JP2000091896A - 遅延調整装置 - Google Patents

遅延調整装置

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JP2000091896A
JP2000091896A JP10262839A JP26283998A JP2000091896A JP 2000091896 A JP2000091896 A JP 2000091896A JP 10262839 A JP10262839 A JP 10262839A JP 26283998 A JP26283998 A JP 26283998A JP 2000091896 A JP2000091896 A JP 2000091896A
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delay
signal
circuit
input
clock signal
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JP10262839A
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Satoshi Tamaoki
智 玉置
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体記憶装置等の高速化に対応した高精度の
遅延を実現する。 【解決手段】 分周クロック信号102を出力する分周
回路1と、この分周クロック信号102を半周期遅延さ
せることによって得られた遅延分周クロック信号106
を出力するとともに、入力された遅延調整信号105に
基づいて遅延量が可変される単位遅延回路2と、分周ク
ロック信号102および遅延分周クロック信号104の
位相を比較し、遅延分周クロック信号106が遅れたと
きは遅延減少信号103を出力しかつ遅延分周クロック
信号106が進んだときは遅延増加信号104を出力す
る遅延検出回路3と、遅延増加信号104または遅延減
少信号103が入力されかつこの入力された信号に基づ
いて遅延調整信号105を出力する遅延調整回路4と、
複数の単位遅延回路51〜54の直列接続によって構成さ
れかつ入力された遅延調整信号105に基づいて遅延量
が可変されるとともに、入力された論理入力信号201
を可変された遅延量だけ遅延させてから出力する遅延回
路5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延調整装置に関
し、特にRAMやROM等の半導体記憶装置等で使用さ
れる遅延調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、RAM(Random Access Memory)
やROM(Read Only Memory)等の半導体記憶装置、そ
の中でも特にDRAM(Dynamic Random Access Memor
y)においてはさまざまな遅延量の遅延回路が設けら
れ、論理動作およびアナログ動作のスキュウ調整やタイ
ミング調整等に用いられている。
【0003】しかし、このような遅延回路は動作時に発
生した温度等の影響により、遅延時間が延びたり縮んだ
りして変動してしまう。そのため、実際の回路設計で
は、このような遅延時間の変動を見込んで回路動作の合
わせ込みを行っているのが現状である。
【0004】また、従来においては、特開平1−236
494号公報に記載されているように外部端子に信号を
入力して遅延時間を調整するものや、特開平4−288
717号公報に記載されているように遅延素子のレイア
ウトを工夫してスキュウずれを生じにくくするようなも
の等が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例は何れも、遅延回路自体の特性変動を調整する
機能を有しておらず、そのため半導体記憶装置の高速化
にともなう遅延回路の精度向上の要求に対して対応でき
なくなりつつある。
【0006】また、従来よりクロック信号を利用して遅
延回路の特性を調整する回路としては、DLL(Delay
Locked Loop )やPLL(Phase Locked Loop) がよく
知られているが、これらの回路構成は非常に複雑であ
り、設計および製造が困難という問題がある。
【0007】さらに、これらのPLL等は、通常、クロ
ック信号の位相調整に用いられることを前提にされてい
るため、調整する遅延時間はクロック周期に限定され、
任意の遅延時間を有する遅延回路に適応できないという
問題点もある。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、半導体記憶装置等の高速化に対応した高
精度の遅延調整装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る本発明の遅延調整装置は、入
力された論理入力信号に所望時間の遅延量を加えてから
出力する遅延装置において、入力されたクロック信号を
分周して得られた分周クロック信号を出力する分周回路
と、上記分周クロック信号が入力されかつこの分周クロ
ック信号を半周期遅延させることによって得られた遅延
分周クロック信号を出力するとともに、入力された遅延
調整信号に基づいて遅延量が可変される単位遅延回路
と、上記分周クロック信号および上記遅延分周クロック
信号が入力されて両者の位相を比較し、上記遅延分周ク
ロック信号が遅れたときは上記遅延減少信号を出力しか
つ上記遅延分周クロック信号が進んだときは遅延増加信
号を出力する遅延検出回路と、上記遅延増加信号または
遅延減少信号が入力されかつこの入力された信号に基づ
いて上記遅延調整信号を出力する遅延調整回路と、複数
の上記単位遅延回路の直列接続によって構成されかつ入
力された上記遅延調整信号に基づいて遅延量が可変され
るとともに、入力された上記論理入力信号を上記可変さ
れた遅延量だけ遅延させてから出力する遅延回路とを備
えたものである。
【0010】また、請求項2に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項1において、上記単位遅延回路は、NMO
SFETとPMOSFETとからなるCMOSインバー
タ回路を複数直列接続することによって構成されたもの
である。
【0011】また、請求項3に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記CMOSインバータ回路
を構成するNMOSFETは、バックゲートを有し、こ
のバックゲートには、上記遅延調整信号が入力されるも
のである。
【0012】したがって、以上の請求項1〜3に係る本
発明は、温度変化等で変動した遅延量を適宜調整するこ
とができ、高精度の遅延調整装置を提供することができ
る。特にこれらの構成はシンプルであるため、設計が容
易であり安価に提供することができる。
【0013】また、請求項4に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記CMOSインバータ回路
を構成するPMOSFETは、そのソースに上記遅延調
整信号が入力されるものである。
【0014】また、請求項5に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項4において、上記遅延調整回路は、上記遅
延減少信号が入力されると電圧値を増加させかつ上記遅
延増加信号が入力されると電圧値を減少させることによ
って得られた電圧信号を出力する手段と、この電圧信号
および上記遅延調整信号の電圧値を比較して上記遅延調
整信号の電圧を上記電圧信号の電圧値に合わせるコンパ
レータ回路とを有するものである。
【0015】したがって、以上の請求項4,5に係る本
発明は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有する
とともに、特にこれらの構成は高周波の信号を遅延させ
る際に有効である。
【0016】また、請求項6に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記単位遅延回路は、上記遅
延調整信号の電圧値に応じて上記CMOSインバータ回
路の出力電圧を可変するコンパレータ回路をさらに有す
るものである。
【0017】したがって、以上の請求項6に係る本発明
は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有する。
【0018】また、請求項7に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項1において、上記遅延調整装置は、半導体
記憶装置に組み込まれるものである。
【0019】したがって、以上の請求項7に係る本発明
は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有するとと
もに、DRAMやROM等のタイミング調整に有効であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0021】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態を示すブロック図である。同図に示すよ
うに本実施の形態に係る遅延調整装置は、入力された論
理入力信号に一定の遅延を加えて出力する遅延回路5
と、この遅延回路5における遅延量の変動を補正するた
めの分周回路1,単位遅延回路2,遅延検出回路3およ
び遅延調整回路4を備えている。
【0022】分周回路1は、外部から入力されたクロッ
ク信号101を分周してから出力する手段である。な
お、以下においては、この分周されて出力されるクロッ
ク信号を分周クロック信号102という。
【0023】単位遅延回路2は、図示しない複数のCM
OS(Complementary Metal OxideSemiconductor)イン
バータ回路を直列接続することによって構成され、入力
された分周クロック信号102を半周期(すなわち1/
2周期)だけ遅延させてから出力する手段である。
【0024】そして、単位遅延回路2に入力された分周
クロック信号102は、各CMOSインバータ回路によ
って少しずつ遅延され、最終的に外部へ出力されるとき
は、半周期遅延されて出力されるようになっている。な
お、以下においては、この半周期遅延されてから出力さ
れる分周クロック信号を、遅延分周クロック信号106
という。
【0025】遅延検出回路3は、分周回路1および単位
遅延回路2からそれぞれ出力される分周クロック信号1
02および遅延クロック信号106が入力され、両クロ
ック信号の位相を比較し、その比較結果にも基づいて遅
延減少信号103または遅延増加信号104の何れかを
出力する手段である。
【0026】すなわち、入力された遅延分周クロック信
号106の位相が分周クロック信号102よりも遅れて
いるときは、パルス信号である遅延減少信号103を出
力する。またそれとは逆に、入力された遅延分周クロッ
ク信号106の位相が分周クロック信号102よりも進
んでいるときは、パルス信号である遅延増加信号104
を出力する。
【0027】遅延調整回路4は、遅延検出回路3から出
力される遅延減少信号103および遅延増加信号104
が入力され、これらの信号に基づいて遅延調整信号10
5を出力する。この遅延調整信号105は、単位遅延回
路2の遅延量の変動、および、後述の遅延回路5内の単
位遅延回路51〜54の遅延量の変動を補正するための信
号である。
【0028】すなわち、遅延減少信号103が入力され
たときは高電圧の遅延調整信号105を出力し、遅延増
加信号104が入力されたときは低電圧の遅延調整信号
105を出力する。出力された遅延調整信号105は、
単位遅延回路2および遅延回路5内の単位遅延回路21
〜24 に入力され、遅延量を可変する。
【0029】遅延回路5は、複数の単位遅延回路を直列
接続することによって構成されている。各単位遅延回路
は、上術の単位遅延回路2と同一構成のものであり、こ
こでは単位遅延回路51,52,53,54 の4個を直列
接続することによって構成されている。もちろん、単位
遅延回路の接続段数は、必要とする遅延量に応じて可変
するとよい。したがって、単位遅延回路2と同様に、各
単位遅延回路51 ,52,53,54 にも遅延調整信号1
05が入力され、遅延調整信号105に応じて遅延量が
可変される。
【0030】そして、DRAM内を流れるデータ信号や
アドレス信号等、遅延を加えたい各種の信号(以下、論
理入力信号201という)がこの遅延回路5に入力され
ると、各単位遅延回路51,52,53,54によって遅延
させてから、論理出力信号202として出力する。すな
わち、この遅延回路5の働きによって、データ信号およ
びアドレス信号に所望の遅延を加えることができ、タイ
ミング調整等の用途に使用することができるわけであ
る。
【0031】以上説明したように本実施の形態は、温度
変化等の影響によって遅延回路5を構成する単位遅延回
路51,52,53,54における遅延時間に変動が生じた
としても、単位遅延回路2で検出された遅延時間の変動
によって遅延調整信号105発生し、容易に遅延時間の
補正を行うことができる。そのため、論理入力信号20
1に対して、一定の遅延を常時付加することができる。
【0032】次に、図1に記載の各部品、すなわち遅延
回路5,遅延検出回路3および遅延調整回路4の詳細に
ついて図を参照して説明する。
【0033】図2は、図1に係る単位遅延回路2を示す
回路図である。同図に示すように、単位遅延回路2は4
個のCMOSインバータ回路21 ,22,23,24が直
列に接続されて構成され、例えばCMOSインバータ回
路21はPMOSFET(PMOS-Field Effect Transist
or )2a1 とNMOSFET(NMOS-Field Effect Tra
nsistor )2b1 とによって構成されている。
【0034】もちろん、他のCMOSインバータ回路2
2,23,24 についても同様に構成されており、CMO
Sインバータ回路22は、PMOSFET2a2とNMO
SFET2b2 とによって構成され、CMOSインバー
タ回路23 は、PMOSFET2a3 とNMOSFET
2b3 とによって構成され、CMOSインバータ回路2
4は、PMOSFET2a4とNMOSFET2b4 とに
よって構成されている。
【0035】そして、特に本実施の形態においてはNM
OSFET2b1,2b2,2b3,2b4 の構成に大き
な特徴を有するものである。すなわち、各NMOSFE
Tはバックゲートを備え、これらのバックゲートに遅延
調整信号105を入力することによりバックバイアスを
可変できるように構成されている。
【0036】したがって、各NMOSFET2b1〜2
4に入力された遅延調整信号105は、各NMOSF
ETにおけるバックバイアスとして働き、この遅延調整
信号105の電圧値に応じて単位遅延回路2の遅延時間
が可変される。もちろん、遅延回路5を構成する単位遅
延回路51〜54のNMOSFETにも、同様に遅延調整
信号105が入力され、上記同様の遅延時間の補正が行
われる。
【0037】図3は、図1に係る遅延検出回路3を示す
回路図である。同図に示すように、遅延検出回路3は4
個のインバータ回路3a1 ,3a2 ,3a3 および3a
4 と、2個のDラッチ回路3b1 および3b2 とで構成
されている。
【0038】すなわち、Dラッチ回路3b1 は、一方に
ある入力端子に遅延分周クロック信号106が入力され
るとともに、他方にあるクロック入力端子にはインバー
タ回路3a1および3a2が直列に接続されている。そし
て、クロック入力端子には、これらインバータ回路3a
1および3a2を介して分周クロック信号102が入力さ
れる。
【0039】また、Dラッチ回路3b1 の出力端子は遅
延検出回路3の2個の出力端子の一方と接続されてお
り、この出力端子からはDラッチ回路3b1 でラッチさ
れた信号が遅延減少信号103として出力される。
【0040】一方、Dラッチ回路3b2 は、Dラッチ回
路3b1 と同様の構成をしており、一方におある入力端
子に分周クロック信号102が入力されるとともに、他
方にあるクロック信号入力端子にはインバータ回路3a
3および3a4が直列に接続されている。そして、このク
ロック入力端子には、これらのインバータ回路3a3
よび3a4 を介して遅延分周クロック信号106が入力
される。また、Dラッチ回路3b2 の出力端子は遅延検
出回路3の2個の出力端子のうち、Dラッチ回路3b1
が接続されているのとは別の端子と接続されており、こ
の出力端子からはDラッチ回路3b2 でラッチされた信
号が遅延増加信号104として出力される。
【0041】図4は、図1に係る遅延調整回路4を示す
回路図である。同図に示すように、遅延調整回路4は、
2個の入力端子と1個の出力端子を有し、入力端子の一
方には遅延減少信号103が入力され、入力端子の他方
には遅延増加信号104が入力される。また、出力端子
からは遅延調整信号105が出力される。
【0042】さて、遅延減少信号103が入力される端
子には、3個のインバータ回路4a4 ,4a5および4
6と、PMOSFET4eおよびNMOSFET4d
からなるトランスファーゲートと、がリング状に接続さ
れ、これらによってオッシレータ回路を構成している。
【0043】また、NMOSFET4dのゲートには遅
延減少信号103が入力され、PMOSFET4eのゲ
ートにはインバータ回路4a3 が接続され、このインバ
ータ回路を介して遅延減少信号103が入力されるよう
になっている。
【0044】したがって、NMOSFET4dおよびP
MOSFET4eからなるトランスファーゲートは、オ
ッシレータ回路の活性化スイッチとして機能しており、
遅延減少信号103の入力に応じて導通/非導通が切り
替えられ、オッシレータ回路の発振制御に使用される。
【0045】また、このオッシレータ回路は、インバー
タ回路4a6 の出力側から分岐し、その先にはコンデン
サfが接続されている。コンデンサ4fには、NMOS
FET4c2およびNMOSFET4c3 が接続されて
いる。
【0046】NMOSFET4c3 のソースはグランド
に接続され、そのドレインはNMOSFET4c2 のソ
ースに接続され、ゲートはコンデンサ4fの出力端子に
接続されている。NMOSFET4c2 のドレインおよ
びゲートは、遅延調整回路4の出力端子に接続されてい
る。
【0047】一方、遅延増加信号104が入力される端
子には、インバータ回路4a1 および4a2 の直列接続
からなるバッファ回路が接続されている。そして、この
バッファ回路の出力端子には、NMOSFET4c1
ゲートが接続されている。
【0048】NMOSFET4c1 のソースおよびゲー
ト間には抵抗4bが接続され、さらにそのソースはグラ
ンドに接続され、ドレインは遅延調整回路4の出力端子
に接続されている。
【0049】図5は、図1に係る遅延調整回路5を示す
回路図である。同図に示すように、遅延回路5は複数の
単位遅延回路を直列接続することによって構成されてい
る。すなわち、図2で示した単位遅延回路2と同一の構
成をした単位遅延回路51,52,53,54を直列に接続
している。なお、ここでは単位遅延回路を4段接続した
場合を記載したが、これに限られるものではない。必要
に応じて任意に接続段数を可変することができる。
【0050】ここで、以上の構成による第1の実施の形
態の動作について図を参照して説明する。図6(a),
(b)および(c)は、本実施の形態の各部における波
形を示すタイムチャートである。
【0051】まず、同図(a)は、単位遅延回路におけ
る遅延量に変動が生じていない場合を示す。同図に示す
ように、単位遅延回路2において遅延量が変動すること
なく、正確に1/2周期だけ遅延されている状態では、
クロック信号101の入力された分周回路1は、入力さ
れたクロック信号101を分周することにより、分周ク
ロック信号102を発生して出力する。そして、この分
周クロック信号102の入力された単位遅延回路2は、
この分周クロック信号102を1/2周期だけ遅延させ
た遅延分周クロック信号106を発生して出力する。
【0052】その後、これら分周クロック信号102お
よび遅延クロック信号106が入力されることにより、
遅延検出回路3はこれら分周クロック信号102および
遅延分周クロック信号106の位相同士を比較し、遅延
分周クロック信号106の遅延時間が分周クロック信号
102の1/2周期のときは、遅延減少信号103およ
び遅延増加信号104の何れとも不活性状態(ローレベ
ル)を維持する。
【0053】しかし、同図(b)に示すように、特性変
動によって遅延時間が長くなり、分周クロック信号10
2に対して遅延分周クロック信号106の位相が遅れた
ら、遅延量を減少させるため遅延減少信号103を発生
して出力する。また逆に、特性変動により遅延時間が短
くなり、遅延分周クロック信号106が進んでしまった
場合は、遅延量を増加させるため遅延増加信号104を
発生して出力する。
【0054】以上の動作の結果、遅延調整回路4から
は、以下に示すような遅延調整信号105が出力され
る。
【0055】図7は、図1に係る遅延調整回路4から出
力された遅延調整信号105を示すタイムチャートであ
る。同図に示すように遅延検出回路3は、入力された分
周クロック信号102および遅延クロック信号106の
位相同士を比較し、その結果に応じて図5で説明した遅
延減少信号103または遅延増加信号104を出力す
る。
【0056】例えば図7においては、遅延減少信号10
3が2パルス出力された後、遅延増加信号104が2パ
ルス出力された場合を表している。同図に示すように、
これらのパルス信号は遅延検出回路4に入力され、遅延
検出回路4は入力された信号に基づいて遅延調整信号1
05を出力している。すなわち、入力される遅延減少信
号103の増加に伴って遅延調整信号の電圧レベルも高
くなり、逆に遅延増加信号104が入力されると、その
増加に伴って遅延調整信号105の電圧レベルは下がっ
ている。
【0057】このように、単位遅延回路2および遅延回
路5にそれぞれ入力される遅延調整信号105の電圧レ
ベルを変化させることにより、単位遅延回路2,21
2,23 ,24 のNMOSFETのバックゲート電圧
(以下、VBBという)を可変している。したがって、V
BBを高くすることによりNMOSFETのゲート遅延時
間が短くなり、単位遅延回路における遅延量は小さくな
る。一方、VBBを低くすることによりNMOSFETの
ゲート遅延時間が長くなり、単位遅延回路における遅延
量は大きくなる。
【0058】以上説明したように、本実施の形態を用い
ることにより、単位遅延回路2によって検出された遅延
量の変動に基づいて、遅延回路5の遅延量を適宜補正す
ることができる。特に本実施の形態は、構成が非常にシ
ンプルであり、安価に提供することができるという特徴
を有する。
【0059】[第2の実施の形態]次に、本発明に係る
第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、
その全体構成は図1に記載のものと同様であるが、さら
に単位遅延回路2および遅延調整回路4に工夫を施すこ
とによって遅延量の変動を抑制するものであり、200
MHz以上の高周波を取り扱うときに特に有効である。
【0060】図8は、本実施の形態の単位遅延回路2を
示す回路図である。同図に示すように、単位遅延回路2
は4個の単位遅延回路21, 22, 23,24が直列に接
続されて構成され、例えば単位遅延回路21は、PMO
SFET2c1とNMOSFET2d1 とからなるCM
OSインバータ回路によって構成されている。
【0061】もちろん、他の単位遅延回路22,23,2
4 についても同様に構成されており、単位遅延回路22
は、PMOSFET2c2とNMOSFET2d2 とか
らなるCMOSインバータ回路によって構成され、単位
遅延回路23 は、PMOSFET2c3 とNMOSFE
T2d3 とからなるCMOSインバータ回路によって構
成され、単位遅延回路24は、PMOSFET2c4とN
MOSFET2d4 とからなるCMOSインバータ回路
によって構成されている。
【0062】特に、本実施の形態においてはPMOSF
ET2c1,2c2,2c3,2c4の構成に大きな特徴が
ある。すなわち、各PMOSFETのソースに遅延調整
信号105が入力されるようになっており、遅延調整信
号105の電圧値に応じて単位遅延回路2並びに遅延回
路5を構成する単位遅延回路51,52,53,54の遅延
量を適宜可変することができる。
【0063】図9は、遅延調整回路4を示す回路図であ
る。同図に示すように、遅延調整回路4は遅延減少信号
103およびクロック信号101の入力されるアンドゲ
ート4g1 と、遅延増加信号104およびクロック信号
101の入力されるアンドゲート4g2 と、これらアン
ドゲート4g1 および4g2 の出力端子が接続されたカ
ウンタ4hを備えている。
【0064】すなわち、アンドゲート4g1 の出力はイ
ンクリメント信号107として働き,アンドゲート4g
2 の出力はディクリメント信号108として働き、カウ
ンタ4hは入力されたこれらの信号のパルスをカウント
するようになっている。カウンタ4hは、アップ・ダウ
ンカウンタによって構成されており、入力されたインク
リメント信号103をカウントアップするとともに、入
力されたディクリメント信号をカウントダウンする。
【0065】さらに、カウンタ4hは6個の出力端子を
備えており、これら6個の出力端子にはそれぞれNMO
SFET4i1,4i2,4i3,4i4,4i5,4i6
接続されている。各NMOSFET4i1,4i2,4i
3,4i4,4i5,4i6のソースには電源が接続され、
ドレインにはそれぞれ抵抗4k1, 4k2,4k3,4k
4,4k5,4k6 が接続されている。
【0066】また、抵抗4k1,4k2,4k3,4k4
4k5,4k6は、リファレンス信号線109に接続され
ており、抵抗R0とグランドとの間には抵抗RGが接続
されている。さらに、リファレンス信号線109は、コ
ンパレータ回路6の入力端子にされている。
【0067】コンパレータ回路6は、ゲート同士が接続
されたPMOSFET6a1 および6a2 と、NMOS
FET6b1,6b2および6b3 とで構成されている。
上述したようにNMOSFET6b1 のゲートにはリフ
ァレンス信号線109が接続され、NMOSFET6b
2 のゲートは遅延調整信号105を出力する出力端子に
接続され、NMOSFET6b3 のゲートには信号30
1が入力される。この信号301は電源電圧Vccとグ
ランドとの中間電位を有する信号であり、カウンタ回路
4hの動作中に入力されるようになっている。
【0068】また、コンパレータ回路6の外には、PM
OSFET4mが設けられ、そのソースは電源に接続さ
れ、ドレインは遅延調整信号105を出力する出力端子
に接続され、ゲートはコンパレータ回路6内のPMOS
FET6a1 に接続されている。
【0069】ここで、本実施の形態の動作について図を
参照して説明する。図10は、図9に係る遅延調整回路
4から出力された遅延調整信号105を示すタイムチャ
ートである。分周回路1は、クロック信号101が入力
されると、このクロック信号101を分周して分周クロ
ック信号102を出力する。出力された分周クロック信
号102は、遅延検出回路3および単位遅延回路2の両
者に入力される。
【0070】単位遅延回路2は、分周クロック信号10
2が入力されると、この分周クロック信号102を1/
2周期遅延させて出力し、この出力は遅延分周クロック
信号106として遅延検出回路3に入力される。
【0071】遅延検出回路3は、分周クロック信号10
2および遅延分周クロック信号106が入力されると、
両者の位相を比較して遅延減少信号103または遅延増
加信号104の何れかを出力する。なお、その際の動作
は、第1の実施の形態で示したものと同様である。
【0072】これら遅延減少信号103および遅延増加
信号104は、遅延調整回路4に入力され、これらの信
号が入力されると遅延調整回路4は、入力された信号に
基づいて遅延調整信号105を発生して出力する。
【0073】すなわち、遅延検出回路3から出力された
遅延減少信号103および遅延増加信号104の入力さ
れた遅延調整回路4は、カウンタ回路4hおよびNMO
SFET4i1,4i2,4i3,4i4,4i5,4i6
よって、複数の抵抗R0,R1,R2,R3,R4,R
5対して選択的に電流を流す。この抵抗に流れる電流に
よってリファレンス信号線109の電圧は下記の式
(1)のようになる。
【0074】 Vref =(R0+R1+…)/(RG+(R0+R1+…))・・・・(1)
【0075】この電圧Vref と遅延調整信号105の電
圧とを、コンパレータ回路6が比較して、コンパレータ
回路6は遅延調整信号105の電圧をリファレンス信号
線109の電圧にあわせる。この結果、単位遅延回路2
および遅延回路5に入力される電圧が調整され、遅延調
整信号105の電圧が高いと遅延時間が早くなり、遅延
調整信号の電圧が低くなると遅延時間が遅くなる。
【0076】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、単位
遅延回路2および遅延調整回路4に工夫を施すことによ
って遅延量の変動を抑制するものである。なお、上記2
つの実施の形態と比べて比較的に反応速度が遅いため、
低周波信号を遅延させる際に使用される。
【0077】図11は、単位遅延回路2を示す回路図で
ある。同図に示すように本実施の形態では、上記実施の
形態と異なって単位遅延回路2にコンパレータ回路7を
設けている。
【0078】このコンパレータ回路7は、第2の実施の
形態で使用されたものと同様に、2個のPMOSFET
7a1 および7a2 と、3個のNMOSFET7b1
7b2 および7b3 とによって構成されているが、使用
方法に若干の相違点を有する。
【0079】グランドと接続されているNMOSFET
7b3 は、そのゲートに遅延調整信号105が入力さ
れ、コンパレータ回路7の活性化スイッチとして利用さ
れている。そして、NMOSFET7b1 のゲートには
CMOSインバータ回路24 の出力端子が接続され、遅
延分周クロック106に対して順方向または逆方向に電
圧を印加することができる。また、NMOSFET7b
2 のゲートには、Vccとグランドレベルとの中間電位
を有する信号302が印加されている。
【0080】したがって、このコンパレータ回路7は、
信号302および遅延分周クロック信号106の電圧を
比較し、遅延分周クロック信号106の電圧が高いとき
は、コンパレータ回路7からCMOSインバータ回路2
4 の出力端子にかけて電圧を印加し、逆に遅延分周クロ
ック信号106の電圧が低いときは、CMOSインバー
タ回路24の出力端子からコンパレータ回路7にかけて
電圧を印加する。
【0081】その結果、遅延分周クロック信号106
は、その電圧の大きさによって正または負の電圧が印加
され、その結果、CMOSインバータ回路24 から出力
される信号をなまらすことができ、すなわち出力される
パルスのエッジの傾きを変化させることができる。その
ため、傾き具合によって単位遅延回路2における遅延時
間が可変され、変動した遅延量を補正することができ
る。
【0082】図12は、遅延調整回路4を示す回路図で
ある。同図に示すように、この遅延回路4は図9に記載
のものからコンパレータ回路6を取り除き、また抵抗4
jの代わりにNMOSFET4nを設けている。
【0083】すなわち、遅延調整回路4は遅延減少信号
103およびクロック信号101の入力されるアンドゲ
ート4g1 と、遅延増加信号104およびクロック信号
101の入力されるアンドゲート4g2 と、これらアン
ドゲート4g1 および4g2の出力端子が接続されたカ
ウンタ4hを備えている。
【0084】アンドゲート4g1 の出力はインクリメン
ト信号107として働き,アンドゲート4g2 の出力は
ディクリメント信号108として働き、これらの信号は
アンドゲートの後段に接続されているカウンタ4hに入
力される。カウンタ4hは、アップ・ダウンカウンタに
よって構成されており、入力されたインクリメント信号
103をカウントアップするとともに、入力されたディ
クリメント信号をカウントダウンする。
【0085】さらに、カウンタ4hは6個の出力端子を
備えており、これら6個の出力端子にはそれぞれNMO
SFET4i1,4i2,4i3,4i4,4i5,4i6
接続されている。各NMOSFET4i1,4i2,4i
3,4i4,4i5,4i6 のソースには電源が接続さ
れ、ドレインにはそれぞれ抵抗4k1, 4k2, 4
3,4k4,4k5,4k6 が接続されている。
【0086】また、抵抗4k1,4k2,4k3,4k4
4k5,4k6は、リファレンス信号線109に接続され
ており、抵抗R0とグランドとの間には図9で示した抵
抗RGの代わりにNMOSFET4nが接続されてい
る。リファレンス信号線109は、遅延調整回路4の出
力端子に接続されている。
【0087】ここで、本実施の形態の動作について説明
する。遅延調整回路4の動作は、基本的に第2の実施の
形態に準じているが、接地側の抵抗RGをNMOSFE
T4nと置き換えることにより、遅延調整信号105の
電圧の下限を、NMOSFET4nのしきい値電圧Vt
としている。
【0088】また、遅延回路5の出力端子にコンパレー
タ7を設けることによって、論理出力信号202を、そ
の立ち上がりのエッジをなまらして出力することができ
る。すなわち、立ち上がりのエッジの傾きを変えること
により、遅延量を長くしたり短くしたり可変することが
できる。
【0089】図13は、図12に係る遅延調整回路4か
ら出力される遅延調整信号105を示すタイムチャート
であり、第2の実施の形態の場合と同じように、遅延調
整信号105の電圧は遅延減少信号103および遅延増
加信号104のパルス数に応じて変化している。
【0090】なお、上記で説明した第1〜3の実施の形
態は、DRAM、ROMだけでなく、EPROMやEE
PROM等の不揮発性メモリに使用してもよいし、ゲー
トアレイ等の半導体集積回路に使用してもよい。また、
同一チップ内に集積されてもよいし、本発明のみを1個
のチップに集積し、マルチチップモジュールとして使用
してもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る本
発明の遅延調整装置は、入力された論理入力信号に所望
時間の遅延量を加えてから出力する遅延装置において、
入力されたクロック信号を分周して得られた分周クロッ
ク信号を出力する分周回路と、上記分周クロック信号が
入力されかつこの分周クロック信号を半周期遅延させる
ことによって得られた遅延分周クロック信号を出力する
とともに、入力された遅延調整信号に基づいて遅延量が
可変される単位遅延回路と、上記分周クロック信号およ
び上記遅延分周クロック信号が入力されて両者の位相を
比較し、上記遅延分周クロック信号が遅れたときは上記
遅延減少信号を出力しかつ上記遅延分周クロック信号が
進んだときは遅延増加信号を出力する遅延検出回路と、
上記遅延増加信号または遅延減少信号が入力されかつこ
の入力された信号に基づいて上記遅延調整信号を出力す
る遅延調整回路と、複数の上記単位遅延回路の直列接続
によって構成されかつ入力された上記遅延調整信号に基
づいて遅延量が可変されるとともに、入力された上記論
理入力信号を上記可変された遅延量だけ遅延させてから
出力する遅延回路とを備えたものである。
【0092】また、請求項2に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項1において、上記単位遅延回路は、NMO
SFETとPMOSFETとからなるCMOSインバー
タ回路を複数直列接続することによって構成されたもの
である。
【0093】また、請求項3に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記CMOSインバータ回路
を構成するNMOSFETは、バックゲートを有し、こ
のバックゲートには、上記遅延調整信号が入力されるも
のである。
【0094】したがって、以上の請求項1〜3に係る本
発明は、クロック信号のパルス幅と単位遅延回路に遅延
されたクロック信号のパルス幅とを比較して、単位遅延
回路における遅延量の変動を検出することにより、温度
変化等で変動した遅延量を適宜調整することができ、高
精度の遅延調整装置を提供することができる。特にこれ
らの構成はシンプルであるため、設計が容易であり安価
に提供することができる。
【0095】また、請求項4に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記CMOSインバータ回路
を構成するPMOSFETは、そのソースに上記遅延調
整信号が入力されるものである。
【0096】また、請求項5に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項4において、上記遅延調整回路は、上記遅
延減少信号が入力されると電圧値を増加させかつ上記遅
延増加信号が入力されると電圧値を減少させることによ
って得られた電圧信号を出力する手段と、この電圧信号
および上記遅延調整信号の電圧値を比較して上記遅延調
整信号の電圧を上記電圧信号の電圧値に合わせるコンパ
レータ回路とを有するものである。
【0097】したがって、以上の請求項4,5に係る本
発明は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有する
とともに、特にこれらの構成は高周波の信号を遅延させ
る際に有効である。
【0098】また、請求項6に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項2において、上記単位遅延回路は、上記遅
延調整信号の電圧値に応じて上記CMOSインバータ回
路の出力電圧を可変するコンパレータ回路をさらに有す
るものである。
【0099】したがって、以上の請求項6に係る本発明
は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有する。
【0100】また、請求項7に係る本発明の遅延調整装
置は、請求項1において、上記遅延調整装置は、半導体
記憶装置に組み込まれるものである。
【0101】したがって、以上の請求項7に係る本発明
は、請求項1〜3に係るものと同様の効果を有するとと
もに、DRAMやROM等のタイミング調整に有効であ
る。
【0102】このように構成することにより本発明は、
クロック信号のパルス幅と単位遅延回路に遅延されたク
ロック信号のパルス幅とを比較して、単位遅延回路にお
ける遅延量の変動を検出し、変動した遅延量を適宜調整
することができ、高精度の遅延調整装置を提供すること
ができる。このように、本発明は非常に簡単な構成であ
りながら、確実に上記遅延回路の特性変動を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つ実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】 第1の実施の形態に係る単位遅延回路を示す
回路図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る遅延検出回路を示す
回路図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る遅延調整回路を示す
回路図である。
【図5】 第1の実施の形態に係る遅延回路を示す回路
図である。
【図6】 (a)特性変動の影響を受けてない状態の波
形、(b)遅延時間が長くなった状態の波形、(c)遅
延時間が短くなった状態の波形を示すタイムチャートで
ある。
【図7】 第1の実施の形態に係る遅延調整信号を示す
タイムチャートである。
【図8】 第2の実施の形態に係る単位遅延回路を示す
回路図である。
【図9】 第2の実施の形態に係る遅延調整回路を示す
回路図である。
【図10】 第2の実施の形態に係る遅延調整信号を示
すタイムチャートである。
【図11】 第3の実施の形態に係る単位遅延回路を示
す回路図である。
【図12】 第3の実施の形態に係る遅延調整回路を示
す回路図である。
【図13】 第3の実施の形態に係る遅延調整信号を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…分周回路、2,51,52,53,54…単位遅延回
路、3…遅延検出回路、4…遅延調整回路、5…遅延回
路、101…クロック信号、102…分周クロック信
号、103…遅延減少信号、104…遅延増加信号、1
05…遅延調整信号、106…遅延分周クロック信号、
201…論理入力信号、202…論理出力信号。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された論理入力信号に所望時間の遅
    延量を加えてから出力する遅延装置において、 入力されたクロック信号を分周して得られた分周クロッ
    ク信号を出力する分周回路と、 前記分周クロック信号が入力されかつこの分周クロック
    信号を半周期遅延させることによって得られた遅延分周
    クロック信号を出力するとともに、入力された遅延調整
    信号に基づいて遅延量が可変される単位遅延回路と、 前記分周クロック信号および前記遅延分周クロック信号
    が入力されて両者の位相を比較し、前記遅延分周クロッ
    ク信号が遅れたときは前記遅延減少信号を出力しかつ前
    記遅延分周クロック信号が進んだときは遅延増加信号を
    出力する遅延検出回路と、 前記遅延増加信号または遅延減少信号が入力されかつこ
    の入力された信号に基づいて前記遅延調整信号を出力す
    る遅延調整回路と、 複数の前記単位遅延回路の直列接続によって構成されか
    つ入力された前記遅延調整信号に基づいて遅延量が可変
    されるとともに、入力された前記論理入力信号を前記可
    変された遅延量だけ遅延させてから出力する遅延回路と
    を備えたことを特徴とする遅延調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記単位遅延回路は、NMOSFETとPMOSFET
    とからなるCMOSインバータ回路を複数直列接続する
    ことによって構成されていることを特徴とする遅延調整
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記CMOSインバータ回路を構成するNMOSFET
    は、バックゲートを有し、 このバックゲートには、前記遅延調整信号が入力される
    ことを特徴とする遅延調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記CMOSインバータ回路を構成するPMOSFET
    は、そのソースに前記遅延調整信号が入力されることを
    特徴とする遅延調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記遅延調整回路は、前記遅延減少信号が入力されると
    電圧値を増加させかつ前記遅延増加信号が入力されると
    電圧値を減少させることによって得られた電圧信号を出
    力する手段と、 この電圧信号および前記遅延調整信号の電圧値を比較し
    て前記遅延調整信号の電圧を前記電圧信号の電圧値に合
    わせるコンパレータ回路とを有することを特徴とする遅
    延調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、 前記単位遅延回路は、前記遅延調整信号の電圧値に応じ
    て前記CMOSインバータ回路の出力電圧を可変するコ
    ンパレータ回路をさらに有することを特徴とする遅延調
    整装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記遅延調整装置は、半導体記憶装置に組み込まれるこ
    とを特徴とする遅延調整装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378203B1 (ko) * 2000-09-05 2003-03-29 삼성전자주식회사 고주파수 동작시 가변지연단의 부하를 감소시키며외부클락을 안정적으로 동기시키는 지연동기회로
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