JP4107954B2 - ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置 - Google Patents

ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4107954B2
JP4107954B2 JP2002358827A JP2002358827A JP4107954B2 JP 4107954 B2 JP4107954 B2 JP 4107954B2 JP 2002358827 A JP2002358827 A JP 2002358827A JP 2002358827 A JP2002358827 A JP 2002358827A JP 4107954 B2 JP4107954 B2 JP 4107954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve
gas
gas engine
fuel supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002358827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004190556A (ja
Inventor
克典 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002358827A priority Critical patent/JP4107954B2/ja
Publication of JP2004190556A publication Critical patent/JP2004190556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107954B2 publication Critical patent/JP4107954B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスエンジンにより駆動される空気調和装置、発電装置等のガスエンジン駆動装置に関し、詳しくは、ガスエンジンに燃料ガスを供給するガスエンジン駆動装置の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、エンジンにより駆動される空気調和装置では、冷媒回路の圧縮機がガスエンジンにより駆動されるガスヒートポンプ式空気調和装置が知られており、ガスエンジンへ燃料供給装置から供給された燃料ガスと空気供給装置から供給された空気とがスロットル部で混合されて混合気となって供給される。そして、前記燃料供給装置は、燃料供給配管の途中に、弁体及びステッピングモータを有して弁口の弁開度を調整する電動式流量制御弁にて構成された燃料調整弁を設け、この燃料調整弁が燃料ガスの供給量を可変することにより、前記混合気の空燃比を最適に調整する(例えば、特許文献参照)。
【0003】
【特許文献】
特開平8−219561号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の燃料供給装置は、燃料ガスの種類(例えばプロパン、都市ガス13A)に対応するように、燃料供給配管の途中を二つの経路に分岐して、第1の径路に電動式流量制御弁にて構成された燃料調整弁を設け、第2の径路にはノズル又はオリフィスを設けている。また、他の従来技術として、燃料供給配管の途中を三つの経路に分岐して、第1の径路に電動式流量制御弁にて構成された燃料調整弁を設け、第2の径路にノズル又はオリフィスを設け、更に第3の径路には電動の開閉弁とノズル又はオリフィスとを直列に配置した構成としている。
【0005】
ところで、上述したように、燃料供給配管の途中を複数の経路に分岐するのは、従来使用されている燃料調整弁の弁口の口径が約3.5mm程度のものであり、排気量の大きなガスエンジンを搭載した場合には、燃料調整弁の弁開度を最大にしても燃料供給量が不足し、燃料調整弁を設けた径路とは別の径路を設けて、この別径路により燃料ガスの最大供給量を増加させ、燃料供給量が不足しないようにしている。このような従来構成の燃料供給装置では、燃料供給径路の構成が複雑になるものであった。
【0006】
また、従来では、発熱量が異なる燃料ガスの種類(例えばプロパン、都市ガス13A)に対応させるため、燃料調整弁を設けた径路とは別の径路に、使用ガスの発熱量に合った内径のノズル又はオリフィスが組み込まれた複数の機種が機器の出荷時までに用意され、そして、設置される地域の燃料ガスの種類に対応した機種が出荷されるものであった。
【0007】
そのため、燃料供給装置の構成が簡単で、しかも、同一機種であっても使用地域の制限を受け難い空気調和装置や発電装置等のエンジン駆動装置が望まれていた。
【0008】
本発明の目的は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、燃料供給径路の構成の簡素化を図りつつ、燃料ガスの種類に応じて、広範囲地域での使用を可能にしたエンジン駆動装置の燃料供給装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、下流側が空気と燃料ガスとの混合気をガスエンジンに供給するためのスロットル部に接続された燃料供給配管と、この燃料供給配管の途中に設けられ、弁開度が可変で、かつ、弁口の口径が約4mm以上に設定された燃料調整弁と、この燃料調整弁の目標開度を設定する目標開度設定手段と、この目標開度設定手段にて設定された目標開度となるように前記燃料調整弁の開閉速度を制御する制御装置とを備え、このガスエンジンに供給されるガスの発熱量が多い場合はそれが少ない場合と比較して前記燃料調整弁の目標開度を小さく且つこの燃料調整弁の開閉速度を遅くしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記燃料調整弁が、弁口の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動するステッピングモータとを有する電動式流量制御弁にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置である。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記燃料調整弁の弁口の口径を約4〜6mmとしたことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置である。
【0013】
請求項4に記載の発明は、前記ガスエンジンは、冷媒回路の圧縮機或いは発電装置の発電機を駆動するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図4の図面に基づき説明する。図1及び図2において、一実施形態としてのヒートポンプ式空気調和装置10は、室外機11、複数台(例えば2台)の室内機12A、12B及びマイクロコンピュータを含む制御装置13等を有しており、前記室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12Bの各室内冷媒配管15A、15Bとが連結されて構成されるものである。
【0015】
前記室外機11は主に室外に設置され、室外冷媒配管14には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮機16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18がそれぞれ配設され、この四方弁18側に室外熱交換器19、室外膨張弁24、ドライコア25が順次配設されて構成される。
【0016】
室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接して配置されている。また、圧縮機16は、ベルト・プーリ等のフレキシブルカップリング27を介してガスエンジン30に連結され、このガスエンジン30により駆動される。更に、室外膨張弁24をバイパスしてバイパス管26が配設されている。
【0017】
一方、前記室内機12A、12Bはそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、15Bに室内熱交換器21A、21Bが配設されるとともに、室内冷媒配管15A、15Bのそれぞれにおいて室内熱交換器21A、21Bの近傍に室内膨張弁22A、22Bが配設されて構成される。前記室内熱交換器21A、21Bには、これらの室内熱交換器21A、21Bへ送風する室内ファン23A、23Bが隣接して配置されている。
【0018】
尚、図1中の符号28はストレーナ、29は圧縮機16の吐出側の冷媒圧力を圧縮機16の吸込側へ逃す安全弁、37はオイルセパレータである。
【0019】
また、前記制御装置13は室外機11に設置され、室外機11及び室内機12A、12Bの運転を制御する。具体的には、制御装置13は、室外機11におけるガスエンジン30(即ち圧縮機16)、四方弁18、室外ファン20及び室外膨張弁24、並びに室内機12A、12Bにおける室内膨張弁22A、22B、及び室内ファン23A、23Bをそれぞれ制御する。更に、制御装置13は、後述するエンジン冷却装置44の循環ポンプ49を制御する。
【0020】
前記制御装置13によって四方弁18が切り替えられることにより、ヒートポンプ式空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21A、21Bが蒸発器になって冷房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を冷房する。
【0021】
また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21A、21Bが凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を暖房する。
【0022】
また、制御装置13は、冷房運転時において、前記室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。一方、暖房運転時においては、前記制御装置13は、室外膨張弁24及び室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。
【0023】
前記圧縮機16を駆動するガスエンジン30の燃焼室(図示せず)には、燃料供給装置31からの燃料ガスと給気径路からの空気とが混合された混合気がスロットル部36を介して供給される。前記燃料供給装置31は、途中に分岐経路の無い1経路の燃料供給配管32を備えるとともに、この燃料供給配管32の途中に、2個の燃料遮断弁33、33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びスロットル部36を燃料供給配管32の上流側から順次備えて構成されている。そして、この燃料供給配管32の下流側の端部は、スロットル部36に接続される。
【0024】
前記燃料遮断弁33、33は、直列に2個配設されて2閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、2個の燃料遮断弁33、33が連動して全閉または全開し、燃料ガスの漏れのない遮断と連通とを択一的に実行する。
【0025】
前記ゼロガバナ34は、燃料供給配管32内におけるゼロガバナ34の前後の1次側燃料ガス圧力(一次圧)と2次側燃料ガス圧力(二次圧)とのうち、一次圧の変動によっても二次圧を一定の所定圧に調整して、ガスエンジン30の運転を安定化させる。
【0026】
前記燃料調整弁35は、スロットル部36の上流側の吸気路Xから空気が導入されることで生成される混合気の空燃比を調整するものである。また、スロットル部36は、ガスエンジン30の燃焼室へ供給される混合気の供給量を調整して、ガスエンジン30の回転数を可変制御する。
【0027】
また、ガスエンジン30にはエンジンオイル供給装置38が接続されており、このオイル供給装置38は、一端がオイルタンク39に接続されたオイル供給配管40に、オイル遮断弁41、サブオイルパン42及びオイル供給ポンプ43等が順次配設されて構成されたものであり、ガスエンジン30のオイルパン(図示せず)にエンジンオイルを適宜供給する。
【0028】
前記制御装置13によるガスエンジン30の制御は、具体的には、燃料供給装置31の燃料遮断弁33、33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びスロットル部36、並びにオイル供給装置38のオイル遮断弁41及びオイル供給ポンプ43を制御装置13が制御することによってなされる。
【0029】
そして、前記ガスエンジン30は、エンジン冷却装置44内を循環するエンジン冷却水により冷却される。このエンジン冷却装置44は、一端がガスエンジン30に付設された排ガス熱交換器(図示せず)を介してガスエンジン30に接続されると共に、他端がガスエンジン30に直接接続された略閉ループ形状の冷却水配管45に、ワックス三方弁46、ラジエータ48及び循環ポンプ49が順次配設されて構成される。
【0030】
前記循環ポンプ49は、稼働時にエンジン冷却水を昇圧して、このエンジン冷却水を冷却水配管45内で循環させる。
【0031】
前記ワックス三方弁46は、ガスエンジン30を速やかに暖機させるためのものであり、そして、このワックス三方弁46は、入口46Aが、冷却水配管45におけるガスエンジン30に、低温側出口46Bが冷却水配管45における循環ポンプ49の吸込側に、高温側出口46Cが冷却水配管45におけるラジエータ48側にそれぞれ接続されている。
【0032】
前記したエンジン冷却水は、循環ポンプ49の吐出側から約40℃でガスエンジン30の排ガス熱交換器(図示せず)へ流入し、ガスエンジン30の排熱(排気ガスの熱)を回収した後にガスエンジン30内を流れてこのガスエンジン30を冷却し、このガスエンジン30の冷却によって約80℃の温度に加熱される。
【0033】
前記ガスエンジン30からワックス三方弁46に流入したエンジン冷却水は、低温(例えば80℃未満)のときには低温側出口46Bから循環ポンプ49に戻されてガスエンジン30を速やかに暖機し、高温(例えば80℃以上)のときには高温側出口46Cからラジエータ48へ流れる。
【0034】
前記ラジエータ48は、エンジン冷却水を放熱して、このエンジン冷却水を約40℃に冷却するものである。そして、このラジエータ48にて冷却されたエンジン冷却水は、循環ポンプ49の吸込側を経てガスエンジン30の排ガス熱交換器(図示せず)へ戻され、ガスエンジン30を冷却する。また、このラジエータ48は、室外機11における室外熱交換器19の風上側に位置し、かつ、室外熱交換器19に隣接して配置されている。
【0035】
前記室内機12A、12Bの冷房または暖房運転時に、前記エンジン冷却装置44の循環ポンプ49が稼働されてエンジン冷却水が循環し、この冷却水がガスエンジン30を冷却する。そして、ガスエンジン30を冷却したエンジン冷却水は、ラジエータ48にて放熱されて冷却される。特に、室内機12A、12Bの暖房運転時には、ラジエータ48にて放熱された熱は、蒸発器として機能する室外熱交換器19に取り込まれ、蒸発器の熱源として利用される。
【0036】
ところで、前記燃料供給装置31の燃料調整弁35は、図3に示すように、入口51及び出口52を有すると共に、途中に弁口53が設けられた内部流路54を形成した弁本体55と、前記弁口53の開度(弁開度)を可変調整する弁体56と、この弁体56を正逆転可能に駆動するステッピングモータ57等から成る電動式流量制御弁によって構成されており、また、前記弁体56にて弁開度が可変される弁口53は、それの口径Sが約4〜6mm(実施形態では約5mm)に設定されている。
【0037】
そして、前記ゼロガバナ34を通過して略大気圧に圧力調整された燃料ガスは、弁本体55の入口51から内部流路54に流入し、弁体56によって開度が定められた弁口53を通過する際に流量が調整される。その流量調整された燃料ガスは出口52を通ってスロットル部36へ流れる。
【0038】
また、図1に示ように、前記制御装置13を搭載した電装基板(室外機11の図示しない外装体内に収容されている。)58には、使用する燃料ガスの種類(例えば、発熱量が約24000kcal/m3のプロパンガスや発熱量が約11000kcal/m3の都市ガス13A)に応じて前記燃料調整弁35の目標開度を設定するための複数の設定スイッチ(目標開度設定手段)59、60を備えており、これら設定スイッチ59、60の操作信号は前記制御装置13に入力される。
【0039】
一方、前記制御装置13には、燃料調整弁35の弁開度等を燃料ガスの種類に応じて異なって制御するための複数種類の制御データ、例えばプロパン仕様と13A仕様等の複数種類の制御データが記憶部61に記憶されている。この記憶部61に記憶されている制御データの一例として、例えば、発熱量が約24000kcal/m3のプロパンガスの場合、燃料調整弁35の目標弁開度を100step、発熱量が約11000kcal/m3の都市ガス13Aの場合、燃料調整弁35の目標弁開度を200stepとする制御データが記憶され、また、記憶されている制御データの他の例として、例えば、プロパンガスの場合、燃料調整弁35の弁開閉速度(作動速度)を1step/1sec、都市ガス13Aの場合、燃料調整弁35の弁開閉速度(作動速度)を3step/1secとする制御データが記憶されている。そして、これら記憶部61内の複数の制御データは、前記複数の設定スイッチ59、60の操作により、使用する燃料ガスの種類に対応して選択されて設定される。また、前記制御装置13には、設定スイッチ59、60によって設定された目標開度に応じて前記燃料調整弁35の弁開閉速度を変更する作動速度変更部62を備えている。
【0040】
尚、図2において、63は一端側が前記スロットル部36に接続され、他端側がガスエンジン30に接続された吸気パイプ、64は排気パイプ、67はスタータ、68はイグニッションコイル、69は排ガスの温度を検出する排ガス温度センサ、70はガスエンジン30内の冷却水の温度を検出する水温センサ、71は油圧スイッチ、72はカムの角度を検出するカム角センサ、73はクランクの角度を検出するクランク角センサであり、前記スタータ67及びイグニッションコイル68は制御装置13の出力側に接続され、一方、前記排ガス温度センサ69、水温センサ70、油圧スイッチ71、カム角センサ72及びクランク角センサ73は制御装置13の入力側に接続されている。
【0041】
次に燃料供給装置の動作について説明する。まず、燃料ガスとして天然ガス13Aを使用する場合、室外機11の設置時に天然ガス13A側の設定スイッチ59をON操作しておく。その状態で電源を投入すると、この電源投入状態において、図4のフローチャートに示すように、制御装置13は、天然ガス13A側の設定スイッチ59がオンか否かを判定し、設定スイッチ59がオンの場合、記憶部61に記憶している制御データに基づき、燃料調整弁35の目標弁開度を200stepに設定し、燃料調整弁35のステッピングモータ57を正方向に回転させ、弁体56を3step/1secの開閉速度で開弁方向へ駆動する。即ち、弁体56は、図3に示すように、弁口53から離れる方向へ駆動して弁口53を大きく開口して、その状態でステッピングモータ57を停止する。
【0042】
一方、設定スイッチ59がオフの場合、即ち、電源投入時にプロパンガス側の設定スイッチ60がオンの場合、制御装置13は、プロパン側の設定スイッチ60がオンであると判定し、その場合、記憶部61に記憶されている制御データに基づき、燃料調整弁35の目標弁開度を100stepに設定し、燃料調整弁35のステッピングモータ57を正方向に回転させ、弁体56を1step/1secの開閉速度で開弁方向へ駆動する。即ち、弁体56は、図3に示すように、弁口53から離れる方向へ駆動して弁口53を天然ガス13A仕様よりも小さく開口して、その状態でステッピングモータ57を停止する。
【0043】
上述の状態で、制御装置13は、ガスエンジン30を起動させた後、エンジン回転数が安定した後に、負荷に応じてスロットル部36と燃料調整弁35の開度を調整する通常の運転を継続するものである。
【0044】
本発明は以上説明したように、下流側が空気と燃料ガスとの混合気をガスエンジン30に供給するためのスロットル部36に接続された燃料供給配管32と、この燃料供給配管32の途中に設けられ、弁開度が可変で、かつ、弁口53の口径Sが約4〜6mm(実施形態では5mm)に設定された燃料調整弁35と、この燃料調整弁の目標開度を設定する設定スイッチ(目標開度設定手段)59、60と、この設定スイッチ59、60にて設定された目標開度となるように燃料調整弁35の弁開度を制御する制御装置13とを備えている構成であるから、弁口53の口径Sが約4〜6mm(実施形態では5.0mm)に設定された燃料調整弁35を用いることにより、従来のように、燃料供給配管32の途中を複数の経路に分岐することなく、燃料ガスの供給量に不足が生じないようにでき、しかも、燃料ガスの種類に応じてノズルやオリフィス等の調整部材を設ける必要がないため、部品点数を削減できると共に、燃料供給径路の構成の簡素化が図れる。
【0045】
また、電装基板58に搭載された設定スイッチ59、60のうち、何れか一方の設定スイッチをオン操作するのみで、エンジン起動時における燃料調整弁35の弁開度を設定できるため、例えば、同一機器であっても、天然ガス13Aとプロパンガスの2種類の燃料ガスに適応させることができ、天然ガス13A使用地域やプロパンガス使用地域での使用を可能となせる。
【0046】
また、この制御装置13は、設定スイッチ59、60によって設定された目標開度に応じて燃料調整弁35のステッピングモータ57の作動速度を変更する(燃料調整弁35の弁開閉速度を変更する)作動速度変更部(作動速度変更手段)62を備えた構成であるから、発熱量の異なる天然ガス13Aとプロパンガスのそれぞれの発熱量に最適な速度で、燃料供給量の可変調整が可能となり、空燃比バランスの乱れが防止され、圧縮機16を駆動するガスエンジン30の運転を安定化させることができる。
【0047】
以上、本発明を上述の一実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上述の一実施形態では、天然ガス13A用とプロパンガス用として設定スイッチ59、60の個数を2個設けたが、どちらか1個設けるようにしても良い。また、設定スイッチを燃料ガスの種類に応じて3個〜6個設けることも可能であり、その場合、燃料調整弁35の制御データを、設定スイッチの設置数に応じて制御装置13の記憶部61に記憶させておけば良い。また、上述の一実施形態では、空気調和装置に適応した例を説明したが、空気調和装置の他に、ガスエンジン30で発電機を駆動するエンジン駆動発電装置などのエンジン駆動装置に適用できる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、下流側が空気と燃料ガスとの混合気をガスエンジンに供給するためのスロットル部に接続された燃料供給配管と、この燃料供給配管の途中に設けられ、弁開度が可変で、かつ、弁口の口径が約4mm以上に設定された燃料調整弁と、この燃料調整弁の目標開度を設定する目標開度設定手段と、この目標開度設定手段にて設定された目標開度となるように前記燃料調整弁の開閉速度を制御する制御装置とを備え、このガスエンジンに供給されるガスの発熱量が多い場合はそれが少ない場合と比較して前記燃料調整弁の目標開度を小さく且つこの燃料調整弁の開閉速度を遅くしたものである。要するに燃料調整弁の目標開度と開閉速度とを発熱量の異なるガス種、すなわち燃料ガスの種類に応じて調整するものである。 従って、従来のように、燃料供給配管の途中を複数の経路に分岐することなく、燃料ガスの供給量に不足が生じないようにできるのはもちろんのこと、燃料ガスの種類に応じてノズルやオリフィス等の調整部材を設ける必要がないため、部品点数の削減及び燃料供給径路構成の簡素化が図れる。また、目標開度設定手段を操作することにより、燃料調整弁の弁開度を設定できるため、同一機器であっても、複数種類の燃料ガスに適応させることが可能となり、広範囲地域での使用を可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンン駆動装置の一実施形態を示す空気調和装置の系統図である。
【図2】同じく要部のブロック図である。
【図3】同じく燃料調整弁を説明する説明図である。
【図4】同じく制御装置のエンジン起動時における動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
10 空気調和装置(エンジン駆動装置)
11 室外機
13 制御装置
16 圧縮機
30 ガスエンジン
31 燃料供給装置
32 燃料供給配管
33 燃料遮断弁
34 ゼロガバナ
35 燃料調整弁
36 スロットル部
53 弁口
54 内部流路
55 弁本体
56 弁体
57 ステッピングモータ
58 制御基板
59 設定スイッチ(天然ガス13A側の目標開度設定手段)
60 設定スイッチ(プロパンガス側の目標開度設定手段)
61 記憶部
62 作動速度変更部(作動速度変更手段)

Claims (4)

  1. 下流側が空気と燃料ガスとの混合気をガスエンジンに供給するためのスロットル部に接続された燃料供給配管と、この燃料供給配管の途中に設けられ、弁開度が可変で、かつ、弁口の口径が約4mm以上に設定された燃料調整弁と、この燃料調整弁の目標開度を設定する目標開度設定手段と、この目標開度設定手段にて設定された目標開度となるように前記燃料調整弁の開閉速度を制御する制御装置とを備え、このガスエンジンに供給されるガスの発熱量が多い場合はそれが少ない場合と比較して前記燃料調整弁の目標開度を小さく且つこの燃料調整弁の開閉速度を遅くしたことを特徴とするガスエンジン駆動装置の燃料供給装置。
  2. 前記燃料調整弁が、弁口の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動するステッピングモータとを有する電動式流量制御弁にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置。
  3. 前記燃料調整弁の弁口の口径を約4〜6mmとしたことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置。
  4. 前記ガスエンジンは、冷媒回路の圧縮機或いは発電装置の発電機を駆動するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガスエンジン駆動装置の燃料供給装置。
JP2002358827A 2002-12-11 2002-12-11 ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置 Expired - Fee Related JP4107954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358827A JP4107954B2 (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358827A JP4107954B2 (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004190556A JP2004190556A (ja) 2004-07-08
JP4107954B2 true JP4107954B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=32758396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002358827A Expired - Fee Related JP4107954B2 (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4107954B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108622872B (zh) 2018-05-18 2020-09-29 国家能源投资集团有限责任公司 无定形碳材料及制备方法与用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004190556A (ja) 2004-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111791671B (zh) 车载调温装置
JP2001260640A (ja) 車両用暖房装置
JP2899247B2 (ja) ガスタービン吸気加温及び冷却システム
JP4107954B2 (ja) ガスエンジン駆動装置の燃料供給装置
JP2004182109A (ja) 車両用空調装置
KR100576662B1 (ko) 가스 엔진 구동 장치
JP4097405B2 (ja) エンジン冷却方法及び装置並びに冷凍装置
KR100478164B1 (ko) 공기 조화 장치
KR20220037794A (ko) 전기차량용 공조장치 및 이를 이용한 전기차량용 공조시스템
KR101703666B1 (ko) 차량용 히트 펌프 시스템
JP4056286B2 (ja) エンジン駆動装置の制御装置
JP4169453B2 (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP4201488B2 (ja) 冷凍装置
JP4183423B2 (ja) 空気調和装置
JP4131628B2 (ja) 空気調和装置
JP4073166B2 (ja) 空気調和装置及びその運転方法
JP2000161722A (ja) 空気調和装置
JP4194286B2 (ja) 空気調和装置
JP2002309986A (ja) エンジン制御装置及びそれを用いたエンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP2635975B2 (ja) スターリング熱機関駆動ヒートポンプ
JPH10297273A (ja) 自動車用空気調和装置
JPH06305321A (ja) 車両用ヒートポンプ式空調装置
JP2007057114A (ja) 空気調和装置
JP2003279107A (ja) エンジン駆動装置の制御装置
JPH0763438A (ja) エンジン駆動ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050915

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees