JP4344044B2 - 温水式冷暖房装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、暖房機能と冷房機能とを有するエアコンと床暖房等の温水利用暖房機器とを組み合わせ、同一の熱源により加熱された温水によりエアコン及び各温水利用暖房機器に熱供給を行う温水式冷暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内暖房システムとして、温水を利用して室内の空気の温度調節を行う温水エアコンが広く用いられている。また、近年では、温水により室内を床面から加熱することで、さらに快適で健康的な暖房を行う床暖房装置が注目され、研究・開発が行われている。さらに、上記温水エアコンと上記床暖房装置とを組み合わせ、部屋全体の暖房を快適に行うための温水式冷暖房装置の開発も行われている。
【0003】
従来の温水エアコンと床暖房装置とを組み合わせた温水式冷暖房装置としては、特開平9−126479号公報(以下イ号公報と呼ぶ)に「暖房戻り継手、戻り管、暖房水タンク、循環ポンプ、熱交換器、往き管、暖房往き継手及び複数の並列な放熱器が順次環状に接続された主回路と、前記戻り管と往き管とに跨るように設けたバイパス回路とからなる温水回路、前記熱交換器を加熱する熱源機を備えた温水暖房装置において、前記暖房往き継手は温水エアコンの放熱器に接続する第1ヘッダーと、熱動弁を介して床暖房の放熱器に接続する第2ヘッダーとを備えたことを特徴とする温水暖房装置」が開示されている。
【0004】
以下にイ号公報に開示の従来の温水暖房装置について、図面を用いて説明する。
【0005】
図3はイ号公報に開示の温水暖房装置の構成図である。
【0006】
図3において、40は温水暖房装置、41は温水暖房装置40の本体、42,43,44,45は本体41に接続された放熱器、46は熱交換のための循環水(暖房水)を貯溜する暖房水タンク、47は上流側端部が暖房水タンク46の下部に連通し循環水の通水する往き管、48は下流側端部が暖房水タンク46に連通し循環水の通水する戻り管、49は往き管47の下流側端部と戻り管48の上流側端部とに連通するバイパス管、50は往き管47の下流側端部に配設され放熱器42,43,44,45への循環水の供給管が接続された暖房往き継手、51は戻り管48の上流側端部に配設され放熱器42,43,44,45からの循環水の戻水管が接続された暖房戻り継手、52は往き管47に配設され往き管47内の循環水を上流側から下流側に汲水する循環ポンプ、53は往き管47に配設され往き管47内の循環水に熱を供給する熱交換器、54は熱交換器53に熱を供給するバーナ、55はバーナ54に燃料を供給する燃料供給装置、56はバーナ54に燃焼用の空気を供給するファン、57はバーナ54からの排気を排出する排気筒、58は循環水の温度変化に伴う暖房水タンク46内の水圧変化を吸収するためのドレンタンク、59はドレンタンク58内の水位が所定水位を超えるとオーバーフローさせるオーバーフロー管である。
【0007】
以上のように構成されたイ号公報に開示の従来の温水暖房装置について、以下その動作を説明する。
【0008】
まず、循環ポンプ52が起動し、暖房水タンク46から往き管47,バイパス管49,戻り管48又は往き管47,放熱器42,43,44,45,戻り管48を通して暖房水タンク46に循環水を循環させる。この状態でバーナ54により循環水に熱を供給すれば、循環水を媒介して放熱器42,43,44,45に熱が供給される。
【0009】
尚、上記温水暖房装置は暖房専用のものであるが、冷房装置も組み合わせる場合、一般には上記温水循環路とは別に、一般的に用いられているアンモニア、可燃性ガス等の代替フロン等の冷媒を循環させるエアコンを備え付けることにより、冷房も行うことができるような構成とされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の温水式冷暖房装置では、以下のような課題を有していた。
(1)イ号公報に開示の温水式冷暖房装置では、室内の空気の暖房を行うエアコンとして温水式エアコンを使用する。温水式エアコンでは、供給される温水と室内の空気との熱交換を行う暖房のための暖房用熱交換回路用配管とは別に、冷房のために、室内側熱交換器と室外側熱交換器との間に、冷媒を循環させるための冷房用熱交換回路用配管が必要となる。そのため、施工の際には、温水用の配管と冷媒用の配管の二対の配管が必要となり、施工性が悪いという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、床暖房等の温水利用暖房機器とエアコンとを熱源を共通として組み合わせると共に、温水に熱を供給する室外側熱交換器と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換器との配管が少なく、施工性に優れた温水式冷暖房装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の温水式冷暖房装置は、冷暖房エアコンと温水利用暖房機器とを同一の熱源により加熱された循環水により暖房時の熱供給を行う温水式冷暖房装置であって、室外に配設され内部を通る冷媒と周囲の空気又は伝熱体との熱交換を行う冷媒側熱交換器と、内部を通る冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換機と、冷媒側熱交換器と室内側熱交換機との間で冷媒を循環させる冷媒循環路と、冷媒循環路内の冷媒を加圧する圧縮機と、冷媒循環路内の冷媒の循環する方向を切り替える循環方向切替手段と、冷媒循環路内の冷媒を減圧する減圧手段と、冷媒側熱交換器に送風する送風ファンと、内部に循環水を通水し外部から加熱することにより循環水を加熱する加熱管を有する循環水加熱装置と、伝熱体又は周囲の空気を介して冷媒側熱交換器内の冷媒と循環水との熱交換を行う温水側熱交換器と、膨張タンクの底部と加熱管の上流部とに連通し膨張タンクの循環水を加熱管に供給する上流側温水循環路と,加熱管の下流側端と温水側熱交換器とを連通する中流側温水循環路と,温水側熱交換器と膨張タンクとを連通する下流側温水循環路と,を有し,循環水が循環する温水循環路と、温水循環路に循環水を循環させる循環ポンプと、中流側温水循環路と温水利用暖房機器の送水管とに連通し温水利用暖房機器に循環水を送水する外部送水管と、温水側熱交換器の戻水管と下流側温水循環路とに連通し温水利用暖房機器より循環水を戻水する外部戻水管と、外部送水管及び外部戻水管の端部で温水利用暖房機器の送水管及び戻水管が接続可能な外部温水循環路接続口と、外部送水管に配設された開閉弁又は流量調整弁からなる外部温水循環路弁と、中流側温水循環路に配設され温水循環路に循環する循環水の温度を検出する温度センサと、暖房開始時において外部温水循環路弁を閉止し循環水加熱装置により循環水を加熱しながら循環ポンプにより温水循環路を循環させるとともに圧縮機を起動し冷媒を冷媒循環路に循環させ室内側熱交換機により室内の暖房を行う温水暖房開始手段と、温水暖房開始手段により室内の暖房が開始された状態で温度センサの検出温度が所定の温度以上となったときに外部温水循環路弁を開弁する外部温水循環開始手段と、を備えた構成より成る。
【0012】
この構成により、床暖房等の温水利用暖房機器とエアコンとを熱源を共通として組み合わせると共に、温水に熱を供給する室外側熱交換器と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換器との配管が少なく、施工性に優れた温水式冷暖房装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の温水式冷暖房装置は、冷暖房エアコンと温水利用暖房機器とを同一の熱源により加熱された循環水により暖房時の熱供給を行う温水式冷暖房装置であって、室外に配設され内部を通る冷媒と周囲の空気又は伝熱体との熱交換を行う冷媒側熱交換器と、内部を通る冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換機と、冷媒側熱交換器と室内側熱交換機との間で冷媒を循環させる冷媒循環路と、冷媒循環路内の冷媒を加圧する圧縮機と、冷媒循環路内の冷媒の循環する方向を切り替える循環方向切替手段と、冷媒循環路内の冷媒を減圧する減圧手段と、冷媒側熱交換器に送風する送風ファンと、内部に循環水を通水し外部から加熱することにより循環水を加熱する加熱管を有する循環水加熱装置と、伝熱体又は周囲の空気を介して冷媒側熱交換器内の冷媒と循環水との熱交換を行う温水側熱交換器と、膨張タンクの底部と加熱管の上流部とに連通し膨張タンクの循環水を加熱管に供給する上流側温水循環路と,加熱管の下流側端と温水側熱交換器とを連通する中流側温水循環路と,温水側熱交換器と膨張タンクとを連通する下流側温水循環路と,を有し,循環水が循環する温水循環路と、温水循環路に循環水を循環させる循環ポンプと、中流側温水循環路と温水利用暖房機器の送水管とに連通し温水利用暖房機器に循環水を送水する外部送水管と、温水側熱交換器の戻水管と下流側温水循環路とに連通し温水利用暖房機器より循環水を戻水する外部戻水管と、外部送水管及び外部戻水管の端部で温水利用暖房機器の送水管及び戻水管が接続可能な外部温水循環路接続口と、外部送水管に配設された開閉弁又は流量調整弁からなる外部温水循環路弁と、中流側温水循環路に配設され温水循環路に循環する循環水の温度を検出する温度センサと、暖房開始時において外部温水循環路弁を閉止し循環水加熱装置により循環水を加熱しながら循環ポンプにより温水循環路を循環させるとともに圧縮機を起動し冷媒を冷媒循環路に循環させ室内側熱交換機により室内の暖房を行う温水暖房開始手段と、温水暖房開始手段により室内の暖房が開始された状態で温度センサの検出温度が所定の温度以上となったときに外部温水循環路弁を開弁する外部温水循環開始手段と、を備えた構成としたものである。
【0014】
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)室内の暖房を行う場合、圧縮機の吐出側が室内熱交換器に連通するように循環方向切替弁を切り替え、圧縮機により冷媒循環路内を冷媒を循環させる。冷媒は圧縮機で加圧され高温高圧のガスとなり室内熱交換器側を通過する。室内熱交換器を通過した冷媒は中温高圧の液となり冷媒循環路を通り、液冷媒は減圧手段により減圧され、冷媒側熱交換器内に放出される。冷媒側熱交換器内の冷媒は低温低圧のガスとなり圧縮機に戻される。従って、冷媒側熱交換器では外部から冷媒に熱が供給され、室内熱交換器では冷媒から室内の空気に熱が放出される。
(2)室内の冷房を行う場合、圧縮機の吐出側が冷媒側熱交換器に連通するように循環方向切替弁を切り替え、圧縮機により冷媒循環路内を冷媒を循環させる。冷媒は圧縮機で加圧され高温高圧のガスとなり冷媒側熱交換器を通過する。冷媒側熱交換器を通過した冷媒は中温高圧の液となり冷媒循環路を通り、液冷媒は減圧手段により減圧され、室内熱交換器内に放出される。室内熱交換器内の冷媒は低温低圧のガスとなり圧縮機に戻される。従って、室内熱交換器では室内の空気から冷媒に熱が供給され、冷媒側交換器では冷媒から外部に熱が放出される。
(3)室内の暖房のみを行う通常のヒートポンプによる暖房運転においては、上記(1)の動作において、送風ファンにより冷媒側熱交換器に外気を送風し、冷媒側熱交換器に対し常に外気の熱を供給する。また、室内の冷房を行う通常の冷房運転においては、上記(2)の動作において、送風ファンにより冷媒側熱交換器に外気を送風し、冷媒側熱交換器からの熱の放出効率を向上させる。
(4)室内の暖房のみを行う温水加熱による暖房運転においては、上記(1)の動作において、送風ファンは停止した状態で循環ポンプを起動し、温水循環路内に循環水を循環させ、循環水加熱装置により循環水を加熱する。これにより、循環水加熱装置により加熱された循環水(温水)は、温水側熱交換器において伝熱体又は周囲の空気に熱を放出する。伝熱体又は周囲の空気に放出された熱は、冷媒側熱交換器において、冷媒に吸熱され、上記(1)の動作により室内の空気に放熱され暖房が行われる。
(5)温水加熱による暖房運転と同時に他の温水利用暖房機器の運転も行う場合、温水側熱交換器への給水端側の外部温水循環接続口に温水利用暖房機器の給水管を接続し、温水側熱交換器への出水端側の外部温水循環接続口に温水利用暖房機器の戻水管を接続し、この状態で上記(4)の動作を行う。これにより、室内の暖房と同時に温水利用暖房機器にも温水となった循環水が供給され、温水利用暖房機器の同時使用が可能となる。
(6)温水利用暖房機器のみの運転も行う場合、温水側熱交換器への給水端側の外部温水循環接続口に温水利用暖房機器の給水管を接続し、温水側熱交換器への出水端側の外部温水循環接続口に温水利用暖房機器の戻水管を接続し、送風ファンは停止した状態で循環ポンプを起動し、温水循環路内に循環水を循環させ、循環水加熱装置により循環水を加熱する。これにより、温水利用暖房機器に温水となった循環水が供給され、温水利用暖房機器の使用が可能となる。尚、この際、圧縮機は停止しておくことで、冷媒循環路に冷媒が循環させることはなく、ヒートポンプによる室内の暖房は行われない。
(7)圧縮機の回転数を調節することにより、室内側熱交換器への熱量供給の調節が可能であり、温水利用暖房機器へ供給する熱量と室内側熱交換器を通して室内空気へ供給する熱量とを独立に調節することが可能となる。
(8)室内側熱交換器は同一の冷媒により同一の冷媒循環路を使用して冷媒を循環させることにより冷房及び暖房を行うため、従来のように冷房用の配管と暖房用の配管との二対の配管を必要とせず、室内側熱交換器が少なく施工が容易となる。
(9)外気の温度が低い場合、室内の暖房のみを行う温水加熱による暖房運転を行うことにより効率のよい室内暖房を行うことが可能となり、外気の温度に影響されず暖房を行うことが可能となる。
(10)温水利用暖房機器のために、専用の循環水加熱装置が必要なく、冷暖房エアコンと温水利用暖房機器の設置面積を小さくすることができ、メンテナンスも容易となる。
(11)室内側熱交換器による室内の暖房のみを行う場合、外部温水循環路弁を閉止し、温水利用暖房機器への温水(循環水)の供給を遮断し、温水を全て温水側熱交換器に循環させる。
(12)温水利用暖房機器のみを作動させる場合には、外部温水循環路弁を開弁し、温水側熱交換器及び温水利用暖房機器への温水(循環水)の供給を行うと共に、圧縮機の運転は停止する。
(13)温水加熱による暖房運転と同時に他の温水利用暖房機器の運転も行う場合、外部温水循環路弁を開弁し、同時に循環方向切替弁を暖房側に切り替え、圧縮機を作動させる。
(14)温水加熱による暖房運転のみを行い温水利用暖房機器を利用しない場合、全ての温水(循環水)が温水側熱交換器に供給されるため、熱効率が改善され、エネルギー消費量を低減させることができる。
(15)循環水加熱装置を起動した後において、温度センサの検出する循環水の温度が所定の温度まで達していないときには、温水側熱交換器にのみ温水が供給され、温水加熱による室内空気の暖房のみが行われ、温水利用暖房機器への循環水の供給は行われない。温水利用暖房機器への循環水の供給は、温度センサの検出する循環水の温度が所定の温度に達し、外部温水循環開始手段が外部温水循環路弁を開弁することにより、開始される。
(16)冷暖房エアコンは、循環水の温度が低い場合にも、圧縮機の能力を調節することにより、室内の空気に供給する熱量を調節することが可能であり、循環水の循環開始とほぼ同時に室内の暖房を開始することが可能となる。
(17)温水利用暖房機器に対しては、循環水の温度が所定の温度以上に達してから温水(循環水)の供給が開始されるため、例えば、温水利用暖房機器として温水式床暖房装置を用いた場合、温度の低い温水(循環水)が供給され室内の温度を逆に下げるといったような、循環水の温度の低いことによる温水利用暖房機器の異常動作を回避することができる。
【0015】
ここで、減圧手段としては、一般の冷暖房エアコンに使用されているような減圧手段、具体的には、キャピラリーチューブや電子膨張弁等が使用される。
【0020】
所定の温度は、利用する温水利用暖房機器により任意に設定してよい。例えば、温水利用暖房機器として温水式床暖房装置を使用した場合には、一般に70℃程度に設定される。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の温水式冷暖房装置であって、温水利用暖房機器は温水式床暖房装置である構成としたものである。
【0022】
この構成により、請求項1の作用の他、以下のような作用が得られる。
(1)室内の空気の暖房と温水式床暖房装置による室内の床暖房とを連携して作動させることが可能であり、効率的な室内暖房を行うことが可能となる。
(2)リモコン等の切替スイッチを用いて、室内の空気の暖房と温水式床暖房装置による室内の床暖房とを切り替えて使用することができ、室温や利用者の好みに合わせて、快適な室内暖房を行うことが可能となる。
(3)立ち上がり初期には早く暖まる冷暖房エアコンを使用し、室温が安定したら床暖房を使用することができるのでお互いの欠点を補うことができる。
(4)床暖房は少ない熱量で高い暖房感を得られるため、エアコンと併用した場合にはエアコン自体の設定温度を低くして運転することができ経済的である。
【0023】
以下に本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における温水式冷暖房装置のシステム構成図である。
【0024】
図1において、1は温水式冷暖房装置、2は室外に配設され燃料により循環水を加熱して暖房用の温水とする機能を有すると共に冷房用の放熱機能も備えた温水式冷暖房装置1の室外ユニット、3は室内に配設され室内の空気と熱交換を行うことにより室内の冷暖房を行う室内エアコンユニット、4は室内の床面に配設され内部に温水を通水させることで室内の床面からの暖房を行う温水式床暖房装置、4aは温水式床暖房装置4に温水を供給するための送水管、4bは温水式床暖房装置4で使用された温水を戻水するための戻水管、5は室外ユニット2の内部に配設され循環水を循環させると共に加熱する温水循環装置、6は室外ユニット2の内部に配設された開放タンクからなり温水循環装置5に循環される循環水を貯溜すると共に循環水の加熱による体積膨張分を吸収し温水循環装置5内の循環水の圧力を一定に保つための膨張タンク、7は室外ユニット2の内部に配設され循環水を加熱する循環水加熱装置、8は内部に循環水を通水し外部から加熱することにより循環水を加熱する加熱管、9は燃料を燃焼させることにより熱を発生させこの発生熱により加熱管8を加熱する燃焼器、9aは燃焼器9に燃料を供給する燃料供給管、9bは燃料供給管9aに配設され燃焼器9に燃料をポンピングする燃料供給ポンプ、10は膨張タンク6の底部と加熱管8の上流部とに連通し膨張タンク6の循環水を加熱管8に供給する上流側温水循環路、11は上流側温水循環路10に配設され膨張タンク6内の循環水を加熱管8にポンピングする循環ポンプ、12は内部に加熱された循環水と代替フロン等の冷媒とを循環させ温水から冷媒に熱交換する機能及び内部に冷媒のみを循環させ冷媒と周囲の空気との熱交換を行う機
能を兼備する温水式熱交換器、12aは温水式熱交換器12の内部に配設された伝熱フィン、12bは伝熱フィン12aに沿ってジグザグに配設され内部に循環水を通水し循環水と伝熱フィン12a又は周囲の空気との熱交換を行う温水側熱交換器、12cは伝熱フィン12aに沿って温水側熱交換器12bと交互にジグザグに配設され内部に冷媒を通し冷媒と伝熱フィン12a又は周囲の空気との熱交換を行う冷媒側熱交換器、13は温水式熱交換器12の近傍に配設され後述の冷房運転時及び循環水加熱装置7を使用しない暖房運転時にのみ温水式熱交換器12内に室外ユニット2外部の空気を循環させる送風ファン、13aは送風ファン13を駆動するファンモータ、14は加熱管8の下流側端と温水側熱交換器12bとを連通する中流側温水循環路、15は温水側熱交換器12bと膨張タンク6とを連通する下流側温水循環路、16は中流側温水循環路14と温水式床暖房装置4とに連通し温水式床暖房装置4に温水(循環水)を送水する外部送水管、16aは外部送水管16に配設された開閉電磁弁又は流量調節電磁弁からなる外部温水循環路弁、16bは外部送水管16の下流側端部に連通し温水式床暖房装置4の送水管4aが接続可能な外部温水循環路接続口、17は温水式床暖房装置4の戻水管4bと下流側温水循環路15とに連通し温水式床暖房装置4より循環水を戻水する外部戻水管、17aは外部戻水管17の上流側端部に連通し温水式床暖房装置4の戻水管4bが接続可能な外部温水循環路接続口、18は室内エアコンユニット3内に配設され内部に冷媒を循環させ冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換器、19は冷媒を加圧する圧縮機、20は圧縮機19に連通し冷媒を蓄圧するアキュームレータ、2
1は一端部が冷媒側熱交換器12cに連通する上流部冷媒循環路、22は上流部冷媒循環路21の他端部に連通して配設され冷媒の循環する方向を切り替える循環方向切替手段である四方弁、23は四方弁22と室内側熱交換器18とを連通する中流部冷媒循環路、24は室内側熱交換器18と冷媒側熱交換器12cとを連通する下流部冷媒循環路、25は四方弁22とアキュームレータ20とを連通する圧縮機吸入管、26は圧縮機19と四方弁22とを連通する圧縮機送出管、27は下流部冷媒循環路24に配設された内径1.0〜1.5mmφ,長さ500〜600mmの細管からなり下流部冷媒循環路24内を流れる冷媒の減圧を行うキャピラリーチューブ、28は下流部冷媒循環路24に配設され下流部冷媒循環路24内を流れる冷媒の圧力の調節を行う電子膨張弁、29は中流側温水循環路14に配設され中流側温水循環路14内の循環水の温度を検出する温度センサ、30は設定された温度,温度センサ29の検出温度等に基づき燃料供給ポンプ9b,循環ポンプ11,ファンモータ13a,外部温水循環路弁16a,圧縮機19,四方弁22の制御を行う制御部である。
【0025】
図2は実施の形態1の温水冷暖房装置の温水加熱運転の制御機構の機能構成を表す機能ブロック図である。
【0026】
図2において、9は燃焼器、9bは燃料ポンプ、11は循環ポンプ、16aは外部温水循環路弁、19は圧縮機、22は四方弁、29は温度センサ、30は制御部であり、これらは図1と同様のものであるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0027】
31は暖房開始時において外部温水循環路弁16aを閉止し循環ポンプ11,燃料供給ポンプ9b,燃焼器9を起動し燃焼器9により循環水を加熱しながら循環ポンプ11により温水循環路(上流側温水循環路10,中流側温水循環路14,下流側温水循環路15)を循環させるとともに四方弁22を上流部冷媒循環路21と圧縮機吸入管25,圧縮機送出管26と中流部冷媒循環路23とが連通するように切り替え圧縮機19を起動し冷媒を冷媒循環路(上流部冷媒循環路21,圧縮機吸入管25,圧縮機送出管26,中流部冷媒循環路23,下流部冷媒循環路24)に循環させ室内側熱交換器18により室内の暖房を行う温水暖房開始手段、32は温水暖房開始手段31により室内の暖房が開始された状態で温度センサ29の検出温度が所定の温度以上となったときに外部温水循環路弁16aを開弁する外部温水循環開始手段である。
【0028】
以上のように構成された本実施の形態1の温水式冷暖房装置において、以下その動作を説明する。
【0029】
本実施の形態の温水冷暖房装置は、室内エアコンユニット3のみを作動させる温水加熱暖房運転、温水式床暖房装置4のみを作動させる温水加熱暖房運転、室内エアコンユニット3と温水式床暖房装置4の両方を作動させる温水加熱暖房運転、室内エアコンユニット3を作動させる通常のヒートポンプ運転、室内エアコンユニット3を作動させる冷房運転の5通りの運転が可能であり、以下この順に説明する。
【0030】
(1)室内エアコンユニット3のみを作動させる温水加熱暖房運転
まず、制御部30は外部温水循環路弁16aを閉止した後、四方弁22を作動させ、上流部冷媒循環路21と圧縮機吸入管25,圧縮機送出管26と中流部冷媒循環路23とを連通させる。次に、制御部30は、圧縮機19を起動し、冷媒を冷媒側熱交換器12cから上流部冷媒循環路21,四方弁22,圧縮機吸入管25,アキュームレータ20,圧縮機19,圧縮機送出管26、中流部冷媒循環路23,室内側熱交換器18,下流部冷媒循環路24,キャピラリーチューブ27,電子膨張弁28,下流部冷媒循環路24を通して冷媒側熱交換器12cへ循環させる。このとき、冷媒側熱交換器12c内の冷媒は低圧、室内側熱交換器18内の冷媒は高圧となり、冷媒側熱交換器12cでは冷媒は吸熱し、室内側熱交換器18では冷媒は放熱する。
【0031】
次いで、制御部30は、循環ポンプ11を起動し、循環水を膨張タンク6から上流側温水循環路10,循環ポンプ11,上流側温水循環路10,加熱管8,中流側温水循環路14,温水側熱交換器12b、下流側温水循環路15を通して膨張タンク6へ循環させる。
【0032】
次に、制御部30は、燃料供給ポンプ9bを起動すると共に燃焼器9を点火し、加熱管8内を循環する循環水を加熱し温水とする。
【0033】
燃焼器9により加熱された温水は、温水式熱交換器12内において、伝熱フィン12a又は周囲の空気を通して冷媒側熱交換器12c内の冷媒を加熱する。冷媒側熱交換器12c内で加熱された冷媒は、室内側熱交換器18において室内の空気と熱交換し放熱する。これにより、室内の空気の暖房が行われる。
【0034】
(2)温水式床暖房装置4のみを作動させる温水加熱暖房運転
まず、制御部30は、外部温水循環路弁16aを閉止し、循環ポンプ11を起動し、循環水を膨張タンク6から上流側温水循環路10,循環ポンプ11,上流側温水循環路10,加熱管8,中流側温水循環路14,温水側熱交換器12b、下流側温水循環路15を通して膨張タンク6へ循環させる。
【0035】
次いで、制御部30は、燃料供給ポンプ9bを起動させると共に燃焼器9を点火し、加熱管8内を循環する循環水を加熱し温水とする。この際、圧縮機19は停止状態とし、冷媒は循環させない。
【0036】
次に、制御部30は、温度センサ29の検出する温度Tが所定の温度T0(70℃前後が目安)となるまで待機し、T>T0となったときに外部温水循環路弁16aを開弁し、温水式床暖房装置4に循環水を循環させる。これにより、温水式床暖房装置4は、外部送水管16から送水される温水(循環水)により、室内の床暖房を行い、温水式床暖房装置4において熱交換を終えた循環水は戻水管4b及び外部戻水管17より下流側温水循環路15へ戻水される。
【0037】
(3)室内エアコンユニット3と温水式床暖房装置4の両方を作動させる温水加熱暖房運転
まず、制御部30は、外部温水循環路弁16aを閉止する。このとき、送風ファン13が作動している場合には送風ファン13を停止する。そして、制御部30は、四方弁22を作動させ、上流部冷媒循環路21と圧縮機吸入管25,圧縮機送出管26と中流部冷媒循環路23とを連通させる。
【0038】
次いで、制御部30は、圧縮機19を作動させ、冷媒を冷媒側熱交換器12cから上流部冷媒循環路21,四方弁22,圧縮機吸入管25,アキュームレータ20,圧縮機19,圧縮機送出管26,中流部冷媒循環路23,室内側熱交換器18,下流部冷媒循環路24,キャピラリーチューブ27,電子膨張弁28,下流部冷媒循環路24を通して冷媒側熱交換器12cへ循環させる。このとき、冷媒側熱交換器12c内の冷媒は低圧、室内側熱交換器18内の冷媒は高圧となり、冷媒側熱交換器12cでは冷媒は吸熱し、室内側熱交換器18では冷媒は放熱する。
【0039】
次に、制御部30は、循環ポンプ11を起動し、循環水を膨張タンク6から上流側温水循環路10,循環ポンプ11,上流側温水循環路10,加熱管8,中流側温水循環路14,温水側熱交換器12b、下流側温水循環路15を通して膨張タンク6へ循環させる。そして、制御部30は、燃料供給ポンプ9bを起動させると共に燃焼器9を点火し、加熱管8内を循環する循環水を加熱し温水とする。燃焼器9により加熱された温水は、温水式熱交換器12内において、伝熱フィン12a又は周囲の空気を通して冷媒側熱交換器12c内の冷媒を加熱する。冷媒側熱交換器12c内で加熱された冷媒は、室内側熱交換器18において室内の空気と熱交換し放熱する。これにより、室内の空気の暖房が行われる。
【0040】
次に、制御部30は、温度センサ29の検出する温度Tが所定の温度T0(70℃前後が目安)となるまで待機し、T>T0となったとき、外部温水循環路弁16aを開弁し、温水式床暖房装置4に循環水を循環させる。温水式床暖房装置4は、外部送水管16から送水される温水(循環水)により、室内の床暖房を行い、温水式床暖房装置4において熱交換を終えた循環水は外部戻水管17より下流側温水循環路15へ戻水される。
【0041】
(4)室内エアコンユニット3を作動させる通常のヒートポンプ運転
まず、制御部30は、四方弁22を作動させ、上流部冷媒循環路21と圧縮機吸入管25,圧縮機送出管26と中流部冷媒循環路23とを連通させる。次いで、制御部30は、ファンモータ13aを起動し、温水式熱交換器12内に外気(室外ユニット2の外部の空気)を通風させる。
【0042】
次に、制御部30は、圧縮機19を作動させ、冷媒を冷媒側熱交換器12cから上流部冷媒循環路21,四方弁22,圧縮機吸入管25,アキュームレータ20,圧縮機19,圧縮機送出管26,中流部冷媒循環路23,室内側熱交換器18,下流部冷媒循環路24,キャピラリーチューブ27,電子膨張弁28,下流部冷媒循環路24を通して冷媒側熱交換器12cへ循環させる。このとき、冷媒側熱交換器12c内の冷媒は低圧、室内側熱交換器18内の冷媒は高圧となり、冷媒側熱交換器12cでは冷媒は外気の熱を吸熱し、室内側熱交換器18では冷媒は室内の空気に放熱する。これにより、室内の暖房が行われる。この方法は比較的外気温が高いときに使用される。
【0043】
(5)室内エアコンユニット3を作動させる冷房運転
まず、制御部30は、四方弁22を作動させ、圧縮機送出管26と上流部冷媒循環路21,中流部冷媒循環路23と圧縮機吸入管25とを連通させる。次いで、制御部30は、ファンモータ13aを起動し、温水式熱交換器12内に外気を通風させる。
【0044】
次に、制御部30は、圧縮機19を作動させ、冷媒を冷媒側熱交換器12cから下流部冷媒循環路24,電子膨張弁28,キャピラリーチューブ27,下流部冷媒循環路24,室内側熱交換器18,中流部冷媒循環路23,圧縮機吸入管25,アキュームレータ20,圧縮機19,圧縮機送出管26,四方弁22,上流部冷媒循環路21を通して冷媒側熱交換器12cへ循環させる。このとき、室内側熱交換器18内の冷媒は低圧、冷媒側熱交換器12c内の冷媒は高圧となり、室内側熱交換器18では冷媒は室内の空気から吸熱し、冷媒側熱交換器12cでは冷媒は外気へ放熱する。これにより、室内の冷房が行われる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば以下のような有利な効果を得ることができる。
【0046】
(1)従来の温水式冷暖房装置に比べ、室内エアコンユニットへの配管が減少し、施工性が向上する。
(2)圧縮機の能力を調節することにより、室内側熱交換器へ供給する熱量の調節が可能なため、温水利用暖房機器へ供給する熱量と室内側熱交換器へ供給する熱量とを独立に調節することが可能となる。
(3)外気の温度が低い場合にも、室内の暖房のみを行う温水加熱による暖房運転を行うことにより効率のよい室内暖房を行うことが可能で、外気の温度に影響されず暖房を行うことが可能な温水式冷暖房装置を提供することができる。
(4)温水利用暖房機器のために、専用の循環水加熱装置が必要なく、冷暖房エアコンと温水利用暖房機器の設置面積を小さくすることができ、メンテナンスも容易な温水式冷暖房装置を提供することができる。
(5)室内側熱交換器のみを暖房で作動させる場合、全ての温水(循環水)を温水側熱交換器に供給することができるため、熱効率が高く省エネルギー性に優れた温水式冷暖房装置を提供することができる。
(6)室内側熱交換器から室内の空気への熱供給は、圧縮機の能力の調節をすることにより調節することができ、循環水の循環の開始と同時に暖房を開始することができる。
(7)温水利用暖房機器に対しては、循環水の温度が所定の温度以上に達してから温水(循環水)の供給が開始されるため、温度の低い温水(循環水)が供給され室内の温度を逆に下げるといったような、循環水の温度の低いことによる温水利用暖房機器の異常動作を回避することができる。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果の他、
(1)室内の空気の暖房と温水式床暖房装置による室内の床暖房とを連携して作動させることが可能であり、効率的な室内暖房を行うことが可能な温水式冷暖房装置を提供することができる。
(2)リモコン等の切替スイッチを用いて、室内の空気の暖房と温水式床暖房装置による室内の床暖房とを切り替えて使用することができ、室温や利用者の好みに合わせて、快適な室内暖房を行うことが可能な温水式冷暖房装置を提供することができる。
(3)立ち上がり初期には早く暖まる冷暖房エアコンを使用し、室温が安定したら床暖房を使用することができるのでお互いの欠点を補うことができる。
(4)床暖房は少ない熱量で高い暖房感を得られるため、エアコンと併用した場合にはエアコン自体の設定温度を低くして運転することができ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における温水式冷暖房装置のシステム構成図
【図2】 実施の形態1の温水冷暖房装置の温水加熱運転の制御機構の機能構成を表す機能ブロック図
【図3】 イ号公報に開示の温水暖房装置の構成図
【符号の説明】
1 温水式冷暖房装置
2 室外ユニット
3 室内エアコンユニット
温水式床暖房装置
4a 送水管
4b 戻水管
5 温水循環装置
6 膨張タンク
7 循環水加熱装置
8 加熱管
9 燃焼器
9a 燃料供給管
9b 燃料供給ポンプ
10 上流側温水循環路
11 循環ポンプ
12 温水式熱交換器
12a 伝熱フィン
12b 温水側熱交換器
12c 冷媒側熱交換器
13 送風ファン
13a ファンモータ
14 中流側温水循環路
15 下流側温水循環路
16 外部送水管
16a 外部温水循環路弁
16b 外部温水循環路接続口
17 外部戻水管
17a 外部温水循環路接続口
18 室内側熱交換器
19 圧縮機
20 アキュームレータ
21 上流部冷媒循環路
22 四方弁
23 中流部冷媒循環路
24 下流部冷媒循環路
25 圧縮機吸入管
26 圧縮機送出管
27 キャピラリーチューブ
28 電子膨張弁
29 温度センサ
30 制御部
31 温水暖房開始手段
32 外部温水循環開始手段
40 温水暖房装置
41 本体
42,43,44,45 放熱器
46 暖房水タンク
47 往き管
48 戻り管
49 バイパス管
50 暖房往き継手
51 暖房戻り継手
52 循環ポンプ
53 熱交換器
54 バーナ
55 燃料供給装置
56 ファン
57 排気筒
58 ドレンタンク
59 オーバーフロー管

Claims (2)

  1. 冷暖房エアコンと温水利用暖房機器とを同一の熱源により加熱された循環水により暖房時の熱供給を行う温水式冷暖房装置であって、
    室外に配設され内部を通る冷媒と周囲の空気又は伝熱体との熱交換を行う冷媒側熱交換器と、
    内部を通る前記冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内側熱交換機と、
    前記冷媒側熱交換器と前記室内側熱交換機との間で前記冷媒を循環させる冷媒循環路と、
    前記冷媒循環路内の前記冷媒を加圧する圧縮機と、
    前記冷媒循環路内の前記冷媒の循環する方向を切り替える循環方向切替手段と、
    前記冷媒循環路内の前記冷媒を減圧する減圧手段と、
    前記冷媒側熱交換器に送風する送風ファンと、
    内部に循環水を通水し外部から加熱することにより前記循環水を加熱する加熱管を有する循環水加熱装置と、
    前記伝熱体又は周囲の空気を介して前記冷媒側熱交換器内の前記冷媒と前記循環水との熱交換を行う温水側熱交換器と、
    膨張タンクの底部と前記加熱管の上流部とに連通し前記膨張タンクの前記循環水を前記加熱管に供給する上流側温水循環路と,前記加熱管の下流側端と前記温水側熱交換器とを連通する中流側温水循環路と,前記温水側熱交換器と前記膨張タンクとを連通する下流側温水循環路と,を有し,前記循環水が循環する温水循環路と、
    前記温水循環路に前記循環水を循環させる循環ポンプと、
    前記中流側温水循環路と前記温水利用暖房機器の送水管とに連通し前記温水利用暖房機器に前記循環水を送水する外部送水管と、
    前記温水側熱交換器の戻水管と前記下流側温水循環路とに連通し前記温水利用暖房機器より前記循環水を戻水する外部戻水管と、
    前記外部送水管及び前記外部戻水管の端部で前記温水利用暖房機器の前記送水管及び前記戻水管が接続可能な外部温水循環路接続口と、
    前記外部送水管に配設された開閉弁又は流量調整弁からなる外部温水循環路弁と、
    前記中流側温水循環路に配設され前記温水循環路に循環する前記循環水の温度を検出する温度センサと、
    暖房開始時において前記外部温水循環路弁を閉止し前記循環水加熱装置により前記循環水を加熱しながら前記循環ポンプにより前記温水循環路を循環させるとともに前記圧縮機を起動し前記冷媒を前記冷媒循環路に循環させ前記室内側熱交換機により室内の暖房を行う温水暖房開始手段と、
    前記温水暖房開始手段により室内の暖房が開始された状態で前記温度センサの検出温度が所定の温度以上となったときに前記外部温水循環路弁を開弁する外部温水循環開始手段と、
    を備えたことを特徴とする温水式冷暖房装置。
  2. 前記温水利用暖房機器は温水式床暖房装置であることを特徴とする請求項1に記載の温水式冷暖房装置。
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