JP4052020B2 - ヒートポンプシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部熱源によって暖められた流体で冷媒を加熱する冷媒加熱器を持ち、空気や水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムに関するものであり、空気を加熱して居室内の暖房を行なうヒートポンプ式空調装置等に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
空気や水等の流体の加熱を行なうヒートポンプシステムにおいては、加熱能力を向上させたいという要望がある。そのための従来技術として、例えばエンジン駆動のヒートポンプ式空調装置等では、空気熱源に加えてエンジンの排熱を冷却水から回収する方法がある。他に、空気熱源に加えて燃焼器を内蔵または外付けとし、その燃焼器の熱を回収する方法等がある。
【0003】
このようなヒートポンプシステムは、エンジンの排熱のように運転状態に比例した熱源か、燃焼器のように一定もしくは制御できる熱源から熱回収を行なって加熱能力を向上させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、空気熱源に加え、例えば他のシステムの余剰熱等でヒートポンプシステムとは無関係に変動する外部熱源から熱回収を行なうような場合、従来の空気熱源から熱回収する意図で外気を蒸発器に送風し続けることが、場合によっては放熱ロスとなり、必ずしも加熱能力の向上にならないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、ヒートポンプシステムとは無関係に変動する外部熱源から熱回収を行なう上で、加熱能力が向上するように室外ファンの運転を制御するヒートポンプシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明では、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(2)、冷媒を凝縮させる凝縮器(4)、冷媒を減圧する減圧手段(6)、および冷媒を蒸発させる蒸発器(7)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、
外部熱源(12)によって暖められた流体で冷媒を加熱する冷媒加熱器(8)と、
蒸発器(7)に外気を送風する送風手段(7a)と、
外気の温度を検知する外気温検知手段(13)と、
送風手段(7a)の運転を制御する送風機制御手段(15)とを備え、
送風機制御手段(15)は、冷媒加熱器(8)より加えられる外部給熱量(Q)に基づいて外気吸熱可能温度(Tk)を求めると共に、外気温検知手段(13)で検知される外気温度(Tg)が外気吸熱可能温度(Tk)より高い場合には送風手段(7a)を運転し、外気温度(Tg)が外気吸熱可能温度(Tk)以下の場合には送風手段(7a)を停止させるヒートポンプシステムにおいて、
冷凍サイクル(R)の低圧側圧力を検知する低圧側圧力検知手段(14)を設け、送風機制御手段(15)は、外部給熱量(Q)が不明な場合、低圧側圧力検知手段(14)で検知される低圧側圧力(Pt)に基づいて外部給熱量(Q)を推定し、その推定した外部給熱量(Q1、Q2)から外気吸熱可能温度(Tk)を求めることを特徴とする。
【0007】
これは、冷媒加熱器(8)より加えられる外部給熱量(Q)が大きい場合、蒸発器(7)で外気から吸熱できる温度条件は高くなり、その温度以上の外気であれば吸熱効果を発揮できるが、その温度以下の外気であるとかえって放熱してロスとなることに着目したものである。
【0008】
よって、その都度の低圧側圧力(Pt)から外部給熱量(Q1、Q2)が推定され、その推定した外部給熱量(Q1、Q2)から閾値となる外気吸熱可能温度(Tk)が求められ、外気温度(Tg)が外気吸熱可能温度(Tk)より高い場合には送風手段(7a)を運転して吸熱作用を行なわせ、外気温度(Tg)が外気吸熱可能温度(Tk)以下の場合には送風手段(7a)を停止させて放熱を防ぐようにしている。
これにより、ヒートポンプシステムとは無関係に変動する外部熱源(12)からの外部給熱量(Q1、Q2)で熱回収を行なっていても、常にヒートポンプシステムの加熱能力が向上するよう送風手段である室外ファン(7a)の運転が制御されることとなる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、冷凍サイクル(R)でヒートポンプ式空調装置を構成しており、外部熱源(12)とは他のシステム用のボイラであることを特徴とする。これにより、ヒートポンプ式空調装置とは無関係に変動する他のシステム用ボイラ等の余剰熱も、ヒートポンプ式空調装置の加熱能力が向上するよう常に効率良く熱回収に利用することができるようになる。尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の前提となる形態)
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の前提となる形態におけるヒートポンプ式空調装置100の構成を示す模式図である。本形態は、水冷式のエンジン(例えばディーゼルエンジン)1によって駆動されるもので、このヒートポンプ式空調装置100は定置型或いは車両搭載型の空調装置として用いられ、屋内や車室内を冷暖房することができるが、本形態では定置型に適用したものとして述べる。
【0013】
ヒートポンプ式空調装置100は、各冷凍サイクル機器間を冷媒配管で接続して冷凍サイクルRを構成し、屋内暖房時には、圧縮機2→四方弁3→室内熱交換器(凝縮器)4→室内機電動弁5→室外機電動弁(減圧手段)6→室外熱交換器(蒸発器)7→四方弁3→冷媒加熱器8→アキュームレータ9→圧縮機2の順に冷媒を流通(実線矢印)させて暖房している。
【0014】
また、屋内冷房時には、圧縮機2→四方弁3→室外熱交換器(凝縮器)7→室外機電動弁6→室内機電動弁(減圧手段)5→室内熱交換器(蒸発器)4→四方弁3→冷媒加熱器8→アキュームレータ9→圧縮機2の順に冷媒を流通(破線矢印)させて冷房している。尚、冷媒加熱器8は本発明の要部でもあるため、説明を後述する。
【0015】
室内熱交換器4は、暖房時には凝縮器として機能し、冷房時には蒸発器として機能する。また、室外熱交換器7は、暖房時には蒸発器として機能し、冷房時には凝縮器として機能する。そして、暖房時には、室外機電動弁6が冷媒を減圧する減圧手段である膨張弁として機能し、冷房時には、室内機電動弁5が減圧手段である膨張弁として機能する。
【0016】
エンジン1は、クランクプーリ1aに巻き付けられたVベルト1bにより圧縮機2に設けられたプーリ2aに駆動力を伝達するようになっている。そして、プーリ2aと圧縮機2との間には、プーリ2aに伝達された駆動力を圧縮機2に伝達または遮断する駆動力断続手段として電磁クラッチ(図示せず)が設けられている。
【0017】
また、圧縮機2の吐出側(四方弁3側)に接続された冷媒配管には、圧縮機2が吐出した冷媒からオイルを分離する周知のオイルセパレータ(図示せず)が設けられており、オイルセパレータで分離されたオイルはオイルリターンチューブ(図示せず)を介して、圧縮機2の吸入側(アキュームレータ9側)に接続された冷媒配管の経路中に圧縮機2前後の差圧により戻されるようになっている。
【0018】
10aは冷却水回路であり、エンジン1の本体内に形成されエンジン1を冷却するための図示しない冷却水通路と、ラジエータ10との間を冷却水ポンプ11によって循環される。ここで、冷却水ポンプ11は電動ポンプであり、ラジエータ10は冷却水と外気とを熱交換する周知の熱交換器である。また、冷却水通路の出入口とラジエータ10・冷却水ポンプ11は例えばゴムホース等によって連結されている。
【0019】
上記構成を有するヒートポンプ式空調装置100において、各構成要素のうち室内熱交換器4及び室内機電動弁5は、室内機200を構成して室内の適所に設置され、その他のものは、室外機300を構成して室外の適所に設置されている。
【0020】
そして、ヒートポンプ式空調装置100は、電子回路等からなる制御手段として制御装置(図示せず)を有し、この制御装置は、図示しない室内に設けられたコントローラ、後述する外気温センサ13・冷媒温センサ・水温センサ等からの情報を入力し、室内機200及び室外機300を作動制御するようになっている。
【0021】
次に、本実施の前提となる形態の要部の構成を説明する。本実施形態のヒートポンプ式空調装置100は、外部熱源12によって暖められた流体で冷媒を加熱する冷媒加熱器8を備えている。ここでいう外部熱源12は、他のシステム用の熱源、例えばボイラ等で、本空調装置用に設置した熱源ではないため本空調装置とは無関係に変動するものである。しかし、空気熱源に加え、このような他のシステムの余剰熱等から熱回収を行ない、加熱能力を向上させようとするものである。
【0022】
冷媒加熱器8は、例えば金属等からなる2重管式の熱交換器でありボイラ12からの温水と冷媒とが熱交換可能になっている。7aは室外熱交換器7に外気を送風する送風手段としての室外ファンである。また、その室外熱交換器7に送風される外気の温度を検知する外気温検知手段としての外気温センサ13を備えている。
【0023】
そして、上述の図示しない制御装置の中に、室外ファン7aの運転を制御する送風機制御手段としての室外ファン制御装置15の部分が内蔵されており、外部熱源12から与えられる外部給熱量Qの情報と、外気温センサ13での検知信号が入力され、室外ファン7aに運転信号を出力するようになっている。ちなみに14は、本発明の実施形態に係わる機器であるため、後述の本発明の実施形態で説明する。
【0024】
次に、本形態の作動を上記構成に基づいて説明する。制御装置は、ヒートポンプ式空調装置100に電力供給されている時には、図示しないコントローラからの情報に基づいて、暖房運転時の制御処理、又は冷房運転時の制御処理のいずれかを実行する。
【0025】
まず、暖房運転時の作動について説明する。例えば外気温が低い時、図示しないコントローラの暖房スイッチがONされ、ON信号が制御装置に入力されると、制御装置は暖房運転時の制御処理を実行する。制御装置は四方弁3を暖房側(実線)に切り替えるとともに、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、室内機電動弁5を全開にすると共に、室外機電動弁6を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0026】
圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、四方弁3を通り、室内熱交換器4で凝縮することで暖房を行なった後、室外機電動弁6で減圧され、室外熱交換器7で蒸発し、四方弁3を再び通り、続いて冷媒加熱器8で、ボイラ12の余剰熱としての温水と熱交換して加熱された後、アキュームレータ9にて気液分離され、ガス冷媒が圧縮機2に戻る。
【0027】
次に、冷房運転時の作動について説明する。例えば外気温が高い時、図示しないコントローラの冷房スイッチがONされ、ON信号が制御装置に入力されると、制御装置は冷房運転時の制御処理を実行する。制御装置は四方弁3を冷房側(破線)に切り替えると共に、エンジン1を起動し圧縮機2を駆動する。また、室外機電動弁6を全開にすると共に、室内機電動弁5を膨張弁として機能する開度に調節する。
【0028】
圧縮機2を出た高温のガス冷媒は、四方弁3を通り、室外熱交換器7で凝縮し、室内機電動弁5で減圧され、室内熱交換器4で蒸発することで冷房を行なった後、四方弁3を再び通り、続いて冷媒加熱器8からアキュームレータ9に送られ、アキュームレータ9にて気液分離され、ガス冷媒が圧縮機2に戻る。
【0029】
暖房・冷房いずれの場合もエンジン1の起動後、冷却水温度によって冷却水ポンプ11が起動される。冷却水ポンプ11によって圧送された冷却水は、エンジン1内の冷却水通路を流れ、エンジン排熱を回収した後、ラジエータ10にて外気と熱交換して放熱が行なわれる。
【0030】
次に、暖房運転における室外ファン7aの運転制御について説明する。図2は本発明の実施の前提となる形態おける室外ファン制御のフローチャートである。まず、暖房運転がスタートすると、ステップS1では外気温センサ13で検知される外気温度Tgを取り込み、ステップS2では外部熱源12から与えられる外部給熱量Qの情報を取り込む。
【0031】
図3は、外部給熱量Qと室外熱交換器7での外気吸熱可能温度Tkの関係を表すグラフであり、与えられる外部給熱量Qが小さければ低い温度の外気からでも吸熱効果があり、与えられる外部給熱量Qが大きい時には、高い温度の外気でないと吸熱できずに放熱となる関係を表している。ステップS3ではこの関係を用いて、ステップS2で取り込んだ外部給熱量Qの情報から室外熱交換器7で外気吸熱可能な温度Tkを導き出して設定する。
【0032】
そして、ステップS4ではステップS1で取り込んだ外気温度TgとステップS3で設定した外気吸熱可能温度Tkとを比較し、外気温度Tgが外気吸熱可能温度Tkより高い場合にはステップS5に進み、室外ファン7aを運転して吸熱作用を行なわせ、外気温度Tgが外気吸熱可能温度Tk以下の場合にはステップS6に進んで室外ファン7aを停止させ、放熱を防ぐようにしている。そして、この条件判断を暖房運転の間くりかえすものである。
【0033】
このように、常にヒートポンプシステムの加熱能力が向上するよう、室外ファン7aの運転が制御されることとなる。また、このような冷凍サイクルRでヒートポンプ式空調装置100を構成しており、外部熱源12に他のシステム用のボイラを用いている。これにより、ヒートポンプ式空調装置100とは無関係に変動する他のシステム用ボイラ12等の余剰熱も、ヒートポンプ式空調装置100の加熱能力が向上するよう常に効率良く熱回収に利用することができるようになる。
【0034】
(本発明の実施形態)
上述の実施の前提となる形態と異なるのは、外部熱源12から与えられる外部給熱量Qが不明なことである。それを補うため、図1のヒートポンプ式空調装置100の構成を示す模式図において、冷凍サイクルRの低圧側圧力Ptを検知する低圧側圧力検知手段としての圧力スイッチ14を備え、その圧力スイッチ14からの圧力信号Ptは室外ファン制御装置15に入力するようになっている。
【0035】
図4は、本発明の実施形態おける室外ファン制御のフローチャートである。上述した図2の実施の前提となる形態のフローチャートとは、ステップS2・S3の部分の内容のみ異なる。まず、暖房運転がスタートすると、ステップS1では外気温センサ13で検知される外気温度Tgを取り込み、次のステップS12では圧力センサ14で検知される低圧側圧力Ptを取り込む。
【0036】
図5は室外ファン7a運転時の低圧側圧力Ptと外部給熱量Qの関係を表すグラフであり、図6は室外ファン7a停止時の低圧側圧力Ptと外部給熱量Qの関係を表すグラフであり、いずれも与えられる外部給熱量Qが大きくなると低圧側圧力Ptが高くなる関係を表している。また、図7は図3と同じ外部給熱量Qと室外熱交換器7での外気吸熱可能温度Tkの関係を表すグラフである。
【0037】
ステップS13では、これらの関係を用い、まずステップS12で取り込んだ低圧側圧力Ptから外部給熱量Qを推定している。室外ファン7a運転中であれば図5からその時の外気温度Tgと合わせて(図5は外気温度Tgが−5℃の場合)外部給熱量Q1が導き出され、室外ファン7a停止中であれば図6から外部給熱量Q2が導き出される。そして、その導き出した外部給熱量Q1またはQ2を用いて図7から室外熱交換器7で外気吸熱可能な温度Tkを導き出して設定する。
【0038】
その次、ステップS4ではステップS1で取り込んだ外気温度TgとステップS13で設定した外気吸熱可能温度Tkとを比較し、外気温度Tgが外気吸熱可能温度Tkより高い場合にはステップS5に進み、室外ファン7aを運転して吸熱作用を行なわせ、外気温度Tgが外気吸熱可能温度Tk以下の場合にはステップS6に進んで室外ファン7aを停止させ、放熱を防ぐようにしているのは実施の前提となる形態と同じである。そして、この条件判断を暖房運転の間くりかえすものである。
【0039】
これにより、その都度の低圧側圧力Ptから外部給熱量Qが推定され、その推定外部給熱量Q1またはQ2から閾値となる外気吸熱可能温度Tkが求められて室外ファン7aの運転が制御されるため、ヒートポンプシステムとは無関係に変動する外部熱源12からの外部給熱量Qで熱回収を行なっていても、常にヒートポンプシステムの加熱能力が向上するように制御されることとなる。
【0040】
(その他の実施形態)
上記実施形態は、エンジン駆動のヒートポンプ式空調装置であったが、本発明はこれに限らず、空調装置以外の例えば水や不凍液等のブライン(熱交換媒体)を加熱する給湯装置等に適用しても良いし、圧縮機2はエンジン駆動以外の電動圧縮機等であっても良い。また、外部熱源12もボイラ以外の熱源であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の前提となる形態におけるヒートポンプ式空調装置の構成を示す模式図である。
【図2】 本発明の実施の前提となる形態おける室外ファン制御のフローチャートである。
【図3】 外部給熱量と外気吸熱可能温度との関係を表すグラフである。
【図4】 本発明の実施形態おける室外ファン制御のフローチャートである。
【図5】 室外ファン運転時の低圧側圧力と外部給熱量との関係を表すグラフである。
【図6】 室外ファン停止時の低圧側圧力と外部給熱量との関係を表すグラフである。
【図7】 外部給熱量と外気吸熱可能温度との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
2 圧縮機
4 室内熱交換器(凝縮器)
6 室外機電動弁(減圧手段)
7 室外熱交換器(蒸発器)
7a 室外ファン(送風手段)
8 冷媒加熱器
12 ボイラ(外部熱源)
13 外気温センサ(外気温検知手段)
14 圧力センサ(低圧側圧力検知手段)
15 室外ファン制御装置(送風機制御手段)
Pt 低圧側圧力
Q、Q1、Q2 外部給熱量
R 冷凍サイクル
Tg 外気温度
Tk 外気吸熱可能温度
Claims (2)
- 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機(2)、前記冷媒を凝縮させる凝縮器(4)、前記冷媒を減圧する減圧手段(6)、および前記冷媒を蒸発させる蒸発器(7)を環状に接続して形成した冷凍サイクル(R)と、
外部熱源(12)によって暖められた流体で前記冷媒を加熱する冷媒加熱器(8)と、
前記蒸発器(7)に外気を送風する送風手段(7a)と、
前記外気の温度を検知する外気温検知手段(13)と、
前記送風手段(7a)の運転を制御する送風機制御手段(15)とを備え、
前記送風機制御手段(15)は、前記冷媒加熱器(8)より加えられる外部給熱量(Q)に基づいて外気吸熱可能温度(Tk)を求めると共に、前記外気温検知手段(13)で検知される外気温度(Tg)が前記外気吸熱可能温度(Tk)より高い場合には前記送風手段(7a)を運転し、前記外気温度(Tg)が前記外気吸熱可能温度(Tk)以下の場合には前記送風手段(7a)を停止させるヒートポンプシステムにおいて、
前記冷凍サイクル(R)の低圧側圧力を検知する低圧側圧力検知手段(14)を設け、前記送風機制御手段(15)は、前記外部給熱量(Q)が不明な場合、前記低圧側圧力検知手段(14)で検知される低圧側圧力(Pt)に基づいて前記外部給熱量(Q)を推定し、その推定した外部給熱量(Q1、Q2)から前記外気吸熱可能温度(Tk)を求めることを特徴とするヒートポンプシステム。 - 前記冷凍サイクル(R)でヒートポンプ式空調装置を構成しており、前記外部熱源(12)とは他のシステム用のボイラであることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプシステム。
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