻線412は、それぞれ巻数がTより少ない2つの巻線部分414,416に分けられている。相A2の巻線部分414は固定子磁極402の周囲に巻かれており、相A2の巻線部分416は固定子磁極404の周囲に巻かれている。
合計巻数がTである相B1の巻線426は、それぞれ巻数がTより少ない2つの巻線部分428,430に分けられている。相B1の巻線部分428は固定子磁極422の周囲に巻かれており、相B1の巻線部分430は固定子磁極424の周囲に巻かれている。同様に、合計巻数がTである相B2の巻線432は、それぞれ巻数がTより少ない2つの巻線部分434,436に分けられている。相B2の巻線部分434は固定子磁極422の周囲に巻かれており、相B2の巻線部分436は固定子磁極424の周囲に巻かれている。異なる数の固定子磁極を有する固定子においても、類似する構造を実施することができる。
図5は、図4に示した固定子を採用することのできるスイッチドリラクタンスモーター(SRM)用の電力変換装置500を示している。電力変換装置500はブリッジ整流器502を有し、この整流器502は、AC電源504によって提供されるAC電力の電圧を整流して、モーターの相A1の巻線506に供給されるDC電源を生成する。トランジスタ508は、ダイオード510とキャパシタ512の直列接続に電気的に並列に接続されており、相A1の巻線506を通る電流の流れを調整してキャパシタ512にエネルギとして蓄える。同様に、トランジスタ518は、ダイオード520とキャパシタ512の直列接続に電気的に並列に接続されており、相B1の巻線516を通る電流の流れを調整してキャパシタ512にエネルギとして蓄える。
より具体的には、トランジスタ508がオンになると、ブリッジ整流器502から相A1の巻線506およびトランジスタ508を通って回路グランドに電流が流れる。トランジスタ508がオフになると、ブリッジ整流器502から、相A1の巻線506、ダイオード510、およびキャパシタ512を通って回路グランドに電流が流れ、これによってキャパシタ512が充電される。同様に、トランジスタ518がオンになると、ブリッジ整流器502から相B1の巻線516およびトランジスタ518を通って回路グランドに電流が流れる。トランジスタ518がオフになると、ブリッジ整流器502から、相B1の巻線516、ダイオード520、およびキャパシタ512を通って回路グランドに電流が流れ、これによってキャパシタ512が充電される。キャパシタ512の両端に発生するDC電圧は、トランジスタ508およびトランジスタ518のスイッチングデューティサイクルによって調整される。
トランジスタ528は、蓄電キャパシタ512からモーターの相A2の巻線530を通るエネルギの流れを調整する。相A2の巻線530によって放電される、モーターによって使用されないエネルギは、ダイオード534によって形成される回路によってキャパシタ532に蓄えられる。トランジスタ536は、蓄電キャパシタ532からモーターの相B2の巻線538を通るエネルギの流れを調整する。相B2の巻線538によって放電される、モーターによって使用されないエネルギは、ダイオード540によって形成される回路によってキャパシタ512に送られて蓄えられる。
相A1の巻線406および相A2の巻線412は、スイッチドリラクタンスモーターの相AにおけるMMFを提供し、相B1の巻線426および相B2の巻線432は、モーターの相BにおけるMMFを提供する。相A1の巻線406および相B1の巻線426は、PFCインダクタと、トルクおよびパワーを発生させる機械の相の両方として利用されるのに対し、相A2の巻線412および相B2の巻線432は、トルクおよびパワーを発生させるためにのみ利用される。
相Aのトランジスタ508および528は、同じ休止時間にて同時に切り換えることができるが、デューティサイクルが同じである必要はない。トランジスタ508のデューティサイクルは、(a)ACピークRMS入力振幅の大きな変動(例えば、(マイナス)30%以上)においてキャパシタ512の両端のRMS電圧が一定であること、(b)AC入力電流が正弦波であること、(c)力率が1であること、または(d)その他の設計基準、が達成されるように決定する。トランジスタ528のデューティサイクルは、相A2の巻線530の電流調整の要求条件によって決定する。
同様に、相Bのトランジスタ518および536は、同じ休止時間にて同時に切り換えることができるが、デューティサイクルが同じである必要はない。トランジスタ518のデューティサイクルは、(a)ACピークRMS入力振幅の大きな変動(例えば、(マイナス)30%以上)においてキャパシタ512の両端のRMS電圧が一定であること、(b)AC入力電流が正弦波であること、(c)力率が1であること、または(d)その他の設計基準、が達成されるように決定する。トランジスタ536のデューティサイクルは、相B2の巻線538の電流調整の要求条件によって決定する。
図5は、2つのPFC回路と機械の2つの相とを示しているが、PFCおよび機械の相の数のさまざまな選択肢に適するように電力変換装置500を修正することができる。
図6は、固定子のバックアイアン602の周囲に2相の巻線が巻かれている6/3極SRM 600を示している。モーター600は、6つの固定子磁極604〜614と、3つの回転子磁極616〜620を有する。6/3極SRMについては、特許文献1および非特許文献1に、さらに詳細に記載されている。
モーター600の相Aの巻線720(図7を参照)は、並列接続されている巻線A2 624および巻線A3 626に直列接続されている巻線A1 622を備えている。同様に、モーター600の相Bの巻線728は、並列接続されている巻線B2 630および巻線B3 632に直列接続されている巻線B1 628を備えている。巻線L1 634は、バックアイアン602の周囲に巻かれており、補助固定子磁極612および614の間に配置されており、巻線L2 636は、バックアイアン602の周囲に巻かれており、補助固定子磁極606および608の間に配置されている。巻線L1 634および巻線L2 636は、電気的に直列に接続されており(すなわち、L=L1+L2)、図7に示したPFC回路732において誘導相巻線L 706として使用されている。PFC回路の作動によって巻線L1 634および巻線L2 636を流れる電流によっても、相Aおよび相Bの両方におけるトルク発生をサポートするための磁束が発生する。
図7は、図6に示した6/3極SRM 600用の電力変換装置700を示している。電力変換装置700はブリッジ整流器702を有し、この整流器702は、AC電源704によって提供されるAC電力の電圧を整流して、モーター600の相Lの巻線706に供給されるDC電源を生成する。トランジスタ708は、ダイオード710とキャパシタ712の直列接続に電気的に並列に接続されており、相Lの巻線706を通る電流の流れを調整してキャパシタ712にエネルギとして蓄える。
より具体的には、トランジスタ708がオンになると、ブリッジ整流器702から相Lの巻線706およびトランジスタ708を通って回路グランドに電流が流れる。トランジスタ708がオフになると、ブリッジ整流器702から、相A1の巻線706、ダイオード710、およびキャパシタ712を通って回路グランドに電流が流れ、これによってキャパシタ712が充電される。キャパシタ712の両端に発生するDC電圧は、トランジスタ708のスイッチングデューティサイクルによって調整される。
トランジスタ718は、蓄電キャパシタ712からモーター600の相Aの巻線720を通るエネルギの流れを調整する。相Aの巻線720によって放電される、モーター600によって使用されないエネルギは、ダイオード724によって形成される回路によってキャパシタ722に蓄えられる。トランジスタ726は、蓄電キャパシタ722からモーターの相Bの巻線728を通るエネルギの流れを調整する。相Bの巻線728によって放電される、モーター600によって使用されないエネルギは、ダイオード730によって形成される回路によってキャパシタ712に送られて蓄えられる。
SRM 600におけるPFC回路の相Lの巻線706(すなわち、相巻線L1 634およびL2 636)が励磁されると、相Aおよび相Bによって発生する磁束と同じ方向に、機械のバックアイアン602に磁束が発生する。したがって、固定子鉄心に磁束反転は存在しない。これにより鉄心損失が減少し、したがって、モーター600の効率が向上する。言い換えれば、相Lの巻線706(すなわち、相巻線L1 634およびL2 636)は、(a)PFC回路732におけるインダクタとして使用され、そして、(b)機械におけるトルクの発生を増大させる、またはトルクを発生させる。
相巻線A2 624、A3 626、B2 630、およびB3 632は、オプションであり、これらの励磁は、相巻線L1 634およびL2 636によって提供することができ、これによって、接続の数が減少し、製造工程が節約される。このことは、巻線がオプションである磁極の必要性を排除するものではない。バックアイアンの相巻線L1 634およびL2 636と、主磁極の巻線A1 622およびB1 628によって発生する磁束を伝えるうえで、磁極は必要である。
SRM 600におけるバックアイアン巻線構造と、関連する電力変換装置700とによって、要求されるPFC回路の数が1つに減少し、要求されるトランジスタおよびダイオードが、PFC回路732においてそれぞれ1つに減少する。したがって、図3〜図5に関連して説明した2相4極モーターとの比較において、コンパクトな電子回路実装と、少ない数のコンポーネントとを達成することができる。
SRM 600は、可変リラクタンスの原理に基づいて機能し、この機械には相互インダクタンスに基づくトルクは存在しない。したがって、この機械は、トルクが相互結合および磁束反転に基づく、永久磁石を用いたハイブリッド車用スイッチドリラクタンス機のクラスから除外される。
相巻線L1 634および相巻線L2 636における巻数は、相Aの巻線720および相Bの巻線728における巻数と、PFC回路732のスイッチング周波数とによって決定する。
本文書に開示されているPFC回路においては、正弦波電流および台形波電流のスイッチングのいずれも実施することができる。
図8は、図2Aに示したPFC装置を動作させる方法の流れ図を示している。この方法によると、図2Cに示したように、AC電源204によって提供されるAC電圧をブリッジ整流器202によって整流し(802)、AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる。相巻線206およびトランジスタ208の両端に発生する電圧波形によって、相巻線206およびトランジスタ208を通る電流の流れが誘起されるように、トランジスタ208を作動させる(804)。トランジスタ208がオフになったとき、相巻線206に蓄えられているエネルギがダイオード210を通じて放電されてキャパシタ212に蓄えられ、したがって電流を伝えないように、トランジスタ208を繰り返しオン/オフすることによって、トランジスタ208を通る電流の流れを調整する(806)。トランジスタ208を通る電流の調整は、キャパシタ212の両端に、振幅が一定またはほぼ一定である所望の電圧が発生するように実行される。
ここまでの記載は、本発明について説明した。しかしながら、本開示は、本発明の好ましい実施形態のみについて説明しており、本発明はさまざまな他の組合せ、修正形態、および環境において使用できることを理解されたい。さらに、本発明は、本文書に開示されている発明的なコンセプトの範囲内で、上記の教示内容と当業者の技能あるいは知識から導かれる変更または修正を行うことができる。
本明細書に説明されている実施形態は、本発明を実施するうえでの既知の最良の形態を説明することと、当業者が、本発明の特定の用途または使用形態において要求されうるさまざまな修正を施したうえで、説明した実施形態および別の実施形態において本発明を利用できるようにすることとを、さらなる目的としている。したがって、上記の説明は、本明細書に開示した形態に本発明を制限することを意図するものではない。

Claims (35)

  1. 力率補正システムであって、
    交流電流(AC)電源の電圧を整流して、前記AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる第1の整流器と、
    記電圧波形によって誘起される電流を伝える、モーターの第1の相巻線と、
    第1の蓄電コンポーネントと、
    前記第1の蓄電コンポーネントにエネルギ蓄えるように、前記第1の相巻線によって前記第1の蓄電コンポーネントに伝えられる電流の流れを調整する第1のレギュレータと、
    を備えており
    前記第1の蓄電コンポーネントが前記第1の相巻線を通して電流を流すことにより蓄えられたエネルギを放出するための回路上の経路は存在しない、
    力率補正システム。
  2. 前記第1の相巻線の1つまたは複数のターンが前記モーターの固定子の第1の固定子磁極の周囲に巻かれており、1つまたは複数のターンが前記モーターの第2の固定子磁極の周囲に巻かれている、請求項1に記載の力率補正システム。
  3. 前記第1の固定子磁極が、前記固定子において前記第2の固定子磁極に直径方向に対向している、請求項2に記載の力率補正システム。
  4. 前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている巻線の1つまたは複数のターンと、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンとを有する、前記モーターの第2の相巻線と、
    前記第2の相巻線を通して電流を流すことにより前記第1の蓄電コンポーネントが蓄えたエネルギの放出を調整する第2のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項2に記載の力率補正システム。
  5. 前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンは、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンと電気的に並列に接続されている、請求項4に記載の力率補正システム。
  6. 前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンは、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンと電気的に直列に接続されている、請求項4に記載の力率補正システム。
  7. 前記第1の相巻線が前記モーターの固定子のバックアイアンの周囲に巻かれている、請求項1に記載の力率補正システム。
  8. 前記第1の相巻線の1つまたは複数のターンが前記固定子の前記バックアイアンの第1の部分の周囲に巻かれており、1つまたは複数のターンが、前記第1の部分に直径方向に対向している、前記バックアイアンの第2の部分、の周囲に巻かれている、請求項7に記載の力率補正システム。
  9. 前記電圧波形によって誘起される電流を伝える、モーターの第2の相巻線と、
    前記第2の相巻線によって伝えられる前記電流の流れを調整して前記第1の蓄電コンポーネントにエネルギとして蓄える第2のレギュレータと、
    前記第1の蓄電コンポーネントにエネルギを蓄えるように前記第2の相巻線によって前記第1の蓄電コンポーネントに伝えられる電流の流れを調整する第2のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項1に記載の力率補正システム。
  10. 前記第1の相巻線の1つまたは複数のターンが前記モーターの固定子の第1の固定子磁極の周囲に巻かれており、1つまたは複数のターンが前記モーターの第2の固定子磁極の周囲に巻かれており、
    前記第2の相巻線の1つまたは複数のターンが前記モーターの第3の固定子磁極の周囲に巻かれており、1つまたは複数のターンが前記モーターの第4の固定子磁極の周囲に巻かれている、
    請求項9に記載の力率補正システム。
  11. 前記第1の固定子磁極が前記固定子において前記第2の固定子磁極に直径方向に対向しており、前記第3の固定子磁極が前記固定子において前記第4の固定子磁極に直径方向に対向している、請求項10に記載の力率補正システム。
  12. 前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている巻線の1つまたは複数のターンと、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンとを有する、前記モーターの第3の相巻線と、
    前記第3の固定子磁極の周囲に巻かれている巻線の1つまたは複数のターンと、前記第4の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンとを有する、前記モーターの第4の相巻線と、
    前記第3の相巻線を通して電流を流すことにより前記第1の蓄電コンポーネントが蓄えたエネルギの放出を調整する第3のレギュレータと、
    前記第3の相巻線と前記第2の蓄電コンポーネントを通して電流を流すことにより前記第3の相巻線から放出されたエネルギを蓄える第2の蓄電コンポーネントと、
    前記第4の相巻線と前記第2の蓄電コンポーネントを通して電流を流すことにより前記第2の蓄電コンポーネントが蓄えたエネルギの放出を調整する第4のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項10に記載の力率補正システム。
  13. 前記モーターの固定子の第1の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンおよび第2の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンを有する第2の相巻線であって、前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンが、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンと電気的に並列に接続されている、第2の相巻線と、
    前記第2の相巻線を通して電流を流すことにより前記第1の蓄電コンポーネントが蓄えたエネルギの放出を調整する第2のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項7に記載の力率補正システム。
  14. 前記モーターの固定子の第1の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンおよび第2の固定子磁極の周囲に巻かれている1つまたは複数のターンを有する第2の相巻線であって、前記第1の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンが、前記第2の固定子磁極の周囲に巻かれている前記第2の相巻線の前記ターンと電気的に直列に接続されている、第2の相巻線と、
    前記第2の相巻線を通して電流を流すことにより前記第1の蓄電コンポーネントが蓄えたエネルギの放出を調整する第2のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項7に記載の力率補正システム。
  15. 前記モーターの第2の相巻線と、
    前記第2の相巻線を通して電流を流すことにより、前記第1の蓄電コンポーネントによって蓄えられるエネルギの放出、を調整する第2のレギュレータと、
    第2の蓄電コンポーネントと、をさらに備え
    前記第2の相巻線は、前記第2の蓄電コンポーネントにエネルギを蓄えるように前記第2の蓄電コンポーネントを通して電流を流すことにより蓄えられたエネルギを放出する、請求項1に記載の力率補正システム。
  16. 前記モーターの第3の相巻線と、
    前記第3のモーター相巻線を通して電流を流すことにより、前記第2の蓄電コンポーネントによって蓄えられるエネルギを放出する第3のレギュレータと、
    をさらに備えている、請求項15に記載の力率補正システム。
  17. 前記第1の相巻線が、前記モーターの固定子の前記バックアイアンの、直径方向に対向する部分、に巻かれている2つの個別の巻線部分、を備えており、
    前記第2の相巻線が、前記固定子の個別の磁極にそれぞれ巻かれている3つの個別の巻線部分、を備えており、
    前記第3の相巻線が、前記固定子の個別の磁極にそれぞれ巻かれている3つの個別の巻線部分、を備えている、
    請求項16に記載の力率補正システム。
  18. 前記第1の相巻線によって発生する磁束が、前記第2の相巻線および前記第3の相巻線によって発生する磁束と同じ方向である、請求項16に記載の力率補正システム。
  19. 前記第1の相巻線によって発生する磁束が、前記第2の相巻線および前記第3の相巻線によって発生する磁束と同じ方向である、請求項17に記載の力率補正システム。
  20. 前記電圧波形によって前記第1の相巻線に誘起される電流によって、前記モーターに印加されるトルクが発生する、請求項1に記載の力率補正システム。
  21. モーターシステムであって、
    モーターと、
    交流電流(AC)電源の電圧を整流して、前記AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させる整流器と、
    力率補正回路であって、
    前記電圧波形によって誘起される電流を伝える、前記モーターの第1の相巻線と、
    蓄電コンポーネントと、
    前記蓄電コンポーネントにエネルギを蓄えるように、前記第1の相巻線によって前記蓄電コンポーネントに伝えられる電流の流れを調整する第1のレギュレータであり、前記電圧波形によって前記第1の相巻線内に誘起される電流によって、前記モーターに印加されるトルクが発生する、前記第1のレギュレータと、
    を備えている、前記力率補正回路と、
    を備えており
    前記蓄電コンポーネントが前記第1の相巻線を通して電流を流すことにより蓄えられたエネルギを放出するための回路上の経路は存在しない、
    モーターシステム。
  22. 前記モーターが、永久磁石を使用する機械である、請求項21に記載のモーターシステム。
  23. 前記モーターがスイッチドリラクタンスモーターである、請求項21に記載のモーターシステム。
  24. 前記モーターが、可変リラクタンスに基づいており、相互インダクタンスに基づくトルクが存在しない、請求項21に記載のモーターシステム。
  25. 前記モーターが、4つの補助固定子磁極と、2つの主固定子磁極と、3つの回転子磁極とを有し、
    前記第1の相巻線が、前記モーターの固定子の前記バックアイアンの、直径方向に対向する部分、に巻かれている2つの個別の巻線部分、を備えており、
    前記第1の相巻線の励磁によって、前記補助固定子磁極を通る磁束が発生する、
    請求項21に記載のモーターシステム。
  26. 前記モーターが、複数組の4つの補助固定子磁極と、複数組の2つの主固定子磁極と、複数組の3つの回転子磁極とを有し、
    前記バックアイアンに発生するすべての磁束が同じ方向である、
    請求項25に記載のモーターシステム。
  27. 前記第1の相巻線が、前記モーターの固定子の前記バックアイアンの、直径方向に対向する部分、に巻かれている、力率補正のための2つの個別の巻線部分、を備えており、前記固定子を流れる磁束が方向を反転しない、請求項21に記載のモーターシステム。
  28. 前記固定子磁極が、同じ方向に発生する磁束を伝える、請求項25に記載のモーターシステム。
  29. 前記モーターが二相または三相以上を有する、請求項25に記載のモーターシステム。
  30. 力率補正方法であって、
    交流電流(AC)電源の電圧を整流して、前記AC電源の周期において2回にわたり半正弦波として最小振幅から最大振幅に遷移して最小振幅に戻る電圧波形、を発生させるステップと、
    前記電圧波形をモーターの相巻線に印加して、前記相巻線を通る電流の伝導を誘起するステップと、
    蓄電コンポーネントの両端に一定の電圧が発生するように、前記相巻線によって伝えられる前記電流の流れを調整して前記蓄電コンポーネントにエネルギとして蓄えるステップと、
    前記蓄電コンポーネントにエネルギを蓄えかつ前記蓄電コンポーネントの両端に一定の電圧が発生するように、前記相巻線によって前記蓄電コンポーネントに伝えられる電流の流れを調整するステップと、
    を含んでいる、力率補正方法。
  31. 前記相巻線を通る電流の前記伝導によって発生するトルクを前記モーターの回転子に印加するステップ、
    をさらに含んでいる、請求項30に記載の力率補正方法。
  32. 力率補正装置であって、
    第1のスイッチと、
    第1の容量性要素と、
    一方向に電流を流す第1の一方向電流要素とを備え、
    前記第1のスイッチ、前記第1の容量性要素、および前記第1の一方向電流要素は、次の状態で結合されており、すなわちモーターの第1の巻線および全波整流電圧源と結合したとき、
    前記第1のスイッチがオンの状態であるとき、前記全波整流電圧源は、前記第1の巻線を通して電流を流し、
    前記第1のスイッチがオフの状態であるとき、前記第1の容量性要素にエネルギを蓄えるように、前記全波整流電圧源は、前記第1の巻線、前記第1の一方向電流要素、および前記第1の容量性要素を通して電流を流し、
    前記第1の容量性要素が前記第1の巻線を通して電流を流すことにより蓄えられたエネルギを放出するための回路上の経路は存在しない、
    力率補正装置。
  33. 第2のスイッチと、
    一方向に電流を流す第2の一方向電流要素と、
    第2の容量性要素と、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第1の容量性要素、前記第2の容量性要素、前記第1の一方向電流要素、および前記第2の一方向電流要素は、次の状態で結合されており、すなわち前記モーターの第1の巻線、前記モーターの第2の巻線および前記全波整流電圧源と結合したとき、
    前記第2のスイッチがオンの状態のとき前記第2の巻線にエネルギが蓄えられるように、前記第1の容量性要素により蓄えられたエネルギは電流を前記第2の巻線を通して流すことにより放出され、
    前記第2の容量性要素にエネルギが蓄えられるように、前記第2の巻線により蓄えられたエネルギは電流を前記第2の一方向電流要素および前記第2の容量性要素を通して流すことにより放出される、
    請求項32に記載の力率補正装置。
  34. 第3のスイッチをさらに備え
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第1の容量性要素、前記第2の容量性要素、前記第1の一方向電流要素および前記第2の一方向電流要素は、次の状態で結合されており、すなわち前記モーターの前記第1の巻線、前記モーターの前記第2の巻線、前記モーターの前記第3の巻線および前記全波整流電圧源と結合したとき、
    前記第3のスイッチがオンの状態のとき前記第3の巻線にエネルギが蓄えられるように、前記第2の容量性要素により蓄えられたエネルギは電流を前記第3の巻線を通して流すことにより放出される、
    請求項33に記載の力率補正装置。
  35. 一方向に電流を流す第3の一方向電流要素をさらに備え、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第1の容量性要素、前記第2の容量性要素、前記第1の一方向電流要素、前記第2の一方向電流要素および前記第3の一方向電流要素は、次の状態で結合されており、すなわち第1の巻線、第2の巻線、第3の巻線および全波整流電圧源と結合したとき、
    前記第3のスイッチがオフの状態のとき前記第1の容量性要素にエネルギが蓄えられるように、前記第3の巻線により蓄えられたエネルギは電流を前記第3の一方向電流要素および前記第1の容量性要素に通して流すことにより放出される、
    請求項34に記載の力率補正装置。
JP2010521013A 2007-08-14 2008-08-13 モーターの力率補正装置および方法 Expired - Fee Related JP5432901B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US95566107P 2007-08-14 2007-08-14
US60/955,661 2007-08-14
PCT/US2008/009658 WO2009023205A1 (en) 2007-08-14 2008-08-13 Motor power factor correction apparatus and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010537616A JP2010537616A (ja) 2010-12-02
JP5432901B2 true JP5432901B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=40350995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010521013A Expired - Fee Related JP5432901B2 (ja) 2007-08-14 2008-08-13 モーターの力率補正装置および方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8264182B2 (ja)
EP (1) EP2179494A1 (ja)
JP (1) JP5432901B2 (ja)
WO (1) WO2009023205A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102844971B (zh) * 2010-03-29 2016-01-06 拉穆股份有限公司 Pm无刷电机驱动电路的拓扑结构和控制
US8525450B2 (en) 2010-03-29 2013-09-03 Regal Beloit America, Inc. Power factor correction drive circuit topologies and control for switched reluctance machines
US20110248690A1 (en) * 2010-04-07 2011-10-13 Maxitrol Company Power supply circuit for combustion appliance
GB201006390D0 (en) 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of a brushless motor
GB201006395D0 (en) 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of a brushless motor
GB201006398D0 (en) 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of a brushless motor
GB201006388D0 (en) 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of brushless motor
GB201006397D0 (en) 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of a brushless motor
GB201006386D0 (en) * 2010-04-16 2010-06-02 Dyson Technology Ltd Control of a brushless motor
US20120104879A1 (en) 2010-11-03 2012-05-03 Krishnan Ramu Noise reduction structures for electrical machines
JP2014151877A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Jtekt Corp 油圧式パワーステアリング装置
US9391497B2 (en) 2013-04-03 2016-07-12 Trane International Inc. Electric motors having modular construction, power sharing and performance configurability
WO2017133786A1 (en) * 2016-02-05 2017-08-10 Arcelik Anonim Sirketi Dual unipolar and bipolar double or triple brushless dc motor inverter topology
US11201540B2 (en) 2019-02-07 2021-12-14 F'real! Foods, Llc Motor control circuit with power factor correction
US11131491B1 (en) 2020-08-07 2021-09-28 Emerson Climate Technologies, Inc. Systems and methods for multi-stage operation of a compressor

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5115181A (en) * 1990-10-05 1992-05-19 Emerson Electric Co. Power converter for a switched reluctance motor
GB9507540D0 (en) * 1995-04-11 1995-05-31 Switched Reluctance Drives Ltd Control circuit and system for a switched reluctance machine and method of operating
US6906503B2 (en) * 2002-01-25 2005-06-14 Precor Incorporated Power supply controller for exercise equipment drive motor
US7049786B1 (en) * 2002-11-25 2006-05-23 The Texas A&M University System Unipolar drive topology for permanent magnet brushless DC motors and switched reluctance motors
GB2396491B (en) * 2002-12-21 2005-11-30 Dyson Ltd Power conversion apparatus
KR100471087B1 (ko) * 2003-01-09 2005-03-10 삼성전자주식회사 전원공급장치 및 그 제어방법
US7554473B2 (en) * 2007-05-02 2009-06-30 Cirrus Logic, Inc. Control system using a nonlinear delta-sigma modulator with nonlinear process modeling

Also Published As

Publication number Publication date
US20110187300A1 (en) 2011-08-04
EP2179494A1 (en) 2010-04-28
US8264182B2 (en) 2012-09-11
WO2009023205A1 (en) 2009-02-19
JP2010537616A (ja) 2010-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5432901B2 (ja) モーターの力率補正装置および方法
US8125205B2 (en) Power converter employing regulators with a coupled inductor
US8737097B1 (en) Electronically isolated method for an auto transformer 12-pulse rectification scheme suitable for use with variable frequency drives
US7885089B2 (en) Electric power generation and conversion with controlled magnetics
US9438029B2 (en) Circuit for transferring power between a direct current line and an alternating-current line
US8072785B2 (en) Switching power supply unit
US5946202A (en) Boost mode power conversion
Anand et al. Modified dual output cuk converter-fed switched reluctance motor drive with power factor correction
JP4003409B2 (ja) 多出力電力変換回路
JP6294187B2 (ja) 無停電電源装置
KR101310551B1 (ko) 컨버터, 컨버터 제어방법 및 인버터
JP5134631B2 (ja) ほとんど完全に誘導性の負荷を制御する方法と該方法を適用する装置
JP3393617B2 (ja) 三相正弦波入力スイッチング電源回路
CN102239632A (zh) Ac感应电机中的电压控制和功率因子校正
KR20000017563A (ko) 고역률 스위치 릴럭턴스 드라이브
KR20120112148A (ko) 그리드 연계형 인버터, 시스템 및 방법
Mishra et al. An efficient control scheme of self-reliant solar-powered water pumping system using a three-level DC–DC converter
JPWO2014115618A1 (ja) スイッチング電源装置およびac−dc電力変換システム
GB2489468A (en) Grid tied inverter having DC-DC current fed push-pull converter
JP2009177935A (ja) 直流電源装置
CN102630368B (zh) 具有功率因数校正的通量转换器
JP2012165594A (ja) モータ駆動装置
JP5156304B2 (ja) インバータ発電機の制御装置
CN115528928A (zh) 一种电源电路及其应用
Singh et al. PFC bridge converter for voltage-controlled adjustable-speed PMBLDCM drive

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5432901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees