JP6282913B2 - ソーチェーン目立て装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ソーチェーン目立て装置に関する。
チェーンソーのソーチェーンは、ソーチェーンのリンクの側部から上方(ガイドバーと反対側)に伸びる横刃、及びこの横刃の上端から横方向内向きに伸びる上刃を有する切刃と、切刃の前方において上記リンクから上記上刃より僅かに低く上向きに突出することにより上記切刃の切込量を定めるデプスゲージとを備える。一般的に、ソーチェーンは、摩耗した場合には円柱状の棒やすりを用いて上刃と横刃とを同時に研磨して目立てできるよう設計されている。
しかしながら、通常のソーチェーンの上刃は、ソーチェーン進行方向前側が高くなるよう傾斜している。このため、ソーチェーンの目立ては、上刃及び横刃を研磨して鋭利にするだけでなく、上刃の削り込みによる高さの減少分だけデプスゲージを研磨して低くする必要がある。
そこで、略円盤状に形成され、上記棒やすりに対応する径を有するように丸く湾曲した外周縁を有し、この外周縁によりソーチェーンの上刃及び横刃を研磨できると共に、裏側内面によりデプスゲージを研磨できる円盤砥石を使用することが提案されている(特開平9−1423号公報)。
上記公報には、ソーチェーンが装着されているガイドバーを挟み込んで固定される固着部に、ソーチェーン進行方向に対して上側に傾斜した方向に摺動可能、ソーチェーン前側を中心に上方に揺動可能、かつガイドバーと垂直方向に摺動可能に円盤砥石を保持する目立て装置が記載されている。
しかしながら、ソーチェーンには、上刃が水平ではなく横刃から斜め上に伸びるように形成されたものが多い。上記公報の目立て装置ではこのようなソーチェーンを正しく研磨することができない。
また、上記公報の目立て装置では、デプスゲージと上刃との高さの差が一定になるよう研磨できるが、削り量はユーザーの感覚に委ねられるため、切刃によってデプスゲージ及び上刃の高さが不均一になるおそれがある。
また、上記公報の目立て装置は、複雑かつ大型であり、より簡単にソーチェーンの目立てができる目立て装置が望まれている。
特開平9−1423号公報
上述の不都合に鑑みて、本発明は、ソーチェーンの切刃の上刃及び横刃並びにデプスゲージを簡単に研磨できる目立て装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、チェーンソーのガイドバーに装着されるソーチェーンに突設されている切刃及びデプスゲージを研磨する目立て装置であって、上記切刃の上刃及び横刃並びに上記デプスゲージを同時に研磨する円盤砥石と、上記円盤砥石を回転可能に支持する砥石支持部材と、上記ガイドバーに装着されたソーチェーンの進行方向左右に上記円盤砥石を移動させるよう上記砥石支持部材を位置変更可能に支持する可動部材と、上記可動部材が上記ソーチェーン進行方向後方に移動するにつれて下方に移動するよう摺動可能に取り付けられ、上記ソーチェーンの上から上記ガイドバーに装着される装着部材と、上記装着部材に取り付けられ、上記切刃の上記ソーチェーン進行方向後方に当接する当接部材とを備え、上記装着部材が、上記切刃の上面に当接する基部と、上記ガイドバーを挟む位置に配置されるよう上記基部から下方に向けて突出する一対の下垂部とを有し、この一対の下垂部の間隔が上端部よりも下端部において大きくなっていることを特徴とする。
当該目立て装置は、可動部材の移動によって円盤砥石を左右いずれかにオフセットできる。また、当該目立て装置は、装着部材をソーチェーンの上からガイドバーに装着し、装着部材の片側の下垂部の下端内側をガイドバーに当接させることにより、ソーチェーン進行方向の軸を中心に円盤砥石を傾斜させられる。この円盤砥石のオフセット及び傾斜によって、当該目立て装置は、円盤砥石を切刃の上刃及び横刃に対して適切な角度に保持される。また、当該目立て装置は、装着部材上に可動部材を摺動可能に取り付けたことによって、切刃及びデプスゲージに対して円盤砥石をソーチェーン進行方向前方上側から斜めに押し当てる。これにより、切刃の削り込みとデプスゲージの削り込みとが一定となり、上刃とデプスゲージの高さとの差を略一定にするよう研磨できる。また、当該目立て装置は、当接部材により装着部材を切刃に対してソーチェーン進行方向に位置決めをするので、可動部材の摺動による円盤砥石の各切刃に対する削り終わり位置を一定にできる。このように、当該目立て装置は、ソーチェーンの切刃の横刃、上刃及びデプスゲージを簡単に研磨できる。
上記装着部材が、上記ソーチェーン進行方向に離間し、上記一対の下垂部を介して連結される一対の上記基部を有し、上記ソーチェーン進行方向後方の上記基部に上記当接部材が取り付けられ、上記ソーチェーン進行方向前方の上記基部に上記可動部材が取り付けられ、上記円盤砥石が上記可動部材の摺動によって上記一対の基部の間の空間に出退可能に設けられているとよい。このように、円盤砥石のソーチェーン進行方向前後に基部が分割して配置されることで、装着部材のソーチェーン進行方向に対する傾斜を小さくできる。
上記下垂部の下端近傍から内側に突出し、上記ガイドバーに当接可能な突出部を有するとよい。このように、突出部をガイドバーに当接させることで、装着部材のガイドバーに対するソーチェーン進行方向の軸を中心とする傾斜を一定にできる。
上記突出部よりも内側に突出するよう上記下垂部の下端に着脱可能に係合する調節部材を備えるとよい。このような調節部材を装着することによって、装着部材のガイドバーに対するソーチェーン進行方向の軸を中心とする傾斜を調節でき、上刃の形状が異なるソーチェーンに対応できる。
上記円盤砥石が、上記可動部材の摺動方向に垂直な軸を中心に回転するよう支持され、上記砥石支持部材が、上記可動部材の摺動方向に垂直な軸を中心に揺動するよう支持されているとよい。これによって、円盤砥石を上刃及び横刃に対して好ましい姿勢に支持できる。
本発明の目立て装置は、上述のように、ソーチェーンの切刃の横刃、上刃及びデプスゲージを同時かつ簡単に研磨できる。
本発明の一実施形態の目立て装置の斜視図である。 図1の目立て装置の使用状態を示す側面図である。 図1の目立て装置の円盤砥石の拡大側面図である。 図1の目立て装置の使用状態を示す平面図である。 図1の目立て装置の使用状態を示す正面図である。 図1の目立て装置の異なる使用状態を示す正面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[実施形態]
図1の目立て装置は、円盤砥石10と、この円盤砥石10を回転可能に支持する砥石支持部材20と、円盤砥石10を左右に移動させるよう砥石支持部材20を位置変更可能に支持する可動部材30と、この可動部材30が摺動可能に取り付けられる装着部材40と、この装着部材40に移動可能に取り付けられた当接部材50とを備える。
当該目立て装置は、図2に示すように、チェーンソーのガイドバー60に装着されるソーチェーン70に突設されている切刃71及びデプスゲージ72を研磨するものである。
<円盤砥石>
円盤砥石10は、図3に示すように、中心に回転軸11が接続される概略円盤状の砥石である。円盤砥石10は、例えば円盤状に成形した金属体の表面にダイアモンド粉末をバインダーによって接着して形成される。
この円盤砥石10は、外周縁12の断面が円弧状に湾曲しており、この外周縁12によってソーチェーン70の切刃71の上刃73及び横刃74を同時に研磨する。また、円盤砥石10は、裏面が凹んでおり、この裏面の凹部に画定される内面13によってソーチェーン70のデプスゲージ72を研磨する。従って、円盤砥石10は、外周縁12によってソーチェーン70の切刃71の上刃73及び横刃74を研磨すると同時に、内面13によってデプスゲージ72を研磨できる。
円盤砥石10の直径としては、30mm以上100mm以下が好ましく、例えば40mmとされる。
円盤砥石10の内面13は、中心部が僅かに凸状となるような頂角の大きい略円錐面であることが好ましい。このような円錐状の内面13の回転軸11の径方向に対する角度としては0°以上15°以下が好ましく、例えば10°とされる。
当該目立て装置において、上記円盤砥石10は、上刃73のガイドバー60の厚さ方向中心断面における上面と略等しい傾斜角度を有するよう支持される。
<砥石支持部材>
砥石支持部材20は、可動部材30に対して揺動による位置変更が可能なよう枢支軸21によって枢支されており、固定ボルト22で位置が固定できるようになっている。また、砥石支持部材20は、円盤砥石10の上方に、円盤砥石10を駆動するモータ(不図示)を収容し、ユーザーが把持するグリップ部23を有する。このグリップ部23には、モータに通電する駆動スイッチ24と、モータの回転方向を電気的に選択するセレクトスイッチ25とが配設されている。
<可動部材>
可動部材30は、装着部材40上に、平面視でソーチェーン70の進行方向(図2に矢印Dで図示)と平行、かつ側面視でソーチェーン70の進行方向後方に移動するにつれて下方に移動するような方向に摺動可能に支持されている。この可動部材30の摺動方向は、上記円盤砥石10の回転軸11及び砥石支持部材20の搖動の中心軸である枢支軸21と垂直である。つまり、側面視における可動部材30の摺動方向は、ソーチェーン70の上刃73の上面の向きと略等しい。また、可動部材30の装着部材40に対する摺動はその両端位置が定められており、円盤砥石10の切刃71に対する突出位置を制限する。
また、可動部材30は、円盤砥石10の側方に延出するカバー31を有する。このカバー31は、円盤砥石10の上記砥石支持部材20の搖動によっても、円盤砥石10と接触しないように形成されている。
<装着部材>
装着部材40は、円盤砥石10よりもソーチェーン70の進行方向後方においてソーチェーン70の切刃71の上面に当接する第1基部41と、円盤砥石10よりもソーチェーン70の進行方向前方においてソーチェーン70の切刃71の上面に当接する第2基部42と、ソーチェーン70の進行方向に離間する上記第1基部41及び第2基部42の両側端から下方に向けて突出し、第1基部41及び第2基部42を連結する一対の板状の下垂部43,44とを有する。
第1基部41の上には、当接部材50が摺動可能に配設される溝47が形成されている。また、第2基部42の上には、上述の可動部材30が摺動可能に配設されている。具体的手段としては、例えば、可動部材30と一方向に摺動可能に嵌合するガイドレールを第2基部42の上に固定する等の方法がある。
このように、装着部材40は、ソーチェーン70の進行方向に離間して第1基部41と第2基部42との間に、ソーチェーン70が存在し得る作業空間を形成している。そして、円盤砥石10は、この作業空間に上記可動部材30の摺動により出退可能に設けられている。
下垂部43,44は、それぞれ上側が開口するコの字状又はCの字状の側面形状を有し、基部41,42に接続された上端部における間隔よりも下端部における間隔の方が大きくなるよう対称に傾斜している。また、下垂部43,44は、下端近傍から内側に突出する突出部45,46を有する。また、下垂部43,44には、それぞれ外側面に補強のために複数のリブが形成されている。
下垂部43,44の上端部の間隔は、ソーチェーン70の幅よりも僅かに大きい隙間を形成するような距離、例えば6.2mmとされる。下垂部43,44の傾斜は、好ましくは5°以上10°以下、より好ましくは6°以上8°以下とされる。突出部45,46の突出長さとしては、ソーチェーン70の幅とガイドバー60の厚さとの差の略1/2が好ましい。これにより、突出部45,46をガイドバー60に当接させたとき、下垂部43,44をガイドバー60と平行に配置できる。
また、下垂部43,44の下端には、図1に示すように、調節部材80が着脱可能に装着できる。調節部材80は、図1では一方の下垂部43に装着されているが、他方の下垂部44にも同様に装着可能である。この調節部材80は、突出部45,46の少なくとも一部分を覆い、突出部45,46よりも内側に突出するように装着される。
<当接部材>
当接部材50は、例えば金属板を折り曲げて形成される。この当接部材50は、第1基部41の溝47にソーチェーン70の進行方向に沿って移動可能に配設され、留めねじ51によって位置が固定される。このように配設された当接部材50の先端は、切刃71のソーチェーン60進行方向後方に当接可能である。つまり、当接部材50は、先端が切刃71の後方に当接することによって、ソーチェーン70の切刃71の進行方向の位置を定める。
[使用方法]
以上の構成からなる当該目立て装置は、図4に示すように、先ず、研磨する切刃71の横刃74と反対側に円盤砥石10をオフセットするよう、枢支軸21を中心に砥石支持部材20を搖動させ、固定ボルト22で固定する。
そして、ソーチェーン70の上からガイドバー60に装着部材40を装着する。これにより、基部41,42がソーチェーン70の切刃71の上面に載置され、下垂部43,44がガイドバー60を挟む位置に配置される。そして、図5に示すようにグリップ部23を円盤砥石10がオフセットされている側に傾斜させるようにして、正面視でソーチェーン70を中心として装着部材40を傾斜させ、突出部45,46に一方(図5では突出部45)をガイドバー60の側面に当接させる。これによって、下垂部43,44の上端部の幅はソーチェーン70の切刃71の幅と略等しいので、下垂部43がガイドバー60と略平行に保持される。
当接部材50を固定しないで可動部材30を装着部材40上で摺動させ、円盤砥石10をソーチェーン70進行方向後方に移動させる。これによって、円盤砥石10を切刃71のソーチェーン70進行方向前方に当接させ、さらに可動部材30を第1基部21側の摺動端まで摺動させることで、ソーチェーン70進行方向後方に後退させる。ここから当接部材50を切刃71を研磨したい距離だけソーチェーン70を進行方向前方に移動し、円盤砥石10及び可動部材30を後退させた状態で、留めねじ51によって当接部材50を固定することで、切刃71の位置を定める。
このような準備をしてから、駆動スイッチ24により円盤砥石10を回転させ、グリップ部23をソーチェーン70進行方向後方に押圧することで、ソーチェーン70の切刃71の上刃73及び横刃74並びにデプスゲージ72を研磨する。
ここで、上述のように可動部材30の摺動方向は切刃71の上刃73の傾斜に沿う方向であるため、上刃73が当接する円盤砥石10の外周縁12上の位置が略一定であり、円盤砥石10によって研磨された上刃73の先端縁と円盤砥石10の内面13との高さが略一定となる。従って、当該目立て装置を使用して、円盤砥石10の外周縁12によって研磨された上刃73の先端エッジと円盤砥石10の内面13によって研磨されたデプスゲージ72との高さの差は一定となる。
ソーチェーン70の1つのリンク上の切刃71及びデプスゲージ72を研磨したなら、グリップ部23をソーチェーン70進行方向前方に移動し、さらに装着部材40をソーチェーン70から持ち上げて円盤砥石10が次に研磨すべき同じ方向の切刃71の前方に配置する。なお、このときソーチェーン70をデプスゲージ60上で回動させてもよい。
当接部材50は最初の切刃71及びデプスゲージ72を研磨する前に固定されているので、グリップ部23をソーチェーン70進行方向後方に押圧し、可動部材30を第1基部21側の摺動端まで摺動させることで、次の切刃71及びデプスゲージ72を最初に研磨した切刃71及びデプスゲージ72と同じ高さまで研磨することができる。従って、当該目立て装置によって上刃73及びデプスゲージ72を研磨したソーチェーン70を装着したチェーンソーは、切り込み量が一定となる。
さらに、当該目立て装置は、上述のように下垂部43,44の下端に着脱可能な調節部材80を有する。この調節部材80は、下垂部43又は44の下端部に装着されることにより、図6に示すように、装着部材40をソーチェーン70上に装着したときにガイドバー60に当接し、正面視で円盤砥石10の回転軸11をガイドバー60と略平行に保持可能とする。
<利点>
上述のように、当該目立て装置は、最初に当接部材50の位置決めを行うだけで、ソーチェーン70の多数のリンクの切刃71及びデプスゲージ72に対して容易に位置決めできるので、ソーチェーン70の上刃73、横刃74及びデプスゲージ72を同時かつ簡単に研磨できる。
この研磨作業の繰り返しにおいて、当該目立て装置は、円盤砥石10及び円盤砥石を駆動するモータを含むグリップ部23の重みにより装着部材40を傾斜させ、下垂部43,44の突出部45,46をガイドバー60に当接させる。このため、上記円盤砥石10の傾斜を容易に担保できる。
また、当該目立て装置は、装着部材40をソーチェーン70の上からガイドバー60に装着することによって、正面視で(ソーチェーン70の進行方向から見て)円盤砥石10を傾斜させられる。これにより、当該目立て装置は、ソーチェーン70の上刃73の正面視における傾斜に合わせて円盤砥石10を配置できるので、上刃73をその角度に合わせて適切に研磨できる。
また、当該目立て装置において装着部材40は、円盤砥石10の前後にそれぞれ第1基部41及び第2基部42を有するため、側面視における円盤砥石10のソーチェーン70に対する角度が比較的正確である。
また、当該目立て装置では、円盤砥石10が、可動部材30の摺動方向に垂直な回転軸11を有し、砥石支持部材20の枢支軸21がこれに並行であるため、砥石支持部材20の搖動及び可動部材30の摺動による円盤砥石10の角度変化がなく、ソーチェーン70の上刃73、横刃74及びデプスゲージ72を同時に研磨できる状態が維持される。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、当該目立て装置の装着部材の下垂部は、上端部においてソーチェーンに当接し、かつ下方においてガイドバーに当接することによって位置決めできるものであればよく、平板状に限らず、湾曲した板状、枠状及びその他の形状を含むものと解釈される。
また、当該目立て装置の調節部材は、円盤砥石の回転軸をガイドバーと略平行にするものだけでなく、円盤砥石の回転軸を調節部材を使用しないときと異なる角度に保持可能とするものであってもよい。
当該目立て装置は、チェーンソーの使用現場でソーチェーンの目立てを行うために好適に利用できる。
10 円盤砥石
11 回転軸
12 外周縁
13 内面
20 砥石支持部材
21 枢支軸
22 固定ボルト
23 グリップ部
24 駆動スイッチ
25 セレクトスイッチ
30 可動部材
31 カバー
40 装着部材
41 第1基部
42 第2基部
43,44 下垂部
45,46 突出部
47 溝
50 当接部材
51 留めねじ
60 ガイドバー
70 ソーチェーン
71 切刃
72 デプスゲージ
73 上刃
74 横刃
80 調節部材

Claims (5)

  1. チェーンソーのガイドバーに装着されるソーチェーンに突設されている切刃及びデプスゲージを研磨する目立て装置であって、
    上記切刃の上刃及び横刃並びに上記デプスゲージを同時に研磨する円盤砥石と、
    上記円盤砥石を回転可能に支持する砥石支持部材と、
    上記ガイドバーに装着されたソーチェーンの進行方向左右に上記円盤砥石を移動させるよう上記砥石支持部材を位置変更可能に支持する可動部材と、
    上記可動部材が上記ソーチェーン進行方向後方に移動するにつれて下方に移動するよう摺動可能に取り付けられ、上記ソーチェーンの上から上記ガイドバーに装着される装着部材と、
    上記装着部材に取り付けられ、上記切刃の上記ソーチェーン進行方向後方に当接する当接部材とを備え、
    上記装着部材が、上記切刃の上面に当接する基部と、上記ガイドバーを挟む位置に配置されるよう上記基部から下方に向けて突出する一対の下垂部とを有し、この一対の下垂部の間隔が上端部よりも下端部において大きくなっていることを特徴とする目立て装置。
  2. 上記装着部材が、上記ソーチェーン進行方向に離間し、上記一対の下垂部を介して連結される一対の上記基部を有し、
    上記ソーチェーン進行方向後方の上記基部に上記当接部材が取り付けられ、
    上記ソーチェーン進行方向前方の上記基部に上記可動部材が取り付けられ、
    上記円盤砥石が上記可動部材の摺動によって上記一対の基部の間の空間に出退可能に設けられている請求項1に記載の目立て装置。
  3. 上記下垂部の下端近傍から内側に突出し、上記ガイドバーに当接可能な突出部を有する請求項1又は請求項2に記載の目立て装置。
  4. 上記突出部よりも内側に突出するよう上記下垂部の下端に着脱可能に係合する調節部材を備える請求項3に記載の目立て装置。
  5. 上記円盤砥石が、上記可動部材の摺動方向に垂直な軸を中心に回転するよう支持され、
    上記砥石支持部材が、上記可動部材の摺動方向に垂直な軸を中心に揺動するよう支持されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の目立て装置。
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