JP5413151B2 - デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 - Google Patents
デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5413151B2 JP5413151B2 JP2009267521A JP2009267521A JP5413151B2 JP 5413151 B2 JP5413151 B2 JP 5413151B2 JP 2009267521 A JP2009267521 A JP 2009267521A JP 2009267521 A JP2009267521 A JP 2009267521A JP 5413151 B2 JP5413151 B2 JP 5413151B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage number
- circuit
- clock signal
- delay
- number data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pulse Circuits (AREA)
Description
この種のDLL回路では、基準クロック信号の位相を1周期遅延させる遅延量を検出するマスタDLL回路と、この基準クロック信号を1周期遅延させる遅延量に基づいて、第1クロック信号を所望の位相まで遅延させて第2クロック信号を生成するスレーブDLL回路を有するマスタ/スレーブDLL方式のDLL回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
マスタDLL回路61は、第1遅延回路62、位相比較回路63、遅延制御回路64を有している。
位相調整回路66は、上記のマスタDLL回路61の遅延制御回路64からの第1段数データDs1が入力されるとともに、位相設定データDpが入力される。そして、位相調整回路66は、第1段数データDs1及び位相設定データDpに基づいて、第2遅延回路67にて第1クロック信号CLK1を、位相設定データDpに応じた位相まで遅延させるための遅延素子の段数を算出し、その段数の第2段数データDs2を出力する。
図1は、デジタルDLL回路10の概略構成図を示す。図1に示すように、デジタルDLL回路10は、マスタDLL回路11及びスレーブDLL回路12を有している。
マスタDLL回路11は、第1遅延回路21、位相比較回路22、遅延制御回路23を含んでいる。第1遅延回路21は、図示しない複数の遅延素子(例えば、CMOSトランジスタよりなるバッファ回路)を有し、外部から基準クロック信号CLKrが入力され、遅延制御回路23から第1遅延回路21中の直列に接続された遅延素子の段数を指定するための第1段数データDs1が入力される。
スレーブDLL回路12は、位相調整回路31、第2遅延回路32を有する。第2遅延回路32は、第1遅延回路21と同じ構成(電気的特性)の複数の遅延素子(例えば、CMOSトランジスタよりなるバッファ回路)を含む。
位相設定データDpは、スレーブDLL回路12が生成する第2クロック信号CLK2の第1クロック信号CLK1に対する位相差を示すデータである。位相設定データDpのビット数は、第1クロック信号CLK1に対して第2クロック信号CLK2の位相差を設定する単位に対応する。設定単位は、マスタDLL回路11において、基準クロック信号CLKrに基づいて算出する第1段数データDs1の段数に応じた遅延時間(位相差)を整数で除算した値である。
なお、乗算器49は、2進数の位相設定データDpに含まれる「1」のビット位置に応じて補正第1段数データCDs1を左シフトした値を合計することにより、乗算値データDmを生成する。除算器50は、位相設定データDpのビット数に応じて乗算値データDmの下位ビットを削除する(切り捨てる、又は右シフトする)ことにより、除算値データDdを生成する。
Ds2=CDs1×Dp/2X
なお、「X」は位相設定データDpのビット数である。
(1)スレーブDLL回路12は、第1段数データDs1が「n−1」と「n」を交互に遷移している場合、第1段数データDs1の変化に応じた補正を行って一定の第2段数データDs2を生成するようにした。従って、スレーブDLL回路12は、補正された一定の第2段数データに基づいて第2クロック信号CLK2を生成するため、第2クロック信号CLK2のジッタを低減することができる。
・本実施形態では、位相調整回路31は、遅延制御回路23にて第1段数データDs1に「1」を減算される場合、第1段数データDs1に「1」を加算して補正第1段数データDs1を生成していた。これに限らず、位相調整回路31は、遅延制御回路23にて第1段数データDs1が「1」を加算される場合、第1段数データDs1に「1」を減算して補正第1段数データDs1を生成してもよい。
(付記1)
基準クロック信号を所定の位相まで遅延させるために使用する遅延素子の段数を示す第1段数データを生成する段数データ生成回路と、
前記第1段数データに基づいて使用する遅延素子の段数を示す第2段数データを生成し、前記第2段数データに応じた段数の遅延素子にて第1クロック信号を遅延させて第2クロック信号を生成し、前記第1段数データが2つの値の間で遷移している場合、前記第1段数データの変化に応じた補正を行って前記第2段数データを生成する信号生成回路と、
を有することを特徴とするデジタル遅延回路。
(付記2)
前記信号生成回路は、
前記第1段数データの変化に応じた補正データを生成し、前記第1段数データに前記補正データを加算し、その加算結果に応じて前記第2段数データを生成すること、
を特徴とする付記1に記載のデジタル遅延回路。
(付記3)
前記段数データ生成回路は、前記段数データを変更するときに、その変更に応じた段数変更信号を出力し、
前記信号生成回路は、前記段数変更信号に応じて前記補正データを生成すること、
を特徴とする付記2に記載のデジタル遅延回路。
(付記4)
前記段数データ生成回路は、前記第1段数データを増加するときに第1の段数変更信号を生成し、前記第1段数データを減少するときに第2の段数変更信号を生成し、
前記信号生成回路は、前記第1の段数変更信号に基づいて第1の値の補正データを生成し、前記第2の段数変更信号に基づいて前記第1の値より1大きい第2の値の補正データを生成すること、
を特徴とする付記1〜3のうちの何れか一項に記載のデジタル遅延回路。
(付記5)
前記段数データ生成回路は、前記第1段数データに前記補正データを加算して生成した補正第1段数データと、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との位相差を設定する位相設定データとに基づいて、前記第2段数データを生成すること、
を特徴とする付記2〜4のうちの何れか一項に記載のデジタル遅延回路。
(付記6)
前記段数データ生成回路は、
前記基準クロック信号を第1段数データにより遅延させた比較クロック信号と前記基準クロック信号の位相を比較し、その比較結果に応じた位相比較信号を出力する位相比較回路と、
前記位相比較信号に応じて前記第1段数データを変更する遅延制御回路と、
を含み、
前記遅延制御回路は、
前記位相比較信号に基づいて、前記基準クロック信号の1周期分の遅延よりも前記比較クロック信号の位相が大きいときにカウントアップし、カウント値と設定値に応じて第1の段数変更信号を出力する第1カウンタ回路と、
前記位相比較信号に基づいて、前記基準クロック信号の1周期分の遅延よりも前記比較クロック信号の位相が小さいときにカウントアップし、カウント値と設定値に応じて第2の段数変更信号を出力する第2カウンタ回路と、
を有し、
前記第1の段数変更信号に応じて前記第1段数データを減少させ、前記第2の段数変更信号に応じて前記第1段数データを増加させる、
ことを特徴とする付記1〜5のうちの何れか一項に記載のデジタル遅延回路。
(付記7)
前記段数データ生成回路に含まれる遅延素子と、前記信号生成回路に含まれる遅延素子は、互いに同一の遅延特性を有している、
ことを特徴とする付記1〜6のうちの何れか一項に記載のデジタル遅延回路。
(付記8)
第1段数データに基づいた段数の遅延素子にて基準クロック信号を遅延させて比較クロック信号を生成する第1遅延回路と、
前記基準クロック信号と前記比較クロック信号との位相を比較する位相比較回路と、
前記位相比較回路の比較結果に基づいて、前記基準クロック信号と前記比較クロック信号との位相を一致させるように前記第1段数データを生成する遅延制御回路と、
前記第1段数データに基づいて、第2段数データを生成する位相調整回路と、
前記第2段数データに基づいた段数の遅延素子にて第1クロック信号から遅延した第2クロック信号を生成する第2遅延回路と、を有し、
位相調整回路は、
前記第1段数データが2つの値の間で遷移している場合、前記第1段数データの変化に応じた補正を行って前記第2段数データを生成することを特徴とするデジタル遅延回路。
(付記9)
基準クロック信号を所定の位相まで遅延させるために使用する遅延素子の段数を示す第1段数データを生成し、前記第1段数データに基づいて使用する遅延素子の段数を示す第2段数データを生成し、前記第2段数データに応じた段数の遅延素子にて第1クロック信号を遅延させて第2クロック信号を生成し、前記第1段数データが2つの値の間で遷移している場合、前記第1段数データの変化に応じた補正を行って前記第2段数データを生成する、
ことを特徴とするデジタル遅延回路の制御方法。
11 段数データ生成回路(マスタDLL回路)
12 信号生成回路(スレーブDLL回路)
CLK1 第1クロック信号
CLK2 第2クロック信号
CLKr 基準クロック信号
Ds1 第1段数データ
Ds2 第2段数データ
Claims (6)
- 複数の遅延素子を有し、基準クロック信号を遅延させて比較クロック信号を出力する第1遅延回路と、
前記基準クロック信号と前記比較クロック信号との位相比較結果に応じた位相比較信号を出力する位相比較回路と、
前記位相比較信号に基づいて、前記第1遅延回路内の遅延素子の段数を示す第1段数データを生成し、前記第1遅延回路内の遅延素子の段数を制御する遅延制御回路と、
複数の遅延素子を有し、第1クロック信号を遅延させて第2クロック信号を出力する第2遅延回路と、
位相設定データ及び前記第1段数データに基づいて、前記第2遅延回路内の遅延素子の段数を示す第2段数データを生成し、前記第2遅延回路内の遅延素子の段数を制御する位相調整回路と、を有し、
前記位相調整回路は、前記第1段数データが第1の値と前記第1の値より1大きい第2の値との間で遷移している場合、前記第2の値に基づいて前記第2段数データを生成することを特徴とするデジタル遅延回路。 - 前記遅延制御回路は、前記第1段数データの変更に応じた段数変更信号を出力し、
前記位相調整回路は、前記段数変更信号に応じて補正データを生成すること、
を特徴とする請求項1に記載のデジタル遅延回路。 - 前記位相調整回路は、前記第1段数データに前記補正データを加算した結果に応じて前記第2段数データを生成すること、
を特徴とする請求項2に記載のデジタル遅延回路。 - 前記遅延制御回路は、前記第1段数データを増加するときに第1の段数変更信号を生成し、前記第1段数データを減少するときに第2の段数変更信号を生成し、
前記位相調整回路は、前記第1の段数変更信号に基づいて前記第1の値を生成し、前記第2の段数変更信号に基づいて前記第2の値を生成すること、
を特徴とする請求項2又は3に記載のデジタル遅延回路。 - 前記位相調整回路は、前記補正データと、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との位相差を設定する前記位相設定データとに基づいて、前記第2段数データを生成すること、
を特徴とする請求項2〜4のうちの何れか一項に記載のデジタル遅延回路。 - 基準クロック信号を遅延させて比較クロック信号を出力し、前記基準クロック信号と前記比較クロック信号との位相比較結果に応じた位相比較信号を出力し、前記位相比較信号に基づいて前記基準クロック信号と前記比較クロック信号との遅延量を調整するための遅延素子の段数を調整する第1段数データを生成し、
第1クロック信号を遅延させて第2クロック信号を出力し、位相設定データ及び前記第1段数データに基づいて前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との遅延量を調整するための遅延素子の段数を調整する第2段数データを生成し、
前記前記第1段数データが第1の値と前記第1の値より1大きい第2の値との間で遷移している場合、前記第2段数データを同じ値に維持する、
ことを特徴とするデジタル遅延回路の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009267521A JP5413151B2 (ja) | 2009-11-25 | 2009-11-25 | デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009267521A JP5413151B2 (ja) | 2009-11-25 | 2009-11-25 | デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011114470A JP2011114470A (ja) | 2011-06-09 |
JP5413151B2 true JP5413151B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=44236502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009267521A Expired - Fee Related JP5413151B2 (ja) | 2009-11-25 | 2009-11-25 | デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5413151B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014096691A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000091896A (ja) * | 1998-09-17 | 2000-03-31 | Nec Corp | 遅延調整装置 |
JP3605033B2 (ja) * | 2000-11-21 | 2004-12-22 | Necエレクトロニクス株式会社 | 固定長遅延生成回路 |
JP3859624B2 (ja) * | 2003-07-31 | 2006-12-20 | エルピーダメモリ株式会社 | 遅延回路と遅延同期ループ装置 |
JP3949643B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2007-07-25 | Necエレクトロニクス株式会社 | Master/Slave方式ディジタルDLLおよびその制御方法 |
-
2009
- 2009-11-25 JP JP2009267521A patent/JP5413151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011114470A (ja) | 2011-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060255866A1 (en) | Pulse width modulation circuit and multiphase clock generation circuit | |
JP6783535B2 (ja) | クロック補正装置及びクロック補正方法 | |
JP2012054734A (ja) | 位相同期回路、cdr回路及び受信回路 | |
TWI791914B (zh) | 分頻器電路、用於分頻器電路的方法及補償電路 | |
US7683690B2 (en) | Multiphase clock generation circuit | |
JP2008205730A (ja) | Pll回路 | |
JP7108219B2 (ja) | 分周補正回路、受信回路及び集積回路 | |
JPWO2004079913A1 (ja) | ディジタルpll回路 | |
JP5643839B2 (ja) | アキュムレータ型フラクショナルn−pllシンセサイザおよびその制御方法 | |
JP6990313B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP5006231B2 (ja) | インピーダンス調整回路 | |
US8130048B2 (en) | Local oscillator | |
JP2008172512A (ja) | 周波数シンセサイザ及びフェーズロックループ、並びにクロック生成方法 | |
JP5298953B2 (ja) | ディザ処理型クロック発生器 | |
JP5413151B2 (ja) | デジタル遅延回路及びデジタル遅延回路の制御方法 | |
JP6322995B2 (ja) | スペクトラム拡散クロック発生回路及び電子機器 | |
CN108039885B (zh) | 一种高速分频方法及具有占空比调节功能的高速分频器 | |
US7917797B2 (en) | Clock generation using a fractional phase detector | |
WO2020246092A1 (ja) | 位相同期回路、電子装置、および、位相同期回路の制御方法 | |
JPWO2009069244A1 (ja) | 送信方法および送信装置 | |
CN114710154A (zh) | 基于时分复用增益校准的开环小数分频器和时钟系统 | |
US9484932B2 (en) | Signal generation circuit and electronic apparatus | |
CN108111163B (zh) | 一种高速分频器 | |
US9425809B2 (en) | Local oscillator | |
JP2011205165A (ja) | 半導体装置及び遅延量調整方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131015 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131028 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5413151 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |