JPH091423A - チェーンソーの研磨方法および研磨器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 チェーンソーの切刃を、簡単にかつ均一状
に、しかも切れ味よく研磨する。 【構成】 研磨器１のディスクグラインダー１１を左右
に所定量移動自在とするとともに、ダイヤモンドカッタ
ー２０の円弧部をチェーン４で連結した切刃５に対して
そのやや上方から切刃５とディプスゲージ６部の間に下
降して前進して切刃５に当接して研磨するようにし、当
接したダイヤモンドカッター２０の円弧部を切刃５とデ
ィプスゲージ６部との間に後進してやや上方に退避する
ように揺動するようにしている。そして、ディスクグラ
インダー１１を上記のように前後に揺動して、切刃５お
よびディプスゲージ６部をダイヤモンドカッター２０で
研磨していくとともに、順次チェーンを所定ピッチ旋回
し、ディスクグラインダー１１を左右に交互に移動して
切刃５、ディプスゲージ６部をダイヤモンドカッター２
０で研磨していくようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、チェーンソーの研磨方
法および研磨器に関し、特に簡単に、精度よく切刃およ
びディプスゲージ部を研磨することができるチェーンソ
ーの研磨方法および研磨器に関する。

【０００２】

【従来の技術】森や林で木を切ったり、いわゆる日用大
工で木を切ったりするのに、携帯用のチェーンソーが利
用されている。チェーンソーは、能率よく木を切ること
ができるが、切刃を頻繁に研磨する必要がある。

【０００３】従来、チェーンソーの切刃の研磨具とし
て、チェーンソーの案内板に固定したクランプにやすり
のような目立器を所定の角度で取り付け、上記目立器を
手で前後に動かして切刃を目立てするものが知られてい
る。

【０００４】また、グラインダーをクランプ治具に装着
し、チェーンソーからチェーン連結した切刃を取りはず
し、上記クランプ治具にクランプしてディスクグライン
ダーで目立てするものも知られている。

【０００５】しかし、上記のようなものでは、チェーン
ソーの目立てに熟練する必要があり、またチェーンソー
の目立てを簡易、迅速に行うことが難しかった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そのため、近年、昭和
６２年特許出願公表第５０１８９５号公報のようにチェ
ーンソーのチェーンの案内板に万力を固定し、万力に回
転式砥石を取り付けてこの回転式砥石をチェーン連結し
た切刃に対して遠近可能に、かつ左右に所定の角度に動
かせて研磨する装置が提案されている。

【０００７】しかし、上記した装置は、回転式砥石を案
内板に対して垂直状に、かつ垂直方向に動かしているも
ので、装置の支持柱が大きく、装置が重く、携帯性に不
便であり、また切刃のディプスゲージ部の研磨調整が困
難で、手間がかかるものであった。

【０００８】また、平成６年実用新案出願公開第２７０
１５号公報のように比較的簡素なチェーンソーの切刃を
研磨する目立て機が提案されている。

【０００９】しかし、上記の目立て機にあっても、グラ
インダーの回転式砥石を切刃に対してやや斜め状に対向
して上下に移動するため、切刃のディプスゲージ部の研
磨精度がよくなく、またグラインダーを固定器具セット
に一本の軸で枢支しているだけなので、回転式砥石の切
刃に対する位置決め精度がよくなく、切刃およびディプ
スゲージ部を簡単かつ均一状に研磨できないものであっ
た。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、チェ
ーンソーのチェーンで連結した切刃を案内する案内板
に、携帯可能なディスクグラインダーを取着した研磨器
を取りはずし可能に固定して、切刃を研磨するチェーン
ソーの研磨方法において、研磨器のディスクグラインダ
ーに周部が円弧状の研磨面としたダイヤモンドカッター
を取着するとともに、その円弧状の研磨面とした裏面の
周部にもダイヤモンドカッターの研磨面を設け、上記研
磨器のディスクグラインダーを左右に所定量移動自在と
するとともに、ダイヤモンドカッターの円弧部をチェー
ンで連結した切刃に対してそのやや上方から切刃とディ
プスゲージ部の間に下降して前進して切刃に当接し、当
接したダイヤモンドカッターの円弧部を切刃とディプス
ゲージ部との間に後進してやや上方に退避するように揺
動するようにし、上記ディスクグラインダーを上記のよ
うに前後に揺動して、切刃およびディプスゲージ部をダ
イヤモンドカッターで研磨していくとともに、順次チェ
ーンを所定ピッチ旋回するとともに、ディスクグライン
ダーを左右に交互に移動して切刃、ディプスゲージ部を
同時にダイヤモンドカッターで研磨していくことを特徴
とするチェーンソーの研磨方法および研磨器にある。

【００１１】

【作用】本発明のチェーンソーの研磨方法および研磨器
を使用すると、研磨器のディスクグラインダーに周部が
円弧状の研磨面としたダイヤモンドカッターを取着する
とともに、その円弧状の研磨面とした裏面の周部にダイ
ヤモンドカッターの研磨面を設けたことによって、研磨
器のディスクグラインダーのダイヤモンドカッターの先
端の下面側が邪魔にならずに、先端の円弧部で切刃を、
裏面側でディプスゲージ部を研磨することができる。

【００１２】そして、上記研磨器のディスクグラインダ
ーを左右に所定量移動自在とするとともに、ダイヤモン
ドカッターの円弧部をチェーンで連結した切刃に対して
そのやや上方から切刃とディプスゲージ部の間に下降し
て前進して切刃に当接し、当接したダイヤモンドカッタ
ーの円弧部を切刃とディプスゲージ部との間に後進して
やや上方に退避するように揺動するようにし、上記ディ
スクグラインダーを上記のように前後に揺動したことに
よって、チェーン連結の切刃のやや上方から下降し、や
や前進して切刃に当接して研磨できる。

【００１３】また、研磨器を後進操作すると、上記とは
逆に研磨器のダイヤモンドカッターが研磨した切刃から
やや離れ、ついでやや上昇して退避できる。

【００１４】そして、上記ディスクグラインダーを上記
のように前後に揺動して、切刃およびディプスゲージ部
をダイヤモンドカッターで研磨していくとともに、順次
チェーンを所定ピッチ旋回するとともに、ディスクグラ
インダーを左右に交互に移動して切刃、ディプスゲージ
部を同時にダイヤモンドカッターで研磨していくことに
よって、上記したようにして切刃およびディプスゲージ
部を研磨でき、ディプスゲージ部を切刃に対して常に均
一状に所要の高さに研磨でき、切れ味よく目立てできる
ものである。その他の特徴については、以下で説明す
る。

【００１５】

【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図１以下は、本発明の一実施例を示すものである。
チェーンソー１の研磨器２は、携帯可能なもので、図１
のようにリンク３で連結したチェーン４の各切刃５部お
よびディプスゲージ部６を簡単に目立てできるようにし
ている。

【００１６】研磨器２は、図１、図２のように取付台７
の前部にチェーン４の旋回案内用の案内板８に挟着する
案内板固着部９を設け、取付台７の上半部に左右に移動
可能にディスクグラインダー取付部１０を配設し、この
ディスクグラインダー取付部１０の上面にディスクグラ
インダー１１を着脱可能に取着している。

【００１７】案内板固着部９は、図１、図２のように案
内板８の先端部を両側から挟み込んで研磨器２をチェー
ンソー１に固着できるようにしていて、その上部にリン
ク３部を押圧して固定するリンク固定具１３を配設して
チェーン４が動かないようにしている。

【００１８】研磨器２の取付台７は、図１〜図３のよう
に上方が開口していて、その内部に２本の摺動用軸１４
を平行に架設し、この摺動用軸１４に軸着部１５をそれ
ぞれ固定して上方へ立設している。

【００１９】そして、この軸着部１５の両側の立設部１
６に、図１のように後方側に水平状の長状カム孔１７
を、前方側に偏平したＳ字状カム溝１８をそれぞれ開孔
してディスクグラインダー取付部１０を立設部１６に嵌
装し、一定の間隔で平行状とした前後の横軸１９を長状
カム孔１７、Ｓ字状カム溝１８にそれぞれ嵌入して取り
付けている。

【００２０】上記ディスクグラインダー取付部１０は、
研磨器２の取付台７よりも所定の幅だけ狭くして上記立
設部１６を介して取付台７の摺動用軸１４にそって所定
量左右に摺動するようにしているとともに、上記した前
後の横軸１９を介して上記長状カム孔１７、Ｓ字状カム
溝１８にそって前後に摺動するようにしている。

【００２１】そのため、図１のようにディスクグライン
ダー１１のダイヤモンドカッター２０が一点鎖線から実
線のようにチェーン４の切刃５のやや上方から下降して
やや前進して切刃５に当接して研磨でき、研磨後やや後
進して切刃５から離れて、やや上昇して後退するように
して研磨を繰り返し行えるようにしている。

【００２２】なお、取付台７には左右にストッパー２１
をそれぞれ配設して、移動するグラインダー取付部１０
を左右の所定位置にそれぞれ位置決めし、切刃５を交互
に所定の切削角度に目立てできるようにしている。ま
た、上記ディスクグラインダー取付部１０の両側部に
は、図２、図３のように半円弧状の指先把持部２２を取
り付け、この指先把持部２２に指を当ててディスクグラ
インダー取付部１０を左右や前後に移動操作しやすくし
ている。２３は、上記左右のストッパー２１部での位置
決め用のスプリング位置止め具である。

【００２３】このように形成したディスクグラインダー
取付部１０には、図１、図２のようにディスクグライン
ダー１１を着脱具２４によって着脱可能に取り付けるよ
うにしている。

【００２４】ディスクグラインダー１１は、小型で薄型
の携帯用のもので、図１のようにタイミングベルト２５
を介してディスク状のダイヤモンドカッター２０を所定
の回転速度で回転駆動するようにし、ダイヤモンドカッ
ター２０が案内板８の上部にほぼ水平状に切刃５にでき
るだけ近接させるようにしてディスクグラインダー取付
部１０に取り付けている。

【００２５】ダイヤモンドカッター２０は、図４〜図６
のように周部が半円弧状のダイヤモンド研磨の研磨面２
６としているとともに、その円弧状とした研磨面２６の
裏側の外周部分にもダイヤモンド研磨の研磨面２７とし
ている。

【００２６】上記円弧状の研磨面２６は、図１のように
チェーン４の切刃５の形状に対応するようにしており、
またダイヤモンドカッター２０の裏面側の研磨面２７の
深さをディプスゲージ部６の所定の高さに対応するよう
にして、ディプスゲージ部６に対して切刃５の高さを常
に一定の関係に保つように切れ味よく目立て研磨できる
ようにしている。

【００２７】しかして、研磨器２を、図１のようにして
取付台７の案内板固着部９をチェーンソー１の案内板８
の先端部に固着し、図１、図２のようにチェーン４のリ
ンク３部をリンク固着具１３で締め付けて固定する。

【００２８】そして、ディスクグラインダー１１を駆動
し、ディスクグラインダー１１をその指先把持部２２を
持って図２のようにディスクグラインダー取付部１０を
取付台７の片側に移動し、ディスクグラインダー取付部
１０を前進操作すると、ディスクグラインダー取付部１
０の横軸１９が取付台７に立設した立設台１６の長状カ
ム孔１７、Ｓ字状カム溝１８にそって摺動するので、ダ
イヤモンドカッター２０は図１の一点鎖線の状態からや
や前進して下降して切刃５の凹部に挿入し、さらにやや
前進して先端の弧状の研磨面２６が切刃５に当接し、裏
側の研磨面２７がディプスゲージ部６に当接する。

【００２９】したがって、ダイヤモンドカッター２０の
先端の研磨面２６で切刃５を、裏側の研磨面２７でディ
プスゲージ部６をそれぞれ同時に研磨でき、切刃５の高
さとディプスゲージ部６の高さを常に一定の関係に研磨
でき、切れ味よく目立てできる。

【００３０】そして、一の切刃５が目立てできたら、デ
ィスクグラインダー取付部１０を後方へ移動すると、上
記と反対にダイヤモンドカッター２０がやや後進して上
昇し、切刃５の凹部から離れて元の位置に後退する。

【００３１】そして、リンク固定具１３を弛めて、チェ
ーン４を１ピッチ移動し、再びリンク３部をリンク固定
具１３で締め付けてロックし、ディスクグラインダー取
付部１０を他方側へ移動し、再びディスクグラインダー
取付部１１を前進操作すると、上記したようにして切刃
５、ディプスゲージ部６を研磨できる。

【００３２】このようにしてチェーンソー１の切刃５、
ディプスゲージ部６をダイヤモンドカッター２０を左右
に移動して目立て研磨していくことができるものであ
る。

【００３３】特に、上記したようにディスクグラインダ
ーをチェーンソーの案内板に対して垂直状に対向してダ
イヤモンドカッターを案内板の上部にほぼ水平状として
目立てできるため、安全に、かつ迅速に行えるものであ
る。

【００３４】また、ディスクグラインダー取付部に指先
把持部を配設しているため、操作がしやすく、左右、前
後方向に簡単に、安全に移動できるとともに、ディスク
グラインダー取付部を上記したカム機構によって摺動す
るため誤操作がなく、かつ常に所定位置に作動して均一
に目立てすることができる。

【００３５】なお、案内板固定部を案内板の先端側に固
着して研磨するようにしたが、寸法を長くするなどして
所定の位置を固着して研磨するようにでき、またディス
クグラインダーはバッテリー式、充電式、自動車からの
チャージ式、コードレス式とするなど使用場所に適宜に
対応できるように形成でき、その他上記した本発明の趣
旨の範囲内において適宜に変形実施することができるも
のである。

【００３６】

【発明の効果】以上のように本発明にあっては、研磨器
のディスクグラインダーのダイヤモンドカッターの先端
の下面側が邪魔にならずに、先端の円弧部で切刃、裏面
側でディプゲージ部を研磨することができる。そして、
上記ディスクグラインダーをカム機構を介して前後に摺
動して研磨できるので、切刃を所望通りに容易に、かつ
均一状に研磨していくことができる。そして、ダイヤモ
ンドカッターの周部の半円弧状の研磨面で切刃を研磨し
ていくと同時にダイヤモンドカッターの裏面の研磨部で
ディプスゲージ部を研磨するので、切刃のディプスゲー
ジ部を切刃に対して常に均一状に所要の高さに研磨で
き、切れ味よく目立てできるものである。

【００３７】また、研磨器のダイヤモンドカッターをチ
ェーンソーの案内板の上端部に対してほぼ平行状に、か
つ切刃に接近させて配設して切刃、ティプスゲージ部を
研磨することによって、装置を一層小型化でき、安全
に、かつ迅速にディスクグラインダーのダイヤモンドカ
ッターを操作して研磨できる。

【００３８】またさらに、研磨器の取付台と一体に形成
した案内板固着部でチェーンソーの案内板の先端部を挟
着し、上記挟着した案内板固着具のすぐ上部のチェーン
連結の切刃間のリンク部をリンク固着具で固定し、上記
リンク固定具で固定した研磨器側の切刃およびディプス
ゲージ部をダイヤモンドカッターで研磨することによっ
て、切刃、ディプスゲージ部を円滑に、精度よく研磨す
ることができる。

【００３９】さらに、移動可能なディスクグラインダー
取付部に指先を当てて把持する指先把持部を配設し、こ
の指先把持部に指先を当ててディスクグラインダー取付
部を操作することによって、容易に、安全にチェーンソ
ーを研磨処理できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の一部省略した側面図、

【図２】同上の一部省略した平面図、

【図３】同上の端面図、

【図４】同上のダイヤモンドカッターの側断面図、

【図５】同上のダイヤモンドカッターの一部省略した底
面図、

【図６】同上の周部の拡大した側断面図。

【符号の説明】

１…チェーンソー ２…研磨器 ３…
リンク ４…チェーン ５…切刃 ６…
ディプスゲージ部 ７…取付台 ８…案内板 ９…
案内板固着部 １０…ディスクグラインダー取付部 １１
…ディスクグラインダー １３…リンク固定具 １７…長状カム孔 １８
…Ｓ字状カム溝 １９…横軸 ２０…ダイヤモンドカッタ
ー ２２…把持部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 高司 兵庫県神戸市垂水区神陵台２丁目３番４− 402号 (72)発明者 桑原 豊昭 大阪府箕面市牧落１丁目19番34号

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 チェーンソーのチェーンで連結した切刃
   を案内する案内板に、携帯可能なディスクグラインダー
   を取着した研磨器を取りはずし可能に固定して、切刃を
   研磨するチェーンソーの研磨方法において、 研磨器のディスクグラインダーに周部が円弧状の研磨面
   としたダイヤモンドカッターを取着するとともに、その
   円弧状の研磨面とした裏面の周部にもダイヤモンドカッ
   ターの研磨面を設け、 上記研磨器のディスクグラインダーを左右に所定量移動
   自在とするとともに、ダイヤモンドカッターの円弧部を
   チェーンで連結した切刃に対してそのやや上方から切刃
   とディプスゲージ部の間に下降して前進して切刃に当接
   し、当接したダイヤモンドカッターの円弧部を切刃とデ
   ィプスゲージ部との間に後進してやや上方に退避するよ
   うに揺動するようにし、 上記ディスクグラインダーを上記のように前後に揺動し
   て、切刃およびディプスゲージ部をダイヤモンドカッタ
   ーで研磨していくとともに、順次チェーンを所定ピッチ
   旋回するとともに、ディスクグラインダーを左右に交互
   に移動して切刃、ディプスゲージ部を同時にダイヤモン
   ドカッターで研磨していくことを特徴とするチェーンソ
   ーの研磨方法。
2. 【請求項２】 研磨器のダイヤモンドカッターをチェー
   ンソーの案内板の上端部に対してほぼ平行状に、かつ切
   刃に接近させて配設し、切刃、ディプスゲージ部を研磨
   していく請求項１に記載のチェーンソーの研磨方法。
3. 【請求項３】 研磨器の取付台と一体に形成した案内板
   固着部でチェーンソーの案内板の先端部を挟着し、 上記挟着した案内板固着具のすぐ上部のチェーン連結の
   切刃間のリンク部をリンク固着具で固定し、 上記リンク固定具で固定した研磨器側の切刃およびディ
   プスゲージ部をダイヤモンドカッターで研磨していく請
   求項１または２に記載のチェーンソーの研磨方法。
4. 【請求項４】 移動可能なディスクグラインダー取付部
   に指先を当てて把持する指先把持部を配設し、この指先
   把持部に指先を当ててディスクグラインダー取付部を操
   作して研磨する請求項１ないし３のいずれかに記載のチ
   ェーンソーの研磨方法。
5. 【請求項５】 チェーン連結した切刃の旋回案内用の案
   内板の先端部に挟着する案内板固着部を研磨器の取付台
   の前方側に配設し、 上記取付台にディスクグラインダー取付部を左右に往復
   移動可能に配設するとともに、ディスクグラインダー取
   付部の上面にダイヤモンドカッターをチェーンソーの案
   内板の上端に対してほぼ平行状に、かつ切刃に接近させ
   てディスクグラインダーを着脱可能に配設し、 上記ダイヤモンドカッターを切刃のやや上部から下降し
   て切刃を研磨可能に、ディスクグラインダー取付部を取
   付台にその後方側で水平状の長状カム孔に後方側の横軸
   を嵌装するとともに、その前方側で偏平なＳ字状カム溝
   に前方側の横軸を嵌装して装着したことを特徴とするチ
   ェーンソーの研磨器。
6. 【請求項６】 ダイヤモンドカッタ−の周部に下方側へ
   折曲した円弧状の研磨面を設けるとともに、ダイヤモン
   ドカッターの裏側にディプスゲージ部を研磨する研磨面
   を設けた請求項５に記載のチェーンソーの研磨器。
7. 【請求項７】 研磨する切刃のすぐ前方の刃部間のリン
   ク部を固定するリンク固定具を研磨器の案内板固着部に
   配設した請求項５または６に記載のチェーンソーの研磨
   器。
8. 【請求項８】 移動可能なディスクグラインダー取付部
   に指先を当てて把持する指先把持部を配設した請求項５
   ないし７のいずれかに記載のチェーンソーの研磨器。