JP6292298B2 - 内燃機関及び内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関及び内燃機関の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は内燃機関及び内燃機関の制御方法に関する。
JP2010−133351Aでは、筒内噴射用インジェクタの多段噴射を実行する内燃機関の制御装置が開示されている。この内燃機関の制御装置は、パージを停止する等によりパージ燃料量を小さくすることで、多段噴射の回数を多くする。
例えば上記内燃機関の制御装置のように、多段噴射を行うためにパージ燃料量を小さくすると、蒸発燃料を消費し難くなる。また、例えば蒸発燃料を吸着するキャニスタが満杯になった場合など、多量の蒸発燃料を供給せざるを得ない場合、供給される多量の蒸発燃料に応じて燃料噴射量が減少される。結果、多段噴射を行えなくなることで、排気エミッションや燃費性能が悪化する虞がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、多段噴射の効果と蒸発燃料の供給の両立を図ることを可能にする内燃機関及び内燃機関の制御方法を提供することを目的とする。
本発明のある態様の内燃機関は、燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃焼室に導入されるガスに燃料タンクで発生する蒸発燃料を供給する蒸発燃料供給装置と、前記燃料噴射弁を制御する制御部と、を備え、前記制御部が、吸気行程に行う少なくとも2回の噴射を含む多段噴射を実行する場合に、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射の燃料噴射量を減少させることで、前記蒸発燃料供給装置が供給する蒸発燃料の量に応じて、燃料噴射量を減少させるとともに、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射を停止させる。

図1は実施形態にかかる内燃機関の概略構成図である。 図2はコントローラが行う制御の一例をフローチャートで示す図である。 図3は多段マップデータの一例を示す図である。 図4は多段噴射の説明図である。 図5は多段噴射の第1の補正例を示す図である。 図6は多段噴射の第2の補正例を示す図である。 図7は多段噴射の第3の補正例を示す図である。 図8は多段噴射の第4の補正例を示す図である。 図9は多段噴射の第5の補正例を示す図である。 図10は蒸発燃料の供給が多段噴射に与える影響の説明図である。 図11は多段噴射の第6の補正例を示す図である。 図12は多段噴射の第7の補正例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同一又は対応する構成を示す。
図1は実施形態にかかる内燃機関1の概略構成図である。内燃機関1は、シリンダブロック10と、シリンダヘッド20と、を備える。シリンダブロック10には、シリンダ11が形成される。シリンダ11は、ピストン2を収容する。燃焼室9は、ピストン2の冠面と、シリンダ11の壁面と、シリンダヘッド20の下面とによって形成される。燃焼室9では、混合気が燃焼する。そして、ピストン2は、燃焼圧力を受けてシリンダ11を往復動する。
シリンダヘッド20は、シリンダブロック10の上側に配置される。シリンダヘッド20には、吸気ポート3と、排気ポート4とが形成される。吸気ポート3は、燃焼室9に吸気を供給する。排気ポート4は、燃焼室9から排気を排出する。
シリンダヘッド20には、吸気バルブ5と、排気バルブ6とが設けられる。吸気バルブ5は、吸気ポート3を開閉する。排気バルブ6は、排気ポート4を開閉する。吸気バルブ5は吸気側カム5Aによって駆動され、排気バルブ6は排気側カム6Aによって駆動される。
シリンダヘッド20のうち吸気バルブ5と排気バルブ6の間の部分には、点火プラグ7が設けられる。点火プラグ7は、燃焼室9内の混合気に点火する。シリンダヘッド20には、燃料噴射弁8が設けられる。燃料噴射弁8は、燃焼室9に燃料を噴射するように配置される。燃料にはガソリンを適用できる。燃料噴射弁8は、燃焼室9の側方から燃焼室9に燃料を噴射するように配置される。
内燃機関1は、吸気通路30、排気通路40及び蒸発燃料供給装置50をさらに備える。吸気通路30は、内燃機関1に導入する吸気を流通させる。吸気は空気である。吸気通路30は、吸気マニホールドを介して吸気ポート3に吸気を導く。吸気通路30には、スロットルバルブ31が設けられる。スロットルバルブ31は、内燃機関1に導入する吸気の量を調整する。
排気通路40は、内燃機関1から排出される排気を流通させる。排気通路40は、排気マニホールドを介して排気ポート4から排出される排気を流通させる。排気通路40には、触媒コンバータ41が設けられる。触媒コンバータ41には、三元触媒コンバータを適用できる。
蒸発燃料供給装置50は、内燃機関1に蒸発燃料を供給する。蒸発燃料供給装置50は、燃焼室9に導入されるガスに蒸発燃料を供給することで、内燃機関1に蒸発燃料を供給する。当該ガスには吸気を適用できる。蒸発燃料供給装置50は具体的には、燃料を貯留する燃料タンク200で発生する蒸発燃料を供給する。このため、蒸発燃料供給装置50は、燃料を貯留する燃料タンク200と、吸気通路30とを接続する。
蒸発燃料供給装置50は具体的には、キャニスタ51、大気通路52、ベーパ通路53、パージ通路54及びパージ制御弁55を備える。キャニスタ51は、蒸発燃料を捕集する。キャニスタ51は、蒸発燃料を吸着する吸着剤を内蔵する。吸着剤には、活性炭を適用することができる。キャニスタ51は、大気通路52を介して大気と連通する。キャニスタ51では、大気圧と吸気通路30で発生する負圧との圧力差によって、空気流が発生する。そして、この空気流によって、吸着材から蒸発燃料が脱離される。大気通路52には、キャニスタ51への大気の流通を許可する逆止弁を設けることができる。
キャニスタ51は、ベーパ通路53を介して燃料タンク200と接続される。また、パージ通路54を介して吸気通路30と接続される。パージ通路54は、吸気通路30のうちスロットルバルブ31よりも下流側の部分に接続される。パージ制御弁55は、パージ通路54に設けられる。パージ制御弁55は、キャニスタ51の吸着材から脱離された蒸発燃料を含むパージガスの流量を調節することで、供給する蒸発燃料の量を調節する。このため、蒸発燃料供給装置50は、パージガスを供給することで、蒸発燃料を供給する。
内燃機関1は、EGR装置80をさらに備える。EGR装置80は、排気通路40から吸気通路30に排気を還流する。EGR装置80は、排気還流通路81、EGRクーラ82及びEGRバルブ83を備える。
排気還流通路81は、排気通路40と吸気通路30を接続する。具体的には、排気還流通路81は、排気通路40のうち触媒コンバータ41より下流側の部分と、吸気通路30のうちスロットルバルブ31より下流側の部分とを接続する。排気還流通路81は、排気通路40を流通する排気の一部を吸気通路30に還流する。
排気還流通路81には、EGRクーラ82及びEGRバルブ83が設けられる。EGRクーラ82は、外部EGRガス、すなわち燃焼室9を介さずに還流される排気を冷却する冷却装置である。EGRバルブ83は、排気還流通路81を流通する排気の流量を調節する。
内燃機関1は、コントローラ90をさらに備える。コントローラ90は、電子制御装置であり、コントローラ90には、各種センサ・スイッチ類として、クランク角センサ91や、アクセルペダルセンサ92や、水温センサ93や、筒内圧センサ94からの信号が入力される。
クランク角センサ91は、所定クランク角ごとにクランク角信号を生成する。クランク角信号は、内燃機関1の回転速度NEを代表する信号として用いられる。アクセルペダルセンサ92は、内燃機関100を搭載する車両が備えるアクセルペダルの踏込量を検出する。アクセルペダルの踏込量は、内燃機関1の負荷KLを代表する信号として用いられる。水温センサ93は、内燃機関1の冷却水温THWを検知する。冷却水温は、内燃機関1から流出する冷却水の温度とすることができる。筒内圧センサ94は、燃焼室9の圧力を検知する。
コントローラ90は、上述した各種センサ・スイッチ類からの入力信号に基づいて、スロットルバルブ31や、燃料噴射弁8や、パージ制御弁55などの制御対象を制御する。コントローラ90は、機関運転状態に応じて上述した制御対象を制御することができる。機関運転状態は、例えば回転速度NEや負荷KLである。機関運転状態は、さらに冷却水温THWや図示平均有効圧力である圧力IMEPを含む。圧力IMEPは、筒内圧センサ94の出力に基づき算出することができる。
次に、コントローラ90が行う制御の一例を図2に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS1で、コントローラ90は、機関運転状態を検出する。ステップS2で、コントローラ90は、燃料噴射量を決定する。燃料噴射量は、機関運転状態に応じてマップデータで予め設定することができる。
ステップS3で、コントローラ90は、多段噴射の実行条件が成立しているか否かを判定する。多段噴射は、一燃料サイクル当たりに複数回の燃料噴射を行う噴射である。多段噴射の実行条件については後述する。ステップS3で否定判定であれば、本フローチャートの処理は終了する。ステップS3で肯定判定であれば、処理はステップS4に進む。
ステップS4で、コントローラ90は、実行する多段噴射を決定する。実行する多段噴射は、機関運転状態に応じて予め設定することができる。
ステップS5で、コントローラ90は、パージ実行条件が成立しているか否かを判定する。パージ実行条件は、蒸発燃料供給の実行条件であり、機関運転状態に応じて予め設定することができる。ステップS5で否定判定であれば、本フローチャートの処理は終了する。ステップS5で肯定判定であれば、処理はステップS6に進む。
