JP6288066B2 - 圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御方法及び燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、複数回行う燃料噴射におけるプレ噴射とメイン噴射との間隔を制御して、複数回の燃焼によって生じた燃焼圧力波の周波数特性を示す曲線の谷の部分が、エンジンの構造系が有する複数の共振周波数帯域のそれぞれの範囲内に含まれるようにするので、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。そして、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低く、燃料の着火性が悪いほど、プレ噴射の燃料噴射量を増量して着火性を向上させるので、燃料の着火性の悪さに起因するプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止することができ、これにより、幅広い着火環境において、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。この場合、燃焼圧力波の全体のレベルを変えているわけではないので、燃費やエミッションを悪化させることはなく、また、遮音材などを別途追加しないので、装置のコストや重量を増加させることはない。
なお、上記した「燃焼圧力波の周波数特性」は、エンジンでの燃焼に応じた筒内圧レベル(CPL)の周波数特性に相当するものである。
このように構成された本発明においては、メイン噴射の噴射タイミングを基準として、設定した燃料噴射の間隔に基づきプレ噴射及び/又はアフター噴射の噴射タイミングを設定するので、プレ噴射とメイン噴射、及び/又は、メイン噴射とアフター噴射とによって生じた燃焼圧力波の周波数特性を示す曲線の谷の位置に相当する周波数がエンジンの構造系が有する複数の共振周波数帯域のそれぞれの範囲内に含まれるように熱発生間隔を制御することができ、これにより、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。
このように構成された本発明においては、プレ噴射とメイン噴射との間隔を制御して、複数回の燃焼によって生じた燃焼圧力波の周波数特性を示す曲線の谷の部分が、エンジンの構造系が有する複数の共振周波数帯域のそれぞれの範囲内に含まれるようにするので、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。そして、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低く、燃料の着火性が悪いほど、プレ噴射の燃料噴射量を増量して燃料の着火性を向上させるので、燃料の着火性の悪さに起因するプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止することができ、これにより、幅広い着火環境において、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。
このように構成された本発明においては、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低く、燃料の着火性が悪いほど、プレ噴射とメイン噴射との間隔を拡大するので、着火性の悪さに起因するプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止することができ、これにより、さらに幅広い着火環境において、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。
このように構成された本発明においては、メイン噴射の噴射タイミングを固定しつつ、エンジン負荷が低く、燃料の着火性が悪いほど、プレ噴射とメイン噴射との間隔を拡大してプレ噴射の噴射タイミングを進角させるので、エンジンのエミッション性能、燃費、出力トルク等への影響を抑制しながら、着火性の悪さに起因するプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止することができ、これにより、幅広い着火環境において、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。
このように構成された本発明においては、エンジン負荷が低く、燃料の着火性が悪いほど、プレ噴射の噴射タイミングを進角させてプレ噴射とメイン噴射との間隔を拡大すると共に、プレ噴射の燃料噴射量を増量し、エンジン負荷がさらに低く着火性がさらに悪い場合には、プレ噴射量をさらに増量して燃料の着火性を向上させると共に、メイン噴射の噴射タイミングを遅角させてプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止するので、エンジンのエミッション性能、燃費、出力トルク等への影響を抑制しながら、着火性の悪さに起因するプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止することができ、これにより、一層幅広い着火環境において、エンジンの構造系の複数の共振周波数帯域のそれぞれに対応するノック音を適切に低減することができる。
まず、図1を参照して、本実施形態による圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御措置が適用されたディーゼルエンジンシステムについて説明する。図1は、本実施形態による圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御措置が適用されたディーゼルエンジンシステムの全体構成を示す概略図である。
次に、本実施形態において、ディーゼルエンジンのノック音を抑制するために、PCM70が実施する燃料噴射制御について具体的に説明する。
なお、グラフG14において、破線領域R11で示すような、時間的に大きく変動する部分が、ノック音として聞こえるものである。また、グラフG15において、破線領域R12に示す、1〜4kHzのエネルギー和をノック音の代表値として用いる。
周波数F41において、メイン噴射による燃焼圧力波の発生タイミングがプレ噴射による燃焼圧力波の周期T21に対応するタイミングとほぼ一致するので、プレ噴射による燃焼圧力波とメイン噴射による燃焼圧力波とが同位相にて干渉することとなる。そのため、プレ噴射による燃焼圧力波の山の部分とメイン噴射による燃焼圧力波の山の部分とが重なり合うと共に(破線領域R21参照)、プレ噴射による燃焼圧力波の谷の部分とメイン噴射による燃焼圧力波の谷の部分とが重なり合う(破線領域R22参照)。これにより、プレ噴射による燃焼圧力波とメイン噴射による燃焼圧力波とを合成した合成圧力波が増幅されることとなる(矢印A21参照)。その結果、図11のグラフG44に示したように、周波数F41においてCPLを示す曲線に山が発生したのである。
周波数F42においては、メイン噴射による燃焼圧力波がプレ噴射による燃焼圧力波の周期T23のほぼ半分に対応するタイミングで発生するので、プレ噴射による燃焼圧力波とメイン噴射による燃焼圧力波とが逆位相にて干渉することとなる。そのため、プレ噴射による燃焼圧力波の谷の部分とメイン噴射による燃焼圧力波の山の部分とが重なり合うと共に(破線領域R23参照)、プレ噴射による燃焼圧力波の山の部分とメイン噴射による燃焼圧力波の谷の部分とが重なり合う(破線領域R24参照)。これにより、プレ噴射による燃焼圧力波とメイン噴射による燃焼圧力波とを合成した合成圧力波が減衰されることとなる(矢印A22参照)。その結果、図11のグラフG44に示したように、周波数F42においてCPLを示す曲線に谷が発生したのである。
山が発生する周波数fn=n/Δt×1000 式(1)
谷が発生する周波数fn=(n−0.5)/Δt×1000 式(2)
燃料噴射制御処理が開始されると、図14に示すように、ステップS1において、PCM70は車両の運転状態に関する各種情報を取得する。具体的には、PCM70は、上述した各種センサSN1〜SN5が出力した検出信号の他、アクセル開度センサが検出したアクセル開度、車速センサが検出した車速、車両の変速機に現在設定されているギヤ段等を含む情報を取得する。
ステップS5の処理の後、PCM70は、ステップS4において決定した要求噴射量及びステップS5において決定した燃料噴射の形態に基づき、インジェクタ20を制御する。ステップS6の後、PCM70は、燃料噴射制御処理を終了する。
燃料噴射形態決定処理が開始されると、図15に示すように、ステップS21において、PCM70は、エンジンの運転状態に関する各種情報を取得する。具体的には、PCM70は、上述した各種センサSN1〜SN5が出力した検出信号の他、過給圧、シリンダ壁温推定値、インマニ酸素濃度、上記の燃料噴射制御処理のステップS3において決定した目標トルク等を含む情報を取得する。
プレ−メイン基準時間間隔、及び、メイン−アフター基準時間間隔は、燃料の着火性が良好なエンジンの運転状態において、エンジンの構造系が有する共振周波数帯域の範囲内にCPLの周波数特性を示す曲線の谷の部分が含まれるような時間間隔として予め設定されている。
また、基準プレ噴射量及び基準アフター噴射量については、それぞれ、エンジンの運転状態に対応する基本的な値がマップとして予め設定されており、そのマップから読み込まれるようになっている。
上述したように、プレ−メイン基準時間間隔及びプレ−アフター基準時間間隔は、燃料の着火性が良好なエンジンの運転状態、即ち着火環境Iにおいて、エンジンの構造系が有する共振周波数帯域の範囲内にCPLの周波数特性を示す曲線の谷の部分が含まれるような時間間隔として設定されている。したがって、ステップS25又はS26において判定した着火環境が、最も着火性の良好な着火環境Iである場合、PCM70は、プレ−メイン基準時間間隔を補正しない。また、基準プレ噴射量及び基準メイン噴射タイミングについても補正を行わない。
図18(a)は、プレ−メイン時間間隔と着火環境との関係を示す線図であり、横軸は着火環境、縦軸はプレ−メイン時間間隔を示している。この図18(a)に示すように、着火環境I、II、IIIの順に着火性が悪くなるほど、プレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔の短縮を防止するために、プレ−メイン時間間隔は拡大するように補正される。また、上述したように、着火環境IIIにおいて、プレ−メイン時間間隔の拡大によりプレ噴射の噴射タイミングが限界まで進角しており、これ以上プレ−メイン時間間隔を拡大するように補正することができないので、着火環境IVにおいては、プレ−メイン時間間隔は着火環境IIIと同じ値に保持される。
図19は、直列4気筒型エンジンにおいて、メインルートから5つのメインベアリングキャップ(MBC#1〜#5)のそれぞれに伝わったノック音の振動レベルの周波数特性を示す線図である。この図19に示すように、ノック音の振動レベルは、およそ1300Hz、1700Hz、2500Hz、及び、3500Hzにピークを有している。これらのピークの周波数は、メインルートにおける共振周波数を示していると言える。これらのメインルートにおける共振周波数は、主として、ピストン4の質量とコンロッド8の剛性とのバランスから定まるものであり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等のエンジンの形式、あるいはエンジンの大きさによらず、同程度の値となると考えられる。言い換えると、どのようなエンジンにおいても、1300Hz、1700Hz、2500Hz、及び、3500Hzをピークとする周波数帯域のノック音を低減することにより、エンジン全体のノック音を効果的に低減できるものと考えられる。
これにより、最大のピークである1700Hzを含む周波数帯域については、プレ噴射とメイン噴射による燃焼圧力波、及び、メイン噴射とアフター噴射による燃焼圧力波を、それぞれ互いに打ち消し合うように干渉させることができ、CPLの周波数特性を示す曲線に生じる谷の大きさを大きくすることができる。すなわち、1700Hzをピークとする周波数帯域のノック音を効果的に低減することができる。
具体的には、プレ−メイン噴射間隔については、CPLの周波数特性を示す曲線における谷の位置に相当する周波数が1700Hz±150Hz及び2500Hz±150Hzとなるようにする。上記式(2)及び図20によれば、プレ−メイン噴射間隔を1.7±0.1msecとすることにより、CPLの周波数特性を示す曲線における谷の位置に相当する周波数が1700Hz±150Hz及び2500Hz±150Hzとなるようにプレ噴射とメイン噴射との熱発生間隔を制御することができる。また、メイン−アフター時間間隔を2.0±0.1msecとすることにより、CPLの周波数特性を示す曲線における谷の位置に相当する周波数が1300Hz±150Hz及び1700Hz±150Hzとなるようにメイン噴射とアフター噴射との熱発生間隔を制御することができる。
2 気筒
4 ピストン
7 クランクシャフト
8 コンロッド
20 インジェクタ
30 吸気通路
40 排気通路
60 ターボ過給機
70 PCM
90 動吸振器
Claims (6)
- 1回の燃焼行程中に複数回の燃料噴射を行って気筒内に複数回の燃焼を生じさせる圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御方法であって、
複数回の燃焼によって生じた燃焼圧力波の周波数特性を示す曲線の谷の部分が、エンジンの構造系が有する複数の共振周波数帯域のそれぞれの範囲内に含まれるように、複数回行う燃料噴射におけるプレ噴射とメイン噴射との間隔を設定するステップと、
同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低くなるほど、プレ噴射の燃料噴射量を増量するステップとを含む、ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御方法。 - さらに、メイン噴射の噴射タイミングを、所定のクランク角に対応するタイミングに設定し、上記設定した燃料噴射の間隔に基づきプレ噴射及び/又はアフター噴射の噴射タイミングを設定し、それらの噴射タイミングにおいてプレ噴射、メイン噴射及びアフター噴射を行うように燃料噴射装置を制御するステップを有する、請求項1に記載の圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御方法。
- 1回の燃焼行程中に複数回の燃料噴射を行って気筒内に複数回の燃焼を生じさせる圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御装置であって、
複数回の燃焼によって生じた燃焼圧力波の周波数特性を示す曲線の谷の部分が、エンジンの構造系が有する複数の共振周波数帯域のそれぞれの範囲内に含まれるように、複数回行う燃料噴射におけるプレ噴射とメイン噴射との間隔を設定する制御手段を有し、
上記制御手段は、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低くなるほど、プレ噴射の燃料噴射量を増量する、ことを特徴とする圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御装置。 - 上記制御手段は、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低くなるほど、プレ噴射とメイン噴射との間隔を拡大する、請求項3に記載の圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御装置。
- 上記制御手段は、メイン噴射の噴射タイミングを固定し、同一のエンジン回転数においてエンジン負荷が低くなるほど、プレ噴射の噴射タイミングを進角させる、請求項4に記載の圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御装置。
- エンジンの運転状態を、相対的にエンジン負荷が高い高負荷領域と、上記高負荷領域よりもエンジン負荷が低い中負荷領域と、上記中負荷領域よりもエンジン負荷が低い低負荷領域とに区分した場合、上記制御手段は、上記中負荷領域においては、上記高負荷領域の場合よりもプレ噴射の噴射タイミングを進角させると共に、上記プレ噴射の燃料噴射量を増量し、上記低負荷領域においては、上記中負荷領域の場合よりもプレ噴射の燃料噴射量を増量すると共に、上記高負荷領域及び上記中負荷領域の場合よりも、上記メイン噴射の噴射タイミングを遅角させる、請求項3に記載の圧縮自己着火式エンジンの燃料噴射制御装置。
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