JP6292086B2 - 抽出バッグ用シートの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、抽出バッグ用シートの製造装置に関する

紅茶、緑茶、ハーブティー等の抽出バッグとして、通水濾過性シートから成形した平袋、四面体形状等のバッグ内に茶葉等の抽出材料を充填した抽出バッグであって、その外表面に吊し糸と、吊し糸の摘み片となるタグが設けられているものが使用されている。
このような抽出バッグの製造に使用する抽出バッグ用シートとしては、例えば、図10に示す抽出バッグ用シート5Xのように、帯状の通水濾過性シート4にタグ2が該シート4の長手方向に所定間隔で配置され、長尺の糸材3が各タグ2上を通る連続的な回旋パターンに配置されたものがある(特許文献1、特許文献2)。図中、s1はタグ2と糸材3との強シール部位、s2は糸材3と通水濾過性シート4との強シール部位、s3は糸材3と通水濾過性シート4との弱シール部位、s4はタグ2と通水濾過性シート4との弱シール部位である。ここで、強シール部位とは、通常の抽出バッグの使用において剥離しない程度に強固にシールされた部位をいう。また、弱シール部位とは、抽出バッグの使用時に、容易に剥離できる程度に弱くシールされた部位をいう。また、図中、二点鎖線で区切られた各領域が抽出バッグ1個分の抽出バッグ用シートとなる。
この抽出バッグ用シート5Xが充填包装機にかけられ、抽出バッグ用シートの側縁部同士が長手方向にシール(縦シール)されて筒状体にされ、筒状体の幅方向の溶着溶断(横シール)と内容物の充填が交互に繰り返されることにより抽出バッグが製造される。この場合、横シールが同じ向きで繰り返されると平袋型の抽出バッグが得られ、筒状体の長手方向に対して垂直な平面内で90°ずつ向きが変えられると図11に示すように四面体型の抽出バッグ6が得られる。
こうして製造される抽出バッグでは、平袋型のものも四面体型のものも、抽出バッグの横シール部位Sx、Syで、通水濾過性シート4と共に糸材3も溶着される。そのため、抽出バッグ6の使用時にタグ付吊し糸で抽出バッグの袋本体を吊り下げられるようにするには、タグ2側の横シール部位Sxから糸材3を剥がし取ることが必要となる。しかしながら、糸材3を横シール部位Sxから剥がし取るときに、通水濾過性シート4が破れてしまう場合がある。
このような問題に対し、抽出バッグ用シートの製造工程において隣り合うタグで同時にタグと糸材とを溶着し、その溶着時に隣り合うタグ間の糸材に張力をかけて糸材を溶断し、隣り合うタグ間の糸材を除去することが提案されている(特許文献3)。図9は、こうして製造された抽出バッグ用シート5Yの平面図である。図中、破線で示した糸材3xが除去された糸材である。なお、本明細書の各図において同一の符号は、同一又は同等の構成要素を表している。
WO2009/141867 WO2009/141870 WO2013/065118
上述の特許文献3に記載の糸材の切断装置によれば、隣り合うタグで同時にタグと糸材を溶着している間にそのタグ間の糸材に張力をかけて糸材を溶断するにあたり、糸材に張力をかけるために、糸材を担持体の担持面に形成された凹部にプレートで押し込む。したがって、担持体上に通水濾過性シートが供給されていない状態でタグと糸材を溶着するときには、糸材を溶断することができるが、担持体上に通水濾過性シートが供給された後に該シートと糸材とを溶着するときには、該シート上からプレートを担持面の凹部に押し込むことで糸材に張力をかけることができないので糸材を溶断することができない。そのため、図9に示した抽出バッグ用シート5Yでは、タグ2と糸材3との強シール部位s1で挟まれた横シール部位Sx上の糸材3xは除去できるが、糸材3と通水濾過性シート4との強シール部位s2で挟まれた横シール部位Sy上の糸材3は除去することができない。
横シール部位Syに糸材3が存在しても、抽出バッグ製造時に横シール部位Syで溶着及び溶断を行うことはできる。しかしながら、糸材3の存在により溶着不良が起こり、溶着後の横シール部位Syに糸材3の幅に相当する小さい穴があくことがあり、この穴が広がると内容物が抽出バッグ内から漏れることが懸念され、見栄えも劣る。
これに対し、本発明は、抽出バッグ製造時の横シール部位に糸材が存在しない抽出バッグ用シートを簡便な装置構成で製造できるようにすることを目的とする。
本発明者は、担持体にカッターを組み込んでおき、糸掛用ピンに糸材を掛けた後、その糸掛用ピンを担持体の担持面以下に下降させるときに糸材がカッターで切断されるようにすると、担持体上に通水濾過性シートが供給されているか否かにかかわらず、糸材を切断できることを見出し、本発明を想到した。
即ち、本発明は、糸材と接着したタグが通水濾過性シートの長手方向に所定間隔で配列している抽出バッグ用シートを担持体上で製造する抽出バッグ用シートの製造装置であって、
担持体が、
該担持体の担持面に所定間隔でタグを保持するタグ保持手段と、
担持面より上に突出した状態と担持面以下に下降した状態をとる糸掛用ピンと、
担持面より上に突出した状態の糸掛用ピンに掛けられ、各タグ上を通るパターンに形成された糸材の、隣り合うタグ間に架けられている部分を切断するカッターとを有し、
該カッターは、担持面より上に突出した状態の糸掛用ピンに掛けられた糸材が、該糸掛用ピンの下降により担持面以下に下降するときに該糸材を切断する抽出バッグ用シートの製造装置を提供する。
本発明の抽出バッグ用シートの製造装置によれば、抽出バッグ用シートを用いて抽出バッグを製造するときの横シール部位から糸材をなくすことができる。したがって、抽出バッグ用シートを用いて製造した抽出バッグの横シール部位に溶着不良が発生することを防止できる。よって、抽出バッグから内容物が漏れ出ることを防止でき、また、抽出バッグの見栄えを向上させることができる。
さらに、本発明の抽出バッグ用シートの製造装置は、従来の抽出バッグ用シートの製造装置を利用して簡便に構成することができる。
図1は、抽出バッグ用シートの製造装置及びその下流の充填包装機の全体構成図である。 図2は、抽出バッグ用シートの製造装置の回転担持体付近の背面図である。 図3は、抽出バッグ用シートの製造装置の回転担持体付近の鉛直方向の断面図である。 図4Aは、固定式のカッターを有する回転担持体の周面の拡大図である。 図4Bは、固定式のカッターで糸材を切断した後の回転担持体の周面の拡大図である。 図5Aは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、糸掛後、第1のシール部位でタグと糸材を強シールし、対向する強シール部位の間の糸材を除去した状態の断面図である。 図5Bは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、糸材と通水濾過性シートとをシール部位で第2のシール装置により強シールしている状態を表している。 図5Cは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、第2のシール装置による糸材と通水濾過性シートのシール部位s2の強シール、第3のシール装置による糸材と通水濾過性シートとの弱シール、及び第4のシール装置によるタグと通水濾過性シートとの弱シールをした後、糸掛用ピンを回転担持体の周面よりも下側に下降させた状態の断面図である。 図6Aは、可動式のカッターを有する回転担持体の周面の拡大図である。 図6Bは、可動式のカッターで糸材を切断した後の回転担持体の周面の拡大図である。 図7Aは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、糸掛後、第1のシール部位でタグと糸材を強シールし、対向する強シール部位の間の糸材を除去した状態の断面図である。 図7Bは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、糸材と通水濾過性シートとをシール部位で第2のシール装置により強シールしている状態を表している。 図7Cは、回転担持体の周面近傍の断面図であって、第2のシール装置による糸材と通水濾過性シートのシール部位s2の強シール、第3のシール装置による糸材と通水濾過性シートとの弱シール、及び第4のシール装置によるタグと通水濾過性シートとの弱シールをした後、糸掛用ピンを回転担持体の周面よりも下側に下降させた状態の断面図である。 図8は、実施例の抽出バッグ用シートの製造装置で製造される抽出バッグ用シートの平面図である。 図9は、従来の抽出バッグ用シートの平面図である。 図10は、従来の抽出バッグ用シートの平面図である。 図11は、従来の四面体型の抽出バッグの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施例の抽出バッグ用シート製造装置1及びその下流に連続して設けられた充填包装機70の全体構成図である。
この抽出バッグ用シートの製造装置1は、図8に示すように、通水濾過性シート4上で糸材3と接着したタグ2が該通水濾過性シート4の長手方向に所定間隔で配置されている抽出バッグ用シート5を回転担持体10上で製造するものである。図2は、抽出バッグ用シートの製造装置1の回転担持体10付近の背面図であり、図3は、抽出バッグ用シートの製造装置1の回転担持体10付近の鉛直方向の断面図である。
図8に示した抽出バッグ用シート5においても、二点鎖線は抽出バッグの製造時に横シールされる部分であり、二点鎖線で区切られた各領域が抽出バッグの一個分である。この抽出バッグ用シート5では、図9に示した抽出バッグ用シート5Yに対し、糸材3と通水濾過性シート4との強シール部位s2で挟まれた横シール部位Sy上に糸材3が存在しないことが特徴的となっている。
図1に示すように、抽出バッグ用シートの製造装置1の全体構成は、特許文献1、2に記載の抽出バッグ用シート製造装置と同様に、この装置1の稼働中、矢印a方向に連続回転する回転担持体10、回転担持体10の担持面となっている周面10aに所定間隔でタグ2を供給するタグ供給装置20、タグ2が所定間隔で配置された回転担持体10の周面10aに糸材3の連続的回旋パターンを形成する糸掛装置30を備えた糸掛機構40、回転担持体10上のタグ2と糸材3の上に通水濾過性シート4を供給するシート供給装置50、タグ2と糸材3との接着、タグ2と通水濾過性シート4との接着、又は糸材3と通水濾過性シート4との接着を順次行うシール装置60を備えている。
また、抽出バッグ用シートの製造装置1の下流の充填包装機70も従前の充填包装機と同様に、抽出バッグ用シートの製造装置1で製造された抽出バッグ用シート5を用いて四面体型に製袋すると共に、その中に茶葉等の内容物を充填して抽出バッグ6を製造するものである。
抽出バッグ用シートの製造装置1を構成する個々の装置構成、即ち、回転担持体10、タグ供給装置20、糸掛機構40、シート供給装置50、シール装置60も、概略、特許文献1、2に記載の抽出バッグ用シート製造装置と同様とすることができる。
例えば、回転担持体10の外周は24分割され、各分割領域にタグ2の載置部位が2個ずつ近接するように設けられている。回転担持体10におけるタグ2の載置部位には、吸引経路の切替によりタグ2を吸引し保持する保持手段が設けられている。また、回転担持体10は、糸掛用のピン11が回転担持体10の周面10aより上に突出した状態と周面10a以下に下降した状態をとることを可能とする昇降機構を備えている。この昇降機構では、糸掛用ピン11はピン取付部材103に起立し、糸掛用ピン11が回転担持体10の周面10aから突出するようにスプリング101でピン取付部材103が常時付勢されているが、ピン取付部材103に設けられたカムフォロア104が回転担持体10の内部に設けられた固定カム102に沿って動くことにより、糸掛用ピン11の周面10aからの突出量が規制される(図3)。これにより、回転担持体10の周面10aで糸掛装置30により糸材3を所定のパターンに形成するときには糸掛用ピン11は回転担持体10の周面10aから突出しているが、通水濾過性シート4が回転担持体10の周面10aに供給される領域では、糸掛用ピン11は回転担持体10の内部方向へ下降し、糸掛用ピン11の回転担持体の周面10aからの突出量が僅かとなり、あるいは糸掛用ピン11の上端部が回転担持体の周面10a以下に位置する。
タグ供給装置20は、タグテープ2tを巻き回したタグテープ原反2rからタグテープ2tを繰り出し、それを所定の長さのタグ2に切断するタグカット供給装置21と、タグカット供給装置21で切断されたタグ2を回転担持体10の周面に移すタグ受渡ドラム22からなっている。
タグ供給装置20では、タグテープ原反2rから回転担持体10に、タグテープ2tを弛ませることなく、かつできる限り高速にタグ2を供給できるように、タグカット供給装置21をカム機構で矢印bのように揺動させつつタグテープ2tを切断すると共に、切断したタグ2をタグ受渡ドラム22に受け渡す。タグ受渡ドラム22は、等速回転し、タグカット供給装置21から渡されたタグ2を、所定間隔で回転担持体10に担持させる。
糸掛機構40は、糸材3の張力を略一定に調整しつつ、タグ2が所定間隔で配置された回転担持体10の周面に糸材3の連続的回旋パターンを形成するものであり、糸材原反3rから糸材3を繰り出す駆動ローラ401とそれに対向するニップローラ402、糸材3の張力調整手段410、及び回転担持体10の周面に糸材3の連続的回旋パターンを形成する糸掛装置30を備えている。糸掛装置30は、2つのクランク機構を用いて先端の糸通し37を動かし、回転担持体10の周面から突出した糸掛用ピン11に糸掛けを行う。
シート供給装置50は、通水濾過性シート4を巻き回したシート原反4rからそのシート4を繰り出し、シート4を、回転担持体10上に所定間隔で担持されたタグ2とそのタグ2上に形成された糸材3のパターンの上に載せるように供給する。
シール装置60としては、回転担持体10上に通水濾過性シート4を供給する前に、回転担持体10上に担持されているタグ2と糸材3を図8に示すシール部位s1で強シールする第1のシール装置61、回転担持体10上に通水濾過性シート4を供給した後に、各抽出バッグ1個分ずつの領域において糸材3がタグ2から離れた部位s2で糸材3と通水濾過性シート4とを強シールする第2のシール装置62、糸材3がタグ2の近傍で向きを変える部位s3で糸材3と通水濾過性シート4とを弱シールする第3のシール装置63、シール部位s4でタグ2と通水濾過性シート4とを弱シールする第4のシール装置64を備えている。図8中、シール部位s1、s2、s3、s4を囲むハッチング枠は、シールヘッドが当たる領域を示している。
これらのシール装置60(61、62、63、64)におけるシール手段は、超音波溶着としてもよく、加熱溶着としてもよいが、超音波溶着が、シール装置60にシートの溶けかすが付着しにくい点で好ましい。
また、これらのシール装置60は、回転担持体10の駆動源とは別にサーボモータを駆動源として、回転担持体10の周面に対して矢印c(図2)のように上下動させることが好ましく、さらには、回転担持体10の回転に合わせて矢印cのように揺動させることが好ましい。これにより、シール装置60のシールヘッドと、シール対象物となるタグ、糸材あるいは通水濾過性シートとの接触時間が長くなるので、最適なシール条件を容易に設定することができ、これらの材料を変更した場合にも適切なシール条件を設定することが可能となる。
シール装置60は、より具体的には、図2に示すように、シール装置61、62、63、64を、それぞれエアシリンダ(図示せず)を介してシールヘッド固定プレート610に取り付け、シールヘッド固定プレート610をシールヘッド取付プレート601に取り付け、そのシールヘッド取付プレート601を回転担持体10の周方向に摺動可能に揺動プレート602に取り付けると共に、各シールヘッド取付プレート601を棒リンク603で上下動プレート604と接続し、さらに上下動プレート604をシールヘッド上下駆動用サーボモータ65と棒リンク605で接続する。また、揺動プレート602をシールヘッド揺動用サーボモータ66で駆動する。なお、シールヘッド上下動用サーボモータ65とシールヘッド揺動用サーボモータ66は回転担持体用サーボモータとは別個に設けられており、これらの駆動の制御は、糸材3の回旋パターン、回転担持体10の回転速度、必要とされる圧接時間等に応じて予め算出されたタイミングで所定の回転速度、回転方向をとるようにコントローラーで制御する。
シール装置60のうち第1のシール装置61で図8に示すシール部位s1を強シールする間に、対向するシール部位s1の間にある糸材3を除去するため、第1のシール装置61のシールヘッド取付プレート601には特許文献3(WO2013/065118)に記載の糸材切断装置90を設ける。
また、第2のシール装置62で図8に示す部位s2で糸材3と通水濾過性シート4とを強シールした後、対向するシール部位s2の間にある糸材3を切断できるように、回転担持体10にカッター100を設ける。より具体的には、図4Aに示すように、カッター100の刃100aが、対向する強シール部位s2の間に架かっている糸材3と上面視で交叉するように設ける。
図5Aは、図4AのA−A断面図であって、糸掛装置30で糸材3を糸掛用ピン11に掛けた後、第1のシール装置61でシール部位s1を強シールし、糸材切断装置90により、対向する強シール部位s1の間の糸材を除去した状態を表している。また、図5Bは、図5Aと同様の回転担持体の断面図であって、第1のシール装置61の下流で回転担持体の周面10aに通水濾過性シート4が供給された後、糸材3と通水濾過性シート4がシール部位s2で第2のシール装置62により強シールされている状態を表している。さらに、図5Cは、第2のシール装置62でシール部位s2を強シールし、第3のシール装置63でシール部位s3を弱シールし、第4のシール装置64でシール部位s4を弱シールした後に、糸掛用ピン11を下降させて回転担持体10の周面10aよりも下側(回転担持体10の内部側)に糸掛用ピン11の先端部を位置させた状態を表している。これらの図に示されているように、カッター100は、刃100aを上向きにして回転担持体10に固定されている。また、回転担持体10においてカッター100を固定する位置は、カッター100の回転担持体の周面10aからの高さが、突出状態の糸掛用ピン11の先端部の位置よりも下側となっており、特に、カッターの刃100aが回転担持体10の周面10aよりも僅かに下側となっている。
また、糸掛用ピン11のうち、シール部位s2に近接した位置に突出する糸掛用ピン11aの先端部には、その糸掛用ピン11aに掛けられた糸材3を引っかけるフック12が設けられており、糸掛用ピン11aを下降させることにより、糸掛用ピン11に掛けられた糸材3が、糸掛用ピン11aと共に確実に下降するようにしている。
これにより、図5Aに示すように、第1のシール装置61でシール部位s1を強シールし、対向する強シール部位s1の間の糸材を除去した状態では糸掛用ピン11aに糸材3が掛けられているが、図5Bに示すように、第2のシール装置62、第3のシール装置63及び第4のシール装置64でシールするときには、糸掛用ピン11aの先端部が僅かに回転担持体10の周面から突出している状態にまで糸掛用ピン11aを下降させ、それにより糸材3も引き下げられ、図5Cに示すように、シール後にさらに糸掛用ピン11aを下降させると、糸材3がカッター100の刃100aで切断される。切断された糸材3は、切断前の屈曲にした状態から伸びようとするので図4Bに示すように、一対のシール部位s2の間の横シール部位Sy上から糸材3をなくすことができる。
したがって、本実施例によれば、抽出バッグ用シートから抽出バッグを製造する際の横シール部位のシール不良を解消することができる。
さらに、本実施例の抽出バッグ用シートの製造装置は、従来の抽出バッグ用シートの製造装置において、回転担持体10の周面近傍にカッター100を固定し、糸掛用ピン11として、先端部にフック12を有するものを使用するという簡単な変更で構成することができる。
本発明の抽出バッグ用シートの製造装置は、種々の態様をとることができる。
例えば、上述した抽出バッグ用シートの製造装置1において、シール部位s2近傍に突出する糸掛用ピン11aとして、先端部のフック12を縦断面が略三角形とし、糸掛用ピン11aの先端側に略三角形の底辺が向くように構成すると、糸掛用ピン11aを下降させたときに、仮に糸材3がカッター100で切断されなかったとしても糸材3が糸掛用ピン11aから抜ける。したがって、回転担持体10に糸材3が無用に引っかけられている状態をなくすことができる。
本発明において、カッター100を回転担持体10に固定することなく、回転担持体の周面10aに対して昇降するようにしても良い。
例えば、図6A及び図7Aに示すように、糸掛用ピン11を取り付けるピン取付部材103にカッター100を取り付ける。この場合、カッター100の周面10aからの高さが、突出状態の糸掛用ピン11の先端部の位置と同等となるようにし、カッター100の刃100aが糸材3を斜めに上から押さえ込む向きとする。次に、図7Bに示すように、第2のシール装置62でシールするときに、糸掛用ピン11aの先端部が僅かに回転担持体10の周面から突出している状態にまで糸掛用ピン11aを下降させるとカッター100も下降し、カッター100の刃100aが糸材3を上から下に挽く。図7Cに示すように、シール後にさらに糸掛用ピン11aを下降させると、カッター100も下降し、糸材3がカッター100の刃100aで切断される。この場合にも、切断された糸材3は、切断前の屈曲にした状態から伸びようとするので図6Bに示すように、一対のシール部位s2の間の横シール部位Sy上から糸材3をなくすことができる。
このようにカッター100を降下させた場合に、糸材3がカッター100に押されて撓むことによりカッターの刃100aから逃げることを防止するため、図6A中のC拡大図に示すように、カッター100が通る領域をあけて糸材3の下側を塞ぐプレート(ドットで塗りつぶした部分)13を回転担持体10に固定しておくことが好ましい。
図5A又は図7Aに示したように回転担持体10の周面近傍にカッター100を設けて糸材3を除去する手法を、第1のシール装置61で、タグ2と糸材3を強シールする強シールするときに行ってもよい。
本発明によればカッター100の取付位置に関し、回転担持体10の担持面である周面10aからのカッター100の高さが、突出状態の糸掛用ピン11の先端部の位置と同等又はそれ以下であるため、回転担持体10上に通水濾過性シート4を供給することや、回転担持体10上に供給された通水濾過性シート4と、その下にある糸材3又はタグ2とをシールすることに対してカッター100が妨げにならないので、カッター100で不要な糸材を切断しつつ回転担持体10上で抽出バッグ用シート5を製造することが可能となる。
なお、本発明において担持体は回転担持体に限られない。担持体上にタグ、糸材、通水濾過性シートが供給され、抽出バッグ用シートを製造するものであればよい。
また、本発明の抽出バッグ用シートの製造装置で使用する、通水濾過性シート、タグ、糸材としては、従前と同様のものを使用することができる。特に、環境負荷を低減する点からは、通水濾過性シートとして、ポリ乳酸(PLA)、ポリブチレンサクチネート(PBS)等の生分解性プラスチックで形成された、目付10〜30g/m2の織布又は不織布が好ましく、タグとしては、板紙にポリ乳酸(PLA)、ポリブチレンサクチネート(PBS)等の生分解性プラスチックをラミネートしたものが好ましく、糸材としてはポリ乳酸(PLA)、ポリブチレンサクチネート(PBS)等の生分解性プラスチック製の糸や生分解性プラスチックと綿を適宜混紡した糸等が好ましい。
1 抽出バッグ用シートの製造装置
2 タグ
2r タグテープ原反
2t タグテープ
3、3x 糸材
3r 糸材原反
4 通水濾過性シート
4r シート原反
5 抽出バッグ用シート
5X、5Y 従来の抽出バッグ用シート
6 抽出バッグ
10 回転担持体
101 スプリング
102 固定カム
103 ピン取付部材
104 カムフォロア
11、11a 糸掛用ピン
12 フック
13 プレート
20 タグ供給装置
21 タグカット供給装置
22 タグ受渡ドラム
30 糸掛装置
37 糸通し
40 糸掛機構
401 駆動ローラ
402 ニップローラ
410 張力調整手段
50 シート供給装置
60 シール装置
601 シールヘッド取付プレート
602 揺動プレート
603 棒リンク
604 上下動プレート
605 棒リンク
61 第1のシール装置
610 シールヘッド固定プレート
62 第2のシール装置
63 第3のシール装置
64 第4のシール装置
65 上下駆動用サーボモータ
66 揺動用サーボモータ
70 充填包装機
90 糸材切断装置
100 カッター
100a カッターの刃
a 回転担持体の回転方向
b タグカット供給装置の揺動方向
c シール装置の揺動方向
Sx、Sy 横シール部位
s1 強シール部位
s2 強シール部位
s3 弱シール部位
s4 弱シール部位

Claims (4)

  1. 糸材と接着したタグが通水濾過性シートの長手方向に所定間隔で配列している抽出バッグ用シートを担持体上で製造する抽出バッグ用シートの製造装置であって、
    担持体が、
    該担持体の担持面に所定間隔でタグを保持するタグ保持手段と、
    担持面より上に突出した状態と担持面以下に下降した状態をとる糸掛用ピンと、
    担持面より上に突出した状態の糸掛用ピンに掛けられ、各タグ上を通るパターンに形成された糸材の、隣り合うタグ間に架けられている部分を切断するカッターとを有し、
    該カッターは、担持面より上に突出した状態の糸掛用ピンに掛けられた糸材が、該糸掛用ピンの下降により担持面以下に下降するときに該糸材を切断する抽出バッグ用シートの製造装置。
  2. カッターは、糸材とその上に供給された通水濾過性シートとが接着された状態で糸材を切断する請求項1記載の抽出バッグ用シートの製造装置。
  3. カッターが、担持体に固定されている請求項1又は2記載の抽出バッグ用シートの製造装置。
  4. カッターが、糸掛用ピンと共に昇降する請求項1又は2記載の抽出バッグ用シートの製造装置。
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