JP5231098B2 - 三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、上端部が扁平で且つ底を角底とした袋を製造する角底袋用縦形製袋充填包装機、より詳しくは、角底を形成する三角フラップが未だ折込み前の状態にある袋を製造する三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機に関する。
この種の包装機には、製袋チューブの回りにて円筒状をなす筒状包材を製袋チューブの下方にて複数の板ばねによって角筒状包材に成形し、この後、角筒状包材に対する横シールを経て袋の底を角底に成形するようにした角底袋用縦形製袋充填包装機が知られている(例えば、特許文献1)。
このような特許文献1の包装機では、横シールをなす横シーラの閉作動時、板ばねが弾性変形することから、横シーラの閉作動を阻害することなく、横シーラによる角筒状包材への横シールの形成が可能となり、一方、横シールの形成後には板ばねがその復元力により元の位置に戻ることで、角筒状包材に矩形底を形成できる。
なお、この際、矩形底はその両側から突出する折込み前の三角フラップを有しているが、この後、これら三角フラップは横シーラの下方位置にて矩形底に折り込まれることで、矩形底と重ね合わされ、この矩形底とともに角底を形成する。
特開2008-87776号公報
特許文献1の包装機の場合、横シールの形成後角筒状包材内に充填される充填物が粉粒体であると、粉粒体が角筒状包材の内面と板ばねとの間に回り込み、これらの間に滞留することがある。
このようにして滞留する粉粒体は、板ばねの形状に従い角筒状包材の内面に筋状に付着するので、次回の横シール時、横シールへの粉粒体の噛み込みを招いたり、製造した袋の内面に粉粒体が筋状に張り付いたりする。また、角筒状包材の内面にジッパが仮付けされているような場合には、粉粒体がジッパのシール用フランジにも付着し、このジッパの本付けシール時、ここでのシールにも粉粒体が噛み込むことなり、製造した袋が不良品となってしまう。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、充填物が粉粒体であっても、その噛み込みによる不具合を引き起こすことなく、三角フラップ付きの矩形底の形成を可能とした三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、製袋チューブの回りに包材を筒状に成形し、この筒状包材を製袋チューブの長手方向に繰出しながら、製袋チューブの下方にて、筒状包材にその長手方向に所定の間隔を存して横シールを形成する一方、この横シールの形成と筒状包材内への充填物の充填を交互に行い、その内部に充填物が充填された袋を製造する縦形製袋充填包装機において、本発明の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機(請求項1)は、その袋に角底を成形するために製袋チューブの下端に設けられ、筒状包材の内面を案内して筒状包材を角筒状包材に成形する角筒成形ガイド筒と、この角筒成形ガイド筒の下方に開閉作動可能に配置され、閉作動時に角筒成形ガイド筒の下方に位置した角筒状包材を挟み付けて扁平な筒状部位とすることで、この扁平な筒状部位の下端に横シールを形成し、この際、扁平な筒状部位の両側縁を角筒成形ガイド筒から横シールに向けて外側に拡開した傾斜フラップにそれぞれ形成する、横シーラと、角筒成形ガイド筒と横シーラとの間にて角筒成形ガイド筒の両側にそれぞれ設けられ、横シールの形成時、扁平な筒状部位の両傾斜フラップを横シーラと協働して押し潰し、横シーラ上の三角フラップと、角筒状包材の側面に連なる平坦面とに変形させる一対の三角フラップ形成部材と、横シールの形成に先立つ角筒状包材の1次繰出しと、三角フラップ形成時の角筒状包材の2次繰出しとを実施する包材繰出し装置とを備え、角筒形成ガイド筒と横シーラとの間に傾斜フラップから前記三角フラップ及び平坦面への変形を許容する間隔を確保している
上述の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機によれば、角筒成形ガイド筒と横シーラとの間に前記間隔を確保する一方、角筒状包材の2次繰出しを実施するようにしたので、横シールの形成後、三角フラップ形成部材のみで、扁平な筒状部位の傾斜フラップを前述の三角フラップ及び平坦面とに変形させることができ、ここでの変形のために、板ばねの使用は不要である。
それ故、角筒成形ガイド筒はその上端から下端に至るまでほぼ閉じた横断面形状を有することができることから、充填物としての粉粒体の充填中、粉粒体が角筒成形ガイド筒と角筒状包材の内面間に回り込むことはなく、これらの間に粉粒体が滞留することはない。
また、請求項1の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機の場合、上述の間隔がL、角筒成形ガイド筒から横シールに延びる傾斜フラップの斜辺の長さがY、三角フラップの斜辺の長さがZで表されるとき、包材繰出し装置は2次繰出し時、L−(Y−Z)だけ角筒状包材を繰り出す。この場合、三角フラップ形成部材による傾斜フラップの変形時、角筒状包材の2次繰出しが実施されることで、傾斜フラップから前述した三角フラップ及び平坦面への変形が角筒状包材の過不足なく行え、これら三角フラップ及び平坦面の円滑な形成が可能となる。
更に、請求項1の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機の場合、一対の三角フラップ形成部材は横シーラの開閉方向に延びるロッドから形成され、横シーラとの間にて傾斜フラップを挟み付ける作動位置と、横シールの形成時、傾斜フラップの上面に当接し、この当接位置にて傾斜フラップの上面を押さえ込む待機位置とを有する。
この場合、角筒状包材の内面にジッパやバルブ等が張り付けられ、角筒状包材の内周長と角筒形成部材の外周長との間の差が大きい状況にあっても、その待機位置にて、横シールの形成時、三角フラップ形成部材が当接位置にて傾斜フラップの上面を押さえ込み、傾斜フラップの予期しない形状を規制し、この後、三角フラップ形成部材は傾斜フラップへの三角フラップ及び平坦面への変形を安定して実施可能となる。
好ましくは、上述のロッドは耐熱性を有した硬質の弾性材料から形成されている(請求項2)。
請求項1の角底袋用縦形製袋充填包装機は、角筒状包材の成形に板ばねではなく角筒成形ガイド筒を使用しているので、角筒成形ガイド筒と角筒状包材の内面との間に充填物、即ち、粉粒体の回り込みがなく、この粉粒体の回り込みに起因した不具合は確実に解消される。
また、請求項1の包装機は、角筒状包材の2次繰出しにより、傾斜フラップの変形から三角フラップ及び平坦面への変形を安定して行え、角筒状包材の外面に折れ曲がりや二重折込みを生じさせることなく、角底袋を綺麗に製造でき、その生産効率を向上させることができる。
更に請求項1,2の包装機、ジッパやバルブを備えた角底袋であっても、その角底を綺麗に形成でき、汎用性に優れたものとなる。
図1(a)は、本発明の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機にて製造される角底袋Pを示し、図1(b)は角底袋Pを更に成形して得られる角底袋Qを示す。
角底袋Pはその底が矩形をなし、そして、その上部は扁平となっている。より詳しくは、角底袋Pの外面は一対の三角フラップTF付きの矩形底B0前面、背面H及び左右の側面Sから形成され、矩形底B0はボトムシールフラップBFを更に有する。更に、角底袋Pの上端はトップシールTSにより閉じられ、本実施例の場合、角底袋Pの上端部にはトップシールTSの下側に開閉可能なジッパJを有する。
角底袋Qは、角底袋Pの三角フラップTFがボトムシールフラップBFとともに矩形底Bに折込まれ、これらフラップが矩形底Bに重ね合わされた角底Bを有する。なお、図1中、参照符号LFは縦シールフラップを示し、この縦シールフラップLFは角底袋Pの上端から角底Bに亘って延びている。
図2は、上述した三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機を概略的に示す。
この包装機は製袋チューブ2を備え、この製袋チューブ2は上下方向に延びている。製袋チューブ2内には充填チューブ4が配置され、この充填チューブ4は製袋チューブ2から上方に向けて突出する。この充填チューブ4はその上端にホッパ6を有し、このホッパ6を通じて充填物としての粉粒体の供給を受けることができる。
具体的には、包装機は充填供給装置を備え、この充填供給装置は充填チューブ4内に配置されたオーガ(図示しない)を有し、このオーガを回転させることで、充填チューブ4から製袋チューブ2内に所定量の粉粒体を供給することができる。
一方、製袋チューブ2の上方で且つホッパ6の下側にはフォーマ8が取り付けられ、このフォーマ8から包材ロールRまで包材繰出し経路10が延びている。包材ロールRはヒートシール可能なフィルム等の包材Wを繰出し、繰出された包材Wは包材繰出し経路10に沿って案内され、そして、フォーマ8を経て製袋チューブ2の外周に導かれている。
包材繰出し経路10にはジッパ供給装置(図示しない)が設けられており、このジッパ供給装置は包材Wの内面に前述したジッパJを仮付けする。なお、ジッパJは包材Wの長手方向、つまり、その繰出し方向に所定の間隔を存して仮付けされる。
包材Wがフォーマ8を通過する際、包材Wはフォーマ8により製袋チューブ2を囲む筒状に形成され、この筒状包材Wは製袋チューブ2に沿い下方に導かれている。また、フォーマ8を通過する際、筒状包材Wの両側縁は所定の形態にて互いに重ね合わされたラップ部を形成する。
製袋チューブ2の近傍には包材繰出し装置として一対の包材フィーダ12(図1には一方のみ図示)が設けられている。これら包材フィーダ12はフォーマ8の下方にて、製袋チューブ2の両側にそれぞれ配置されている。各包材フィーダ12は無端状のサクションベルト14を有し、このサクションベルト14に筒状包材Wを吸着させることができる。この吸着状態にて、包材フィーダ12のサクションベルト14が一方向に走行すると、筒状包材Wは製袋チューブ2に沿い、その下方に向けて更に繰出される。
更に、製袋チューブ2の近傍には開閉可能な縦シーラ16が設けられており、この縦シーラ16は製袋チューブ2の周方向でみて一対の包材フィーダ12間に配置されている。縦シーラ16は筒状包材Wのラップ部をヒートシールし、その両側縁を互いに接着させた前述の縦シールフラップLFを形成する。それ故、縦シーラ16を通過した後、筒状包材Wは完全に閉じた状態となる。なお、本実施例の場合、縦シールフラップLFは所謂、合掌貼りの形態となっている。
製袋チューブ2の下端には角筒成形ガイド筒18が設けられている。この角筒成形ガイド筒18は、製袋チューブ2の下端から下方に向けて延び、筒状包材WCが通過する際、その内面を案内し、筒状包材WCを角筒状包材WB (図7(a)参照)に成形する。
具体的には、図3を参照すればより明らかなように、角筒成形ガイド筒18はその上端では製袋チューブ2と同様に円形の横断面形状を有するが(図3(a))、その外周面の中間部は周方向に交互に並ぶ円弧面18a及び平坦面18bにより形成されており(図3(b),(c))、そして、円弧面18aの周方向幅は角筒成形ガイド筒18の上端から下端に向けて徐々に減少するのに対し、平坦面18bの周方向幅は角筒成形ガイド筒18の下端から上端に向けて徐々増加する。それ故、図4から明らかなように、角筒成形ガイド筒18は、上端での円形状から下端での略矩形に向けて徐々に変化する横断面形状を有する。
図5及び図6から明らかなように、前述した縦シーラ16の下端にはステー20を介して折込み部材22が取り付けられており、この折込み部材22は前述した縦シールフラップLFが通過する際、縦シールフラップLFを筒状包材Wの外面に向けて折込み、筒状包材Wと重ね合わせる。
なお、本実施例の場合、上述の角筒成形ガイド筒18はその上端から下端に至るまで閉じた横断面形状を有するが、その下端縁の一部に切欠を有するようなほぼ閉じた横断面形状であってもよく、この場合の許容される切欠の大きさ等は、粉粒体の回り込み易さ(その流動性)、角筒成形ガイド筒18に対する角筒状包材Wの緊張具合、また、後述する粉粒体の充填の際、その充填の仕方等により決定される。
更に、上述した角筒成形ガイド筒18の下方には所定の間隔を存して、開閉可能な横シーラ24が配置されており、この横シーラ24は一対のヒータブロック26f,26rを有する。これらヒータブロック26は角筒状包材Wを横断する水平方向に延び、水平面内にて製袋チューブ2の直径方向に互いに接離し、これにより、横シーラ24の開閉がなされる。横シーラ24が閉作動したとき、一対のヒータブロック26f,26rは角筒状包材Wをその前後から挟み付けることで、角筒状包材Wに横シールを形成する。
また、ヒータブロック26f,26rの一方にはヒータ及び突没可能な切断刃が内蔵され、そして、他方にはヒータが内蔵されているとともに、一方のヒータブロック26から突出した切断刃を受け入れる溝が形成されている。このような切断刃は横シールの形成後に突出し、この横シールをその上側部分からなる前述のボトムシールフラップBFと、その下側部分からなるトップシールTSとに分離する。なお、図5及び図6中、ヒータ及び切断刃は明確に示されていない。
更に、前述した横シーラ24の下方には所定の間隔を存して開閉可能なジッパシーラ28が更に配置され、このジッパシーラ28は横シーラ24と同様に一対のヒータブロック30f,30rを有する。ジッパシーラ28の開閉は横シーラ24の開閉と連動してなされ、角筒状包材Wの内面にジッパJの本付けをなす。
更にまた、横シーラ24とジッパシーラ28との間には一対のエアノズル32が配置されている。これらエアノズル32は圧縮空気源(図示しない)に接続され、横シーラ24の開閉方向に圧縮空気を噴出可能である。従って、前述したボトムシールフラップBFが横シーラ24とジッパシーラ28との間を通過する際、ボトムシールフラップBFは一対のエアノズル32から噴出された圧縮空気を受け、一方向に倒される。なお、一対のエアノズル32は横シーラ24のヒータブロック26fに取り付けられ、このヒータブロック26fとともに横シーラ24の開閉方向に移動する。
一方、図5に示されるように、横シーラ24の上方には一対の三角フラップ形成部材34が設けられ、これら三角フラップ形成部材34は角筒成形ガイド筒18の両側にそれぞれ配置されている。一対の三角フラップ形成部材34は横シーラ24に向けられた下端を有し、この下端はロッドにより形成されている。このロッドは円形断面を有し、横シーラ24の開閉方向に水平に延びている。具体的には、ロッドは耐熱性を有した硬質の弾性材料から形成されている。
一対の三角フラップ形成部材34はエアシリンダ36にそれぞれ取り付けられており、これらエアシリンダ36は包装機のフレーム38に支持機構40を介して支持されている。この支持機構40は横シーラ24に対するエアシリンダ36の高さ位置、そして、角筒成形ガイド筒18に対するエアシリンダ36の離間位置をそれぞれ調整可能である。
図5から明らかなように、エアシリンダ36は鉛直ではなく傾斜して配置され、これより、その伸縮により、対応する三角フラップ形成部材34を横シーラ24に対し斜め方向に接離させることができる。
次に、図7を参照しながら包装機の作動を説明する。
図7(a)は、前述の一対の包材フィーダ12による筒状包材W、即ち、角筒状包材Wの1次繰出しが完了した直後の状態を示し、このとき、角筒状包材Wは角筒成形ガイド筒18の下方に角底袋Pの長さに対応した長さだけ繰出されている。
ここで、角筒状包材Wの下端は前回の製造プロセスにて、一対の三角フラップTF等を備えた矩形底Bに既に形成され、この矩形底Bにより閉塞された状態にある。また、角筒状包材Wの1次繰出しの開始と同時又はその前後から、充填供給装置は充填チューブ4、製袋チューブ2及び角筒成形ガイド筒18内を通じて角筒状包材W内に所定量の粉粒体を充填し、充填された粉粒体は矩形底B上に堆積されている。このような粉粒体の充填中、粉粒体の舞い上がりが生じても、角筒成形ガイド筒18と角筒状包材Wの内面との間に隙間が生じることはなく、この結果、これら角筒成形ガイド筒18と角筒状包材Wとの間に粉粒体が滞留することはなく、このような粉粒体の滞留に起因した前述の不具合を確実に解消可能となる。
粉粒体の充填が完了した後、図7(b)から明らかなように横シーラ24及びジッパシーラ28は共に開位置から閉作動を開始し、そして、図7(c)に示す横シーラ24及びジッパシーラ28の閉位置にて、これら横シーラ24及びジッパシーラ28はそれらのヒータブロック間にて角筒状包材Wをそれぞれ挟み込む。
ここでの挟み込みにて、角筒状包材Wには横シールが形成されると同時に、その内面にジッパJが本付けされる。また、横シーラ24はその切断刃により、横シールをボトムシールフラップBFとトップシールTSとに分離するが、しかしながら、この時点では、横シーラ24及びジッパシーラ28は閉位置に維持されているので、これらシーラ24,28は製造された角底袋Pを保持した状態にある。
一方、上述した横シールの形成は、角筒状包材Wを押し潰すことによってもたらされることから、図5を参照すれば明らかなように横シーラ24が閉位置にあるとき、角筒状包材Wにおける横シーラ24の上側部位は扁平な筒状部位に形成され、この扁平な筒状部位の幅は角筒成形ガイド筒18の幅よりも横シーラ24の上下にて拡張される。それ故、この扁平な筒状部位の両側部位は角筒成形ガイド筒18から側方に張り出した傾斜フラップEFとしてそれぞれ形成される。これら傾斜フラップEFの一方を図8(a)に拡大して示す。
図8(a)から明らかなように傾斜フラップEFは、角筒成形ガイド筒18により形成された角筒状包材Wの側面に連なり且つ下向きに傾斜した三角形状の上面Uと、この上面Uと横シーラ24(ボトムシールフラップBF)とを繋ぐ三角形状の前後の面とから形成される。
ここで、図5から明らかなように、各傾斜フラップEFの上面Uはその三角フラップ形成部材34、即ち、待機位置にある三角フラップ形成部材34の下端(ロッド)と当接し、この三角フラップ形成部材34により上方から押さえ込まれた状態にある。
そして、横シーラ24が未だ閉位置に保持されている状態にて、一対の三角フラップ形成部材34はそのエアシリンダ36の伸長動作を受け、その下端が閉位置にある横シーラ24上の作動位置に達するまで斜めに下降し、この際、その下端にて傾斜フラップEFの上面Uを横シーラ24に向けて下方に押込む。
一方、三角フラップ形成部材34による押込みと同時に、角筒状包材Wは一対の包材フィーダ12により2次繰出しを受け、所定の長さだけ更に繰出される。それ故、三角フラップ形成部材34は横シーラ24の上面と協働し、図8(a)の傾斜フラップEFを図8(b)に示す如く変形させ、これにより、傾斜フラップEFから横シーラ24上に位置した三角フラップTFと、この三角フラップTFと角筒状包材Wの側面との間を繋ぎ、この側面に連なる平坦面FSとが形成される。この結果、横シーラ24の上面にて、一対の三角フラップTFを側方に突出させた状態の矩形底Bが形成される。
ここで、平坦面FSの上下方向の長さLは角筒成形ガイド筒18と閉位置にある横シーラ24との間に確保された前記間隔に等しいので、2次繰出しにおける角筒状包材Wの繰出し量(長さ)Xは、図8中、傾斜フラップEFにおける上面Uの斜辺の長さをY、三角フラップTFの斜辺の長さをZとすれば、次式から算出することができる。
X=L−(Y−Z)
上述した角筒状包材Wの2次繰出しは、傾斜フラップEFを変形させる際、ここでの変形に必要な扁平な筒状部位の長さを過不足なく提供し、これにより、角筒状包材Wの側面や三角フラップTFに折れ曲がりや二重折り等を生じさせることなく、綺麗な三角フラップTF及び平坦面FSの形成が可能となる。
また、平坦面FSの長さL、即ち、角筒成形ガイド筒18と横シーラ24との間の間隔は、形成すべき三角フラップTFのサイズを考慮し、傾斜フラップEFの前述の変形が許容される程度に確保されていればよい。
更に、三角フラップ形成部材34が待機位置にあるとき、三角フラップ形成部材34は前述したように傾斜フラップEFの上面Uを押さえ込んでいる。それ故、本実施例のように角筒状包材Wの内面にジッパJが仮止めされていることで、角筒状包材Wの周長と角筒成形ガイド筒18の周長との間の差が比較的大きくなっている場合でも、三角フラップ形成部材34が傾斜フラップEFの上面Uを押さえ込むことで、図9(a)に示されるように傾斜フラップEFの上面Uと三角フラップ形成部材34との接触位置と横シール24との間の距離、即ち、接触高さ位置を左右の傾斜フラップEFにて同一にすることができる。このことは、横シール時、傾斜フラップEFにおける上面Uの位置を正確に位置決めでき、また、上面Uの平坦性を担保できることを意味する。それ故、この後、三角フラップ形成部材34による傾斜フラップEFが三角フラップTF及び平坦面FSに変形される際には、ジッパJの存在に拘わらず、三角フラップTF及び平坦面FSを綺麗に形成することができる。
この点、三角フラップ形成部材34による傾斜フラップEFの押さえ込みが無く、その上面Uが何等規制されない場合、ジッパJの存在により上述の周長差が大きいと、図9(b)に示されるように、その周長差の分だけ、傾斜フラップEFの上面Uはその上端が図9(a)の場合に比べて上方に位置付けられ、角筒成型ガイド筒18から大きく離れた状態になり、また、左右の傾斜フラップEF間にて、上面Uの形成位置にばらつきが生じる。しかも、この場合、傾斜フラップEFの上面Uは緊張状態にないので、たとえ2次繰出しが実施されても、三角フラップ形成部材34は傾斜フラップEFから三角フラップTF及び平坦面FSへの変形を確実且つ綺麗に行えない虞がある。
この後、横シーラ24及びジッパシーラ28が共に開作動することで、これらシーラ24,28は、その上部にトップシールTS及びジッパJを有する角底袋Pを解放する。この際、解放された角底袋Pの矩形底Bからは未だ、一対の三角フラップTFが側方に突出した状態にある。
また、次の角筒状包材Wの1次繰出しが繰り返され、一対の三角フラップTFを備えた角筒状包材Wの矩形底Bが下降する際、矩形底Bの下面から突出した状態にあるボトムシールフラップBFは前述したエアノズル32からの圧縮空気の噴出を受けることで、矩形底Bの下面に向けて折り倒される。
この後、三角フラップTFはボトムシールフラップBFとともに後段の折込み工程にて、矩形底Bの下面に折り込まれて接着され、図1(b)に示したような角底Bを有する角底袋Qが形成され、この際、ボトムシールフラップBFは矩形底Bと三角フラップTFとの間にて部分的に挟み込まれた状態となる。
ここで、上述の後段の折込み工程は、前述の特許文献1の包装機と同様にジッパシーラ28の下方に配置した折込み機構にて実施されるか、又は、角底袋Pが包装機から排出された後、別の折込み装置にて実施される。折込み機構にて、三角フラップTFの折込みがなされる場合、折込まれた三角フラップTFは横シール時の予熱により矩形底Bに接着され、また、別の折込み装置にて三角フラップTFの折込みがなされる場合には、この折込みに先立ち、三角フラップTFにホットメルトが塗布され、三角フラップTFはホットメルトを介して矩形底Bに接着される。
本発明は、上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、一実施例の場合、角筒状包材WはジッパJを備えたものとなっているが、このジッパJに代えて、又は、ジッパJとともに角底袋Q内の排気をなすためのバルブを備えるものであってよい。
また、縦シールフラップやボトムシールフラップの折込みには図示のものに限らず、種々の折込み手段を適用可能である。
角底袋の斜視図であり、(a)は本製袋充填包装機にて製造された角底袋、(b)は、(a)の角底袋の三角フラップを折り込んで得られた角底袋をそれぞれ示す。 一実施例の縦形製袋充填包装機の概略構成を示した斜視図である。 角筒成形ガイド筒の詳細を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 角筒成形ガイド筒の横断面図を示し、(a)は図3(b)中、A-A線に沿う断面図、(b)は図3(b)中、B-B線に沿う断面図である。 図2の包装機の一部をより具体的に示した正面図である。 図4に示した一部の側面図である。 横シーラ及びジッパシーラの作動位置を示す図であり、(a)は開位置、(b)は閉作動した直後の位置、(c)は閉位置を示す。 傾斜フラップが如何に変形されるかを説明するための図であり、(a)は変形前の状態、(b)は変形後の状態を示す。 三角フラップ形成部材の押さえ込みの有無による傾斜フラップの形成状態を示し、(a)は押さえ込み有りの本実施例の場合、(b)は押さえ込み無しの参考例の場合である。
符号の説明
2 製袋チューブ
4 充填チューブ
6 ホッパ
12 包材フィーダ(包材繰出し装置)
18 角筒成形ガイド筒
24 横シーラ
28 ジッパシーラ
34 三角フラップ形成部材
B 角底
矩形底
BF ボトムシールフラップ
EF 傾斜フラップ
FS 平坦面
L 長さ(間隔)
LF 縦シールフラップ
TF 三角フラップ
P 角底袋
U 上面
筒状包材
角筒状包材

Claims (2)

  1. 製袋チューブの回りに包材を筒状に成形し、この筒状包材を前記製袋チューブの長手方向に繰出しながら、前記製袋チューブの下方にて、前記筒状包材にその長手方向に所定の間隔を存して横シールを形成する一方、この横シールの形成と前記筒状包材内への充填物の充填を交互に行い、その内部に前記充填物が充填された袋を製造する縦形製袋充填包装機において、
    前記袋に角底を成形するために前記製袋チューブの下端に設けられ、前記筒状包材の内面を案内して前記筒状包材を角筒状包材に成形する角筒成形ガイド筒と、
    前記角筒成形ガイド筒の下方に開閉作動可能に配置され、閉作動時に前記角筒成形ガイド筒の下方に位置した前記角筒状包材を挟み付けて扁平な筒状部位とすることで、この扁平な筒状部位の下端に前記横シールを形成し、この際、前記扁平な筒状部位の両側縁を前記角筒成形ガイド筒から前記横シールに向けて外側に拡開した傾斜フラップにそれぞれ形成する、横シーラと、
    前記角筒成形ガイド筒と前記横シーラとの間にて前記角筒成形ガイド筒の両側にそれぞれ設けられ、前記横シールの形成時、前記扁平な筒状部位の前記両傾斜フラップを前記横シーラと協働して押し潰し、前記横シーラ上の三角フラップと、前記角筒状包材の側面に連なる平坦面とに変形させる一対の三角フラップ形成部材と、
    前記横シールの形成に先立つ前記角筒状包材の1次繰出しと、前記三角フラップ形成時の前記角筒状包材の2次繰出しとを実施する包材繰出し装置と
    を備え、
    前記角筒形成ガイド筒と前記横シーラとの間に、前記傾斜フラップから前記三角フラップ及び前記平坦面への変形を許容する間隔を確保し
    前記間隔がL、前記角筒成形ガイド筒から横シールに延びる前記傾斜フラップの斜辺の長さがY、前記三角フラップの斜辺の長さがZで表されるとき、前記包材繰出し装置は前記2次繰出し時、L−(Y−Z)だけ前記角筒状包材を繰り出し、
    前記一対の三角フラップ形成部材は、前記横シーラの開閉方向に延びるロッドから形成され、前記横シーラとの間にて前記傾斜フラップを挟み付ける作動位置と、前記横シールの形成時、傾斜フラップの上面に当接し、この当接位置にて前記傾斜フラップの上面を押さえ込む待機位置とを有する、
    ことを特徴とする三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機。
  2. 前記ロッドは、耐熱性を有した硬質の弾性材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の三角フラップ付き角底袋用縦形製袋充填包装機。
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