JP6284077B2 - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP6284077B2
JP6284077B2 JP2014026756A JP2014026756A JP6284077B2 JP 6284077 B2 JP6284077 B2 JP 6284077B2 JP 2014026756 A JP2014026756 A JP 2014026756A JP 2014026756 A JP2014026756 A JP 2014026756A JP 6284077 B2 JP6284077 B2 JP 6284077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driven compressor
power source
compressor
engine
outdoor unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014026756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015152242A (ja
Inventor
賢宣 和田
賢宣 和田
松井 大
大 松井
西山 吉継
吉継 西山
増田 哲也
哲也 増田
誠之 飯高
誠之 飯高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014026756A priority Critical patent/JP6284077B2/ja
Priority to KR1020140182249A priority patent/KR20150096307A/ko
Priority to CN201510015566.6A priority patent/CN104848433B/zh
Priority to EP15152963.3A priority patent/EP2908061B1/en
Publication of JP2015152242A publication Critical patent/JP2015152242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6284077B2 publication Critical patent/JP6284077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/08Compressors specially adapted for separate outdoor units
    • F24F1/10Arrangement or mounting thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/44Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger characterised by the use of internal combustion engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/46Component arrangements in separate outdoor units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/56Casing or covers of separate outdoor units, e.g. fan guards
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/56Heat recovery units

Description

本発明は、エンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機と、電力により駆動される電源駆動圧縮機とを併設した空気調和機の室外ユニットに関するものである。
ガスヒートポンプは、部分負荷時には、ガスエンジンの熱効率が低下し、空気調和機としての運転効率が低下する。これを回避するため、ガスエンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機よりも排除容積が小さい電源駆動圧縮機を併設し、部分負荷時は電源駆動圧縮機を主体に運転し、高負荷時にはガスエンジンを主体に運転する、いわゆる、電源駆動圧縮機と非電源駆動圧縮機とのハイブリッド室外ユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ハイブリッド室外ユニットでは、ガスエンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機は電源駆動圧縮機よりも排除容積が大きく、また、排気マフラー、冷却水ポンプなど、電気式ヒートポンプにはない、ガスヒートポンプ固有の要素部品も設置する必要がある。
したがって、特許文献1のハイブリッド室外ユニットを構成する場合には、ガスヒートポンプの室外ユニットをベースとし、電源駆動圧縮機を当該室外ユニットの内部に追加配置することが望ましい。
ところで従来のガスヒートポンプは、本体筐体内部が仕切り板により上下2段に分割された構造となっている(例えば、特許文献2参照)。
1階部分は機械室であり、ガスエンジン、ガスエンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機、非電源駆動圧縮機の吐出ガスから冷凍機油を分離する油分離器、ガスエンジンの排気マフラー、ガスエンジンの冷却水を循環させる冷却水ポンプ、制御基板など、多くの部品が搭載されている。
なお、熱交換器室の上面には、ファンと空気吹き出し口からなる送風機が設置されており、ファンが回転することで、熱交換器室内は負圧となって、空気熱交換器の外周部から空気を取り込む。そして、空気熱交換器において冷媒と熱交換した空気は、熱交換器室内を通って空気吹き出し口から筐体上方に排出される。
特開2003−56931号公報 特開2009−68750号公報
しかしながら、特許文献1に係る空気調和機の室外ユニットでは、エンジンとエンジンで駆動する非電源駆動圧縮機で構成されるエンジン圧縮機ユニットが機械室の底板の略中央に設置され、室外ユニットの重心が底板の略中央に位置している。
そのため、機械室に電源駆動圧縮機を追加設置すると、エンジン圧縮機ユニットと電源駆動圧縮機との間隔が狭く、エンジンから電源駆動圧縮機へと排熱が流入することとなり、電源駆動圧縮機が高温化し、電源駆動圧縮機のモータ効率が低下し、電源駆動圧縮機の効率低下が発生する恐れがあるという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、エンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機とモータで駆動する電源駆動圧縮機とを機械室に併設する室外ユニットにおいて、エンジンから電源駆動圧縮機へと流入する排熱を低減でき、電源駆動圧縮機の高温化によるモータ効率の低下を防ぎ、電源駆動圧縮機の効率低下を防ぐことを可能とした空気調和機の室外ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、電力以外の駆動源により駆動される非電源駆動圧縮機と、電力により駆動される電源駆動圧縮機と、が配置された機械室と、室外熱交換器および室外送風機を格納した熱交換器室とを、筐体本体に備え、前記機械室の底部に設けられる底板の中心を通り、前記機械室の奥行方向に延びる直線を含む略鉛直方向の平面で前記機械室を2つの領域に分割し、前記電力以外の駆動源と前記非電源駆動圧縮機とで構成される非電源圧縮機ユニットの略中心が前記領域の一方に位置し、前記電源駆動圧縮機の略中心が前記領域の他方に位置し、前記筐体本体を仕切り板で上下二段に分割し、前記機械室を下段部分に、前記熱交換器室を上段部分に、備え、前記仕切り板に、室外ユニット内部の空気が前記熱交換器室と前記機械室とを移動できる通気口を少なくとも1つ設置し、前記非電源駆動圧縮機を稼働しない場合には、前記通気口の通風抵抗を大きくすることを特徴とする。
これにより、電力により駆動する電源駆動圧縮機を機械室に追加配置しても、非電源圧縮機ユニットと電源駆動圧縮機との間隔を広く確保することで、電力以外の駆動源から電源駆動圧縮機へと流入する排熱を低減でき、電源駆動圧縮機の高温化による電力駆動源の効率の低下を防ぎ、電源駆動圧縮機の効率低下を抑制することが可能となる。
また、電力駆動源で駆動する電源駆動圧縮機を機械室に追加配置しても、一方の領域に重量物が偏って配置されることがないので、室外ユニットの幅方向の重量バランスが偏ることなく、室外ユニットの運搬、据付の際にクレーンで吊り上げる時のロープにかかる荷重を均等にでき、作業安全性を向上させることが可能となる。
の発明は、第1の発明の空気調和機の室外ユニットにおいて、非電源駆動圧縮機の略中心位置と電源駆動圧縮機の略中心位置との水平方向距離J1が、非電源圧縮機ユニットの略中心位置と電源駆動圧縮機の略中心位置との水平方向距離J2よりも短いことを特徴とする、空気調和機の室外ユニットとすることである。
これにより、電力以外の駆動源と電源駆動圧縮機の間に非電源駆動圧縮機を配置することとなり、電力以外の駆動源の排熱が電源駆動圧縮機に流れる際の断熱部材の役割を非電源駆動圧縮機が成し、電力以外の駆動源から電源駆動圧縮機へと流入する排熱をさらに低減でき、電源駆動圧縮機の電力駆動源の高温化による効率低下を防ぐことが可能となる。
の発明は、第1又はの発明の空気調和機の室外ユニットにおいて、非電源駆動圧縮機油分離器を熱交換器室に設置する空気調和機の室外ユニットである。
非電源駆動圧縮機油分離器を、機械室(1階)とは別室である熱交換器室(2階)に設置するので、非電源駆動圧縮機油分離器の内部の冷凍機油に電力以外の駆動源の排熱が流入せず、非電源駆動圧縮機油分離器の内部の冷凍機油の高温化による粘度低下を防ぐ。よって、本発明では、第1から第5のいずれか1つの発明の効果に加え、非電源駆動圧縮機油分離器の内部の冷凍機油の粘度低下を抑制し、非電源駆動圧縮機の運転信頼性を高めることができる。
の発明は、第1から第のいずれか1つの発明の空気調和機の室外ユニットにおいて、非電源駆動圧縮機の排除容積は、電源駆動圧縮機の排除容積よりも大きい空気調和機の室外ユニットである。
非電源駆動圧縮機の排除容積を、電源駆動圧縮機の排除容積よりも大きくすることで、例えば、低負荷時には、排除容積の小さい電源駆動圧縮機のみを稼働し、中〜高負荷時は両者を最も効率の良い負荷分担配分で稼働する。低負荷時には非電源駆動圧縮機の排熱が生じず、電源駆動圧縮機のみが稼働することで、電源駆動圧縮機の高温化による電力駆動源の効率の低下を防ぎ、電源駆動圧縮機の効率低下を抑制し、室外ユニット全体としての運転効率を向上させることができる。
よって、本発明では、第1から第6のいずれか1つの発明の効果に加え、室外ユニット全体としての運転効率を上げることができる。
の発明は、第1から第のいずれか1つの発明の空気調和機の室外ユニットにおいて、非電源駆動圧縮機の吐出および吸入配管の内径は、電源駆動圧縮機の吐出および吸入配管の内径よりも太い室外ユニットである。
これにより、排除容積が大きく、冷媒流量が多い非電源駆動圧縮機の吐出および吸入配管を太くすることで、非電源駆動圧縮機における吐出および吸入配管の圧力損失の増大を抑え、電力以外の駆動源の負荷が増大することによる電力以外の駆動源の排熱の増大を抑え、電力以外の駆動源から電源駆動圧縮機へと流入する排熱を低減でき、電源駆動圧縮機の高温化による電力駆動源効率の低下を防ぎ、室外ユニット全体としての運転効率を向上させることができる。よって、第1から7のいずれか1つの発明の効果に加え、室外ユニット全体としての運転効率をあげることができる。
本発明の空気調和機の室外ユニットは、電力以外の駆動源のから電源駆動圧縮機へと流入する排熱を低減でき、電源駆動圧縮機の高温化を防ぐことで、電源駆動圧縮機の電力駆動源の高温化による性能低下を防ぎ、電源駆動圧縮機の性能低下を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷凍サイクルの構成図である。 本発明の実施の形態1に係る室外ユニットの縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る室外ユニットの横断面図である。 本発明の実施の形態1に係る室外ユニットの吊り上げ作業を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る室外ユニットの吊り上げ作業を示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る室外ユニットの縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る室外ユニットの横断面図である。 本発明の実施の形態3に係る室外ユニットの縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る室外ユニットの横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態の空気調和機の冷凍サイクル構成を図1に示す。図1の空気調和機は、室外ユニット1台に対し、室内ユニットが2台接続した、いわゆるツイン構成となっている。なお、冷凍サイクル構成に関しては、図1に示したものに限定されない。例えば、室外ユニットは2台以上、室内ユニットも3台以上、並列に接続可能である。
100は室外ユニットであり、室外ユニット100と室内ユニット200、210とは、冷媒が流通する液管50、ガス管55で連結されている。室外ユニット100において、111は例えばガスを駆動源とする電力以外の駆動源としてのエンジン、112はエンジン111より駆動力を得て冷媒を圧縮するエンジン駆動圧縮機(非電源駆動圧縮機)、113は電力により駆動されるモータを内蔵し商用電源など電力により駆動する電源駆動圧縮機である。エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113は、冷凍サイクル内で並列に接続されている。エンジン駆動圧縮機112の排除容積は、電源駆動圧縮機113の排除容積よりも大きい。また、エンジン駆動圧縮機112、電源駆動圧縮機113の潤滑油は同じ冷凍機油とする。
エンジン駆動圧縮機112の吐出および吸入配管は、電源駆動圧縮機113の吐出および吸入配管よりも太い。こうすることで、冷媒流量が多いエンジン駆動圧縮機112の吐出および吸入配管における圧力損失の増大を抑えるとともに、冷凍サイクルからのエンジン駆動圧縮機112への冷凍機油の戻り量が、電源駆動圧縮機113への冷凍機油の戻り量よりも多くなる。
114はアキュムレータであり、後述する四方弁116から、エンジン駆動圧縮機112の吸入配管と電源駆動圧縮機113の吸入配管との合流点に至る冷媒配管に接続され、両圧縮機にガス冷媒を供給する。
115は油分離器であり、後述する四方弁116から、エンジン駆動圧縮機112の吐出配管と電源駆動圧縮機113の吐出配管との合流点に至る冷媒配管に設置されており、両圧縮機の吐出ガスに含まれる冷凍機油をまとめて分離する。油分離器115で分離された冷凍機油は、エンジン駆動圧縮機112の吸入配管に油戻し管115aを通じて戻され、電源駆動圧縮機113の吸入配管に油戻し管115cを通じて戻され、それぞれ個別に戻される。また、油戻し管115a、115cには、それぞれ、油戻し管開閉弁115b、115dが接続される。
なお、油分離器115は、圧縮機ごとに個別に設置されていても良い。個別に設置される場合には、油分離器115は、エンジン駆動圧縮機112の吐出配管に1台、電源駆動圧縮機113の吐出配管に1台設置される。
116は冷房と暖房で冷凍サイクルを切り替える四方弁、117は冷媒を膨張させる室外ユニット減圧装置である。また、118は、エンジン111の冷却に用いた高温の冷却水と冷媒との熱交換を行うエンジン排熱熱交換器であり、暖房時に利用する。エンジン排熱熱交換器118には、冷却水配管(不図示)が敷設されている。
119はエンジン排熱熱交換器118に流入する冷媒流量を調整するエンジン排熱熱交換器用冷媒流量調整弁である。120は室外熱交換器130に室外ユニット100周囲の空気を供給する室外送風ファンである。
室内ユニット200において、201は室内空気熱交換器、202は室内空気熱交換器201に室内ユニット200周囲の空気を供給する室内送風ファン、203は冷媒を膨張させる室内ユニット減圧装置である。
同様に、室内ユニット210において、211は室内空気熱交換器、212は室内空気熱交換器211に室内ユニット210周囲の空気を供給する室内送風ファン、213は冷媒を膨張させる室内ユニット減圧装置である。
図2は室外ユニット100を前面に平行な鉛直平面で切った縦断面図、図3は室外ユニット100を底面に平行な水平平面(図中、X−X)で切った横断面図である。図2に示すように、室外ユニット100の筐体本体100Aは仕切り板103により上下2段に分割されており、101は機械室、102は熱交換器室である。
機械室101には、エンジン111、非電源駆動圧縮機112が設置され、さらに電源駆動圧縮機113が設置されている。図2には示さないが、これらの他にも、アキュムレータ114、油分離器115、四方弁116、室外ユニット減圧装置117、エンジン排熱熱交換器118、エンジン排熱熱交換器用冷媒流量調整弁119、エンジン111の排気マフラー、エンジン111の冷却水を循環させる冷却水ポンプ、制御基板、冷媒配管など、多くの部品が搭載されている。そして、これらの部品の配置は、既存のガスヒートポンプの部品の配置をそのまま流用している。
熱交換器室102においては、室外熱交換器130は熱交換器室102の外壁を形成するように構成されている。室外送風ファン120は、室外ユニット100の筐体本体100Aの天面に横並びに配置されている。
図2、図3に示すように、機械室101の底部には底板128が配置され、底板128には、エンジン111と非電源駆動圧縮機112とで構成されるエンジン圧縮機ユニット129と、電源駆動圧縮機113とが配置されている。
底板128には、底板128の中心Lを通り、機械室101の奥行方向に延びる水平直線によって区分される2つの領域Q、Rが設けられ、一方の領域Qに対して、エンジン111と非電源駆動圧縮機112とで構成されるエンジン圧縮機ユニット129の略中心(図中、点A)が位置し、他方の領域Rに対して、駆動モータ内蔵の電源駆動圧縮機113の略中心(図中、点B)が位置している。
また、図3に示すように、非電源駆動圧縮機112の略中心位置(図中、点C)と電源駆動圧縮機113の略中心位置(図中、点B)との水平方向距離J1が、エンジン圧縮機ユニット129の略中心位置(図中、点A)と電源駆動圧縮機113の略中心位置(図中、点B)との水平方向距離J2よりも、短くなるように配置されている。点A、点B、点Cは各機器の重心相当位置である。
本実施の形態では、底板128の中心Lの位置と、エンジン圧縮機ユニット129の略中心Aの位置との幅方向水平距離L1、底板128の中心Lの位置と、電源駆動圧縮機113の略中心Bの位置との幅方向水平距離L2、エンジン圧縮機ユニット129の質量M1、電源駆動圧縮機113の質量M2としたとき、M1×L1と、M2×L2とが略等しくなるように設定されている。
また、図3に示すように、底板128の奥行き方向中心L3の位置と、エンジン圧縮機ユニット129の略中心A位置との奥行方向水平距離K1、底板128の中心L3位置と、電源駆動圧縮機113の略中心B位置との奥行方向水平距離K2、エンジン圧縮機ユニット129の質量M1、電源駆動圧縮機113の質量M2としたとき、M1×K1と、M2×K2とが略等しくなるように設定されている。
次に、室外ユニット100と室内ユニット200、210の動作を説明する。
冷房運転時、四方弁116は実線に冷媒を流すよう設定される(図1参照)。エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113とで圧縮された高温高圧の冷媒は、合流した後、油分離器115に流入する。油分離器115にて、冷凍機油を分離された純度の高いガス冷媒は四方弁116を通り、室外熱交換器130に入る。ガス冷媒は、室外熱交換器130にて、外気と熱交換して放熱したのち凝縮し、高圧の液冷媒となって室外ユニット減圧装置117を通り、液管50を通って、室内ユニット200、210に供給される。
なお、油分離器115で分離された冷凍機油は、エンジン駆動圧縮機112が駆動している場合は油戻し管開閉弁115bを開とすることで、エンジン駆動圧縮機112の吸入配管に戻される。同様に、電源駆動圧縮機113が駆動している場合は油戻し管開閉弁115dを開とすることで、電源駆動圧縮機113の吸入配管に戻される。エンジン駆動圧縮機112が駆動していない場合は油戻し管開閉弁115bは閉、電源駆動圧縮機113が駆動していない場合は油戻し管開閉弁115dは閉となる。
室内ユニット200に入った高圧の液冷媒は、室内ユニット減圧装置203にて減圧され、気液二相状態となって、室内熱交換器201に流入する。気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器201にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となって室内ユニット200から流出する。
室内ユニット210においても、室内ユニット200と同様に、まず、高圧の液冷媒は、室内ユニット減圧装置213にて減圧され、気液二相状態となって、室内熱交換器211に流入する。気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器211にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して吸熱したのち蒸発し、ガス冷媒となって室内ユニット210から流出する。
なお、室内ユニット200のみ冷房運転を行う場合は、室内ユニット減圧装置213を閉じ、室内ユニット210の室内熱交換器211には冷媒の供給を行わない。一方、室内ユニット210のみ冷房運転を行う場合は、室内ユニット減圧装置203を閉じ、室内ユニット200の室内熱交換器201には冷媒の供給を行わない。
室内ユニット200、210から流出したガス冷媒は、ガス管55を通って、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入したガス冷媒は、四方弁116、アキュムレータ114を通って、エンジン駆動圧縮機112、および、電源駆動圧縮機113に戻る。
冷房運転時における、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の運転方法は、例えば下記のようにする。
冷房負荷が、エンジン駆動圧縮機112が最低運転周波数で運転した時の冷房能力(エンジン駆動圧縮機112の最小冷房能力)よりも小さい場合には、エンジン駆動圧縮機112のみでは断続運転に陥るため、電源駆動圧縮機113のみを運転する。
冷房負荷が、エンジン駆動圧縮機112の最小冷房負荷よりも大きく、かつ、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113とがともに最低運転周波数で運転した場合の冷房能力(両圧縮機運転時の最小冷房能力)よりも小さい場合は、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113のどちらか一方、例えば、運転コストが安い、もしくは、消費エネルギーが小さい方を選択して運転する。
冷房負荷が、両圧縮機運転時の最小冷房能力よりも大きい場合は、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の両方を、例えば、運転コスト、もしくは、消費エネルギーが最小となるように運転する。
この場合、運転コスト、もしくは、消費エネルギーを最小とするためのエンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の運転周波数の決定には、各圧縮機の運転周波数と運転コスト、もしくは、消費エネルギーとの関係を利用する。
実際には、冷房負荷全体に対してエンジン駆動圧縮機112が受け持つ冷房負荷の割合は、両圧縮機をともに最高運転周波数で運転した場合の最大冷房能力(両圧縮機運転時の最大冷房能力)に対する、エンジン駆動圧縮機112のみを最高運転周波数で運転したときの冷房能力の割合±15%程度である。
次に暖房運転時では、四方弁116は点線に冷媒を流すよう設定される(図1参照)。エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113とで圧縮された高温高圧の冷媒は、合流した後、油分離器115に流入する。油分離器115にて、冷凍機油を分離された純度の高いガス冷媒は四方弁116を通り、室外ユニット100を出て、ガス管55を通って、室内ユニット200、210に供給される。
室内ユニット200に入った高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器201に流入する。高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器201にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して放熱したのち凝縮し、高圧の液冷媒となって、室内ユニット減圧装置203を通り、室内ユニット200から流出する。
室内ユニット210においても、室内ユニット200と同様に、まず、高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器211に流入する。高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器211にて、空調対象となっている空間の空気と熱交換して放熱した後凝縮し、高圧の液冷媒となって、室内ユニット減圧装置213を通り、室内ユニット210から流出する。
なお、冷房時と同様に、室内ユニット200のみ暖房運転を行う場合は、室内ユニット減圧装置213を閉じ、室内ユニット210の室内熱交換器211には冷媒の供給を行わない。一方、室内ユニット210のみ暖房運転を行う場合は、室内ユニット減圧装置203を閉じ、室内ユニット200の室内熱交換器201には冷媒の供給を行わない。
室内ユニット200、210から流出した高圧の液冷媒は、液管50を通って、再度室外ユニット100に戻る。室外ユニット100に流入した高圧の液冷媒は、室外ユニット減圧装置117にて減圧され、気液二相状態となって、室外熱交換器130とエンジン排熱熱交換器118に流入する。気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器130では外気と、また、エンジン排熱熱交換器118では、エンジン111の冷却に用いた高温の冷却水と熱交換して吸熱したのち蒸発し、四方弁116、アキュムレータ114を通って、エンジン駆動圧縮機112、および、電源駆動圧縮機113に戻る。
暖房運転時における、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の運転方法は、例えば下記のようにする。
暖房負荷が、エンジン駆動圧縮機112が最低運転周波数で運転した時の暖房能力(エンジン駆動圧縮機112の最小暖房能力)よりも小さい場合には、エンジン駆動圧縮機112のみでは断続運転に陥るため、電源駆動圧縮機113のみを運転する。
暖房負荷が、エンジン駆動圧縮機112の最小暖房負荷よりも大きく、かつ、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113とがともに最低運転周波数で運転した場合の暖房能力(両圧縮機運転時の最小暖房能力)よりも小さい場合は、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113のどちらか一方、例えば、運転コストが安い、もしくは、消費エネルギーが小さい方を選択して運転する。
暖房負荷が、両圧縮機運転時の最小暖房能力よりも大きい場合は、エンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の両方を、例えば、運転コスト、もしくは、消費エネルギーが最小となるように運転する。
この場合、運転コスト、もしくは、消費エネルギーを最小とするためのエンジン駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113の運転周波数の決定には、各圧縮機の運転周波数と運転コスト、もしくは、消費エネルギーとの関係を利用する。
実際には、暖房負荷全体に対してエンジン駆動圧縮機112が受け持つ暖房負荷の割合は、両圧縮機をともに最高運転周波数で運転した場合の最大暖房能力(両圧縮機運転時の最大暖房能力)に対する、エンジン駆動圧縮機112のみを最高運転周波数で運転したときの暖房能力の割合±15%程度である。
ただし、暖房運転時は、常時室外熱交換器130の着霜状態を監視しており、着霜の危険性がある場合は、運転コスト、もしくは、消費エネルギーが最小となるように各圧縮機の運転周波数を設定していても、エンジン駆動圧縮機112の運転周波数を上げ、電源駆動圧縮機113の運転周波数を下げる制御をおこなう。
エンジン駆動圧縮機112の運転周波数を上げると、エンジン111の排熱量が増加し、エンジン排熱熱交換器118に供給される冷却水熱量も増加する。すなわち、エンジン排熱熱交換器118にて、より多くの冷媒を蒸発させることができ、室外熱交換器130に流す冷媒量を減らして、着霜の危険性を低減する。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態においては、エンジン圧縮機ユニット129と、電源駆動圧縮機113とが、機械室101に纏めて設置され、機械室101の奥行方向に延びる水平直線Lによって底板128を2つの領域QRに分割し、一方の領域Qに、エンジン圧縮機ユニット129の略中心(図中、点A)を位置させ、他方の領域Rに、電源駆動圧縮機113の略中心(図中、点B)を位置させることで、エンジン圧縮機ユニット129と電源駆動圧縮機113との間隔を広く確保することできる。したがって、エンジン111から電源駆動圧縮機113へと流入する排熱を低減でき、電源駆動圧縮機113の高温化を抑制して電源駆動圧縮機113のモータの効率低下を防ぎ、電源駆動圧縮機113の効率低下を防ぐことが可能となる。
図4、図5は、空気調和機の室外ユニット100をクレーン等で吊り上げる作業を説明するための図である。
本実施の形態においては、一方の領域Qに、エンジン圧縮機ユニット129の略中心(図中、点A)を位置させ、他方の領域Rに、電源駆動圧縮機113の略中心(図中、点B)を位置させることで、図4、図5に示すように、幅方向に見たときに一方の領域に重量物が偏って配置されることがないので、室外ユニット100の幅方向の重量バランスが偏ることない。このことにより、室外ユニット100をクレーン等で吊り上げる時にロープにかかる荷重F1、F2を平準化することができる。したがって、室外ユニット100の運搬、据付の際にクレーンで吊り上げる時のロープにかかる荷重を平準化でき、作業の安全性を向上することができる。
また、本実施の形態においては、図3に示すように、非電源駆動圧縮機112の略中心Cと電源駆動圧縮機113の略中心Bとの水平方向距離J1を、エンジン圧縮機ユニット129の略中心Aと電源駆動圧縮機113の略中心Bとの水平方向距離J2よりも短くしているため、機械室101内において電源駆動圧縮機113を非電源駆動圧縮機112の近傍に配置することができる。
このことにより、電源駆動圧縮機113とエンジン111との間に非電源駆動圧縮機112を配置することで、非電源圧縮機112が、エンジン111からの排熱が電源駆動圧縮機113に流れる際の断熱部材の役割を成し、エンジン111から電源駆動圧縮機113へと流入する排熱をさらに低減でき、電源駆動圧縮機113の高温化を抑制して、電源駆動圧縮機113のモータの効率低下を防ぎ、電源駆動圧縮機113の効率低下を防ぐことが可能となる。
また、本実施の形態においては、冷房負荷が、非電源駆動圧縮機112が最低運転周波数で運転した時の冷房能力(非電源駆動圧縮機112の最小冷房能力)よりも小さい場合、および、暖房負荷が、非電源駆動圧縮機112が最低運転周波数で運転した時の暖房能力(非電源駆動圧縮機112の最小暖房能力)よりも小さい場合には、電源駆動圧縮機113のみを運転する。
このことにより、エンジン111の排熱が生じず、電源駆動圧縮機113のみが稼働する場合において、電源駆動圧縮機113の高温化によるモータ効率の低下を防ぎ、電源駆動圧縮機113の効率低下を抑制し、室外ユニット100全体としての運転効率を向上させることができる。
また、非電源駆動圧縮機112の吐出および吸入配管の内径は、電源駆動圧縮機113の吐出および吸入配管の内径よりも太くしている。そのため、非電源駆動圧縮機112における吐出および吸入配管における圧力損失の増大を抑え、エンジン111の負荷が増大することによる排熱の増大を抑え、室外ユニット100全体としての運転効率を向上させることができる。
本実施の形態においては、図3に示すように、底板128の中心Lの位置と、エンジン圧縮機ユニット129の略中心Aの位置との幅方向水平距離L1、底板128の中心Lの位置と、電源駆動圧縮機113の略中心Bの位置との幅方向水平距離L2、エンジン圧縮機ユニット129の質量M1、電源駆動圧縮機113の質量M2としたとき、M1×L1と、M2×L2とが略等しくなるように設定される。
そのため、室外ユニット100の幅方向の中心を軸に、エンジン圧縮機ユニット129の質量によってはたらくモーメントと、電源駆動圧縮機113の質量によってはたらくモーメントが相殺され、室外ユニット100の幅方向の水平方向重心位置を略中央とすることができる。このことにより、空気調和機の室外ユニット100をクレーン等で吊り上げる時にロープにかかる荷重F1、F2(図4参照)を均一にでき、安全に運搬作業、据付作業を行うことができる。
また、図3に示すように、底板128の奥行き方向中心L3の位置と、エンジン圧縮機ユニット129の略中心A位置との奥行方向水平距離K1、底板128の中心L3位置と、電源駆動圧縮機113の略中心B位置との奥行方向水平距離K2、エンジン圧縮機ユニット129の質量M1、電源駆動圧縮機113の質量M2としたとき、M1×K1と、M2×K2とが略等しくなるように設定される。
そのため、室外ユニット100の奥行方向の中心を軸に、エンジン圧縮機ユニット129の質量によってはたらくモーメントと、電源駆動圧縮機113の質量によってはたらくモーメントが相殺され、室外ユニット100の奥行方向の水平方向重心位置を略中央とすることができる。したがって、室外ユニット100を吊り上げる時に室外ユニット100が奥行方向に傾くことなく(図5参照)、奥行方向の安定性を向上でき、安全に運搬作業、据付作業を行うことができる。
(実施の形態2)
図6は室外ユニット100を前面に平行な鉛直平面で切った縦断面図、図7は室外ユニット100を底面に平行な水平平面(図中、Y−Y)で切った横断面図である。
図6、図7において、105a、105bは、室外ユニット100内の仕切り板103に設置された通風口である。通風口105a、105bは、仕切り板103を幅方向(図7における横方向)に2分する直線に対して、ほぼ対称となるように配置されている。通風口105a、105bを通じて、室外ユニット内部の空気が機械室101と熱交換器室102との間を移動できる。また、通風口105a、105bには、開度調整機構(図示せず)が配置され、その開度を調節可能となっている。
その他の構成は、実施の形態1と同じなので、それらの説明は省略する。室外ユニット100の冷房、暖房時の運転動作は実施の形態1と同様である。ここでは、冷房、暖房運転時の通風口105a、105bの動作を説明する。
エンジン111と非電源駆動圧縮機112とが稼働している場合、エンジン111ではガスなどの燃料を燃焼させるため、高温の排熱が発生する。エンジン111は、機械室101に設置された冷却水ポンプ(図示せず)により循環する冷却水で冷却される。
エンジン111の排熱を受けて高温になった冷却水は、熱交換器室102に設置されたラジエータ(図示せず)で放熱したのち、再びエンジン111に戻される。ラジエータは、熱交換器室102において、室外熱交換器130の内側に設置され、室外熱交換器130にて冷媒と熱交換を終えた空気と熱交換する構成となっている。
エンジン111の排熱は上記冷却水だけでは完全には取れない。この場合には、上述した通風口105a、105bを開とし、室外送風機120の動作により機械室101内の空気を熱交換器室102に逃がして、エンジン111の排熱により、機械室101が高温になることを防止している。
一方、エンジン111と非電源駆動圧縮機112とが稼働せず、電源駆動圧縮機113のみが稼働している場合、エンジン111の排熱は発生しないため、通風口105a、105bを閉とする。すると、機械室101から熱交換室102への空気の移動がなくなるため、通風口105a、105bを開としていた場合と比較して、室外熱交換器130を通過する風量が増加し、冷凍サイクル全体の効率が向上する。なお、機械室101に搭載されている制御基板(図示せず)の冷却のため、通風口105a、105bの一部を開とするように制御してもよい。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、仕切り板103上に通気口105a、105bを設置する。よって、実施の形態1の効果に加え、機械室101のエンジン111の排熱を、熱交換器室102を経由して室外ユニット100の本体筐体外に排出するための通風経路を確保することができる。
また、エンジン111と非電源駆動圧縮機112とが稼働せず、電源駆動圧縮機113のみが稼働する場合は、通風口105a、105cを閉として、機械室101から熱交換室102への空気の移動を遮断するため、室外熱交換器130を通過する風量が増加し、冷凍サイクル効率を向上させることができる。
(実施の形態3)
図8は室外ユニット100を前面に平行な鉛直平面で切った縦断面図、図9は室外ユニット100を底面に平行な水平平面(図中、Y−Y)で切った横断面図である。
図8、図9において、油分離器115は、室外ユニット100内の仕切り板103の上に設置されている。また、油分離器115から非電源駆動圧縮機112の吸入配管に接続した油戻し管115aの流路抵抗は、油分離器115から電源駆動圧縮機113の吸入配管に接続した油戻し管115cの流路抵抗よりも小さく設定されている。油戻し管115a、115cの流路抵抗の設定は、例えば、油戻し管に設置された細管(キャピラリーチューブ)の内径と長さによって調整する。
その他の構成は、実施の形態1、および実施の形態2と同じなので、それらの説明は省略する。室外ユニット100の冷房、暖房時の運転動作は実施の形態1、および実施の形態2と同様である。ここでは、運転時の油分離器115から、非電源駆動圧縮機112と電源駆動圧縮機113への油戻し動作について説明する。
油分離器115で分離された冷凍機油は、非電源駆動圧縮機112が駆動している場合は油戻し管開閉弁115bを開とすることで、非電源駆動圧縮機112の吸入配管に戻される。同様に、油分離器115で分離された冷凍機油は、電源駆動圧縮機113が駆動している場合は油戻し管開閉弁115dを開とすることで、電源駆動圧縮機113の吸入配管に戻される。非電源駆動圧縮機112が停止の場合は油戻し管開閉弁115bは閉、電源駆動圧縮機113が停止の場合は油戻し管開閉弁115dは閉となる。
非電源駆動圧縮機112の排除容積は、電源駆動圧縮機113の排除容積よりも大きく設定されている。そのため、非電源駆動圧縮機112が吐出する冷媒流量は、電源駆動圧縮機113が吐出する冷媒流量よりも多い。よって、非電源駆動圧縮機112が吐出する冷凍機油は、電源駆動圧縮機113が吐出する冷凍機油よりも多い。
本実施の形態では、油分離器115は、室外ユニット100内の仕切り板103の上に設置されており、機械室101とは別室である熱交換器室102に設置するので、油分離器115の内部の冷凍機油にエンジン111の排熱が流入せず、油分離器115の内部の冷凍機油の高温化による粘度低下を防ぐ。
油戻し管115aの流路抵抗は、油戻し管115cの流路抵抗よりも小さく設定されている。そのため、両圧縮機が同時に稼働している場合でも、油分離器115から非電源駆動圧縮機112に戻る冷凍機油の量は、油分離器115から電源駆動圧縮機113に戻る冷凍機油の量よりも多くなる。
以上の説明から明らかなように、油分離器115は、室外ユニット100内の仕切り板103の上に設置されているため、油分離器115の内部の冷凍機油にエンジン111の排熱が流入しない。よって、油分離器115の内部の冷凍機油の高温化による粘度低下を抑制し、非電源駆動圧縮機112の運転信頼性を高めることができる。
また、油分離器115から非電源駆動圧縮機112の吸入配管に接続した油戻し管115aの流路抵抗は、油分離器115から電源駆動圧縮機113の吸入配管に接続した油戻し管115cの流路抵抗よりも小さく設定されている。
そのため、両圧縮機が同時に稼働している場合でも、油分離器115から非電源駆動圧縮機112に戻る冷凍機油の量は、油分離器115から電源駆動圧縮機113に戻る冷凍機油の量よりも多くなる。よって、冷凍機油の吐出量が多い非電源駆動圧縮機112の運転信頼性をさらに高めることができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図2を参照し、底板128の上に2つの領域Q、Rが設けられ、一方の領域Qに対して、エンジン圧縮機ユニット129の略中心(図中、点A)が位置し、他方の領域Rに対して、電源駆動圧縮機113の略中心(図中、点B)が位置するとしたが、これに限定されない。例えば、図示は省略したが、底板128の上に、一方の領域Qを設け、仕切り板103の上に、他方の領域Rを設けて、底板128上の一方の領域Qに対し、エンジン圧縮機ユニット129の略中心(図中、点A)を位置させ、仕切り板103上の他方の領域Rに対し、電源駆動圧縮機113の略中心(図中、点B)を位置させてもよい。
本発明に係る空気調和機の室外ユニットは、モータで駆動する電源駆動圧縮機を機械室に追加配置しても、エンジン圧縮機ユニットと電源駆動圧縮機との間の間隔を広く確保することで、エンジンから電源駆動圧縮機へと流入する排熱を低減し、電源駆動圧縮機の高温化を防ぎ、室外ユニットの機械室に追加搭載される電源駆動圧縮機の高温化による性能低下を防ぐことができ、エンジンにより駆動される非電源駆動圧縮機とモータで駆動する電源駆動圧縮機とを機械室に併設する室外ユニットに用いるのに好適である。
100 室外ユニット
101 機械室
102 熱交換器室
103 仕切り板
105a、105b 通風口
111 エンジン
112 非電源駆動圧縮機
113 電源駆動圧縮機
114 アキュムレータ
115 油分離器
116 四方弁
117 室外ユニット減圧装置
118 底板
119 エンジン圧縮機ユニット
120 室外送風機
130 室外熱交換器
200 室内機
201 室内熱交換器
202 室内送風機
203 室内機減圧装置
210 室内機
211 室内熱交換器
212 室内送風機
213 室内機減圧装置
Q 一方の領域
R 他方の領域

Claims (5)

  1. 電力以外の駆動源により駆動される非電源駆動圧縮機と、電力により駆動される電源駆動圧縮機と、が配置された機械室と、室外熱交換器および室外送風機を格納した熱交換器室とを、筐体本体に備え、
    前記機械室の底部に設けられる底板の中心を通り、前記機械室の奥行方向に延びる直線を含む略鉛直方向の平面で前記機械室を2つの領域に分割し、
    前記電力以外の駆動源と前記非電源駆動圧縮機とで構成される非電源圧縮機ユニットの略中心が前記領域の一方に位置し、前記電源駆動圧縮機の略中心が前記領域の他方に位置し、
    前記筐体本体を仕切り板で上下二段に分割し、前記機械室を下段部分に、前記熱交換器室を上段部分に、備え、
    前記仕切り板に、室外ユニット内部の空気が前記熱交換器室と前記機械室とを移動できる通気口を少なくとも1つ設置し、
    前記非電源駆動圧縮機を稼働しない場合には、前記通気口の通風抵抗を大きくすることを特徴とする、
    空気調和機の室外ユニット。
  2. 前記非電源駆動圧縮機の略中心位置と前記電源駆動圧縮機の略中心位置との水平方向距離J1が、
    前記非電源圧縮機ユニットの略中心位置と前記電源駆動圧縮機の略中心位置との水平方向距離J2よりも短いことを特徴とする、
    請求項1に記載の空気調和機の室外ユニット。
  3. 前記非電源駆動圧縮機の油分離器を前記熱交換器室に設置することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の空気調和機の室外ユニット。
  4. 前記非電源駆動圧縮機の排除容積は、前記電源駆動圧縮機の排除容積よりも大きいことを特徴とする、
    請求項1から3の何れか一項に記載の空気調和機の室外ユニット。
  5. 前記非電源駆動圧縮機の吐出および吸入配管の内径は、前記電源駆動圧縮機の吐出および吸入配管の内径よりも大きいことを特徴とする、
    請求項1から4の何れか一項に記載の空気調和機の室外ユニット。
JP2014026756A 2014-02-14 2014-02-14 空気調和機の室外ユニット Active JP6284077B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026756A JP6284077B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 空気調和機の室外ユニット
KR1020140182249A KR20150096307A (ko) 2014-02-14 2014-12-17 공기 조화기의 실외 유닛
CN201510015566.6A CN104848433B (zh) 2014-02-14 2015-01-13 空调机的室外单元
EP15152963.3A EP2908061B1 (en) 2014-02-14 2015-01-29 Outdoor Unit of Air-Conditioner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026756A JP6284077B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 空気調和機の室外ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015152242A JP2015152242A (ja) 2015-08-24
JP6284077B2 true JP6284077B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=52423628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026756A Active JP6284077B2 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 空気調和機の室外ユニット

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2908061B1 (ja)
JP (1) JP6284077B2 (ja)
KR (1) KR20150096307A (ja)
CN (1) CN104848433B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017110895A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機の室外ユニットおよび空気調和機
EP3182022B1 (en) * 2015-12-14 2019-08-21 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Outdoor unit for air conditioner and air conditioner
CN105783137B (zh) * 2016-04-29 2019-02-15 广东美的制冷设备有限公司 冷暖型空调器的控制方法
JP6846685B2 (ja) * 2017-07-05 2021-03-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和装置
WO2020095439A1 (ja) * 2018-11-09 2020-05-14 三菱電機株式会社 空気調和装置の室外機
JP2021021508A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001074337A (ja) * 1999-08-31 2001-03-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd サブエンジン方式コンプレッサ駆動ユニット
JP2001280653A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスヒートポンプ式空気調和機の機械室換気構造
JP2002323270A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Denso Corp エンジン駆動式装置
JP2003056931A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和装置
CN1752612A (zh) * 2004-09-24 2006-03-29 乐金电子(天津)电器有限公司 空调器
JP5097487B2 (ja) * 2007-09-12 2012-12-12 三洋電機株式会社 空気調和機の室外ユニット
EP2354683A3 (en) * 2010-01-28 2013-04-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Outdoor unit for air conditioner
JP5611605B2 (ja) * 2010-01-28 2014-10-22 三洋電機株式会社 空気調和装置の室外ユニット
JP5496697B2 (ja) * 2010-01-29 2014-05-21 三洋電機株式会社 空気調和装置の室外ユニット
WO2012002498A1 (ja) * 2010-07-01 2012-01-05 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
JP5353998B2 (ja) * 2011-11-30 2013-11-27 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室外機
JP2013250004A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Panasonic Corp ハイブリッド空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104848433B (zh) 2019-08-16
JP2015152242A (ja) 2015-08-24
EP2908061A1 (en) 2015-08-19
EP2908061B1 (en) 2019-10-16
KR20150096307A (ko) 2015-08-24
CN104848433A (zh) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6284077B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP2017161093A (ja) 空気調和機の室外ユニットおよび制御方法
JP4274235B2 (ja) 冷凍装置
JP6315375B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP2015152241A (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP6292469B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JP6497582B2 (ja) 冷凍機ユニット
WO2000055551A1 (fr) Conditionneur d'air et equipement exterieur associe utilise
JP2017110896A (ja) 空気調和装置
WO2015122170A1 (ja) 空気調和機
JP6222493B2 (ja) 空気調和機
JP5165358B2 (ja) 冷凍装置
JP2005114312A (ja) 冷蔵庫
JP6229159B2 (ja) 空気調和機
KR101676492B1 (ko) 냉매 사이클 시스템의 냉매 제어를 위한 정압기
JP5176874B2 (ja) 冷凍装置
JP2012211763A (ja) 冷凍装置
WO2015122167A1 (ja) 空気調和機
JP2017156050A (ja) 空気調和機
JP2017110821A (ja) 空気調和装置
JP6569081B2 (ja) 空気調和機
JP2016169906A (ja) 冷凍機ユニット
JPWO2020035945A1 (ja) フリークーリングユニット
JP2004156852A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
KR20060096204A (ko) 이차냉매 펌프구동형 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180119

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6284077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151