JP3963734B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機がエンジンにより駆動される空調装置に係り、特にエンジンを駆動するのに燃料ガスを用いたガスヒートポンプ方式の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より空気調和装置の一種として圧縮機をガスエンジンにより駆動するガスヒートポンプ方式の空気調和装置が知られている。このような空気調和装置では、室外機が、上述した圧縮機、四方弁、室外熱交換器および室外膨張弁を備え、室内機が室内熱交換器および室内膨張弁を備えている。
【0003】
そして冷房運転時には、四方弁を冷房側に切り換えることにより、室外熱交換器が凝縮器となり、室内熱交換器が蒸発器となって、冷媒の蒸発熱により室内熱交換器が室内を冷房する。
【0004】
また暖房運転時には、四方弁を暖房側に切り換えることにより、室外熱交換器が蒸発器となり、室内熱交換器が凝縮器となって、冷媒の凝縮熱により室内熱交換器が室内を暖房する。
【0005】
ところで、冷媒を圧縮する圧縮機を駆動するガスエンジンには、燃料であるガス(例えば、都市ガスあるいはプロパンガス)が供給されて動作する。
【0006】
この場合において、ガスエンジンに燃料であるガスを供給するガス供給経路には複数のガス弁が設けられている。
【0007】
そして、経時変化に伴うパッキングの劣化などによりガス弁を含むガス供給経路からガスが漏れた場合でも、ガスが空気調和装置の機械室内に拡散することがないように、気密性を有するガスボックスが設けられ、複数のガス弁を収容するようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の空気調和装置において、ガスボックスは、燃料供給経路から少量のガスが漏れた場合にもガスがガスエンジンが設けられている室外機の機械室内に漏れたり、滞ったりするのを防止するためのものである。
【0009】
しかしながら、経年変化に伴ってガスボックスのパッキングが劣化したような場合には、気密性が低下し、ガスボックスから室外機の機械室内にガスが漏れ、ガスが機械室内に滞ってしまう可能性も生じる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、室外機の機械室内に長時間ガスが滞留することがない空気調和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、室外熱交換チャンバと、該室外熱交換チャンバと中央仕切板を介して隔離された機械室とを備え、室外熱交換チャンバは外気を取り入れる吸気口を有し、熱交換器および室外ファンを収納すると共に、機械室には圧縮機と、これを駆動するエンジンとを備えた空気調和装置において、前記機械室には、前記エンジンの燃料供給経路に設けたガス弁を収容する気密性を有したガスボックスを配置し、前記ガスボックスと前記室外熱交換チャンバとの間を排気連通部により連結し、室外熱交換チャンバの負圧を利用して、前記ガスボックス内の漏洩ガスを室外熱交換チャンバ内に導き、室外ファンを利用して機外に排出することを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、室外ファンが駆動し、吸気口から外気を取り入れている状態では、室外熱交換チャンバ内が負圧状態となるため、ガスボックス内に万が一ガスが漏れたとしても、このガスは排気連通部を介して室外熱交換チャンバ内に流出し、ひいては、大気中に排出される。
【0013】
この場合において、前記排気連通部の前記室外熱交換チャンバ側の一端は、前記室外熱交換チャンバ内に設けられているようにしてもよい。
【0014】
また、前記排気連通部の前記室外熱交換チャンバ側の一端は、前記吸気口側から前記室外ファン側へ向かう前記外気の流路内に設けられるようにしてもよい。
【0015】
さらにまた、前記排気連通部は、中間部分に少なくとも前記室外熱交換チャンバ側から侵入する液体を捕集する液体トラップが設けられているようにしてもよい。
【0016】
また、前記排気連通部は、可撓性の管状部材により構成され、前記液体トラップは、前記管状部材を所定回数巻回することにより構成してもよい。
【0017】
さらにまた、前記排気連通部は、可撓性の管状部材により構成されているようにしてもよい。
【0018】
また、前記管状部材は耐熱性材料により構成されているようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本実施形態の空気調和装置の冷媒回路を示す回路図である。また、図2は、室外機の要部一部断面図である。
【0021】
図1に示すように、ヒートポンプ式空気調和装置10は、室外機11、複数台(図1では、2台)の室内機12A、12Bおよび制御装置13を有している。
【0022】
室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12Bの各室内冷媒配管15A、15Bとは連結されている。
【0023】
室外機11は、室外に設置され、大別すると、室外熱交換チャンバ11Aおよび機械室11Bを備えている。
【0024】
室外熱交換チャンバ11Aは、機械室11Bと中央仕切板11Cを介して隔離されており、室外熱交換器19および複数の室外ファン20を収納している。室外熱交換機19には、熱交換効率を向上させるべく、ラジエータ46が一体に取り付けられている。この場合において、中央仕切板11Cの側縁部側には、ドレンパン部11Dが形成されており、このドレンパン部11D内に室外熱交換機19およびラジエータ46の一部が収納される。また、室外熱交換チャンバ11Aの周縁部には外気を取り入れるための吸気口11Eが形成されている。さらに室外熱交換チャンバ11Aの上縁部には熱交換後の排気を放出するための排気口11Fが各室外ファン20に対応する位置に形成されている。
【0025】
これらの結果、室外ファン20が駆動されることにより、図2中、矢印Aで示すように、吸気口11E→室外熱交換機19→ラジエータ46→室外ファン20→排気口11Fの順番で外気が流れ、熱交換が効率よく行われることとなる。
【0026】
機械室11B内には、圧縮機16が設けられており、上述した室外冷媒配管14が接続されている。
【0027】
圧縮機16の吸込側には、アキュムレータ17が設けられている。
【0028】
また、圧縮機16の吐出側には、四方弁18が設けられている。この四方弁18には、室外熱交換器19、ストレーナ28、室外膨張弁24、ドライコア25および安全弁29が接続されている。
【0029】
さらに、室外膨張弁24をバイパスして冷媒系バイパス管26が配設されている。
さらにまた、ストレーナ28は、冷媒から有害な固形物や粒子を濾別する。
また、安全弁29は、圧縮機16の吐出側の冷媒圧力を圧縮機16の吸込側へ逃すものである。
【0030】
また、圧縮機16は、フレキシブルカップリング27等を介してガスエンジン30に連結され、このガスエンジン30により駆動されている。
【0031】
このガスエンジン30には、図2に示すように、空気および燃料の混合比率を調整するスロットル弁36を介して燃料であるガスを供給する燃料供給装置31が接続されている。燃料供給装置31は、燃料であるガスが機械室11B内に滞留するのを防止するための気密性を有するガスボックス60内に収容されている。さらにガスボックス60の上部には、ガスボックス内に漏れたガスを排出するために出口金具60Aが設けられている。この出口金具60Aには、ガスボックス60内を室外熱交換チャンバ11A内と連通させるための可撓性を有する排気連通部として機能する耐熱性合成ゴムホース61の一端が接続されている。耐熱性合成ゴムホース61の他端は、ゴムパッキン62により室外熱交換チャンバ11A内の負圧状態を維持可能としつつ、室外熱交換チャンバ11A内に突設されている。さらに耐熱性合成ゴムホース61の中間部分は、1回巻回され、室外熱交換チャンバ11A側からの雨水等の液体がガスボックス60内に流入するのを防止するための液体トラップ61Aが形成されている。
【0032】
燃料供給装置31は、図2に示すように、燃料供給配管32、2個の燃料遮断弁33、ゼロガバナ34および燃料調整弁35を備えている。
【0033】
燃料遮断弁33は、直列に2個配設されて2閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、2個の燃料遮断弁33が連動して全閉または全開し、燃料ガスの漏れのない遮断と連通とを択一に実施する。
【0034】
ゼロガバナ34は、燃料供給配管32内における当該ゼロガバナ34の前後の1次側燃料ガス圧力(一次圧a)と2次側燃料ガス圧力(二次圧b)とのうち、一次圧aの変動によっても二次圧bを一定の所定圧に調整して、ガスエンジン30の運転を安定化させる。
【0035】
燃料調整弁35は、生成する混合気の空燃比を最適に調整すべく燃料供給量を調整する。
【0036】
燃料供給装置31の後段には、スロットル弁36が接続されており、このスロットル弁36は、ガスエンジン30の燃焼室へ供給される混合気の供給量を調整して、ガスエンジン30の回転数を制御する。
【0037】
さらにガスエンジン30には、エンジンオイル供給装置37が接続されている。このエンジンオイル供給装置37は、オイル供給配管38にオイル遮断弁39およびオイル供給ポンプ40等が配設されたものであり、ガスエンジン30へエンジンオイルを適宜供給する。
【0038】
一方、室内機12A、12Bはそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、15Bに室内熱交換器21A、21Bが配設される。これとともに、室内冷媒配管15A、15Bのそれぞれにおいて室内熱交換器21A、21Bの近傍に室内膨張弁22A、22Bが配設される。室内熱交換器21A、21Bには、これらの室内熱交換器21A、21Bへ送風する室内ファン23A、23Bが隣接して設置されている。
【0039】
また、制御装置13は、室外機11および室内機12A、12Bの運転を制御する。具体的には、制御装置13は、室外機11におけるガスエンジン30(ひいては圧縮機16)、四方弁18、室外ファン20および室外膨張弁24、並びに室内機12A、12Bにおける室内膨張弁22A、22Bおよび室内ファン23A、23Bをそれぞれ制御する。更に、制御装置13は、後述するエンジン冷却装置41の循環ポンプ47、温水三方弁45および外部ポンプ50等を制御する。
【0040】
エンジン冷却装置41は、一端がガスエンジン30に付設された図示しない排ガス熱交換器にガスエンジン30を介して接続される。さらにエンジン冷却装置41の他端がその排ガス熱交換器に直接接続された略閉ループ形状の冷却水配管42にワックス三方弁43、熱交換器としての温水熱交換器44、温水三方弁45、ラジエータ46および循環ポンプ47が順次配設され、冷却系バイパス管48および温水供給系49を有して構成される。
【0041】
循環ポンプ47は、稼働時にエンジン冷却水を昇圧して、このエンジン冷却水を冷却水配管42内で循環させる。
【0042】
ワックス三方弁43は、ガスエンジン30を速やかに暖機させるためのものである。このワックス三方弁43は、入口43Aが、冷却水配管42におけるガスエンジン30に付設の排ガス熱交換器側に接続されている。また、ワックス三方弁43は、低温側出口43Bが冷却水配管42における循環ポンプ47の吸込側に接続されている。さらに、ワックス三方弁43の高温側出口43Cは冷却水配管42における温水熱交換器44側に接続されている。
【0043】
温水熱交換器44は、外部ポンプ50を備えた温水供給系49の外部配管51内を流れる第2媒体としての温水と、ワックス三方弁43から流入したエンジン冷却水とを熱交換して、この温水供給系49の温水をガスエンジン30の排熱により加熱して昇温させる。
【0044】
温水三方弁45は、入口45Aが冷却水配管42における温水熱交換器44側に接続されて、温水熱交換器44の下流側に配置されたものである。また、温水三方弁45のON側出口45Bは、冷却水配管42における循環ポンプ47の吸込側に接続される。さらに、温水三方弁45のOFF側出口45Cは、冷却水配管42におけるラジエータ46側に接続される。本実施形態では、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bを経て循環ポンプ47の吸込側へ、または、OFF側出口45Cを経てラジエータ46へそれぞれ排他的に導く切替式の三方弁である。この温水三方弁45は、モータにより駆動され、このモータが制御装置13により制御される。
【0045】
ラジエータ46は、空気調和装置10の室外熱交換器19に隣接配置される。エンジン冷却水を放熱して、このエンジン冷却水を所定温度(例えば、40[℃])に冷却する。
【0046】
冷却系バイパス管48は、冷却水配管42において、温水熱交換器44の出口側とラジエータ46の入口側とを連結して温水三方弁45をバイパスする。これにより、冷却系バイパス管48は、温水三方弁45が、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の大部分を、入口45Aを経てON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側へ導いているときに、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の一部、つまりエンジン冷却水の一定量を常時、冷却系バイパス管48を経てラジエータ46へ導くこととなる。
【0047】
次に空気調和装置の全体動作について説明する。
【0048】
まず、運転動作の概要について説明する。
【0049】
制御装置13により四方弁18が切り替えられることにより、ヒートポンプ式空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。
【0050】
より詳細には、制御装置13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒が四方弁18の部分に示す実線矢印の如く流れる。この結果、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21A、21Bが蒸発器になって冷房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を冷房する。
【0051】
また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が四方弁18の部分に示す破線矢印の如く流れる。この結果、室内熱交換器21A、21Bが凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を暖房する。
【0052】
また、制御装置13は、冷房運転時には、室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。暖房運転時には、制御装置13は、室外膨張弁24および室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。
【0053】
次にガスエンジン30の制御について説明する。
【0054】
制御装置13によるガスエンジン30の制御は、具体的には、エンジン燃料供給装置31の燃料遮断弁33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35およびアクチュエータ36、並びにエンジンオイル供給装置37のオイル遮断弁39およびオイル供給ポンプ40を制御装置13が制御することによってなされる。
【0055】
ところで、ガスエンジン30は、エンジン冷却装置41内を循環する第1媒体としてのエンジン冷却水により冷却される。
【0056】
エンジン冷却水は、循環ポンプ47の吐出側から約40[℃]でガスエンジン30の排ガス熱交換器へ流入する。そしてエンジン冷却水は、ガスエンジン30の排熱(排気ガスの熱)を回収した後にガスエンジン30内を流れてこのガスエンジン30を冷却し、約80[℃]に加熱される。
【0057】
ガスエンジン30からワックス三方弁43に流入したエンジン冷却水は、エンジン冷却水が低温(例えば80[℃]以下)のときには低温側出口43Bから循環ポンプ47に戻されてガスエンジン30を速やかに暖機する。一方、エンジン冷却水が高温(例えば80[℃]以上)のときには高温側出口43Cから温水熱交換器44へ流れる。
【0058】
温水供給系49の温水は、例えば約60℃で温水熱交換器44内に流入し、これにより約70℃に昇温されて外部へ供給される。このように昇温された温水供給系49の温水は、給湯用や、デシカント空気調和装置の除湿剤の乾燥用に利用される。ここで、デシカント空気調和装置は、除湿剤を用いて、室温を低下させることなく除湿を実施可能とする空気調和装置をいう。
【0059】
温水熱交換器44により温水供給系49の温水と熱交換されたエンジン冷却水は、約65℃まで温度低下(冷却)して温水三方弁45へ流される。
【0060】
温水三方弁45は、エンジン冷却水の温度が基準温度値を超えていないときには、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン30の排ガス熱交換器へ導く。この排ガス熱交換器に導かれたエンジン冷却水によりガスエンジン30が冷却される。また、温水三方弁45は、エンジン冷却水の温度が基準温度値を超えたときに、温水熱交換器44から入口45Aを経て流入したエンジン冷却水を、OFF側出口45Cからラジエータ46へ導くこととなる。
【0061】
ラジエータ46により例えば約40[℃]に冷却されたエンジン冷却水は、循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン30の排ガス熱交換器へ戻され、ガスエンジン30を冷却する。
【0062】
これにより、入口45Aから流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側へ流す温水三方弁45の切替が長時間安定化される。したがって、温水三方弁45をON側出口45BとOFF側出口45Cに択一に切替える切替制御の周期を長く安定化させることが可能となる。
【0063】
さらに、ガスエンジン30の冷却に支障がない範囲でエンジン冷却水を高温に保つことができるので、温水熱交換器44の熱交換効率が向上し、温水供給系49から高温(約70℃)の温水を良好に取り出すことが可能となる。
【0064】
上述のように、空気調和装置10の暖房運転時には、制御装置13は、エンジン冷却装置41の循環ポンプ47を稼働させてエンジン冷却水を循環させ、外部ポンプ50を停止させ、更に、温水熱交換器44から入口45Aに流入したエンジン冷却水を、OFF側出口45Cからラジエータ46へ導くよう温水三方弁45を切替制御する。このため、ラジエータ46から放熱された熱(ガスエンジン30の排熱)は、蒸発器として機能する室外熱交換器19に取り込まれ、蒸発器の熱源として利用される。
【0065】
一方、空気調和装置10の冷房運転時には、制御装置13は、エンジン冷却装置41の循環ポンプ47を稼働させてエンジン冷却水を循環させ、外部ポンプ50を稼働させて温水熱交換器44を機能させ、更に、エンジン冷却水が基準値以下の温度のときに、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の大部分を、入口45Aを経てON側出口45Bから循環ポンプ47の吸込側へ導くよう温水三方弁45を切替制御する。このとき、温水熱交換器44から流出したエンジン冷却水の一定量が常時、冷却系バイパス管48を経てラジエータ46へ導かれる。
【0066】
温水三方弁45の上述の切替制御によって、エンジン冷却水の温度が必要以上ラジエータ46により冷却されることがないので、温水熱交換器44の熱交換効率が向上して、温水供給系49により高温(70[℃])の温水が取り出され有効利用される。しかも、温水熱交換器44による熱交換によっては冷却(放熱)が不十分なエンジン冷却水の熱量が、冷却系バイパス管48を経てラジエータ46へ導かれるエンジン冷却水により放熱されることになるので、ガスエンジン30は、このエンジン冷却水によって良好に冷却される。
【0067】
また、この冷房運転時に、エンジン冷却水の温度が基準温度値を超えたときには、制御装置13は、温水熱交換器44から入口45Aを経て温水三方弁45に流入したエンジン冷却水を、OFF側出口45Cからラジエータ46へ導くよう温水三方弁45を切替制御する。これにより、エンジン冷却水の温度が低下して、ガスエンジン30が良好に冷却されることとなる。
【0068】
次にガスボックス60内に万が一、燃料であるガスが漏れた場合の排出動作について説明する。
【0069】
上述したように、経時変化に伴うパッキングの劣化などにより燃料遮断弁33、燃料調整弁35等のガス弁を含むガス供給経路からガスが漏れる可能性がある。そして、万が一ガスが漏れた場合でも、ガスが室外機11の機械室11B内に拡散することがないように、本実施形態の空調装置においては、気密性を有するガスボックス60が設けられ、このガスボックス60には前述したように複数のガス弁が収容されている。
【0070】
しかしながら、ガスボックス60のパッキング自体も劣化する可能性があり、このような場合には、ガスが室外機11の機械室11B内に拡散してしまうこともあり得る。
【0071】
そこで、本実施形態においては、室外ファン20を利用して、ガスボックス60内に漏れたガスを機械室11B内に漏れないようにして室外機の機外へ排出するようにしているのである。
【0072】
具体的には、室外ファン20を駆動すると、図2中、矢印Aで示すように、吸気口11E→室外熱交換機19→ラジエータ46→室外ファン20→排気口11Fの順番で外気が流れる。
【0073】
この結果、室外熱交換チャンバ11A内は、負圧状態となる。
【0074】
これにより、ガスボックス60内にガスが漏れたとしても、機械室11内は大気圧状態であるため、出口金具60A→耐熱性合成ゴムホース61→室外熱交換チャンバ11A内という順番で、漏れたガスが一旦室外熱交換チャンバ11A内に流出し、排出される。
【0075】
そして、この状態においても室外ファン20が駆動されているため、室外熱交換チャンバ11A内に排出されたガスは、外気とともに室外ファン20→排気口11Fの順番で室外機11の機外に排出され、大気中に拡散されることとなる。
【0076】
従って、ガスボックス60の気密性が経時変化などにより低下した場合であっても、ガスボックス60内に漏れたガスが、ガスボックス60内および機械室11B内に滞ることなく確実に室外機11外に排出されることとなる。
【0077】
以上の説明のように、本実施形態によれば、万が一、ガスボックス60内に燃料であるガスが漏れた場合でも、そのガスは室外ファン20の駆動により室外熱交換機チャンバ11Aを介して室外機11の機外に排出し、さらに大気中に拡散させることができる。
【0078】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0079】
上記実施形態では、排気連通部として、耐熱性合成ゴムホースを用いる場合について説明したが、これに限られるものではなく、ガスボックスと室外熱交換チャンバとを連通可能な管状の部材であって、耐熱性および室外熱交換チャンバが負圧状態であってもガスの流路を確保可能な強度を有する部材であれば同様に可能である。すなわち、金属配管などでも可能である。ただし、設置の容易さの観点からは、可撓性を有する部材の方がより好ましい。
【0080】
また、上記実施形態では、排気連通部である耐熱性合成ゴムホースの中間部分を巻回して液体トラップを構成していたが、別途液体トラップ装置を設けるように構成することも可能である。
【0081】
さらに上記実施形態では、排気連通部である耐熱性合成ゴムホースの室外熱交換チャンバ側の一端を室外熱交換チャンバ内に突設すればよいと述べたが、より好ましくは、外気の流路内あるいは室外ファンの吸い込み側の近傍などに配置すれば、より迅速に漏れたガスの排出が可能となる。
【0082】
さらにまた、排気連通部である耐熱性合成ゴムホースは、中央仕切板に設けられた孔にゴムパッキンを用いて室外熱交換機チャンバ内の負圧状態を維持可能に突設されていたが、取付方法はこれに限られるものではない。すなわち、室外熱交換機チャンバ内の負圧状態を維持可能に取り付けるので有れば、中央仕切り板にガスボックスの出口金具と同様の部材を設けておいたり、他の配管のために設けられている孔を利用して取り付けるなど、様々な方法が適用可能である。
【0083】
また、上記実施形態では、排気連通部である耐熱性合成ゴムホースには、何ら逆流防止装置を設けていなかったが、逆流防止弁などを設けるようにすることも可能である。これにより確実に漏れたガスを排出することができる。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、種々のガス弁を収容するガスボックス内に燃料であるガスが漏れた場合でも、その漏れたガスを室外ファンの駆動により室外熱交換チャンバを介して室外機の機外に排出させ、大気中に拡散させることができる。
【0085】
従って、ガスが漏れた場合でも、室外機内(例えば機械室内)にガスが滞留するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の空気調和装置の冷媒回路を示す回路図である。
【図2】実施形態の空気調和装置の室外機要部部分断面図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室外機
11A 室外熱交換チャンバ
11B 機械室
13 制御装置
16 圧縮機
19 室外熱交換器
20 室外ファン
21A、21B 室内熱交換器
22A、22B 室内膨張弁
24 室外膨張弁
30 ガスエンジン
33 燃料遮断弁(ガス弁)
34 燃料調整弁(ガス弁)
60 ガスボックス(収容ボックス)
61 耐熱性合成ゴムホース(排気連通部)
61A 液体トラップ

Claims (7)

  1. 室外熱交換チャンバと、該室外熱交換チャンバと中央仕切板を介して隔離された機械室とを備え、室外熱交換チャンバは外気を取り入れる吸気口を有し、熱交換器および室外ファンを収納すると共に、機械室には圧縮機と、これを駆動するエンジンとを備えた空気調和装置において、
    前記機械室には、前記エンジンの燃料供給経路に設けたガス弁を収容する気密性を有したガスボックスを配置し、前記ガスボックスと前記室外熱交換チャンバとの間を排気連通部により連結し、室外熱交換チャンバの負圧を利用して、前記ガスボックス内の漏洩ガスを室外熱交換チャンバ内に導き、室外ファンを利用して機外に排出することを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記排気連通部の前記室外熱交換チャンバ側の一端は、前記室外熱交換チャンバ内に設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記排気連通部の前記室外熱交換チャンバ側の一端は、前記吸気口側から前記室外ファン側へ向かう前記外気の流路内に設けられることを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の空気調和装置において、
    前記排気連通部は、中間部分に少なくとも前記室外熱交換チャンバ側から侵入する液体を捕集する液体トラップが設けられていることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項4記載の空気調和装置において、
    前記排気連通部は、可撓性の管状部材により構成され、
    前記液体トラップは、前記管状部材を所定回数巻回することにより構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の空気調和装置において、
    前記排気連通部は、可撓性の管状部材により構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項5または請求項6記載の空気調和装置において、
    前記管状部材は耐熱性材料により構成されていることを特徴とする空気調和装置。
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