JP2002323270A - エンジン駆動式装置 - Google Patents
エンジン駆動式装置Info
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- JP2002323270A JP2002323270A JP2001126341A JP2001126341A JP2002323270A JP 2002323270 A JP2002323270 A JP 2002323270A JP 2001126341 A JP2001126341 A JP 2001126341A JP 2001126341 A JP2001126341 A JP 2001126341A JP 2002323270 A JP2002323270 A JP 2002323270A
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- housing
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- opening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンを収納する筐体内の過度の温度上昇
を防止するとともに、筐体から漏れる騒音を低減するこ
とが可能なエンジン駆動式装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン駆動式装置であるヒートポンプ
装置の室外機150は、吸排気管31、32を除いて密
閉構造をとる筐体52内に形成されたエンジンルーム5
1にエンジン1を収納している。そして、筐体52の上
面壁52aにはエンジンルーム51内の熱を外部に放熱
するフィン53a、53bを有する伝熱部材53が設け
られている。従って、筐体52から漏れる騒音を低減で
きるとともに、筐体52内の過度の温度上昇を防止する
ことができる。
を防止するとともに、筐体から漏れる騒音を低減するこ
とが可能なエンジン駆動式装置を提供すること。 【解決手段】 エンジン駆動式装置であるヒートポンプ
装置の室外機150は、吸排気管31、32を除いて密
閉構造をとる筐体52内に形成されたエンジンルーム5
1にエンジン1を収納している。そして、筐体52の上
面壁52aにはエンジンルーム51内の熱を外部に放熱
するフィン53a、53bを有する伝熱部材53が設け
られている。従って、筐体52から漏れる騒音を低減で
きるとともに、筐体52内の過度の温度上昇を防止する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動式装
置に関し、特に、エンジンを収納する筐体の騒音低減構
造に関する。
置に関し、特に、エンジンを収納する筐体の騒音低減構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、エンジンでヒートポ
ンプサイクル中の冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するエン
ジン駆動式ヒートポンプ装置のようなエンジン駆動式装
置がある。このようなエンジン駆動式装置において、エ
ンジンはエンジンルームを構成する筐体内に収納される
とともに、この筐体には換気口が設けられ、エンジンの
発熱により内部の温度が筐体内部に設置された部品等の
耐熱温度以上にならないように、筐体内の換気を行なう
ものが知られている。
ンプサイクル中の冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するエン
ジン駆動式ヒートポンプ装置のようなエンジン駆動式装
置がある。このようなエンジン駆動式装置において、エ
ンジンはエンジンルームを構成する筐体内に収納される
とともに、この筐体には換気口が設けられ、エンジンの
発熱により内部の温度が筐体内部に設置された部品等の
耐熱温度以上にならないように、筐体内の換気を行なう
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
技術では、筐体の換気口からエンジン音が漏れ騒音とな
るという問題がある。
技術では、筐体の換気口からエンジン音が漏れ騒音とな
るという問題がある。
【0004】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、エンジンを収納する筐体内の過度の温度上昇を防止
するとともに、筐体から漏れる騒音を低減することが可
能なエンジン駆動式装置を提供することを目的とする。
で、エンジンを収納する筐体内の過度の温度上昇を防止
するとともに、筐体から漏れる騒音を低減することが可
能なエンジン駆動式装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エンジン(1)と、内
部にエンジン(1)を収納する筐体(52)とを備える
エンジン駆動式装置において、筐体(52)は、エンジ
ン(1)の燃焼室と連通する吸排気部(31、32)を
除いて密閉構造であるとともに、筐体(52)の内部と
外部とで熱交換を行なう熱交換手段(53)を備えるこ
とを特徴としている。
め、請求項1に記載の発明では、エンジン(1)と、内
部にエンジン(1)を収納する筐体(52)とを備える
エンジン駆動式装置において、筐体(52)は、エンジ
ン(1)の燃焼室と連通する吸排気部(31、32)を
除いて密閉構造であるとともに、筐体(52)の内部と
外部とで熱交換を行なう熱交換手段(53)を備えるこ
とを特徴としている。
【0006】これによると、筐体(52)は、換気口を
有しない密閉構造であるため、筐体(52)から漏れる
騒音を低減することができる。また、換気を行なわなく
ても、熱交換手段(53)により筐体(52)内部の熱
を外部に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度
上昇を防止することも可能である。
有しない密閉構造であるため、筐体(52)から漏れる
騒音を低減することができる。また、換気を行なわなく
ても、熱交換手段(53)により筐体(52)内部の熱
を外部に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度
上昇を防止することも可能である。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、熱交換
手段(53)は、筐体(52)の上面壁(52a)に設
けられていることを特徴としている。
手段(53)は、筐体(52)の上面壁(52a)に設
けられていることを特徴としている。
【0008】これによると、筐体(52)内において温
度の高い筐体(52)内上部の空気から熱交換手段(5
3)を介して外部に放熱することができる。従って、筐
体(52)内の過度の温度上昇を確実に防止することが
可能である。
度の高い筐体(52)内上部の空気から熱交換手段(5
3)を介して外部に放熱することができる。従って、筐
体(52)内の過度の温度上昇を確実に防止することが
可能である。
【0009】また、請求項3に記載の発明のように、熱
交換手段(53)は、具体的には、筐体(52)の内側
と外側とにフィン(53a、53b)を有する伝熱部材
(53)とすることができる。
交換手段(53)は、具体的には、筐体(52)の内側
と外側とにフィン(53a、53b)を有する伝熱部材
(53)とすることができる。
【0010】また、請求項4に記載の発明では、エンジ
ン(1)と、内部にエンジン(1)を収納するととも
に、内部の換気を行なう換気口(55、56)を有する
筐体(52)とを備えるエンジン駆動式装置において、
換気口(56)を開閉する開閉手段(59、60)を有
し、筐体(52)内の温度が所定値以下の場合には、開
閉手段(59、60)が換気口(56)を閉じるととも
に、筐体(52)内の温度が前記所定値より高いの場合
には、開閉手段(59、60)が換気口(56)を開く
ように作動する構成であることを特徴としている。
ン(1)と、内部にエンジン(1)を収納するととも
に、内部の換気を行なう換気口(55、56)を有する
筐体(52)とを備えるエンジン駆動式装置において、
換気口(56)を開閉する開閉手段(59、60)を有
し、筐体(52)内の温度が所定値以下の場合には、開
閉手段(59、60)が換気口(56)を閉じるととも
に、筐体(52)内の温度が前記所定値より高いの場合
には、開閉手段(59、60)が換気口(56)を開く
ように作動する構成であることを特徴としている。
【0011】これによると、筐体(52)内の温度が所
定値以下の場合には、開閉手段(59、60)が換気口
を閉じる。従って、筐体(52)内の温度が所定値以下
の場合には、筐体(52)から漏れる騒音を低減するこ
とができる。また、筐体(52)内の温度が所定値より
高い場合には、筐体(52)内を換気することより筐体
(52)内部の熱を外部に放熱できるので、筐体(5
2)内の過度の温度上昇を防止することが可能である。
定値以下の場合には、開閉手段(59、60)が換気口
を閉じる。従って、筐体(52)内の温度が所定値以下
の場合には、筐体(52)から漏れる騒音を低減するこ
とができる。また、筐体(52)内の温度が所定値より
高い場合には、筐体(52)内を換気することより筐体
(52)内部の熱を外部に放熱できるので、筐体(5
2)内の過度の温度上昇を防止することが可能である。
【0012】また、請求項5に記載の発明では、換気口
(55、56)は、筐体(52)内に外気を導入する換
気入口(55)と、筐体(52)内の空気を排出する換
気出口(56)とからなり、換気出口(56)は、筐体
(52)の上面壁(52a)に設けられていることを特
徴としている。
(55、56)は、筐体(52)内に外気を導入する換
気入口(55)と、筐体(52)内の空気を排出する換
気出口(56)とからなり、換気出口(56)は、筐体
(52)の上面壁(52a)に設けられていることを特
徴としている。
【0013】これによると、筐体(52)内において温
度の高い筐体(52)内上部の空気を換気出口(56)
から排出できる。従って、筐体(52)内の過度の温度
上昇を確実に防止することが可能である。
度の高い筐体(52)内上部の空気を換気出口(56)
から排出できる。従って、筐体(52)内の過度の温度
上昇を確実に防止することが可能である。
【0014】また、請求項6に記載の発明では、開閉手
段(59、60)は、換気出口(56)に設けられてい
ることを特徴としている。
段(59、60)は、換気出口(56)に設けられてい
ることを特徴としている。
【0015】これによると、筐体(52)内の温度が所
定値以下の場合には、開状態のときに換気とともに騒音
の漏れ易い換気出口(56)を開閉手段(59、60)
が閉じる。従って、筐体(52)内の温度が所定値以下
の場合には、筐体(52)から漏れる騒音を低減するこ
とができる。
定値以下の場合には、開状態のときに換気とともに騒音
の漏れ易い換気出口(56)を開閉手段(59、60)
が閉じる。従って、筐体(52)内の温度が所定値以下
の場合には、筐体(52)から漏れる騒音を低減するこ
とができる。
【0016】また、請求項7に記載の発明では、筐体
(52)内の温度を検出する温度検出手段(61)を有
し、この温度検出手段(61)が検出する温度に基づい
て、開閉手段(59、60)を開閉制御する開閉制御手
段(S2、S3、S4)を具備することを特徴としてい
る。
(52)内の温度を検出する温度検出手段(61)を有
し、この温度検出手段(61)が検出する温度に基づい
て、開閉手段(59、60)を開閉制御する開閉制御手
段(S2、S3、S4)を具備することを特徴としてい
る。
【0017】これによると、開閉制御手段(S2、S
3、S4)は、温度検出手段(61)の検出する筐体
(52)内の温度に基づいて、開閉手段(59、60)
を確実に開閉することができる。従って、筐体(52)
内の温度が所定値以下の場合には、筐体(52)から漏
れる騒音を確実に低減することができる。また、筐体
(52)内の温度が所定値より高い場合には、筐体(5
2)内を換気することより筐体(52)内部の熱を外部
に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度上昇を
確実に防止することが可能である。
3、S4)は、温度検出手段(61)の検出する筐体
(52)内の温度に基づいて、開閉手段(59、60)
を確実に開閉することができる。従って、筐体(52)
内の温度が所定値以下の場合には、筐体(52)から漏
れる騒音を確実に低減することができる。また、筐体
(52)内の温度が所定値より高い場合には、筐体(5
2)内を換気することより筐体(52)内部の熱を外部
に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度上昇を
確実に防止することが可能である。
【0018】また、請求項8に記載の発明では、筐体
(52)内に換気流を発生する送風手段(57)と、筐
体(52)内の温度を検出する温度検出手段(61)と
を有し、この温度検出手段(61)が検出する温度が前
記所定値より高い場合には、送風手段(57)を作動制
御する送風制御手段(S2、S3、S4)を具備するこ
とを特徴としている。
(52)内に換気流を発生する送風手段(57)と、筐
体(52)内の温度を検出する温度検出手段(61)と
を有し、この温度検出手段(61)が検出する温度が前
記所定値より高い場合には、送風手段(57)を作動制
御する送風制御手段(S2、S3、S4)を具備するこ
とを特徴としている。
【0019】これによると、送風制御手段(S2、S
3、S4)は、温度検出手段(61)の検出する筐体
(52)内の温度が所定値より高い場合、すなわち開閉
手段(59、60)が換気口(56)を開いているとき
には、送風手段(57)を作動制御し筐体(52)内を
確実に換気することができる。従って、筐体(52)内
部の熱を外部に確実に放熱できるので、筐体(52)内
の過度の温度上昇を一層確実に防止することが可能であ
る。
3、S4)は、温度検出手段(61)の検出する筐体
(52)内の温度が所定値より高い場合、すなわち開閉
手段(59、60)が換気口(56)を開いているとき
には、送風手段(57)を作動制御し筐体(52)内を
確実に換気することができる。従って、筐体(52)内
部の熱を外部に確実に放熱できるので、筐体(52)内
の過度の温度上昇を一層確実に防止することが可能であ
る。
【0020】また、請求項9に記載の発明では、筐体
(52)の外気温を検出する外気温検出手段を有し、こ
の外気温検出手段が検出する温度に基づいて、エンジン
(1)駆動時の筐体(52)内の温度を算出し、この算
出温度に応じて、開閉手段(59、60)を開閉制御す
る開閉制御手段を具備することを特徴としている。
(52)の外気温を検出する外気温検出手段を有し、こ
の外気温検出手段が検出する温度に基づいて、エンジン
(1)駆動時の筐体(52)内の温度を算出し、この算
出温度に応じて、開閉手段(59、60)を開閉制御す
る開閉制御手段を具備することを特徴としている。
【0021】これによると、開閉制御手段は、外気温検
出手段の検出する温度に基づいて算出したエンジン駆動
時の筐体(52)内の温度に応じて、開閉手段(59、
60)を確実に開閉することができる。従って、筐体
(52)内の温度が所定値以下の場合には、筐体(5
2)から漏れる騒音を低減することができる。また、筐
体(52)内の温度が所定値より高い場合には、筐体
(52)内を換気することより筐体(52)内部の熱を
外部に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度上
昇を防止することが可能である。
出手段の検出する温度に基づいて算出したエンジン駆動
時の筐体(52)内の温度に応じて、開閉手段(59、
60)を確実に開閉することができる。従って、筐体
(52)内の温度が所定値以下の場合には、筐体(5
2)から漏れる騒音を低減することができる。また、筐
体(52)内の温度が所定値より高い場合には、筐体
(52)内を換気することより筐体(52)内部の熱を
外部に放熱できるので、筐体(52)内の過度の温度上
昇を防止することが可能である。
【0022】また、請求項10に記載の発明では、筐体
(52)内に換気流を発生する送風手段(57)と、筐
体(52)の外気温を検出する外気温検出手段とを有
し、この外気温検出手段が検出する温度に基づいて、エ
ンジン(1)駆動時の筐体(52)内の温度を算出し、
この算出温度が前記所定値より高い場合には、送風手段
(57)を作動制御する送風制御手段を具備することを
特徴としている。
(52)内に換気流を発生する送風手段(57)と、筐
体(52)の外気温を検出する外気温検出手段とを有
し、この外気温検出手段が検出する温度に基づいて、エ
ンジン(1)駆動時の筐体(52)内の温度を算出し、
この算出温度が前記所定値より高い場合には、送風手段
(57)を作動制御する送風制御手段を具備することを
特徴としている。
【0023】これによると、送風制御手段は、外気温検
出手段の検出する温度に基づいて算出したエンジン駆動
時の筐体(52)内の温度が所定値より高い場合、すな
わち開閉手段(59、60)が換気口を開いているとき
には、送風手段(57)を作動制御し筐体(52)内を
確実に換気することができる。従って、筐体(52)内
部の熱を外部に確実に放熱できるので、筐体(52)内
の過度の温度上昇を確実に防止することが可能である。
出手段の検出する温度に基づいて算出したエンジン駆動
時の筐体(52)内の温度が所定値より高い場合、すな
わち開閉手段(59、60)が換気口を開いているとき
には、送風手段(57)を作動制御し筐体(52)内を
確実に換気することができる。従って、筐体(52)内
部の熱を外部に確実に放熱できるので、筐体(52)内
の過度の温度上昇を確実に防止することが可能である。
【0024】また、請求項11に記載の発明では、エン
ジン(1)は、ヒートポンプサイクル(200)中の冷
媒を圧縮する圧縮機(2)を駆動するエンジン(1)で
あることを特徴としている。
ジン(1)は、ヒートポンプサイクル(200)中の冷
媒を圧縮する圧縮機(2)を駆動するエンジン(1)で
あることを特徴としている。
【0025】このように、エンジン駆動式ヒートポンプ
装置(100)を駆動するエンジン(1)は、使用者等
の人の行動域近傍に設置されることが多い。従って、こ
のようなエンジン(1)を収納する筐体(52)から漏
れる騒音を低減することが可能になる効果は大きい。
装置(100)を駆動するエンジン(1)は、使用者等
の人の行動域近傍に設置されることが多い。従って、こ
のようなエンジン(1)を収納する筐体(52)から漏
れる騒音を低減することが可能になる効果は大きい。
【0026】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0028】(第1の実施形態)図1は、本発明を適用
した第1の実施形態におけるヒートポンプ装置100の
構成を概略的に示す模式構成図である。本実施形態のヒ
ートポンプ装置100は、エンジン(例えばディーゼル
エンジン)1によって駆動されるもので、このヒートポ
ンプ装置100は定置型の空調装置として用いられ、屋
内を冷暖房することができる。
した第1の実施形態におけるヒートポンプ装置100の
構成を概略的に示す模式構成図である。本実施形態のヒ
ートポンプ装置100は、エンジン(例えばディーゼル
エンジン)1によって駆動されるもので、このヒートポ
ンプ装置100は定置型の空調装置として用いられ、屋
内を冷暖房することができる。
【0029】ヒートポンプサイクル200(図1中2点
鎖線で囲んだ部分)は、各機能部材間を冷媒配管で接続
して構成され、屋内暖房時には、圧縮機2→四方弁3→
室内熱交換器4→室内機電動弁5→レシーバ6→室外機
電動弁7→室外熱交換器8→四方弁3→冷媒加熱器9→
アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通(実
線矢印)させて暖房している。
鎖線で囲んだ部分)は、各機能部材間を冷媒配管で接続
して構成され、屋内暖房時には、圧縮機2→四方弁3→
室内熱交換器4→室内機電動弁5→レシーバ6→室外機
電動弁7→室外熱交換器8→四方弁3→冷媒加熱器9→
アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通(実
線矢印)させて暖房している。
【0030】また、屋内冷房時には、圧縮機2→四方弁
3→室外熱交換器8→室外機電動弁7→レシーバ6→室
内機電動弁5→室内熱交換器4→四方弁3→冷媒加熱器
9→アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通
(破線矢印)させて冷房している。
3→室外熱交換器8→室外機電動弁7→レシーバ6→室
内機電動弁5→室内熱交換器4→四方弁3→冷媒加熱器
9→アキュームレータ10→圧縮機2の順に冷媒を流通
(破線矢印)させて冷房している。
【0031】室内熱交換器4は、暖房時には凝縮器とし
て機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室
外熱交換器8は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房
時には凝縮器として機能する。そして、暖房時には、室
外機電動弁7が冷媒を減圧する減圧手段である膨張弁と
して機能し、冷房時には、室内機電動弁5が減圧手段で
ある膨張弁として機能する。
て機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室
外熱交換器8は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房
時には凝縮器として機能する。そして、暖房時には、室
外機電動弁7が冷媒を減圧する減圧手段である膨張弁と
して機能し、冷房時には、室内機電動弁5が減圧手段で
ある膨張弁として機能する。
【0032】エンジン1は、クランクプーリ1aに巻き
付けられたVベルト1bにより圧縮機2に設けられたプ
ーリ2aに駆動力を伝達するようになっている。そし
て、プーリ2aと圧縮機2との間には、プーリ2aに伝
達された駆動力を圧縮機2に伝達または遮断するクラッ
チ手段よりなる駆動力切替手段である電磁クラッチ2b
が設けられている。
付けられたVベルト1bにより圧縮機2に設けられたプ
ーリ2aに駆動力を伝達するようになっている。そし
て、プーリ2aと圧縮機2との間には、プーリ2aに伝
達された駆動力を圧縮機2に伝達または遮断するクラッ
チ手段よりなる駆動力切替手段である電磁クラッチ2b
が設けられている。
【0033】圧縮機2の吐出側(四方弁3側)に接続さ
れた冷媒配管22には、圧縮機2が吐出した冷媒からオ
イルを分離する周知のオイルセパレータ24が設けられ
ており、オイルセパレータ24で分離されたオイルはオ
イルリターンチューブ25を介して、圧縮機2の吸入側
(アキュームレータ10側)に接続された冷媒配管20
の経路中に圧縮機2前後の差圧により戻されるようにな
っている。ここで、オイルセパレータ24とオイルリタ
ーンチューブ25とで本実施形態のオイル分離手段を構
成している。
れた冷媒配管22には、圧縮機2が吐出した冷媒からオ
イルを分離する周知のオイルセパレータ24が設けられ
ており、オイルセパレータ24で分離されたオイルはオ
イルリターンチューブ25を介して、圧縮機2の吸入側
(アキュームレータ10側)に接続された冷媒配管20
の経路中に圧縮機2前後の差圧により戻されるようにな
っている。ここで、オイルセパレータ24とオイルリタ
ーンチューブ25とで本実施形態のオイル分離手段を構
成している。
【0034】11は冷却水回路であり、エンジン1の本
体内に形成されエンジン1を冷却するための図示しない
冷却水通路と、この冷却水通路出口から冷媒加熱部であ
る冷媒加熱器9、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ1
14を順次流れ、上記冷却水通路入口に戻る第1冷却水
回路111と、上記冷却水通路出口からラジエータ11
5、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ114を順次流
れ、上記冷却水通路入口に戻る第2冷却水回路112と
から構成されている。
体内に形成されエンジン1を冷却するための図示しない
冷却水通路と、この冷却水通路出口から冷媒加熱部であ
る冷媒加熱器9、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ1
14を順次流れ、上記冷却水通路入口に戻る第1冷却水
回路111と、上記冷却水通路出口からラジエータ11
5、冷却水切替弁113、冷却水ポンプ114を順次流
れ、上記冷却水通路入口に戻る第2冷却水回路112と
から構成されている。
【0035】ここで、冷却水ポンプ114は電動ポンプ
であり、冷却水切替弁113は第1冷却水回路111と
第2冷却水回路112とを切り替える電磁切替弁であ
る。また、ラジエータ115は冷却水と外気とを熱交換
する周知の熱交換器であり、冷媒加熱器9は、例えば金
属等からなる2重管式の熱交換器であり冷却水と冷媒と
が熱交換可能になっている。また、上記冷却水通路の出
入口と各部材9、113〜115は例えばゴムホース等
によって連結されている。
であり、冷却水切替弁113は第1冷却水回路111と
第2冷却水回路112とを切り替える電磁切替弁であ
る。また、ラジエータ115は冷却水と外気とを熱交換
する周知の熱交換器であり、冷媒加熱器9は、例えば金
属等からなる2重管式の熱交換器であり冷却水と冷媒と
が熱交換可能になっている。また、上記冷却水通路の出
入口と各部材9、113〜115は例えばゴムホース等
によって連結されている。
【0036】エンジン1には上記冷却水通路中の冷却水
の温度を検出する水温センサ12が設けられており、冷
却水の温度情報を後述する制御装置300に出力するよ
うになっている。
の温度を検出する水温センサ12が設けられており、冷
却水の温度情報を後述する制御装置300に出力するよ
うになっている。
【0037】上記構成を有するヒートポンプ装置100
において、各構成要素のうち室内熱交換器4および室内
機電動弁5は、室内機を構成して室内の適所に設置さ
れ、その他のものは、室外機を構成して室外の適所に設
置されている。そして、ヒートポンプ装置100は、電
子回路等からなる制御手段である制御装置300を有
し、この制御装置300は、室内に設けられた図示しな
いコントローラ、図示しない外気温センサ、図示しない
冷媒温度センサ、図示しない圧力センサ、水温センサ1
2等からの情報を入力し、室内機および室外機を作動制
御するようになっている。
において、各構成要素のうち室内熱交換器4および室内
機電動弁5は、室内機を構成して室内の適所に設置さ
れ、その他のものは、室外機を構成して室外の適所に設
置されている。そして、ヒートポンプ装置100は、電
子回路等からなる制御手段である制御装置300を有
し、この制御装置300は、室内に設けられた図示しな
いコントローラ、図示しない外気温センサ、図示しない
冷媒温度センサ、図示しない圧力センサ、水温センサ1
2等からの情報を入力し、室内機および室外機を作動制
御するようになっている。
【0038】次に、図2に基づいて、室外機の概略構成
について説明する。
について説明する。
【0039】室外機150は2階建構造になっており、
エンジン1は、室外機150の1階部分のエンジンルー
ム51に配設されている。エンジン1には、図示しない
燃焼室に外部の空気を供給する吸気管31と燃焼ガスを
外部に排出する排気管32とが接続している。吸気管3
1と排気管32とで、本実施形態におけるエンジン1の
燃焼室に連通する吸排気部を構成している。なお、吸気
管31の経路途中には、図示しないエアクリーナが配設
され、排気管32の経路途中には、図示しないマフラが
配設されている。
エンジン1は、室外機150の1階部分のエンジンルー
ム51に配設されている。エンジン1には、図示しない
燃焼室に外部の空気を供給する吸気管31と燃焼ガスを
外部に排出する排気管32とが接続している。吸気管3
1と排気管32とで、本実施形態におけるエンジン1の
燃焼室に連通する吸排気部を構成している。なお、吸気
管31の経路途中には、図示しないエアクリーナが配設
され、排気管32の経路途中には、図示しないマフラが
配設されている。
【0040】また、冷却水回路11は、エンジンルーム
51内に配設されたエンジン1と、室外機150の2階
部分に配設された冷媒加熱器9やラジエータ115等
(図2では図示を省略)とを接続しており、エンジン1
を冷却する冷却水を流すようになっている。
51内に配設されたエンジン1と、室外機150の2階
部分に配設された冷媒加熱器9やラジエータ115等
(図2では図示を省略)とを接続しており、エンジン1
を冷却する冷却水を流すようになっている。
【0041】エンジンルーム51は、内側に吸音材を貼
着した金属パネルにより構成された筐体52内に形成さ
れている。筐体52は、吸気管31内および排気管32
内の経路を除いて密閉構造となっており、エンジン1運
転時の作動音が筐体51の外部に漏れ難い構造になって
いる。
着した金属パネルにより構成された筐体52内に形成さ
れている。筐体52は、吸気管31内および排気管32
内の経路を除いて密閉構造となっており、エンジン1運
転時の作動音が筐体51の外部に漏れ難い構造になって
いる。
【0042】筐体51の上面壁には、筐体51の内側向
きに突出するフィン53aと外側向きに突出するフィン
53bとを有する金属製の(本例ではアルミニウム合金
製の)伝熱部材53が配設されており、筐体51の内部
と外部とで熱交換できるようになっている。伝熱部材5
3は本実施形態における熱交換手段である。
きに突出するフィン53aと外側向きに突出するフィン
53bとを有する金属製の(本例ではアルミニウム合金
製の)伝熱部材53が配設されており、筐体51の内部
と外部とで熱交換できるようになっている。伝熱部材5
3は本実施形態における熱交換手段である。
【0043】また、エンジンルーム51内の上部側方側
には、電動ファン54が配設されており、伝熱部材53
のフィン53a近傍の空気を攪拌して、伝熱部材53に
よる熱交換の効率を向上するようになっている。
には、電動ファン54が配設されており、伝熱部材53
のフィン53a近傍の空気を攪拌して、伝熱部材53に
よる熱交換の効率を向上するようになっている。
【0044】室外機150の2階部分には、図中左右両
側に室外熱交換器8が配設されている。室外熱交換器8
の側方には開口81が設けられるとともに、室外機15
0の2階部分の上面壁に設けられた開口82には電動フ
ァン83が配設されている。そして、前述のヒートポン
プ装置100が冷暖房運転を行なうときには、電動ファ
ン83が作動し、室外機150の2階部分内に開口81
から開口82に向かって外気の流れを形成し、室外熱交
換器8により、外気と室外熱交換器8の内部を流れる冷
媒との間で熱交換を行なうようになっている。
側に室外熱交換器8が配設されている。室外熱交換器8
の側方には開口81が設けられるとともに、室外機15
0の2階部分の上面壁に設けられた開口82には電動フ
ァン83が配設されている。そして、前述のヒートポン
プ装置100が冷暖房運転を行なうときには、電動ファ
ン83が作動し、室外機150の2階部分内に開口81
から開口82に向かって外気の流れを形成し、室外熱交
換器8により、外気と室外熱交換器8の内部を流れる冷
媒との間で熱交換を行なうようになっている。
【0045】また、制御手段である制御装置300は、
図示しないコントローラ等からの信号に基づいて、エン
ジン1、電動ファン54、電動ファン83等を制御する
ようになっている。
図示しないコントローラ等からの信号に基づいて、エン
ジン1、電動ファン54、電動ファン83等を制御する
ようになっている。
【0046】なお、図2において、図1に示したヒート
ポンプサイクル200を構成する機能部材および冷媒配
管のうち室外熱交換器8以外の図示を省略している。
ポンプサイクル200を構成する機能部材および冷媒配
管のうち室外熱交換器8以外の図示を省略している。
【0047】次に、本実施形態の作動を上記構成に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0048】ヒートポンプ装置100の電源が投入され
ると、制御装置300は、図示しないコントローラの冷
暖房スイッチの操作状態に応じて、冷暖房運転制御を行
なう。
ると、制御装置300は、図示しないコントローラの冷
暖房スイッチの操作状態に応じて、冷暖房運転制御を行
なう。
【0049】まず、暖房運転時について説明する。例え
ば外気温が低い時、図示しない暖房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は、図1に示す四方弁3を暖房側(実線)に切
り替えるとともに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動
する。また、室内機電動弁5を全開にするとともに、室
外機電動弁7を膨張弁として機能する開度に調節する。
ば外気温が低い時、図示しない暖房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は、図1に示す四方弁3を暖房側(実線)に切
り替えるとともに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動
する。また、室内機電動弁5を全開にするとともに、室
外機電動弁7を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0050】圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、まずオ
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室内熱交換器4で凝縮し、暖房を行なっ
た後、レシーバ6で気液分離、室外機電動弁7で減圧さ
れ、室外熱交換器8で蒸発し、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9で、エンジン排熱を回収した冷却水と
の熱交換により加熱された後、アキュームレータ10か
ら圧縮機2に戻る。
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室内熱交換器4で凝縮し、暖房を行なっ
た後、レシーバ6で気液分離、室外機電動弁7で減圧さ
れ、室外熱交換器8で蒸発し、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9で、エンジン排熱を回収した冷却水と
の熱交換により加熱された後、アキュームレータ10か
ら圧縮機2に戻る。
【0051】エンジン1の起動に合わせて、冷却水ポン
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
1冷却水回路111に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、冷媒加熱器9に入り、ここで、室外熱交換器8で蒸
発した冷媒と熱交換して冷媒を加熱する。その後、冷却
水切替弁113から冷却水ポンプ114に戻り、再びエ
ンジン1内の冷却水通路に送られる。このように冷却水
が循環するため、エンジン1の排熱は冷却水に回収さ
れ、冷媒加熱器9にて冷媒の加熱に利用されて、ヒート
ポンプサイクル200の暖房熱源の一部となる。
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
1冷却水回路111に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、冷媒加熱器9に入り、ここで、室外熱交換器8で蒸
発した冷媒と熱交換して冷媒を加熱する。その後、冷却
水切替弁113から冷却水ポンプ114に戻り、再びエ
ンジン1内の冷却水通路に送られる。このように冷却水
が循環するため、エンジン1の排熱は冷却水に回収さ
れ、冷媒加熱器9にて冷媒の加熱に利用されて、ヒート
ポンプサイクル200の暖房熱源の一部となる。
【0052】次に、冷房運転時について説明する。例え
ば外気温が高い時、図示しない冷房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は四方弁3を冷房側(破線)に切り替えるとと
もに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、
室外機電動弁7を全開にするとともに、室内機電動弁5
を膨張弁として機能する開度に調節する。
ば外気温が高い時、図示しない冷房スイッチがオンさ
れ、オン信号が制御装置300に入力されると、制御装
置300は四方弁3を冷房側(破線)に切り替えるとと
もに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、
室外機電動弁7を全開にするとともに、室内機電動弁5
を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0053】圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、まずオ
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室外熱交換器8で凝縮し、レシーバ6で
気液分離、室内機電動弁5で減圧され、室外熱交換器8
で蒸発し、冷房を行なった後、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9からアキュームレータ10に送られ、
アキュームレータ10にて気液分離され、圧縮機2に戻
る。
イルセパレータ24にてオイルが分離される。なお分離
されたオイルは冷媒配管22と冷媒配管20との差圧に
より、オイルリターンチューブ25を介して冷媒配管2
0に送られる。オイルセパレータ24を出た冷媒は、四
方弁3を通り、室外熱交換器8で凝縮し、レシーバ6で
気液分離、室内機電動弁5で減圧され、室外熱交換器8
で蒸発し、冷房を行なった後、四方弁3を再び通り、続
いて冷媒加熱器9からアキュームレータ10に送られ、
アキュームレータ10にて気液分離され、圧縮機2に戻
る。
【0054】エンジン1の起動に合わせて、冷却水ポン
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
2冷却水回路112に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、ラジエータ115に入る。その後、冷却水切替弁1
13から冷却水ポンプ114に戻り、再びエンジン1内
の冷却水通路に送られる。このように冷却水が循環する
ため、エンジン1の排熱は冷却水に回収され、ラジエー
タ115にて外気と熱交換して放熱される。
プ114も起動され、冷却水切替弁113は冷却水が第
2冷却水回路112に流れる方向に切り替えられる。冷
却水ポンプ114によって圧送された冷却水は、エンジ
ン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を吸熱した
後、ラジエータ115に入る。その後、冷却水切替弁1
13から冷却水ポンプ114に戻り、再びエンジン1内
の冷却水通路に送られる。このように冷却水が循環する
ため、エンジン1の排熱は冷却水に回収され、ラジエー
タ115にて外気と熱交換して放熱される。
【0055】なお、冷暖房運転が行なわれているときに
は、制御装置300は、図示しないコントローラの冷暖
房設定条件や各種センサからの入力情報等に応じて、ヒ
ートポンプサイクル制御やエンジン制御等を行なう。す
なわち、室内機電動弁5、室外機電動弁7の開度調節や
電動ファン83、図示しない室内機電動ファンの送風量
調節等を行なうとともに、エンジン1の回転数制御等を
行なう。
は、制御装置300は、図示しないコントローラの冷暖
房設定条件や各種センサからの入力情報等に応じて、ヒ
ートポンプサイクル制御やエンジン制御等を行なう。す
なわち、室内機電動弁5、室外機電動弁7の開度調節や
電動ファン83、図示しない室内機電動ファンの送風量
調節等を行なうとともに、エンジン1の回転数制御等を
行なう。
【0056】また、冷暖房運転が行なわれエンジン1が
運転されているときには、制御装置300は、図2に示
す電動ファン54も作動させる。エンジン1の排熱のう
ち冷却水に回収されずエンジン1の表面から放出された
熱は、エンジン1の周囲の空気を加熱する。そして、加
熱された空気はエンジンルーム51内の上部空間に上昇
し、伝熱部材53のフィン53aにより吸熱される。こ
のとき電動ファン54の作動によりフィン53a近傍の
空気は攪拌されているので、吸熱の効率が向上する。
運転されているときには、制御装置300は、図2に示
す電動ファン54も作動させる。エンジン1の排熱のう
ち冷却水に回収されずエンジン1の表面から放出された
熱は、エンジン1の周囲の空気を加熱する。そして、加
熱された空気はエンジンルーム51内の上部空間に上昇
し、伝熱部材53のフィン53aにより吸熱される。こ
のとき電動ファン54の作動によりフィン53a近傍の
空気は攪拌されているので、吸熱の効率が向上する。
【0057】伝熱部材53のフィン53aにより吸熱さ
れたエンジンルーム51内の熱は、伝熱部材53のフィ
ン53bより放熱し、室外機150の2階部分内におい
て開口81から開口82に向かって流れる外気により、
室外機150の外部に放出される。
れたエンジンルーム51内の熱は、伝熱部材53のフィ
ン53bより放熱し、室外機150の2階部分内におい
て開口81から開口82に向かって流れる外気により、
室外機150の外部に放出される。
【0058】なお、暖房運転時には、制御装置300
は、電動ファン83の送風量を低減制御し、フィン53
bから放熱された熱を室外機150から放出せず、室外
熱交換器8の熱交換の熱源として利用することで、ヒー
トポンプサイクル200の暖房能力を向上させることも
可能である。
は、電動ファン83の送風量を低減制御し、フィン53
bから放熱された熱を室外機150から放出せず、室外
熱交換器8の熱交換の熱源として利用することで、ヒー
トポンプサイクル200の暖房能力を向上させることも
可能である。
【0059】上述の構成および作動によれば、エンジン
ルーム51を形成する筐体52は換気口を有しない密閉
構造であるため、筐体から漏れる騒音を低減することが
できる。また、換気を行なわなくても、伝熱部材53を
介してエンジン1が放出するエンジンルーム51内の熱
を外部に放熱できるので、筐体52内の過度の温度上昇
を防止することも可能である。
ルーム51を形成する筐体52は換気口を有しない密閉
構造であるため、筐体から漏れる騒音を低減することが
できる。また、換気を行なわなくても、伝熱部材53を
介してエンジン1が放出するエンジンルーム51内の熱
を外部に放熱できるので、筐体52内の過度の温度上昇
を防止することも可能である。
【0060】さらに、伝熱部材53をエンジンルーム5
1内において温度の高い上部空間に面した筐体52の上
面壁52aに設けるとともに、電動ファン54により伝
熱部材53のフィン53a近傍の空気を攪拌しているの
で、伝熱部材53による熱交換を効率的に行なうことが
できる。
1内において温度の高い上部空間に面した筐体52の上
面壁52aに設けるとともに、電動ファン54により伝
熱部材53のフィン53a近傍の空気を攪拌しているの
で、伝熱部材53による熱交換を効率的に行なうことが
できる。
【0061】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について図に基づいて説明する。
について図に基づいて説明する。
【0062】第2の実施形態は、第1の実施形態に対
し、エンジンルーム51を形成する筐体52の構成が異
なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、
同一の符号をつけ、その説明を省略する。
し、エンジンルーム51を形成する筐体52の構成が異
なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、
同一の符号をつけ、その説明を省略する。
【0063】本実施形態におけるヒートポンプ装置10
0の概略基本構成は、図1に示す第1の実施形態の構成
と同様である。
0の概略基本構成は、図1に示す第1の実施形態の構成
と同様である。
【0064】図3に示すように、室外機150の1階部
分に配設されたエンジンルーム51は、内側に吸音材を
貼着した金属パネルにより構成された筐体52内に形成
されている。筐体52の図中左方側面には、エンジンル
ーム51内を換気する換気入口55が設けられ、筐体5
2の上面壁52aには換気出口56が設けられている。
換気入口55と換気出口56とで本実施形態における換
気口を構成している。
分に配設されたエンジンルーム51は、内側に吸音材を
貼着した金属パネルにより構成された筐体52内に形成
されている。筐体52の図中左方側面には、エンジンル
ーム51内を換気する換気入口55が設けられ、筐体5
2の上面壁52aには換気出口56が設けられている。
換気入口55と換気出口56とで本実施形態における換
気口を構成している。
【0065】換気入口55には、換気ファンである電動
ファン57が配設され、電動ファン57が作動すると、
室外機150の1階部分の図中左方に配置された外気導
入口58から導入された外気を換気入口55からエンジ
ンルーム51内に送風するようになっている。
ファン57が配設され、電動ファン57が作動すると、
室外機150の1階部分の図中左方に配置された外気導
入口58から導入された外気を換気入口55からエンジ
ンルーム51内に送風するようになっている。
【0066】一方、換気出口56には、上面壁52aと
当接する部位にシール部材を貼着したドア59が設けら
れ、換気出口56近傍に設けられたアクチュエータ(本
例では電磁ソレノイド)60の作動により、換気出口5
6を開閉できるようになっている。ここで、ドア59と
アクチュエータ60とで本実施形態における開閉手段を
構成している。
当接する部位にシール部材を貼着したドア59が設けら
れ、換気出口56近傍に設けられたアクチュエータ(本
例では電磁ソレノイド)60の作動により、換気出口5
6を開閉できるようになっている。ここで、ドア59と
アクチュエータ60とで本実施形態における開閉手段を
構成している。
【0067】また、エンジンルーム51内の換気出口5
6直下には、エンジンルーム51内の温度を検出する温
度検出手段である温度センサ61が配設されており、制
御手段である制御装置300に温度情報を出力するよう
になっている。
6直下には、エンジンルーム51内の温度を検出する温
度検出手段である温度センサ61が配設されており、制
御手段である制御装置300に温度情報を出力するよう
になっている。
【0068】なお、エンジンルーム51内に配設された
エンジン1は、外気導入口58および換気入口55を介
して外部の空気を吸入することが可能であるので、本実
施形態のエンジン1には、第1の実施形態のように外部
の空気を供給する吸気管は設けられておらず、燃焼ガス
を外部に排出する排気管32が接続している。
エンジン1は、外気導入口58および換気入口55を介
して外部の空気を吸入することが可能であるので、本実
施形態のエンジン1には、第1の実施形態のように外部
の空気を供給する吸気管は設けられておらず、燃焼ガス
を外部に排出する排気管32が接続している。
【0069】また、冷却水回路11は、エンジンルーム
51内に配設されたエンジン1と、室外機150の2階
部分に配設された冷媒加熱器9やラジエータ115等
(図3では図示を省略)とを接続しており、エンジン1
を冷却する冷却水を流すようになっている。
51内に配設されたエンジン1と、室外機150の2階
部分に配設された冷媒加熱器9やラジエータ115等
(図3では図示を省略)とを接続しており、エンジン1
を冷却する冷却水を流すようになっている。
【0070】また、制御手段である制御装置300は、
温度センサ56からの温度情報や図示しないコントロー
ラ等からの信号に基づいて、エンジン1、電動ファン5
7、アクチュエータ60、電動ファン83等を制御する
ようになっている。
温度センサ56からの温度情報や図示しないコントロー
ラ等からの信号に基づいて、エンジン1、電動ファン5
7、アクチュエータ60、電動ファン83等を制御する
ようになっている。
【0071】なお、図3において、図1に示したヒート
ポンプサイクル200を構成する機能部材および冷媒配
管のうち室外熱交換器8以外の図示を省略している。
ポンプサイクル200を構成する機能部材および冷媒配
管のうち室外熱交換器8以外の図示を省略している。
【0072】次に、本実施形態の作動を上記構成に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0073】図4は、制御装置300の概略の制御動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【0074】ヒートポンプ装置100の電源が投入され
ると、制御装置300は、まず、図示しないコントロー
ラの冷暖房スイッチの操作状態に応じて、冷暖房運転制
御を行なう(ステップS1)。冷暖房運転の制御動作
は、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態
では、電動ファン54を設けていないのでこれを作動制
御することはない。
ると、制御装置300は、まず、図示しないコントロー
ラの冷暖房スイッチの操作状態に応じて、冷暖房運転制
御を行なう(ステップS1)。冷暖房運転の制御動作
は、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態
では、電動ファン54を設けていないのでこれを作動制
御することはない。
【0075】冷暖房運転制御を行なったら、次に、温度
センサ56からの温度情報に基づいて、エンジンルーム
51の温度teが60℃以下であるかどうか判断する
(ステップS2)。温度teが60℃以下の場合には、
電動ファン57をオフ状態とするとともに、アクチュエ
ータ60を作動してドア59を閉状態とする(ステップ
S3)。これによると、エンジンルーム51内の換気は
行なわれず、筐体52は換気入口55および排気管32
内の経路を除いて密閉構造となる。
センサ56からの温度情報に基づいて、エンジンルーム
51の温度teが60℃以下であるかどうか判断する
(ステップS2)。温度teが60℃以下の場合には、
電動ファン57をオフ状態とするとともに、アクチュエ
ータ60を作動してドア59を閉状態とする(ステップ
S3)。これによると、エンジンルーム51内の換気は
行なわれず、筐体52は換気入口55および排気管32
内の経路を除いて密閉構造となる。
【0076】また、ステップS2において、温度teが
60℃より高い場合には、電動ファン57をオン状態と
するとともに、アクチュエータ60を作動してドア59
を開状態とする(ステップS4)。これによると、エン
ジンルーム51内の換気が行なわれる。
60℃より高い場合には、電動ファン57をオン状態と
するとともに、アクチュエータ60を作動してドア59
を開状態とする(ステップS4)。これによると、エン
ジンルーム51内の換気が行なわれる。
【0077】エンジン1の排熱のうち冷却水に回収され
ずエンジン1の表面から放出された熱は、換気入口55
から電動ファン57によりエンジンルーム51内に導入
された空気を加熱する。そして、加熱された空気はエン
ジンルーム51内の上部空間に上昇し、換気出口56か
ら室外機150の2階部分に放出され、室外機150の
2階部分内において開口81から開口82に向かって流
れる外気により、室外機150の外部に放出される。
ずエンジン1の表面から放出された熱は、換気入口55
から電動ファン57によりエンジンルーム51内に導入
された空気を加熱する。そして、加熱された空気はエン
ジンルーム51内の上部空間に上昇し、換気出口56か
ら室外機150の2階部分に放出され、室外機150の
2階部分内において開口81から開口82に向かって流
れる外気により、室外機150の外部に放出される。
【0078】そして、ステップS3もしくはS4を実行
したらステップS1にリターンする。
したらステップS1にリターンする。
【0079】ここで、図4に示す制御フローのステップ
S2〜S4が本実施形態における開閉制御手段および送
風制御手段である。
S2〜S4が本実施形態における開閉制御手段および送
風制御手段である。
【0080】なお、ドア59が開状態でありかつ暖房運
転時には、制御装置300は、第1の実施形態と同様
に、電動ファン83の送風量を低減制御し、換気出口5
6から放出された熱を室外機150から放出せず、室外
熱交換器8の熱交換の熱源として利用することで、ヒー
トポンプサイクル200の暖房能力を向上させることも
可能である。
転時には、制御装置300は、第1の実施形態と同様
に、電動ファン83の送風量を低減制御し、換気出口5
6から放出された熱を室外機150から放出せず、室外
熱交換器8の熱交換の熱源として利用することで、ヒー
トポンプサイクル200の暖房能力を向上させることも
可能である。
【0081】上述の構成および作動によれば、筐体52
内のエンジンルーム51の温度が60℃以下の場合に
は、ドア59が換気出口56を閉じる。従って、筐体5
2から漏れる騒音を低減することができる。また、筐体
52内のエンジンルーム51の温度が60℃より高い場
合には、筐体52内を換気ことよりエンジンルーム51
内の熱を外部に放出できるので、筐体内の過度の温度上
昇を防止することが可能である。
内のエンジンルーム51の温度が60℃以下の場合に
は、ドア59が換気出口56を閉じる。従って、筐体5
2から漏れる騒音を低減することができる。また、筐体
52内のエンジンルーム51の温度が60℃より高い場
合には、筐体52内を換気ことよりエンジンルーム51
内の熱を外部に放出できるので、筐体内の過度の温度上
昇を防止することが可能である。
【0082】さらに、換気出口56を筐体52の上面壁
52aに設けているので、ドア59が換気出口56を開
いているときには、エンジン1により加熱された上昇す
る空気を効率的に放出することができる。
52aに設けているので、ドア59が換気出口56を開
いているときには、エンジン1により加熱された上昇す
る空気を効率的に放出することができる。
【0083】また、空調用のヒートポンプ装置の場合、
一般的に、冬期等の低外気温時には充分な暖房能力を確
保するために、夏期等の高外気温時に冷房運転するとき
よりもエンジン1の回転数を高めに制御することが多
い。冬期の外気温が低いときには、筐体52を介して放
熱し易いため、エンジンルーム51内の温度も上昇し難
い。従って、上記作動によれば、エンジン1の回転数が
高い場合が多い低外気温時に、筐体52から漏れる騒音
を低減することができる。
一般的に、冬期等の低外気温時には充分な暖房能力を確
保するために、夏期等の高外気温時に冷房運転するとき
よりもエンジン1の回転数を高めに制御することが多
い。冬期の外気温が低いときには、筐体52を介して放
熱し易いため、エンジンルーム51内の温度も上昇し難
い。従って、上記作動によれば、エンジン1の回転数が
高い場合が多い低外気温時に、筐体52から漏れる騒音
を低減することができる。
【0084】(他の実施形態)上記第1の実施形態で
は、熱交換手段としてフィン53a、53bを有する伝
熱部材53を用いたが、ヒートパイプ等の他の熱交換手
段を用いてもよい。
は、熱交換手段としてフィン53a、53bを有する伝
熱部材53を用いたが、ヒートパイプ等の他の熱交換手
段を用いてもよい。
【0085】また、上記第2の実施形態では、ドア59
の開閉動作は、制御装置300がアクチュエータ60を
作動させることにより行なったが、例えば図5に示すよ
うに、所定温度(例えば60℃前後の温度)で変形する
形状記憶合金製のばね部材160により行なう等のよう
に、制御装置300の制御によらないものであってもよ
い。
の開閉動作は、制御装置300がアクチュエータ60を
作動させることにより行なったが、例えば図5に示すよ
うに、所定温度(例えば60℃前後の温度)で変形する
形状記憶合金製のばね部材160により行なう等のよう
に、制御装置300の制御によらないものであってもよ
い。
【0086】また、上記第2の実施形態では、制御装置
300は、換気出口56直下のエンジンルーム51内に
設けた温度センサ61からの温度情報に基づいて電動フ
ァン57とアクチュエータ60を制御したが、例えば外
気導入口58に設けた外気温センサ等の外気温検出手段
からの外気温情報に基づいて、エンジン1運転時にエン
ジンルーム51内が到達すると推定される温度を算出
し、この算出温度に応じて電動ファン57とアクチュエ
ータ60を制御するものであってもよい。
300は、換気出口56直下のエンジンルーム51内に
設けた温度センサ61からの温度情報に基づいて電動フ
ァン57とアクチュエータ60を制御したが、例えば外
気導入口58に設けた外気温センサ等の外気温検出手段
からの外気温情報に基づいて、エンジン1運転時にエン
ジンルーム51内が到達すると推定される温度を算出
し、この算出温度に応じて電動ファン57とアクチュエ
ータ60を制御するものであってもよい。
【0087】また、外気温とエンジン1運転時にエンジ
ンルーム51内が到達する温度との関係が明らかな場合
には、外気温に応じて電動ファン57とアクチュエータ
60を制御するものであってもよい。
ンルーム51内が到達する温度との関係が明らかな場合
には、外気温に応じて電動ファン57とアクチュエータ
60を制御するものであってもよい。
【0088】一般的な空調用ヒートポンプ装置はヒート
ポンプサイクルを制御するために外気温センサを備えて
いるので、これらによれば、エンジンルーム51内の温
度を検出する専用の温度センサ61を設ける必要がな
い。
ポンプサイクルを制御するために外気温センサを備えて
いるので、これらによれば、エンジンルーム51内の温
度を検出する専用の温度センサ61を設ける必要がな
い。
【0089】また、上記第2の実施形態では、開閉手段
であるドア59とアクチュエータ60とを換気出口56
のみに設けたが、換気入口側(例えば、換気入口55も
しくは外気導入口58)にも設けてもよい。
であるドア59とアクチュエータ60とを換気出口56
のみに設けたが、換気入口側(例えば、換気入口55も
しくは外気導入口58)にも設けてもよい。
【0090】また、上記第2の実施形態における60℃
の実数値は例示であって、筐体52内部に設置された図
示しない各種部品の耐熱温度等に応じて適宜設定し得
る。
の実数値は例示であって、筐体52内部に設置された図
示しない各種部品の耐熱温度等に応じて適宜設定し得
る。
【0091】また、上記各実施形態では、エンジン1は
ディーゼルエンジンであったが、これに限らず、ガソリ
ンエンジン、ガスエンジン等であってもよい。
ディーゼルエンジンであったが、これに限らず、ガソリ
ンエンジン、ガスエンジン等であってもよい。
【0092】また、上記各実施形態では、エンジン1は
ヒートポンプ装置を駆動するエンジンであったが、コー
ジェネレーションシステム、発電機、揚水ポンプ等の他
の装置を駆動するエンジンであってもかまわない。
ヒートポンプ装置を駆動するエンジンであったが、コー
ジェネレーションシステム、発電機、揚水ポンプ等の他
の装置を駆動するエンジンであってもかまわない。
【図1】本発明の第1の実施形態におけるヒートポンプ
装置100の構成を概略的に示す模式構成図である
装置100の構成を概略的に示す模式構成図である
【図2】第1の実施形態における室外機150の概略構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図3】第2の実施形態における室外機150の概略構
成を示す模式図である。
成を示す模式図である。
【図4】第2の実施形態における制御装置300の概略
の制御動作を示すフローチャートである。
の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】他の実施形態における室外機の要部概略構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
1 エンジン 2 圧縮機 8 室外熱交換器 31 吸気管(吸排気部の一部) 32 排気管(吸排気部の一部) 51 エンジンルーム 52 筐体 52a 上面壁 53 伝熱部材(熱交換手段) 53a、53b フィン 55 換気入口(換気口の一部) 56 換気出口(換気口の一部) 57 電動ファン(換気手段) 59 ドア(開閉手段の一部) 60 アクチュエータ(開閉手段の一部) 61 温度センサ(温度検出手段) 100 ヒートポンプ装置 150 室外機 200 ヒートポンプサイクル 300 制御装置(制御手段)
Claims (11)
- 【請求項1】 エンジン(1)と、 内部に前記エンジン(1)を収納する筐体(52)とを
備えるエンジン駆動式装置において、 前記筐体(52)は、前記エンジン(1)の燃焼室と連
通する吸排気部(31、32)を除いて密閉構造である
とともに、前記筐体(52)の内部と外部とで熱交換を
行なう熱交換手段(53)を備えることを特徴とするエ
ンジン駆動式装置。 - 【請求項2】 前記熱交換手段(53)は、前記筐体
(52)の上面壁(52a)に設けられていることを特
徴とする請求項1に記載のエンジン駆動式装置。 - 【請求項3】 前記熱交換手段(53)は、前記筐体
(52)の内側と外側とにフィン(53a、53b)を
有する伝熱部材(53)であることを特徴とする請求項
1または請求項2に記載のエンジン駆動式装置。 - 【請求項4】 エンジン(1)と、 内部にエンジン(1)を収納するとともに、内部の換気
を行なう換気口(55、56)を有する筐体(52)と
を備えるエンジン駆動式装置において、 前記換気口(56)を開閉する開閉手段(59、60)
を有し、 前記筐体(52)内の温度が所定値以下の場合には、前
記開閉手段(59、60)が前記換気口(56)を閉じ
るとともに、前記筐体(52)内の温度が前記所定値よ
り高いの場合には、前記開閉手段(59、60)が前記
換気口(56)を開くように作動する構成であることを
特徴とするエンジン駆動式装置。 - 【請求項5】 前記換気口(55、56)は、前記筐体
(52)内に外気を導入する換気入口(55)と、前記
筐体(52)内の空気を排出する換気出口(56)とか
らなり、 前記換気出口(56)は、前記筐体(52)の上面壁
(52a)に設けられていることを特徴とする請求項4
に記載のエンジン駆動式装置。 - 【請求項6】 前記開閉手段(59、60)は、前記換
気出口(56)に設けられていることを特徴とする請求
項5に記載のエンジン駆動式装置。 - 【請求項7】 前記筐体(52)内の温度を検出する温
度検出手段(61)を有し、 この温度検出手段(61)が検出する温度に基づいて、
前記開閉手段(59、60)を開閉制御する開閉制御手
段(S2、S3、S4)を具備することを特徴とする請
求項4ないし請求項6のいずれか1つに記載のエンジン
駆動装置。 - 【請求項8】 前記筐体(52)内に換気流を発生する
送風手段(57)と、 前記筐体(52)内の温度を検出する温度検出手段(6
1)とを有し、 この温度検出手段(61)が検出する温度が前記所定値
より高い場合には、前記送風手段(57)を作動制御す
る送風制御手段(S2、S3、S4)を具備することを
特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1つに記
載のエンジン駆動装置。 - 【請求項9】 前記筐体(52)の外気温を検出する外
気温検出手段を有し、 この外気温検出手段が検出する温度に基づいて、前記エ
ンジン(1)駆動時の前記筐体(52)内の温度を算出
し、この算出温度に応じて、前記開閉手段(59、6
0)を開閉制御する開閉制御手段を具備することを特徴
とする請求項4ないし請求項6のいずれか1つに記載の
エンジン駆動装置。 - 【請求項10】 前記筐体(52)内に換気流を発生す
る送風手段(57)と、 前記筐体(52)の外気温を検出する外気温検出手段と
を有し、 この外気温検出手段が検出する温度に基づいて、前記エ
ンジン(1)駆動時の前記筐体(52)内の温度を算出
し、この算出温度が前記所定値より高い場合には、前記
送風手段(57)を作動制御する送風制御手段を具備す
ることを特徴とする請求項4ないし請求項6および請求
項9のいずれか1つに記載のエンジン駆動装置。 - 【請求項11】 前記エンジン(1)は、ヒートポンプ
サイクル(200)中の冷媒を圧縮する圧縮機(2)を
駆動するエンジン(1)であることを特徴とする請求項
1ないし請求項10のいずれか1つに記載のエンジン駆
動式装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126341A JP2002323270A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | エンジン駆動式装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001126341A JP2002323270A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | エンジン駆動式装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002323270A true JP2002323270A (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=18975396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001126341A Withdrawn JP2002323270A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | エンジン駆動式装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002323270A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100671568B1 (ko) * | 2004-01-15 | 2007-01-18 | 엘지전자 주식회사 | 멀티형 공기조화기의 실외기 |
EP1884727A2 (en) | 2006-07-31 | 2008-02-06 | LG Electronics Inc. | Cogeneration system |
JP2012234364A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Fujitsu Ltd | ラック装置、ラックシステム及び筐体構造 |
WO2015122168A1 (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
JP2015152242A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001126341A patent/JP2002323270A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100671568B1 (ko) * | 2004-01-15 | 2007-01-18 | 엘지전자 주식회사 | 멀티형 공기조화기의 실외기 |
EP1884727A2 (en) | 2006-07-31 | 2008-02-06 | LG Electronics Inc. | Cogeneration system |
EP1884727A3 (en) * | 2006-07-31 | 2011-11-30 | LG Electronics Inc. | Cogeneration system |
JP2012234364A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Fujitsu Ltd | ラック装置、ラックシステム及び筐体構造 |
WO2015122168A1 (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
JP2015152242A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
JP2015152243A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和機の室外ユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |