JPH09200045A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH09200045A
JPH09200045A JP8007161A JP716196A JPH09200045A JP H09200045 A JPH09200045 A JP H09200045A JP 8007161 A JP8007161 A JP 8007161A JP 716196 A JP716196 A JP 716196A JP H09200045 A JPH09200045 A JP H09200045A
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JP
Japan
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signal
output
comparator
phase
circuit
Prior art date
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Withdrawn
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JP8007161A
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English (en)
Inventor
田 昌 利 ▲高▼
Masatoshi Takada
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電圧制御発振器の出力信号のジッター量を低減
し、かつ、高速に引き込みを行うことができるIC化に
適したPLL回路を提供すること。 【解決手段】基準信号およびフィードバック信号を同一
の所定時間遅延する少なくとも1つの遅延回路と、前記
基準信号および前記フィードバック信号の位相差を検出
する第1の比較部と、前記遅延回路により遅延される基
準信号およびフィードバック信号の位相差を検出する少
なくとも1つの第2の比較部と、前記第1および第2の
比較部の出力信号を合成して、誤差信号を出力するチャ
ージポンプとを有する位相比較器を備えていることによ
り、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準信号に位相同
期された出力信号を発生するPLL回路(Phase-Locked
Loop:位相同期ループ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、PLL回路の内部構成を示す一
例のブロック図である。図示例のPLL回路42は、基
準信号およびフィードバック信号が入力され、誤差信号
を出力する位相比較器44と、誤差信号が入力され、コ
ントロール信号を出力するループフィルタ46と、コン
トロール信号が入力され、フィードバック信号および出
力信号を出力する電圧制御発振器48とを有して構成さ
れている。
【0003】このPLL回路42においては、まず、位
相比較器44において、基準信号およびフィードバック
信号の位相差が検出され、その比較結果である誤差信号
が出力される。この誤差信号は、ループフィルタ46に
よりその電圧レベルが調整された後、コントロール信号
として電圧制御発振器48に入力され、電圧制御発振器
48において、このコントロール信号の電圧レベルに応
じて、フィードバック信号の発振周波数が変更される。
【0004】例えば、基準信号に対してフィードバック
信号の方が遅いときには、フィードバック信号を早くす
るために、コントロール信号の電圧レベルを高くし、逆
に、早いときには電圧レベルを低くしている。そして、
以後同様に、基準信号および発振周波数の変更されたフ
ィードバック信号の位相差を繰り返し検出することによ
り、基準信号および出力信号の周波数および位相を同期
(ロック)させている。
【0005】このように、PLL回路42においては、
コントロール信号の電圧レベルによって、フィードバッ
ク信号の周波数および位相を制御している。ところが、
例えば周辺のディジタル的なノイズや、あるいは位相比
較器44の感度が敏感なものであれば、位相比較器44
が発生するノイズ等によって、コントロール信号にのる
ノイズが大きくなると、電圧制御発生器48の出力信号
のジッター(位相変動)が大きくなるという問題点があ
る。
【0006】従って、ループフィルタ46のフィルタ定
数を大きくすることにより、換言すれば、ループフィル
タ46によるカットオフ周波数を低くすることにより、
コントロール信号にのるノイズを低減し、電圧制御発振
器48の出力信号のジッターを小さくしている。ところ
が、ループフィルタ46のフィルタ定数を大きくする
と、基準信号およびフィードバック信号をロックするま
でに必要な時間、即ち、引き込み時間が増大するという
別の問題点が発生する。
【0007】この問題点を解決する一つの手段として、
特開昭61−134126号公報には、電気的に抵抗を
可変できる素子を用いて、ループフィルタのフィルタ定
数を連続的に変化させることにより、高速引き込みを実
現しようとする位相同期型周波数シンセサイザが開示さ
れている。
【0008】この位相同期型周波数シンセサイザは、電
圧制御発振器、基準信号発振器、分周器、位相比較器お
よびループフィルタを有して構成され、ループフィルタ
の抵抗の少なくとも1つを電源投入時、設定周波数切替
時に外部からの信号で低抵抗値より高抵抗値へ連続的に
変化させるものである。
【0009】この位相同期型周波数シンセサイザによれ
ば、PLL回路のループフィルタを構成する抵抗の値
を、電源投入時あるいは周波数シンセサイザの設定周波
数を変更する際に、小さい値に設定することにより高速
引き込みを行うことができ、引き込みが完了した時点
で、抵抗値を連続的に徐々に上げることにより、ループ
の雑音帯域幅を小さくすることができるとしている。
【0010】ところで、この位相同期型周波数シンセサ
イザにおいては、外部から入力される信号によって、ル
ープフィルタの抵抗値を切り替えている。換言すれば、
基準信号と電圧制御発振器の出力信号とがロックしてい
る、あるいはロックしていないことを検出する回路をP
LL回路の外部に備えている必要があり、この検出回路
からPLL回路に対して切替信号を与えることによっ
て、ループフィルタの抵抗値を切り替えている。
【0011】しかし、ロックしたことを検出する回路を
論理回路や時定数回路といった簡単な回路で構成しよう
とすると、回路特性のばらつき等の影響により高精度に
制御することは非常に困難であり、高速引き込みを行わ
せるのは難しいという問題点がある。一方、この検出回
路をマイコン等を用いて高精度に制御しようとすると、
例えばセミカスタムIC等に集積する場合、回路規模が
大きくなりすぎてしまうという問題点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、電圧制御発振器
の出力信号のジッターを低減し、かつ、高速に引き込み
を行うことができるIC化に適したPLL回路を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基準信号およびフィードバック信号を同
一の所定時間遅延する少なくとも1つの遅延回路と、前
記基準信号および前記フィードバック信号の位相差を検
出する第1の比較部と、前記遅延回路により遅延される
基準信号およびフィードバック信号の位相差を検出する
少なくとも1つの第2の比較部と、前記第1および第2
の比較部の出力信号を合成して、誤差信号を出力するチ
ャージポンプとを有する位相比較器を備えていることを
特徴とするPLL回路を提供するものである。
【0014】また、本発明は、基準信号およびフィード
バック信号の位相差を検出する比較部と、この比較部の
出力信号を所定時間遅延する少なくとも1つの遅延回路
と、前記比較部の出力信号および前記遅延回路の出力信
号を合成して、誤差信号を出力するチャージポンプとを
有する位相比較器を備えていることを特徴とするPLL
回路を提供するものである。
【0015】
【作用】本発明のPLL回路は、位相比較器から出力さ
れる誤差信号のパルス幅が、遅延回路の遅延時間に相当
する時間延長されるように構成したものである。本発明
の第1の態様のPLL回路においては、遅延回路によ
り、比較部に入力される基準信号およびフィードバック
信号を遅延させ、この遅延回路により遅延される基準信
号およびフィードバック信号の位相差を検出する第2の
比較部を設け、簡単な論理回路により、第1および第2
の比較部の出力信号を合成することによって誤差信号の
パルス幅を延長している。また、本発明の第2の態様の
PLL回路においては、遅延回路により、比較部の出力
信号を遅延させ、チャージポンプにより、比較部の出力
信号および遅延回路の出力信号を合成することによって
誤差信号のパルス幅を延長している。本発明のPLL回
路においては、誤差信号のパルス幅が延長されているた
め、電圧制御発振器における制御時間が延長され、高速
に引き込みを行わせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のPLL回路を詳細に説明す
る。図1は、本発明のPLL回路の一実施例の部分概念
図である。図示例のPLL回路10は、位相比較器12
と、ループフィルタ14と、図示していない電圧制御発
振器とを有して構成される。
【0017】このPLL回路10において、位相比較器
12には、基準信号および図示していない電圧制御発振
器から出力されるフィードバック信号が入力され、位相
比較器12から出力される誤差信号はループフィルタ1
4に入力されている。また、ループフィルタ14から出
力されるコントロール信号は、図示していない電圧制御
発振器に入力され、電圧制御発振器からはフィードバッ
ク信号および出力信号が出力される。
【0018】位相比較器12は、例えば位相周波数比較
型等の位相比較器であって、基本的に、基準信号および
フィードバック信号の位相差を検出して、両者の位相差
に対応するパルス幅を有する誤差信号を出力するもので
ある。図示例において、位相比較器12は、遅延回路1
6a,16bと、比較部18a,18bと、ANDゲー
ト20と、ORゲート22と、チャージポンプ24とを
有して構成されている。
【0019】位相比較器12において、比較部18aに
は、基準信号およびフィードバック信号が入力されてい
る。遅延回路16a,16bには、それぞれ基準信号お
よびフィードバック信号が入力され、比較部18bに
は、遅延回路16a,16bの出力信号が入力されてい
る。また、ANDゲート20には比較部18a,18b
の第1の出力信号が入力され、同様に、ORゲート22
には比較部18a,18bの第2の出力信号が入力され
ている。
【0020】遅延回路16a,16bは、図示例におい
ては、それぞれ基準信号およびフィードバック信号を同
一の所定時間遅延させるものであって、例えば所定数の
インバータを直列接続して構成される。また、比較部1
8aは、基準信号およびフィードバック信号を比較し
て、同様に、比較部18bは、遅延回路16a,16b
の出力信号を比較して、チャージポンプ24を制御する
第1および第2の出力信号を出力するものである。
【0021】チャージポンプ24は、P型MOSトラン
ジスタ(PMOS)26と、N型MOSトランジスタ
(NMOS)28とを有して構成されている。チャージ
ポンプ24において、PMOS26およびNMOS28
のソースは、それぞれ電源およびグランドに接続され、
そのゲートには、それぞれANDゲート20およびOR
ゲート22の出力が入力され、そのドレインは短絡され
て誤差信号として出力されている。
【0022】また、図示例のループフィルタ14はラグ
リードフィルタであって、抵抗素子30,32と、容量
素子34とを有して構成されている。ループフィルタ1
4において、容量素子34の一方の端子はグランドに接
続され、その他方の端子は抵抗素子32の一方の端子に
接続されている。抵抗素子30の一方の端子には誤差信
号が入力され、抵抗素子30,32の他方の端子は短絡
されてコントロール信号として出力されている。
【0023】なお、本発明のPLL回路に用いられるル
ープフィルタ14としては、ラグフィルタやアクティブ
フィルタ等の従来公知のいずれのループフィルタを用い
てもよい。また、電圧制御発振器についても従来公知の
ものがいずれも適用可能である。本発明のPLL回路
は、基本的に以上のように構成される。次に、本発明の
PLL回路の動作について説明する。
【0024】図示例のPLL回路10においては、ま
ず、位相比較器12において、基準信号およびフィード
バック信号が比較部18aに入力され、その位相差が検
出される。そして、比較部18aからは、基準信号およ
びフィードバック信号の位相差に応じて、チャージポン
プ24のPMOS26およびNMOS28を制御する第
1および第2の出力信号が出力される。
【0025】同時に、基準信号およびフィードバック信
号は、それぞれ遅延回路16a,16bにより所定時間
遅延されて比較部18bに入力され、同様に、その位相
差が検出される。そして、比較部18bからは、遅延回
路16a,16bにより遅延された基準信号およびフィ
ードバック信号の位相差に応じて、チャージポンプ24
のPMOS26およびNMOS28を制御する第1およ
び第2の出力信号が出力される。
【0026】例えば、比較部18a,18bにおいて
は、基準信号に対してフィードバック信号の位相が遅い
場合、第2の出力信号がローレベルに保持されつつ、第
1の出力信号が両者の位相差に応じた所定時間ローレベ
ルとされ、誤差信号としてはハイレベルが出力される。
逆に、基準信号に対してフィードバック信号の位相が早
い場合、第1の出力信号がハイレベルに保持されつつ、
第2の出力信号が両者の位相差に応じた所定時間ハイレ
ベルとされ、誤差信号としてはローレベルが出力され
る。
【0027】次いで、比較部18a,18bの第1の出
力信号は、ANDゲート20に入力されて合成され、チ
ャージポンプ24のPMOS26のゲートに入力され
る。即ち、チャージポンプ24のPMOS26は、比較
部18a,18bの第1の出力信号の少なくとも一方が
ローレベルのときにオン状態とされ、チャージポンプ2
4からは、誤差信号として、基準信号およびフィードバ
ック信号の位相差に応じた所定時間ハイレベルが出力さ
れる。
【0028】同様に、比較部18a,18bの第2の出
力信号は、ORゲート22に入力されて合成され、チャ
ージポンプ24のNMOS28のゲートに入力される。
即ち、チャージポンプ24のNMOS28は、比較部1
8a,18bの第2の出力信号の少なくとも一方がハイ
レベルのときにオン状態とされ、チャージポンプ24か
らは、誤差信号として、基準信号およびフィードバック
信号の位相差に応じた所定時間ローレベルが出力され
る。
【0029】次いで、位相比較器12から出力される誤
差信号はループフィルタ14に入力され、ループフィル
タのフィルタ定数に応じて、その電圧レベルが調整され
るとともに、カットオフ周波数以上の周波数を持つノイ
ズが除去され、コントロール信号として出力される。
【0030】次いで、ループフィルタ14から出力され
るコントロール信号は、図示していない電圧制御発振器
に入力される。電圧制御発振器の発振周波数は、このコ
ントロール信号の電圧レベルに応じて変更され、フィー
ドバック信号および出力信号として出力される。そし
て、以後同様に、基準信号および発振周波数の変更され
たフィードバック信号を繰り返し比較することにより、
基準信号および出力信号の周波数および位相が同期(ロ
ック)される。
【0031】本発明のPLL回路は、基本的に以上のよ
うに動作する。次に、基準信号の位相に対してフィード
バック信号の位相が遅れている場合を例に挙げて、図2
および図3に示されるタイミングチャートを参照しなが
ら、本発明のPLL回路の動作をさらに具体的に説明す
る。
【0032】図2および図3は、基準信号に対してフィ
ードバック信号の位相の方が遅いときに、それぞれ両者
の位相差が大きい場合および両者の位相差が小さい場合
の動作を表すタイミングチャートである。なお、これら
のタイミングチャートにおいては、図1に示されるノー
ドA,B,C,D,E,Fと同一符号が用いられてい
る。
【0033】これらのタイミングチャートに示されるよ
うに、比較部18bから出力される第1の出力信号C
は、比較部18aから出力される第1の出力信号Aに対
して、遅延回路16a,16bによる所定遅延時間遅延
されている。そして、比較部18a,18bの第1の出
力信号A,Cは、ANDゲート20によって合成され、
ANDゲート20の出力信号Eは、チャージポンプ24
のPMOS26のゲートに入力される。
【0034】このANDゲート20の出力信号Eは、基
準信号およびフィードバック信号の位相差が大きい場
合、図2に示されるように、比較部18aの第1の出力
信号Aよりも、遅延回路16a,16bによる遅延時間
に相当する時間パルス幅が延長されている。一方、両者
の位相差が小さい場合、ANDゲート20の出力信号E
は、図3に示されるように、遅延回路16a,16bに
よる遅延時間に相当する時間離隔して、比較部18aの
第1の出力信号Aのパルス幅を持つ2つのパルスを有し
ている。
【0035】このように、本発明のPLL回路において
は、比較部18a,18bの出力信号のパルス幅が延長
あるいはパルス数が増加されるため、位相比較器12か
ら出力される誤差信号のパルス幅が延長あるいはパルス
数が増加される。その結果、図示していない電圧制御発
振器において、フィードバック信号(出力信号)の制御
時間、即ち、電圧制御発振器から出力されるフィードバ
ック信号および出力信号の周波数を変更するための時間
が延長され、高速に引き込みを行うことができる。
【0036】なお、本発明のPLL回路においては、誤
差信号のパルス幅が延長あるいはパルス数が増加されて
いるが、基準信号およびフィードバック信号の位相差が
所定値よりも小さくなり、誤差信号のパルス幅が所定幅
よりも小さくなったときには、この誤差信号はループフ
ィルタによって除去されるため、ロック時には何ら影響
を与えないことは言うまでもないことである。
【0037】また、上記実施例においては、位相比較器
12が2つの比較部18a,18bを有しているが、比
較部の個数や遅延回路の遅延時間等は、基準信号の周波
数やループフィルタ14のフィルタ定数に応じて適宜決
定すればよいことである。さらに、本発明のPLL回路
は、上記実施例だけに限定されるものではなく、以下
に、本発明のPLL回路の別の実施例について説明す
る。
【0038】図4は、本発明のPLL回路の別の実施例
の部分概念図である。このPLL回路36は、図1のP
LL回路10において、ANDゲート20およびORゲ
ート22により、比較部18a,18bの第1および第
2の出力信号を合成する代わりに、比較部18aの第1
および第2の出力信号によりチャージポンプ24aを制
御し、比較部18bの第1および第2の出力信号により
チャージポンプ24bを制御するように構成したもので
ある。
【0039】このPLL回路36においては、2つのチ
ャージポンプ24a,24bの出力信号をワイヤード接
続することにより、図1に示されるPLL回路10と同
じ回路動作を実現している。また、2つのチャージポン
プ24a,24bにより高速にチャージアップおよびデ
ィスチャージしているため、ループフィルタ14のフィ
ルタ定数を小さくしている、即ち、カットオフ周波数を
高くしているのと同等の効果を得ることができ、さらに
高速に引き込みを行うことができるという利点がある。
【0040】次に、図5および図6は、本発明のPLL
回路のさらに別の実施例の部分概念図である。これらの
PLL回路38,40は、それぞれ図1および図4に示
されるPLL回路10,36において、遅延回路16
a,16bにより、基準信号およびフィードバック信号
を遅延させる代わりに、比較器18を1つだけ用いて、
この比較器18の第1および第2の出力信号を遅延させ
るように構成したものである。
【0041】これらのPLL回路38,40において
は、それぞれ図1および図4に示されるPLL回路1
0,36と同じ回路動作を実現していることは勿論、さ
らに比較器18を1つだけ用いればよく、回路規模を削
減することができるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のP
LL回路は、位相比較器から出力される誤差信号のパル
ス幅が、遅延回路の遅延時間に相当する時間延長される
ように構成されている。このため、本発明のPLL回路
によれば、ループフィルタのフィルタ定数を大きくして
コントロール信号のノイズを低減し、電圧制御発振器の
出力信号のジッター量を低減することができることは勿
論、誤差信号のパルス幅が延長されるため、電圧制御発
振器における制御時間が延長され、高速に引き込みを行
うことができる。また、本発明のPLL回路は、制御性
に優れており、小さな回路規模で実現することができる
ため、IC化に適しているという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路の一実施例の部分概念図で
ある。
【図2】本発明のPLL回路の動作を表す一実施例のタ
イミングチャートである。
【図3】本発明のPLL回路の動作を表す別の実施例の
タイミングチャートである。
【図4】本発明のPLL回路の別の実施例の部分概念図
である。
【図5】本発明のPLL回路の別の実施例の部分概念図
である。
【図6】本発明のPLL回路の別の実施例の部分概念図
である。
【図7】PLL回路の一例の概念図である。
【符号の説明】
10,36,38,40,42 PLL回路 12,44 位相比較器 14,46 ループフィルタ 16a,16b 遅延回路 18,18a,18b 比較部 20 ANDゲート 22 ORゲート 24,24a,24b ループフィルタ 26,26a,26b P型MOSトランジスタ(PM
OS) 28,28a,28b N型MOSトランジスタ(NM
OS) 30,32 抵抗素子 34 容量素子 48 電圧制御発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準信号およびフィードバック信号を同一
    の所定時間遅延する少なくとも1つの遅延回路と、前記
    基準信号および前記フィードバック信号の位相差を検出
    する第1の比較部と、前記遅延回路により遅延される基
    準信号およびフィードバック信号の位相差を検出する少
    なくとも1つの第2の比較部と、前記第1および第2の
    比較部の出力信号を合成して、誤差信号を出力するチャ
    ージポンプとを有する位相比較器を備えていることを特
    徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】基準信号およびフィードバック信号の位相
    差を検出する比較部と、この比較部の出力信号を所定時
    間遅延する少なくとも1つの遅延回路と、前記比較部の
    出力信号および前記遅延回路の出力信号を合成して、誤
    差信号を出力するチャージポンプとを有する位相比較器
    を備えていることを特徴とするPLL回路。
JP8007161A 1996-01-19 1996-01-19 Pll回路 Withdrawn JPH09200045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6218875B1 (en) 1998-04-16 2001-04-17 Nec Corporation High speed lock-up phase locked loop circuit
JP2010074562A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Asahi Kasei Electronics Co Ltd Pll回路

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