JPH0763438A - エンジン駆動ヒートポンプ装置 - Google Patents

エンジン駆動ヒートポンプ装置

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JPH0763438A
JPH0763438A JP5209664A JP20966493A JPH0763438A JP H0763438 A JPH0763438 A JP H0763438A JP 5209664 A JP5209664 A JP 5209664A JP 20966493 A JP20966493 A JP 20966493A JP H0763438 A JPH0763438 A JP H0763438A
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cooling water
refrigerant
cooling
heat exchanger
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郁男 水野
Takayuki Atsumi
孝幸 渥美
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】エンジンの過冷却の不具合を防止でき、かつ既
存の熱交換器能を残し効率のよい暖房可能なヒートポン
プ装置。 【構成】水冷ガスエンジン1により駆動させる圧縮機2
と、冷暖房の機能を果たす熱交換器5と、冷媒を減圧さ
せるための電子膨張弁4と、圧縮機2、熱交換器5及び
電子膨張弁4を含む冷媒循環回路3と、エンジン1を冷
却する冷却水循環回路20と、回路20中に冷却水を循
環させる冷却水供給装置21とから成り、冷媒回路3と
冷却水回路20との間で冷媒と冷却水との熱交換を行う
熱交換器24を備えたエンジン駆動ヒートポンプ装置
に、エンジン回転数検出手段33、冷却水温検出水温セ
ンサ31等のエンジン運転状態検出手段と、検出結果に
基づき、エンジン1の運転状態に応じたエンジン1の冷
却を行うように冷却水供給装置21のエンジン1への冷
却水供給量を制御する制御装置30とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって駆動
される複数の圧縮機を備えたエンジン駆動ヒートポンプ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンで圧縮機を駆動して冷媒を冷媒
循環回路に循環させ、その循環過程において、冷媒を熱
交換して暖房や冷房を行うヒートポンプ装置は、エンジ
ンで圧縮機を駆動するために、冷媒循環回路とは別に、
エンジンを冷却するための冷却水循環回路を備えている
のが普通である。上記したタイプのヒートポンプ装置で
は、冷却水循環回路と冷媒循環回路との間に熱交換器を
設けて、エンジンを冷却する冷却水の熱、即ち、エンジ
ンの余熱を利用して、前記冷媒循環回路に流れる冷媒を
暖め暖房時の運転効率を向上させることが行われている
(特願昭63−185429号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たタイプのヒートポンプ装置は、エンジンの運転状態に
関係なく、前記熱交換器によって冷却水と冷媒との熱交
換を行っていたため、冷却水が冷却され過ぎてしまうこ
とがある。また、エンジン駆動式のヒートポンプ装置で
使用するエンジンは、複数の圧縮機を駆動させるだけで
よいので、自動二輪車や自動車のエンジンと異なりあま
り高回転になることがなくエンジンが暖まるのに時間が
かかる。従って、エンジンの始動直後や、エンジンの始
動停止を頻繁に繰り返す時等でエンジンが十分に暖まっ
ていない時に、上述のように冷却水が冷却され過ぎると
エンジンを過冷却してエンスト等の原因になるという問
題が生ずるので、従来から既存の熱交換機能を残したま
まエンジンの過冷却によるエンスト等の問題を解決でき
るようにヒートポンプ装置を改良することが熱望されて
いる。そこで、本発明は上記したエンジンの過冷却の不
具合を防止することができ、かつ、既存の熱交換機能を
残して効率のよい暖房を行うことのできるヒートポンプ
装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のエンジン駆動ヒートポンプ装置は、エン
ジンと、該エンジンによって駆動される少なくとも一つ
の圧縮機と、冷房若しくは暖房、或いは両方の機能を果
たす少なくとも一つの熱交換器と、冷媒を減圧させるた
めの膨張装置と、これらを含む少なくとも一つの冷媒循
環回路と、前記エンジンを冷却する冷却水が循環する冷
却水循環回路と、該冷却水循環回路中に冷却水を循環さ
せるための冷却水供給装置とから成り、前記冷媒循環回
路と冷却水循環回路との間で冷媒と冷却水との熱交換を
行う熱交換器を備えたエンジン駆動ヒートポンプ装置に
おいて、冷却水の温度を検出するセンサと、エンジン回
転数を検出する検出手段と、これらの検出結果に基づい
て、エンジンの運転状態に応じてエンジンの冷却を行う
ように前記冷却水供給装置のエンジンへの冷却水供給量
を制御する制御装置とを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】上記したように構成された本発明のヒートポン
プ装置においては、エンジンによって冷媒循環回路の圧
縮機が駆動され、該圧縮機によって冷媒循環回路を冷媒
が循環する。冷媒は冷媒循環回路中に設けられている圧
縮機、熱交換器及び膨張装置の作用で暖房若しくは冷房
の機能を果たす。一方、冷却水循環回路には冷却水供給
装置の作用で冷却水が循環し、エンジンを冷却する。冷
却水循環回路と冷媒循環回路との間に設けられた熱交換
器の作用で冷媒の温度が冷却水の温度より低い時に、冷
却水は冷媒に熱を与えて暖房能力を補助する。制御装置
は、冷却水の温度を検出するセンサと、エンジン回転数
を検出する検出手段とから冷却水温及びエンジン回転数
の検出結果を入力し、これらの検出結果から現在のエン
ジンの運転状態を判断して、冷却水供給装置のエンジン
への冷却水の供給量を制御して、現在のエンジンの運転
状態に応じたエンジンの冷却を行う。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は本発明のエンジン駆動ヒートポンプ
装置の一実施例の構成を示す配管図であり、図中1はエ
ンジンを示しており、このエンジン1には吸気孔1aから
エアクリーナ1bを介して供給される空気と、燃料ガス源
1cから電磁弁1d,1d 及びゼロガバナ1d' を介して供給さ
れる燃料ガスとがキャブレタ1eで混合されて供給され
る。尚、図中1fは別体のオイルタンク、1gはブリーザ通
路1hからの排出物をオイルと燃料ガスに分離するオイル
セパレータを各々示している。尚、図中1jはエンジンの
スターターモータを示している。
【0007】上記エンジン1の出力軸には圧縮機2が連
結されており、該圧縮機2には吸入管3aと吐出管3bとが
フレキシブルパイプ(符号なし)を介して連結されてい
る。そして、エンジン1で圧縮機2を駆動して吸入管3a
からフロンガス等の冷媒を吸入し、この冷媒を圧縮して
高温高圧のガスにして吐出管3bより吐出する冷媒循環回
路3が構成されている。この冷媒循環回路3には本発明
に係る膨張装置を構成する電子膨張弁4、室内熱交換器
5及び室外熱交換器6等が介装されており、前記圧縮機
2と電子膨張弁4とで冷媒を圧縮膨張させながら室内熱
交換器5と室外熱交換器6とで熱交換を行って冷房及び
暖房の機能を果たす。
【0008】以下、この冷媒循環回路3が暖房回路とし
て機能する場合の冷媒の流れに従って、該エンジン駆動
式ヒートポンプ装置の構成を説明する。前記吐出管3bの
下流には四方切換弁7が連結されている。この四方切換
弁7は図1に実線矢印で示すように吐出管3bと、下流に
室内熱交換器5が接続されている配管3cとを連結してい
る。また、吐出管3bの圧縮機2と四方切換弁7との間に
はオイルセパレータ8が介装されており、このオイルセ
パレータ8で圧縮機2で冷媒に混合したオイルを分離し
てオイルはオイル戻し管3dで吸入管3aに戻して冷媒のみ
を配管3cに送る。冷媒は配管3cを通ってこの配管3cに介
装されたフィルタ9で濾過されて室内熱交換器5に入
り、室内熱交換器5で室内に放熱して暖房機能を果た
し、低温高圧の状態になって配管3eを流れる。配管3eは
下流で2つに分岐して各々の枝が分配器10,10 に繋がっ
ている。この室内熱交換器5と分配器10とを連結する配
管3eに電子膨張弁4が設けられており、冷媒はこの電子
膨張弁4で膨張させられて低温低圧の状態で分配器10に
入る。尚、図中11はフィルタ、12はサイトグラス、13は
ドライヤをそれぞれ示している。冷媒は下流で分岐する
配管3eを通って2つの分配器10,10 に分配されて入り、
これらの分配器10,10 でさらに複数(本実施例において
は各々3つ)の配管3fに分配されて室外熱交換器6に入
る。室外熱交換器6には、ファン6aが設けられており、
このファン6aで冷媒を強制的に熱交換(冷却)する。冷
却された冷媒は四方切換弁7に繋がる配管3gにて合流し
て、四方切換弁7を介して吸入管3aに流れて再び圧縮機
2に入って圧縮され高温高圧の状態になって吐出管3bか
ら吐出される。尚、室内熱交換器5、配管3e及び室外熱
交換器6の外部には冷媒の温度を検出する温度センサ1
4,15 及び外気の温度を検出する温度センサ16が各々設
けられており、これらの検出信号と、図示していない他
の検出装置の検出信号(例えば、コンプレッサー温度
等)とに基づいて、制御ユニット(図示せず)が、燃料
ガス用電磁弁1d,1d 及びファン6a等を制御して、冷暖房
が効率よく行うようにしている。上記制御ユニットの構
成及びその制御作用は従来公知のものであるので、詳し
い説明は省略する。前記吸入管3aの途中にはアキュムレ
ータ18が設けられており、このアキュムレータ18は吸入
管3aを通る冷媒中から液化している冷媒を分離し、気化
している冷媒のみを圧縮機2に吸引させるようにしてい
る。
【0009】上述した吐出管3bと吸入管3aとの間にはこ
れらの管3b,3a を直接連結するバイパス管3hが設けら
れ、このバイパス管3hの途中にはバイパス弁19が介装さ
れている。さらに上記吐出管3bには圧縮機2から吐出さ
れた冷媒の圧力を検出する圧力センサ17が設けられてお
り、圧縮機2の吐出能力が増大して、圧縮機2が所定の
吐出能力を超えると、即ち、吐出管3bにおける冷媒の圧
力が所定の圧力を超えたことを圧力センサ17が検出する
と、前記制御ユニット(図示せず)が該圧力センサ17の
検出信号に基づいてバイパス弁19を開いて、吐出管3bに
流れる冷媒を吸入管3aに短絡させて圧縮機2の能力が過
大になることを防止するように構成されている。
【0010】以上説明した冷媒循環回路3において、冷
暖房切換スイッチ32を操作して、図1中の四方切換弁7
を破線の状態にし、即ち、吐出管3bと配管3gを連結し、
配管3cと吸入管3aとを連結した状態にし、エンジン1に
より圧縮機2を駆動させると、この冷媒循環回路3は、
図中破線矢印で示すような冷房回路となる。具体的に
は、冷媒は上記圧縮機2で圧縮されて高温高圧の状態と
なり、吐出管3b、四方切換弁7を通って、配管3gで分配
されて室外熱交換器6に入る。そして、この室外熱交換
器6で強制的に熱交換(冷却)されて低温高圧の状態と
なり、配管3f、分配器10及び配管3eを通る。冷媒は配管
3eを通る際に電子膨張弁4で膨張させられて低温低圧の
状態となって室内熱交換器5に入り、この室内熱交換器
5で熱交換(吸熱)して冷房機能を果たし、配管3cを通
って四方切換弁7に向って流れる。その後、冷媒は四方
切換弁7によって吸入管3aに流されて再び圧縮機2に入
り高温高圧の状態まで圧縮されて吐出管3bに吐出され
る。
【0011】また、このヒートポンプ装置には、エンジ
ン1を冷却するための冷却水循環回路20が設けられい
る。この冷却水循環回路20は本発明に係る冷却水供給装
置を構成するポンプ21によって強制的に冷却水を循環し
てエンジン1を冷却するように構成されており、ポンプ
21とエンジン1との間の配管20a には排ガス熱交換器22
が介装されている。排ガス熱交換器22の内部にはエンジ
ン1の排気管1iが通るように構成されており、エンジン
1からの高温の排気ガスは冷却水で熱交換(冷却)され
て外気に排気される。
【0012】冷却水は排ガス熱交換器22を通過した後、
前記排気ガスよりもさらに高温のエンジン本体1の熱を
吸収して、エンジン1とサーモスタット23との間の配管
20bを流れる。エンジン1の下流に設けられたサーモス
タット23は冷却水の温度が所定の温度A℃に達するまで
は配管20c に冷媒を流す。配管20c はポンプ21に戻る配
管20d に直接連結されているが、その途中には、冷媒循
環回路3の配管3gを通る冷媒と、該配管20c を通る冷却
水とを熱交換する二重管熱交換器24が設けられている。
前記配管3gには、暖房時に低温の冷媒が流れるので、エ
ンジン1等との熱交換で高温となっている冷却水の温度
が配管3gを流れる冷媒に伝えられる。従って、前記二重
管熱交換器24で冷却水から冷媒に与えられた熱量分だ
け、エンジン1による圧縮機2の駆動を抑制でき、暖房
を効率的に行うことができる。配管20b を通る冷却水の
温度が所定の値A℃を超えると、サーモスタット23は室
外熱交換器6に繋がる配管20e にも冷却水を流し、冷却
水を室外熱交換器6で強制的に冷却させる。尚、この時
点では配管20c 及び配管20e の両方に冷却水が流れてい
る。そして、冷却水の温度がさらに上昇し、前記所定の
温度A℃よりも高い温度に設定されている最高温度 MAX
℃を超えると、サーモスタット23は配管20c 側の出力を
完全に閉じて配管20e 側だけに冷却水を流す(図2参
照、本図は配管20c と配管20e とに流れる冷却水の流量
と冷却水の温度の関係を示すグラフである。)。尚、図
中25は長期間の使用による冷却水の減少に応じて冷却水
循環回路20に冷却水を供給する水補給タンクであり、25
a,25b,25c は各々補給水供給管及び水戻し管を示してい
る。
【0013】上記したように構成された冷却水循環回路
20には、冷却水を供給するポンプ21のエンジン1への冷
却水供給量を制御する制御装置30が設けられている。こ
の制御装置30は、エンジン1の始動直後や、該ヒートポ
ンプ装置が設置されている部屋の室温が十分に高い状態
でヒートポンプ装置を暖房として作動させる場合(この
ような状態で使用すると室内の温度を検出する温度セン
サが働いて室温を一定に保持するために暖房装置のON
/OFFが繰り返され、エンジン1の駆動停止が繰り返
される)等でエンジン1が十分に暖まっていないような
状態で、上記した二重管熱交換器24で冷却水と冷媒との
熱交換が行われ過ぎて冷却水が冷却され過ぎてしまい、
結果的に冷却水がエンジン1を冷却し過ぎてしまってエ
ンジン1のエンスト等の原因となるのを防止するように
エンジン1の運転状態や冷却水の温度等に応じてポンプ
21のポンプスイッチ35をON/OFFして冷却水循環回
路20における冷却水の循環を制御する。
【0014】本実施例においては制御装置30は、図3に
ブロック図で示すように、冷却水の水温を検出する水温
センサ31、冷暖房切換スイッチ32、エンジン1のエンジ
ン回転数を検出するエンジン回転数検出手段33、エンジ
ン1の始動開始から現在までの時間を検出する運転時間
検出用タイマ手段34、ポンプ21をON/OFFするポン
プスイッチ35からの信号を入力し、これらの情報から現
在のエンジン1の運転状態と冷却水の温度等を判断し、
その状態に応じてポンプスイッチ35を駆動してポンプ21
を開閉する。上記水温センサ31は、エンジン1とサーモ
スタット23との間の配管20b を流れる冷却水の温度を測
定できるようにエンジン1に設けられている。
【0015】以下、図4に示すフローチャートに基づい
て該制御装置30の作用について説明する。各作用のフロ
ーチャートと対応している部分には括弧書きでフローチ
ャートのステップ番号を付す。制御装置30はヒートポン
プ装置を作動させると同時に作動し、まずエンジン回転
数検出手段33からの検出信号に基づいてエンジン1が運
転中か否かを判断し(ステップ1)、エンジン1が運転
中でないと判断した場合には、さらにエンジン1が停止
してから現在までの時間Sが所定の時間Soを超えてい
るかいないかを判断して(ステップ7)、時間Sが所定
の時間Soを超えていない場合にはポンプ21をONにし
て冷却水循環回路20に冷却水を循環させ、時間Sが所定
の時間Soを超えている場合にはポンプ21をOFFにし
て冷却水循環回路20の冷却水の循環を止め、エンジン1
が停止した後も所定の時間So(例えば、30分間)はエ
ンジン1を冷却する。上記ステップ1において、エンジ
ン1が運転中であると判断した場合には、冷媒循環回路
3が現在暖房回路として機能しているか冷房回路として
機能しているかを冷暖房切換スイッチ32の出力信号から
判断する(ステップ2)。冷媒循環回路3が冷房回路と
して機能している場合には二重管熱交換器24を通る配管
3gには高温の冷媒が流れるので、この二重管熱交換器24
に冷却水が通過しても冷却水が過冷却されることはな
く、従って、エンジン1が過冷却されることはないの
で、ポンプは常時ON状態にして冷却水循環回路20に冷
却水を循環させる。一方、冷媒循環回路3が暖房回路と
して機能している場合には二重管熱交換器24を通る配管
3gには低温の冷媒が流れ、この二重管熱交換器24に冷却
水が流れるとエンジン1の状態にかかわわず冷却水が冷
却され過ぎてしまう可能性があるので、エンジン回転数
検出手段33の出力信号に基づいてエンジン1の運転状態
を判断する(ステップ3)。そして、現在のエンジン回
転数Nが所定のエンジン回転数Npを超えている場合に
は、エンジン1の発熱量が十分大きいのでポンプ21をO
N状態にする。エンジン1の現在の回転数Nが所定の回
転数Np以下の場合には、エンジン1の発熱量が小さい
ので現在ポンプ21がON状態にあるか否かを判断するス
テップ4へ進む。ここでポンプ21がOFF状態であると
判断した場合には、現在の冷却水の温度Twが所定の温
度T1、本実施例においては65℃以上であるか否かを
判断し(ステップ6)、現在の冷却水の温度Twが所定
の温度T1以上の場合にはポンプ21をON状態にし、T
1以下の場合にはポンプ21をOFFにする。また、ステ
ップ4においてポンプ21がON状態であると判断した場
合には、現在の冷却水の温度Twが所定の温度T0、本
実施例のおいては55℃以上であるか否かを判断し(ス
テップ5)、現在の冷却水の温度Twが所定の温度T0
以上である場合にはポンプ21をON状態にし、以下の場
合にはポンプ21をOFF状態にする。ステップ4〜6は
ポンプ21を駆動させる温度条件にヒステリシスを持たせ
て、冷却水の温度Twの微妙な変化でポンプ21がON/
OFFを繰り返すことを防止するため設けられているの
で、設定温度T1及びT0はある程度はなれた温度に設
定し、好ましくはT1>T0のように設定する。
【0016】本実施例においては、圧縮機2が一つで、
かつ、室内熱交換器5が一つの冷媒循環回路3を備えた
ヒートポンプ装置を用いて説明しているが、冷媒循環回
路における圧縮機及び室内熱交換器の数は本実施例に限
定されることなく、冷暖房回路として機能する構成であ
れば任意の数量でよく、例えば、各々2つ以上設けられ
ていてもかまわない。また、本実施例においては、冷媒
循環回路3を制御する制御ユニット(図示せず)と冷却
水循環回路20におけるポンプ21を制御する制御装置30を
別々に説明しているが、これらの制御系は同じCPUを
用いて一括に制御するようにしてもよいことはもちろん
である。さらに、本実施例においては、水温センサ31、
冷暖房切換スイッチ32、エンジン回転数検出手段33及び
運転時間検出用タイマ手段34を設けて、これらの検出結
果に基づいて制御装置30で運転状態を判断するように構
成しているが、冷暖房切換スイッチ32は本発明に必須の
ものでなく、例えば、冷媒循環回路が暖房回路としてし
か機能しないような型式のヒートポンプ装置等では設け
なくてもよいことはもちろんである。また、運転時間検
出用タイマ手段34もエンジンの過冷却を防止する上では
必須のものではない。以上説明したように構成された本
実施例のエンジン駆動ヒートポンプ装置は、冷媒循環回
路3と冷却水循環回路20との間に二重管熱交換器24を設
けて、高温の冷却水の温度を冷媒に伝えているので冷媒
循環回路3が暖房回路として機能している場合には暖房
を効率的に行うことができ、かつ、エンジン1の運転状
態等に応じて冷却水循環回路20に冷却水を循環させるポ
ンプ21をON/OFFさせて、エンジン1への冷却水の
供給を制御する制御装置30を設けているので、エンジン
1の始動時等でエンジン1がまだ十分に暖まっていない
時に前記二重管熱交換器24で冷却水が冷却され過ぎて、
結果的にエンジン1を冷却し過ぎてエンスト等の原因に
なることを防止できるという効果を奏する。
【発明の効果】本発明のエンジン駆動ヒートポンプ装置
は、冷媒循環回路と冷却水循環回路との間に冷媒と冷却
水を熱交換する熱交換器を設けているので、エンジンの
余熱を冷媒循環回路に伝えて暖房を効率的に行うことが
でき、かつ、エンジンの運転状態を検知してその検知結
果に基づいて冷却水循環回路に冷却水を循環させる冷却
水供給装置を制御してエンジンへの冷却水供給量を制御
する制御装置を設けているので、前記熱交換器や他の環
境に左右されることなく常時エンジンを適当な温度に保
つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を採用したエンジン駆動ヒー
トポンプ装置の一実施例の構成を示す配管図である。
【図2】配管20c と配管20e とに流れる冷却水の流量と
冷却水の温度の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の制御装置の作用を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 エンジン 1a 吸気管 1b エアクリーナ 1c 燃料ガス源 1d 電磁弁 1d' ゼロガバナ 1e キャブレタ 1f オイルタンク 1g オイルセパレータ 1h ブリーザ通路 1i 排気管 1j スタータモータ 2 圧縮機 3 冷媒循環回路 3a 吸入管 3b 吐出管 3c 四方切換弁と室内熱交換器とを連結する配管 3d オイル戻し管 3e 室内熱交換器と分配器とを連結する配管 3f 分配器と室外熱交換器とを連結する配管 3g 室外熱交換器と四方切換弁とを連結する配管 3h 吐出管3bと吸入管3aとを連結するバイパス管 4 電子膨張弁 5 室内熱交換器 6 室外熱交換器 6a ファン 7 四方切換弁 8 オイルセパレータ 9 フィルタ 10 分配器 11 フィルタ 12 サイトグラス 13 ドライヤ 14 温度センサ 15 温度センサ 16 温度センサ 17 圧力センサ 18 アキュムレータ 19 バイパス弁 20 冷却水循環回路 20a ポンプとエンジンとの間の配管 20b エンジンとサーモスタットとの間の配管 20c サーモスタットと二重管熱交換器との間の配管 20d 室外熱交換器とポンプとの間の配管 20e サーモスタットと室外熱交換器との間の配管 21 ポンプ 22 排ガス熱交換器 23 サーモスタット 24 二重管熱交換器 25 水補給装置 25a 補給管 25b 補給管 25c 補給管 30 制御装置 31 水温センサ 32 冷暖房切換スイッチ 33 エンジン回転数検出手段 34 タイマー手段 35 ポンプスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、該エンジンによって駆動さ
    れる少なくとも一つの圧縮機と、冷房若しくは暖房、或
    いは両方の機能を果たす少なくとも一つの熱交換器と、
    冷媒を減圧させるための膨張装置と、これらを含む少な
    くとも一つの冷媒循環回路と、前記エンジンを冷却する
    冷却水が循環する冷却水循環回路と、該冷却水循環回路
    中に冷却水を循環させるための冷却水供給装置とから成
    り、前記冷媒循環回路と冷却水循環回路との間で冷媒と
    冷却水との熱交換を行う熱交換器を備えたエンジン駆動
    ヒートポンプ装置において、 冷却水の温度を検出するセンサと、エンジン回転数を検
    出する検出手段と、これらの検出結果に基づいて、エン
    ジンの運転状態に応じてエンジンの冷却を行うように前
    記冷却水供給装置のエンジンへの冷却水供給量を制御す
    る制御装置とを設けたことを特徴とするエンジン駆動ヒ
    ートポンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002081789A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Aisin Seiki Co Ltd エンジン駆動式ヒートポンプシステム
JP2006132845A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Denso Corp ヒートポンプ装置およびその制御方法ならびにその冷媒加熱器

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