ステップS6で、コントローラ90は、パージ制御弁55の目標開度を決定する。パージ制御弁55の目標開度は、機関運転状態に基づき決定することができる。
ステップS7で、コントローラ90は、蒸発燃料供給装置50が供給する蒸発燃料の量、すなわち蒸発燃料供給量を算出する。蒸発燃料供給量は、パージ制御弁55の目標開度や機関運転状態に基づき算出することができる。
ステップS8で、コントローラ90は、蒸発燃料供給量に応じて、ステップS2で決定した燃料噴射量を減少させる。すなわち、ステップS2で決定した燃料噴射量を補正する。この燃料噴射量は具体的には、一燃焼サイクルあたりに燃焼室9に噴射すべき全体の燃料噴射量である。
ステップS9で、コントローラ90は、ステップS4で決定した多段噴射を補正する。ステップS9で、コントローラ90は、少なくとも1段目の噴射の燃料噴射量を減少させる。コントローラ90は、蒸発燃料供給量や機関運転状態に応じて多段噴射を補正することができる。多段噴射の補正例については、後述する。
ステップS10で、コントローラ90は、開度が目標開度になるようにパージ制御弁55を制御する。これにより、蒸発燃料の供給が行われる。ステップS11で、コントローラ90は、燃料噴射弁8の燃料噴射制御を実行する。これにより、蒸発燃料の供給とともに、多段噴射の補正を反映した燃料噴射が行われる。ステップS11の後には、本フローチャートの処理は終了する。燃料噴射量の決定や、多段噴射の決定や、目標開度の決定や、蒸発燃料供給量の算出は、公知技術のほか適宜の技術で行われてよい。
ステップS9では、ステップS3の肯定判定及びステップS5の肯定判定を経て、少なくとも1段目の噴射の燃料噴射量が減少される。このため、コントローラ90は、燃料噴射弁8の多段噴射を実行する場合に、蒸発燃料供給装置50が行う蒸発燃料の供給に応じて、少なくとも1段目の燃料噴射の燃料噴射量を減少させる。
図3は多段噴射の実行条件を規定するマップデータである多段マップデータの一例を示す図である。図3において、縦軸は圧力IMEPを示し、横軸は回転速度NEを示す。曲線Cは、機関運転状態がWOT、すなわち全負荷運転状態である場合を示す。
多段マップデータでは、領域R1、領域R2及び領域R3が設定される。領域R1は、一燃料サイクル当たりに一回の燃料噴射を行う単段噴射の領域である。領域R2は、一燃焼サイクル当たりに2回の燃料噴射を行う2段噴射の領域である。領域R3は、一燃料サイクル当たりに3回の燃料噴射を行う3段噴射の領域である。
領域R2は、圧力IMEPが第1の所定圧よりも高い領域として領域R1と区分することができる。また、回転速度NEが第1の所定速度よりも低い領域として領域R1と区分することができる。領域R3は、圧力IMEPが第2の所定圧よりも高い領域として領域R2と区分することができる。また、回転速度NEが第2の所定速度よりも低い領域として領域R2と区分することができる。第2の所定圧は第1の所定圧よりも高い。第2の所定速度は第1の所定速度よりも低い。
多段マップデータにおいて、燃料噴射の噴射回数は、回転速度NEが低く、且つ圧力IMEPが高い場合ほど、増加するように設定される。領域R2及び領域R3に示すように、多段噴射の1噴射あたりの噴射期間は、回転速度NEが高く、且つ圧力IMEPが高い場合ほど、長くなるように設定される。多段噴射の各噴射の噴射タイミングは、機関運転状態に応じて設定することができる。
前述のフローチャートのステップS3で、コントローラ90は、機関運転状態が領域R2又は領域R3にある場合に、多段噴射の実行条件が成立していると判定することができる。
図4は、多段噴射の説明図である。図4では、多段噴射が3段噴射である場合における第1の場合、第2の場合及び第3の場合を示す。第1の場合及び第2の場合は、負荷KLが部分負荷である場合を示す。第3の状態は、機関運転状態がWOTである場合を示す。第1の場合はさらに、出力トルクが最大となる時期MBTに点火時期を設定した場合を示す。第2の場合はさらに、機関運転状態が高負荷運転状態である場合を示す。
吸気工程及び圧縮工程には、ウィンドウWが設けられる。ウィンドウWは、ノッキングを判定する領域であり、状況によっては燃料噴射を避ける領域である。範囲Lは、燃料噴射の進角限界タイミングの範囲を示す。燃料噴射の進角限界タイミングは、排気エミッションの悪化を抑制するために設けられる。燃料噴射の進角限界タイミングが範囲Lを有するのは、排気エミッション悪化抑制の観点から、燃料噴射の進角限界タイミングが、単段噴射の場合と多段噴射の場合とで異なってくるためである。
各場合において、吸気バルブ5の開弁時期IVCは、圧縮工程前半に設定される。多段噴射の各噴射には、噴射間隔や、開弁時に燃料噴射弁8に印加する印加電圧のピーク時から噴射開始時までの時間や、最少噴射パルス幅などに制約がある。
各場合において、多段噴射の各噴射は、ウィンドウWや範囲Lや上記制約を考慮した上で、次のように設定することができる。すなわち、1段目の噴射は、吸気工程前半の範囲L内のタイミングに設定することができる。具体的には1段目の噴射は、多段噴射の進角限界タイミングに設定することができる。
2段目の噴射は、吸気工程半ばに設定することができる。2段目の噴射は、吸気工程半ばから圧縮工程前半までの間に設定されてもよい。第1の場合及び第2の場合において、2段目の噴射は、単段噴射の場合に図示熱効率が最大となるタイミング或いは理論熱効率の谷値が得られるタイミングに設定することができる。第3の場合において、2段目の噴射は、理論熱効率が最大となるタイミング或いは内燃機関100のトルクが最大となるタイミングに設定することができる。
3段目の噴射は、矢印で示すように、吸気工程後半から圧縮工程前半までの間に設定することができる。第1の場合及び第2の場合において、3段目の噴射は、燃費効果が得られる遅角限界タイミングに設定することができる。第3の場合において、3段目の噴射は、内燃機関100のトルク向上効果が得られる遅角限界タイミングに設定することができる。
上記のように、多段噴射の各噴射を設定した場合、多段噴射の各噴射では次のような効果を得ることができる。すなわち、1段目の噴射では、混合気の均一度向上を図ることができる。2段目及び3段目の噴射では、筒内ガス流動の強化を図ることができる。第2の場合には、3段目の噴射でさらに冷却効果を得ることができる。第3の場合には、2段目の噴射でさらに吸気充填効率の向上を図ることができる。また、3段目の噴射でさらに冷却効果を得ることができる。
図5は、多段噴射の第1の補正例を示す図である。この例では、前述のフローチャートのステップS4で決定した多段噴射、すなわち補正前の多段噴射が3段噴射である場合を示す。この例において、補正前の多段噴射の各噴射は、図4を用いて説明したように設定される。また、各噴射の燃料噴射量は同じ大きさに設定される。
この例では、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、各噴射の燃料噴射量よりも小さくなる。このためこの例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目の噴射の燃料噴射量を減少させる。燃料噴射量の減少は、噴射開始タイミングを維持するように行うことができる。
図6は、多段噴射の第2の補正例を示す図である。補正前の多段噴射は、図5に示す第1の補正例の場合と同じである。この例では、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、各噴射の燃料噴射量と同じになる。このためこの例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目の噴射の燃料噴射量を停止させる。
図7は、多段噴射の第3の補正例を示す図である。補正前の多段噴射は、図5に示す第1の補正例の場合と同じである。この例では、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、2つの噴射の合計燃料噴射量と同じになる。このためこの例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目及び2段目の噴射を停止させる。
図8は、多段噴射の第4の補正例を示す図である。この例では、補正前の多段噴射が、5段噴射である場合を示す。1段目の噴射は、図4で説明した3段噴射の1段目の噴射と同様の効果を有する。2段目及び3段目の噴射は、図4で説明した3段噴射の2段目の噴射と同様の効果を有する。4段目及び5段目の噴射は、図4で説明した3段噴射の3段目の噴射と同様の効果を有する。この例において、補正前の多段噴射における各噴射の燃料噴射量は同じ大きさに設定される。
この例では、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、3つの噴射の合計燃料噴射量と同じになる。このためこの例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目、2段目及び3段目の噴射を停止させる。
図9は、多段噴射の第5の補正例を示す図である。補正前の多段噴射は、図8に示す第4の補正例の場合と同じである。蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量も、第4の補正例の場合と同じである。この場合、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目、2段目及び4段目の噴射を停止させることもできる。
すなわち、コントローラ90は、1段目の燃料噴射を停止するとともに、噴射の隣接状態を解消するように2段目以降の噴射を停止させることもできる。この場合、噴射した燃料同士の干渉を防止或いは抑制することができる。
第3から第5の補正例において、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目の噴射に加えて、さらに2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量を補正する。具体的には、2段目以降の燃料噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射を停止させる。
次に内燃機関1の主な作用効果について説明する。
図10は、蒸発燃料の供給が多段噴射に与える影響の説明図である。図10では、多段マップデータを用いて、蒸発燃料の供給が多段噴射に与える影響を説明する。領域R21は、領域R2に含まれる領域であり、蒸発燃料の供給中に補正前の2段噴射を行えない領域を示す。領域R31は、領域R3に含まれる領域であり、蒸発燃料の供給中に補正前の3段噴射を行えない領域を示す。
多段噴射の補正を行わない場合、領域R21に含まれる機関運転状態では、蒸発燃料の供給に応じて、2段噴射を単段噴射に変更することができる。また、領域R31に含まれる機関運転状態では、蒸発燃料の供給に応じて、3段噴射を2段噴射又は単段噴射に変更することができる。これらの場合、2段噴射や単段噴射には、多段噴射の各噴射の噴射タイミングとは異なるタイミングに噴射タイミングを予め適合したものを適用できる。
ところがこれらの場合には、多段噴射で得られる効果が得られなくなる可能性がある。その一方で、蒸発燃料の供給は、混合気の均一度向上に貢献する。
このような事情に鑑み、内燃機関1は、燃料噴射弁8と、蒸発燃料供給装置50と、コントローラ90と、を備え、コントローラ90が、燃料噴射弁8の多段噴射を実行する場合に、蒸発燃料供給装置50が行う蒸発燃料の供給に応じて、少なくとも1段目の噴射の燃料噴射量を減少させる構成となっている。
このような構成の内燃機関1は、少なくとも1段目の噴射の燃料噴射量を減少させることで、蒸発燃料の供給を可能にする。そして、蒸発燃料の供給によって、1段目の噴射で得ようとする混合気の均一度向上を可能にする。結果、多段噴射の効果と蒸発燃料の供給の両立を図ることを可能にする。このような構成の内燃機関1では、1段目の噴射を維持することでも、混合気の均一度向上を可能にする。
内燃機関1は、コントローラ90が、蒸発燃料供給量に応じて、燃料噴射量を減少させるとともに、蒸発燃料供給装置50が行う蒸発燃料の供給に応じて、1段目の噴射を停止させる構成とすることができる。
このような構成の内燃機関1も、上述のようにして多段噴射の効果と蒸発燃料の供給の両立を図ることを可能にする。このような構成の内燃機関1は、1段目の噴射において、燃料噴射弁8が噴射可能な最低燃料噴射量の制限を考慮不要にする。
内燃機関1は、コントローラ90が、蒸発燃料供給装置50が行う蒸発燃料の供給に応じて、さらに2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量を補正する構成とすることができる。内燃機関1は具体的にはこのような構成である場合に、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量を減少させることが可能になる。
内燃機関1は、コントローラ90が、蒸発燃料供給装置50が行う蒸発燃料の供給に応じて、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量の削減又は燃料噴射の停止を行う構成とすることができる。すなわち、内燃機関1は具体的には、このように燃料噴射量を補正することができる。
内燃機関1では、燃料噴射弁8の多段噴射を実行する場合に、蒸発燃料の供給に応じて、少なくとも1段目の噴射の燃料噴射量を減少させる内燃機関の制御方法が、コントローラ90によって実現される。そして、この内燃機関の制御方法によれば、多段噴射の効果と蒸発燃料の供給の両立を図ることが可能になる。
内燃機関1では、EGR装置80が吸気通路30に排気を還流することで、吸気負圧の大きさが小さくなる。すなわち、吸気の圧力が高くなる。結果、蒸発燃料供給装置50が蒸発燃料を供給し難くなる。このため、内燃機関1では、蒸発燃料供給の要請が大きくなり、蒸発燃料の供給が多段噴射と同時に行われ易くなる。
したがって、内燃機関1は、EGR装置80をさらに備える構成である場合に適している。EGR装置80は、蒸発燃料供給装置50が供給する蒸発燃料の供給先となる吸気の圧力を高くする圧力変更装置の一例である。圧力変更装置は、例えば吸気を圧縮して内燃機関1に供給する過給機や、吸気バルブ5のバルブタイミングやリフト量を可変にする可変動弁装置であってもよい。
コントローラ90は具体的には例えば、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかを図7から図9に示す第3から第5の補正例のように補正することができる。図7に示す第3の補正例においても、多段噴射の効果は、蒸発燃料の供給によって吸気充填効率の向上が図られることと、多段噴射の各噴射のうち補正後に残る噴射の噴射タイミングが維持されることで図られる。噴射タイミングを維持することは、図5に示す第1の補正例において、前述したように燃料噴射量を減少させる代わりに、例えば燃料噴射量の減少量の分だけ、噴射開始タイミングを遅らせるようにして燃料噴射量を減少させる場合を含んでもよい。
コントローラ90は、次に示すように多段噴射を補正してもよい。
図11は、多段噴射の第6の補正例を示す図である。補正前の多段噴射は、図5に示す第1の補正例の場合と同じである。この例では、蒸発燃料の供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、各噴射の燃料噴射量と同じになる。
この例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、燃料噴射量の減少量の一部によって、1段目の噴射の燃料噴射量を減少させる。そして、燃料噴射量の減少量の残りの分を2段目及び3段目の噴射の燃料噴射量から減少させる。すなわち、コントローラ90は、例えばこのようにして、1段目の噴射の燃料噴射量を減少させてもよい。また、例えばこのようにして、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量の削減を行ってもよい。燃料噴射量の減少量の残りは、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかから減少させることができる。
図12は、多段噴射の第7の補正例を示す図である。補正前の多段噴射は、図5に示す第1の補正例の場合と同じである。この例では、蒸発燃料供給量に応じた燃料噴射量の減少量が、各噴射の燃料噴射量よりも少なくなる。
この例では、コントローラ90は、多段噴射の補正として、1段目の噴射を停止させる。そして、1段目の噴射を停止させることによって、余分に減少させた燃料噴射量の分だけ、2段目の噴射の燃料噴射量を増加させる。すなわち、コントローラ90は、例えばこのようにして、1段目の噴射を停止させたり、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量を補正したりしてもよい。余分に減少させた燃料噴射量は、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかで増加させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上述した実施形態では、内燃機関1がコントローラ90を備えることで、制御部を備える場合について説明した。しかしながら、制御部は、例えば複数のコントローラで実現されてもよい。
上述した実施形態では、内燃機関1が筒内燃料噴射式の内燃機関である場合について説明した。しかしながら、内燃機関1は例えば吸気に燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備えるデュアル燃料噴射方式の内燃機関であってもよい。

Claims (4)

  1. 燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記燃焼室に導入されるガスに燃料タンクで発生する蒸発燃料を供給する蒸発燃料供給装置と、
    前記燃料噴射弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部が、吸気行程に行う少なくとも2回の噴射を含む多段噴射を実行する場合に、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射の燃料噴射量を減少させることで、
    前記蒸発燃料供給装置が供給する蒸発燃料の量に応じて、燃料噴射量を減少させるとともに、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射を停止させる内燃機関。
  2. 請求項1に記載の内燃機関であって、
    前記制御部が、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、さらに2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量を補正する内燃機関。
  3. 請求項2に記載の内燃機関であって、
    前記制御部が、前記蒸発燃料供給装置が行う蒸発燃料の供給に応じて、2段目以降の噴射のうち少なくともいずれかの燃料噴射量の削減又は燃料噴射の停止を行う内燃機関。
  4. 燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁の多段噴射として吸気行程に行う少なくとも2回の噴射を含む多段噴射を実行する場合に、蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射の燃料噴射量を減少させることで、供給する蒸発燃料の量に応じて、燃料噴射量を減少させるとともに、蒸発燃料の供給に応じて、吸気行程前半に行う1段目の噴射を停止させる内燃機関の制御方法。
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