JP6288044B2 - フロントサブフレーム構造 - Google Patents

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Description

この発明は、フロントサイドフレームの下方に配置されたフロントサブフレーム構造に関する。
従来より、前部に、サブクラッシュカン取付部と、テンションロッド支持部と、該テンションロッド支持部に車幅方向内側から対面するように車幅方向に延びるクロスメンバを備えたフロントサブフレームが知られている。
このようなフロントサブフレームとして、例えば、下記特許文献1に例示されるように、テンションロッド支持部(2)にクラッシュカン(1e)を支持させた構成のものや、下記特許文献2に例示されるように、テンションロッド支持部(1a)やクロスメンバ(2)の他に、該テンションロッド支持部(1a)よりも下方に配置されたステアリングラック(7)等を備えたフロントサブフレーム構造が提案されている。
このようなフロントサブフレームには、前突荷重等の荷重受け止めポイントの低位置化を図るため、サブクラッシュカンをできるだけ低位置に配置したいというニーズがある。
一方、ステアリングラックは、フロントサブフレームと略同じ高さで配置されるが、テンションロッド支持部後側に延設されるサイドメンバよりも下方に配置したいというニーズがある。このようなニーズを満たすために、フロントサブフレームは、サブクラッシュカンの位置に対してフロントサブフレームが上方にオフセットするように配置された構造のものも知られているが、このような構造の場合、前突時等にフロントサブフレームの前方から後方への荷重伝達パスが上下方向にずれが生じることになる。
このため、上述したように荷重伝達パスが上下方向にずれたフロントサブフレームにおいても前突時等の後方への荷重伝達効率を確保しつつ、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を向上させたいというニーズがあった。
ところで、フロントサブフレームの前部は、テンションロッド支持部やサブクラッシュカン取付部を備えているため、その構造が複雑な形状になりがちである。故に、このような複雑な形状の構造体を成形しようとするとコストが嵩むなど成形性の面で不利であった。
このため、フロントサブフレームの前部の成形性、組立性を向上させるために、フロントサブフレームの前部を板材等により形成することが考えられる。しかしながら、フロントサブフレームの前部を板材等で形成するなどして成形性を向上させてもテンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を確保することは困難であり、フロントサブフレームの前部の成形性と、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性の確保との両立を図ることが困難であった。
上述した特許文献1,2では、いずれもフロントサブフレームの前部の成形性の向上を図りつつ剛性向上を図るという課題についての開示がなく、フロントサブフレーム前部を板材で構成するという技術思想に関する開示についても見受けられず、さらなる検討の余地があった。
米国特許出願公開第2013/0241166号明細書 独国特許発明第102009004310号明細書
そこでこの発明は、フロントサブフレーム前部を、鋼板などの板材で形成しつつ、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を高めることを目的とする。
この発明のフロントサブフレーム構造は、車室前面部から車両前方側に延びる左右一対のフロントサイドフレームが設けられ、該フロントサイドフレームの下方にフロントサスペンション装置を支持するフロントサブフレームが設けられた自動車のフロントサブフレーム構造であって、該フロントサブフレーム前部に、サブクラッシュカンに後方から対面するよう配置されたサブクラッシュカン取付部と、車幅方向外側後方に向かうコ字状のテンションロッド支持部とが設けられ、両者の間に前側車体取付部が設けられ、該前側車体取付部と前記テンションロッド支持部とに車幅方向内側から対面するクロスメンバが設けられ、前記前側車体取付部は、前記サブクラッシュカン取付部の後面と前記テンションロッド支持部の前面の間に架設されるサブクラッシュカン荷重伝達部材を備えるとともに、該前側車体取付部の上壁と該サブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁とが、離間して車両前後方向に延びることを特徴とする。
上記構成によれば、フロントサブフレーム前部に有する前側車体取付部やサブクラッシュカン荷重伝達部材を鋼板などの板材で形成することが可能となり、成形性(組立性)を確保し、低コスト化、軽量化を図ることができるとともに、前側車体取付部の上壁とサブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁とが、離間して車両前後方向に延びるように形成したため、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を高めることができる。
上記構成によれば、フロントサブフレーム前部に有する前側車体取付部やサブクラッシュカン荷重伝達部材を鋼板などの板材で形成するとともに、前側車体取付部の上壁とサブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁とが、離間して車両前後方向に延びるように形成したため、フロントサブフレームの軽量化を図りつつ、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を高めることができる。
さらに、前側車体取付部の上壁とサブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁とが、離間して車両前後方向に延びる上述した構造は、車幅方向外側後方に向かうテンションロッド支持部とサブクラッシュカンとの間に生成されるスペースに設けたため、フロントサブフレーム前部を補強しつつ、このスペースを活かしたコンパクトなレイアウトとすることができる。
加えて、車幅方向外側後方に向かうように設けたテンションロッド支持部と、サブクラッシュカンとの間に生成されるスペースを活かして前側車体取付部を設けたため、該前側車体取付部は、車幅方向においてはクロスメンバと、前後方向においてはサブクラッシュカンとコンパクトに対面させることができる。
この発明の態様として、前記サブクラッシュカン荷重伝達部材は、前記前側車体取付部の内部空間を上下に分断する隔壁と、車幅方向外側に配置された外側面とを少なくとも備えた底面開口形状に形成し、前記隔壁と前記外側面とは、前記サブクラッシュカンの外殻に沿って配置されるとともに、前記外側面にはサービスホールが形成されたものである。
上記構成によれば、前記前側車体取付部と前記サブクラッシュカン荷重伝達部材との組付性と、車体側(フロントサイドフレーム側)やテンションロッド支持部側(フロントサブフレーム後方側)への荷重分散の効率化とを両立させることができる。
またこの発明の態様として、前記テンションロッド支持部の上部には、該上部から後方に延びるサイドメンバがサイドメンバ連結部を介して取り付けられ、前記サイドメンバ連結部から前記サイドメンバ前部にかけての下方に、ステアリングラック及びスタビライザ格納用の下方に開口した凹部が形成されたものである。
上記構成によれば、テンションロッド、スタビライザ、及びステアリングラック等の配置スペースのコンパクト化とスタビライザのテンションロッド支持部後側への組み付け性とを両立させることができる。
この発明によれば、フロントサブフレーム前部を、鋼板などの板材で形成しつつ、テンションロッド支持剛性やサブクラッシュカン取付剛性を高めることができる。
本実施例の車両のフロントサブフレームの斜視図 フロントサブフレームの平面図 フロントサブフレームの底面図 フロントサブフレームの左側面図 フロントサブフレームの正面図 フロントサブフレームの背面図 フロントサブフレームのブレースの構成説明図 フロントサブフレームの前側の分解斜視図 サブフレーム前側構造体の構成説明図 スタビライザの閉断面状連結部への締結構造を示す説明図 サブフレーム前側構造体本体の構成説明図 サブフレーム前側構造体本体の構成説明図
