JP6287976B2 - 回転電機のステータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコアと、ステータコアのティースに巻回されたステータコイルと、ステータコアおよびステータコイルの間に介在するインシュレータと、を備えた回転電機のステータの製造方法に関する。
周知の通り、回転電機のステータは、ステータコアとステータコイルとを備えており、ステータコイルは、ステータコアのティースに巻回される。通常、ステータコイルとステータコアとの間には、両者を電気的に絶縁するために絶縁性材料からなるインシュレータが配される。
特開2014−7836号公報
ところで、回転電機は、かかる回転電機では、外乱に対する信頼性向上のために、ステータコイルがステータコアに対して動かないように、ステータコイルをステータコアに固定することが望まれている。ここで、ステータコイルとステータコアとの間には、インシュレータが介在している。そのため、ステータコイルとステータコアとを固定する際、従来は、ステータコイルとインシュレータとを接着剤で固定し、さらに、インシュレータとステータコアとを接着剤で固定していた。しかし、この場合、二回に分けて接着剤を塗布しなければならず、製造工程を煩雑化させていた。
特許文献1には、インシュレータとステータコイルとの接着を簡易化するための技術が開示されている。特許文献1では、インシュレータのうち、ステータコイルとの接触面にワニスが流れ込むワニス誘導溝を、インシュレータのフランジ部の上面に、ワニス誘導溝に繋がるワニス誘導孔を設けている。そして、インシュレータにステータコイルを巻回した後に、ワニス誘導孔からワニス誘導溝にワニスを流し込み、インシュレータとステータコイルとを固定している。かかる技術によれば、インシュレータとステータコイルとを容易に固定することが出来る。しかし、特許文献1では、インシュレータとステータコアとの固定については、考慮されておらず、両者を固定するために、別途、専用の工程が必要であった。
つまり、従来、ステータコイルをステータコアに簡易に固定できる技術はなかった。そこで、本発明では、ステータコイルをステータコアに簡易に固定できるステータの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のステータの製造方法は、ステータコアと、前記ステータコアのティースに巻回されるステータコイルと、前記ステータコイルとステータコアとの間に介在するインシュレータと、を備えた回転電機のステータの製造方法であって、前記インシュレータは、前記ステータコアと前記ステータコイルとに挟まれる箇所に開口部を有し、前記ティースに前記インシュレータおよび前記ステータコイルを組み付けた後に、前記ステータコイルの表面に液状接着剤を塗布し、これにより、前記液状接着剤を、前記ステータコイルの巻線間を通過させて前記開口部に流し込んで、前記ステータコイルを前記ステータコアに固定する、ことを特徴とする。
好適な態様では、前記インシュレータは、前記ティースに挿し込まれるとともに外周囲にコイルが巻回されるコイル巻回部と、前記コイル巻回部の端部から外側に張り出すフランジ部と、を有しており、前記インシュレータは、前記コイル巻回部のうち、軸方向端面に前記開口部を有する。この場合、前記液状接着剤は、前記ステータを、その軸方向が鉛直方向と平行になる姿勢にした状態で、コイルエンド部の上側から前記コイルエンド部の軸方向端面に滴下される、ことが望ましい。
本発明によれば、インシュレータに開口部を設け、当該開口部に液状接着剤を流し込んでステータコイルをステータコアに直接固定している。その結果、液状接着剤の塗布工程を減らすことができ、従来に比べて、ステータコイルをステータコアに簡易に固定できる。
本発明の実施形態である回転電機の横断面図である。 インシュレータの斜視図である。 ステータの製造過程を示すイメージ図である。 ステータの製造の流れを示すフローチャートである。 他のインシュレータの斜視図である。 他のステータの製造過程を示すイメージ図である。 他のインシュレータの斜視図である。 他のインシュレータの斜視図である。 従来のステータの製造過程を示すイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である回転電機10の横断面図である。また、図2は、ティース32に装着されるインシュレータ26の斜視図である。なお、発明を分かりやすくするために、各図面における各種寸法は、実際とは異なっており、また、図面間でも一部一致していない。また、以下の説明における「軸方向」、「径方向」、「周方向」とは、いずれも、ステータ20の軸方向、径方向、周方向を意味する。
本実施形態の回転電機10は、ロータ12およびステータ20を備えている。ロータ12は、ロータコア14と、当該ロータコア14に埋め込まれた複数の永久磁石16と、を備えている。ロータコア14の中心には回転軸18が挿通されており、当該回転軸18は、ベアリング(図示せず)等を介してケース(図示せず)に対して回転自在に支持されている。ロータ12は、この回転軸18とともに回転自在となっている。
ロータ12の外側には、ロータ12と同心にステータ20が配されている。ステータ20は、その内周に複数のティース32が形成された略環状のステータコア22と、各ティース32に巻回されたステータコイル24と、ステータコア22およびステータコイル24の間に介在するインシュレータ26と、を備えている。ステータコア22は、円環状のヨーク30と、当該ヨーク30の内周側に突き出すティース32と、に大別される。このステータコア22は、軸方向に積層された複数の電磁鋼板(例えばケイ素鋼板)から構成されている。なお、図示例では、ティース32を9個設けているが、この個数は、適宜変更されてもよい。
ステータコイル24は、断面円形の巻線を集中巻することで構成される。巻線の表面には、隣接する巻線との間の絶縁を確保するためにエナメル加工が施されている。ステータコイル24は、三相のコイル、すなわち、U相コイル、V相コイル、W相コイルを有しており、各相コイルは、複数の単コイルを直列につなぐことで構成され、各単コイルは、巻線を一つのティース32に巻回して構成される。複数のティース32には、U相の単コイル、V相の単コイル、W相の単コイルが、周方向に順に繰り返し並ぶようにセットされている。なお、こうしたステータコイル24の構成は、一例であり、適宜、変更されてもよい。例えば、ステータコイル24は、集中巻に限らず、分布巻でもよく、また、巻線は、断面円形ではなく、断面矩形の平角線でもよい。
ステータコア22とステータコイル24との間には、インシュレータ26が配される。インシュレータ26は、絶縁性材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)などの樹脂材料からなる部材である。インシュレータ26は、図3に示すように、略四角筒状のコイル巻回部40と、当該コイル巻回部40の外周側端部から外側に張り出すフランジ部42と、に大別される。コイル巻回部40は、ティース32に対応する形状を有し、径方向に対向する二面が開口した四角筒状である。コイル巻回部40は、内周側からティース32に挿し込まれ、ティース32の周囲を覆う。また、コイル巻回部40の外周囲には、ステータコイル24が巻回される。さらに、図2に示す通り、本実施形態では、コイル巻回部40の軸方向一端面、すなわち、インシュレータ26のうち、ステータコイル24のコイルエンド部とティース32の軸方向端面とで挟まれる面には、開口部50が設けられている。この開口部50は、筒状のコイル巻回部40の内外を連通する貫通孔であり、後述する液状接着剤が流し込まれる箇所である。
フランジ部42は、コイル巻回部40の外周側端部から外側に広がっている。フランジ部42は、インシュレータ26をティース32に組み込んだ際、ヨーク30の内周面に沿って位置し、ヨーク30とステータコイル24との間に介在する。
次に、こうしたステータ20を製造する流れについて図3、図4を参照して説明する。図3は、ステータ20の製造過程のイメージ図であり、ステータ20の概略縦断面図である。また、図4は、ステータ20の製造の流れを示すフローチャートである。
ステータ20を製造する際には、ステータコア22の各ティース32にインシュレータ26を組み付ける(S10)。続いて、ティース32に装着されたインシュレータ26の外周囲(ひいてはティース32の外周囲)に、予め巻回された単コイルを嵌め込み、組み付ける(S12)。
ステータコア22にインシュレータ26およびステータコイル24を組付ければ、続いて、ステータコイル24をステータコア22に固定していく(S14〜S22)。これは、ステータ20の外乱に対する信頼性を向上するためである。すなわち、ステータコイル24およびステータコア22が固定されていない場合に、ステータ20が振動や温度変化などの外部ストレスを受けると、ステータコイル24がステータコア22に対して可動する。その結果、騒音が生じたり、ステータコイル24が擦れて、絶縁被膜の劣化や巻線そのものの劣化を招いたりすることがあった。従来からこうしたステータコイル24の動きを規制するために、ステータコイル24をステータコア22に対して固定している。
こうしたステータコイル24の固定方法としては、種々考えられるが、本実施形態では、液状接着剤52を用いて、ステータコイル24をステータコア22に固定している。使用する液状接着剤52は、ステータコイル24とステータコア22とを強固に接着できるのであれば、その種類等は、限定されず、例えば、エポキシ系接着剤などを用いることができる。また、本実施形態において、液状接着剤52は、巻線間の隙間を通過する必要があるため、硬化前の状態で、比較的、低粘土(例えば2Pa・S以下)であることが望ましい。
ステータコイル24を固定する場合には、まず、ステータ20を、その軸方向が鉛直方向と略平行となるような姿勢に保持する(S14)。また、一つのティース32が、液状接着剤52の吐出ノズル100の真下に位置するようにステータ20の位置を調整する。ステータ20を所定の姿勢・位置にセットできれば、一つのティース32に組み付けられたステータコイル24のコイルエンド部に、液状接着剤52を滴下する(S16)。コイルエンド部に落下した液状接着剤52は、重力、あるいは、毛細管現象により、巻線間の隙間を通過して、下方に進み、インシュレータ26の開口部50に流れ込む。開口部50に流れ込んだ液状接着剤52は、ティース32の軸方向端面、および、ステータコイル24のコイルエンド部、インシュレータ26の全てに接触することができる。
一つのティース32に対して液状接着剤52が滴下できれば、ステータ20を1ティース分だけ回転させて、異なるティース32を、吐出ノズル100の真下に位置させる(S18)。そして、再度、液状接着剤52の滴下を実行する(S16)。全てのティース32に対して、液状接着剤52が滴下できれば(ステップS20でYes)、その後は、液状接着剤52を硬化させる(S22)。液状接着剤52は、開口部50に流れ込み、ステータコイル24およびステータコア22の両者に接している。かかる液状接着剤52を硬化させることで、ステータコイル24をステータコア22に固定することができる。
液状接着剤52が硬化すれば、続いて、軸方向反対側のコイルエンド部の固定も実行する。すなわち、ステータ20の軸方向一端側のコイルエンド部の固定が完了すれば、ステータ20の上下を反転させる(S26)。そして、ステータ20の軸方向他端側に関して、ステップS16〜S22の処理を実行する。そして、軸方向両側のコイルエンド部の固定ができれば(ステップS24でYes)、ステータ20の製造処理は終了となる。
ここで、これまでの説明で明らかな通り、本実施形態によれば、ステータコイル24の外部から液状接着剤52を滴下することで、ステータコイル24をステータコア22に固定することができる。その結果、従来と比べてステータ20をより簡易に製造することができる。これについて、図9を参照して説明する。図9は、従来のステータ20の製造過程を示すイメージ図である。
従来のインシュレータ26には、開口部50が設けられていない。そのため、ステータコイル24をステータコア22に固定する際には、インシュレータ26とステータコイル24との間に液状接着剤52を塗布する工程と、インシュレータ26とステータコア22との間に液状接着剤52を塗布する工程と、が必要であった。このように従来技術では、各ティース32ごとに液状接着剤52の塗布を二回行わなければならず、製造工程が煩雑であった。
また、ステータコア22とインシュレータ26との間に、液状接着剤52を塗布するスペースを確保しなければならなかった。このスペース分、コイルエンド部が高くなり、回転電機10の大型化を招いていた。さらに、コイルエンド部(ステータコイル24)とステータコア22との距離が大きくなるため、両者の伝熱性が悪いという問題もあった。
一方、本実施形態では、上述した通り、ステータコイル24の外部から液状接着剤52を滴下するだけで、ステータコイル24をステータコア22に固定することができる。その結果、液状接着剤52の塗布工程の回数を従来技術に比べて半減することができる。また、本実施形態によれば、ステータコア22とインシュレータ26との間に、液状接着剤52の塗布スペースを設ける必要がない。そのため、コイルエンド部の高さを低く抑えることができ、回転電機10の体格を小さくできる。さらに、ステータコイル24とステータコア22との距離を小さくできるため、両者間の伝熱性を向上できる。その結果、ステータコイル24、ステータコア22のいずれか一方にのみ、過剰に熱がこもるという問題を防止できる。
なお、これまで説明した構成や製造工程は一例であり、ステータコイル24のインシュレータ26の開口部50に液状接着剤52を外部から流し込んで、ステータコイル24をステータコア22に固定するのであれば、他の構成や工程は、適宜、変更されてもよい。
例えば、本実施形態では、ステータコイル24の固定処理(液状接着剤52の滴下・硬化処理)を、ステータ20の軸方向両側に対して実行したが、かかる固定処理は、軸方向片側にのみ行うようにしてもよい。すなわち、図4のフローチャートにおいて、ステップS24,S26は、省略されてもよい。また、本実施形態では、ティース32にインシュレータ26を組み付けた後、インシュレータ26にステータコイル24を組み付けているが、この手順は、逆でもよい。すなわち、図4において、ステップS12を実行した後に、ステップS10を実行するようにしてもよい。
また、図2の例では、インシュレータ26の開口部50を、軸方向端面に形成された貫通孔としている。しかし、開口部50は、インシュレータ26のうち、ステータコイル24とステータコア22とで挟まれる箇所に形成されるのであれば、その形状やサイズ、位置は、適宜、変更されもよい。例えば、図5に示すように、コイル巻回部40の軸方向一端面のほぼ全てを開口部50としてもよい。すなわち、コイル巻回部40を、両側壁40aおよび底壁40bを備えた略U字状とする。このとき、両側壁40aの軸方向長さは、ティース32の軸方向長さより大きくする。かかるインシュレータ26をティース32に挿入すると、両側壁40aの軸方向端面は、ステータコイル24が掛け渡される梁40cとして機能する。この二つの梁40cの間に、ステータコイル24が掛け渡されることで、ステータコイル24とティース32との間に適度な空間が形成され、両者の絶縁が保たれる。
かかる構成のインシュレータ26を用いた場合でも、図6に示すように、ステータコイル24の外部からコイルエンド部に向かって液状接着剤52を滴下すればよい。滴下された液状接着剤52は、重力または毛細管現象により、ステータコイル24の隙間を進んで、開口部50に流れ込む。そして、その状態で、液状接着剤52を硬化させることで、ステータコイル24がステータコア22に固定される。
また、これまでの説明では、主に重力を利用してコイルエンド部に液状接着剤52を滴下しているが、最終的に、液状接着剤52を、開口部50に流しこめるのであれば、他の方向から、あるいは、他の箇所に液状接着剤52を供給してもよい。例えば、図6において二点鎖線で示すように、径方向内側からコイルエンド部に向かって液状接着剤52を供給するようにしてもよい。この場合、液状接着剤52を開口部50まで到達させるために、液状接着剤52の噴射圧を強くする等すればよい。
また、図7に示すように、フランジ部42に、開口部50に繋がる溝54を設け、当該溝を介して液状接着剤52を開口部50に流し込むようにしてもよい。図7に示す例において、溝54は、フランジ部42の軸方向一端面から開口部50の高さ位置まで延びている。かかる溝54に液状接着剤52を流しこむことで、液状接着剤52が、容易に開口部50まで流れ込む。その結果、液状接着剤52の流し込みに要する時間を短縮することができ、ステータ20の製造時間をより短縮できる。
また、これまでの説明では、開口部50を、コイル巻回部40の軸方向端面に設けている。開口部50をコイル巻回部40の軸方向端面に設けた場合、液状接着剤52は、コイルエンドという、ステータコイル24の中でも外部に露出した部分を供給すればよく、接着剤の吐出ノズル100の設置スペース等を広く確保できる。また、液状接着剤52の供給の際、ステータ20の軸方向を、鉛直方向に対して平行にすれば、重力を利用して、液状接着剤52を開口部50に流し込むことができるため、製造工程を簡易化できる。ただし、開口部50は、インシュレータ26のうち、ステータコイル24とステータコア22とで挟まれる箇所であれば、他の箇所に設けてもよい。例えば、開口部50は、図8における位置Aのような、コイル巻回部40の側壁に設けられてもよい。また、開口部50は、フランジ部42のうちステータコイル24とヨーク30とで挟まれる箇所、例えば、図8における位置B等に設けられてもよい。開口部50を、コイル巻回部40の側壁やフランジ部42に設けた場合も、液状接着剤52を、ステータコイル24の外部から供給すればよい。供給された液状接着剤52は、ノズルからの吐出圧や、毛細管現象により、巻線間の隙間を進んで、開口部50へと流れ込む。また、これまでの説明では、断面円形の巻線を例示したが、断面矩形の平角線を用いてもよい。巻線として、平角線を用いた場合、巻線間の隙間は小さくなるが、その場合でも、液状接着剤52は、毛細管現象により、巻線間に浸透していき、最終的に、開口部50へと流れ込む。このように、液状接着剤52を、巻線間の隙間に通して開口部50に流し込む構成とすれば、液状接着剤52は、ステータコイルことで、図7における溝54のような構成を別途設ける必要がなく、インシュレータ26の構成等を簡易化できる。
10 回転電機、12 ロータ、14 ロータコア、16 永久磁石、18 回転軸、20 ステータ、22 ステータコア、24 ステータコイル、26 インシュレータ、30 ヨーク、32 ティース、40 コイル巻回部、42 フランジ部、50 開口部、52 液状接着剤、54 溝、100 吐出ノズル。

Claims (3)

  1. ステータコアと、前記ステータコアのティースに巻回されるステータコイルと、前記ステータコイルと前記ステータコアとの間に介在するインシュレータと、を備えた回転電機のステータの製造方法であって、
    前記インシュレータは、前記ステータコアと前記ステータコイルとに挟まれる箇所に開口部を有し、
    前記ティースに前記インシュレータおよび前記ステータコイルを組み付けた後に、前記ステータコイルの表面に液状接着剤を塗布し、これにより、前記液状接着剤を、前記ステータコイルの巻線間を通過させて前記開口部に流し込んで、前記ステータコイルを前記ステータコアに固定する、
    ことを特徴とするステータの製造方法。
  2. 請求項1に記載のステータの製造方法であって、
    前記インシュレータは、前記ティースに挿し込まれるとともに外周囲にコイルが巻回されるコイル巻回部と、前記コイル巻回部の端部から外側に張り出すフランジ部と、を有しており、
    前記インシュレータは、前記コイル巻回部の軸方向端面に前記開口部を有する、
    ことを特徴とするステータの製造方法。
  3. 請求項2に記載のステータの製造方法であって、
    前記液状接着剤は、前記ステータを、その軸方向が鉛直方向と平行になる姿勢にした状態で、コイルエンド部の上側から前記コイルエンド部の軸方向端面に滴下される、ことを特徴とするステータの製造方法。
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