JP7022423B2 - 抽出シートの加工方法及び加工装置 - Google Patents
抽出シートの加工方法及び加工装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7022423B2 JP7022423B2 JP2018002673A JP2018002673A JP7022423B2 JP 7022423 B2 JP7022423 B2 JP 7022423B2 JP 2018002673 A JP2018002673 A JP 2018002673A JP 2018002673 A JP2018002673 A JP 2018002673A JP 7022423 B2 JP7022423 B2 JP 7022423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tag
- pair
- extraction sheet
- hanging thread
- extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
Description
その場合、タグ付き吊下げ糸の取付けは、特許文献1に示すように、通常、抽出バッグに成形した後ではなく、成形前の連続した抽出シートに対して行われている。その際には、タグと吊下げ糸の基端部は抽出シートにそれぞれ接合させて取り付けている。
そして、抽出バッグは、特許文献2に示すように、連続した抽出シートをシールアンドカットにより製袋化すると共に被抽出物を充填するようになっており、平袋状だけでなく、テトラ状のものもある。
しかしながら、連続した抽出シートは、その後に製袋充填装置にかけられてシールアンドカットにより順次製袋化されていくため、吊下げ糸を連続した抽出シートに大きく弛ませた状態で取り付けると、横方向のシールアンドカットの際に切断されてしまう恐れがある。したがって、タグ付き吊下げ糸を連続した抽出シートに対して弛ませて取り付けることで吊下げ糸を長くするには限界があった。
また、本発明は、上記した方法を実施できる装置を提供することを、その目的とする。
また、テトラ状の抽出バッグでは、ピラミッド状に頂部が上を向いた状態で吊下げることができ、抽出効率を高めることができる。
図1は、連続した抽出シートSの下面側にタグ付き吊下げ糸THを取り付けた状態を示しており、抽出シートSを介してタグTと吊下げ糸Hが見えている。図3に示すような1つのテトラ状抽出バッグBに製袋化するときに使用されるシート単位S(1)の枠内にタグ付き吊下げ糸THが1つ取り付けられている。
タグTは正方形をしており、製袋充填機にかけて作業する際の抽出シートSの矢印に示す送り方向に対して、対向する一対の辺縁が平行に、残りの一対の辺縁が垂直になるように取り付けられている。タグTは送り方向中心線に対してその両側に交互に取り付けられている。
本発明では、タグTの対角線上に重なる位置で吊下げ糸Hを纏めているので、タグTの辺縁に平行な中心線上で纏めた場合よりも、タグTに隠れた状態で直線部を長く設定することができる。タグTに吊下げ糸Hの大部分を隠せば引っ掛かり難くなるので、より好ましい態様になっている。
また、タグTの両角部に一対のシール部Q、Qを形成しているので、その間の距離を大きく設定できる。そのため、吊下げ糸Hの巻き数を増やしても、すなわち吊下げ糸Hを長く設定しても、シール部Q、Qの形成の際に吊下げ糸Hを巻き込んでシール不良を起こす恐れがなく、この点からもより好ましい態様になっている。
加えて、本発明では、一対の直線部H(c)がタグTと抽出シートSとの間に挟まった状態になっているが絡まってはいないので、製袋充填後の完成品にした後に、タグTを剥がせば、吊下げ糸Hは容易にほぐれて、図3に示す状態になる。
図4に示すように、タグ付き吊下げ糸THの吊下げ糸Hは連続しており、タグTが一定の間隔をあけて既に固着されている。タグTに固着された吊下げ糸Hの固着部Kの直線方向を送り軌道として加工されながら連続した抽出シートSに向かって供給されるようになっている。その際、タグTの面が上下を向き、吊下げ糸Hが上側にくる姿勢になっている。
タグ直動チャック3、5はそれぞれ一対の挟持片で構成されている。挟持片どうしが端部で枢着して、上下方向の回動により開閉可能になっており、閉じることでタグTを吊下げ糸Hと共に挟持、すなわちチャックする。
タグ押えチャック7はタグTの中心部を吊下げ糸Hと共に挟持するようになっており、タグ直動チャック3、5はタグTの先行側の角部を吊下げ糸Hと共に挟持するので、タグ直動チャック3または5と共に1つのタグTを挟持可能になっている。
このタグ押えチャック7を介してタグ直動チャック5からタグ直動チャック3への移し替えが行われる。
下側の回転軸15の上面側には外周縁に沿って互いに対向する一対の支持壁17、17が立ち上がっている。各支持壁17の上面からは、更にピン19が立ち上がっている。このピン19の立ち上がりにより支持壁17の上面が水平な段差面21、23となっている。ピン19は中間より片方寄りから立ち上がっており、対向するピン19が偏心配置されている。すなわち、一方側に形成される段差面21が他方側に形成される段差面23より大きくなっている。この配置により、糸Hが巻付けを開始する際に、固着部Kから先の部分がピン19に当たって切れたりすることはない。
挟持面13と支持壁17との間の凹部25は上方だけでなく、前後方向に開放されている。
図7に示すように、上下の回転軸15、15が接近し、挟持面13、13の角部が上下で合わさった姿勢で挟持することになるが、その際には、上側の回転軸15側の支持壁27がピン19に外側から嵌合し一体化して軸周りの回転が可能となっている。
なお、挟持の際には、凹部25と凹部29が上下で向かい合って大きな空間ができる。この空間が前後方向で開放されている。
図7に示すように、タグ直動チャック3と同様に一対の挟持片が上下に対向配置され、矩形軌道を描いて動くようになっている。但し、このタグ移送用チャック31には、一対の挟持片を1組として3組設けられており、それぞれがフォーク状に互いに間隔をあけて並んだ状態になっている。これらの3組は同期で開閉される。
