JP6284727B2 - クロック位相シフト回路 - Google Patents
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Description
ここで、リングオシレータ14は、遅延ライン24を構成する遅延セル38と同一の遅延セルを所定の段数接続して構成されたものである。
動作クロックTRGの1周期、つまり、入力クロックCLKINの16周期が、入力クロックCLKINの周期を測定するための動作周期となる。
Shift(tn)=[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2 … (1)
ここで、Idealは、出力クロックCLKOUTの理想の位相シフト量を表す。つまり、位相シフト量Shift(tn)は、動作周期tnの理想の位相シフト量とその1周期前の動作周期tn−1の理想の位相シフト量の和の平均値(2つの位相シフト量の平均値)である。
このタイミングチャートに示すように、理想の位相シフト量は、例えば、最小値から、時間の経過とともに連続的に増加して最大値に到達し、その後、時間の経過とともに連続的に減少して最小値に到達することを繰り返す。
これに対し、クロック位相シフト回路60の出力クロックCLKOUTの位相シフト量は、理想の位相シフト量から遅れて、動作周期ごとに量子化されて増減を繰り返す。
本発明の第2の目的は、上記第1の目的に加えて、出力クロックの位相シフト量と理想の位相シフト量との間のタイミング誤差を低減することができるクロック位相シフト回路を提供することにある。
前記入力クロックを分周した所定の動作周期の動作クロックに同期して動作し、前記入力クロックの所定の周期にわたる測定期間に、前記遅延ラインを構成する遅延セルと同一の遅延セルを所定の段数接続して構成されたリングオシレータにより生成された前記入力クロックよりも高周波の発振クロックのクロック数をカウントして、そのカウント値を出力する周期測定回路と、
前記動作クロックに同期して動作し、前記カウント値を前記入力クロックの動作周期tnの位相シフト量とし、前記動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn−1の位相シフト量との差分に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn+1の位相シフト量との間を補間した補間位相シフト量を生成し、前記動作クロックのレベルに応じて、前記動作周期tnの位相シフト量と、前記補間位相シフト量とを切り換えてシフト信号として出力する第1誤差補正回路とを備え、
前記遅延ラインは、所定の段数の前記遅延セルを直列に接続して構成され、前記シフト信号に対応する位相シフト量だけ前記入力クロックの位相をシフトし、前記出力クロックとして出力するものであることを特徴とするクロック位相シフト回路を提供するものである。
前記第1誤差補正回路は、
前記動作クロックに同期して動作し、前記差分の平均値を算出する平均値算出回路と、
前記カウント値保持回路の出力信号と前記平均値とを加算する第1加算器と、
前記動作クロックのレベルに応じて、前記カウント値保持回路の出力信号と前記第1加算器の出力信号とを切り換えて前記シフト信号として出力する第1セレクタとを備えることが好ましい。
前記第1誤差補正回路は、前記第2誤差補正回路の出力信号に基づいて、前記シフト信号を生成するものであることが好ましい。
前記動作クロックに同期して動作し、前記平均値の累積加算値に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別し、増減判別信号を生成するアキュムレータと、
前記カウント値保持回路の出力信号から前記平均値を減算する第2減算器と、
前記カウント値保持回路の出力信号と前記平均値とを加算する第2加算器と、
前記第2誤差補正回路の出力信号として、前記増減判別信号に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、前記第2減算器の出力信号を出力し、前記動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、前記第2加算器の出力信号を出力する第2セレクタとを備えることが好ましい。
また、本発明によれば、第2誤差補正回路が、動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量から平均値を減算し、位相シフト量が増加中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量と平均値とを加算するため、出力クロックの位相シフト量と理想の位相シフト量との間のタイミング誤差を低減することができる。
つまり、クロック位相シフト回路10は、測定期間設定回路12と、リングオシレータ14と、カウンタ16と、動作クロック生成回路18と、フリップフロップ(FF)20と、第1誤差補正回路22と、遅延ライン24とによって構成されている。
測定期間設定回路12は、入力クロックCLKINに同期して動作し、入力クロックCLKINの周期を測定するための、入力クロックCLKINのm周期(mは、1以上の整数)にわたる測定期間を設定するイネーブル信号ENABLEを生成するものである。
本実施形態の場合、測定期間は、入力クロックCLKINの6周期に設定され、イネーブル信号ENABLEは、入力クロックCLKINに同期して、入力クロックCLKINの6周期の期間、アクティブ状態となる。
測定期間を長くするほど、入力クロックCLKINの周期の測定精度を向上させることができるが、測定に要する時間が長くなるため、出力クロックCLKOUTの位相シフト量と理想の位相シフト量との間の誤差は大きくなる。
リングオシレータ14は、遅延ライン24を構成する遅延セル38と同一の遅延セルを所定の段数接続して構成され、イネーブル信号ENABLEがアクティブ状態の期間に、入力クロックCLKINよりも高周波の発振クロックRINGを生成するものである。
カウンタ16は、イネーブル信号ENABLEがアクティブ状態の期間に発振する発振クロックRINGのクロック数をカウントし、そのカウント値CNTを出力するものである。
動作クロック生成回路18は、入力クロックCLKINに同期して動作し、入力クロックCLKINをn分周(nは、m+1以上の整数)した動作周期の動作クロックTRGを生成するものである。
動作クロックTRGは、クロック位相シフト回路10の各部の動作を制御する動作クロックとして使用される。
本実施形態の場合、動作クロックTRGは、入力クロックCLKINを16分周して生成され、その動作周期は、入力クロックCLKINの16周期分となる。
FF20は、本発明のカウント値保持回路の一例であり、動作クロックTRGの立ち上がりに同期して動作し、カウント値CNTを保持してデータ出力端子Qから出力するものである。
第1誤差補正回路22は、動作クロックTRGに同期して動作し、出力クロックCLKOUTの位相シフト量と理想の位相シフト量との間の量子化誤差を補正するために、FF20の出力信号を入力クロックCLKINの動作周期tnの位相シフト量として、動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn−1の位相シフト量との間を補間した補間位相シフト量を生成し、動作クロックTRGのレベルに応じて、動作周期tnの位相シフト量と補間位相シフト量とを切り換えてシフト信号として出力するものである。
第1誤差補正回路22は、1/2除算回路26と、2つのFF28,30と、減算器32と、加算器34と、セレクタ36とによって構成されている。
1/2除算回路26は、FF20の出力信号を1/2に除算するものである。
FF28は、本発明の第1保持回路の一例であり、動作クロックTRGの立ち下がりに同期して動作し、1/2除算回路26の出力信号を保持してデータ出力端子Qから出力するものである。
FF30は、本発明の第2保持回路の一例であり、動作クロックTRGの立ち下がりに同期して、FF28の出力信号を保持してデータ出力端子Qから出力するものである。
減算器(第1減算器)32は、FF28の出力信号から、FF30の出力信号を減算するものである。
加算器(第1加算器)34は、FF20の出力信号と減算器32の出力信号とを加算するものである。
セレクタ(第1セレクタ)36は、動作クロックTRGのレベルに応じて、FF20の出力信号と加算器34の出力信号とを切り換えてシフト信号SHIFTとして出力するものである。
本実施形態の場合、セレクタ36は、シフト信号SHIFTとして、動作クロックTRGがハイレベル(H)の場合に、FF20の出力信号を出力し、動作クロックTRGがローレベル(L)の場合に、加算器34の出力信号を出力する。
遅延ライン24は、所定の段数の遅延セル38を直列に接続して構成され、シフト信号SHIFTに対応する位相シフト量だけ入力クロックCLKINの位相をシフトし、出力クロックCLKOUTとして出力するものである。
つまり、FF20からは、動作クロックTRGの立ち上がりに同期して、カウンタ16のカウント値CNTが出力される。カウント値CNTは、入力クロックCLKIN、つまり、出力クロックCLKOUTの動作周期tnの位相シフト量Shift(tn)=[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2を表す。
従って、減算器32の出力信号は、[Shift(tn)-Shift(tn-1)]/2を表す。つまり、減算器32の出力信号は、動作周期tnの位相シフト量Shift(tn)とその1つ前の動作周期tn−1の位相シフト量Shift(tn-1)との差の平均値(位相シフト量の変化量の半分の値)である。
加算器34の出力信号は、Shift(tn)+[Shift(tn)-Shift(tn-1)]/2を表す。つまり、加算器34の出力信号は、動作周期tnの位相シフト量Shift(tn)に対して、動作周期tnの位相シフト量Shift(tn)とその1つ前の動作周期tn−1の位相シフト量Shift(tn-1)との差の平均値を加算したものであり、動作周期tnの位相シフト量Shift(tn)と1つ後の動作周期tn+1の位相シフト量Shift(tn+1)との間を補間した動作周期tn+0.5の位相シフト量Shift(tn+0.5)を表す。
CNT=mT/t … (2)
発振クロックRINGの周期tは、リングオシレータ14を構成する遅延セルの段数をk、遅延セル1段の遅延時間をDとすると、式(3)で表される。
t=2kD … (3)
従って、式(2)に式(3)を代入すると、式(4)で表される。
CNT=mT/2kD=m/2k*T/D … (4)
ここで、T/Dは、入力クロックCLKINの1周期が、遅延セルの何段分の遅延時間に相当するかを表すので、入力クロックCLKINを、入力クロックCLKINの1周期分だけシフトさせるために必要な遅延セル38の段数T/Dは、式(5)で表される。
T/D=m/2k*CNT … (5)
T/D=6/(2*6)*CNT=CNT/2 … (6)
このように、入力クロックCLKINの周期を測定するための測定期間mと、リングオシレータ14を構成する遅延セルの段数kとが同一の値、もしくは、m/2kの演算結果が割り切れるように設定されている場合、m/2kの演算を簡略化することができるため、入力クロックCLKINを、入力クロックCLKINの1周期分だけシフトさせるために必要な遅延セルの段数T/Dを求める演算回路を簡略化することができる。
前述のように、クロック位相シフト回路10は、DDR−SDRAMやRSDS等のインターフェイス回路において、DDR−SDRAMやRSDS等に入力される入力クロックとデータとの間のタイミングを調整するために使用される。DDR−SDRAMやRSDS等は、入力クロックとデータとの間のタイミングが、理想のタイミングから遅延セル1個分の遅延時間ずれたとしても動作許容範囲内であり、問題なく動作する。
このタイミングチャートに示すように、理想の位相シフト量は、例えば、最小値から、時間の経過とともに連続的に増加して最大値に到達し、その後、時間の経過とともに連続的に減少して最小値に到達することを繰り返す。
しかし、動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn−1の位相シフト量との間を補間した補間位相シフト量が生成されているため、クロック位相シフト回路10の出力クロックCLKOUTの位相シフト量は、従来のクロック位相シフト回路60の出力クロックCLKOUTの位相シフト量と比べて、量子化誤差が低減されている。
つまり、クロック位相シフト回路40は、測定期間設定回路12と、リングオシレータ14と、カウンタ16と、動作クロック生成回路18と、FF20と、第1誤差補正回路22と、第2誤差補正回路42と、遅延ライン24とによって構成されている。
第2誤差補正回路42は、動作クロックTRGに同期して動作し、出力クロックCLKOUTの位相シフト量と理想の位相シフト量との間のタイミング誤差を補正するために、減算器32の出力信号、つまり、前述の平均値の累積加算値に基づいて、動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別し、動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量から平均値を減算し、動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量と平均値とを加算するものである。
第2誤差補正回路42は、アキュムレータ44と、減算器46と、加算器48と、セレクタ50とによって構成されている。
アキュムレータ44は、動作クロックTRGに同期して動作し、減算器32の出力信号を累積加算し、その累積加算値に基づいて、動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別し、増減判別信号UDを生成するものである。
アキュムレータ44は、減算器32の出力信号を累積加算する場合に、累積加算値の最小値(つまり、位相シフト量の最小値)および最大値(つまり、位相シフト量の最大値)を保存しておく。増減判別信号UDは、本実施形態の場合、動作周期tnの累積加算値ACM(tn)が、累積加算値の最小値−1のACM(tnmin-1)となった場合に、Hとなり、累積加算値の最大値−1のACM(tnmax-1)となった場合に、Lとなる。
減算器(第2減算器)46は、FF20の出力信号から、減算器32の出力信号を減算するものである。
加算器(第2加算器)48は、FF20の出力信号と減算器32の出力信号とを加算するものである。
セレクタ(第2セレクタ)50は、第2誤差補正回路42の出力信号として、増減判別信号UDに基づいて、動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、減算器46の出力信号を出力し、動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、加算器48の出力信号を出力するものである。
つまり、FF20からは、動作クロックTRGの立ち上がりに同期して、カウンタ16のカウント値CNTが出力される。カウント値CNTは、動作周期tnの位相シフト量[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2を表す。
図5の状態遷移図に示すように、動作周期tnの累積加算値ACM(tn)が、累積加算値の最大値−1のACM(tnmax-1)になると、次の動作周期から入力クロックCLKINの位相シフト量が減少すると判別されて増減判別信号UDがLとなる。
一方、動作周期tnの累積加算値ACM(tn)が、累積加算値の最小値−1のACM(tnmin-1)になると、次の動作周期から入力クロックCLKINの位相シフト量が増加すると判別され、増減判別信号UDがHとなる。
従って、減算器46の出力信号は、Shift(tn)=[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2-[Shift(tn)-Shift(tn-1)]/2を表す。つまり、減算器46の出力信号は、動作周期tnの入力クロックCLKINの位相シフト量[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2から、動作周期tnの入力クロックCLKINの位相シフト量Shift(tn)と1つ前の動作周期tn−1の入力クロックCLKINの位相シフト量Shift(tn-1)との差の平均値(位相シフト量の変化量の半分の値)を減算したものである。
加算器48の出力信号は、Shift(tn)=[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2+[Shift(tn)-Shift(tn-1)]/2を表す。つまり、加算器48の出力信号は、動作周期tnの入力クロックCLKINの位相シフト量[Ideal(tn)+Ideal(tn-1)]/2に対して、動作周期tnの入力クロックCLKINの位相シフト量Shift(tn)と1つ前の動作周期tn−1の入力クロックCLKINの位相シフト量Shift(tn-1)との差の平均値(位相シフト量の変化量の半分の値)を加算したものである。
このタイミングチャートに示すように、クロック位相シフト回路40の出力クロックCLKOUTの位相シフト量は、クロック位相シフト回路10の場合と同様に、量子化誤差が低減され、かつ、動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量から平均値が減算され、動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、動作周期tnの位相シフト量と平均値とが加算されているため、従来のクロック位相シフト回路60の出力クロックCLKOUTの位相シフト量と比べて、理想の位相シフト量との間のタイミグ誤差が低減されている。
入力クロックCLKINは連続的に変化するため、連続する動作周期tn−iおよびtn−i−1の位相シフト量同士の間を補間すれば、同じ補間位相シフト量を得ることができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
12 測定期間設定回路
14 リングオシレータ
16 カウンタ
18 動作クロック生成回路
20、28,30 フリップフロップ(FF)
22 第1誤差補正回路
24 遅延ライン
26 1/2除算回路
32、46 減算器
34、48 加算器
36、50 セレクタ
38 遅延セル
42 第2誤差補正回路
44 アキュムレータ
Claims (8)
- 周波数変調された入力クロックの位相を遅延ラインを使用してシフトし、出力クロックとして出力するクロック位相シフト回路であって、
前記入力クロックを分周した所定の動作周期の動作クロックに同期して動作し、前記入力クロックの所定の周期にわたる測定期間に、前記遅延ラインを構成する遅延セルと同一の遅延セルを所定の段数接続して構成されたリングオシレータにより生成された前記入力クロックよりも高周波の発振クロックのクロック数をカウントして、そのカウント値を出力する周期測定回路と、
前記動作クロックに同期して動作し、前記カウント値を前記入力クロックの動作周期tnの位相シフト量とし、前記動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn−1の位相シフト量との差分に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量と動作周期tn+1の位相シフト量との間を補間した補間位相シフト量を生成し、前記動作クロックのレベルに応じて、前記動作周期tnの位相シフト量と、前記補間位相シフト量とを切り換えてシフト信号として出力する第1誤差補正回路とを備え、
前記遅延ラインは、所定の段数の前記遅延セルを直列に接続して構成され、前記シフト信号に対応する位相シフト量だけ前記入力クロックの位相をシフトし、前記出力クロックとして出力するものであることを特徴とするクロック位相シフト回路。 - 前記周期測定回路は、前記動作クロックに同期して動作し、前記カウント値を保持して出力するカウント値保持回路を備え、
前記第1誤差補正回路は、
前記動作クロックに同期して動作し、前記差分の平均値を算出する平均値算出回路と、
前記カウント値保持回路の出力信号と前記平均値とを加算する第1加算器と、
前記動作クロックのレベルに応じて、前記カウント値保持回路の出力信号と前記第1加算器の出力信号とを切り換えて前記シフト信号として出力する第1セレクタとを備える請求項1に記載のクロック位相シフト回路。 - 前記動作クロックに同期して動作し、前記平均値の累積加算値に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別し、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、前記動作周期tnの位相シフト量から前記平均値を減算し、前記動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、前記動作周期tnの位相シフト量と前記平均値を加算する第2誤差補正回路を備え、
前記第1誤差補正回路は、前記第2誤差補正回路の出力信号に基づいて、前記シフト信号を生成するものである請求項2に記載のクロック位相シフト回路。 - 前記第2誤差補正回路は、
前記動作クロックに同期して動作し、前記平均値の累積加算値に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別し、増減判別信号を生成するアキュムレータと、
前記カウント値保持回路の出力信号から前記平均値を減算する第2減算器と、
前記カウント値保持回路の出力信号と前記平均値とを加算する第2加算器と、
前記第2誤差補正回路の出力信号として、前記増減判別信号に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中であると判別された場合に、前記第2減算器の出力信号を出力し、前記動作周期tnの位相シフト量が増加中であると判別された場合に、前記第2加算器の出力信号を出力する第2セレクタとを備える請求項3に記載のクロック位相シフト回路。 - 前記第1誤差補正回路は、前記差分に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量と前記動作周期tn+1の位相シフト量との間を補間した第1補間位相シフト量を生成した後、前記第1補間位相シフト量と、前記動作周期tnの位相シフト量および前記動作周期tn+1の位相シフト量の各々との間を補間した第2補間位相シフト量を生成するものである請求項1〜4のいずれか1項に記載のクロック位相シフト回路。
- 前記第1誤差補正回路は、前記第2補間位相シフト量を生成した後、前記差分に基づいて、前記第j補間位相シフト量(jは、2以上の整数)と、前記動作周期tnの位相シフト量および前記動作周期tn+1の位相シフト量の各々との間、ならびに、前記第1補間位相シフト量から前記第j補間位相シフト量までの補間位相シフト量同士の間を補間した第j+1補間位相シフト量を生成することを1回以上繰り返すものである請求項5に記載のクロック位相シフト回路。
- 前記平均値算出回路は、前記補間位相シフト量として、前記動作周期tn−i(iは、1以上の整数)の位相シフト量と前記動作周期tn−i−1の位相シフト量との差の平均値を算出するものである請求項4に記載のクロック位相シフト回路。
- 前記アキュムレータは、前記平均値算出回路が、前記補間位相シフト量として、前記動作周期tn−iの位相シフト量と前記動作周期tn−i−1の位相シフト量との差の平均値を算出することに応じて符号が反転した平均値の符号を反転させた後、前記平均値の累積加算値に基づいて、前記動作周期tnの位相シフト量が減少中なのか増加中なのかを判別するものである請求項7に記載のクロック位相シフト回路。
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