JP6358424B2 - 吸気温度制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気の温度を制御するシステムに関するものである。
従来、特許文献1には、車両に搭載された内燃機関(エンジン)の吸気を冷却・加熱するシステムが記載されている。この従来技術では、内燃機関の吸気を冷却する状態と加熱する状態とを切り替え可能になっている。
具体的には、ラジエータで冷却された冷却水で内燃機関の吸気を冷却し、冷凍サイクルの冷媒で加熱された冷却水で内燃機関の吸気を加熱する。ラジエータは、冷却水を外気との熱交換によって冷却する熱交換器である。
内燃機関の吸気を冷却することによって、吸気温度の上昇による酸素不足を改善して、内燃機関の効率を高めて燃費の悪化および内燃機関の出力低下を抑制することができる。また、暖機時に内燃機関の吸気を加熱することによって、燃費の向上を図ることができる。
特開2010−65543号公報
ラジエータは、冷却水を外気との熱交換によって冷却するので、冷却水を外気よりも低温に冷却することができない。しかるに、上記従来技術では、ラジエータで冷却された冷却水で内燃機関の吸気を冷却するので、内燃機関の吸気を外気よりも低温に冷却することができず、吸気の冷却性能に限界がある。
本発明は上記点に鑑みて、内燃機関の吸気の温度を制御する吸気温度制御システムにおいて、吸気の冷却性能を向上することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
冷凍サイクル(20)の低圧側冷媒と熱媒体とを熱交換させて熱媒体を冷却する熱媒体冷却器(14)と、
冷凍サイクル(20)の高圧側冷媒と熱媒体とを熱交換させて熱媒体を加熱する熱媒体加熱器(15)と、
熱媒体冷却器(14)で冷却された熱媒体と、内燃機関(25)に吸入される吸気とを熱交換させるとともに、熱媒体加熱器(15)で加熱された熱媒体と、内燃機関(25)に吸入される吸気とを熱交換させる吸気熱交換手段(16、17)と
熱媒体冷却器(14)で冷却された熱媒体の温度、および熱媒体加熱器(15)で加熱された熱媒体の温度を検出する熱媒体温度検出手段(51、52)と、
吸気の温度を検出または推定する手段(53)と、
熱媒体冷却器(14)で冷却された熱媒体の温度と、熱媒体加熱器(15)で加熱された熱媒体の温度と、吸気の温度とに基づいて、吸気熱交換手段(16、17)における熱交換量を制御する熱交換量制御手段(18、21、32、50、66)とを備えることを特徴とする。
これによると、冷凍サイクル(20)の低圧側冷媒で冷却された熱媒体で吸気を冷却できるので、熱媒体を外気よりも低温まで冷却することができ、ひいては吸気を外気よりも低温まで冷却できる。そのため、吸気の冷却性能を向上できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。 第1実施形態における制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。 第3実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。 第4実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。 第5実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。 第6実施形態における吸気温度制御システムの全体構成図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1に示す吸気温度制御システム10は、車両に搭載されたエンジン(内燃機関)の吸気の温度を制御する。吸気温度制御システム10は、低温側ポンプ11、高温側ポンプ12、ラジエータ13、冷却水冷却器14、冷却水加熱器15、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17を備えている。
低温側ポンプ11、冷却水冷却器14および吸気冷却用熱交換器16は、低温側冷却水回路C1に配置されている。高温側ポンプ12、ラジエータ13、冷却水加熱器15および吸気加熱用熱交換器17は、高温側冷却水回路C2に配置されている。
低温側ポンプ11および高温側ポンプ12は、冷却水(熱媒体)を吸入して吐出する電動ポンプである。冷却水は、熱媒体としての流体である。本実施形態では、冷却水として、少なくともエチレングリコール、ジメチルポリシロキサンもしくはナノ流体を含む液体、または不凍液体が用いられている。
低温側ポンプ11は、低温側冷却水回路C1の冷却水を吸入して吐出する。高温側ポンプ12は、高温側冷却水回路C2の冷却水を吸入して吐出する。
ラジエータ13、冷却水冷却器14、冷却水加熱器15、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、冷却水が流通する冷却水流通機器(熱媒体流通機器)である。
ラジエータ13は、冷却水と外気(車室外空気)とを熱交換する熱交換器(熱媒体外気熱交換器)である。ラジエータ13は、冷却水の温度が外気の温度よりも高い場合、冷却水の熱を外気に放熱させる放熱器として機能する。したがって、ラジエータ13は、冷却水を外気と同等の温度まで冷却できる。
ラジエータ13には、室外送風機18によって外気が送風される。室外送風機18は、ラジエータ13に外気を送風する外気送風手段であり、電動送風機で構成されている。室外送風機18は、ラジエータ13を流れる外気の流量を調整する外気流量調整手段である。すなわち、室外送風機18の回転数を調整することによって、ラジエータ13を流れる外気の流量を調整できる。
冷却水冷却器14は、低温側冷却水回路C1の冷却水を冷却する冷却手段(熱媒体冷却器)である。具体的には、冷却水冷却器14は、冷凍サイクル20の低圧側冷媒と低温側冷却水回路C1の冷却水とを熱交換させることによって低温側冷却水回路C1の冷却水を冷却する低圧側熱交換器である。
冷却水加熱器15は、高温側冷却水回路C2の冷却水を加熱する加熱手段(熱媒体加熱器)である。具体的には、冷却水加熱器15は、冷凍サイクル20の高圧側冷媒と高温側冷却水回路C2の冷却水とを熱交換させることによって高温側冷却水回路C2の冷却水を加熱する高圧側熱交換器である。
冷凍サイクル20は、圧縮機21、冷却水加熱器15、膨張弁22および冷却水冷却器14を備える蒸気圧縮式冷凍機である。本実施形態の冷凍サイクル20では、冷媒としてフロン系冷媒を用いており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成している。
圧縮機21は、電力によって駆動される電動圧縮機であり、冷凍サイクル20の冷媒を吸入して圧縮して吐出する。圧縮機21は、冷凍サイクル20を循環する冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段である。すなわち、圧縮機21の回転数を調整することによって、冷凍サイクル20を循環する冷媒の流量を調整できる。
冷却水加熱器15は、圧縮機21から吐出された高圧側冷媒と冷却水とを熱交換させることによって高圧側冷媒を凝縮させる凝縮器である。膨張弁22は、冷却水加熱器15から流出した液相冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。
冷却水冷却器14は、膨張弁22で減圧膨張された低圧冷媒と冷却水とを熱交換させることによって低圧冷媒を蒸発させる蒸発器である。冷却水冷却器14で蒸発した気相冷媒は圧縮機21に吸入されて圧縮される。冷却水冷却器14では、冷却水を外気よりも低い温度まで冷却できる。
吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、冷却水と吸気とを熱交換させる吸気熱交換手段(吸気熱媒体熱交換器)である。
吸気冷却用熱交換器16は、エンジン25の吸気と低温側冷却水回路C1の冷却水とを熱交換させて吸気を冷却する吸気冷却器である。吸気加熱用熱交換器17は、エンジン25の吸気と高温側冷却水回路C2の冷却水とを熱交換して吸気を加熱する吸気加熱器である。
吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気管30の内部に形成された吸気通路に配置されている。吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気の流れに対して並列に配置されている。
吸気管30は、エンジン25の吸気ポートに接続されている。吸気管30内部の吸気通路には、過給器のコンプレッサ31、吸気温度制御ドア32、スロットルバルブ33が配置されている。過給器は、タービン34とコンプレッサ31とを備えるターボチャージャである。
吸気温度制御ドア32は、吸気冷却用熱交換器16側の吸気通路と、吸気加熱用熱交換器17側の吸気通路との面積割合を調整する。換言すれば、吸気温度制御ドア32は、吸気冷却用熱交換器16を通過する吸気と、吸気加熱用熱交換器17を通過する吸気との流量割合を調整する吸気流量割合調整手段である。
吸気温度制御ドア32は、エンジン25の燃焼室25a内に吸入される吸気の温度を制御する吸気温度制御手段である。吸気温度制御ドア32は、ドア駆動用アクチュエータ36によって駆動される。ドア駆動用アクチュエータ36は、電動アクチュエータで構成されている。
スロットルバルブ33は、エンジン25の燃焼室25a内に吸入される吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段である。
過給器のタービン34は、排気管35の内部に形成された排気通路に配置されている。排気管35は、エンジン25の排気ポートに接続されている。タービン34は、エンジン25の排気ガスによって駆動される。
タービン31はコンプレッサ31に連結されており、タービン31がエンジン25の排気ガスによって駆動されるとコンプレッサ31が連動して駆動されて吸気が加圧される。
エンジン25の吸気バルブ25bおよび排気バルブ25bは、エンジン25のピストン25dと連動して駆動される。エンジン25の吸気バルブ25bが開くと、燃焼室25a内に吸気が吸入される。エンジン25の排気バルブ25bが開くと、燃焼室25aから排気ガスが排出される。
制御装置50は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、その出力側に接続された各種制御対象機器の作動を制御する制御手段である。
制御装置50の出力側には、低温側ポンプ11、高温側ポンプ12、室外送風機18、圧縮機21、ドア駆動用アクチュエータ36等が接続されている。
制御装置50、圧縮機21、吸気温度制御ドア32およびドア駆動用アクチュエータ36は、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量、および吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御する熱交換量制御手段を構成している。
制御装置50は、その出力側に接続された各種制御対象機器を制御する制御部(ハードウェアおよびソフトウェア)が一体に構成されたものである。各種制御対象機器を制御する各制御部は、制御装置50に対して別体で構成されていてもよい。
制御装置50の入力側には、低温側冷却水温度センサ51、高温側冷却水温度センサ52、吸気温度センサ53等のセンサ群の検出信号が入力される。
低温側冷却水温度センサ51は、低温側冷却水回路C1を流れる冷却水の温度(例えば吸気冷却用熱交換器16から流出した冷却水の温度)を検出する冷却水温度検出手段(熱媒体温度検出手段)である。
高温側冷却水温度センサ52は、高温側冷却水回路C2を流れる冷却水の温度(例えば吸気加熱用熱交換器17から流出した冷却水の温度)を検出する冷却水温度検出手段(熱媒体温度検出手段)である。
吸気温度センサ53は、吸気管30内部の吸気通路を流れる吸気の温度(例えば吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17から流出した吸気の温度を検出する吸気温度検出手段である。
低温側冷却水回路C1を流れる冷却水の温度、高温側冷却水回路C2を流れる冷却水の温度、および吸気温度を、種々の物理量の検出値に基づいて推定するようにしてもよい。
例えば、低温側冷却水温度を、冷却水冷却器14における冷媒圧力の検出値に基づいて推定するようにしてもよい。例えば、高温側冷却水温度を、冷却水加熱器14における冷媒圧力の検出値に基づいて推定するようにしてもよい。
例えば、吸気温度を、低温側冷却水回路C1を流れる冷却水の温度、高温側冷却水回路C2を流れる冷却水の温度、および吸気温度制御ドア32の開度に基づいて推定するようにしてもよい。
制御装置50の入力側には、エンジン制御装置(図示せず)からの各種信号が入力される。エンジン制御装置は、エンジン25の作動を制御するエンジン制御手段である。エンジン制御装置から制御装置50に入力される各種信号としては、例えば、エンジン負荷の度合いを表す信号や、エンジン冷却水の温度を表す信号等がある。例えば、エンジン負荷は、エンジン回転数や空気吸入量等の運転状態に関する情報に基づいて算出される。
次に、上記構成における作動を説明する。制御装置50が低温側ポンプ11、高温側ポンプ12および圧縮機21を作動させることによって、低温側冷却水回路C1の冷却水が冷却水冷却器14で冷却され、高温側冷却水回路C2の冷却水が冷却水加熱器15で加熱される。
冷却水冷却器14で冷却された冷却水が吸気冷却用熱交換器16を流れることによって吸気が冷却される。冷却水加熱器15で加熱された冷却水が吸気加熱用熱交換器17を流れることによって吸気が加熱される。
吸気温度制御ドア32が吸気冷却用熱交換器16側の吸気通路と吸気加熱用熱交換器17側の吸気通路との面積割合を調整することによって、吸気冷却用熱交換器16を通過する吸気と吸気加熱用熱交換器17を通過する吸気との流量割合が調整される。
これにより、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量と吸気加熱用熱交換器17における熱交換量とが調整されるので、エンジン25の燃焼室25a内に吸入される吸気の温度が所望の温度に調整される。
図2、図3のフローチャートは、制御装置50が実行する制御処理の例を示している。この制御処理は、車両のイグニッションスイッチがオンされると実行が開始される。
図2のフローチャートに示す制御処理では、吸気温度制御ドア32の開度を制御する。ステップS100では、制御装置50に、各種センサやエンジン制御装置等からの入力信号が入力される。具体的には、吸気温度、エンジン冷却水温度、エンジン負荷、低温側冷却水回路C1を流れる冷却水の温度(以下、低温側冷却水温度と言う。)、高温側冷却水回路C2を流れる冷却水の温度(以下、高温側冷却水温度と言う。)、吸気温度制御ドア32の開度等が入力される。
ステップS110では、目標吸気温度を決定する。具体的には、吸気温度、エンジン冷却水温度、エンジン負荷等に基づいて目標吸気温度を決定する。例えば、エンジン負荷が高いほど目標吸気温度を小さな値に決定し、エンジン冷却水温度が低いほど目標吸気温度を大きな値に決定する。
ステップS120では、目標吸気温度が実際の吸気温度よりも高いか否かを判定する。目標吸気温度が実際の吸気温度よりも高いと判定した場合、ステップS130へ進み、吸気温度制御ドア32の開度を決定する。具体的には、吸気冷却用熱交換器16側の吸気通路(以下、冷却側吸気通路と言う。)を開けて吸気加熱用熱交換器17側の吸気通路(以下、加熱側吸気通路と言う。)を閉じるドア開度に決定する。
一方、目標吸気温度が実際の吸気温度よりも高くないと判定した場合、ステップS140へ進み、吸気温度制御ドア32の開度を決定する。具体的には、冷却側吸気通路を開けて加熱側吸気通路を閉じるドア開度に決定する。
この制御処理によると、エンジン高負荷時に吸気を冷却できるので、吸気量を増加して高出力化が可能になる。このとき、冷凍サイクルの低圧側冷媒で冷却された冷却水で吸気を冷却するので、吸気を外気温度よりも低い温度まで冷却できる。そのため、吸気量を一層増加して一層の高出力化が可能になる。
この制御処理によると、エンジン暖機時(エンジン冷却水温度が低い時)に吸気を加熱できるので、エンジン25内の燃焼を安定化させてエミッションの悪化(HCの増大、NOx増大など)を抑制できる。また、エンジン低負荷時に吸気を加熱するので、燃費を向上できる。
図3のフローチャートに示す制御処理では、低温側冷却水の温度および高温側冷却水の温度を制御処理する。ステップS200では、制御装置50に各種センサ等からの入力信号が入力される。具体的には、吸気温度、エンジン冷却水温度、エンジン負荷、低温側冷却水温度、高温側冷却水温度、圧縮機21の回転数等が入力される。
ステップS210では、エンジン25が暖機状態であるか否かを判定する。具体的には、エンジン冷却水温度を暖機判定値と比較することによって、エンジン25が暖機状態であるか否かを判定する。暖機判定値は、制御装置50に予め記憶された所定の設定値である。
エンジン冷却水温度が暖機判定値よりも高くないと判定した場合、すなわちエンジン25が暖機状態であると判定した場合、ステップS220へ進み、高温側冷却水の目標温度Twhoを決定する。
例えば、吸気温度、目標吸気温度、エンジン冷却水温度、エンジン負荷等の情報に基づいて、高温側冷却水の目標温度Twhoを決定する。
続くステップS230では、高温側冷却水の目標温度Twhoと、実際の高温側冷却水温度との乖離量に基づいて、圧縮機21の回転数を決定する。
一方、ステップ210においてエンジン冷却水温度が暖機判定値よりも高いと判定した場合、すなわちエンジン25が暖機状態でないと判定した場合、ステップS240へ進み、エンジン25が高負荷状態であるか否かを判定する。
具体的には、エンジン負荷を負荷判定値と比較することによって、エンジン25が高負荷状態であるか否かを判定する。負荷判定値は、制御装置50に予め記憶された所定の設定値である。
エンジン負荷が負荷判定値よりも小さくないと判定した場合、すなわちエンジン25が高負荷状態であると判定した場合、ステップS260へ進み、低温側冷却水の目標温度Twcoを決定する。例えば、吸気温度、目標吸気温度、エンジン冷却水温度、エンジン負荷等の情報に基づいて、低温側冷却水の目標温度Twcoを決定する。
続くステップS230では、低温側冷却水の目標温度Twcoと、実際の低温側冷却水温度との乖離量に基づいて、圧縮機21の回転数を決定する。
一方、ステップS240においてエンジン負荷が負荷判定値よりも小さいと判定した場合、すなわちエンジン25が高負荷状態でないと判定した場合、ステップS220、S230へ進み、高温側冷却水の目標温度Twhoを決定し、高温側冷却水の目標温度Twhoと実際の高温側冷却水温度との乖離量に基づいて圧縮機21の回転数を決定する。
この制御処理によると、暖機時およびエンジン低負荷時に高温側冷却水温度を適切に制御して、吸気を適切に加熱できる。また、エンジン高負荷時に低温側冷却水温度を適切に制御して、吸気を適切に冷却できる。
なお、本実施形態において、冷凍サイクル20を作動させなくても、高温側ポンプ12だけ作動させてラジエータ13で放熱させることによって吸気を冷却することが可能である。この場合、室外送風機18を作動させることによって、ラジエータ13における放熱量を増加させて高温側冷却水の温度を低下させることができるので、吸気の冷却性能を向上できる。
本実施形態では、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、冷却水冷却器14で冷却された冷却水と、エンジン25に吸入される吸気とを熱交換させるとともに、冷却水加熱器15で加熱された冷却水と吸気とを熱交換させる。
これによると、冷凍サイクル20の低圧側冷媒で冷却された冷却水で吸気を冷却できるので、冷却水を外気よりも低温まで冷却することができ、ひいては吸気を外気よりも低温まで冷却できる。そのため、吸気の冷却性能を向上できる。
本実施形態では、吸気温度制御ドア32および制御装置50は、冷却水冷却器14で冷却された冷却水の温度と、冷却水加熱器15で加熱された冷却水の温度と、吸気の温度とに基づいて、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御する。
これにより、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17で吸気を適切な温度に冷却・加熱できる。
本実施形態では、冷却水冷却器14で冷却された冷却水と吸気とを熱交換させる吸気冷却用熱交換器16と、冷却水加熱器15で加熱された冷却水と吸気とを熱交換させる吸気加熱用熱交換器17とを有している。
これによると、冷却水冷却器14で冷却された冷却水と冷却水加熱器15で加熱された冷却水とを1つの熱交換器に切替供給して吸気の冷却・加熱を行う場合と比較して、吸気の冷却・加熱の制御応答性を向上できる。したがって、吸気の温度制御応答性を向上できる。
本実施形態では、吸気温度制御ドア32は、吸気冷却用熱交換器16を流れる吸気と、吸気加熱用熱交換器17を流れる吸気との流量割合を調整する吸気流量割合調整手段を構成している。これにより、吸気の温度を確実に制御できる。
本実施形態では、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気の流れに対して互いに並列に配置されている。これにより、吸気の温度を確実に制御できる。
本実施形態では、圧縮機21は、冷凍サイクル20を循環する冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段を構成している。これにより、冷却水冷却器14で冷却された冷却水の温度、および冷却水加熱器15で加熱された冷却水の温度を制御できるので、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量、および吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御でき、ひいては吸気の温度を制御できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気の流れに対して並列に配置されているが、本実施形態では、図4に示すように、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気の流れに対して直列に配置されている。
吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17は、吸気冷却用熱交換器16が吸気流れ上流側に配置され、吸気加熱用熱交換器17が吸気流れ下流側に配置されている。
吸気管30内部の吸気通路には、バイパス流路30aが形成されている。バイパス流路30aは、吸気が吸気加熱用熱交換器17をバイパスして流れる流路である。
吸気温度制御ドア32は、吸気冷却用熱交換器16と吸気加熱用熱交換器17との間に配置されている。吸気温度制御ドア32は、吸気加熱用熱交換器17に流入させる吸気と、バイパス流路30aに流入させる吸気との流量割合を調整する。これにより、エンジン25の燃焼室25a内に吸入される吸気の温度を制御できる。
(第3実施形態)
上記第2実施形態では、吸気温度制御ドア32によって吸気の温度を制御するが、本実施形態では、図5に示すように、吸気温度制御ドア32が設けられておらず、圧縮機21、低温側ポンプ11、高温側ポンプ12および室外送風機18によって吸気の温度を制御する。
圧縮機21の回転数(冷媒吐出能力)を制御することによって、冷却水冷却器14における低温側冷却水の冷却温度、および冷却水加熱器15における高温側冷却水の加熱温度が制御される。その結果、吸気冷却用熱交換器16の熱交換量、および吸気加熱用熱交換器17の熱交換量が制御されるので、吸気の温度が制御される。
低温側ポンプ11の回転数(冷却水吐出能力)を制御することによって、吸気冷却用熱交換器16を流れる低温側冷却水の流量が制御される。その結果、吸気冷却用熱交換器16の熱交換量が制御されるので、吸気の温度が制御される。
高温側ポンプ12の回転数(冷却水吐出能力)を制御することによって、吸気加熱用熱交換器17を流れる高温側冷却水の流量が制御される。その結果、吸気加熱用熱交換器17の熱交換量が制御されるので、吸気の温度が制御される。
室外送風機18の回転数(外気送風能力)を制御することによって、ラジエータ13を流れる外気の流量が制御される。その結果、ラジエータ13の熱交換量が制御されるので、高温側冷却水の温度が制御され、ひいては吸気の温度が制御される。
すなわち、低温側ポンプ11、圧縮機21および制御装置50は、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量を制御する熱交換量制御手段を構成している。また、高温側ポンプ12、室外送風機18、圧縮機21および制御装置50は、吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御する熱交換量制御手段を構成している。
低温側ポンプ11は、冷却水冷却器14で冷却されて吸気冷却用熱交換器16を流れる冷却水の流量を調整する冷却水流量調整手段(熱媒体流量調整手段)である。高温側ポンプ12は、冷却水加熱器15で加熱されて吸気加熱用熱交換器17を流れる冷却水の流量を調整する冷却水流量調整手段(熱媒体流量調整手段)である。
本実施形態では、低温側ポンプ11は、冷却水冷却器14で冷却されて吸気冷却用熱交換器16を流れる冷却水の流量を調整する。これにより、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量を制御できるので、吸気の冷却温度を制御できる。
高温側ポンプ12は、冷却水加熱器15で加熱されて吸気加熱用熱交換器17を流れる冷却水の流量を調整する。これにより、吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御できるので、吸気の加熱温度を制御できる。
本実施形態では、室外送風機18は、ラジエータ13を流れる外気の流量を調整する。これにより、高温側冷却水の温度を制御できるので、吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御でき、ひいては吸気の加熱温度を制御できる。
(第4実施形態)
上記実施形態では、ラジエータ13が高温側冷却水回路C2に配置されているが、本実施形態では、図6に示すように、ラジエータ13が低温側冷却水回路C1に接続される状態と、高温側冷却水回路C2に接続される状態とを切り替え可能になっている。
本実施形態における吸気温度制御システム10は、クーラコア60、ヒータコア61、温度調整対象機器62、第1切替弁63および第2切替弁64を備えている。
クーラコア60は、冷却水と車室内への送風空気とを熱交換させて車室内への送風空気を冷却する空気冷却用熱交換器(空気冷却器)である。ヒータコア61は、車室内への送風空気と冷却水とを熱交換させて車室内への送風空気を加熱する空気加熱用熱交換器(空気加熱器)である。
クーラコア60およびヒータコア61には、室内送風機(図示せず)によって内気(車室内空気)、外気(車室外空気)、または内気と外気との混合空気が送風される。
クーラコア60、ヒータコア61および室内送風機は、車両用空調装置の室内空調ユニットのケーシング(図示せず)に収容されている。室内空調ユニットは、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側に配置されている。ケーシングは、室内空調ユニットの外殻を形成している。
ケーシングは、車室内に送風される送風空気の空気通路を形成しており、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
ケーシング内の車室内送風空気流れ最上流側には、内外気切替装置(図示せず)が配置されている。内外気切替装置は、ケーシングに内気と外気とを切替導入する内外気導入手段である。
ケーシングの空気流れ最下流部には、クーラコア60およびヒータコア61で温度調整された空調風を、空調対象空間である車室内へ吹き出す開口部が形成されている。
温度調整対象機器62は、冷却水が流通する流路を有し、冷却水との間で熱授受が行われる熱授受機器である。温度調整対象機器62の例としては、インバータ、電池、電池温調用熱交換器、走行用電動モータ、エンジン機器、蓄冷熱体、換気熱回収熱交換器、冷却水冷却水熱交換器などが挙げられる。
インバータは、電池から供給された直流電力を交流電圧に変換して走行用電動モータに出力する電力変換装置である。
電池温調用熱交換器は、電池への送風経路に配置され、送風空気と冷却水とを熱交換する熱交換器(空気熱媒体熱交換器)である。
エンジン機器としては、ターボチャージャ、EGRクーラ、CVTウォーマ、CVTクーラ、オイル熱交換器、排気熱回収器などが挙げられる。
EGRクーラは、エンジンの吸気側に戻されるエンジン排気ガス(排気)と冷却水とを熱交換して排気を冷却する排気冷却水熱交換器(排気熱媒体熱交換器)である。
CVTウォーマは、CVT(無段変速機)を潤滑する潤滑油(CVTオイル)と冷却水とを熱交換してCVTオイルを加熱する潤滑油冷却水熱交換器(潤滑油熱媒体熱交換器)である。
CVTクーラは、CVTオイルと冷却水とを熱交換してCVTオイルを冷却する潤滑油冷却水熱交換器(潤滑油熱媒体熱交換器)である。
オイル熱交換器は、エンジンオイルまたはトランスミッションオイルと冷却水とを熱交換してオイルの温度を調節する熱交換器である。
排気熱回収器は、排気と冷却水とを熱交換して冷却水に排気の熱を吸熱させる排気冷却水熱交換器(排気熱媒体熱交換器)である。
蓄冷熱体は、冷却水が持つ温熱または冷熱を蓄えるものである。蓄冷熱体の例としては、化学蓄熱材、保温タンク、潜熱型蓄熱体(パラフィンや水和物系の物質)などが挙げられる。
換気熱回収熱交換器は、換気で外に捨てられる熱(冷熱または温熱)を回収する熱交換器である。例えば、換気熱回収熱交換器が、換気で外に捨てられる熱(冷熱または温熱)を回収することによって、冷暖房に必要な動力を低減できる。
冷却水冷却水熱交換器は、冷却水と冷却水とを熱交換する熱交換器である。例えば、冷却水冷却水熱交換器が、低温側冷却水たは高温側冷却水と、エンジン冷却回路(エンジン冷却用の冷却水が循環する回路)の冷却水とを熱交換することによって、エンジン冷却回路との間で熱をやり取りできる。
低温側ポンプ11は低温側ポンプ用流路71に配置されている。低温側ポンプ用流路71において低温側ポンプ11の冷却水吐出側には、冷却水冷却器14が配置されている。
高温側ポンプ12は高温側ポンプ用流路72に配置されている。高温側ポンプ用流路72において高温側ポンプ12の冷却水吐出側には、冷却水加熱器15が配置されている。
ラジエータ13はラジエータ用流路73に配置されている。吸気冷却用熱交換器16は吸気冷却用流路74に配置されている。吸気加熱用熱交換器17は吸気加熱用流路75に配置されている。
クーラコア60はクーラコア用流路76に配置されている。ヒータコア61はヒータコア用流路77に配置されている。温度調整対象機器62は機器用流路78に配置されている。
低温側ポンプ用流路71、高温側ポンプ用流路72、ラジエータ用流路73、吸気冷却用流路74、吸気加熱用流路75、クーラコア用流路76、ヒータコア用流路77および機器用流路78は、第1切替弁63および第2切替弁64に接続されている。
第1切替弁63および第2切替弁64は、冷却水の流れを切り替える切替手段(熱媒体流れ切替手段)である。
第1切替弁63は、冷却水の入口または出口を構成する多数個のポート(第1切替弁ポート)を有する多方弁である。具体的には、第1切替弁63は、冷却水の入口として第1入口63aおよび第2入口63bを有し、冷却水の出口として第1〜第6出口63c〜63hを有している。
第2切替弁64は、冷却水の入口または出口を構成する多数個のポート(第2切替弁ポート)を有する多方弁である。具体的には、第2切替弁64は、冷却水の出口として第1出口64aおよび第2出口64bを有し、冷却水の入口として第1〜第6入口64c〜64hを有している。
第1切替弁63の第1入口63aには、低温側ポンプ用流路71の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第1入口63aには、冷却水冷却器14の冷却水出口側が接続されている。
第1切替弁63の第2入口63bには、高温側ポンプ用流路72の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第2入口63bには、冷却水加熱器15の冷却水出口側が接続されている。
第1切替弁63の第1出口63cには、ラジエータ用流路73の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第1出口63cには、ラジエータ13の冷却水入口側が接続されている。
第1切替弁63の第2出口63dには、吸気冷却用流路74の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第2出口63dには、吸気冷却用熱交換器16の冷却水入口側が接続されている。
第1切替弁63の第3出口63eには、吸気加熱用流路75の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第3出口63eには、吸気加熱用熱交換器17の冷却水入口側が接続されている。
第1切替弁63の第4出口63fには、クーラコア用流路76の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第4出口63fには、クーラコア60の冷却水入口側が接続されている。
第1切替弁63の第5出口63gには、ヒータコア用流路77の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第5出口63gには、ヒータコア61の冷却水入口側が接続されている。
第1切替弁63の第6出口63hには、機器用流路78の一端が接続されている。換言すれば、第1切替弁63の第6出口63hには、温度調整対象機器62の冷却水入口側が接続されている。
第2切替弁64の第1出口64aには、低温側ポンプ用流路71の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第1出口64aには、低温側ポンプ11の冷却水吸入側が接続されている。
第2切替弁64の第2出口64bには、高温側ポンプ用流路72の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第2出口64bには、高温側ポンプ12の冷却水吸入側が接続されている。
第2切替弁64の第1入口64cには、ラジエータ用流路73の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第1入口64cには、ラジエータ13の冷却水出口側が接続されている。
第2切替弁64の第2入口64dには、吸気冷却用流路74の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第2入口64dには、吸気冷却用熱交換器16の冷却水出口側が接続されている。
第2切替弁64の第3入口64eには、吸気加熱用流路75の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第3入口64eには、吸気加熱用熱交換器17の冷却水出口側が接続されている。
第2切替弁64の第4入口64fには、クーラコア用流路76の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第4入口64fには、クーラコア60の冷却水出口側が接続されている。
第2切替弁64の第5入口64gには、ヒータコア用流路77の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第5入口64gには、ヒータコア61の冷却水出口側が接続されている。
第2切替弁64の第6入口64hには、機器用流路78の他端が接続されている。換言すれば、第2切替弁64の第6入口64hには、温度調整対象機器62の冷却水出口側が接続されている。
第1切替弁63は、各入口63a、63bと各出口63c〜63hとの連通状態を任意または選択的に切り替え可能な構造になっている。第2切替弁64も、各出口64a、64bと各入口64c〜64hとの連通状態を任意または選択的に切り替え可能な構造になっている。
具体的には、第1切替弁63は、ラジエータ13、吸気冷却用熱交換器16、吸気加熱用熱交換器17、クーラコア60、ヒータコア61および温度調整対象機器62のそれぞれについて、低温側ポンプ11から吐出された冷却水が流入する状態と、高温側ポンプ12から吐出された冷却水が流入する状態と、低温側ポンプ11から吐出された冷却水および高温側ポンプ12から吐出された冷却水が流入しない状態を切り替える。
第2切替弁64は、ラジエータ13、吸気冷却用熱交換器16、吸気加熱用熱交換器17、クーラコア60、ヒータコア61および温度調整対象機器62のそれぞれについて、低温側ポンプ11へ冷却水が流出する状態と、高温側ポンプ12へ冷却水が流出する状態と、低温側ポンプ11および高温側ポンプ12へ冷却水が流出しない状態とを切り替える。
第1切替弁63および第2切替弁64の構造例を簡単に説明すると、第1切替弁63および第2切替弁64は、外殻をなすケースと、ケースに収容された弁体とを備え、ケースの所定の位置に冷却水の入口および出口が形成され、弁体が回転操作されることによって冷却水の入口と出口との連通状態が変化するようになっている。
第1切替弁63の弁体および第2切替弁64の弁体は、別個の電動モータによって独立して回転駆動される。第1切替弁63の弁体および第2切替弁64の弁体は、共通の電動モータによって連動して回転駆動されるようになっていてもよい。この電動モータの作動は、制御装置50によって制御される。
第1切替弁63は、複数の弁体から構成されていてもよい。第2切替弁64は、複数の弁体から構成されていてもよい。第1切替弁63の弁体と第2切替弁64の弁体とが機械的に連結されていてもよい。第1切替弁63の弁体と第2切替弁64の弁体とが一体形成されていてもよい。
次に、上記構成における作動を説明する。制御装置50が切替弁用電動モータ等の作動を制御することによって、第1切替弁63および第2切替弁64の弁体が回転操作されて種々の作動モードに切り替えられる。
例えば、ラジエータ用流路73、吸気冷却用流路74、吸気加熱用流路75、クーラコア用流路76、ヒータコア用流路77および機器用流路78のうち少なくとも1つの流路と、低温側ポンプ用流路71とで低温側冷却水回路C1が形成される。
例えば、ラジエータ用流路73、吸気冷却用流路74、吸気加熱用流路75、クーラコア用流路76、ヒータコア用流路77および機器用流路78のうち少なくとも1つの流路と、高温側ポンプ用流路72とで高温側冷却水回路C2が形成される。
ラジエータ用流路73、吸気冷却用流路74、吸気加熱用流路75、クーラコア用流路76、ヒータコア用流路77および機器用流路78のそれぞれについて、低温側冷却水回路C1に接続される場合と、高温側冷却水回路C2に接続される場合とを状況に応じて切り替えることによって、ラジエータ13、吸気冷却用熱交換器16、吸気加熱用熱交換器17、クーラコア60、ヒータコア61および温度調整対象機器62を状況に応じて適切な温度に調整できる。
例えば、ラジエータ13が低温側冷却水回路C1に接続された場合、冷凍サイクル22のヒートポンプ運転を行うことができる。すなわち、冷却水冷却器14で冷却された冷却水がラジエータ13を流れるので、ラジエータ13で冷却水が外気から吸熱する。
そして、ラジエータ13にて外気から吸熱した冷却水は、冷却水冷却器14で冷凍サイクル22の冷媒と熱交換して放熱する。したがって、冷却水冷却器14では、冷凍サイクル22の冷媒が冷却水を介して外気から吸熱する。
冷却水冷却器14にて外気から吸熱した冷媒は、冷却水加熱器15にて高温側冷却水回路C2の冷却水と熱交換して放熱する。したがって、外気の熱を汲み上げるヒートポンプ運転を実現できる。
そして、ヒートポンプ運転によって汲み上げた外気の熱を利用して、高温側冷却水回路C2の冷却水が加熱されるので、吸気加熱用熱交換器17で吸気を加熱したり、ヒータコア61で車室内への送風空気を加熱したりできる。
ラジエータ13が高温側冷却水回路C2に接続された場合、冷却水加熱器15で冷媒から放熱された冷却水が、ラジエータ13で外気に放熱する。これにより、冷却水冷却器14で冷媒が冷却水から吸熱して冷却水を冷却できるので、吸気冷却用熱交換器16で吸気を冷却したり、クーラコア60で車室内への送風空気を冷却したりできる。
温度調整対象機器62が低温側冷却水回路C1に接続された場合、冷却水冷却器14で冷却された冷却水によって温度調整対象機器62を冷却できる。温度調整対象機器62が高温側冷却水回路C2に接続された場合、冷却水加熱器15で加熱された冷却水によって温度調整対象機器62を加熱できる。
本実施形態では、第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁は、吸気冷却用熱交換器16を流れる低温側冷却水の流量を調整する冷却水流量調整手段(熱媒体流量調整手段)を構成している。
第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁が吸気冷却用熱交換器16を流れる低温側冷却水の流量を制御することによって、吸気冷却用熱交換器16の熱交換量が制御されるので、吸気の温度が制御される。
すなわち、第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁は、吸気冷却用熱交換器16における熱交換量を制御する熱交換量制御手段を構成している。
本実施形態では、第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁は、吸気加熱用熱交換器17を流れる高温側冷却水の流量を調整する冷却水流量調整手段(熱媒体流量調整手段)を構成している。
第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁が吸気加熱用熱交換器17を流れる高温側冷却水の流量を制御することによって、吸気加熱用熱交換器17の熱交換量が制御されるので、吸気の温度が制御される。
すなわち、第1切替弁63および第2切替弁64のうち少なくとも1つの切替弁は、吸気加熱用熱交換器17における熱交換量を制御する熱交換量制御手段を構成している。
(第5実施形態)
本実施形態では、図7に示すように、吸気温度制御システム10は、エンジン冷却水熱交換器65を備えており、冷却水をエンジン25の廃熱で加熱することが可能になっている。
エンジン冷却水熱交換器65は、エンジン冷却水熱交換器用流路79に配置されている。エンジン冷却水熱交換器用流路79は、第1切替弁63の冷却水出口63i、および第2切替弁64の冷却水入口64iに接続されている。
エンジン冷却水熱交換器65は、エンジン冷却水熱交換器用流路79を流れる冷却水と、エンジン冷却回路C3を循環するエンジン冷却水とを熱交換させる熱交換器である。
例えば、エンジン冷却水熱交換器65が低温側冷却水回路C1に接続された場合、冷凍サイクル22のヒートポンプ運転によって、エンジン25の廃熱を汲み上げて高温側冷却水を加熱できる。
すなわち、エンジン冷却水熱交換器65に低温側冷却水が流れるので、低温側冷却水が、エンジン25の廃熱で加熱されたエンジン冷却水と熱交換して低温側冷却水が加熱される。
エンジン冷却水熱交換器65で加熱された低温側冷却水は冷却水冷却器14を流れるので、冷却水冷却器14で冷媒が低温側冷却水から吸熱する。冷却水冷却器14で低温側冷却水から吸熱した冷媒は、冷却水加熱器15にて高温側冷却水と熱交換して放熱する。
したがって、より高い温度の高温側冷却水を吸気加熱用熱交換器17やヒータコア61に供給できるので、吸気加熱用熱交換器17における吸気の加熱能力や、ヒータコア61における車室内への送風空気の加熱能力を向上できる。
本実施形態では、エンジン25を熱源として冷却水を加熱するが、インバータ等の発熱機器を熱源として冷却水を加熱してもよい。
(第6実施形態)
上記第5実施形態では、エンジン25の廃熱を冷凍サイクル22のヒートポンプ運転で汲み上げることによって高温側冷却水を加熱するが、本実施形態では、図8に示すように、エンジン25の廃熱を冷凍サイクル22を介することなく高温側冷却水に伝達して高温側冷却水を加熱する。
具体的には、エンジン冷却回路C3は、吸気加熱用流路75に接続されている。エンジン冷却回路C3と吸気加熱用流路75との接続部には三方弁66が配置されている。三方弁66は、エンジン冷却回路C3のエンジン冷却水が吸気加熱用熱交換器17を流れる状態と、流れない状態とを切り替える。
例えば、エンジン冷却回路C3のエンジン冷却水の温度が、高温側冷却水回路C2の高温側冷却水の温度よりも高い場合、エンジン冷却回路C3のエンジン冷却水が吸気加熱用熱交換器17を流れる状態に切り替えられる。
これにより、吸気加熱用熱交換器17とエンジン25との間で高温側冷却水が循環するので、エンジン25の廃熱で加熱された冷却水が吸気加熱用熱交換器17を流れて吸気が加熱される。
したがって、より高い温度の高温側冷却水を吸気加熱用熱交換器17に供給できるので、吸気加熱用熱交換器17における吸気の加熱能力を向上できる。
本実施形態では、エンジン冷却回路C3は、吸気加熱用流路75に直接接続されているが、エンジン冷却回路C3は、上記第5実施形態で説明したエンジン冷却水熱交換器65を介して吸気加熱用流路75に間接的に接続されていてもよい。
本実施形態では、エンジン25を熱源として冷却水を加熱するが、インバータ等の発熱機器を熱源として冷却水を加熱してもよい。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、過給機を有する過給エンジンに適用される吸気温度制御システム10について説明したが、過給機を有さない自然吸気のエンジンにも上記実施形態の吸気温度制御システム10を適用可能である。
自然吸気のエンジンにおいても、高負荷時に吸気温度を下げることによってノッキングを抑制できる。そのため、エンジンの高圧縮化ができる。また、ノッキング防止のために点火タイミングを進角できる。
(2)上記実施形態では、エンジン25は、スロットルバルブ33を有するガソリンエンジンであるが、エンジン25は、スロットルバルブを有さないディーゼルエンジンであってもよい。
(3)上記実施形態では、圧縮機21は電動圧縮機であるが、圧縮機21はエンジン駆動式圧縮機であってもよい。エンジン駆動式圧縮機は、内燃機関(エンジン)からプーリ、ベルト等を介して伝達される回転駆動力によって駆動される圧縮機である。
圧縮機21は、固定容量型圧縮機であってもよいし、可変容量型圧縮機であってもよい。固定容量型圧縮機は、電磁クラッチの断続により圧縮機の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する圧縮機である。可変容量型圧縮機は、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整することのできる圧縮機である。
(4)上記第1実施形態では、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17で熱交換された後の吸気の温度を吸気温度センサ53で検出してフィードバック制御するが、吸気冷却用熱交換器16および吸気加熱用熱交換器17で熱交換される前の吸気の温度を検出してフィードフォワード制御するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、低温側冷却水回路C1および高温側冷却水回路C2を循環する熱媒体として冷却水を用いているが、油などの各種媒体を熱媒体として用いてもよい。
(6)上記実施形態では、冷凍サイクル20の冷媒としてフロン系冷媒を用いているが、冷媒の種類はこれに限定されるものではなく、二酸化炭素等の自然冷媒や炭化水素系冷媒等を用いてもよい。
上記実施形態の冷凍サイクル20は、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成しているが、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超える超臨界冷凍サイクルを構成していてもよい。
11 低温側ポンプ(熱媒体流量調整手段、熱交換量制御手段)
12 高温側ポンプ(熱媒体流量調整手段、熱交換量制御手段)
14 冷却水冷却器(熱媒体冷却器)
15 冷却水加熱器(熱媒体加熱器)
16 吸気冷却用熱交換器(吸気熱交換手段)
17 吸気加熱用熱交換器(吸気熱交換手段)
20 冷凍サイクル
32 吸気温度制御ドア(吸気流量割合調整手段、熱交換量制御手段)
50 制御装置(熱交換量制御手段)

Claims (7)

  1. 冷凍サイクル(20)の低圧側冷媒と熱媒体とを熱交換させて前記熱媒体を冷却する熱媒体冷却器(14)と、
    前記冷凍サイクル(20)の高圧側冷媒と前記熱媒体とを熱交換させて前記熱媒体を加熱する熱媒体加熱器(15)と、
    前記熱媒体冷却器(14)で冷却された前記熱媒体と、内燃機関(25)に吸入される吸気とを熱交換させるとともに、前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体と前記吸気とを熱交換させる吸気熱交換手段(16、17)と
    前記熱媒体冷却器(14)で冷却された前記熱媒体の温度、および前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体の温度を検出する熱媒体温度検出手段(51、52)と、
    前記吸気の温度を検出または推定する手段(53)と、
    前記熱媒体冷却器(14)で冷却された前記熱媒体の温度と、前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体の温度と、前記吸気の温度とに基づいて、前記吸気熱交換手段(16、17)における熱交換量を制御する熱交換量制御手段(18、21、32、50、66)とを備えることを特徴とする吸気温度制御システム。
  2. 前記吸気熱交換手段(16、17)は、
    前記熱媒体冷却器(14)で冷却された前記熱媒体と前記吸気とを熱交換させる吸気冷却用熱交換器(16)と、
    前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体と前記吸気とを熱交換させる吸気加熱用熱交換器(17)とを有していることを特徴とする請求項に記載の吸気温度制御システム。
  3. 前記吸気熱交換手段は、前記熱媒体冷却器(14)で冷却された前記熱媒体と前記吸気とを熱交換させる吸気冷却用熱交換器(16)と、前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体と前記吸気とを熱交換させる吸気加熱用熱交換器(17)とを有しており、
    前記熱交換量制御手段は、前記吸気冷却用熱交換器(16)を流れる前記吸気と、前記吸気加熱用熱交換器(17)を流れる前記吸気との流量割合を調整する吸気流量割合調整手段(32)を有していることを特徴とする請求項に記載の吸気温度制御システム。
  4. 前記吸気冷却用熱交換器(16)および前記吸気加熱用熱交換器(17)は、前記吸気の流れに対して互いに並列に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の吸気温度制御システム。
  5. 前記熱交換量制御手段は、前記熱媒体冷却器(14)で冷却されて前記吸気熱交換手段(16、17)を流れる前記熱媒体、および前記熱媒体加熱器(15)で加熱されて前記吸気熱交換手段(16、17)を流れる前記熱媒体のうち少なくとも一方の流量を調整する熱媒体流量調整手段(11、12、63、64)であることを特徴とする請求項に記載の吸気温度制御システム。
  6. 前記熱交換量制御手段は、前記冷凍サイクル(20)を循環する前記冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段(21)を有していることを特徴とする請求項に記載の吸気温度制御システム。
  7. 前記熱媒体加熱器(15)で加熱された前記熱媒体と外気とを熱交換させるラジエータ(13)を備え、
    前記熱交換量制御手段は、前記ラジエータ(13)を流れる前記外気の流量を調整する外気流量調整手段(18)であることを特徴とする請求項に記載の吸気温度制御システム。
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