連続した吊下げ糸Hに一定の間隔をあけてタグTが固着されているが、図4で先頭に見えるタグTに着目してその取付け過程を説明する。
タグTの送り方向先側では吊下げ糸HはタグTの近傍が切端となっており、後続側は連続している。このタグT(及び固着した吊下げ糸H)の先行側の角部がタグ直動チャック3によって送り軌道に沿って抽出シートSに向かって送られていく。
その後、タグ直動チャック3の一対の挟持片は凹部25、29の間に入り込んだ状態から、図7に示すように、挟持を解除して後退する。同時に、後続のタグTの先行側の角部がタグ直動チャック5によって挟持される。
この巻付けと同期して、タグ直動チャック5が移動して吊下げ糸Hと共に、後続のタグTが送られてくる。その後、後続のタグTについては、図11に示すように、タグ押えチャック7に中心部が挟持され、更に、図12に示すように、タグ直動チャック5による後続のタグTの挟持が解除される。そして、代わりに、タグ直動チャック3で同じ個所が挟持される。
一方、先頭のタグTについては、タグ移送用チャック31が待機位置から糸巻付けチャック11に接近してくる。
また、一対の挟持片37、37により後続のタグTの近傍で吊下げ糸Hが挟持される。
その後、図15、図16に示すように、タグ付き吊下げ糸THは、タグ移送用チャック31により抽出シートSに向かって移送され、所定のシール位置に到達すると停止する。
この移送と同期して、タグ直動チャック5が移動して後続のタグTが送られている。
その後、タグ移送用チャック31が挟持を解除して元の待機位置に戻り、図18に示すように、抽出シートSはシート単位2つ分だけ矢印に示す方向に送られていく。
なお、図4~図18は抽出シートSの一方側から順次取り付けており、図1に示すように長手方向両側から取り付けるには、加工装置1を両側に1台ずつ配置させ、共に稼働させることになる。
上記実施の形態では、抽出シートの送り機構やチャックの駆動手段等は図示省略されているが、これらは形状や配置関係が異なっても従来から抽出シートの製造において利用されてきたものであり、モーターや油圧シリンダー等の適宜な駆動手段を用いて動作させることができる。
9…カッター 11…糸巻付けチャック 13…挟持面
15…回転軸 17…支持壁 19…ピン
21、23…段差面 25…凹部 27…支持壁
29…凹部 31…タグ移送用チャック 33、35、37…一対の挟持片
39…タグシールホーン 41…糸シールホーン
TH…タグ付き吊下げ糸 T…タグ H…吊下げ糸
K…固着部 P、Q…シール部
Claims (6)
- 連続したタグ付き吊下げ糸の吊下げ糸を、一時的にタグを挟んで対向する一対のピンに巻き付けて長円状に纏め、前記長円状に纏めた吊下げ糸の前記タグに重なり合った状態で互いに対向する一対の直線部を前記タグと抽出シートとの間に挟みながら、前記タグを前記一対の直線部を挟んで対向する一対の位置で前記抽出シートに対して接合すると共に、前記吊下げ糸の巻付け後続側を前記抽出シートに対して接合することで、前記抽出シートを前記タグ付き吊下げ糸付きに加工する抽出シートの加工方法。
- 請求項1に記載した抽出シートの加工方法において、
タグとして矩形のものを使用し、吊下げ糸の一対の直線部が前記矩形タグの対角線上で重なり合うように纏めることを特徴とする加工方法。 - 請求項2に記載した抽出シートの加工方法において、
吊下げ糸の巻付け後続側がタグの一対の接合部の間から引き出されて、1つのテトラ状抽出バッグに製袋化するシート単位の角部まで延びていることを特徴とする加工方法。 - 連続したタグ付き吊下げ糸のタグを一時的に挟んで対向する一対のピンを有し、前記一対のピンに前記吊下げ糸を巻き付けて長円状に纏める巻付け手段と、前記吊下げ糸の巻付け後続側と共に、前記長円状に纏めた吊下げ糸の互いに対応する一対の直線部の湾曲部寄りをタグに重ね合わせたまま、互いの位置関係を維持しながら抽出シートに向かって移送する移送手段と、前記移送されてきたタグを前記一対の直線部を挟んで対向する一対の位置で抽出シートに対して接合して前記一対の直線部を前記タグと前記抽出シートとの間に挟ませると共に、前記吊下げ糸の巻付け後続側を前記抽出シートに対して接合する接合手段を備えたことを特徴とする抽出シートの加工装置。
- 請求項4に記載した抽出シートの加工装置において、
巻付け手段が軸方向に回転可能なタグチャックで構成され、軸芯を挟んで対向する位置に一対のピンが配置されていることを特徴とする加工装置。 - 請求項5に記載した抽出シートの加工装置において、
一対のピンの間には、別のタグチャックの侵入用の空間が設けられていることを特徴とする加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002673A JP7022423B2 (ja) | 2018-01-11 | 2018-01-11 | 抽出シートの加工方法及び加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018002673A JP7022423B2 (ja) | 2018-01-11 | 2018-01-11 | 抽出シートの加工方法及び加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019119519A JP2019119519A (ja) | 2019-07-22 |
JP7022423B2 true JP7022423B2 (ja) | 2022-02-18 |
Family
ID=67306911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018002673A Active JP7022423B2 (ja) | 2018-01-11 | 2018-01-11 | 抽出シートの加工方法及び加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7022423B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040226263A1 (en) | 2002-07-23 | 2004-11-18 | Tecnomeccanica S.R.L. | Machine for making a filter bag containing a substance for infusion with the gathered thread attached to the pick up tag |
JP2013018507A (ja) | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Ito En Ltd | 抽出バッグ用シート |
JP5397381B2 (ja) | 2009-11-20 | 2014-01-22 | 大紀商事株式会社 | 抽出バッグ用シートの製造方法及び製造機械 |
JP2016049986A (ja) | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 大紀商事株式会社 | 抽出バッグ用シートの製造装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9103156D0 (en) * | 1991-02-14 | 1991-04-03 | Ag Patents Ltd | Manufacturing infusion packages |
-
2018
- 2018-01-11 JP JP2018002673A patent/JP7022423B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040226263A1 (en) | 2002-07-23 | 2004-11-18 | Tecnomeccanica S.R.L. | Machine for making a filter bag containing a substance for infusion with the gathered thread attached to the pick up tag |
JP5397381B2 (ja) | 2009-11-20 | 2014-01-22 | 大紀商事株式会社 | 抽出バッグ用シートの製造方法及び製造機械 |
JP2013018507A (ja) | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Ito En Ltd | 抽出バッグ用シート |
JP2016049986A (ja) | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 大紀商事株式会社 | 抽出バッグ用シートの製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019119519A (ja) | 2019-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5946406B2 (ja) | 可撓材製パッケージ並びにその連続製造方法及びマシン | |
CN106232327A (zh) | 感应密封装置和使用该感应密封装置密封包装材料的方法 | |
JP6419805B2 (ja) | 部分的に重なり合う二つのパッケージング部分の液密シーリングのためのデバイスおよび方法ならびにそれを用いて/それにより生産される容器 | |
ITBO20000080A1 (it) | Metodo per il confezionamento di sacchetti - filtro per prodotti da infusione in relativi sovraincarti chiusi e relativa macchina attuante t | |
TW201328859A (zh) | 包裝袋及其製造方法與製造設備 | |
JP2013082487A (ja) | ビン等の容器の包装方法 | |
CN104080704B (zh) | 线材切断装置 | |
JP7022423B2 (ja) | 抽出シートの加工方法及び加工装置 | |
JPH03214866A (ja) | 情報受信装置 | |
IT201800005111A1 (it) | Produzione di confezioni sigillabili con soffietti laterali | |
JP2006044800A (ja) | Vffs機械によるスライダー操作式ストリングジッパー付きバッグの製造方法 | |
KR200485184Y1 (ko) | 절취 사용식 봉함구조를 갖는 비닐봉지 | |
JP2012020780A (ja) | 角錐パック用自動包装機の製袋機構 | |
CN205854635U (zh) | 一种滑轨全自动套袋机 | |
CN105883030A (zh) | 一种饮用桶装水桶全自动套袋机 | |
JP5231098B2 (ja) | 三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機 | |
JP2015116699A (ja) | 折り込みバッグの製造装置および折り込みバッグの製造方法 | |
JP2004026160A (ja) | エアキャップ付きクラフト封筒の自動包装方法およびその装置 | |
CN209209099U (zh) | 一种沙琪玛自动包装生产线 | |
CN209756252U (zh) | 烫把机 | |
JP4193977B2 (ja) | カード容器及びその製造装置 | |
JP4434710B2 (ja) | テープ結束機 | |
JP6763693B2 (ja) | 吊り下げ孔付き包装袋、該包装袋の製造機及び製造方法 | |
JP4933180B2 (ja) | 製袋包装機 | |
CN106742706A (zh) | 一种洗衣粉包装袋及加工该包装袋的机器人 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7022423 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |