JP3201761U - ディスクグラインダ及びその切断作業用補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】切込み深度を容易に設定可能で、切断用ディスクを切断対象物に対して安定して直角に保持することができるディスクグラインダ及び切断作業用補助具を提供する。【解決手段】長尺のベース部材10と、ベース部材10上に、支軸5を支点として揺動自在に支持されるグラインダ本体2と、グラインダ本体2の駆動軸3に装着される切断用ディスク4と、グラインダ本体2をベース部材10に対して所定の角度で支える支え部材20と、を備え、切断用ディスク4はベース部材10の側縁より外側に位置し、前記支軸5は、グラインダ本体2の長手方向に離れた位置に配置されており、グラインダ本体2のベース部材10に対する傾き角度に応じて、ベース部材10から下方に突出する切断用ディスク4の切込み深度dが設定される構成で、ベース部材10の前記切断対象物W上面と接触する底面10aは切断用ディスク4の側面4aと直角に設定されている。【選択図】図1
Description
本考案は、携帯式のディスクグラインダに関し、特に、材料の真直な切断に適したディスクグラインダ及びその切断作業用補助具に関するものである。
従来から、ディスクグラインダは、金属や石等の硬い材料について、現場で、容易に切断、研磨、研削加工等、多用途に利用できる携帯工具として利用されている。
このディスクグラインダを用いて金属板等の平らな材料を切断する場合、切断作業用の補助具として、たとえば、特許文献1に記載のような、ガイドベースが用いられている。このガイドベースは、切断用ディスクの保護カバーに固定されるガイドピースに、固定ねじによって取り付けられ、材料表面に当接して切断用ディスクの切込み深度を規制すると共に、切断用ディスクの姿勢を材料面に対して直角に案内するように構成されていた。
しかしながら、従来のガイドベースは、保護カバーに取り付けられ、切断用ディスクの周辺に当接しているだけなので、ディスクグラインダ自体は手で支えていないと切断用ディスクの姿勢を直角に保つことができず、不安定であった。
また、切断作業は、作業者がグラインダ本体の重量を支えつつ、目視で確認しながら行うので、正確に切断することが困難である。
また、切断作業は、作業者がグラインダ本体の重量を支えつつ、目視で確認しながら行うので、正確に切断することが困難である。
本考案は上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、切込み深度を容易に設定可能で、切断用ディスクを切断対象物に対して安定して直角に保持することができ、正確に切断し得るディスクグラインダ及び切断作業用補助具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、
切断対象物に載置される長尺のベース部材と、該ベース部材上に、揺動支点を中心として揺動自在に支持されるグラインダ本体と、該グラインダ本体の前部側面に突出する駆動軸に装着される切断用ディスクと、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクはベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定されていることを特徴とする。
切断対象物に載置される長尺のベース部材と、該ベース部材上に、揺動支点を中心として揺動自在に支持されるグラインダ本体と、該グラインダ本体の前部側面に突出する駆動軸に装着される切断用ディスクと、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクはベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定されていることを特徴とする。
本考案によれば、揺動支点を中心にグラインダ本体を傾け、支え部材によって支持することによって、切込み深度を簡単に設定することができる。
また、切断作業において、グラインダ本体の重量はベース部材によって支持されている
ので、作業者はグラインダ本体の重量を手で支える必要はなく、作業が極めて安全かつ容易となる。
さらに、ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は切断用ディスクの側面と直角に設定されているので、切断対象物に対する切断用ディスクの直角度は安定して維持される。
また、切断作業において、グラインダ本体の重量はベース部材によって支持されている
ので、作業者はグラインダ本体の重量を手で支える必要はなく、作業が極めて安全かつ容易となる。
さらに、ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は切断用ディスクの側面と直角に設定されているので、切断対象物に対する切断用ディスクの直角度は安定して維持される。
本考案のディスクグラインダは、さらに、次のように構成することができる。
請求項2に対応する構成
前記ベース部材の左右側縁の少なくとも一方には、前記切断用ディスクの側面と平行に直線状に延びるサイドガイドが設けられていることが好ましい。
このサイドガイドを、切断作業時に、通常用いられる定規に宛がうことによって、真っ直ぐに切断作業を行うことができる。
請求項3に対応する構成
さらに、前記グラインダ本体を支える揺動支点を、切断用ディスクの駆動軸よりベース部材の長手方向後方に配置すれば、切削時のブレが少なく、切込み深度を一定にして切断することができる。
請求項4に対応する構成
前記支え部材によって支えられるグラインダ本体の傾き角度を調整して前記切断用ディスクの切込み深度を調整可能とする切込み深度調整機構を備える構成とすれば、切断対象物の板厚や切断すべき溝深さに応じて、切込み深度を適宜調整することができる。特に、本考案は、ベース部材によって、切断作業中の切断用ディスクの姿勢が安定するので、切込み深度調整機構によって調整した深さの溝を均一に形成することができる。
請求項5に対応する構成
前記切込み深度調整機構は、前記支え部材の長さは一定で、前記支え部材のグラインダ本体側端部をグラインダ本体に対して一定位置に支持し、ベース部材側端部を、前記ベース部材と平行に長手方向に移動可能に支持し、前記支え部材のベース部材側端部を前後に移動させることで、グラインダ本体の傾き角度を変化させる構成とすることができる。
このようにすれば、支え部材のベース部材側端部をベース部材と平行に前後に移動させるだけで、切込み深度の調整を簡単に行うことができる。
請求項6に対応する構成
前記支え部材のベース部材側端部は、前記ベース部材上に取り付けられた切込み深度調整板に設けられた複数の係合部のいずれかに係合離脱可能となっており、前記複数の係合部が、前記ベース部材の長手方向に沿って所定間隔で配置される構成とすれば、ベース部材自体に加工する必要がなく、製造が容易である。
請求項2に対応する構成
前記ベース部材の左右側縁の少なくとも一方には、前記切断用ディスクの側面と平行に直線状に延びるサイドガイドが設けられていることが好ましい。
このサイドガイドを、切断作業時に、通常用いられる定規に宛がうことによって、真っ直ぐに切断作業を行うことができる。
請求項3に対応する構成
さらに、前記グラインダ本体を支える揺動支点を、切断用ディスクの駆動軸よりベース部材の長手方向後方に配置すれば、切削時のブレが少なく、切込み深度を一定にして切断することができる。
請求項4に対応する構成
前記支え部材によって支えられるグラインダ本体の傾き角度を調整して前記切断用ディスクの切込み深度を調整可能とする切込み深度調整機構を備える構成とすれば、切断対象物の板厚や切断すべき溝深さに応じて、切込み深度を適宜調整することができる。特に、本考案は、ベース部材によって、切断作業中の切断用ディスクの姿勢が安定するので、切込み深度調整機構によって調整した深さの溝を均一に形成することができる。
請求項5に対応する構成
前記切込み深度調整機構は、前記支え部材の長さは一定で、前記支え部材のグラインダ本体側端部をグラインダ本体に対して一定位置に支持し、ベース部材側端部を、前記ベース部材と平行に長手方向に移動可能に支持し、前記支え部材のベース部材側端部を前後に移動させることで、グラインダ本体の傾き角度を変化させる構成とすることができる。
このようにすれば、支え部材のベース部材側端部をベース部材と平行に前後に移動させるだけで、切込み深度の調整を簡単に行うことができる。
請求項6に対応する構成
前記支え部材のベース部材側端部は、前記ベース部材上に取り付けられた切込み深度調整板に設けられた複数の係合部のいずれかに係合離脱可能となっており、前記複数の係合部が、前記ベース部材の長手方向に沿って所定間隔で配置される構成とすれば、ベース部材自体に加工する必要がなく、製造が容易である。
請求項7に対応する構成
前記深度調整板を、さらにベース部材の長手方向に微調整移動可能とする微調整機構を設ければ、係合部の選択によって粗調整をし、その上で微調整を行うので、微調整を、迅速かつ容易にできる。
請求項8に対応する構成
前記深度調整機構は、前記ベース部材上に長手方向に沿って前後に延び、回転方向には移動可能で、かつ軸方向には移動不能に支持される送りねじ軸と、この送りねじ軸に螺合する可動部材とを備え、前記支え部材のグラインダ本体側端部がグラインダ本体に回転自在に支持され、ベース部材側端部が前記可動部材に回転自在に支持される構成としてもよい。
請求項9、10に対応する構成
前記グラインダ本体は、本体支持具を介してベース部材に揺動自在に支持され、さらに、本体支持具を介して支え部材によって支持される構成とすれば、グラインダ本体自体の形状を変更することなく、ベース部材を組み付けることができる。したがって、グラインダ本体として、市販のディスクグラインダを利用することができる。
請求項11に対応する構成
本体支持具は、前記グラインダ本体の、前記駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングと、を接続する固定ねじを利用して固定する構成とすれば、本体支持具の取付けが簡単にできる。
前記深度調整板を、さらにベース部材の長手方向に微調整移動可能とする微調整機構を設ければ、係合部の選択によって粗調整をし、その上で微調整を行うので、微調整を、迅速かつ容易にできる。
請求項8に対応する構成
前記深度調整機構は、前記ベース部材上に長手方向に沿って前後に延び、回転方向には移動可能で、かつ軸方向には移動不能に支持される送りねじ軸と、この送りねじ軸に螺合する可動部材とを備え、前記支え部材のグラインダ本体側端部がグラインダ本体に回転自在に支持され、ベース部材側端部が前記可動部材に回転自在に支持される構成としてもよい。
請求項9、10に対応する構成
前記グラインダ本体は、本体支持具を介してベース部材に揺動自在に支持され、さらに、本体支持具を介して支え部材によって支持される構成とすれば、グラインダ本体自体の形状を変更することなく、ベース部材を組み付けることができる。したがって、グラインダ本体として、市販のディスクグラインダを利用することができる。
請求項11に対応する構成
本体支持具は、前記グラインダ本体の、前記駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングと、を接続する固定ねじを利用して固定する構成とすれば、本体支持具の取付けが簡単にできる。
また、本考案のディスクグラインダの切断作業用補助具は、長尺のグラインダ本体と、該グラインダ本体の前部側面に突出する駆動軸に装着される切断用ディスクと、を備えたディスクグラインダの切断作業用補助具であって、
切断対象物に載置され、揺動支点を中心として前記グラインダ本体を揺動自在に支持するベース部材と、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクは前記ベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定され、
前記グラインダ本体は、本体支持具に支持され、該本体支持具を介して、ベース部材に揺動自在に支持され、さらに本体支持具を介して、支え部材によって支持されていることを特徴とする。
このような切断作業用補助具を用いることで、グラインダ本体として市販のディスクグラインダを用いることができ、切断用ディスクを切断対象物に対して直角に維持しつつ、安定した切込み深度で真っ直ぐに切断することができる。
また、切断作業用補助具を取り外せば、ディスクグラインダを用いて研磨、研削等の各種作業に用いることができる。
また、本体支持具は、駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングに接続する固定ねじを利用して固定される構成とすれば、取付けが簡単にできる。
切断対象物に載置され、揺動支点を中心として前記グラインダ本体を揺動自在に支持するベース部材と、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクは前記ベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定され、
前記グラインダ本体は、本体支持具に支持され、該本体支持具を介して、ベース部材に揺動自在に支持され、さらに本体支持具を介して、支え部材によって支持されていることを特徴とする。
このような切断作業用補助具を用いることで、グラインダ本体として市販のディスクグラインダを用いることができ、切断用ディスクを切断対象物に対して直角に維持しつつ、安定した切込み深度で真っ直ぐに切断することができる。
また、切断作業用補助具を取り外せば、ディスクグラインダを用いて研磨、研削等の各種作業に用いることができる。
また、本体支持具は、駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングに接続する固定ねじを利用して固定される構成とすれば、取付けが簡単にできる。
本考案によれば、切込み深度を容易に設定可能で、切断作業中、切断用ディスクを切断対象物に対して安定して直角に保持することができ、切断対象物を安全かつ正確に切断することができる。
以下に本考案を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本考案の一実施形態に係るディスクグラインダを示している。図1は、グラインダ本体を傾けた状態、図2はグラインダ本体の収納状態を示している。
先ず、ディスクグラインダの全体構成について、主として図1を参照して説明する。
図において、1はディスクグラインダの全体構成を示すもので、このディスクグラインダ1は、切断対象物Wに載置される長尺のベース部材10と、ベース部材10上に、揺動支点としての支軸5を中心として揺動自在に支持されるグラインダ本体2と、グラインダ本体2の前部側面に突出する駆動軸3に装着される切断用ディスクとしての切断用砥石4と、グラインダ本体2をベース部材10に対して所定の角度で支える支え部材20と、を備えた構成となっている。
切断用砥石4はベース部材10の側縁より外側に位置し、揺動支点の軸である支軸5は、駆動軸3に対して平行で、かつ、グラインダ本体2の長手方向に離れた位置に配置されており、グラインダ本体2のベース部材10に対する傾き角度に応じて、ベース部材10から下方に突出する切断用砥石4の切込み深度が設定される。
また、ベース部材10の切断対象物W上面との接触面である底面10aは切断用砥石4の側面4aと直角に設定されている。この切断用砥石4の側面4aは、切断用砥石4の円形の外周を通る面と平行であり、ベース部材10の底面10aが切断用砥石4の側面4aと直角ということは、ベース部材10の底面10aが駆動軸3と平行な面となっている。なお、この例ではベース部材10の底面10aが切断対象物Wとの接触面となっているが、底面にガイド板が設けられていてもよく、要するにベース部材10の切断対象物W上面と接触する接触面が、切断用砥石4の側面4aと直角に設定されていればよい。
また、ベース部材10の側縁に位置するサイドガイドとしてのサイド板12,12は、切断用砥石4の側面4aと平行に保持されている。
図1及び図2は、本考案の一実施形態に係るディスクグラインダを示している。図1は、グラインダ本体を傾けた状態、図2はグラインダ本体の収納状態を示している。
先ず、ディスクグラインダの全体構成について、主として図1を参照して説明する。
図において、1はディスクグラインダの全体構成を示すもので、このディスクグラインダ1は、切断対象物Wに載置される長尺のベース部材10と、ベース部材10上に、揺動支点としての支軸5を中心として揺動自在に支持されるグラインダ本体2と、グラインダ本体2の前部側面に突出する駆動軸3に装着される切断用ディスクとしての切断用砥石4と、グラインダ本体2をベース部材10に対して所定の角度で支える支え部材20と、を備えた構成となっている。
切断用砥石4はベース部材10の側縁より外側に位置し、揺動支点の軸である支軸5は、駆動軸3に対して平行で、かつ、グラインダ本体2の長手方向に離れた位置に配置されており、グラインダ本体2のベース部材10に対する傾き角度に応じて、ベース部材10から下方に突出する切断用砥石4の切込み深度が設定される。
また、ベース部材10の切断対象物W上面との接触面である底面10aは切断用砥石4の側面4aと直角に設定されている。この切断用砥石4の側面4aは、切断用砥石4の円形の外周を通る面と平行であり、ベース部材10の底面10aが切断用砥石4の側面4aと直角ということは、ベース部材10の底面10aが駆動軸3と平行な面となっている。なお、この例ではベース部材10の底面10aが切断対象物Wとの接触面となっているが、底面にガイド板が設けられていてもよく、要するにベース部材10の切断対象物W上面と接触する接触面が、切断用砥石4の側面4aと直角に設定されていればよい。
また、ベース部材10の側縁に位置するサイドガイドとしてのサイド板12,12は、切断用砥石4の側面4aと平行に保持されている。
支軸5の位置は、グラインダ本体2の長手方向(ベース部材10の長手方向)に見て、駆動軸3よりも所定寸法だけ後方に位置し、グラインダ本体2の後端を持ち上げると、シーソー状に駆動軸3を含むギアハウジング7側が下方に下がり、本体ハウジング6側が上方に持ち上がるように傾き、切断用砥石4が、ベース板11の底面より切込み深度d分だけ突出するようになっている。
このように、支軸5の位置を、グラインダ本体2の長手方向(ベース部材10の長手方向)に見て、駆動軸3よりも後方に位置させれば、切削時のブレが少なく、切込み深度を一定にして切断することができる。
この支軸5の位置は、駆動軸3より所定寸法だけ前方に位置していてもよい。その場合には、グラインダ本体2を持ち上げる方向に傾けると、すなわち、傾き角度が大きくなると、切断用砥石4の切込み深度が浅くなり、切断用砥石の傾き角度が小さいと、切断用砥石4の切込み深度が深くなる構成となる。
このように、支軸5の位置を、グラインダ本体2の長手方向(ベース部材10の長手方向)に見て、駆動軸3よりも後方に位置させれば、切削時のブレが少なく、切込み深度を一定にして切断することができる。
この支軸5の位置は、駆動軸3より所定寸法だけ前方に位置していてもよい。その場合には、グラインダ本体2を持ち上げる方向に傾けると、すなわち、傾き角度が大きくなると、切断用砥石4の切込み深度が浅くなり、切断用砥石の傾き角度が小さいと、切断用砥石4の切込み深度が深くなる構成となる。
グラインダ本体2は、この実施形態では、市販のディスクグラインダが用いられている。グラインダ本体2は、本体支持具30を介して、ベース部材10に揺動自在に支持され、さらに本体支持具30を介して、支え部材20によって支持されている。
グラインダ本体2は、内部にモータが内蔵された長尺の本体ハウジング6と、本体ハウジング6の長手方向前端に接続され前記駆動軸3にモータの回転を伝達する傘歯車等のギア列が内蔵されたギアハウジング7と、を備えている。
切断用ディスクとしての切断用砥石4は薄い円板形状の砥石で、円周部分が切断用として利用される。もっとも、駆動軸3には、切断用砥石4の他に、研磨、研削用の各種砥石を装着して各種作業を行うことも可能である。
なお、本体ハウジング6の後端には、電力供給用のケーブル8が設けられているが、電池が内蔵されたディスクグラインダでもよい。また、ギアハウジング7には、切断用砥石4を覆う保護カバーが適宜装着され、保護カバーには、適宜集塵用のホース等も取付け可能である。
グラインダ本体2は、内部にモータが内蔵された長尺の本体ハウジング6と、本体ハウジング6の長手方向前端に接続され前記駆動軸3にモータの回転を伝達する傘歯車等のギア列が内蔵されたギアハウジング7と、を備えている。
切断用ディスクとしての切断用砥石4は薄い円板形状の砥石で、円周部分が切断用として利用される。もっとも、駆動軸3には、切断用砥石4の他に、研磨、研削用の各種砥石を装着して各種作業を行うことも可能である。
なお、本体ハウジング6の後端には、電力供給用のケーブル8が設けられているが、電池が内蔵されたディスクグラインダでもよい。また、ギアハウジング7には、切断用砥石4を覆う保護カバーが適宜装着され、保護カバーには、適宜集塵用のホース等も取付け可能である。
また、本実施形態のディスクグラインダは、グラインダ本体2の傾き角度を調整して切断用砥石4の切込み深度dを調整可能とする切込み深度調整機構を備えている。
切込み深度調整機構は、この実施形態では、支え部材20の長さは一定とし、グラインダ本体側端部21がグラインダ本体2に対して一定位置に支持され、ベース部材側端部22が、ベース部材10と平行に長手方向に移動可能に支持され、支え部材20のベース部材側端部22を前後に移動させることで、グラインダ本体2の支持角度を変化させる構成となっている。
すなわち、支え部材20のグラインダ本体側端部21は、支軸25を介して、本体支持具30に回転自在に支持され、ベース部材側端部22は、ベース部材10上の切込み深度調整板40に設けられた複数の係合凸部43のいずれかに係合離脱可能となっている。複数の係合凸部43は、ベース部材10の長手方向に沿って前後に所定間隔で配置され、この複数の係合凸部43の一つを選択的に選ぶことにより、グラインダ本体2の傾き角度が段階的に変化し、切断用砥石4のベース部材10の底面からの下方への突出量、すなわち切込み深度が段階的に調整される。最前端の係合凸部43に係合した位置で、傾斜角度が40°程度に設定することが好適である。
切込み深度調整板40は、さらに、微調整機構としての微調整ねじ44によって、ベース部材10の長手方向(前後方向)に微調整移動可能となっている。すなわち、微調整ねじ44は、切込み深度調整板40の後端面にねじ込まれ、微調整ねじ44の回転によって切込み深度を微調整するようになっている。
切込み深度調整機構は、この実施形態では、支え部材20の長さは一定とし、グラインダ本体側端部21がグラインダ本体2に対して一定位置に支持され、ベース部材側端部22が、ベース部材10と平行に長手方向に移動可能に支持され、支え部材20のベース部材側端部22を前後に移動させることで、グラインダ本体2の支持角度を変化させる構成となっている。
すなわち、支え部材20のグラインダ本体側端部21は、支軸25を介して、本体支持具30に回転自在に支持され、ベース部材側端部22は、ベース部材10上の切込み深度調整板40に設けられた複数の係合凸部43のいずれかに係合離脱可能となっている。複数の係合凸部43は、ベース部材10の長手方向に沿って前後に所定間隔で配置され、この複数の係合凸部43の一つを選択的に選ぶことにより、グラインダ本体2の傾き角度が段階的に変化し、切断用砥石4のベース部材10の底面からの下方への突出量、すなわち切込み深度が段階的に調整される。最前端の係合凸部43に係合した位置で、傾斜角度が40°程度に設定することが好適である。
切込み深度調整板40は、さらに、微調整機構としての微調整ねじ44によって、ベース部材10の長手方向(前後方向)に微調整移動可能となっている。すなわち、微調整ねじ44は、切込み深度調整板40の後端面にねじ込まれ、微調整ねじ44の回転によって切込み深度を微調整するようになっている。
図2は、グラインダ本体2の収納状態を示している。
図示するように、使用していない状態では、支え部材20のベース部材側端部22をベース部材10の調整板40の係合凸部43から外し、支え部材20を後方に延ばして、グラインダ本体2をベース部材10に沿って折り畳み、収納形態とする。この収納位置では、グラインダ本体2の切断用砥石4の下端位置はベース板11の底面10aよりも上方に位置するように設定される。
このようにすれば、安定して載置できない形状のグラインダ本体2を、安定した状態で収納することができる。なお、この収納形態では、サイド板12の高さは、収納形態のグラインダ本体2が半分程度隠れる高さとなっている。
また、ベース部材10の左右のサイド板12,12間の幅は、グラインダ本体2の本体ハウジング6の幅よりも広く、切断用砥石4が設けられる側のサイド板12とグラインダ本体2との間の隙間を利用して、切粉を回収する集塵ホース60を装着可能となっている。
図示するように、使用していない状態では、支え部材20のベース部材側端部22をベース部材10の調整板40の係合凸部43から外し、支え部材20を後方に延ばして、グラインダ本体2をベース部材10に沿って折り畳み、収納形態とする。この収納位置では、グラインダ本体2の切断用砥石4の下端位置はベース板11の底面10aよりも上方に位置するように設定される。
このようにすれば、安定して載置できない形状のグラインダ本体2を、安定した状態で収納することができる。なお、この収納形態では、サイド板12の高さは、収納形態のグラインダ本体2が半分程度隠れる高さとなっている。
また、ベース部材10の左右のサイド板12,12間の幅は、グラインダ本体2の本体ハウジング6の幅よりも広く、切断用砥石4が設けられる側のサイド板12とグラインダ本体2との間の隙間を利用して、切粉を回収する集塵ホース60を装着可能となっている。
次に、各構成部について、図3(A)を参照して詳細に説明する。説明にあたって、必要に応じて、図1及び図2を適宜参照するものとする。
ベース部材10は、長尺のベース板11と、ベース板11の長手方向に沿った両側縁に設けられるサイド板12、12と、を備えた断面コ字形状の部材である。
ベース板11は、グラインダ本体2の長手方向に延びる長方形状の板で、サイド板12,12は、ベース板11の長辺に沿ってベース板11から直角に立ち上がる構成となっている。ベース板11の巾はグラインダ本体2の巾より幅広で、長手方向の長さはグラインダ本体2の長手方向の長さよりも若干短い。すなわち、ベース板11の前端がグラインダ本体2の前端より若干短く、後端がグラインダ本体2の後端より若干長くなっている。そして、グラインダ本体2の重心位置をベース板11に垂直に投影した位置は、ベース板11の巾方向には、ベース板11の巾の範囲内に位置し、べ―ス板11の長手方向には、重心位置はグラインダ本体2の傾斜角度によって変化するものの、前記支持軸5より後方、図示例では支持軸5と支え部材20のベース部材側端部22の間に位置する。
サイド板12,12の側面は、ベース部材10に装着されたグラインダ本体2の切断用砥石4の側面4aと平行、駆動軸3に対しては直交方向に延びている。ベース板11の前端部には、本体支持具30を揺動自在に支持するための支軸5を回転自在に支持する一対
の支持片13,13が切り起こされており、サイド板12の前端12aは、ベース板11の前端より短く、側方から支持片13,13が露出して支軸5が挿通可能となっている。
また、ベース板11の長手方向後方部分には、切込み深度調整板40を保持するための、一対の調整板保持部15,15が張り出している。この調整板保持部15,15は、ベース板11の長手方向に沿って前後に延びる断面逆L字形状に延びる切り起こし片で、調整板40の案内片42を長手方向に移動自在に保持している。
さらに、ベース板11の前記調整板保持部15,15のさらに後方には、微調整ねじ44を、回転自在に保持する保持片16が立設されている。
なお、ベース板11とサイド板12には、集塵ホース固定用の固定孔19が設けられている。固定孔19は、前後に2箇所ずつ設けられ、たとえば、切起こし片19aによって保持することもできるし、固定孔19に不図示の固定用バンド等を通して固定するようにしてもよい。
ベース部材10は、長尺のベース板11と、ベース板11の長手方向に沿った両側縁に設けられるサイド板12、12と、を備えた断面コ字形状の部材である。
ベース板11は、グラインダ本体2の長手方向に延びる長方形状の板で、サイド板12,12は、ベース板11の長辺に沿ってベース板11から直角に立ち上がる構成となっている。ベース板11の巾はグラインダ本体2の巾より幅広で、長手方向の長さはグラインダ本体2の長手方向の長さよりも若干短い。すなわち、ベース板11の前端がグラインダ本体2の前端より若干短く、後端がグラインダ本体2の後端より若干長くなっている。そして、グラインダ本体2の重心位置をベース板11に垂直に投影した位置は、ベース板11の巾方向には、ベース板11の巾の範囲内に位置し、べ―ス板11の長手方向には、重心位置はグラインダ本体2の傾斜角度によって変化するものの、前記支持軸5より後方、図示例では支持軸5と支え部材20のベース部材側端部22の間に位置する。
サイド板12,12の側面は、ベース部材10に装着されたグラインダ本体2の切断用砥石4の側面4aと平行、駆動軸3に対しては直交方向に延びている。ベース板11の前端部には、本体支持具30を揺動自在に支持するための支軸5を回転自在に支持する一対
の支持片13,13が切り起こされており、サイド板12の前端12aは、ベース板11の前端より短く、側方から支持片13,13が露出して支軸5が挿通可能となっている。
また、ベース板11の長手方向後方部分には、切込み深度調整板40を保持するための、一対の調整板保持部15,15が張り出している。この調整板保持部15,15は、ベース板11の長手方向に沿って前後に延びる断面逆L字形状に延びる切り起こし片で、調整板40の案内片42を長手方向に移動自在に保持している。
さらに、ベース板11の前記調整板保持部15,15のさらに後方には、微調整ねじ44を、回転自在に保持する保持片16が立設されている。
なお、ベース板11とサイド板12には、集塵ホース固定用の固定孔19が設けられている。固定孔19は、前後に2箇所ずつ設けられ、たとえば、切起こし片19aによって保持することもできるし、固定孔19に不図示の固定用バンド等を通して固定するようにしてもよい。
本体支持具30は、グラインダ本体2の下側面に沿って、グラインダ本体2の長手方向に延びる段付きの金属製の板状部材である。
本体支持具30の前端部の左右側縁には、ベース板11の前端部に切り起こされた支持片13に重なる軸受片33が設けられ、この軸受片33と支持片13の各軸孔を合わせて支軸5が回転自在に挿入され、支軸5の両端がナット5a等により軸方向には移動不能に固定される。
また、本体支持具30の前端縁には、前記軸受片33の前端を連結するように、上方にL字形状に折曲された折曲片32が設けられ、この折曲片32の左右両端部に、グラインダ本体2を固定する固定片31,31が突設されている。この固定片31,31は、グラインダ本体2のギアハウジング7を、本体ハウジング6に固定する固定ねじ9が利用される。
すなわち、図1(A),(B)に示すように、本体ハウジング6の前端の接続端部61は断面四角形状となっており、その前面の四隅が四本の固定ねじ9に固定され、この内の下側2本の固定ねじ9を利用して固定片31,31が固定される。
本体支持具30の前端部の左右側縁には、ベース板11の前端部に切り起こされた支持片13に重なる軸受片33が設けられ、この軸受片33と支持片13の各軸孔を合わせて支軸5が回転自在に挿入され、支軸5の両端がナット5a等により軸方向には移動不能に固定される。
また、本体支持具30の前端縁には、前記軸受片33の前端を連結するように、上方にL字形状に折曲された折曲片32が設けられ、この折曲片32の左右両端部に、グラインダ本体2を固定する固定片31,31が突設されている。この固定片31,31は、グラインダ本体2のギアハウジング7を、本体ハウジング6に固定する固定ねじ9が利用される。
すなわち、図1(A),(B)に示すように、本体ハウジング6の前端の接続端部61は断面四角形状となっており、その前面の四隅が四本の固定ねじ9に固定され、この内の下側2本の固定ねじ9を利用して固定片31,31が固定される。
本体支持具30は、グラインダ本体2のギアハウジング7の下側2本の固定ねじ9、9を外し、本体ハウジングの接続端部の下面左右側縁を本体支持具30の左右軸受片33,33の上縁に載せ、前端の固定片31,31を、固定ねじ9を外した座面に押し当て、固定ねじ9,9よって、ギアハウジング7と共に本体ハウジング6に固定される。
本体支持具30の前半部30Aは、軸受片33の高さ分だけ、グラインダ本体2に対して隙間が生じるので、後半部30Bとの間に、軸受片33の高さ分だけ段部30Cが設けられ、後半部30Bがグラインダ本体2の下側縁に接触するように構成されている。
また、本体支持具30の後端辺には、支え部材20の幅分だけコの字形状に切欠き36が設けられ、この切欠き36の内側辺に、支え部材20を回転自在に支持するための折曲片37が設けられている。折曲片37は本体支持具30に対して下方に折曲されている。
なお、本体支持具30のグラインダ本体2への固定は、場合によっては、固定ねじ91の頭部を、図3(C)に示すようなねじ穴91aを設けた特殊ねじとし、固定ねじ91の頭部を座面として第2の固定ねじ92で固定片31をねじ止めするようにしてもよい。
本体支持具30の前半部30Aは、軸受片33の高さ分だけ、グラインダ本体2に対して隙間が生じるので、後半部30Bとの間に、軸受片33の高さ分だけ段部30Cが設けられ、後半部30Bがグラインダ本体2の下側縁に接触するように構成されている。
また、本体支持具30の後端辺には、支え部材20の幅分だけコの字形状に切欠き36が設けられ、この切欠き36の内側辺に、支え部材20を回転自在に支持するための折曲片37が設けられている。折曲片37は本体支持具30に対して下方に折曲されている。
なお、本体支持具30のグラインダ本体2への固定は、場合によっては、固定ねじ91の頭部を、図3(C)に示すようなねじ穴91aを設けた特殊ねじとし、固定ねじ91の頭部を座面として第2の固定ねじ92で固定片31をねじ止めするようにしてもよい。
支え部材20は、そのグラインダ本体側端部21が、本体支持具30を介して、グラインダ本体2に揺動自在に支持され、他端のベース部材側端部22がベース部材に設けた係合凸部43に係合してグラインダ本体2を支える構成である。
支え部材20は、本体支持具30より幅狭の板状部材で、グラインダ本体側端部21の両側に、本体支持具30の後端の折曲片37に重なる折曲片23が設けられ、重なった折曲片37,23を、支軸25を介して回転自在に連結する構成となっている。支軸25の端部は、たとえば、ナット25aによって固定される。折曲片23は支え部材20の板面に対して下方に折曲されている。
支え部材20のベース部材側端部22は、所定角度折曲されている。折曲角度は、支え部材20の板面に対して後方に向かって鈍角に折れまがっている。
支え部材20は、本体支持具30より幅狭の板状部材で、グラインダ本体側端部21の両側に、本体支持具30の後端の折曲片37に重なる折曲片23が設けられ、重なった折曲片37,23を、支軸25を介して回転自在に連結する構成となっている。支軸25の端部は、たとえば、ナット25aによって固定される。折曲片23は支え部材20の板面に対して下方に折曲されている。
支え部材20のベース部材側端部22は、所定角度折曲されている。折曲角度は、支え部材20の板面に対して後方に向かって鈍角に折れまがっている。
切込み深度調整板40は、扁平な直方体形状の調整板本体41と、調整板本体41の左右側面の下縁から左右側方に水平に張り出す案内片42と、を備えている。案内片42、42はベース板11の調整板保持部15,15によって上下方向には移動不能で、かつ、ベース板11の中心軸方向には移動可能に保持される。調整板本体41の上面には、ベース板11の長手方向に、所定間隔で複数の係合凸部43が突設されている。この係合凸部43は、ベース板11の板面と平行で、かつベース板11の長手方向に対して直交方向、すなわちベース板11の巾方向に所定長さだけ延びている。この係合凸部43の長さは、支え部材20の幅分に設定されている。係合凸部43は、調整板本体41の上面を切り起こした切り起こし片によって構成され、この係合凸部43は、上方に向かって前方に傾斜するように所定角度だけ傾斜している。
係合凸部43は、図3(A)では、切起し片によって構成されているが、図3(B)に示すように、鋸刃状に突出する凸部43aによって構成してもよい。
また、係合部は、凸部形状ではなく、凹部形状とし、ベース部材側端部22が嵌り込むような構成としてもよい。
係合凸部43は、図3(A)では、切起し片によって構成されているが、図3(B)に示すように、鋸刃状に突出する凸部43aによって構成してもよい。
また、係合部は、凸部形状ではなく、凹部形状とし、ベース部材側端部22が嵌り込むような構成としてもよい。
また、調整板本体41の後端面には、微調整ねじ44がねじ込まれる調整ねじ穴45が設けられている。微調整ねじ44は、ベース板11に設けられた固定片16に、軸方向には移動不能の状態で回転自在に支持されている。軸方向の移動の規制は、たとえば、止め輪等によって規制される。
この微調整ねじ44を回転することによって、調整板本体41の前後位置が微調整され、これによって、グラインダ本体2の傾きが微小に変化し、切断用砥石4の切込み深度dが微調整されるようになっている。
この微調整ねじ44を回転することによって、調整板本体41の前後位置が微調整され、これによって、グラインダ本体2の傾きが微小に変化し、切断用砥石4の切込み深度dが微調整されるようになっている。
次に、図4を参照して、本実施形態のディスクグラインダの使用方法について説明する。
切断作業にあたっては、まず、金属板や石板等の切断すべき切断対象物の厚さに応じて、切込み深度を調整する。
切込み深度の調整は、グラインダ本体2の本体ハウジング6を手に持って、支軸5を揺動支点にして所定角度だけ持ち上げ、支え部材20のベース部材側端部22を、ベース板11上の調整板40上面のいずれかの係合凸部43に係合し、切断用砥石4の切込み深度dを設定する。前方の係合凸部43に係合するほど、グラインダ本体2の傾斜が大きくなり、前端の切断用砥石4の切込み深度が大きくなる。
切込み深度を微調整する場合には、微調整ねじ44を回転させる。微調整ねじ44を回転させると、調整板40がベース部材10の中心軸方向に沿って前後に移動し、傾斜角度が変化して切込み深度が微調整できる。係合凸部43との係合位置によって、段階的に切り込み深さが設定されるので、微調整も短時間に行うことができる。
切断対象物Wを完全に切断して切り落とす場合には、切断対象物Wの厚みより大きければよいので、必ずしも微調整は不要であるが、切断対象物Wを完全に切断するのではなく、一部を残した切断して溝を形成する場合には、微調整ねじ44を使用することにより、溝深さを高精度に設定することができる。
切断作業にあたっては、まず、金属板や石板等の切断すべき切断対象物の厚さに応じて、切込み深度を調整する。
切込み深度の調整は、グラインダ本体2の本体ハウジング6を手に持って、支軸5を揺動支点にして所定角度だけ持ち上げ、支え部材20のベース部材側端部22を、ベース板11上の調整板40上面のいずれかの係合凸部43に係合し、切断用砥石4の切込み深度dを設定する。前方の係合凸部43に係合するほど、グラインダ本体2の傾斜が大きくなり、前端の切断用砥石4の切込み深度が大きくなる。
切込み深度を微調整する場合には、微調整ねじ44を回転させる。微調整ねじ44を回転させると、調整板40がベース部材10の中心軸方向に沿って前後に移動し、傾斜角度が変化して切込み深度が微調整できる。係合凸部43との係合位置によって、段階的に切り込み深さが設定されるので、微調整も短時間に行うことができる。
切断対象物Wを完全に切断して切り落とす場合には、切断対象物Wの厚みより大きければよいので、必ずしも微調整は不要であるが、切断対象物Wを完全に切断するのではなく、一部を残した切断して溝を形成する場合には、微調整ねじ44を使用することにより、溝深さを高精度に設定することができる。
予め、作業台110上には切断対象物Wを固定し、切断対象物W上に切断予定線と平行に定規120を取り付ける。
次に、切断対象物Wの上面に、ディスクグラインダのベース部材10を載置し、手でグラインダ本体2を押さえ、サイド板12を、定規120に当接させ、切断用砥石4を切断対象物Wの切断予定位置の端に合わせる。定規120の位置によって、切断位置を調整することができる。
そして、切断用砥石4を回転駆動させ、定規120に沿ってサイド板12を滑らせつつ、ベース部材10の底面10aを切断対象物Wの上面に沿って滑らせ、切断対象物Wを切断していく。この例では、切断対象物Wの前端から切断用砥石4を当てて、グラインダ本体2を手前に引いて切断している。
切断作業中は、グラインダ本体2の重量はベース部材10によって支持されているので、作業者はグラインダ本体2の重量を手で支える必要はなく、グラインダ本体2を手で押さえ、ベース部材10を滑らせて切断方向に集中すればよく、作業が極めて安全かつ容易となる。図4では、片手でグラインダ本体2を押さえる図となっているが、グラインダ本体2を両手で押さえてもよく、安全性を考慮して作業する。
また、ベース部材10の底面10aに対して切断用砥石4が直角に取り付けられているので、ベース部材10をすべらせていくだけで、切断対象物Wに対する切断用砥石4の直角度は安定して維持される。さらに、定規120に沿ってサイド板12を切断予定線に沿って真っ直ぐに切断することができる。
なお、切断対象物Wを完全に切断せず、一部を残して切断して溝を掘る場合、一定の溝を正確に作製することができる。このような溝を作成することで、たとえば、厚手の金属板であっても、この溝に沿って容易に折り曲げることができる。
また、巾の広いベース部材10を用い、切断用ディスクを安定して保持できるので、切断用ディスクとして、木材切断用のチップソーを取付け、切断対象物Wとして木材の切断や溝掘りに用いることもできる。もちろん、チップソーの場合には、保護カバーや回転数等、安全性の高いものにすることが必要となる。
次に、切断対象物Wの上面に、ディスクグラインダのベース部材10を載置し、手でグラインダ本体2を押さえ、サイド板12を、定規120に当接させ、切断用砥石4を切断対象物Wの切断予定位置の端に合わせる。定規120の位置によって、切断位置を調整することができる。
そして、切断用砥石4を回転駆動させ、定規120に沿ってサイド板12を滑らせつつ、ベース部材10の底面10aを切断対象物Wの上面に沿って滑らせ、切断対象物Wを切断していく。この例では、切断対象物Wの前端から切断用砥石4を当てて、グラインダ本体2を手前に引いて切断している。
切断作業中は、グラインダ本体2の重量はベース部材10によって支持されているので、作業者はグラインダ本体2の重量を手で支える必要はなく、グラインダ本体2を手で押さえ、ベース部材10を滑らせて切断方向に集中すればよく、作業が極めて安全かつ容易となる。図4では、片手でグラインダ本体2を押さえる図となっているが、グラインダ本体2を両手で押さえてもよく、安全性を考慮して作業する。
また、ベース部材10の底面10aに対して切断用砥石4が直角に取り付けられているので、ベース部材10をすべらせていくだけで、切断対象物Wに対する切断用砥石4の直角度は安定して維持される。さらに、定規120に沿ってサイド板12を切断予定線に沿って真っ直ぐに切断することができる。
なお、切断対象物Wを完全に切断せず、一部を残して切断して溝を掘る場合、一定の溝を正確に作製することができる。このような溝を作成することで、たとえば、厚手の金属板であっても、この溝に沿って容易に折り曲げることができる。
また、巾の広いベース部材10を用い、切断用ディスクを安定して保持できるので、切断用ディスクとして、木材切断用のチップソーを取付け、切断対象物Wとして木材の切断や溝掘りに用いることもできる。もちろん、チップソーの場合には、保護カバーや回転数等、安全性の高いものにすることが必要となる。
切断作業終了後、支え部材20のベース部材側端部22を調整板40の係合凸部43から外し、後方に延ばせば、グラインダ本体2は、その自重によって、その姿勢がベース部材10に沿って水平状態になり、図2に示した通り、切断用砥石4の下端がベース部材10底面から上方に引っ込み、ベース部材10に収納状態となる。収納状態と使用状態の切り替えは、支え部材20の下端を調整板40の係合凸部43と係合・離脱させるだけでよく、作業が極めて容易である。
次に、本考案の他の実施形態について説明する。
図5は、上記実施形態と異なる形態の切込み深度調整機構を設けたディスクグラインダを示している。以下の説明では、切込み深度調整機構についてのみ説明するものとし、図1と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略するものとする。
この切込み深度調整機構は、ベース部材10上に長手方向に沿って前後に延び、回転方向には移動可能で、かつ軸方向には移動不能に支持される送りねじ軸46と、送りねじ軸46に螺合する可動部材48とを備え、支え部材20のグラインダ本体側端部21がグラインダ本体2を支持する本体支持具30に回転自在に支持され、ベース部材側端部22が可動部材48に回転自在に支持される構成となっている。
送りねじ軸46の両端は、ベース板11に固定された軸受部49,49に、回転自在で、かつ軸方向には移動不能に取り付けられている。可動部材48には、送りねじ軸46が螺合する不図示のねじ穴が設けられ、底面がベース板11の上面に摺動自在に面接触しており、回転方向には移動不能となっている。
図5は、上記実施形態と異なる形態の切込み深度調整機構を設けたディスクグラインダを示している。以下の説明では、切込み深度調整機構についてのみ説明するものとし、図1と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略するものとする。
この切込み深度調整機構は、ベース部材10上に長手方向に沿って前後に延び、回転方向には移動可能で、かつ軸方向には移動不能に支持される送りねじ軸46と、送りねじ軸46に螺合する可動部材48とを備え、支え部材20のグラインダ本体側端部21がグラインダ本体2を支持する本体支持具30に回転自在に支持され、ベース部材側端部22が可動部材48に回転自在に支持される構成となっている。
送りねじ軸46の両端は、ベース板11に固定された軸受部49,49に、回転自在で、かつ軸方向には移動不能に取り付けられている。可動部材48には、送りねじ軸46が螺合する不図示のねじ穴が設けられ、底面がベース板11の上面に摺動自在に面接触しており、回転方向には移動不能となっている。
切込み深度の調整は、送りねじ軸46の後端の調整つまみ47を回転させることで、送りねじ軸46を回転させ、この回転に応じて可動部材47を軸方向に移動させる。可動部材47を前方に移動させれば、支え部材20のベース部材側端部22が前方に移動し、グラインダ本体2の傾き角度が大きくなって、切込み深度が大きくなる。一方、可動部材48を後方に移動させれば、支え部材20のベース部材側端部22が後方に移動し、グラインダ本体2の傾き角度が小さくなって、切込み深度を小さくすることができる。
なお、上記各実施形態では、切込み深度調整機構を備えたベース部材10及び支え部材
20は、本体支持具30を介して、既存のディスクグラインダに着脱可能に組み付けられるもので、図3に示したように、ベース部材10、支え部材20及び本体支持具30の組立体を切断作業用補助具50とし、ディスクグラインダのアタッチメントとすることができる。
この切断作業用補助具50は、切断作業の場合にのみ使用し、他の研削、研磨作業を行う場合に、切断作業用補助具50を外せば、既存のディスクグラインダを、従前と同様に、各種作業に用いることができる。
もちろん、切断作業用補助具50を装着していても、ベース部材10を収納状態としておけば、ベース部材10とグラインダ本体2をまとめて手で持つことができるので、そのままで、他の研削、研磨作業を行うことも可能である。
20は、本体支持具30を介して、既存のディスクグラインダに着脱可能に組み付けられるもので、図3に示したように、ベース部材10、支え部材20及び本体支持具30の組立体を切断作業用補助具50とし、ディスクグラインダのアタッチメントとすることができる。
この切断作業用補助具50は、切断作業の場合にのみ使用し、他の研削、研磨作業を行う場合に、切断作業用補助具50を外せば、既存のディスクグラインダを、従前と同様に、各種作業に用いることができる。
もちろん、切断作業用補助具50を装着していても、ベース部材10を収納状態としておけば、ベース部材10とグラインダ本体2をまとめて手で持つことができるので、そのままで、他の研削、研磨作業を行うことも可能である。
また、上記各実施形態では、グラインダ本体2に対して、本体支持具30を介して、ベース部材及び支え部材20を組み付けているが、ベース部材10を揺動自在に支持する支軸5の軸受片33や、支え部材20のグラインダ本体側端部21を揺動自在に支持する折曲片23を、グラインダ本体2に設けておけば、本体支持具30は不要である。
また、揺動支点として、ベース部材10を左右の支持片13,13を貫く支軸5を中心として揺動自在としているが、支軸5ではなく、たとえば左右の支持片13,13と軸受片33,33に、互いに凹凸係合するような凸部が凹部に回転自在に嵌り込んで揺動可能となった連結構造でもよく、要するに、ベース部材10にグラインダ本体2が揺動自在に連結され、駆動軸3と平行の揺動中心の軸が構成されていればよい。支え部材20のグラインダ本体側端部21と本体支持具30の後端部を回転自在に連結する支軸25についても同様で、支軸25を介して連結する構成に限定されず、要するに揺動自在に連結されていればよい。
また、揺動支点として、ベース部材10を左右の支持片13,13を貫く支軸5を中心として揺動自在としているが、支軸5ではなく、たとえば左右の支持片13,13と軸受片33,33に、互いに凹凸係合するような凸部が凹部に回転自在に嵌り込んで揺動可能となった連結構造でもよく、要するに、ベース部材10にグラインダ本体2が揺動自在に連結され、駆動軸3と平行の揺動中心の軸が構成されていればよい。支え部材20のグラインダ本体側端部21と本体支持具30の後端部を回転自在に連結する支軸25についても同様で、支軸25を介して連結する構成に限定されず、要するに揺動自在に連結されていればよい。
また、上記各実施形態では、切込み深度調整機構として、一定長さの支え部材20のベース部材側端部22を、ベース部材10の長手方向(前後方向)に移動可能に支持することにより、グラインダ本体2の傾き角度を調整しているが、グラインダ本体側端部21を、グラインダ本体2の長手方向(前後方向)に移動可能に支持する構成としてもよいし、両方が長手方向に移動可能に支持される構成となっていてもよい。
また、上記実施形態では、支え部材を一定長さとしているが、支え部材自体の長さが伸縮可能な構成とし、支え部材の長さを変えることによって、グラインダ本体の傾き角度を変化させ、切込み深度を調整するようにしてもよい。要するに、グラインダ本体の傾き角度を調整可能な、種々の構成をとることが可能である。
また、上記実施形態では、支え部材を一定長さとしているが、支え部材自体の長さが伸縮可能な構成とし、支え部材の長さを変えることによって、グラインダ本体の傾き角度を変化させ、切込み深度を調整するようにしてもよい。要するに、グラインダ本体の傾き角度を調整可能な、種々の構成をとることが可能である。
1 ディスクグラインダ
2 グラインダ本体
3 駆動軸、4 切断用砥石(切断用ディスク)、4a 側面
5 支軸(揺動支点)、5a ナット、
6 本体ハウジング、61 接続端部、
7 ギアハウジング
8 ケーブル、9 固定ねじ
91 固定ねじ、91a ねじ穴
92 第2の固定ねじ
10 ベース部材
10a 底面、11 ベース板、12 サイド板
12a 前端、13 支持片、15 調整板保持部
16 保持片、19 固定孔、19a 切起こし片
20 支え部材
21 グラインダ本体側端部、22 ベース部材側端部
23 折曲片、25 支軸、25a ナット
30 本体支持具
30a 前半部、30b 後半部、30c 段部
31 固定片、32 折曲片、33 軸受片、35 支軸
36 切欠き、37 折曲片
40 切込み深度調整板
41 調整板本体、42 案内片
43 係合凸部(係合部)
43a 凸部
44 微調整ねじ、45 調整ねじ穴
46 送りねじ軸、48 可動部材
48 つまみ部、49 軸受部
50 切断作業用補助具
60 集塵ホース
110 作業台、120 定規
W 切断対象物
2 グラインダ本体
3 駆動軸、4 切断用砥石(切断用ディスク)、4a 側面
5 支軸(揺動支点)、5a ナット、
6 本体ハウジング、61 接続端部、
7 ギアハウジング
8 ケーブル、9 固定ねじ
91 固定ねじ、91a ねじ穴
92 第2の固定ねじ
10 ベース部材
10a 底面、11 ベース板、12 サイド板
12a 前端、13 支持片、15 調整板保持部
16 保持片、19 固定孔、19a 切起こし片
20 支え部材
21 グラインダ本体側端部、22 ベース部材側端部
23 折曲片、25 支軸、25a ナット
30 本体支持具
30a 前半部、30b 後半部、30c 段部
31 固定片、32 折曲片、33 軸受片、35 支軸
36 切欠き、37 折曲片
40 切込み深度調整板
41 調整板本体、42 案内片
43 係合凸部(係合部)
43a 凸部
44 微調整ねじ、45 調整ねじ穴
46 送りねじ軸、48 可動部材
48 つまみ部、49 軸受部
50 切断作業用補助具
60 集塵ホース
110 作業台、120 定規
W 切断対象物
Claims (13)
- 切断対象物に載置される長尺のベース部材と、該ベース部材上に、揺動支点を中心に揺動自在に支持されるグラインダ本体と、該グラインダ本体の前部側面に突出する駆動軸に装着される切断用ディスクと、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクはベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定されていることを特徴とするディスクグラインダ。 - 前記ベース部材の左右側縁の少なくとも一方には、前記切断用ディスクの側面と平行に直線状に延びるサイドガイドが設けられている請求項1に記載のディスクグラインダ。
- 前記グラインダ本体を支える揺動支点は前記切断用ディスクの駆動軸よりベース部材の長手方向後方に配置されている請求項1又は2に記載のディスクグラインダ。
- 前記支え部材によって支えられるグラインダ本体の傾き角度を調整して前記切断用ディスクの切込み深度を調整可能とする切込み深度調整機構を備えている請求項1乃至3のいずれかの項に記載のディスクグラインダ。
- 前記切込み深度調整機構は、前記支え部材の長さは一定で、前記支え部材のグラインダ本体側端部がグラインダ本体に対して一定位置に支持され、ベース部材側端部が、前記ベース部材と平行に長手方向に移動可能に支持され、前記支え部材のベース部材側端部を前後に移動させることで、グラインダ本体の傾き角度を変化させる構成となっている請求項4に記載のディスクグラインダ。
- 前記支え部材のベース部材側端部は、前記ベース部材上に取り付けられた切込み深度調整板に設けられた複数の係合部のいずれかに係合離脱可能となっており、前記複数の係合部は、前記ベース部材の長手方向に沿って所定間隔で配置されている請求項5に記載のディスクグラインダ。
- 前記調整板を、さらに前記ベース部材の長手方向に微調整移動可能とする微調整機構が設けられている請求項6に記載のディスクグラインダ。
- 前記深度調整機構は、前記ベース部材上に長手方向に沿って延び、回転方向には移動可能で、かつ軸方向には移動不能に支持される送りねじ軸と、該送りねじ軸に螺合する可動部材とを備え、前記支え部材のグラインダ本体側端部がグラインダ本体に回転自在に支持され、ベース部材側端部が前記可動部材に回転自在に支持される構成となっている請求項4に記載のディスクグラインダ。
- 前記グラインダ本体は、本体支持具を介してベース部材に揺動自在に支持され、さらに、本体支持具を介して支え部材によって支持されている請求項1乃至8のいずれかの項に記載のディスクグラインダ。
- 前記グラインダ本体は、市販のディスクグラインダである請求項9に記載のディスクグラインダ。
- 前記本体支持具は、前記グラインダ本体の、前記駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングと、を接続する固定ねじを利用して固定される請求項10に記載のディスクグラインダ。
- 長尺のグラインダ本体と、該グラインダ本体の前部側面に突出する駆動軸に装着される切断用ディスクと、を備えたディスクグラインダの切断作業用補助具であって、
切断対象物に載置され、揺動支点を中心に前記グラインダ本体を揺動自在に支持するベース部材と、前記グラインダ本体を前記ベース部材に対して所定の角度で支える支え部材と、を備え、
前記切断用ディスクは前記ベース部材の側縁より外側に位置し、前記揺動支点の軸は、前記駆動軸に対して平行で、かつ、前記グラインダ本体の長手方向に離れた位置に配置されており、前記グラインダ本体の前記ベース部材に対する傾き角度に応じて、前記ベース部材から下方に突出する切断用ディスクの切込み深度が設定される構成で、
前記ベース部材の前記切断対象物上面との接触面は前記切断用ディスクの側面と直角に設定され、
前記グラインダ本体は、本体支持具に支持され、該本体支持具を介して、ベース部材に揺動自在に支持され、さらに本体支持具を介して、支え部材によって支持されていることを特徴とするディスクグラインダの切断作業用補助具。 - 前記本体支持具は、前記グラインダ本体の、前記駆動軸が突出するギアハウジングと、モータが内蔵される本体ハウジングと、を接続する固定ねじを利用して固定される請求項12に記載のディスクグラインダの切断作業用補助具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005218U JP3201761U (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | ディスクグラインダ及びその切断作業用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015005218U JP3201761U (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | ディスクグラインダ及びその切断作業用補助具 |
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JP2015005218U Expired - Fee Related JP3201761U (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | ディスクグラインダ及びその切断作業用補助具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017086476A1 (ja) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 株式会社マキタ | グラインダ |
-
2015
- 2015-10-15 JP JP2015005218U patent/JP3201761U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2017086476A1 (ja) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 株式会社マキタ | グラインダ |
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