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図1〜図7は、本実施例の自動車のフロントサブフレーム構造を示している。
なお、特に、図1は本実施例の車両のフロントサブフレームを前方左斜め上方から見た斜視図を示し、図7はブレース及び該ブレースを取り外した状態のフロントサブフレームを下方から見た分解斜視図を示している。
また本実施例の図面において、図2以外は、ステアリングラック55、パワステ用モータ56、及びパワステ用ピニオン57の図示を省略し、図4はテンションロッド51、及びロアアーム52の図示を省略し、図5及び図6はサブバンパレインフォースメント7aの図示を省略し、図7及び後述する図8はこれらサブバンパレインフォースメント7a、テンションロッド51、ロアアーム52に加えて、スタビライザ支持部62及びスタビライザ100の図示を省略するものとする。さらに、以下の実施例においては、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印LEは車幅方向の左方を示し、矢印RIは車幅方向の右方を示し、矢印Uは車両上方を示す。
自動車の前部には、図4に示すように、車室の前面部に設置されたダッシュパネル1と、該ダッシュパネル1の下部から車両の前方側に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2,2(左側のみ図示)とを有し、該フロントサイドフレーム2の下方には、図1〜図6に示すように、ストラット式フロントサスペンション装置用として車幅方向外側へ略水平に延びるロアアーム52(ラテラルロッド)(図1、図2参照)と該ロアアーム52より前方から車幅方向外側後方へ延びるテンションロッド51(同図参照)等を支持するフロントサブフレーム5が配設されている。
本実施例のフロントサイドフレーム2は、側面視で車両の前後方向に沿って略水平に延びる水平部2aと、その後端部から上記ダッシュパネル1の下端部に沿って後下がりに傾斜して延びるキックアップ部2b(傾斜部)とを有し、該キックアップ部2bの後端部には、車両の後方側に延びるフロアフレーム3が連設されている(図4参照)。また、上記フロントサイドフレーム2の前端部には、車両の前方側に向けて突出する金属製の筒状体等からなるクラッシュカン4が設けられるとともに、その前端面には、車幅方向に延びるバンパレインフォースメント4aが取り付けられている。
上記フロントサブフレーム5は、図1〜図7に示すように、主に、車両の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ6,6と、サイドメンバ6の前方に延びるサブクラッシュカン7と、サイドメンバ6とサブクラッシュカン7とを前後方向に連結してフロントサブフレーム5の前側を構成するサブフレーム前側構造体10(連結部材)と、左右一対のサブフレーム前側構造体10、10同士を連結するように車幅方向に延びるサスペンションクロスメンバ73(以下、「サスクロスメンバ73」という。)と、左右一対のサイドメンバ6,6同士を連結するように車幅方向に延びるリヤクロスメンバ74と、一対のサイドメンバ6,6間におけるリヤクロスメンバ74よりも後方においてこれらメンバ6,6,74に接合された傾斜メンバ75とブレース80とを備えている。
また、図1、図2及び図4に示すように、フロントサブフレーム5は、サブフレーム前側構造体10の前部、サイドメンバ6の前後方向の間部分、及びサイドメンバ6の後端の3点において、夫々上方に突出したマウント部M1,M2,M3(マウントブッシュやマウントパイプ34)が接合されており、それぞれ前方から後方へ第1マウント部M1(前側車体取付部)、第2マウント部M2、第3マウント部M3(後側車体取付部)と設定する。
図4に示すように、第1マウント部M1は、車体側のフロントサイドフレーム2の水平部2aの前端に連結され、第2マウント部M2は、該水平部2aの後部において連結され、第3マウント部M3は、フロアフレーム3の前端(キックアップ部2bとの連設部分)に連結されている。
これにより、フロントサブフレーム5は、前後方向の片側3点、左右両側で計6点にて車体にマウントされ、車体の下側に配設されている。
サブクラッシュカン7は、上記フロントサイドフレーム2の前端のクラッシュカン4と同様に衝撃エネルギ吸収部材であり、図2〜図4に示すように、サブクラッシュカン7の前端部には、左右各側の前端部を連結するように車幅方向に延びるサブバンパレインフォースメント7aを備えている。
サイドメンバ6は、図4に示すように、左右一対のフロントサイドフレーム2、及びフロアフレーム3の下方に架設され、図1〜図4及び図7に示すように、丸パイプ状に前後方向に延びている。サイドメンバ6は、該サイドメンバ6の前後方向の第2マウント部M2より前側に有するサイドメンバ前方部6aと、該第2マウント部M2よりも後側に有するサイドメンバ後方部6bとを備えている(図示省略)。
サイドメンバ前方部6a、及びサイドメンバ前方部6aは、いずれも側面視で後下がり傾斜状に延びているが(図4参照)、サイドメンバ前方部6aは、前端から第2マウント部M2へ向けて平面視で車幅方向の外側へ傾斜状に延びているとともに(図2、3参照)、サイドメンバ後方部6bは、平面視で左右各側が互いに平行になるように前後方向に延びている(同図参照)。
サブフレーム前側構造体10は、図1〜図5及び図7に示すように、サブクラッシュカン7とサイドメンバ6との間に介在し、前方から後方へ順にサブクラッシュカン7の後端フランジ7bを取り付けるセットプレートとしてのサブクラッシュカン取付部12と、前側車体取付部13と、テンションロッド支持部14と、閉断面状連結部15とを備えている。
換言すると、サブフレーム前側構造体10は、図8〜図12に示すように、複数枚のパネル部材を立体形状に組み立てて構成し、サブフレーム前側構造体本体20とテンションロッド支持ブラケット40と閉断面構成パネル151とを備えている。
なお、図8はフロントサブフレームの前側の特にサブフレーム前側構造体の分解斜視図であり、図8中の符号59はラジエータ支持ブラケットある。また、図9(a)は左側のサブフレーム前側構造体を左斜め45度後方から見た斜視図であり、図9(b)はサブフレーム前側構造体の底面図であり、図10は、フロントサブフレームにおける図9(b)中のA−A線に相当する部分の拡大断面図であり、図11(a)は左側のサブフレーム前側構造体本体を左斜め下方から見た斜視図であり、図11(b)はサブフレーム前側構造体本体を右後方斜め下方から見た斜視図であり、図12(a)はサブフレーム前側構造体本体の背面図であり、図12(b)はサブフレーム前側構造体本体の正面図である。
サブフレーム前側構造体本体20は、サブフレーム前側構造体10の前後方向の長さを有する上面部21と、該上面部21の後端から下方に突片状に折り曲げて延びる後面部22と、サブフレーム前側構造体10の前面に相当し、サブクラッシュカン7の後端フランジ7bとを取り付けるサブクラッシュカン取付部12と、底面部23とで形成している(同図参照)。
図1、図2、図7、図8、図9(b)図11(a)、(b)に示すように、上面部21は、その前後方向のテンションロッド支持部14に相当する部分の車幅方向外側部分が後方程車幅方向内側へ徐々に幅小になり、閉断面状連結部15に相当部分が略同じ幅で後方に延びるように車幅方向外側部分を車幅方向内側へ切欠いた形状で形成している。
後面部22は、図9(a)、図10、図11(a)、(b)、図12(a)に示すように、閉断面状連結部15の後面に相当し、サイドメンバ6の前部を挿通する円形状の開口部22aが形成され、該開口部22aにサイドメンバ6の前端を挿通した状態で接合固定するサイドメンバ接合面として形成している。
サブクラッシュカン取付部12は、図4、図5、図8、図11(a)、(b)、図12(a)、(b)に示すように、サブフレーム前側構造体10の前面に相当し、サブクラッシュカン7の後端に備えた後端フランジ7bよりも一回り大きな正面視略四角形状のセットプレートとして形成している。
なお、サブクラッシュカン7は、その後端に備えた後端フランジ7bをサブクラッシュカン取付部12に対面させるとともに、図4及び図5に示すように、ボルトB及びナット(図示省略)等により締結固定され、サブフレーム前側構造体10に連結されている。
底面部23は、図7、図8、図9(b)、図11(a)、(b)に示すように、サブクラッシュカン取付部12の下端部から後述するテンションロッド支持部14の底面を形成するようにサブフレーム前側構造体10の下面において後方に突出した後、後方且つ車幅方向内側へ傾斜状に延設されている。
さらに、図4、図7、図8、図9(a)、図11(a)、(b)、図12(a)に示すように、サブフレーム前側構造体本体20は、後述する前側車体取付部13に相当する部位における上面部21の下方に、サブクラッシュカン荷重伝達部材30を備えている。サブクラッシュカン荷重伝達部材30は、外側面31、内側面32、及び隔壁33とで前後方向の直交断面が下方に向けて開口する門型(コの字形状)に形成され(図12(a)参照)、サブクラッシュカン取付部12の後面とテンションロッド支持部14の前壁面41との間に架設される(図4、図7、図9(a)参照)。
サブクラッシュカン荷重伝達部材30の外側面31は、サブフレーム前側構造体10の前側車体取付部13の車幅方向の外側に配置され、該前側車体取付部13の車幅方向外側における、サブクラッシュカン取付部12とテンションロッド支持部14の前壁面41との前後方向の間の長さに相当する幅を有している。サブクラッシュカン荷重伝達部材30の内側面32は、車幅方向において外側面31と対向するように前側車体取付部13の車幅方向の内側に配置され、該前側車体取付部13の車幅方向内側における、サブクラッシュカン取付部12とテンションロッド支持部14の前壁面41との前後方向の間の長さに相当する幅を有している。
すなわち、図11(a)、(b)に示すように、サブクラッシュカン荷重伝達部材30の内側面32は、外側面31よりも幅小に形成している。また、図1、図4、図7、図8、図9(a)及び図11(a)に示すように、外側面31には、前後方向に長軸を有する楕円形状のサービスホール31a(作業用貫通孔)が形成されている。
隔壁33は、図12(a)に示すように、サブクラッシュカン荷重伝達部材30の上面に相当し、車幅方向において互いに支持する外側面31と内側面32との上端を車幅方向に連結するように形成され、サブフレーム前側構造体10の上面部21の下方で該上面部21と対向するとともに前側車体取付部13の内部空間を上下各側に隔離するように配設されている。すなわち、前側車体取付部13は、底面を有さずに下方が開口して形成するとともに、上面部21と隔壁33とが上下方向に離間して車両前後方向に延びる構造、すなわち上面部21と隔壁33との所謂二階建て構造としている。
この隔壁33は、その平面視後端辺が車幅方向外側後方に向けて配設されたテンションロッド支持部14の前壁面41に当接されるように前後方向の長さが車幅方向内側に向けて幅小となる平面視台形形状に形成している(図11(b)参照)。
ここで、図12(b)に示すように、サブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33と外側面31と内側面32とは、サブクラッシュカン7の外郭に沿うように配置されている。
詳しくは、サブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33、外側面31、内側面32の夫々と、サブクラッシュカン7の上面7f、外側面7e、内側面7gの夫々とが、サブクラッシュカン7の後端フランジ7b及びサブクラッシュカン取付部12を介して前後方向に沿って同一面を構成するように配置されている(同図参照)。
また、図1〜図5、図9(a)、図11(a)、(b)及び図12(a)、(b)に示すように、サブフレーム前側構造体10における前側車体取付部13(いわゆる「ツノ部材」)には、上面部21及び隔壁33の平面視中央部において上下方向に連通するとともに上面部21から上方へタワー型に延出するように立設するマウントパイプ34を備え、第1マウント部M1を構成している。
さらにまた、テンションロッド支持ブラケット40は、図8に示すように、車幅方向外側後方に沿って配設された前壁面41及び後壁面42と、これらの車幅方向内側前端同士を車幅方向内側後方へ結ぶ車幅方向内側壁面43とで車幅方向外側後方に向けて開口する平面視コ字状に形成し、サブフレーム前側構造体本体20の上面部21と底面部23との間に介在している(図1、図4、図7、図9(a)、(b)参照)。
このテンションロッド支持ブラケット40の前壁面41と後壁面42とには、図8、図9(a)及び図10に示すように、互いに対向するようにテンションロッド支持孔41aが形成され、これら一対のテンションロッド支持孔41a,41a間に架設されたボルトBと、該ボルトBを締結するナット(図示省略)とでテンションロッド51の基端部を枢支するテンションロッド支持軸44を構成し、該テンションロッド支持軸44を備えたテンションロッド支持ブラケット40は、前記テンションロッド支持部14として形成している(図9(a)参照)。
さらに、図1〜図3及び図7に示すように、テンションロッド支持部14における車幅方向内側壁面43には、上述したサスクロスメンバ73は、その車幅方向両端部が車幅方向内面から接合されている。
また、図8に示すように、閉断面構成パネル151は、前後方向の直交断面が上方に向けて開口するハット状に形成し、図7及び図9(a)、(b)に示すように、サブフレーム前側構造体本体20の上面部21の後部において下面から接合することで前後方向に延びる閉断面を有する閉断面状連結部15を構成している。
さらにまた、図3、図4、図7、図9(a)及び図10に示すように、テンションロッド支持部14後方かつ閉断面状連結部15の下方には、ステアリングラック55等配設用に下方に開口した凹部Aが構成される。
ところで、図1〜図6に示すように、テンションロッド支持部14の車幅方向内側壁面43及びサスクロスメンバ73に沿って車幅方向に延びるスタビライザ100が配設されている。
詳しくは、スタビライザ100は、サスクロスメンバ73の後方近傍において車幅方向に略水平に延び、その車幅方向の両側は、平面視すると閉断面状連結部15をその下側から車幅方向に跨ぐように後方程車幅方向外側に傾斜状に延びているが、閉断面状連結部15を下側から跨ぐ部分は、閉断面状連結部15の下方に有する凹部Aを横切って通過するように車幅方向に水平に延びている(図3、図4参照)。
なお、スタビライザ100は、周知のとおり、ねじり剛性の抵抗により片輪のみのバンプ、リバウンド時にロール角を抑制するものである。
上述したスタビライザ100は、図1、図3、図4、図10に示すように、該スタビライザ100を保持するスタビライザ取付けブラケット60と、締結手段としてのボルトB、ナットN、及びカラーCとで閉断面状連結部15の下面に締結固定されている。このように、スタビライザ100を保持した状態のスタビライザ取付けブラケット60によりスタビライザ支持部62が構成され、該スタビライザ支持部62がこの凹部Aに配置されている。
具体的には、図10に示すように、スタビライザ取付けブラケット60は、略U字形状に形成したブラケット本体部65と、その開口端部から互いに離反する方向へ突出した一対のフランジ61,61とを備えて形成され、これら一対のフランジ61,61の夫々には貫通孔61aが形成されている。
閉断面状連結部15の上下各面には、下面に一対のフランジ61,61を前後各側に並べた状態でこれらフランジ61に形成した貫通孔61aと、上下方向に連通するようにスタビライザ支持孔としての貫通孔15a,15bが形成されている(図10参照)。
閉断面状連結部15の下面によるスタビライザ100の締結は、該スタビライザ100をブラケット本体部65によって保持した状態で一対のフランジ61,61を、閉断面状連結部15の下面の前後各側に、前後各側のフランジ61に形成した貫通孔61aと、閉断面状連結部15の上下各面に形成した貫通孔15a,15bとが連通するように配置する。
さらに、ボルトBを、フランジ61の貫通孔61a、及び閉断面状連結部15の下面の貫通孔15a、閉断面状連結部15の内部空間に立設したカラーC、閉断面状連結部15の上面21の貫通孔15bへこの順に下方から上方へ挿通させ、閉断面状連結部15の上面21に形成した貫通孔15bから突き出した突出部分をナットNで締結している。
これにより、スタビライザ支持部62は凹部Aに配置され(図3、図4、図10参照)、図3及び図10に示すように、閉断面状連結部15の下面において、スタビライザ支持部62を介して前後方向にスタビライザ締結部63a,63b(前側スタビライザ締結部63a及び後側スタビライザ締結部63b)が並設される。
上述により、図3及び図7に示すように、テンションロッド支持部14におけるテンションロッド支持軸44(一対のテンションロッド支持孔41a,41a)とスタビライザ締結部63a,63b(スタビライザ支持孔としての貫通孔15a,15b)とサイドメンバ6は、前後直列に配置される。
また、図1、図3、図4、図7及び図8に示すように、リヤクロスメンバ74の車幅方向両端部のサイドメンバ6,6との接合部には、前輪の車幅方向の位置を決定すべく車幅方向外側へ延びるロアアーム52を上下方向に枢支可能に該ロアアーム52の基端部を支持するアーム支持部71が設けられている。すなわち、左右のサイドメンバ6,6は、リヤクロスメンバ74を介してロアアーム52を支持している。
さらにまた、図1〜図4、図6及び図7に示すように、傾斜メンバ75は、フロントサブフレーム5の後方の左右各側に一対備え、平面視ハの字形状に配置されている。詳しくは、傾斜メンバ75は、リヤクロスメンバ74の車幅方向の中間部に対して左右に離間した左右中間部にその前端が接合され、該左右中間部と、該左右のサイドメンバ6の後端車体取付部としての第3マウント部M3とを夫々連結するように後方程車幅方向外側へ直線状に傾斜して後方へ末広がり状に延びている(図2、図3、図7参照)。
また、図1〜図6に示すように、ブレース80は、上下方向に略直交する面を構成するように配設された後述する複数のブレースメンバ81,82,83から成り、左右一対のサイドメンバ後方部6b,6bとその前端で車幅方向に延びるリヤクロスメンバ74とで平面視後方が開口するコ字状に構成される空間を跨ぐようにこれらメンバ6b,6b,74の下側から配されている。
具体的には、図1〜図3及び図7に示すように、ブレース80は、X字状メンバ体81(X字状ビーム)と左右一対の前後方向延設メンバ82,82(前後方向ビーム)と後端車幅方向延設メンバ83(車幅方向ビーム)とで一体に構成している。
X字状メンバ体81は、左側のアーム支持部71と、これに対して平面視対角線上に位置する右側のサイドメンバ6の第3マウント部M3(後側車体取付け部)とを直線状に連結する一方の対角線延設メンバ81aに備えるとともに、右側のアーム支持部71と、これに対して平面視対角線上の左側に位置するサイドメンバ6の第3マウント部M3(後側車体取付け部)とを直線状に連結する他方の対角線延設メンバ81aとを備え、これら一対の対角線延設メンバ81a,81aを中央でクロスさせた平面視X字形状に構成している(図3、図7参照)。
前後方向延設メンバ82,82は、ブレース80の左右両端において前後方向に延びている。すなわち、前後方向延設メンバ82,82は、左右各側において夫々に対応するアーム支持部71の基端部71a(アーム支持部71の車幅方向内側端部)(図3及び図7参照)とサイドメンバ6の後側車体取付け部(第3マウント部M3)とを直線状に連結するように左右一対を備えている。
このように、アーム支持部71の基端部71aは、リヤクロスメンバ74の車幅方向においてサイドメンバ6との接合部に対して車幅方向内側にずらした位置に有しており、このようなアーム支持部71の基端部71aに、前後方向延設メンバ82が左右各側においてその前端が連結されている。よって、左右一対の前後方向延設メンバ82,82は、後方サイドメンバ6が延びる前後方向に対して前方程車幅方向内側へ傾斜するように配置されている(図3参照)。
図1〜図3及び図7に示すように、後端車幅方向延設メンバ83は、ブレース80の後端において車幅方向に延びている。すなわち、後端車幅方向延設メンバ83は、左右のサイドメンバ6,6の第3マウント部M3を直線状に連結するように延びている。
これらX字状メンバ体81と左右一対の前後方向延設メンバ82,82と後端車幅方向延設メンバ83は、互いに一体に接合してブレース面を構成しているため、該ブレース面を構成する面内には、平面視三角形状(トラス形状)のメンバの集合体を構成することができる(同図参照)。
なお、本実施例のブレース80は、例えば、その前端において車幅方向に延びる前端車幅方向延設メンバを備えていないが、適宜メンバを付加した構成であってもよい。
上述したように、ブレース80と傾斜メンバ75は、リヤクロスメンバ74、及び左右一対のサイドメンバ6,6にそれぞれ連結されているが、図3に示すように、ブレース80と傾斜メンバ75の中間部とを連結する中間連結部91が設けられている。本実施において、この中間連結部91は、ブレース80の対角線延設メンバ81aの前部と傾斜メンバ75の前部とを互いに連結した構成である。
また、本実施例のフロントサブフレーム5は、左右のサイドメンバ後方部6b,6bとリヤクロスメンバ74とで平面視後方へ開口するコ字状に構成され、この平面視後方を向けて開口するコ字状の内側空間の上方には、前後方向にクランクシャフトが並んだ縦置きタイプのエンジン(図示省略)が配置される。よって、左右のサイドメンバ後方部6b,6bとリヤクロスメンバ74との間の隅角部には、図1〜図7に示すように、この縦置きタイプのエンジンを搭載するエンジンマウントブラケット72を備えている。
エンジンマウントブラケット72は、リヤクロスメンバ74と傾斜メンバ75とサイドメンバ6の夫々に溶接により一体に接合されている。すなわち、これらメンバ6,74,75は、エンジンマウントブラケット72を介して互いに連結されている。
上述した本実施形態のフロントサブフレーム構造は、車室前面部から車両前方側に延びる左右一対のフロントサイドフレーム2,2が設けられ、該フロントサイドフレーム2,2の下方にフロントサスペンション装置を支持するフロントサブフレーム5が設けられた自動車のフロントサブフレーム構造であって、フロントサブフレーム5の前部に備えたサブフレーム前側構造体10に、サブクラッシュカン7に後方の後端フランジ7bから対面するよう配置されたサブクラッシュカン取付部12と、車幅方向外側後方に向かうコ字状のテンションロッド支持ブラケット40を備えたテンションロッド支持部14とが設けられ、両者12,14の間に前側車体取付部13が設けられ、該前側車体取付部13とテンションロッド支持部14とに車幅方向内側から対面するサスクロスメンバ73が設けられ、前側車体取付部13は、サブクラッシュカン取付部12の後面とテンションロッド支持部14の前壁面41の間に架設されるサブクラッシュカン荷重伝達部材30を備えるとともに、該前側車体取付部13の上面部21と該サブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる構成としたことを特徴とする(図4、図7、図9(a)、図12(a)参照)。
上記構成によれば、フロントサブフレーム5の前部に有する前側車体取付部13やサブクラッシュカン荷重伝達部材30を鋼板などの板材で形成するとともに、前側車体取付部13の上面部21とサブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる構成、換言すると上面部21と隔壁33とで所謂二階建て構造としたため、フロントサブフレーム5の低コスト化、軽量化を図りつつ、テンションロッド51の支持剛性やサブクラッシュカン7の取付剛性を高めることができる。
さらに、前側車体取付部13の上面部21とサブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる上述した構造は、テンションロッド支持部14を車幅方向外側後方に向かうように設けたことにより該テンションロッド支持部14とサブクラッシュカン7との間に生成されるスペースに設けたため、フロントサブフレーム5の前部を補強しつつ、このスペースを活かしたコンパクトなレイアウトで実現することができる。
加えて、車幅方向外側後方に向かうように設けたテンションロッド支持部14と、サブクラッシュカン7との間に生成されるスペースを活かして前側車体取付部13を設けたため、該前側車体取付部13は、車幅方向においてはサスクロスメンバ73と、前後方向においてはサブクラッシュカン7とに対してコンパクトに対面させることができる。
ここで、テンションロッド支持部14とサブクラッシュカン7とのレイアウト、及び車両後方への荷重伝達について詳述すると、テンションロッド支持部14は、車幅方向外側後方に向けて延びるテンションロッド51を支持するために車幅方向外側後方に向かうコ字状に設けているため、テンションロッド支持部14の前壁面41とサブクラッシュカン取付部12の後面の間には、平面視略三角又は略台形形状のスペースが構成される(図3及び図7に示すように、本実施例において略台形形状)。
この間のスペースに配置される前側車体取付部13は、サブクラッシュカン7から伝わる前突荷重を受け止めるため、補強が必要となるが、該前側車体取付部13の上面部21(アッパパネル)とサブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる上述した構造とすることで、上述したスペースをコンパクトにレイアウトすることができつつ、サブクラッシュカン7が低い位置に配置されても、サブクラッシュカン取付部12から上方の車体側(フロントサイドフレーム2側)や、ステアリングラック55と干渉しないように上方に配置したテンションロッド支持部14側、すなわちフロントサブフレーム5の後方へと荷重伝達させることができる。
すなわち、上記構成によれば、サブクラッシュカン取付部7の後端フランジ7bとテンションロッド支持部14の前壁面41との間に構成されるスペースを、前側車体取付部13をコンパクトにレイアウトしつつ、補強できる点で有効に利用することができる。
さらに本実施例においては、前側車体取付部13は、上面部21と隔壁33とをマウントパイプ34によって上下に連結し、これら上面部21と隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる上述した構造(所謂二階建て構造)としたため(図4、図9(a)、図12(a)参照)、前側車体取付部13をさらに補強することができ、前後方向の荷重伝達をしっかりと行うことができる。
換言すると、前側車体取付部13を、上面部21と隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる構造とすることでサブクラッシュカン7が低い位置に配置された場合でもあっても、サブクラッシュカン取付部12からテンションロッド支持部14へと効率よく荷重伝達させることができるため、サブクラッシュカン7を低い位置に配置することができ、サブクラッシュカン7は、クラッシュカン4とともに前突荷重によるエネルギをしっかりと吸収することができる。
また、前側車体取付部13を、サブクラッシュカン取付部12とテンションロッド支持部14の前壁面41との間に、平面視略三角形、又は略台形形状で配置することで、前輪の前後方向の位置を決定するテンションロッド51が車幅方向外側後方へ延びる方向に対応してテンションロッド支持部14を車幅方向外側後方に向かうコ字状に設けることができる。よって、フロントサブフレーム5の前部に無駄なスペースが生じることなく、テンションロッド支持部14によってテンションロッド51をしっかりと支持することができる。
さらに、前側車体取付部13は、マウントパイプ34を介してフロントサイドフレーム2に取り付けられるとともに、前側車体取付部13とテンションロッド支持部14とに車幅方向内側から対面するサスクロスメンバ73が設けられているため、テンションロッド51にかかる荷重やサブクラッシュカン7にかかる衝突荷重を、サスクロスメンバ73やフロントサイドフレーム2にも効率よく伝達することができる。
また、前側車体取付部13は、いずれもパネル状の上面部21とサブクラッシュカン荷重伝達部材30とを組み合わせて該上面部21とサブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる構造としているため、例えば、複雑な型が必要となる鋳物等と比較して軽量化を図ることができるとともに製造コストを抑えて高剛性に構成することができる。
この発明の態様として、サブクラッシュカン荷重伝達部材30は、前側車体取付部13の内部空間を上下に分断する隔壁33と、車幅方向外側に配置された外側面31とを少なくとも備えた底面開口形状に形成し(図7、図9(a)、図11(a)、図12(a)参照)、隔壁33と外側面31とは、サブクラッシュカン7の外殻に沿って配置されるとともに、外側面31にはサービスホール31aが形成されたものである(図1、図4、図7、図8、図9(a)、図11(a)、図12(a)参照)。
上記構成によれば、前側車体取付部13とサブクラッシュカン荷重伝達部材30との組付性と、車体側(フロントサイドフレーム2側)やテンションロッド支持部14側(フロントサブフレーム5後方側)への荷重分散の効率化とを両立させることができる。
ここで、サブクラッシュカン取付部12からテンションロッド支持部14への荷重伝達性について考えると前側車体取付部13における後方だけでなく上方へもしっかりと荷重伝達することが好ましい。
すなわち、前側車体取付部13は、上述したように、上面部21と隔壁33とで二階建て構造として該前側車体取付部13の上部の強度についてしっかりと補強する一方で、サブクラッシュカン荷重伝達部材30を、底面開口形状するとともに、外側面31にサービスホール31aを形成することにより、意図的に前側車体取付部13の下部を、上部に対して相対的に脆弱化させている。
これにより前側車体取付部13は、その上方の第1マウント部においてマウントパイプ34を介して取り付けられたフロントサイドフレーム2、並びにサブクラッシュカン7に対して上方にオフセットして配置されたテンションロッド支持部14へとサブクラッシュカン7からの荷重を効率よく伝達することができる。
また、サブクラッシュカン荷重伝達部材30に備えた隔壁33と外側面31とは、サブクラッシュカン7の外殻(前後方向の直交断面の外面形状)に沿って配置している。すなわち、本実施例においては、サブクラッシュカン7の後端フランジ7bとサブクラッシュカン取付部12とを対面した状態で、サブクラッシュカン7の外郭を構成する上面7、車幅方向外側の外側面7、及び車幅方向内側の内側面7gが、サブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33、外側面31、内側面32とそれぞれ車幅方向、及び上下方向に略一致して同一面上に配置された構成としたため、サブクラッシュカン7から前側車体取付部13へ後端フランジ7b及びサブクラッシュカン取付部12を介して効率よく荷重伝達させることができる。
この発明の態様として、テンションロッド支持部14後側、且つサイドメンバ6下方に、ステアリングラック55及びスタビライザ100格納用の下方に開口した凹部Aが形成されたものである(図4、図7、図10参照)。
上記構成によれば、テンションロッド51、スタビライザ100、及びステアリングラック55等の配置スペースのコンパクト化とスタビライザ100のテンションロッド支持部14後側への組み付け性とを両立させることができる。
詳述すると、テンションロッド支持部14の後側、且つサイドメンバ6の下方として例えば、閉断面状連結部15の直下に、ステアリングラック55格納用として下方に開口した凹部Aが形成され、この凹部Aにステアリングラック55に加えてスタビライザ100を格納することで無駄のないレイアウトとしてコンパクト化を図ることができる。
さらに、閉断面状連結部15の直下に、下方に開口した凹部Aが形成されることで、スタビライザ100を閉断面状連結部15の下面に取り付け易くなり、組み付け性を向上させることができる。
また、サブクラッシュカン7はできるだけ低位置に配置したいというニーズとステアリングラック55はサイドメンバ6より下方に配置したいというニーズを満たすために、本実施例のフロントサブフレーム5は、テンションロッド支持部14の後側、且つサイドメンバ6の下方、すなわち閉断面状連結部15の下方に、ステアリングラック55bの格納用として下方に開口した凹部Aが形成された構成としている。
そして、この凹部Aにおけるステアリングラック55の格納スペースの前側のスペースを利用して閉断面状連結部15の下面にスタビライザ100を締結することでスタビライザ支持部62とステアリングラック55とは、凹部Aにおいて前後に並ぶように配置することができ、コンパクト化を図ることができる。
さらに、スタビライザ支持部62を凹部Aに配置することでスタビライザ100とテンションロッド51とが車幅方向にオーバーラップするように配置することができ、上下方向にコンパクトに配置することができる。
また、本実施例のフロントサブフレーム5は、テンションロッド支持部14の後壁面42から後方へ延設される閉断面状連結部15の下方に、ステアリングラック55、及びスタビライザ100格納用の凹部Aが設けられ、さらに、閉断面状連結部15の後端からサイドメンバ6がサブクラッシュカン7の位置に対して上方にオフセットさせた位置で後方へ延びているため、サブクラッシュカン7から伝わる衝突荷重は、凹部Aの上方から後方へ伝達させる必要がある。
このような構成においては、上述したように、前側車体取付部13の上部については、その上面部21とサブクラッシュカン荷重伝達部材30の隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる構造として補強しつつ、前側車体取付部13の下部については、下方開口形状で形成するとともに外側面31にサービスホール31aを形成することにより、意図的に上部に対して相対的に脆弱化させている。
これにより、テンションロッド支持部14後側に凹部Aが設けられている構成であっても、サブクラッシュカン7から伝わる衝突荷重は、テンションロッド支持部14の後側から該凹部Aの上側において後方へ延びる閉断面状連結部15からサイドメンバ6へ効率よく荷重伝達させることができる。
しかも、凹部Aには、スタビライザ100とステアリングラック55とが前後に並列状態で格納されるため、前突時にロードパスとしてのフロントサブフレーム5が仮に閉断面状連結部15において凹部Aが潰れるように屈強する閉断面状連結部15の屈曲変形が生じても凹部Aに格納されたスタビライザ100とステアリングラック55とで前突荷重を凹部Aの後方へと分散できるため、ロードパスを増やすことができる。
さらに、前突荷重による閉断面状連結部15の屈曲変形時に、凹部Aの前後各側に格納されたスタビライザ100とステアリングラック55とが互いに干渉し合うことでフロントサブフレーム5が閉断面状連結部15を支点として一気に直角方向へ折れ曲がることを抑制することができる。
従って、前突荷重に対してサブクラッシュカン7をしっかりと潰しきり、衝突エネルギを吸収できるとともに、車体側へのスムーズな荷重伝達が阻害されることを抑制することができる。
また、サブフレーム前側構造体10の後側には、テンションロッド支持部14の車幅方向の位置に対して車幅方向内側へ凹ませたテンションロッド51の取付用の凹部Zを形成している(図2参照)。換言すると、サイドメンバ6は、サブクラッシュカン7に対して車幅方向内側についてもオフセットして配置している。
これにより、サイドメンバ6は、テンションロッド51の先端が上下に揺動しても、このテンションロッド51と干渉しないように配置することができる。さらに、このように、サイドメンバ6は、サブクラッシュカン7に対して車幅方向内側についてもオフセットして配置した構成の場合、サブクラッシュカン7から伝達される衝突荷重は、サブフレーム前側構造体10を介してサイドメンバ6へ伝わる際に、車幅方向内側にオフセットされて伝達されることになる。このため、荷重が車幅方向内側にオフセットして伝わる手前の部分に有する前側車体取付部13には、車幅方向外側への荷重が集中し易くなる。
しかしながら本実施例においては、前側車体取付部13の外側面31にサービスホール31aを設けることで車幅方向外側への荷重が集中することを緩和することができる。なお、前側車体取付部13は、上述したように、その上部よりも下部の脆弱化を図ることが好ましいため、サービスホール31aは、車幅方向外側面31の中でも特に、下方に設けることが好ましい。
また、本実施例のフロントサブフレーム5は、その後部上方にエンジンマウントブラケット72を介して、前後方向にクランクシャフトが並んだ縦置きタイプのエンジン(図示省略)がマウントされた構成であるため、サスクロスメンバ等のクロスメンバを、左右一対のサイドメンバ後方部6b,6b間に架設することがレイアウト上困難となる。
このため、本実施例のフロントサブフレーム5は、サイドメンバ6よりも前側に、車幅方向に架設するサスクロスメンバ73や、テンションロッド支持部14を備えたサブフレーム前側構造体10を設けた構成としている。しかしそうすると、サブフレーム前側構造体10には、車幅方向内側壁面43にサスクロスメンバ73が車幅方向内側から接合されるとともに、サブクラッシュカン取付部12やテンションロッド支持部14を備えた構成となるため、応力が集中し易く、形状が複雑化する点で不利になりがちとなるが、本実施例のフロントサブフレーム5は、上述したとおり、サブフレーム前側構造体10を板材で構成することで成形性(組立性)を確保しつつ、上面部21と隔壁33とが、上下方向に離間して車両前後方向に延びる上述した構造(所謂二階建て構造)とする等してサブクラッシュカン7やテンションロッド51の支持剛性を確保することができる。
また本実施例のフロントサブフレーム構造は、フロントサブフレーム5の前部にテンションロッド支持部14が設けられ、該テンションロッド支持部14から後方にサイドメンバ6が延設され、テンションロッド支持部14の後方かつサイドメンバ6下方に、ステアリングラック55を配設する下方に開口したラック配設用の凹部Aが形成され、該凹部Aにスタビライザ支持部62が設けられたものである(図3、図4、図10参照)。
上記構成によれば、テンションロッド式のサスペンションにおいて、ラック配設用の凹部Aにスタビライザ支持部62を配することで、テンションロッド51の支持剛性やサブクラッシュカン7の取付け剛性を高めつつ、テンションロッド支持部14とスタビライザ支持部62とステアリングラック55を車両前後方向に沿って上下方向にオーバーラップするように配設できるため、上下方向にコンパクトに配設できる。
詳述すると、スタビライザ支持部62は、別部材であるスタビライザ取付けブラケット60を凹部Aの上方に有する閉断面状連結部15の下面にボルトBに締結して構成されるため(図3、図10参照)、テンションロッド支持部14とサイドメンバ6とを連結する閉断面状連結部15の連結剛性を高めることができ、結果的に、テンションロッド51の支持剛性やサブクラッシュカン7の取付け剛性を高めることができる。
さらに、テンションロッド支持部14の後方かつサイドメンバ6下方の凹部Aにステアリングラック55を配設する構成としたため(図3、図4、図10)、本来、デッドスペースであった凹部Aを有効活用することができる。さらに、ステアリングラック55を配設する凹部Aにスタビライザ支持部62も配置したため、凹部Aのスペースをより有効活用することができる。
しかも、この凹部Aは、テンションロッド支持部14の後方に形成されているため(同図参照)、上述したように、凹部Aにスタビライザ支持部62を設けることにより、テンションロッド51と上下方向にオーバーラップする位置にスタビライザ100を配置することができ、上下方向にコンパクト化することができる。
さらに上述した凹部Aのスペースの有効活用について詳述すると、アーム支持部71の位置は、サスペンションの所望の挙動を得るための関係上から決定される。そして、ステアリングラック55の後方にアーム支持部71を配置した構成において、これら55,71と略同じ高さ(上下方向の位置)でサイドメンバ6を前後に配置しようとするとレイアウトの関係上、前後方向に直線的に配置することが困難となる一方で、サイドメンバ6を、これら55,71を迂回するように上下に変動しながら配置すると荷重伝達時に途中で無理な荷重が加わり易くなる。
よって、対策としてサイドメンバ6は、その前部をステアリングラック55やアーム支持部71に対して上方にオフセットさせて配置し、後方を斜め下方に延ばすことによりレイアウトの制約を解消しつつ、屈曲部を減らした構成としてサイドメンバ6の途中で無理な荷重が加わらない構成としている(図4参照)。
すなわち、本実施例のフロントサブフレーム5は、サイドメンバ6を、アーム支持部71を含めたロアアーム52、及びステアリングラック55に対して上方へオフセットして前後方向に配設することで、サブクラッシュカン7からの荷重を一旦、上方に集めた後でサイドメンバ6の前部から後方へ伝達される構成としている。
そして、このようにサイドメンバ6は上方へオフセットされた構造であるが故に、テンションロッド支持部14の後方、且つサイドメンバ6の下方には、凹部Aが形成された構造となるが、本実施例では、このように本来、デッドスペースとなりがちな凹部Aを、ステアリングラック55を配設するラック配設用の凹部Aとし、さらに、該凹部Aにスタビライザ支持部62も配置することにより、該凹部Aのスペースを有効活用することができる。
この発明の態様としてテンションロッド支持部14の前方にサブクラッシュカン取付部12が設けられるとともに(図1〜図4、図7参照)、テンションロッド支持部14の後壁面42とサイドメンバ6の前部との間に、これらを連結し、且つ前後方向に延びる閉断面で構成される閉断面状連結部15が配設され(図9(a)、図10参照)、スタビライザ支持部62は、閉断面状連結部15の上下面を連結するよう締結されたものである(図10参照)。
上記構成によれば、テンションロッド支持部14の後壁面42とサイドメンバ6前部との間に、前後方向に延びる閉断面で構成される閉断面状連結部15を配設した構成であるため、鋼板などの板材で形成されたサブフレーム前側構造体10であっても、その強度を高めることができる。しかも、スタビライザ支持部62は、閉断面状連結部15の上下面を連結するようボルトB及びナットを用いてスタビライザ取付けブラケット60を介してスタビライザ100を締結する構成としたため、テンションロッド支持部14の後壁面42とサイドメンバ6の前部との間の前後方向の強度をより一層高めることができる。
しかも、凹部Aが下方に開口しているため(図4、図10参照)、スタビライザ支持部62が、該凹部Aの上方に有する閉断面状連結部15の上下面を連結するよう締結される構成であっても、スタビライザ取付けブラケット60の閉断面状連結部15への締結作業が行い易く、スタビライザ100と閉断面状連結部15との優れた組み付け性を確保することができる。
従って、上記構成によれば、スタビライザ100の閉断面状連結部15への組付性と、スタビライザ支持部62による閉断面状連結部15の前後方向の補強とを両立することができる。
またこの発明の態様としてスタビライザ支持部62は、テンションロッド支持部14の後壁面42とステアリングラック55に挟まれて配設されたものである(図4、図10参照)。
上記構成によれば、前突荷重による凹部A近傍の例えば、閉断面状連結部15の屈曲変形時に、凹部Aに配設されたスタビライザ支持部62とステアリングラック55とで荷重を後方へ分散できる。
詳述すると、凹部Aには、スタビライザ支持部62とステアリングラック55とが前後に略並列配置されているため、前突荷重時にフロントサブフレーム5が凹部Aの上方の閉断面状連結部15を支点として凹部Aが潰れるように曲がろうとしても、スタビライザ100とステアリングラック55に干渉することで一気に直角方向へ折れ曲がることを抑制することができる。
従って、前突荷重に対してサブクラッシュカン7をしっかりと潰しきり、衝突エネルギを吸収できるとともに、車体側へのスムーズな荷重伝達が阻害されることを抑制することができる。
また、本実施例においては、一対のテンションロッド支持孔41a,41aと貫通孔15a,15b(スタビライザ支持孔)とサイドメンバ6が車両前後方向に略直列に配設されたものである(図3、図8、図9(a)、(b)参照)。
換言すると、本実施例においては、テンションロッド支持軸44と前側スタビライザ締結部63a及び後側スタビライザ締結部63bとサイドメンバ6が車両前後方向に略直列に配設されたものである(同図参照)。
上記構成によれば、テンションロッド支持部14から閉断面状連結部15を介してサイドメンバ6へのロードパスの車幅方向のオフセット量を可能な限り低減して前突荷重がテンションロッド支持部14からサイドメンバ6までの前後方向の間において高剛性部分に沿って伝達させることができる。これにより、本実施例のフロントサブフレーム5のように、テンションロッド支持部14の後方かつサイドメンバ6下方に凹部Aを備えた構成であっても、前突に対する剛性を向上させることができる。
さらにまた、本実施例においては、左右のテンションロッド支持部14,14がサスクロスメンバ73に連結され、テンションロッド支持部14は後外側に傾斜して形成され(図1、図3、図7参照)、スタビライザ支持部62はテンションロッド支持部14の後方に隣接され、スタビライザ100はテンションロッド支持部14の車幅方向内側壁面43及びサスクロスメンバ73に沿って配設される(図1〜図4参照)。
上記構成によれば、スタビライザ100は、テンションロッド支持部14の後方に隣接するスタビライザ支持部62からテンションロッド支持部14の車幅方向内側壁面43及びサスクロスメンバ73に沿って車幅方向内側程前側に傾斜するように配設されているため、ステアリングラック55に設けるパワステ用モータ56やパワステ用ピニオン57の取り付けスペースを確保しながらレイアウト性を高めつつ、このスタビライザ100の傾斜部分の前後方向の剛性を確保することができる。
さらに、車幅方向に延びるスタビライザ100が凹部Aを通過する凹部通過部分は、車幅方向へ直線状(水平)に延びており(図3、図4参照)、スタビライザ支持部62は、スタビライザ100の凹部通過部分がスタビライザ取付けブラケット60を介して閉断面状連結部15に支持されることで凹部Aに配設されている(図4、図10参照)。
このようにスタビライザ100の凹部通過部分は、前後方向成分を有していないため、この成分を有する場合と比較して前後方向の剛性が低くなりがちである。しかし、スタビライザ支持部62は、前後方向に延びる閉断面状連結部15の下面に、スタビライザ締結部63a,63bが前後各側に配置されるようにスタビライザ取付けブラケット60を介して締結した構成としたため、スタビライザの凹部通過部分を含めた前後方向の剛性を向上させることができる。
また上述したとおり、本実施例のフロントサブフレーム構造は、フロントサブフレーム5の左右サイドメンバ6,6に支持されたアーム支持部71,71を連結するリヤクロスメンバ74が設けられ(図1〜図8参照)、該リヤクロスメンバ74の左右に離間した左右中間部とサイドメンバ6,6の後部の第3マウント部M3(後側車体取付部)とを各々連結する傾斜メンバ75が設けられ(図1〜図4、図6、図7参照)、左右のアーム支持部71,71と対角線上の第3マウント部M3とを連結するブレース80が設けられ、該ブレース80と傾斜メンバ75の中間部を連結する中間連結部91が設けられたものである(図3参照)。
上記構成によれば、フロントサブフレーム5の後部の左右各側においてリヤクロスメンバ74の左右に離間した左右中間部からサイドメンバ6,6後部の第3マウント部M3に向けて後方程車幅方向外側に傾斜するように延びる傾斜メンバ75を、ブレース80に連結した中間連結部91を設けることでブレース80が薄くても上下方向に撓まないようにすることができ、ブレース80としての機能を効果的に発揮することができる。
詳述すると、フロントサブフレーム5の前部の下方には、サイドメンバ6とロアアーム52(ラテラルリンク)とテンションロッド51とを平面視三角形状となるように配設している。一方、車両の重心を下げるためにエンジンをできるだけ低く配置したいという要求があるため、本実施例において、エンジンは、前後方向にクランクシャフトが並んだ縦置きタイプのエンジン(図示省略)とするとともに、上述したロアアーム52やテンションロッド51等が配置されていないフロントサブフレーム5の後部に配設している。
ところが、フロントサブフレーム5の後部は、左右のアーム支持部71に連結されたリヤクロスメンバ74と、左右各側において後方に延びるサイドメンバ後方部6b,6bとで構成された平面視台形形状のフレーム構造となるが、このような剛性が低い後部にエンジンを搭載した場合、走行時の支持剛性を確保することが困難になるおそれがあった。
特に、上述した縦置きタイプのエンジンを搭載した場合は、アクセル踏み込み時にエンジンの駆動に伴ってタイヤが回転する際の反力を受けてエンジンの支持剛性を確保することが困難になるおそれもあった。
このような場合においてエンジンの支持剛性が低いと走行時のハンドル操作の応答性に悪影響を及ぼすため、走行時、特に旋回時の車体の剛性を高める必要があり、フロントサブフレーム5の後部にエンジンを配置した構成においても、エンジンの支持剛性を確保できることが課題あった。
このような課題に対して、本実施例においては、フロントサブフレーム5の後部において、リヤクロスメンバ74の左右に離間した左右中間部とサイドメンバ後方部6b,6bの第3マウント部M3とを各々連結する傾斜メンバ75が設けられ、該傾斜メンバ75とブレース80とを中間連結部91において連結したため、該フロントサブフレーム5の後部にエンジンを搭載しても、エンジン支持剛性を確保することができる。
詳述すると、フロントサブフレーム5の後部を仮に、傾斜メンバ75を備えずにブレース80単体で補強した場合、ブレース80はそれ自体薄いため、上下動して荷重をしっかりと受け止めることができないおそれがある。ところが、本実施例のように、剛性の高い傾斜メンバ75を備えるとともに、中間連結部91によって互いに連結したため、互いの一体性が増して傾斜メンバ75によってブレース80を補強できるとともに、傾斜メンバ75と、ブレース80を構成する複数のメンバ81(81a,81a),82,83によってフロントサブフレーム5の後部に平面視複数のトラス構造を構成できる。よって、傾斜メンバ75により、左右サイドメンバ6,6と、車幅方向に延びるリヤクロスメンバ74とで構成される平面視略台形形状が例えば、平行四辺形等の菱形形状に平面内で崩れる方向の変形を規制するとともに、ブレース80の上下方向の変形を抑制してブレース80としての機能を高めることができる。
つまり、傾斜メンバ75とブレース80との相乗的な作用によってフロントサブフレーム5の後部のエンジン支持剛性を向上させることができる。
さらに、このブレース80は、図示省略するがアンダカバーの上面にファスナ等を用いて装着することで該アンダカバーの補強部材としても機能させることができる。なお、アンダカバーは、空力特性改善のため、或いは走行時のサスペンションの剛性が低下するに伴いトラクション性能が低下することを抑制するために、車両床下においてフロントサブフレーム5を覆うために備えるカバーである。
このように、アンダカバーの強度部材としてブレース80を配設することでアンダカバーを補強しつつ、パネル状のアンダカバー自体を薄肉化して車両重量の軽量化を図ることができる。
また、この発明の態様として、リヤクロスメンバ74と傾斜メンバ75とサイドメンバ6がエンジンマウントブラケット72で溶接により一体に連結されたものである(図1、図2、図6参照)。
上記構成によれば、左右各側においてエンジンマウントブラケット72を、リヤクロスメンバ74と傾斜メンバ75とサイドメンバ6に連結したため、左右各側に備えたエンジンマウントブラケット72によるエンジンの支持剛性を向上できる。これにより、車幅方向中央に別途、エンジン支持構造を設ける必要がなく、エンジンを低い位置で配置して車両重心を下げることが可能となり、ロールやトラクションを改善できる。さらに、リヤクロスメンバ74と傾斜メンバ75とサイドメンバ6の一体性が向上するため、エンジン支持剛性だけでなく、サスペンションの支持剛性も向上させることができる。
また、この発明の態様として、ブレース80は、その左右と後にブレースメンバ82,82,83を備えたものである(図1〜図3、図7参照)。
上記構成によれば、互いにクロスするX字状メンバ体81と、左右の前後方向延設メンバ82,82と後端車幅方向延設メンバ83とで、ブレース80自体が複数のトラス形状から成る構造となるのでトラス構造を増やしてより高剛性化することができる。
また、この発明の態様として、本実施例のブレース80は、左右各側に前後方向延設メンバ82,82を備え、これら前後方向延設メンバ82,82は、その後端が第3マウント部M3を備えたサイドメンバ6後部に接合され、前方程車幅方向内側に傾斜するように前方に延び、その前端がアーム支持部71の基端部71aに接合されている(図3参照)。
すなわち、前後方向延設メンバ82,82は、その前部がサイドメンバ6に対して車幅方向内側にずらすように傾けて配置している。これにより、ブレース80は、左右各側において、該前後方向延設メンバ82とサイドメンバ6とリヤクロスメンバ74とによってもトラス構造を構成することができるとともに、該前後方向延設メンバ82と傾斜メンバ75と対角線延設メンバ81aとによってもトラス構造を構成することができ、より高剛性化することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、サブクラッシュカン取付部の後面は、サブクラッシュカン7の後端フランジ7bに対応し、以下、同様に、
サイドメンバ連結部は、閉断面状連結部15に対応し、
前側車体取付部の上壁は、上面部21に対応し、
サブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁は、隔壁33に対応し、
テンションロッド支持部の前面は、テンションロッド支持ブラケット4の前壁面41に対応し、
クロスメンバは、サスクロスメンバ73に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述したサブクラッシュカン荷重伝達部材30は、少なくとも隔壁33と、外側面31とを備えた底面開口形状に形成したものであれば、内側面32は本実施例のように備えた構成であっても、備えずに構成してもいずれであってもよい。
また、上述した実施例のようにフロントサブフレーム5に、サブクラッシュカン7等のメインのクラッシュカンが存在することが本発明の必須条件ではない。
例えば、バンパレインフォースメント自体、あるいはフロントサイドフレーム自体等に衝撃荷重吸収部を設けるなど、本実施例のサブクラッシュカン7の他にクラッシュカンのない車両にも適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明は、フロントサブフレーム前部に、サブクラッシュカンに後方から対面するよう配置されたサブクラッシュカン取付部と、車幅方向外側後方に向かうコ字状のテンションロッド支持部とが設けられ、両者の間に前側車体取付部が設けられ、該前側車体取付部と前記テンションロッド支持部とに車幅方向内側から対面するクロスメンバが設けられたフロントサブフレーム構造について有用である。
5…フロントサブフレーム
6…サイドメンバ
7…サブクラッシュカン
7b…後端フランジ(サブクラッシュカン取付部の後面)
12…サブクラッシュカン取付部
13…前側車体取付部
14…テンションロッド支持部
15…閉断面状連結部(サイドメンバ連結部)
21…上面部(前側車体取付部の上壁)
30…サブクラッシュカン荷重伝達部材
31…外側面
31a…サービスホール
33…隔壁(サブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁)
41…前壁面(テンションロッド支持部の前面)
55…ステアリングラック
73…サスクロスメンバ(クロスメンバ)
100…スタビライザ
A…凹部

Claims (3)

  1. 車室前面部から車両前方側に延びる左右一対のフロントサイドフレームが設けられ、該フロントサイドフレームの下方にフロントサスペンション装置を支持するフロントサブフレームが設けられた自動車のフロントサブフレーム構造であって、
    該フロントサブフレーム前部に、サブクラッシュカンに後方から対面するよう配置されたサブクラッシュカン取付部と、車幅方向外側後方に向かうコ字状のテンションロッド支持部とが設けられ、両者の間に前側車体取付部が設けられ、
    該前側車体取付部と前記テンションロッド支持部とに車幅方向内側から対面するクロスメンバが設けられ、
    前記前側車体取付部は、前記サブクラッシュカン取付部の後面と前記テンションロッド支持部の前面の間に架設されるサブクラッシュカン荷重伝達部材を備えるとともに、該前側車体取付部の上壁と該サブクラッシュカン荷重伝達部材の上壁とが、離間して車両前後方向に延びることを特徴とする
    フロントサブフレーム構造。
  2. 前記サブクラッシュカン荷重伝達部材は、前記前側車体取付部の内部空間を上下に分断する隔壁と、車幅方向外側に配置された外側面とを少なくとも備えた底面開口形状に形成し、前記隔壁と前記外側面とは、前記サブクラッシュカンの外殻に沿って配置されるとともに、前記外側面にはサービスホールが形成された
    請求項1に記載のフロントサブフレーム構造。
  3. 前記テンションロッド支持部の上部には、該上部から後方に延びるサイドメンバがサイドメンバ連結部を介して連結され、
    前記サイドメンバ連結部から前記サイドメンバ前部にかけての下方に、ステアリングラック及びスタビライザ格納用の下方に開口した凹部が形成された
    請求項1、又は2に記載のフロントサブフレーム構造。
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