JP4201488B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒音の低減が図れる冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和装置等の冷凍装置において、ガスエンジンで駆動される圧縮機を備え、この圧縮機の吐出側と吸込側とを連通するバイパス管と、このバイパス管に設けた電動弁とを有した冷凍装置が知られている。
【0003】
この種のものでは、圧縮機をガスエンジンで駆動するため、ガスエンジンの回転数制御によって容量制御が容易になり、室内機の接続にあたっては、小容量の複数台の室内機の接続が可能に構成されている。
【0004】
しかし、近年では、さらに小容量の室内機の接続が要求されており、この場合、ガスエンジンの回転数制御では容量変化に対応できず、圧縮機の吐出側と吸込側とをバイパス管で連通し、必要に応じ、このバイパス管で圧縮冷媒を吸込側に逃がし、きめ細かい容量制御を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の構成では、圧縮機から吐出された冷媒を、バイパス管を通じて圧縮機の吸込側に逃がす場合、ある冷媒状態によっては、低圧側の配管から冷媒音が発生するという問題がある。
【0006】
この冷媒音は、電動弁の弁開度を所定開度に制御した場合に発生することが判明しており、従来、この電動弁の弁開度を所定開度にしないように制御して、冷媒音の発生を防止している。しかし、このように電動弁の弁開度制御に制約を受けた場合、きめ細かい容量制御が困難になる。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、電動弁の弁開度制御に制約を受けず、きめ細かな容量制御を可能にすると共に、冷媒音の発生を抑制した冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮機の吐出側と吸込側とを連通するバイパス管と、このバイパス管に設けた電動弁とを有した冷凍装置において、上記電動弁の下流で上記バイパス管を複数本の管に分流すると共に、所定の開度に開かれた上記電動弁をガス冷媒が通過する際に発生する冷媒音の周波数に相当する波長分ずらすように、各管の長さを異ならせ、各管を合流させて圧縮機の吸込側に接続したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、上記圧縮機がガスエンジンで駆動されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る冷凍装置の一実施の形態が適用された空気調和装置の冷媒回路を示す回路図である。
【0012】
この図1に示すように、冷凍装置としてのヒートポンプ式空気調和装置10は、室外機11、複数台(例えば2台)の室内機12A、12B及び制御装置13を有してなり、室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12Bの各室内冷媒配管15A、15Bとが連結されている。
【0013】
室外機11は室外に設置され、室外冷媒配管14には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮機16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18がそれぞれ配設され、この四方弁18側に室外熱交換器19、室外膨張弁24、ドライコア25が順次配設されて構成される。室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接して配置されている。また、圧縮機16は、フレキシブルカップリング27等を介してガスエンジン30に連結され、このガスエンジン30により駆動される。更に、室外膨張弁24をバイパスして冷媒系バイパス管26が配設されている。
【0014】
一方、室内機12A、12Bはそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、15Bに室内熱交換器21A、21Bが配設されるとともに、室内冷媒配管15A、15Bのそれぞれにおいて室内熱交換器21A、21Bの近傍に室内膨張弁22A、22Bが配設されて構成される。上記室内熱交換器21A、21Bには、これらの室内熱交換器21A、21Bへ送風する室内ファン23A、23Bが隣接して配置されている。
【0015】
尚、図1中の符号28はストレーナを示す。また、符号29は、圧縮機16の吐出側の冷媒圧力を圧縮機16の吸込側へ逃す電動弁である。
【0016】
また、上記制御装置13は、室外機11及び室内機12A、12Bの運転を制御し、具体的には、室外機11におけるガスエンジン30(即ち圧縮機16)、四方弁18、室外ファン20及び室外膨張弁24、並びに室内機12A、12Bにおける室内膨張弁22A、22B、及び室内ファン23A、23Bをそれぞれ制御する。更に、制御装置13は、後述するエンジン冷却装置41の循環ポンプ47、温水三方弁45及び外部ポンプ50等を制御する。
【0017】
制御装置13により四方弁18が切り換えられることにより、ヒートポンプ式空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21A、21Bが蒸発器になって冷房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を冷房する。また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21A、21Bが凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を暖房する。
【0018】
また、制御装置13は、冷房運転時には、室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。この冷房運転時には、室外膨張弁24を全開に制御する。暖房運転時には、制御装置13は、室外膨張弁24及び室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。
【0019】
一方、圧縮機16を駆動するガスエンジン30の燃焼室(不図示)には、エンジン燃料供給装置31から混合気が供給される。このエンジン燃料供給装置31は、燃料供給配管32に、2個の燃料遮断弁33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びアクチュエータ36が順次配設され、この燃料供給配管32のアクチュエータ36側端部がガスエンジン30の上記燃焼室に接続されて構成される。
【0020】
燃料遮断弁33は、直列に2個配設されて2閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、2個の燃料遮断弁33が連動して全閉または全開し、燃料ガスの漏れのない遮断と連通とを択一に実施する。
【0021】
ゼロガバナ34は、燃料供給配管32内における当該ゼロガバナ34の前後の1次側燃料ガス圧力(一次圧a)と2次側燃料ガス圧力(二次圧b)とのうち、一次圧aの変動によっても二次圧bを一定の所定圧に調整して、ガスエンジン30の運転を安定化させる。
【0022】
燃料調整弁35は、アクチュエータ36の上流側から空気が導入されることで生成される混合気の空燃比を最適に調整するものである。また、アクチュエータ36は、ガスエンジン30の燃焼室へ供給される混合気の供給量を調整して、ガスエンジン30の回転数を制御する。
【0023】
ガスエンジン30には、エンジンオイル供給装置37が接続されている。このエンジンオイル供給装置37は、オイル供給配管38にオイル遮断弁39及びオイル供給ポンプ40等が配設されたものであり、ガスエンジン30へエンジンオイルを適宜供給する。
【0024】
前記制御装置13によるガスエンジン30の制御は、具体的には、エンジン燃料供給装置31の燃料遮断弁33、燃料調整弁35及びアクチュエータ36、並びにエンジンオイル供給装置37のオイル遮断弁39及びオイル供給ポンプ40を制御装置13が制御することによってなされる。
【0025】
上記ガスエンジン30は、エンジン冷却装置41内を循環する第1媒体としてのエンジン冷却水により冷却される。このエンジン冷却装置41は、ガスエンジン30に接続された冷却水配管42を有し、この冷却水配管42にはワックス三方弁43、熱交換器としての温水熱交換器44、温水三方弁45、ラジエータ46及び循環ポンプ47が順次配設され、冷却系バイパス管48及び温水供給系49を有して構成される。
【0026】
上記循環ポンプ47は、稼働時にエンジン冷却水を昇圧して、このエンジン冷却水を冷却水配管42内で循環させる。
【0027】
上記ワックス三方弁43は、ガスエンジン30を速やかに暖機させるためのものである。このワックス三方弁43は、入口43Aが、冷却水配管42におけるガスエンジン30の冷却水出口側に、低温側出口43Bが冷却水配管42における循環ポンプ47の吸込側に、高温側出口43Cが冷却水配管42における温水熱交換器44側にそれぞれ接続される。
【0028】
エンジン冷却水は、循環ポンプ47の吐出側から約40℃でガスエンジン30に付設された排ガス熱交換器へ流入し、ガスエンジン30の排熱(排気ガスの熱)を回収した後に、ガスエンジン30に流れてこのガスエンジン30を冷却し、約80℃に加熱される。ガスエンジン30からワックス三方弁43に流入したエンジン冷却水は、低温(例えば80℃以下)のときには低温側出口43Bから循環ポンプ47に戻されてガスエンジン30を速やかに暖機し、高温(例えば80℃以上)のときには高温側出口43Cから温水熱交換器44へ流れる。
【0029】
この温水熱交換器44は、外部ポンプ50を備えた温水供給系49の外部配管51内を流れる第2媒体としての温水と、ワックス三方弁43から流入したエンジン冷却水とを熱交換して、この温水供給系49の温水をガスエンジン30の排熱により加熱して昇温させるものである。
【0030】
温水供給系49の温水は、例えば約60℃で温水熱交換器44内に流入し、この温水熱交換器44により約70℃に昇温されて外部の利用部へ供給される。このように昇温された温水供給系49の温水は、給湯用や、デシカント空気調和装置の除湿剤の乾燥用に利用される。ここで、デシカント空気調和装置は、除湿剤を用いて、室温を低下させることなく除湿を実施可能とする装置である。
【0031】
温水熱交換器44により温水供給系49の温水と熱交換されたエンジン冷却水は、約65℃まで温度低下(冷却)して温水三方弁45へ流される。
【0032】
この温水三方弁45は、入口45Aが冷却水配管42における温水熱交換器44側に接続されて、この温水熱交換器44の下流側に配置されたものである。また、温水三方弁45のON側出口45Bは、冷却水配管42における循環ポンプ47の吸込側に接続され、また、温水三方弁45のOFF側出口45Cは、冷却水配管42におけるラジエータ46側に接続される。
【0033】
この温水三方弁45は、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bを経て循環ポンプ47の吸込側へ、またはOFF側出口45Cを経てラジエータ46へ択一に導く切替式の三方弁である。温水三方弁45は、モータにより駆動され、このモータを制御装置13が制御する。
【0034】
ここで、冷却水配管42には、温水熱交換器44と温水三方弁45の入口45Aとの間に温水熱交換器出口温度センサ52が設置される。この温水熱交換器出口温度センサ52により、温水熱交換器44にて熱交換された直後のエンジン冷却水の温度が検出され、この検出温度は制御装置13へ送信される。更に、冷却水配管42には、ガスエンジン30とワックス三方弁43との間にエンジン出口温度センサ53が設置される。
【0035】
このエンジン出口温度センサ53により、ガスエンジン30を冷却した直後のエンジン冷却水の温度が検出され、この検出温度が制御装置13へ送信される。上記温水三方弁45は、エンジン出口温度センサ53による検出温度が約85℃未満(<約85℃)で、且つ温水熱交換器出口温度センサ52による検出温度が設定値未満(<設定値(後述))の時に、制御装置13によってON側出口45B側に切り替えられ、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン30に付設の排ガス熱交換器(不図示)へ導く。この導かれたエンジン冷却水によりガスエンジン30が冷却される。
【0036】
また、温水三方弁45は、エンジン出口温度センサ53による検出温度が約90℃以上(≧約90℃)、または温水熱交換器出口温度センサ52による検出温度が設定値以上(≧設定値)のときに、制御装置13によってOFF側出口45C側に切り替えられ、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、OFF側出口45Cからラジエータ46へ導く。上記設定値は、温水供給系49から取り出される温水の設定温度が約70℃以上のときには、例えば約73℃に設定される。この設定値を変えることによって、温水供給系49から取り出される温水の温度が変更される。
【0037】
制御装置13は、温水三方弁45をOFF側出口45C側からON側出口45B側へ切り替えるときには、この温水三方弁45の頻繁な切替を防止するために、例えば10分間の遅延タイマを設定する。従って、温水三方弁45がOFF側出口45C側に一旦切り替えられたときには、遅延タイマの設定時間(例えば10分間)に相当する時間を経過したのちでなければ、ON側出口45B側に切り替えられることがない。また、制御装置13は、温水三方弁45をON側出口45B側からOFF側出口45C側へ切り替えるときには遅延タイマを設定せず、エンジン冷却水を迅速に冷却させる。
【0038】
前記ラジエータ46は、エンジン冷却水を放熱して、このエンジン冷却水を約40℃に冷却するものである。このラジエータ46にて冷却されたエンジン冷却水は、循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン30に付設の排ガス熱交換器へ戻され、ガスエンジン30を冷却する。また、このラジエータ46は、空気調和装置10の室外熱交換器19に隣接配置される。
【0039】
上記冷却系バイパス管48は、冷却水配管42において、温水熱交換器44の出口側とラジエータ46の入口側とを連結して温水三方弁45をバイパスするものである。つまり、この冷却系バイパス管48は、温水三方弁45が、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の大部分を、入口45Aを経てON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側へ導いているときに、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の一部、つまりエンジン冷却水の一定量を常時、冷却系バイパス管48を経てラジエータ46へ導くものである。これにより、温水熱交換器44のみでは冷却(放熱)が不十分なエンジン冷却水の熱量がラジエータ46にて放熱されることになる。
【0040】
上記構成において、圧縮機16の吐出管71と、圧縮機16の吸込管72とがバイパス管73で連通し、このバイパス管73には上述した電動弁29を接続して構成されている。この電動弁29は、図示を省略したステップモータで駆動され、その弁開度が、図示を省略したステップモータのステップ数、例えば20〜480ステップの範囲で開閉制御される。
【0041】
本実施形態では、上記電動弁29の下流で、バイパス管73が2本の管73a,73bに分流され、図2に示すように、各管73a,73bの長さが異なって設定され、各管73a,73bを合流させた後、圧縮機16の吸込管72に接続されている。74はオイル戻し管である。管73aの長さLaとし、管73bの長さLbとすると、La<Lbに設定される。
【0042】
圧縮機16をガスエンジン30で駆動した場合、ガスエンジン30の回転数制御によって容量制御が容易になり、室内機12A、12Bの接続にあたっては、小容量の複数台の室内機12A、12Bの接続が可能になる。しかし、近年では、さらに小容量の室内機の接続が要求されており、この場合、ガスエンジンの回転数制御では容量変化に対応できず、上記のように、圧縮機の吐出側と吸込側とをバイパス管73で連通し、必要に応じ、このバイパス管73で圧縮冷媒を吸込側に逃がし、きめ細かい容量制御を実現した。
【0043】
本実施形態では、バイパス管73を通じて冷媒を吸込側に逃がす場合、電動弁29の下流で分流し、一方は管73aを通じて流れ、他方は管73bを通じて流れ、これらは再び合流して、圧縮機16の吸込管72に流入する。
【0044】
ここで、バイパス管73を通じて冷媒音が発生するとした場合、その冷媒音の周波数に相当する所定の波長が存在する。
【0045】
本実施形態では、上記周波数に相当する所定の波長分をずらすように、管73a,73bの長さLa,Lbを変化させ、各管73a,73bを流れる過程で、波長をずらしてから合流させて、圧縮機16の吸込管72に戻すようにしているため、バイパス音を消音させることができる。従って、従来のように、電動弁29の弁開度を特定開度にしないように制御する必要がなくなり、いずれの弁開度にも制御することができ、電動弁29の弁開度制御に制約を受けず、きめ細かい容量制御が困難になる等の効果が得られる。
【0046】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、空気調和装置に限定されず、広く冷凍装置に適用可能なことは云うまでもない。
【0047】
【発明の効果】
本発明では、電動弁の弁開度制御に制約を受けず、きめ細かな容量制御が可能になると共に、バイパス音の発生が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍装置の一実施の形態が適用された空気調和装置の冷媒回路を示す回路図である。
【図2】バイパス管を示す回路図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置(冷凍装置)
12A、12B 室内機
16 圧縮機
29 電動弁
30 ガスエンジン
71 吐出管
72 吸込管
73 バイパス管
73a,73b 管
Claims (2)
- 圧縮機の吐出側と吸込側とを連通するバイパス管と、このバイパス管に設けた電動弁とを有した冷凍装置において、上記電動弁の下流で上記バイパス管を複数本の管に分流すると共に、所定の開度に開かれた上記電動弁をガス冷媒が通過する際に発生する冷媒音の周波数に相当する波長分ずらすように、各管の長さを異ならせ、各管を合流させて圧縮機の吸込側に接続したことを特徴とする冷凍装置。
- 上記圧縮機がガスエンジンで駆動されることを特徴とする請求項1記載の冷凍装置。
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