JP2000232356A - Pll回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路 - Google Patents

Pll回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路

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JP2000232356A
JP2000232356A JP11030745A JP3074599A JP2000232356A JP 2000232356 A JP2000232356 A JP 2000232356A JP 11030745 A JP11030745 A JP 11030745A JP 3074599 A JP3074599 A JP 3074599A JP 2000232356 A JP2000232356 A JP 2000232356A
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circuit
signal
frequency
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Noriaki Takagi
範明 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外部クロック信号の周波数が複数の
電圧制御発振回路の周波数帯をまたいで変化する場合に
も不連続が生じることなく対応することができるPLL
回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】本発明のPLL回路は、外部クロック信号
CK1と内部クロック信号CK2との位相差を比較し、
その位相差に応じて位相差信号S1を出力する位相比較
器1と、位相比較器1から出力される位相差信号S1に
基づいてDC状の位相差信号S2を出力するローパスフ
ィルタ2と、複数の異なる発振周波数帯に対応する電圧
制御発振回路4を備え、信号S2に従って発振周波数を
変化させて内部クロック信号CK2を出力する電圧制御
発振器3と、電圧制御発振回路4の中から最適な発振周
波数帯の電圧制御発振回路4を選択するとともに、出力
可能状態にある各電圧制御発振回路4を連続的に切り替
えることができる選択部5と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phase Lo
cked Loop)回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路
に関し、特に、複数の電圧制御発振回路を備えたPLL
回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の高集積化、高速
化に伴い、高度なクロックの供給方法が要求されてい
る。従来のクロックの供給方法としては、各々の半導体
集積回路の内部にPLL回路と呼ばれる位相補正回路を
挿入し、外部から供給されるクロック信号の位相と、半
導体集積回路の内部のクロック信号の位相とを一致させ
るようにする技術が知られている。内部のクロックは、
クロック信号を伝達する配線の長さを等しくする(以
下、等長配線と呼ぶ)などにより、全てのフリップフロ
ップなどに同位相でクロックが共有されるように構成さ
れている。
【0003】このなかで、PLL回路に関する技術は以
前から存在し、例えば、「PLL周波数シンセサイザー
・回路設計法」(小沢利行著 1994年発行)の15
ページの図2.3(PLLの基本構成)等に開示されて
おり、基本的な動作の数学的解析もなされている。
【0004】なお、等長配線に関しては「同じ材質で同
じ長さの導体を伝わる電磁波のスピードは、同じであ
る。」という電磁波の基本性質をそのまま利用したもの
である。
【0005】従来のPLL回路を半導体装置に用いた場
合の一番の問題点は、PLL回路のノイズに対する耐性
不足からPLL回路が正常に動作しないという問題であ
る。その問題が生じる理由は、最近の半導体集積回路の
高集積化によるものであり、例えば一辺が10mmの半
導体集積回路では約10万個もの数多くのプリップフロ
ップが同時に動作する事により相当なノイズを発生し、
これがPLL回路を誤動作させているためである。
【0006】しかも半導体集積回路の高速化はこれに拍
車かけ、例えば500MHzのクロックでは、その周期
が2nSであり、この場合の信号の立ち上がり(tr)・
立ち下がり(tf)の時間は最低でもVDD/1nSという急
峻な傾きになることから電源に流れる電流変動も急峻に
なり、半導体装置のパッケージやシステムの電源ライン
のインダクタンス成分により相当なノイズが発生し、P
LL回路を誤動作させる要因になっている。
【0007】また、半導体集積回路に用いられる従来の
PLL回路は高速化に対してノイズ耐性が低下していく
という構造的な欠点を有する。その理由を説明するため
に、まずPLL回路の使用される環境を考える必要があ
る。例えば、半導体集積回路が使用される全ての電源電
圧範囲・温度範囲に対して、プロセス変動範囲を加味し
てトランジスタの性能範囲を考えると、通常の半導体集
積回路では性能が半分から倍までばらつくのが普通であ
る。言い換えれば、センター条件(VDD=センター、温
度=センター、プロセス=センター)で10nSの性能
が、使用される条件やプロセスの出来上がりによって、
5nSから20nSまでばらつくことになる。
【0008】図6は、従来の電圧制御発振器を示す回路
図である。図6に示すように、従来の電圧制御発振器
(以下、VCOという)は、電源電圧VDDとGNDと
の間に、インバータを構成するPチャネルトランジスタ
60及びNチャネルトランジスタ61と、周波数制御用
Nチャネルトランジスタ62とを接続した回路を3段直
列に接続し、入力端子と出力端子を各々接続してリング
オシレータを構成している。
【0009】外部クロック信号CK1と内部クロック信
号CK2との位相差をDC状に変換した位相差信号S1
0は、周波数制御用Nチャネルトランジスタ62に入力
される。DC状の位相差信号S10の信号レベルが高い
場合、周波数制御用Nチャネルトランジスタ62の導通
状態が良くなり、3段構成のリングオシレータの発振周
波数が高くなる。一方、DC状の位相差信号S10の信
号レベルが低い場合、周波数制御用Nチャネルトランジ
スタ62の導通状態が悪くなり、3段構成のリングオシ
レータの発振周波数が低くなる。このように、リングオ
シレータの周波数を上げたり、下げたりすることによ
り、外部クロック信号CK1と内部クロック信号CK2
との位相差を縮小し、最終的に、2つの信号の位相と周
波数を一致させる。
【0010】しかし、1つのVCOにより発振させるた
め、周波数制御用Nチャネルトランジスタ62のゲイン
を大きくとる必要がある。そのため、DC状の位相差信
号S10がノイズを受けると、VCOの発振周波数が大
きく変化することになる。
【0011】例えば50MHzのPLL回路を作った場
合、いかなる使用条件でも50MHzで発振する必要があ
ることから、PLL回路に内蔵されしかもノイズに対し
て一番敏感な部分であるVCOは、前記センター条件に
おいて25MHzから100MHzまで発振する必要が
ある。
【0012】これを0〜3Vの入力電圧で制御したとす
ると、このPLL回路のVCOは、 (100−25)/3=25[MHz/V] の感度を持つことになる。
【0013】一方、半導体集積回路の高速化に伴い、例
えば500MHzのPLL回路を作った場合では、この
VCOは250MHzから1000MHzまで発振する
必要があり、これを0〜3Vの入力電圧で制御した場合
のVCOの感度は (1000−250)/3=250[MHz/V] にもなり、カップリング容量などでこの部分にノイズが
加わると、ノイズに対して非常に敏感なものとなってし
まい、これがPLL回路の誤動作を引き起こすことにな
る。
【0014】言い換えれば、半導体集積回路の高速化に
ともなって、PLL回路のVCOの感度を上げる必要が
生じ、その結果、ノイズに対して耐性が低下することに
なる。これが従来のPLL回路の構造的な欠点であっ
た。
【0015】そこで、ノイズに対する耐性を向上させ、
動作周波数帯を広くするために、複数の発振周波数帯に
対応する電圧制御発振回路を備えたPLL回路が、例え
ば特開平9−284130号公報に開示されている。図
5は、この従来のPLL回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0016】図5に示すように、従来のPLL回路は、
外部クロック信号CK1と内部クロック信号CK2を比
較し、位相差、周波数差を検出する周波数位相比較器
(PFD)50と、この周波数位相比較器50の結果に
応じて充放電するチャージポンプ回路(CHP)51
と、出力電圧を出力するローパスフィルタ(LPF)5
2と、上記出力電圧に従って発振動作し、複数の発振周
波数帯に対応した複数の電圧制御発振回路53aを備え
た電圧制御発振器(VCO)53と、外部クロック信号
CK1の周波数をカウントする周波数カウンタ(FQ
C)54と、周波数カウンタ54に応じて電圧制御発振
器53における電圧制御発振回路53aの一つを選択す
るセレクタ55とを有する。この電圧制御発振器53内
において、それぞれ互いに隣り合う発振周波数帯の電圧
制御発振回路53a間には、その周波数帯がオーバーラ
ップした部分を設定している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のPLL回路で
は、周波数カウンタ54により外部からのクロック信号
CK1を監視し、セレクタ55により最適な電圧制御発
振回路53aを選択し、固定している。そのため、例え
ば外部からのクロック信号CK1の周波数が複数の電圧
制御発振回路53aの周波数帯をまたいで変化するよう
な場合、一度選択した電圧制御発振回路53aが固定さ
れているため、変化に追従させることが困難である。
【0018】もし無理に追従させようとすると、周波数
カウンタ54を一度リセットする必要があり、この時点
で外部クロック信号CK1と内部クロック(VCOの発
振クロック)CK2との同期が完全にずれてしまう。そ
の結果、再度、周波数カウンタ54のカウントを含めて
最初から同期を取り直す必要があり、同期を取り直すま
での間、同期から大きくはずれた内部クロック信号CK
2が出力されることになる。
【0019】なお、一般に、移動体から発振される信号
は、クロック信号とデータ信号を変調して発振される
が、復調されて得られるクロック信号はドップラー効果
により、その周波数が常時変化する。このような外部か
らのクロックの周波数が複数の電圧制御発振回路の周波
数帯をまたいで変化するシステムとして、例えば楕円軌
道をもつ人工衛星があげられる。この場合、飛行速度が
常時変化していることから、人工衛星からの信号はドッ
プラー効果により、周波数が常時変化する。
【0020】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、外部クロック信号の周波数が複数の電圧
制御発振回路の周波数帯をまたいで変化する場合にも不
連続が生じることなく対応することができるPLL回
路、電圧制御発振器及び半導体集積回路を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のPLL回路は、
第1の信号と第2の信号との位相差を比較し、その位相
差に応じて位相差信号を出力する位相比較手段と、その
位相比較手段から出力される位相差信号に基づいて制御
電圧を出力する制御電圧出力手段と、複数の異なる発振
周波数帯に対応する電圧制御発振回路を備え、前記制御
電圧出力手段から出力される制御電圧に従って発振周波
数を変化させて前記第2の信号を出力する電圧制御発振
手段と、その電圧制御発振手段の電圧制御発振回路の中
から最適な発振周波数帯の電圧制御発振回路を選択する
とともに、出力可能状態にある各電圧制御発振回路を連
続的に切り替えることができる選択手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0022】前記一方の電圧制御発振回路が対応する発
振周波数帯は、他方の電圧制御発振回路が対応する発振
周波数帯とオーバーラップしているのが好ましい。
【0023】前記各電圧制御発振回路は、周波数を制御
する周波数可変インバータと、その周波数可変インバー
タに直列に接続された複数段のインバータとを有するリ
ングオシレータである。
【0024】前記全ての周波数可変インバータの入力端
子が1つのノードに接続され、そのノードに前記第2の
信号が入力されてもよい。
【0025】前記選択手段は、前記制御電圧が入力され
るコントローラと、そのコントローラから出力される選
択信号により最適な電圧制御発振回路を選択するマルチ
プレクサとを有してもよい。
【0026】前記制御電圧出力手段は、位相比較手段か
ら出力されたパルス状の位相差信号をDC状の位相差信
号に変換するローパスフィルタであってもよい。
【0027】例えば前記第1の信号は、半導体集積回路
の外部から供給される外部クロック信号であり、前記第
2の信号は、半導体集積回路の内部から供給される内部
クロック信号である。
【0028】本発明の電圧制御発振器は、上記のPLL
回路に用いられるものである。
【0029】本発明の半導体集積回路は、上記のPLL
回路を有するものである。
【0030】本発明によれば、電圧制御発振器に複数の
異なる発振周波数帯に対応する電圧制御発振回路を備
え、選択手段により複数の電圧制御発振回路の中から最
適な発振周波数帯の電圧制御発振回路を選択するととも
に、出力可能状態にある各電圧制御発振回路を連続的に
切り替えるので、第1の信号の周波数が複数の電圧制御
発振回路の周波数帯をまたいで変化する場合であって
も、不連続を生じることなく対応することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のPLL回
路を示すブロック図である。本発明のPLL回路は、例
えば半導体集積回路に用いられ、図1に示すように、位
相比較器1と、ローパスフィルタ2と、電圧制御発振器
3とを有する。
【0032】位相比較器1は、半導体集積回路の外部か
ら供給される第1の信号である外部クロック信号CK1
と半導体集積回路の内部から供給される第2の信号であ
る内部クロック信号CK2とを入力し、それらの信号の
位相を比較して、位相の差に応じてパルス状の位相差信
号S1を出力する。
【0033】ローパスフィルタ2は、位相比較器1から
出力されるパルス状の位相差信号S1をDC状の位相差
信号S2(制御電圧)に変換するものであり、例えば抵
抗とコンデンサとで構成されたラグリードフィルタ等が
用いられる。
【0034】電圧制御発振器3はローパスフィルタ2か
ら出力されるDC状の位相差信号S2のレベルに応じて
発振周波数を変化させるものである。電圧制御発振器3
は、複数の異なる発振周波数帯に対応する電圧制御発振
回路4と、複数の電圧制御発振回路4の中から最適な発
振周波数帯の電圧制御発振回路4を選択するとともに、
出力可能状態にある各電圧制御発振回路4を連続的に切
り替えることができる選択部5とを有する。
【0035】位相比較器1は、外部クロック信号CK1
と内部クロック信号CK2との位相を比較し、位相差に
基づいてパルス状の位相差信号S1を出力し、その位相
差信号S1に基づいてローパスフィルタ2はDC状の位
相差信号S2を電圧制御発振器3に出力する。内部クロ
ック信号CK2が外部クロック信号CK1に比較して位
相が遅れている場合には、電圧制御発振器3から出力さ
れる発振周波数を上げ、逆に、内部クロック信号CK2
が外部クロック信号CK1に比較して位相が進んでいる
場合には、発振周波数を下げる。これによって、内部ク
ロック信号CK2が外部クロック信号CK1に追従する
閉ループ動作が行われる。
【0036】本発明では、PLL回路のノイズ耐性を向
上させるために、PLL回路の中でノイズに一番敏感な
部分である電圧制御発振器3に複数の電圧制御発振回路
4が設けられている。また、各電圧制御発振回路4の入
力電圧に対する周波数変動の感度を、例えば通常の1/
10以下に設定し、ノイズに対する耐性を10倍以上に
する。なお、この場合、設けられる電圧制御発振回路4
の数は理論的には10個で十分であるが、若干の周波数
のオーバーラップを考慮して、12個程度が妥当と考え
られる。
【0037】図2は本発明の電圧制御発振器及び選択部
を説明するための説明図、図3(A)は周波数可変イン
バータを示す回路図、(B)はインバータを示す回路
図、図4はADコンバータを説明するための説明図であ
る。
【0038】図2に示すように、各電圧制御発振回路4
は、周波数を制御する周波数可変インバータ6と、その
周波数可変インバータ6に直列に接続された複数段のイ
ンバータ7とを有するリングオシレータである。
【0039】また、選択部5は、コントローラ8とマル
チプレクサ9とを有する。コントローラ8は、DC状の
位相差信号S2が入力されるとともに、どの電圧制御発
振回路4を選択するかを内容とするVCO選択信号S3
と選択された電圧制御発振回路4の周波数を通常の1/
10以下で変化させるためのVCO制御信号S4の2つ
の信号を出力する。また、コントローラ8としては、例
えば電圧制御発振回路4の本数が12本の場合、図4に
示すように、4ビットのADコンバータ10で構成され
る。4ビットのADコンバータ10は16本の電圧制御
発振回路4の選択機能があるため、12本の電圧制御発
振回路4に対して選択能力は十分である。ADコンバー
タ10は、DC状の位相差信号S2が入力され、VCO
選択信号S3を出力する。DC状の位相差信号S2は、
ADコンバータ10に入力されるとともに、分岐してV
CO制御信号S4として用いられる。なお、ADコンバ
ータ10からVCO制御信号S4を出力するように構成
してもよい。
【0040】マルチプレクサ9は、コントローラ8から
出力されるVCO選択信号S3により最適な発振周波数
帯の電圧制御発振回路4を選択する。マルチプレクサ9
は、後段のインバータ7に接続され、選択した電圧制御
発振回路4から内部クロック信号CK2を出力する。ま
た、マルチプレクサ9の出力は、フィードバックして、
各周波数可変インバータ6に入力信号として入力され
る。
【0041】周波数可変インバータ6は、図3(A)に
示すように、インバータを構成するPチャネルトランジ
スタ20及びNチャネルトランジスタ21と、周波数制
御用Nチャネルトランジスタ22とから構成される。P
チャネルトランジスタ20のソースは、電源電圧VDD
に接続され、そのドレインは、Nチャネルトランジスタ
21のドレインに接続され、そのゲートは、Nチャネル
トランジスタ21のゲートにノードN1を介して接続さ
れる。ノードN1にフィードバックされた内部クロック
信号CK2が入力される。また、Pチャネルトランジス
タ20のドレイン及びNチャネルトランジスタのドレイ
ンが接続されるノードN2は、次段のインバータ7のノ
ードN3(図3(B)参照)に接続される。
【0042】周波数制御用Nチャネルトランジスタ22
は、Nチャネルトランジスタ21のソースとGNDとの
間に設けられる。周波数制御用Nチャネルトランジスタ
22のゲートには、VCO制御信号S4が入力される。
この実施の形態では、VCO制御信号S4としてDC状
の位相差信号S2がそのまま用いられる。
【0043】VCO制御信号S4の信号レベルが高い場
合、周波数制御用Nチャネルトランジスタ22の導通状
態が良くなり、発振周波数が高くなる。VCO制御信号
S4の信号レベルが低い場合、制御用Nチャネルトラン
ジスタ22の導通状態が悪くなり、発振周波数が低くな
る。このように、VCO制御信号S4(DC状の位相差
信号S2)を変化させて、外部クロック信号CK1と内
部クロック信号CK2との位相差を縮小し、最終的に、
2つの信号の位相と周波数を一致させる。
【0044】インバータ7は、、図3(B)に示すよう
に、Pチャネルトランジスタ30と、Nチャネルトラン
ジスタ31とを有する。Pチャネルトランジスタ30の
ソースは、電源電圧VDDに接続され、そのドレイン
は、ノードN4を介してNチャネルトランジスタ31の
ドレインに接続され、そのゲートは、ノードN3を介し
てNチャネルトランジスタ31のゲートに接続される。
Nチャネルトランジスタ31のソースは、GNDに接続
される。
【0045】Pチャネルトランジスタ30のドレイン及
びNチャネルトランジスタ31のドレインが接続される
ノードN4は、次段のインバータ7のノードに接続さ
れ、最終段のインバータ7の場合には、マルチプレクサ
9に接続される。
【0046】本発明では、複数の電圧制御発振回路4を
設けることにより、1つのリングオシレータの受け持つ
可変周波数範囲は小さくなる。そのため、1つのリング
オシレータに必要な周波数可変インバータ6は1つで十
分であり、周波数可変インバータ6は初段のみに用いら
れ、それ以降の段は、インバータ7を用いることにな
る。これによって、各リングオシレータのVCO制御信
号S4(S2)に対するノイズ耐性を向上させることに
なる。
【0047】次に、本発明の動作を説明する。ここで
は、例として、500MHzのPLL回路を実現する場
合について述べる。
【0048】まず、本発明では電圧制御発振器3の感度
を下げることを行う。しかし、ただ感度を下げただけで
は上記例の250MHzから1000MHzまでカバー
することができないため、複数の電圧制御発振回路4を
用意する。例えばセンター条件(VDD=センター、温度
=センタ、プロセス=センター)での発振周波数が次の
通りとなる10本のVCOを用意する。
【0049】 1本目 250MHz〜325MHz 2本目 325MHz〜400MHz 3本目 400MHz〜475MHz 4本目 475MHz〜550MHz 5本目 550MHz〜625MHz 6本目 625MHz〜700MHz 7本目 700MHz〜775MHz 8本目 775MHz〜850MHz 9本目 850MHz〜925MHz 10本目 925MHz〜1000MHz ところが、使用される条件によっては例えば3本目と4
本目の電圧制御発振回路4の切り替わり付近で使用され
ることがあり、この場合、切り替わりによる位相のずれ
はたかだか1波長以下である。しかし、外部クロック信
号CK1が一定の周波数に固定されている場合は、この
1波長以下の位相のずれの発生も止めることが可能にな
る。
【0050】具体的には、各々の電圧制御発振器4のセ
ンタ条件での発振周波数を少しオーバーラップさせて用
意する。この場合、例えば電圧制御発振回路4を12本
とすると次の通りとなる。
【0051】 1本目 250.0MHz〜325.0MHz 2本目 312.5MHz〜387.5MHz 3本目 375.0MHz〜512.5MHz 4本目 437.5MHz〜512.5MHz 5本目 500.0MHz〜575.0MHz 6本目 562.5MHz〜637.5MHz 7本目 625.0MHz〜700.0MHz 8本目 687.5MHz〜762.5MHz 9本目 750.0MHz〜825.0MHz 10本目 812.5MHz〜887.5MHz 11本目 875.0MHz〜950.0MHz 12本目 937.5MHz〜1012.5MHz この各々の電圧制御発振回路4が、使用される条件(VD
D、温度、出来上がりプロセス)に応じて最適なものが
選択され、500MHz付近で発振する。しかも、これ
らの電圧制御発振回路4の感度は従来の1/10以下に
なっており、半導体集積回路に対するノイズ耐性は非常
に大きなものとなっている。
【0052】次いで、本発明では使用される条件にあわ
せて最適な電圧制御発振回路4が選択できるように、D
C状の位相差信号S2をコントローラ8のADコンバー
タ10に入力し、VCO選択信号S3をマルチプレクサ
9に出力する。このVCO選択信号S3によってマルチ
オプレクサ9は、最適な周波数帯の電圧制御発振回路4
を選択する。
【0053】また、DC状の位相差信号S2はADコン
バータ10に供給されると同時に、VCO制御信号V4
として、複数の電圧制御発振回路4のすべての周波数可
変インバータ6に入力される。
【0054】そして、前述した狭い範囲でその発振周波
数を変動させ、最終的な位相の一致へと導かれる。すな
わち、比較的粗い範囲で位相をあわせるために、複数の
電圧制御発振回路4の選択がされるという第1の工程が
存在し、最適な電圧制御発振回路4が選択されると周波
数可変インバータ6で細かな位相合わせを行うという第
2の工程をへて、位相合わせを行う。
【0055】この場合、DC状の位相差信号S2はAD
コンバータ10と周波数可変インバータ6の両方に入力
されるため、先に述べた第1の工程と第2の工程が同時
に進行して、位相合わせの干渉が生じるように思える。
しかし、位相合わせの第1の工程での周波数の変動範囲
に比べて、周波数可変インバータ6の可変範囲が非常に
狭いことから、この可変範囲は無視できる。従って、第
1の工程での位相合わせでは、ADコンバータ10によ
る複数の電圧制御発振回路4の選択が行われる。こうし
て第1の工程を経ると、半導体集積回路が使用される条
件に最適な電圧制御発振回路4が選択され、第2の工程
である周波数可変インバータ6による最終の位相合わせ
に入る。このように、位相あわせの干渉は生じることは
ない。
【0056】また、複数の電圧制御発振回路4の入力側
は1つのノードN5に接続され、そのノードN5に内部
クロック信号CK2が入力される。すなわち、複数の電
圧制御発振回路4の入力側はすべてショートされ、内部
クロック信号CK2が入力されるようになっている。こ
れによって、選択された1つの電圧制御発振回路4以外
の残りの電圧制御発振回路4は、ショートした入力端子
の信号に同期して動作することになる。その結果、連続
的に電圧制御発振回路4が選択されても、その切り替わ
り時に不連続が生じることはない。
【0057】なお、入力端子がすべてショートしても、
複数の電圧制御発振回路4はその接続段数(ディレイ
値、発振周波数)が異なるため、マルチプレクサ9に到
達した信号の位相は各々異なる。しかし、この位相のず
れは、最大ずれたとしても1波長を超えることはないた
め、上記の不連続は生じない。
【0058】さらに、VCO制御信号S4がすべての電
圧制御発振回路4の周波数可変インバータ6に入力され
て同時に制御されているため、連続的に電圧制御発振回
路4が選択されても、タイムラグが生じることはない、
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特
許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内におい
て、種々の変更が可能である。例えば、電圧制御発振回
路4の数や周波数帯は例示であり、適宜変更することが
できる。また、選択部5は、電圧制御発振器3の内部に
設けられてもよく、外部に設けられてもよい。なお、本
発明のPLL回路及び電圧制御発振器3は、半導体集積
回路以外の用途にも用いられる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、電圧制御発振器に複数
の異なる発振周波数帯に対応する電圧制御発振回路を備
え、選択手段により複数の電圧制御発振回路の中から最
適な発振周波数帯の電圧制御発振回路を選択するととも
に、出力可能状態にある各電圧制御発振回路を連続的に
切り替えるので、第1の信号の周波数が複数の電圧制御
発振回路の周波数帯をまたいで変化する場合であって
も、不連続を生じることなく対応することができる。
【0060】また、半導体集積回路に用いられるPLL
回路のノイズに対する耐性が大幅に向上し、高精度なP
LL回路、電圧制御発振器及び半導体集積回路を実現で
きる。
【0061】さらに、動作周波数があがっても半導体集
積回路に用いられるPLL回路が誤動作することなく安
定して動作するので、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPLL回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の電圧制御発振器を説明するための説明
図である。
【図3】(A)は周波数可変インバータを示す回路図、
(B)はインバータを示す回路図である。
【図4】ADコンバータを説明するための説明図である
【図5】従来のPLL回路を示すブロック図である。
【図6】従来の電圧制御発振器を示す回路図である。
【符号の説明】
1:位相比較器 2:ローパスフィルタ 3:電圧制御発振器 4:電圧制御発振回路 5:選択部 6:周波数可変インバータ 7:インバータ 8:コントローラ 9:マルチプレクサ 10:ADコンバータ CK1:外部クロック信号 CK2:内部クロック信号 S1:パルス状の位相差信号 S2:DC状の位相差信号 S3:VCO選択信号 S4:VCO制御信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の信号と第2の信号との位相差を比較
    し、その位相差に応じて位相差信号を出力する位相比較
    手段と、 その位相比較手段から出力される位相差信号に基づいて
    制御電圧を出力する制御電圧出力手段と、 複数の異なる発振周波数帯に対応する電圧制御発振回路
    を備え、前記制御電圧出力手段から出力される制御電圧
    に従って発振周波数を変化させて前記第2の信号を出力
    する電圧制御発振手段と、 その電圧制御発振手段の電圧制御発振回路の中から最適
    な発振周波数帯の電圧制御発振回路を選択するととも
    に、出力可能状態にある各電圧制御発振回路を連続的に
    切り替えることができる選択手段と、 を有することを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】前記一方の電圧制御発振回路が対応する発
    振周波数帯は、他方の電圧制御発振回路が対応する発振
    周波数帯とオーバーラップしていることを特徴とする請
    求項1に記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】前記各電圧制御発振回路は、周波数を制御
    する周波数可変インバータと、その周波数可変インバー
    タに直列に接続された複数段のインバータとを有するリ
    ングオシレータであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】前記全ての周波数可変インバータの入力端
    子が1つのノードに接続され、そのノードに前記第2の
    信号が入力されることを特徴とする請求項3に記載のP
    LL回路。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、前記制御電圧が入力され
    るコントローラと、そのコントローラから出力される選
    択信号により最適な電圧制御発振回路を選択するマルチ
    プレクサとを有することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1つの項に記載のPLL回路。
  6. 【請求項6】前記制御電圧出力手段は、位相比較手段か
    ら出力されたパルス状の位相差信号をDC状の位相差信
    号に変換するローパスフィルタであることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1つの項に記載のPLL回
    路。
  7. 【請求項7】前記第1の信号は、半導体集積回路の外部
    から供給される外部クロック信号であり、前記第2の信
    号は、半導体集積回路の内部から供給される内部クロッ
    ク信号であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か1つの項に記載のPLL回路。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか1つの項に記載
    のPLL回路に用いられることを特徴とする電圧制御発
    振器。
  9. 【請求項9】請求項1乃至7のいずれか1つの項に記載
    のPLL回路を有することを特徴とする半導体集積回
    路。
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