JP2004044946A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】室内機が暖房運転をしている場合に、床暖房あるいは給湯に使用される二次冷媒を所望の温度に上昇させることができる快適性および経済性の向上した使い勝手のよい空気調和機を提供すること。
【解決手段】暖房サイクルにおいて、中間ユニット6を室内機4の上流側に配置するとともに、室内機4と中間熱交換器26の間に、減圧手段を構成する電動開閉弁28と電動調整弁30を互いに並列に接続した。
【選択図】 図1
【解決手段】暖房サイクルにおいて、中間ユニット6を室内機4の上流側に配置するとともに、室内機4と中間熱交換器26の間に、減圧手段を構成する電動開閉弁28と電動調整弁30を互いに並列に接続した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気圧縮式のヒートポンプを構成する室外機と室内機に加え、同じ室外機を用いて二次冷媒を加熱するようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸気圧縮式のヒートポンプにおいて、直膨式の室内機に加え、二次冷媒により動作する室内端末を備えた空気調和機はいくつか提案されている。
【0003】
図3は、その一例を示しており、室外機101、室内機102、温水ユニット103および温水床パネル104で装置全体が構成されている。この空気調和機においては、室内機102による冷暖房と温水床パネル104による床暖房が可能である。ただし、室内機102による冷房と温水床パネル104による床暖房を同時に行うことはできない。
【0004】
室外機101は、圧縮機111、四方弁112、室外熱交換器113、電動膨張弁115,116を順に接続して冷媒回路を構成している。室外熱交換器113は、室外ファン114により外気と熱交換を行う。四方弁112は、冷房、暖房などの運転モードに応じて回路を切り替えることにより冷媒の流れる方向を制御している。室外制御装置117は、室内機102や温水ユニット103からの情報などに基づいて、圧縮機111、四方弁112、室外ファン114、電動膨張弁115,116の動作を制御している。
【0005】
室内機102は、室内熱交換器118、室内ファン119、室内制御装置120により構成されおり、運転モードに応じた動作を行うとともに、運転に必要な情報を室内制御装置120から室外制御装置117に送出している。
【0006】
温水ユニット103は、冷媒(一次冷媒)と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器121、バッファータンク122、ポンプ123、温水ユニット制御装置124により構成され、作った温水を温水床パネル104に送って床暖房を行う。
【0007】
暖房運転時は、圧縮機111で高温高圧に圧縮された冷媒が四方弁112を経て、室内熱交換器118あるいは中間熱交換器121へ送られ、それぞれ放熱し凝縮した後、電動膨張弁115,116を経て室外熱交換器113で蒸発し、四方弁112を経て圧縮機111へ戻る。このとき、室内熱交換器118および中間熱交換器121での放熱量は電動膨張弁115,116の開度バランスによって決定されるが、室内熱交換器118および中間熱交換器121における凝縮圧すなわち凝縮温度は同じである。
【0008】
また、図4は特開平5−288428に開示されている空気調和機を示している。この空気調和機は、圧縮機201、四方弁202、第一利用側熱交換器203、第一絞り装置204、中間熱交換器205、第二絞り装置206、熱源側熱交換器207、アキュムレータ208、バイパス管209、流量調節弁210、ポンプ211、第二利用側熱交換器212により構成されている。
【0009】
この空気調和機においては、冷媒で動作する第一利用側熱交換器203を室内機に、二次冷媒で動作する第二利用側熱交換器212を床パネルに設定し、室内機による冷房あるいは暖房運転、床パネルによる冷房あるいは暖房運転の4通りの組み合わせに加え、室内機による除湿と床パネルによる暖房の運転モードが提案されている。
【0010】
バイパス管209と流量調節弁210は、第一利用側熱交換器203と第二利用側熱交換器212の放熱バランスを調整するために設けられたもので、流量調節弁210を開き、第一絞り装置204を絞ると、バイパス管209を流れる一次冷媒の量が増大し、第二利用側熱交換器212での放熱量が増大する構成となっている。
【0011】
また、室内機と床パネルによる暖房運転において、室内機つまり第一利用側熱交換器203が上流にあり、中間熱交換器205での凝縮温度は常に第一利用側熱交換器203の凝縮温度よりも低くなる構成となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の空気調和機においては次のような課題がある。
空気と熱交換する室内機で暖房に必要な冷媒の凝縮温度と、温水床暖房で必要な温水温度を比べると、温水温度のほうが高くなるケースが多い。
【0013】
図3に示される空気調和機において、室内機102で暖房運転、床パネル104で床暖房をしていると、室内熱交換器118と中間熱交換器121における冷媒の凝縮温度は同じになる。このとき、低い凝縮温度で能力を出すことのできる室内機102の影響が大きく、高い温水温度を設定しても、中間熱交換器121において必要な凝縮温度を得ることができないという問題がある。
【0014】
また、図4に示される空気調和機は、同様の運転状態では、室内機である第一利用側熱交換器203の凝縮温度より中間熱交換器205の凝縮温度の方が常に低くなるため、図3に示される空気調和機よりも、中間熱交換器205において必要な凝縮温度を得ることはさらに困難になる。
【0015】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、室内機が暖房運転をしている場合に、床暖房あるいは給湯に使用される二次冷媒を所望の温度に上昇させることができる快適性および経済性の向上した使い勝手のよい空気調和機を提供することを目的としている。
【0016】
また、本発明の別の目的は、室外機と室内機からなる既存の空気調和機を大幅に変更することなく、二次冷媒を加熱するための中間ユニットを容易に取り付けて床暖房あるいは給湯を可能にした空気調和機を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、室外機と、冷媒を用いて空調を行う室内機と、冷媒により二次冷媒を加熱する中間ユニットとを備えた空気調和機において、上記中間ユニットを暖房サイクルにおける上記室内機の上流側に配置するとともに、上記中間ユニットと上記室内機との間に冷媒循環時の上記中間ユニットと上記室内機の圧力を調整する減圧手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、上記中間ユニット内に設けられ、冷媒と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器の暖房サイクルにおける下流側で並列に接続された開閉弁と中間絞り手段とにより上記減圧手段を構成したことを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項3に記載の発明は、上記室外機の制御を行う室外制御装置と上記室内機の制御を行う室内制御装置とが、上記中間ユニットの制御を行う中間制御装置を介して通信を行うことを特徴とする。
【0020】
また、請求項4に記載の発明は、上記室内機に室内配管温度あるいは室内凝縮温度を検出する第一の温度検出手段を設け、暖房運転時、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第一の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記中間絞り手段の制御を行うことを特徴とする。
【0021】
また、請求項5に記載の発明は、上記減圧手段と上記室内機との間に上記中間ユニット内の配管温度を検出する第二の温度検出手段を設け、二次冷媒端末を単独運転する場合、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第二の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記絞り手段の制御を行うことを特徴とする。
【0022】
また、請求項6に記載の発明は、上記中間ユニットと上記室内機との間の冷媒配管と、上記室外機と上記中間ユニットとの間の冷媒配管とを連通するバイパス管を設け、暖房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記中間ユニットおよび上記室内機を循環させて上記室外機に帰還させる一方、冷房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記室内機を循環させ上記バイパス管を介して上記室外機に帰還させたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる空気調和機の実施の形態1を示しており、特に暖房運転時の接続状態を示している。
【0024】
本発明にかかる空気調和機は、室外機2と、室内機4と、中間ユニット6とを備えており、互いに環状に接続されて冷媒回路が構成されている。
【0025】
室外機2は、冷媒(一次冷媒)を圧縮するための圧縮機8と、室外空気と冷媒との熱交換を行うための室外熱交換器10と、冷媒の絞り手段である電動膨張弁12と、冷媒の循環方向を切り替えるための四方弁14と、室外機2を制御するための室外制御装置16と、室外熱交換器10に室外空気を供給するための室外ファン18とで構成されている。
【0026】
一方、室内機4は、室内空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器20と、室内熱交換器20に室内空気を供給するための室内ファン22と、室内機4を制御するための室内制御装置24とで構成されている。
【0027】
また、中間ユニット6は、一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行うための中間熱交換器26と、冷媒の流れを開閉するための電動開閉弁28と、冷媒の中間絞り手段である電動調整弁30と、二次冷媒を貯留するためのバッファータンク32とバッファータンク32に貯留された二次冷媒を循環させるためのポンプ34と、中間ユニット6を制御するための中間制御装置36とで構成されている。電動開閉弁28と電動調整弁30は、室内熱交換器20と中間熱交換器26との間で並列に接続されて減圧手段を構成している。中間ユニット6では、中間熱交換器26で一次冷媒との熱交換により得られた例えば温水等の二次冷媒はバッファータンク32を経て、ポンプ34により二次冷媒端末である温水床パネル38で床暖房を行う。
【0028】
上記構成の本発明にかかる空気調和機の暖房運転時においては、圧縮機8より吐出された冷媒は、四方弁14を経て矢印Aに示される方向に流れ、中間ユニット6を経て室内機4に流入し、さらに室外機2に流入して圧縮機8に帰還する。
次に、室内機4による暖房と温水床パネル38による床暖房を同時に行う場合について詳しく説明する。
【0029】
所定の回転数で回転する圧縮機8の吐出口から吐出された高温高圧の冷媒ガスは、暖房運転時は四方弁14を経て、中間熱交換器26でポンプ34により循環される水に放熱して、冷媒ガスの一部が凝縮し中間熱交換器26から流出する。
中間熱交換器26から流出した冷媒は、電動開閉弁28あるいは電動調整弁30を通過して室内機4の室内熱交換器20に流入する。室内熱交換器20において、冷媒は、室内ファン22によって供給される室内空気にさらに放熱し、ほぼ液体の状態で室外機2に帰還する。室外機2に帰還した冷媒は電動膨張弁12でさらに減圧され、室外熱交換器10で室外ファン18によって供給される室外空気から吸熱し、再び四方弁14を経て圧縮機8に吸入される。
【0030】
このとき、中間熱交換器26における冷媒の圧力は、圧縮機8の吐出圧と同様の圧力値となる。また、蒸発器となる室外熱交換器10の冷媒圧力は、室外空気の温度や湿度、室外ファン8の風量、室外熱交換器10の熱交換性能等によって決定され、室外空気温度より数度低い飽和温度に対応する圧力値になる。
【0031】
電動膨張弁12は、主に圧縮機8の吸入冷媒の状態を適切にするよう調整するものであって、中間熱交換器26における冷媒圧力や室外熱交換器10における冷媒圧力を意図的に調整できるものではない。また、中間熱交換器26で作られる温水の温度は中間熱交換器26における冷媒圧力の飽和温度に概ね等しく、室内熱交換器20における冷媒圧力および温度に応じて室内熱交換器20の能力が決定される。
【0032】
ここで、電動開閉弁28が開いている場合を考えると、電動開閉弁28と電動調整弁30が無い状態に等しく、中間熱交換器26における冷媒圧力と室内熱交換器20における冷媒圧力は概ね等しくなる。従って、圧縮機8の回転数が上昇すると、冷媒循環量および圧縮機8の吐出圧力が上昇し、温水温度が上昇するとともに室内熱交換器20の冷媒温度も上昇して、全般的に放熱量を増加させることができる。しかしながら、この場合、中間熱交換器26と室内熱交換器20の放熱量のバランスを任意に調整することはできない。すなわち、室内空気の温度や室内ファン22の風量が同じで、温水床パネル38や室内機4の条件が一定であれば、任意に中間熱交換器26と室内熱交換器20の放熱量のバランスを変えることはできない。
【0033】
そこで、電動開閉弁28を閉じ、電動調整弁30の開度を絞ると、中間熱交換器26における冷媒圧力は上昇し、室内熱交換器20の冷媒圧力は、電動調整弁30の開度に応じて、中間熱交換器26における冷媒圧力と室外熱交換器10における冷媒圧力の中間に設定される。また、室内熱交換器20の圧力が低下するにつれて室内機4の能力も低下する。
【0034】
通常暖房では、気流がない状態が好ましいとされ、温水床パネル38を主に、室内機4を補助に用いて暖房するのが理想的である。さらに、室内熱交換器20の冷媒圧力が高くなくても、室内機4は風量を調整することによって能力を出すことが可能であるが、温水床パネル38は中間熱交換器26における冷媒圧力を高くしなければ必要な床温度を得ることができない。
【0035】
従って、中間熱交換器26を高温の採りやすい上流側に配置することが望ましい。
【0036】
このように、中間熱交換器26を上流側に配置し、室内機4と中間熱交換器26の間に、電動開閉弁28と電動調整弁30を互いに並列に接続して配置することによって、温水床パネル38に必要な温度を得ることができるとともに、室内機4の能力を任意に設定できる。したがって、暖房運転時の室温と床温度の制御性が向上し、快適な暖房を行うことができる。
【0037】
また、室内制御装置24と中間制御装置36と室外制御装置16との間で通信を行う際、室内制御装置24が中間制御装置36を介して室外制御装置16との通信を行うようにすると、中間制御装置36は容易に室内機4の状態を知ることができる。こうすることで、室内機4による暖房と温水床パネル38による暖房の制御性がさらに向上し、快適な暖房状態をより確実に実現することができる。
【0038】
また、冷房運転を行う場合には、足下が冷えるのを避けるために、温水床パネル38は使用せず室内機4だけで冷房を行うのが望ましい。電動開閉弁28と電動調整弁30は、冷房運転時においては圧力損失を生じるだけであるため開いておくのが望ましい。さらに、電動開閉弁28は無通電時に開くようにしておくと、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0039】
したがって、冷房運転時はポンプ34を停止したうえで、電動開閉弁28を開き、電動調整弁30は通電せず開いた状態で使用すると、圧力損失が抑制されるとともに、無駄な電力消費が削減されるので、中間ユニット6があっても経済性を損なうことなく冷房運転を行うことができる。
【0040】
これはまた、室内機4単独の暖房運転が選択された場合においても、冷房運転と同様にポンプ34を停止したうえで、電動開閉弁28を開き、電動調整弁30は通電せず開いた状態で使用すると、圧力損失を抑え、無駄な電力消費を削減することができる。
【0041】
また、室内機4と温水床パネル38による暖房を立ち上げる際は、即暖性の観点から起動時の熱負荷が小さい室内温度を優先的に上昇させることが望ましい。
すなわち、ポンプ34を停止するか、二次冷媒の循環量を抑制したうえで、電動開閉弁28と電動調整弁30には通電せず共に開いた状態で使用し、室内機4単独の暖房運転を行う。これにより、経済性と暖房の立ち上がり速度を損なうことなく暖房運転を行うことができる。
【0042】
また、図1に示されるように、室内機4の冷媒配管には第一温度検出手段である室内配管温センサ40が設けられている。室内配管温センサ40の位置は、暖房サイクルの室内機4の入り口であっても、室内熱交換器20の途中であってもよい。
【0043】
暖房が立ち上がり、室温が目標値に対し所定内の値に到達すると、電動開閉弁28は閉止され、室内制御装置24から送られてくる室内配管温センサ40によって検知された配管温度あるいは凝縮温度に応じて電動調整弁30の開度が調整される。例えば、室内機4の能力を減少したい場合には、室内配管温センサ40の検知温度が適正な値に降下するまで電動調整弁30が絞り制御される一方、室内機4の能力を増加したい場合には、室内配管温センサ40の検知温度が適正な値に上昇するまで電動調整弁30が開制御される。これにより、電動調整弁30の制御精度を向上させることができるとともに、快適な暖房状態を精度良く実現することができる。
【0044】
また、暖房サイクルにおける中間ユニット6の出口には、第二の温度検出手段である中間配管温センサ42が設けられている。ここで、温水床パネル38のみによる暖房運転を行う場合を考えると、室内機4はOFFとなっているので、通信信号は発生せず、室内機4の情報を得ることができない。この状態では、運転条件によっては室内熱交換器20にも温度の高い冷媒が流れてしまうことがあり、室内では自然対流が生じたり暖かい空気が天井側に滞留したりすることで快適性が損なわれてしまう可能性がある。そこで、中間配管温センサ42より得られた配管温度が所定の温度より低くなるよう電動調整弁30の開度を調整すれば、室内機4から通信データが得られなくても電動調整弁30を精度良く調整することができる。その結果、室内機4に流れる冷媒温度と室内空気との温度差が小さくなり、自然対流の発生を抑えて気流の極めて少ない快適な暖房を実現することができる。
【0045】
さらに、室内機4が停止している場合、不用な熱を室内機4で放出するのを防止することができ、熱効率が向上する。
【0046】
また、本発明にかかる空気調和機においては、室内制御装置24と中間制御装置36の間の通信データ形式と、中間制御装置36と室外制御装置16の間の通信データ形式を同じにし、室内制御装置24からの通信データの一部を中間制御装置36が書き換えて室外制御装置16へ送る通信形態をとっている。例えば、室内制御装置24がある能力要求を出したとすると、中間制御装置36は中間熱交換器26で必要な能力を加算して能力要求値を書き換えた後、室外制御装置16に送信する。室外機2は、必要な能力値を情報として受け取るだけで、室外機2が室内機4と直結しているのか、中間ユニット6が介在しているのかを考慮する必要なく圧縮機8の回転数を制御することができる。したがって、通信データ形式が同じ室内機と室外機のセットであれば、様々な種類のセットに中間ユニット6を接続することができ、多様な装置構成を容易に実現することができる。
【0047】
実施の形態2.
図2は、本発明にかかる空気調和機の実施の形態2を示しており、図1に示される実施の形態1の構成に加えて、中間ユニット6に二つの逆止弁44,46を設けたものである。
【0048】
さらに詳述すると、中間熱交換器26と電動開閉弁28および電動調整弁30との間の冷媒配管に暖房運転時の冷媒流れのみ許容する逆止弁44を取り付けるとともに、電動開閉弁28および電動調整弁30と室内熱交換器20との間の冷媒配管と、圧縮機8と中間熱交換器26との間の冷媒配管とを連通するバイパス管48を設け、このバイパス管48に冷房運転時の冷媒流れのみ許容する逆止弁46を取り付けたものである。
【0049】
この構成によれば、暖房運転時においては、中間熱交換器26の上流側の冷媒圧力が電動開閉弁28および電動調整弁30の下流側の冷媒圧力より高いので、冷媒がバイパス管48を介して矢印Bの方向に流れることはなく、実施の形態1の構成と同様の経路で冷媒は循環する。一方、冷房運転時においては、室内熱交換器20を通過した冷媒は、バイパス管48を矢印Bの方向に流れて圧縮機8に直接帰還する。したがって、デアイス運転(除霜運転)時に中間熱交換器26に冷媒が流れることはなく、温水等の二次冷媒の温度低下や凍結を防止することができるとともに、冷房運転あるいはデアイス運転時の圧力損失が低減する。
【0050】
上記構成において、逆止弁44,46を使用したが、逆止弁44,46に代えて電動開閉弁を使用することもできる。
【0051】
なお、上記実施の形態1および2においては、一次冷媒としてHFC冷媒(例えばR410AやR32)やHCFC冷媒(例えばR22)等の亜臨界冷媒が使用されるが、CO2等の超臨界冷媒を使用することもできる。すなわち、超臨界サイクルにおいては、高い二次冷媒温度を得るためには、圧力を上げるのが有効であり、限られた範囲の圧縮機運転周波数内において異なる温度の出力を実現することができる。
【0052】
さらに、実施の形態1および2においては、二次冷媒端末を温水床パネル38として説明したが、二次冷媒端末は給湯器であってもよく、二次冷媒としては水以外にブライン(不凍液)を使用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0054】
中間ユニットを暖房サイクルにおける室内機の上流側に配置するとともに、中間ユニットと室内機との間に冷媒循環時の圧力損失を調整する減圧手段を設けるようにしたので、室内機が運転されていても所望の二次冷媒温度を得ることができ、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御性が向上し、快適で使い勝手のよい空気調和機を提供することができる。
【0055】
また、中間ユニット内に設けられ、冷媒と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器の暖房サイクルにおける下流側で並列に接続された開閉弁と中間絞り手段とにより減圧手段を構成したので、冷房運転時および室内機単独の暖房運転時に開閉弁を開制御することにより、減圧手段による圧力や熱の損失を防止することができ、快適性および経済性に優れた暖房あるいは冷房状態を実現することができる。さらに、室内機による室内の暖房運転と二次冷媒端末による室内の暖房あるいは給湯等を同時に立ち上げる場合、二次冷媒の循環を停止するか循環量を抑制するとともに、開閉弁を開制御することにより減圧手段による無駄な圧力損失を抑え、起動時の熱負荷が小さい室内温度を優先的に上昇させることができる。したがって、暖房運転時の経済性と暖房の立ち上がり速度を損なうことなく快適な暖房運転を行うことができる。
【0056】
また、室外制御装置と室内制御装置とが、中間制御装置を介して通信を行う用にしたので、中間ユニットが室内機の情報を容易に入手することができ、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御性をさらに向上させることができる。さらに、室内制御装置から送られてきた情報の一部を中間制御装置が書き換えて室外制御装置に送ることができるので、室外機から見た場合に室内機の種類の違いや中間ユニットの存在を考慮せずに室外機を制御することができる。したがって、多様な装置構成を容易に実現することができ、例えば室外機と室内機からなる空気調和機に中間ユニットを追加装備することもできる。
【0057】
また、室内機に設けられた第一の温度検出手段の出力に基づいて中間絞り手段の制御を行うようにしたので、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御精度を高めることができる。
【0058】
また、二次冷媒端末による単独運転の際、減圧手段と室内機との間に設けられた第二の温度検出手段の出力に基づいて中間絞り手段を制御するようにしたので、室内機との通信がなくとも二次冷媒端末による効率のよい単独運転が可能となり無駄な電力消費を抑制することができるとともに、室内機に温度の高い冷媒が流れるのを防止し、自然対流の発生や暖気の滞留を抑えることができる。したがって、気流と温度分布のきわめて少ない快適な暖房を実現することができる。
【0059】
また、暖房運転時は室外機を出た冷媒を中間ユニットおよび室内機を循環させて室外機に帰還させる一方、冷房運転時は室外機を出た冷媒を室内機を循環させバイパス管を介して室外機に帰還させるようにしたので、デアイス運転時に中間ユニットに冷媒が流れることはなく、温水等の二次冷媒の温度低下や凍結を防止することができるとともに、冷房運転あるいはデアイス運転時の圧力損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機の実施の形態1を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる空気調和機の実施の形態2を示すブロック図である。
【図3】従来の空気調和機を示すブロック図である。
【図4】従来の別の空気調和機を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 室外機、 4 室内機、 6 中間ユニット、 8 圧縮機、
10 室外熱交換器、 12 電動膨張弁、 14 四方弁、
16 室外制御装置、 18 室外ファン、 20 室内熱交換器、
22 室内ファン、 24 室内制御装置、 26 中間熱交換器、
28 電動開閉弁、 30 電動調整弁、 32 バッファータンク、
34 ポンプ、 36 中間制御装置、 38 温水床パネル、
40 室内配管温センサ、 42 中間配管温センサ、
44,46 逆止弁、 48 バイパス管。
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気圧縮式のヒートポンプを構成する室外機と室内機に加え、同じ室外機を用いて二次冷媒を加熱するようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸気圧縮式のヒートポンプにおいて、直膨式の室内機に加え、二次冷媒により動作する室内端末を備えた空気調和機はいくつか提案されている。
【0003】
図3は、その一例を示しており、室外機101、室内機102、温水ユニット103および温水床パネル104で装置全体が構成されている。この空気調和機においては、室内機102による冷暖房と温水床パネル104による床暖房が可能である。ただし、室内機102による冷房と温水床パネル104による床暖房を同時に行うことはできない。
【0004】
室外機101は、圧縮機111、四方弁112、室外熱交換器113、電動膨張弁115,116を順に接続して冷媒回路を構成している。室外熱交換器113は、室外ファン114により外気と熱交換を行う。四方弁112は、冷房、暖房などの運転モードに応じて回路を切り替えることにより冷媒の流れる方向を制御している。室外制御装置117は、室内機102や温水ユニット103からの情報などに基づいて、圧縮機111、四方弁112、室外ファン114、電動膨張弁115,116の動作を制御している。
【0005】
室内機102は、室内熱交換器118、室内ファン119、室内制御装置120により構成されおり、運転モードに応じた動作を行うとともに、運転に必要な情報を室内制御装置120から室外制御装置117に送出している。
【0006】
温水ユニット103は、冷媒(一次冷媒)と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器121、バッファータンク122、ポンプ123、温水ユニット制御装置124により構成され、作った温水を温水床パネル104に送って床暖房を行う。
【0007】
暖房運転時は、圧縮機111で高温高圧に圧縮された冷媒が四方弁112を経て、室内熱交換器118あるいは中間熱交換器121へ送られ、それぞれ放熱し凝縮した後、電動膨張弁115,116を経て室外熱交換器113で蒸発し、四方弁112を経て圧縮機111へ戻る。このとき、室内熱交換器118および中間熱交換器121での放熱量は電動膨張弁115,116の開度バランスによって決定されるが、室内熱交換器118および中間熱交換器121における凝縮圧すなわち凝縮温度は同じである。
【0008】
また、図4は特開平5−288428に開示されている空気調和機を示している。この空気調和機は、圧縮機201、四方弁202、第一利用側熱交換器203、第一絞り装置204、中間熱交換器205、第二絞り装置206、熱源側熱交換器207、アキュムレータ208、バイパス管209、流量調節弁210、ポンプ211、第二利用側熱交換器212により構成されている。
【0009】
この空気調和機においては、冷媒で動作する第一利用側熱交換器203を室内機に、二次冷媒で動作する第二利用側熱交換器212を床パネルに設定し、室内機による冷房あるいは暖房運転、床パネルによる冷房あるいは暖房運転の4通りの組み合わせに加え、室内機による除湿と床パネルによる暖房の運転モードが提案されている。
【0010】
バイパス管209と流量調節弁210は、第一利用側熱交換器203と第二利用側熱交換器212の放熱バランスを調整するために設けられたもので、流量調節弁210を開き、第一絞り装置204を絞ると、バイパス管209を流れる一次冷媒の量が増大し、第二利用側熱交換器212での放熱量が増大する構成となっている。
【0011】
また、室内機と床パネルによる暖房運転において、室内機つまり第一利用側熱交換器203が上流にあり、中間熱交換器205での凝縮温度は常に第一利用側熱交換器203の凝縮温度よりも低くなる構成となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の空気調和機においては次のような課題がある。
空気と熱交換する室内機で暖房に必要な冷媒の凝縮温度と、温水床暖房で必要な温水温度を比べると、温水温度のほうが高くなるケースが多い。
【0013】
図3に示される空気調和機において、室内機102で暖房運転、床パネル104で床暖房をしていると、室内熱交換器118と中間熱交換器121における冷媒の凝縮温度は同じになる。このとき、低い凝縮温度で能力を出すことのできる室内機102の影響が大きく、高い温水温度を設定しても、中間熱交換器121において必要な凝縮温度を得ることができないという問題がある。
【0014】
また、図4に示される空気調和機は、同様の運転状態では、室内機である第一利用側熱交換器203の凝縮温度より中間熱交換器205の凝縮温度の方が常に低くなるため、図3に示される空気調和機よりも、中間熱交換器205において必要な凝縮温度を得ることはさらに困難になる。
【0015】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、室内機が暖房運転をしている場合に、床暖房あるいは給湯に使用される二次冷媒を所望の温度に上昇させることができる快適性および経済性の向上した使い勝手のよい空気調和機を提供することを目的としている。
【0016】
また、本発明の別の目的は、室外機と室内機からなる既存の空気調和機を大幅に変更することなく、二次冷媒を加熱するための中間ユニットを容易に取り付けて床暖房あるいは給湯を可能にした空気調和機を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、室外機と、冷媒を用いて空調を行う室内機と、冷媒により二次冷媒を加熱する中間ユニットとを備えた空気調和機において、上記中間ユニットを暖房サイクルにおける上記室内機の上流側に配置するとともに、上記中間ユニットと上記室内機との間に冷媒循環時の上記中間ユニットと上記室内機の圧力を調整する減圧手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、上記中間ユニット内に設けられ、冷媒と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器の暖房サイクルにおける下流側で並列に接続された開閉弁と中間絞り手段とにより上記減圧手段を構成したことを特徴とする。
【0019】
さらに、請求項3に記載の発明は、上記室外機の制御を行う室外制御装置と上記室内機の制御を行う室内制御装置とが、上記中間ユニットの制御を行う中間制御装置を介して通信を行うことを特徴とする。
【0020】
また、請求項4に記載の発明は、上記室内機に室内配管温度あるいは室内凝縮温度を検出する第一の温度検出手段を設け、暖房運転時、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第一の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記中間絞り手段の制御を行うことを特徴とする。
【0021】
また、請求項5に記載の発明は、上記減圧手段と上記室内機との間に上記中間ユニット内の配管温度を検出する第二の温度検出手段を設け、二次冷媒端末を単独運転する場合、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第二の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記絞り手段の制御を行うことを特徴とする。
【0022】
また、請求項6に記載の発明は、上記中間ユニットと上記室内機との間の冷媒配管と、上記室外機と上記中間ユニットとの間の冷媒配管とを連通するバイパス管を設け、暖房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記中間ユニットおよび上記室内機を循環させて上記室外機に帰還させる一方、冷房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記室内機を循環させ上記バイパス管を介して上記室外機に帰還させたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる空気調和機の実施の形態1を示しており、特に暖房運転時の接続状態を示している。
【0024】
本発明にかかる空気調和機は、室外機2と、室内機4と、中間ユニット6とを備えており、互いに環状に接続されて冷媒回路が構成されている。
【0025】
室外機2は、冷媒(一次冷媒)を圧縮するための圧縮機8と、室外空気と冷媒との熱交換を行うための室外熱交換器10と、冷媒の絞り手段である電動膨張弁12と、冷媒の循環方向を切り替えるための四方弁14と、室外機2を制御するための室外制御装置16と、室外熱交換器10に室外空気を供給するための室外ファン18とで構成されている。
【0026】
一方、室内機4は、室内空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器20と、室内熱交換器20に室内空気を供給するための室内ファン22と、室内機4を制御するための室内制御装置24とで構成されている。
【0027】
また、中間ユニット6は、一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行うための中間熱交換器26と、冷媒の流れを開閉するための電動開閉弁28と、冷媒の中間絞り手段である電動調整弁30と、二次冷媒を貯留するためのバッファータンク32とバッファータンク32に貯留された二次冷媒を循環させるためのポンプ34と、中間ユニット6を制御するための中間制御装置36とで構成されている。電動開閉弁28と電動調整弁30は、室内熱交換器20と中間熱交換器26との間で並列に接続されて減圧手段を構成している。中間ユニット6では、中間熱交換器26で一次冷媒との熱交換により得られた例えば温水等の二次冷媒はバッファータンク32を経て、ポンプ34により二次冷媒端末である温水床パネル38で床暖房を行う。
【0028】
上記構成の本発明にかかる空気調和機の暖房運転時においては、圧縮機8より吐出された冷媒は、四方弁14を経て矢印Aに示される方向に流れ、中間ユニット6を経て室内機4に流入し、さらに室外機2に流入して圧縮機8に帰還する。
次に、室内機4による暖房と温水床パネル38による床暖房を同時に行う場合について詳しく説明する。
【0029】
所定の回転数で回転する圧縮機8の吐出口から吐出された高温高圧の冷媒ガスは、暖房運転時は四方弁14を経て、中間熱交換器26でポンプ34により循環される水に放熱して、冷媒ガスの一部が凝縮し中間熱交換器26から流出する。
中間熱交換器26から流出した冷媒は、電動開閉弁28あるいは電動調整弁30を通過して室内機4の室内熱交換器20に流入する。室内熱交換器20において、冷媒は、室内ファン22によって供給される室内空気にさらに放熱し、ほぼ液体の状態で室外機2に帰還する。室外機2に帰還した冷媒は電動膨張弁12でさらに減圧され、室外熱交換器10で室外ファン18によって供給される室外空気から吸熱し、再び四方弁14を経て圧縮機8に吸入される。
【0030】
このとき、中間熱交換器26における冷媒の圧力は、圧縮機8の吐出圧と同様の圧力値となる。また、蒸発器となる室外熱交換器10の冷媒圧力は、室外空気の温度や湿度、室外ファン8の風量、室外熱交換器10の熱交換性能等によって決定され、室外空気温度より数度低い飽和温度に対応する圧力値になる。
【0031】
電動膨張弁12は、主に圧縮機8の吸入冷媒の状態を適切にするよう調整するものであって、中間熱交換器26における冷媒圧力や室外熱交換器10における冷媒圧力を意図的に調整できるものではない。また、中間熱交換器26で作られる温水の温度は中間熱交換器26における冷媒圧力の飽和温度に概ね等しく、室内熱交換器20における冷媒圧力および温度に応じて室内熱交換器20の能力が決定される。
【0032】
ここで、電動開閉弁28が開いている場合を考えると、電動開閉弁28と電動調整弁30が無い状態に等しく、中間熱交換器26における冷媒圧力と室内熱交換器20における冷媒圧力は概ね等しくなる。従って、圧縮機8の回転数が上昇すると、冷媒循環量および圧縮機8の吐出圧力が上昇し、温水温度が上昇するとともに室内熱交換器20の冷媒温度も上昇して、全般的に放熱量を増加させることができる。しかしながら、この場合、中間熱交換器26と室内熱交換器20の放熱量のバランスを任意に調整することはできない。すなわち、室内空気の温度や室内ファン22の風量が同じで、温水床パネル38や室内機4の条件が一定であれば、任意に中間熱交換器26と室内熱交換器20の放熱量のバランスを変えることはできない。
【0033】
そこで、電動開閉弁28を閉じ、電動調整弁30の開度を絞ると、中間熱交換器26における冷媒圧力は上昇し、室内熱交換器20の冷媒圧力は、電動調整弁30の開度に応じて、中間熱交換器26における冷媒圧力と室外熱交換器10における冷媒圧力の中間に設定される。また、室内熱交換器20の圧力が低下するにつれて室内機4の能力も低下する。
【0034】
通常暖房では、気流がない状態が好ましいとされ、温水床パネル38を主に、室内機4を補助に用いて暖房するのが理想的である。さらに、室内熱交換器20の冷媒圧力が高くなくても、室内機4は風量を調整することによって能力を出すことが可能であるが、温水床パネル38は中間熱交換器26における冷媒圧力を高くしなければ必要な床温度を得ることができない。
【0035】
従って、中間熱交換器26を高温の採りやすい上流側に配置することが望ましい。
【0036】
このように、中間熱交換器26を上流側に配置し、室内機4と中間熱交換器26の間に、電動開閉弁28と電動調整弁30を互いに並列に接続して配置することによって、温水床パネル38に必要な温度を得ることができるとともに、室内機4の能力を任意に設定できる。したがって、暖房運転時の室温と床温度の制御性が向上し、快適な暖房を行うことができる。
【0037】
また、室内制御装置24と中間制御装置36と室外制御装置16との間で通信を行う際、室内制御装置24が中間制御装置36を介して室外制御装置16との通信を行うようにすると、中間制御装置36は容易に室内機4の状態を知ることができる。こうすることで、室内機4による暖房と温水床パネル38による暖房の制御性がさらに向上し、快適な暖房状態をより確実に実現することができる。
【0038】
また、冷房運転を行う場合には、足下が冷えるのを避けるために、温水床パネル38は使用せず室内機4だけで冷房を行うのが望ましい。電動開閉弁28と電動調整弁30は、冷房運転時においては圧力損失を生じるだけであるため開いておくのが望ましい。さらに、電動開閉弁28は無通電時に開くようにしておくと、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0039】
したがって、冷房運転時はポンプ34を停止したうえで、電動開閉弁28を開き、電動調整弁30は通電せず開いた状態で使用すると、圧力損失が抑制されるとともに、無駄な電力消費が削減されるので、中間ユニット6があっても経済性を損なうことなく冷房運転を行うことができる。
【0040】
これはまた、室内機4単独の暖房運転が選択された場合においても、冷房運転と同様にポンプ34を停止したうえで、電動開閉弁28を開き、電動調整弁30は通電せず開いた状態で使用すると、圧力損失を抑え、無駄な電力消費を削減することができる。
【0041】
また、室内機4と温水床パネル38による暖房を立ち上げる際は、即暖性の観点から起動時の熱負荷が小さい室内温度を優先的に上昇させることが望ましい。
すなわち、ポンプ34を停止するか、二次冷媒の循環量を抑制したうえで、電動開閉弁28と電動調整弁30には通電せず共に開いた状態で使用し、室内機4単独の暖房運転を行う。これにより、経済性と暖房の立ち上がり速度を損なうことなく暖房運転を行うことができる。
【0042】
また、図1に示されるように、室内機4の冷媒配管には第一温度検出手段である室内配管温センサ40が設けられている。室内配管温センサ40の位置は、暖房サイクルの室内機4の入り口であっても、室内熱交換器20の途中であってもよい。
【0043】
暖房が立ち上がり、室温が目標値に対し所定内の値に到達すると、電動開閉弁28は閉止され、室内制御装置24から送られてくる室内配管温センサ40によって検知された配管温度あるいは凝縮温度に応じて電動調整弁30の開度が調整される。例えば、室内機4の能力を減少したい場合には、室内配管温センサ40の検知温度が適正な値に降下するまで電動調整弁30が絞り制御される一方、室内機4の能力を増加したい場合には、室内配管温センサ40の検知温度が適正な値に上昇するまで電動調整弁30が開制御される。これにより、電動調整弁30の制御精度を向上させることができるとともに、快適な暖房状態を精度良く実現することができる。
【0044】
また、暖房サイクルにおける中間ユニット6の出口には、第二の温度検出手段である中間配管温センサ42が設けられている。ここで、温水床パネル38のみによる暖房運転を行う場合を考えると、室内機4はOFFとなっているので、通信信号は発生せず、室内機4の情報を得ることができない。この状態では、運転条件によっては室内熱交換器20にも温度の高い冷媒が流れてしまうことがあり、室内では自然対流が生じたり暖かい空気が天井側に滞留したりすることで快適性が損なわれてしまう可能性がある。そこで、中間配管温センサ42より得られた配管温度が所定の温度より低くなるよう電動調整弁30の開度を調整すれば、室内機4から通信データが得られなくても電動調整弁30を精度良く調整することができる。その結果、室内機4に流れる冷媒温度と室内空気との温度差が小さくなり、自然対流の発生を抑えて気流の極めて少ない快適な暖房を実現することができる。
【0045】
さらに、室内機4が停止している場合、不用な熱を室内機4で放出するのを防止することができ、熱効率が向上する。
【0046】
また、本発明にかかる空気調和機においては、室内制御装置24と中間制御装置36の間の通信データ形式と、中間制御装置36と室外制御装置16の間の通信データ形式を同じにし、室内制御装置24からの通信データの一部を中間制御装置36が書き換えて室外制御装置16へ送る通信形態をとっている。例えば、室内制御装置24がある能力要求を出したとすると、中間制御装置36は中間熱交換器26で必要な能力を加算して能力要求値を書き換えた後、室外制御装置16に送信する。室外機2は、必要な能力値を情報として受け取るだけで、室外機2が室内機4と直結しているのか、中間ユニット6が介在しているのかを考慮する必要なく圧縮機8の回転数を制御することができる。したがって、通信データ形式が同じ室内機と室外機のセットであれば、様々な種類のセットに中間ユニット6を接続することができ、多様な装置構成を容易に実現することができる。
【0047】
実施の形態2.
図2は、本発明にかかる空気調和機の実施の形態2を示しており、図1に示される実施の形態1の構成に加えて、中間ユニット6に二つの逆止弁44,46を設けたものである。
【0048】
さらに詳述すると、中間熱交換器26と電動開閉弁28および電動調整弁30との間の冷媒配管に暖房運転時の冷媒流れのみ許容する逆止弁44を取り付けるとともに、電動開閉弁28および電動調整弁30と室内熱交換器20との間の冷媒配管と、圧縮機8と中間熱交換器26との間の冷媒配管とを連通するバイパス管48を設け、このバイパス管48に冷房運転時の冷媒流れのみ許容する逆止弁46を取り付けたものである。
【0049】
この構成によれば、暖房運転時においては、中間熱交換器26の上流側の冷媒圧力が電動開閉弁28および電動調整弁30の下流側の冷媒圧力より高いので、冷媒がバイパス管48を介して矢印Bの方向に流れることはなく、実施の形態1の構成と同様の経路で冷媒は循環する。一方、冷房運転時においては、室内熱交換器20を通過した冷媒は、バイパス管48を矢印Bの方向に流れて圧縮機8に直接帰還する。したがって、デアイス運転(除霜運転)時に中間熱交換器26に冷媒が流れることはなく、温水等の二次冷媒の温度低下や凍結を防止することができるとともに、冷房運転あるいはデアイス運転時の圧力損失が低減する。
【0050】
上記構成において、逆止弁44,46を使用したが、逆止弁44,46に代えて電動開閉弁を使用することもできる。
【0051】
なお、上記実施の形態1および2においては、一次冷媒としてHFC冷媒(例えばR410AやR32)やHCFC冷媒(例えばR22)等の亜臨界冷媒が使用されるが、CO2等の超臨界冷媒を使用することもできる。すなわち、超臨界サイクルにおいては、高い二次冷媒温度を得るためには、圧力を上げるのが有効であり、限られた範囲の圧縮機運転周波数内において異なる温度の出力を実現することができる。
【0052】
さらに、実施の形態1および2においては、二次冷媒端末を温水床パネル38として説明したが、二次冷媒端末は給湯器であってもよく、二次冷媒としては水以外にブライン(不凍液)を使用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0054】
中間ユニットを暖房サイクルにおける室内機の上流側に配置するとともに、中間ユニットと室内機との間に冷媒循環時の圧力損失を調整する減圧手段を設けるようにしたので、室内機が運転されていても所望の二次冷媒温度を得ることができ、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御性が向上し、快適で使い勝手のよい空気調和機を提供することができる。
【0055】
また、中間ユニット内に設けられ、冷媒と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器の暖房サイクルにおける下流側で並列に接続された開閉弁と中間絞り手段とにより減圧手段を構成したので、冷房運転時および室内機単独の暖房運転時に開閉弁を開制御することにより、減圧手段による圧力や熱の損失を防止することができ、快適性および経済性に優れた暖房あるいは冷房状態を実現することができる。さらに、室内機による室内の暖房運転と二次冷媒端末による室内の暖房あるいは給湯等を同時に立ち上げる場合、二次冷媒の循環を停止するか循環量を抑制するとともに、開閉弁を開制御することにより減圧手段による無駄な圧力損失を抑え、起動時の熱負荷が小さい室内温度を優先的に上昇させることができる。したがって、暖房運転時の経済性と暖房の立ち上がり速度を損なうことなく快適な暖房運転を行うことができる。
【0056】
また、室外制御装置と室内制御装置とが、中間制御装置を介して通信を行う用にしたので、中間ユニットが室内機の情報を容易に入手することができ、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御性をさらに向上させることができる。さらに、室内制御装置から送られてきた情報の一部を中間制御装置が書き換えて室外制御装置に送ることができるので、室外機から見た場合に室内機の種類の違いや中間ユニットの存在を考慮せずに室外機を制御することができる。したがって、多様な装置構成を容易に実現することができ、例えば室外機と室内機からなる空気調和機に中間ユニットを追加装備することもできる。
【0057】
また、室内機に設けられた第一の温度検出手段の出力に基づいて中間絞り手段の制御を行うようにしたので、室内機による暖房と二次冷媒端末による暖房あるいは給湯の制御精度を高めることができる。
【0058】
また、二次冷媒端末による単独運転の際、減圧手段と室内機との間に設けられた第二の温度検出手段の出力に基づいて中間絞り手段を制御するようにしたので、室内機との通信がなくとも二次冷媒端末による効率のよい単独運転が可能となり無駄な電力消費を抑制することができるとともに、室内機に温度の高い冷媒が流れるのを防止し、自然対流の発生や暖気の滞留を抑えることができる。したがって、気流と温度分布のきわめて少ない快適な暖房を実現することができる。
【0059】
また、暖房運転時は室外機を出た冷媒を中間ユニットおよび室内機を循環させて室外機に帰還させる一方、冷房運転時は室外機を出た冷媒を室内機を循環させバイパス管を介して室外機に帰還させるようにしたので、デアイス運転時に中間ユニットに冷媒が流れることはなく、温水等の二次冷媒の温度低下や凍結を防止することができるとともに、冷房運転あるいはデアイス運転時の圧力損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機の実施の形態1を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる空気調和機の実施の形態2を示すブロック図である。
【図3】従来の空気調和機を示すブロック図である。
【図4】従来の別の空気調和機を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 室外機、 4 室内機、 6 中間ユニット、 8 圧縮機、
10 室外熱交換器、 12 電動膨張弁、 14 四方弁、
16 室外制御装置、 18 室外ファン、 20 室内熱交換器、
22 室内ファン、 24 室内制御装置、 26 中間熱交換器、
28 電動開閉弁、 30 電動調整弁、 32 バッファータンク、
34 ポンプ、 36 中間制御装置、 38 温水床パネル、
40 室内配管温センサ、 42 中間配管温センサ、
44,46 逆止弁、 48 バイパス管。
Claims (6)
- 室外機と、冷媒を用いて空調を行う室内機と、冷媒により二次冷媒を加熱する中間ユニットとを備えた空気調和機において、
上記中間ユニットを暖房サイクルにおける上記室内機の上流側に配置するとともに、上記中間ユニットと上記室内機との間に冷媒循環時の上記中間ユニットと上記室内機の圧力を調整する減圧手段を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 上記中間ユニット内に設けられ、冷媒と二次冷媒との熱交換を行う中間熱交換器の暖房サイクルにおける下流側で並列に接続された開閉弁と中間絞り手段とにより上記減圧手段を構成したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 上記室外機の制御を行う室外制御装置と上記室内機の制御を行う室内制御装置とが、上記中間ユニットの制御を行う中間制御装置を介して通信を行うことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の空気調和機。
- 上記室内機に室内配管温度あるいは室内凝縮温度を検出する第一の温度検出手段を設け、暖房運転時、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第一の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記中間絞り手段の制御を行うことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の空気調和機。
- 上記減圧手段と上記室内機との間に上記中間ユニット内の配管温度を検出する第二の温度検出手段を設け、二次冷媒端末を単独運転する場合、上記開閉弁への通電を制御するとともに、上記第二の温度検出手段で検出した温度に基づいて上記絞り手段の制御を行うことを特徴とする請求項2あるいは3に記載の空気調和機。
- 上記中間ユニットと上記室内機との間の冷媒配管と、上記室外機と上記中間ユニットとの間の冷媒配管とを連通するバイパス管を設け、暖房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記中間ユニットおよび上記室内機を循環させて上記室外機に帰還させる一方、冷房運転時は上記室外機を出た冷媒を上記室内機を循環させ上記バイパス管を介して上記室外機に帰還させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空気調和機。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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