JP6288879B2 - 高周波半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、高周波半導体装置に関し、特に、主に光通信装置に用いられ、高周波半導体素子を実装する半導体モジュールに関する。
近年、FTTHやADSLなどのブロードバンドの普及に伴い、幹線系の光ネットワークにおいて高速化が望まれている。また、光ファイバを多重利用する方式である波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術では、光ファイバ1本当たり1000波を超える光信号の伝送を行うことができるようになってきているが、送受信機の台数を減らすという経済上の観点から、1波長で伝送する容量の増加が望まれている。
現在は、10 Gbit/s から40 Gbit/s への移行が始まり、100 Gbit/s の規格化も始まっている。40 Gbit/sでは、差動4相位相偏移変調方式(DQPSK)が用いられ、100 Gbit/sでは、直交2偏波多重と4値変調であるQPSKを組み合わせたPM−QPSKが用いられる。このような位相による多値化を用いて1シンボルに対応するビットを増やすことで、ビットレートよりもシンボルレートを下げることも行われているが、20 GSymbol/s〜30 GSymbol/sのシンボルレートは必要になる。
一般に、このような高速データを伝送するには、数十Gb/sでの高速動作が可能なデバイスが必要になる。デバイスとしては、例えばCMOSが利用されることがあるが、SiGeやGaAs、InPなどの化合物半導体が用いられることも多い。特に、InP半導体では、Siと異なり、信頼性の観点から気密封止が必要であり、また、上述したように数十Gb/sでの動作が必要であることから、セラミックパッケージが用いられることが多い。
従来、セラミックパッケージの中でも、Vコネクタや、Kコネクタ、GPPOTMコネクタなどの高周波コネクタが用いられることが多かったが、高速の光ネットワークが普及するにつれ、基幹系の光ネットワークにおいても小型化や低価格化が要求されるようになってきている。WDMでは、多数の光送受信機を集積するため、1つの送受信機のサイズや価格が全体のサイズや価格に与える影響も大きい。
また、上述したコネクタは、コネクタ自体の価格が高く、またサイズも大きくなるため、近年はコネクタを用いずにリード出しを行うことにより、PCB(Print Circuit Board)基板上へのリフロに対応した表面実装型高周波パッケージが望まれるようになってきている。
PCB基板へのリフロに際しては、金属上に直接固定してケーブルで接続するコネクタの場合と異なり、高周波特性および放熱特性の両方を確保することが重要になる。このためには、リードを固定して高周波特性を確保することができる適切な基板上のパターン、および、パッケージの発熱部から、確実に放熱ができる放熱用パターンを確保することが重要になる。
例えば非特許文献1には、RF(Radio Frequency)−VIAパッケージが開示されている。このパッケージには、ICが実装され、ICとセラミックとはボンディングで電気的に接続される。高周波ビアはセラミックを貫通し、パッケージ上面と底面との間の信号線を接続するように形成されている。これにより、ICからリード部までの高周波特性は数十GHzまで確保することが可能となっている。
従来の一般的なセラミックモジュールの構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、従来の一般的なセラミックモジュール100の構成を説明するための図であって、(a)はセラミックモジュール100の上面図、(b)はA−A´断面図、(c)はB−B´断面図を示す。図2は、セラミックモジュール100の底面図である。
図1(a)〜(c)の例では、セラミックモジュール100は、2×2mmのICチップ101を備える。IC実装部は、ICチップ101より少し大きく、2.4×2.4mmのキャビティ201になっている。キャビティ201は、積層セラミック基板101の凹部である。IC実装部の四方は、ICチップ101のサイズに合わせて形成されている。入出力信号線102は、ボンディングワイヤ103を介して積層セラミック基板200と接続されている。
各直流端子105は、図1(c)に示すように、積層セラミック基板200の側壁面に沿って形成され、直流用リード302と電気的に接続される。
図1(b)に示す垂直ビア102aは、擬似同軸線路構造となっており、入出力信号線102からの信号は、積層セラミック基板200上で伝播した後、高周波特性を保ちながら上述の擬似同軸線路構造を通じて積層セラミック基板200底面に導通することとなる。積層セラミック基板200底面には、信号用リード301およびグランド(GND)リードが取り付けられている。なお、図1(a)〜(c)では、バイパスコンデンサ106は、積層セラミック基板200上に実装されている。
図1(c)に示すグランド部300は、積層セラミック基板200底面に形成され、信号リード301と同じ材質、例えばコバールなどの金属で形成されている。このグランド部300の金属パターン、すなわちグランドパターンは、図2に示すように、積層セラミック基板200の底面全体に広がるように形成されている。図2において、2つの信号用リード301、および、6つの直流用リード302が、積層セラミック基板200底面に形成されている。
S.Morioka and Y. Sawa, "Surface Mount Package for High Frequency band," APMC 1999 vol. 3, pp. 958−961, Nov. 3, 1999
しかしながら、従来のセラミックモジュールはバイパスコンデンサを搭載するものの、モジュール自体が大きくなり、ストレスを受けやすくなる。また、信号リードやグランドリードと材質が異なるヒートシンクを採用する場合、ヒートシンクとリード部との間に段差が生じてしまい、リフロ時などの実装工程時に、その段差部分にストレスが加わり、割れやすくなる。
さらに、セラミックモジュール内部に実装されるバイパスコンデンサと接続するボンディングワイヤのワイヤ長が、セラミックス基板上のパッドとバイパスコンデンサの相対位置関係によって、バイパスコンデンサの厚みの分だけ長くなり、バイパスコンデンサのバイパス効果が低減し得るという問題があった。また、ICチップ内にビアがない場合に、高周波特性が制限され得る。
本発明は、上記のような状況下においてなされたものであり、高周波デバイスを実装するセラミックスパッケージに適用可能な高周波特性を有する高周波半導体モジュールを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための高周波半導体パッケージは、キャビティを有する誘電体基板と、前記キャビティ内の下部に設けられたヒートシンクと、前記ヒートシンク上に設けられ、信号用リードと信号配線を介して接続される半導体チップと、前記ヒートシンク上に設けられたコンデンサと、を備え、前記半導体チップの実装面と前記コンデンサの実装面はともに、前記ヒートシンクの上面側に位置し、前記誘電体基板の底面に形成されるグランドパターンは、前記誘電体基板の底面に形成されたグランドリードと電気的に接続され、前記信号配線が2本の差動信号用線路として形成されている場合において、前記信号配線の入力側では、入力側の2本の信号配線の入力のうち片側の入力電圧増加に対して出力電圧が増加する場合は他方の入力電圧に対して出力電圧が減少し、逆に片側の入力電圧に対して出力電圧が減少する場合は前記増加する動作の場合とは逆の動作を行い、かつ、前記信号配線の出力側では、出力側の2本の信号配線の出力のうち片側の出力電圧が増加する場合は他方の出力電圧が減少し、逆に片側の出力電圧が減少する場合は常に他方の出力電圧が増加するという相補的な動作をし、前記2本の差動信号用線路の間は、グランド用ボンディング、グランド用ビア、および、グランド用パッドを有しない。これにより、誘電体パッケージに適用可能な気密封止構造および高周波特性を有する。
ここで、前記ヒートシンクは、当該ヒートシンクの底面が前記高周波半導体パッケージの底面から突出しないように形成するようにしてもよい。これにより、ストレスが加わりにくくなる。
本発明によれば、高周波デバイスを実装するセラミックスパッケージに適用可能な高周波特性を有することができる。
従来の一般的なセラミックモジュールの構成を説明するための図である。 図1のセラミックモジュールにおいて、モジュール底面の金属パターンを説明するための図である。 本発明の一実施形態における高周波半導体モジュールの構成例を説明するための図である。 モジュール底面のメタルパターンの一例を説明するための図である。 高周波半導体モジュールに基板およびケースを取り付けた場合の構成例を説明するための図である。 図5の基板のヒートシンク部の構成例を説明するための図である。
本実施形態における高周波半導体モジュールは、高周波半導体パッケージ、バイパスコンデンサおよびICチップを含んで構成され、光通信装置、無線通信装置、計測器等に適用されるセラミックモジュールである。なお、高周波半導体パッケージは、セラミックス基板、ヒートシンクおよびリードからなる。
[高周波モジュールの構成]
本実施形態における高周波半導体モジュール10について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態における高周波半導体モジュール10の構成例を説明するための図であって、(a)は高周波半導体モジュール10の上面図、(b)はA−A´断面図、(c)はB−B´断面図を示す。
図3(a)〜図3(c)に示すように、高周波半導体モジュール10は、積層セラミック基板(誘電体基板)11と、ヒートシンク20と、ICチップ(半導体チップ)31とを備える。
積層セラミック基板11の中央には、積層セラミック基板11内部に半導体チップを実装するためのセラミックパッケージの凹みであるキャビティ40が形成されており、ヒートシンク20は、このキャビティ40内の下部に設けられている。ICチップ31は、ヒートシンク20上に設けられ、各ボンディングワイヤ16を介して、2本の信号配線15a,15bと接続される。この実施形態の高周波半導体パッケージ10は、例えば、2本の信号配線15a,15bを用いて1つの信号を伝送する差動信号方式を採用しているので、信号配線15a,15bは、正と負の信号が伝送されるようになっている。
積層セラミック基板11の内部には、積層セラミック基板12を貫通するビア17が形成されており、ビア17が、信号配線15a,15bと接続されるとともに、後述する信号用リード151a,151bと接続される。ビア17は、擬似同軸線路構造として形成されており、この擬似同軸線路構造によって、信号配線15a,15bからの信号は、積層セラミック基板11上で伝播した後、高周波特性を保ちながら上述の擬似同軸線路構造を通じて積層セラミック基板11底面に導通することとなる。
6つのグランドパッド12a,12b,12cは、信号とGNDとが交互になるように、信号配線15a,15bの間に配置される。グランドパッド12a,12b,12cの各々は、各ボンディングワイヤ14を介して、ICチップ31と接続される。また、図3(b)に示すように、グランドパッド12a,12b,12cは、例えばキャスタレーションにより、積層セラミック基板11上面と底面との間を電気的に接続されるように構成されている。なお、キャスタレーションは本実施例の場合のようにパッケージ側面に凹部を形成し、その凹部に配線が形成されるものを指す。
積層セラミック基板11の底面には、後述する図4に示すような複数のグランドリード53が形成されており、各グランドリード53が、各グランドパッド12a,12b,12cと電気的に接続される。キャスタレーションの構成によって、安定したグランドが与えられ、良好な高周波特性を得ることができるようになっている。
なお、本実施形態の高周波半導体モジュール10では、入出力信号用の信号配線15a,15bの間にグランドパッド12bが形成され、このグランドパッド12bが、ボンディングワイヤ14を介してICチップ31と接続されているが、入力側の信号配線15a,15b、または/および、出力側の信号配線15a,15bの信号が正負の差動信号であれば、高周波半導体モジュール10内部のICチップ31が差動として設計されており、次のような動作をする。すなわち、入力側の信号配線15a,15bであれば、その入力側の2本の信号配線15a,15bの入力のうち片側の入力電圧増加に対して出力電圧が増加する場合は他方の入力電圧に対して出力電圧が減少し、逆に片側の入力電圧に対して出力電圧が減少する場合は上述の増加する動作と逆の動作を行い、かつ、出力側の信号配線15a,15bであれば、その出力側の2本の信号配線15a,15bの出力のうち片側の出力電圧が増加する場合は他方の出力電圧が減少し、逆に片側の出力電圧が減少する場合は常に他方の出力電圧が増加するという相補的な動作をする。このような場合は、正負の2つの信号間のグランドについては、ボンディングワイヤを無くしてもよいし、あるいは、グランドパッド12bを無くしてもよい。このようにしても、差動信号方式の高周波半導体モジュール10を構成することができる。
また、図3(b)に示すキャスタレーションを既知のビアによって各グランドパッド12a,12bの機能を実現することは、当業者にとって自明である。既知のビアの構成によって、各グランドパッド12a,12b,12cの機能を実現する場合においても、入力側の信号配線15a,15b、または/および、出力側の信号配線15a,15bの信号が正負の差動信号であれば、正負の2つの信号間のグランドについては、ビアを無くすようにしてもよい。
ヒートシンク20上に設けられた6つのコンデンサ32は、例えばICチップ31とのバイパス用チップコンデンサである。各コンデンサ32は、各ボンディングワイヤ33を介して各直流端子50と接続されるとともに、各ボンディングワイヤ13を介してICチップ31と接続される。各直流端子50は、図3(c)に示すように、積層セラミック基板11の内部のビアを介して、直流用リード51と電気的に接続される。これにより、各コンデンサ32は、ICチップ31の実装回路の動作時に直流電圧が変動するのを抑制するようになっている。
ヒートシンク20は、例えばCuWにより形成されており、発熱の大きいICチップ31の発熱を積層セラミック基板11の底面側へ放散するようにしている。図3(b)において、ヒートシンク20の底面と、グランドリード53底面とは段差Gが形成される。つまり、ヒートシンク20は、ヒートシンク底面が高周波半導体モジュール10の底面(モジュール底面に形成されるグランドリード53、および、後述する図4の信号用リード151a,151bの底面)から突出しないように形成されている。これにより、高周波半導体モジュール10の製造工程時において、高周波半導体モジュール10にストレスが加わりにくくなる。例えば、高周波半導体モジュール10の組立時において、その高さの製造誤差が例えば±0.2mmであれば、ヒートシンク20の厚さ方向(上下方向)の中心位置を、リード底面から0.2mm上方の位置に設定する。これにより、ヒートシンクの、リード底面からの位置は0〜−0.4mmとなり、ヒートシンク20底面が、リード底面よりも突出することはない。この場合、ヒートシンク20に対応した積層セラミック基板20における半田の厚さは、0.4mmよりも厚くする必要がある。すなわち、例えば0.5mmの厚さのクリーム半田を塗布した基板を用いることにより、ヒートシンク20に対して、半田が十分接触するようになる。
この実施形態では、ICチップ31は例えばInP で形成され、そのサイズは例えば2×2mmとする。ICチップ31の厚さは例えば0.6mmでウェハ厚と同じ厚さとする。このため、高周波半導体モジュール10の製造工程時に、前述の従来のセラミックモジュール100の場合では厚みを調整するために必要であった裏面研磨が不要となる。この点で、製造コストが低減する。
また、キャビティ40のサイズは例えば2.4x5mmとなっている。キャビティ40の横方向(図1(a)の左右方向)のサイズ(2.4mm)はICチップ31のサイズに合わせて設定されているが、キャビティ40の縦方向のサイズ(5mm)は、ICチップ31のサイズよりも大きくなっている。これにより、キャビティ40内で、コンデンサ32が比較的自由に配置できるようになっている。しかも、コンデンサ32は、バイパスコンデンサのバイパス効果が低減しない程度、例えばボンディング用ワイヤの長さが1mm未満になるような程度に、ICチップ31と近接して配置可能となる。なお、ICチップ31のサイズとして、上述の2×2mmの例に限られず、変更することも
できる。この場合も、キャビティ40のサイズをICチップ31のサイズよりも0.5mm程度大きくし、ワイヤの長さが1mm未満になるようにして、バイパス効果が低下しないようにする。
本実施形態では、ICチップの実装面とコンデンサ32の実装面とは、ヒートシンク20の上面側に位置している。
図4は、高周波半導体モジュール10の底面の一例を説明するための図である。
積層セラミック基板11の底面には、4つの信号用リード151a,151b、および、6つのグランドリード53が形成されている。
各グランドリード53は、グランドリード固定部53aにおいて、パッケージに固定され、パッケージのグランドと電気的に接続される。
図4に示した直流端子51は、積層セラミック基板11の底面から上下方向に沿って構成される。
次に、このような高周波半導体モジュール10の放熱効果について、図5および図6を参照して説明する。
図5は、ケース82上に形成された基板81に高周波半導体モジュール10を実装する場合の一例を示す図である。図6は、基板81の内部のヒートシンク部の構成例を説明するための図であって、(a)は基板81のヒートシンク部の上面図、(b)はC−C´断面図を示す。
図5において、基板81は、例えばFR(Flame Retardant)4等で構成される。この基板81とヒートシンク20とは、図示しない半田で接続される。
基板81は、図6(a)および図6(b)に示すように、複数の放熱ビア61とを有する。そして、各放熱ビア61内には、例えばペースト60が充填される。
この実施形態の基板81では、放熱ビア61内のめっき厚を30μm以上とすることにより、1W以上の消費電力を有するICチップ31の温度上昇を抑制するようにしている。
この図6の例では、基板81の4x5mmの領域に0.5Φの放熱ビア21が1mmピッチで配置され、放熱ビアが全部で例えばN=20有する例を示している。
積層セラミック基板11の厚さTが例えば2mmとすると、銅の熱伝導率σは390 W/mKであるため、放熱ビア61の半径はr=0.25mmとなる。さらに、放熱ビア内部のめっき厚hを例えば30umとすると、めっきによる銅部分の断面積Sは下記の式(1)で表わされる。
なお、めっきによる銅以外の部分、例えばPCB基板の材料、および、放熱ビアに充填するペーストの熱伝導率は銅に比べて1/1000程度小さいので、放熱ビアに付随するめっきの部分以外の熱伝導はほぼ無視できる。
S=N*π(r−(r−h)) =0.89 [mm] (1)
ここで、熱抵抗Aは、式(2)で表される。
A = T/(σ・S) =5.6 [K/W] (2)
式(2)から、1Wの発熱に対して5.6℃程度の温度上昇となり、放熱ビアのない場合と比較して数分の一に温度上昇を抑圧することができることがわかる。
以下、温度設計の具体例を説明する。ここでは、高周波半導体モジュール10の熱抵抗を例えば10 K/W程度と仮定する。
この場合、InP HBT ICの表面温度の上限は約100℃程度となる。一般に、高周波半導体モジュールを実装する基板81下のケース82の温度は、最大80℃程度まで動作することが要求される。
ここで、想定するモジュールが1W程度であることを考えると、高周波半導体モジュール10と、基板81とに与えた熱抵抗は、約20 K/W以下となることがわかる。
この観点から、上述した放熱ビア61を形成すれば、上述した基板81の5.6 K/Wと、
上述した高周波半導体モジュール10の10 K/Wとの熱抵抗として加えると、15.6 K/W程度となる。これは、上記の条件を満たすことがわかる。
以上説明したように、本実施形態によれば、キャビティ40内の下部に設けられたヒートシンク20と、ICチップ31と、コンデンサ32とを備え、ICチップ31の形成面とコンデンサ32の実装面は、ヒートシンク20の上面側に位置し、グランドリードは、この基板20の底面に形成されたグランドリード固定部53aにおいてパッケージのグランドに電気的に接続される。これにより、セラミックモジュールに適用可能な高周波特性を有する。
10 高周波半導体モジュール
11 積層セラミック基板
12a,12b,12c グランドパッド
15a,15b 信号配線
17 ビア
20 ヒートシンク
32 コンデンサ
40 キャビティ
53 グランドリード
61 放熱ビア
151a,151b 信号用リード

Claims (4)

  1. 高周波半導体モジュールであって、
    キャビティを有する誘電体基板と、
    前記キャビティ内の下部に設けられたヒートシンクと、
    前記ヒートシンク上に設けられ、信号用リードと信号配線を介して接続される半導体チップと、
    前記ヒートシンク上に設けられたコンデンサと、
    前記誘電体基板上面に設けられ、前記コンデンサとボンディングワイヤを介して接続される直流端子と、
    前記誘電体基板下面に設けられた直流用リードと、
    を備え、
    前記半導体チップの実装面と前記コンデンサの実装面とは、前記キャビティ内にある前記ヒートシンクの上面側に位置し、
    前記誘電体基板の底面に形成されるグランドは、前記誘電体基板の底面に形成されたグランドリードと電気的に接続されており、
    前記直流端子と前記直流用リードが、前記誘電体基板内部に形成されたビアを介して電気的に接続され
    前記信号配線が2本の差動信号用線路として形成されている場合において、前記信号配線の入力側では、入力側の2本の信号配線の入力のうち片側の入力電圧増加に対して出力電圧が増加する場合は他方の入力電圧に対して出力電圧が減少し、逆に片側の入力電圧に対して出力電圧が減少する場合は前記増加する動作の場合とは逆の動作を行い、かつ、
    前記信号配線の出力側では、出力側の2本の信号配線の出力のうち片側の出力電圧が増加する場合は他方の出力電圧が減少し、逆に片側の出力電圧が減少する場合は常に他方の出力電圧が増加するという相補的な動作をし、前記2本の差動信号用線路の間は、グランド用ボンディング、グランド用ビア、および、グランド用パッドを有しない
    ことを特徴とする高周波半導体モジュール。
  2. 前記ヒートシンクは、当該ヒートシンクの底面が前記高周波半導体モジュールの底面から突出しないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波半導体モジュール。
  3. 前記信号配線は、ビア導体または表面配線を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波半導体モジュール。
  4. 前記コンデンサは、バイパス用のチップコンデンサであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の高周波半導体モジュール。
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