JP6277269B2 - 改良されたチューインガム及びその調製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、改良されたコーティングされたチューインガム及びその調製方法に関する。
糖を含まないコーティングされたチューインガム等のコーティングされたチューインガムは、主に、コア(中心と呼ばれることもある)と、前記コアを被覆するコーティングとからなり、前記コーティングは、通常、多数の個別のコーティング層で構成されている。少なくとも甘味料、香料及び他の添加物から主に構成される前記コーティングは、通常、チューインガムに望ましい視覚的外観、栄養価、味及び/又は感覚的特性を与える。チューインガムコアは、通常、ガムベース、バルク甘味料、強力(intensive)甘味料、香料及びグリセロール等の可塑剤からなり、テクスチャー及び消費者が経験するチューイング特性に主に関与する。
糖を含まないコーティングされたチューインガムの従来の製造方法では、水性液体又は懸濁ポリオールをチューインガムコアに添加した後、乾燥することが行われ、あるいは、水性液体又は懸濁ポリオールにポリオールを有するドライチャージを加えて添加した後、乾燥することが行われる。
EP 0664674 B1及びWO 00/38532には、チューインガムコア、特に糖を含まないチューインガムコアをコーティングする種々の方法が記載されている。これらの糖を含まないチューインガム、特にイソマルトでコーティングしたものはよく知られており、市場で需要の高い製品である。それらは、通常、グリセロールを軟化剤又は可塑剤としてガム中心に含有する。これらには、グリセロールは水分引き出し効果をガム中心に与えると記載されている。結果として、コーティングは乾燥し、大気から水分を吸収し、最終的にその本来の特性及び貯蔵寿命安定性を失う。しかし、グリセロールは水分を引き出すことが知られているものの、その防腐機能により、EP 0328849 B1には、湿潤剤とみなされるグリセロールをチューインガムに含むことが教示されている。
他方、例えばEP 0314739 B1から、チューインガムコアのコーティングでは、商業的に受け入れられない製品をもたらす、極めて望ましくないコア成分(水も含む)のコーティングへの移動が問題となることも広く知られている。これらの製品はその当初の感覚的及び官能的品質を失うだけでなく、貯蔵寿命安定性を意味する貯蔵の低下が問題となる。
従って、これらの製品は全て、特に湿度の高い状態で制限される貯蔵寿命安定性を今もなお特徴とする。さらに、特に硬いコーティング、特にクランチ感(crunchy)のあるコーティングを好む消費者の数が増えており、この要求は、先行技術のチューインガムでは適切に解決されない。
EP 0664674 B1 WO 00/38532 EP 0328849 B1 EP 0314739 B1
本発明は、前記技術的課題に基づき、前記の欠点を克服するコーティングされたチューインガムを提供し、特に、改善された貯蔵寿命及び改善された硬さ、特にコーティングの改善されたクランチ感を有するコーティングされたチューインガム及びこれを得るための方法を提供する。
本発明は前記課題を独立請求項の教示により解決する。
特に、本発明は、グリセロールを含有しない、特にグリセロールをそのコアに含有しない、糖を含まない(無糖の)コーティングされたチューインガムを提供することによりその技術的課題を解決する。
本発明の貢献の1つは、特定の甘味料系の使用により、グリセロールを含まないチューインガムが、優れた可塑性及びテクスチャー並びに甘味料、湿潤剤及び可塑剤としての機能を示すことである。
本発明は、特に、そのコアが、(1)水素化デンプン加水分解物、(2)イソマルト粒子、(3)ソルビトール粒子及び(4)少なくとも1種の甘味増強剤及び高甘味度甘味料(high intensity sweetener)から実質的になる、特にこれらからなる特定の甘味料系であって、チューインガムに甘味を与え、4つの成分(1)〜(4)が互いに特定の量比で存在する甘味料系の存在を特徴とする、糖を含まず、且つグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムを提供する。
驚くべきことに、かかる甘味料系は可塑性及びテクスチャーをチューインガムに与え、消費者の要望に完全に適合し、望ましくないクランチ感及び貯蔵寿命安定性の損失を引き起こすコアの成分(例えばメントール)のコーティングへの移動を引き起こさないか、又は支援しないことを見出した。
従って、本発明のコア及びコーティングを含む、糖及びグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムは、少なくとも1種のチューインガムベースと、少なくとも1種のモノテルペンと、前記の4成分から実質的になる、特にこれらからなる特定の甘味料系であって、可塑剤系及び甘味料系として機能し、その成分の特定の量比において非常に安定な可塑剤系及び甘味料系を提供する甘味料系とを含むコアを特徴とし、該コアは、その周囲のコーティングに悪影響を与えず、特に水分をコーティングからコアへと引き出さず、コアからコーティングへの成分の望ましくない移動を引き起こさない。
本発明の特定の有利な効果は、コア中に存在する香料、すなわち少なくとも1種のモノテルペンのコーティングへの移動がほとんどないか、全くないことが観察されることである。
本発明は、特に、コア及びコーティングを含む、糖を含まず、且つグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムであって、
コアが、
a) 少なくとも1種のチューインガムベース
b) 少なくとも1種のモノテルペン
c) 甘味料系であって、
c1) 水素化デンプン加水分解物
c2) 少なくとも90重量%の粒子が100μm未満の粒径を有するイソマルト粒子
c3) ソルビトール粒子、及び
c4) 少なくとも1種の高甘味度甘味料及び/又は甘味増強剤
からなる甘味料系
を含み、
前記甘味料系は、コア中に存在する甘味を与える唯一の成分であり、コア中のイソマルト粒子の少なくとも1種のモノテルペンに対する重量%比が6:1〜20:1であり、コア中のイソマルト粒子及びソルビトール粒子の総量の水素化デンプン加水分解物に対する重量%比が4:1〜6:1であり、コア中のイソマルト粒子のソルビトール粒子に対する重量%比が2.2:1〜2.8:1であり(各重量%比は全重量に対する)、コーティングが少なくとも80重量%のイソマルトを含む(コーティングの乾燥物質に対する)、前記コーティングされたチューインガムに関する。
図1は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についてのコアからコーティングへのメントール移動を図示する。 図2は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についてのTPAクランチ数を図示する。 図3は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についての感覚的クランチ感を図示する。 図4は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についての感覚的硬さを図示する。 図5は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についてのTPA硬さを図示する。 図6は、本発明のチューインガムコア及び3つの比較例についてのTPA硬さを図示する。 図7は、本発明のチューインガム及び3つの比較例についての貯蔵試験中の色の変化を示す。
本発明によれば、本発明において提供されるチューインガムは、糖を含まない(無糖)、特にスクロースを含まない、グルコースを含まない、ラクトースを含まない、及びフルクトースを含まない、並びにこれらの糖の組み合わせを含まないものである。本発明において、糖は糖アルコールではない。
本発明によれば、チューインガムコアは、前記甘味料系を除いて、ヒト消費者に甘味を与える別の物質を含有しない。
しかし、この教示は、コアを被覆する、チューインガムコアのコーティングが1種以上の甘味料を含有し得ることを排除するものではない。従って、本発明の1つの実施形態において、本発明の糖及びグリセロールを含まないチューインガムのコーティングは、少なくとも1種の糖を含まない甘味料、特にポリオール、好ましくはイソマルト等の糖アルコール若しくは強力甘味料(intensive sweetener)又はそれらの組み合わせを含有するコーティングである。
しかし、コーティング中に甘味料を含有しない、糖及びグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムを提供することも本発明の実施形態である。
本発明において、「甘味料」の語は、消費者、特にヒト消費者に甘味を与える物質を指す。そのような「甘味料」は、消費者にボディー感及び甘味を与えるバルク甘味料であってよく、ここで、ボディー感は、消費者の口における前記甘味料の特定のテクスチャー感及び物理的存在感を指す。本発明によるバルク甘味料は、ポリオール、特に糖アルコール、好ましくは二糖アルコール、好ましくはイソマルトであってよい。
あるいは、「甘味料」は、消費者に甘味のみをもたらし、ボディー感をもたらさない強力甘味料であってもよい。強力甘味料は、その高い甘味力により微量で使用される。
本発明において、「甘味を与える成分」又は「甘味成分」の語は「甘味料」を意味する。
本発明において、「甘味料系は、コア中に存在する甘味を与える唯一の成分である」の語は、全体として甘味を、特にバルク甘味料感をチューインガム全体に与える成分c1)〜c4)からなり、別の甘味成分がコア中に存在しない、前記甘味料系の特定の機能を指すことを意味する。しかし、前記の通り、この語は、本発明の場合による実施形態である、チューインガムのコーティング中に他の甘味成分が存在することを排除することを意図しない。
本発明において、「イソマルト粒子及びソルビトール粒子の総量」の語は、イソマルト粒子及びソルビトール粒子の合計量を指すことを意味し、両粒子種の累積量を意味する。
本発明において、「含む(comprising)」の語は、当該組成物が、別の成分の存在を排除することなく具体的に特定される成分を少なくとも含むことを意味する「含有する(containing)」又は「含む(including)」の意味を有することが好ましい。しかし、「含む(comprising)」の語は、好ましい実施形態では「から実質的になる(consisting essentially of)」、最も好ましい実施形態では「からなる(consisting)」の意味を有するものとも理解される。「から実質的になる」の語は、組成物の具体的に特定される成分を除く実質的な量の別の成分の存在を排除する。「からなる」の語は、組成物中の量が同定されているかを問わず、全ての別の化合物の存在を排除する。
本発明において、「実質的に含む(comprising essentially)」の語は、好ましくは、具体的に特定される成分が、当該組成物中に存在する成分と比較して、当該組成物中で最も高い割合の成分であるという意味を有する。しかし、好ましい実施形態において、「実質的に含む(comprising essentially)」の語は、当該組成物が、少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも51重量%の具体的に特定される成分を含むことを意味する。
本発明において、「少なくとも1種」の語は、好ましくは、1種の成分又は2種以上の成分、例えば2、3又はそれより多い成分が存在するという意味を有する。
ガムベース
本発明の好ましい実施形態において、チューインガムベースは水不溶性である。
本発明の好ましい実施形態において、チューインガムベースは歯に優しい。
好ましい実施形態において、チューインガムベースは、樹脂、エラストマー、脂肪、油、ワックス及び/又は無機充填剤を含む。本発明によるチューインガムベースはグリセロールを含有しない。
好ましい実施形態において、チューインガムベースは、チューインガムコアの10〜90重量%、チューインガムコアの好ましくは10〜50重量%、最も好ましくは20〜40重量%、特に25〜35重量%の量でコア中に存在する(それぞれ全重量に対する)。
モノテルペン
本発明では、少なくとも1種のモノテルペンがコア中に存在することが必要であり、モノテルペンは所望の香りをチューインガムに与える。
本発明の好ましい実施形態において、少なくとも1種のモノテルペンは少なくとも1種の単環式モノテルペンである。
本発明の好ましい実施形態において、単環式モノテルペンはメントールである。
本発明の好ましい実施形態において、モノテルペンは、コーンミント油、ペパーミント油又はミント油の形態でチューインガム中に存在する。
特に好ましい実施形態において、少なくとも1種のモノテルペンは、チューインガムコアの0.1〜15重量%、チューインガムコアの好ましくは0.3〜6重量%、最も好ましくは0.2〜5重量%、特に0.5〜4重量%、好ましくは0.5〜3重量%、好ましくは0.8〜1.7重量%の量でコア中に存在する(それぞれ全重量に対する)。
甘味料系
本発明において、「水素化デンプン加水分解物」の語は、数種の糖アルコールの混合物を指す。水素化デンプン加水分解物は、一般に、グルコース及びグルコース部分含有短鎖等のデキストリンを生成するデンプンの部分加水分解により製造され、前記加水分解後、水素化してデキストリンを糖アルコールに変換する。水素化デンプン加水分解物において、デンプンは完全には加水分解されないので、水素化デンプン加水分解物は、特にソルビトール、マルチトール及びマルトトリイトール等の2以上の重合度(DP)を有するより長鎖の水素化糖の混合物を含む。
1つの実施形態において、本発明では、単一のポリオールが支配的でない水素化デンプン加水分解物が用いられる。本発明は、混合物中の50%以上のポリオールが1種のもの、特にソルビトール又はマルチトールであり、好ましくはマルチトール又はソルビトールシロップである水素化デンプン加水分解物にも関する。いずれの場合においても、水素化デンプン加水分解物はソルビトールを単独で又はマルチトールを単独で含有せず、よって、特に、純粋なソルビトール又はマルチトールシロップを含有しないが、別の成分、特に2、3又はそれ以上の重合度(DP)を有する水素化二糖又はオリゴ糖を含む。
本発明の別の実施形態において、水素化デンプン加水分解物はソルビトールシロップである。本発明の別の実施形態において、水素化デンプン加水分解物はマルチトール及びソルビトールシロップの混合物である。本発明の別の実施形態において、水素化デンプン加水分解物は、マルチトールシロップに加えて又はソルビトールシロップに加えて又はマルチトール及びソルビトールシロップの混合物に加えて、オリゴ糖を含む。
本発明の好ましい実施形態において、水素化デンプン加水分解物はマルチトールシロップ、例えばLycasin(登録商標)である。本発明の好ましい実施形態において、マルチトールシロップはソルビトールを含まない。
本発明の特定の実施形態において、水素化デンプン加水分解物はソルビトールを含まず、特にソルビトールシロップを含まない。
本発明の特定の実施形態において、甘味料系は、ソルビトール粒子を除いて、ソルビトールを含有しない。従って、この特定の実施形態において、本発明のチューインガムは、成分c3)として特定されるソルビトール粒子を唯一のソルビトール成分として含有している。
本発明の甘味料系の唯一のソルビトール成分が成分c3)として特定されるソルビトール粒子である本発明の特定の実施形態において、水素化二糖又はオリゴ糖、特にデンプン加水分解物の水素化によって生じる、DP2、DP3又はそれ以上を有する二糖又はオリゴ糖は存在しない。
本発明の好ましい実施形態において、水素化デンプン加水分解物は、5〜20重量%、好ましくは7〜18重量%、最も好ましくは8〜15重量%、特に9〜13重量%の量でコア中に存在する(それぞれ全重量に対する)。
本発明では、少なくとも90%、好ましくは少なくとも92%、好ましくは少なくとも95%の粒子が100μm未満、好ましくは90μm未満、最も好ましくは80μm未満の粒径を有するイソマルト粒子を使用することが必要である。
本発明の別の好ましい実施形態において、イソマルト粒子は最大1000μmの直径を有する。より好ましくは、該粒子は最大で700μm、600μm、500μm、400μm、300μm、250μm、好ましくは最大200μm、最も好ましくは最大150μmの直径を有する。該粒子は150μm未満、好ましくは50μm未満の直径を有し得る。好ましくは、該粒子は少なくとも50μm、60μm、70μm、好ましくは80μmの直径を有し得る。本発明の別の好ましい実施形態において、イソマルト粒子は最大250μm及び少なくとも50μmの直径を有する。好ましい実施形態において、該粒子は少なくとも50μmの直径を有する。より好ましくは、該粒子は少なくとも70μmの直径を有する。
本発明の別の好ましい実施形態において、イソマルトは、粉砕し、凝集したイソマルトである。
イソマルトの粒径分布は、好ましくはレーザー回折により測定される。より好ましくは、粒径は、MALVERN Instruments製のMastersizer 2000を使用してレーザー回折により測定される。レーザー回折測定を用いて、イソマルトの粒径分布を品質評価のために確認することができる。測定原理は、ISO 13320に従う分散型光/レーザー回折分光法に基づくことが好ましい。孤立粒子に低濃度でレーザー光を当てる。粒子は、イソマルトを測定用セル中に吸引することにより導入される(「乾式測定」)。粒子の直径に依存して、レーザー光は回折され、それが散乱線として検出器により記録される。測定結果は最初、検出器により測定された光強度の形で存在し、粒径分布へと変換しなければならない。これは、本発明の>1μmの粒子については、ヨゼフ・フォン・フラウンいファー(Joseph von Fraunhofer)による近似による関連評価ソフトウェアによって行われる。試料の投入(約20g)は、チャンネル(channel)及び調節可能なギャップ幅(gap width)を有する目の粗い篩を使用して実施することが好ましい。いくつかのボールを有する目の細かい篩は、シーブインサート(sieve insert)として使用することが好ましい。投入(ギャップ幅)は測定濃度が達成されるように設定しなければならない。2.5 barの過圧を有する空気を分散媒として使用することができる。当業者は関連する測定パラメーターについて知っている。
本発明において、「イソマルト」の語は、好ましくはイソマルトST、イソマルトGS、イソマルト変種又はそれらの成分を意味する。イソマルトの具体的な実施形態はpalatinit(登録商標)又は「水素化パラチノース」としても知られる。
本発明の好ましい実施形態において、イソマルトは、1,1-GPS(1-O-α-D-グルコピラノシル-D-ソルビトール)、1,1-GPM(1-O-α-D-グルコピラノシル-D-マンニトール)、1,6-GPS(6-O-α-D-グルコピラノシル-D-ソルビトール)、イソマルト、イソマルトST、特にイソマルトST PF、イソマルト変種及びイソマルトGSからなる群から選択される少なくとも1種の成分である。
好ましい実施形態において、イソマルトは1,6-GPS及び1,1-GPMの混合物であり、一方で、1,6-GPS及び1,1-GPMの等モル混合物とも呼ばれるイソマルトSTは、53〜47%の1,6-GPS及び47〜53%の1,1-GPMの混合物である。イソマルトGSは、71〜79%の1,6-GPS及び29〜21%の1,1-GPM、好ましくは75%の1,6-GPS及び25%の1,1-GPMの混合物である(値は乾燥物質の重量%で示される)。
別の好ましい実施形態において、イソマルトはイソマルト変種である。本発明において、イソマルト変種は、例えば、10〜50%の1,6-GPS、2〜20%の1,1-GPS及び30〜70%の1,1-GPMの混合物又は5〜10%の1,6-GPS、30〜40%の1,1-GPS及び45〜60%の1,1-GPMの混合物である。イソマルト変種はまた1,6-GPS又は1,1-GPM富化混合物の形態であってよい。1,6-GPS富化混合物は、58〜99%の1,6-GPS量及び42〜1%の1,1-GPM量を有する。1,1-GPM富化混合物は、1〜42%の1,6-GPS量及び58〜99%の1,1-GPM量を有する(値は乾燥物質の重量%で示される)。
本発明の好ましい実施形態において、イソマルト粒子は、20〜60重量%、好ましくは25〜55重量%、好ましくは30〜45重量%、特に36〜44重量%の量でコア中に存在する(コアの乾燥物質に対する)。
本発明の好ましい実施形態において、ソルビトール粒子は結晶性ソルビトール粒子である。
本発明では、少なくとも90%、好ましくは少なくとも92%、好ましくは少なくとも95%の粒子が100μm未満、好ましくは90μm未満、最も好ましくは80μm未満の粒径を有するソルビトール粒子を使用することが必要である。
本発明の別の好ましい実施形態において、ソルビトール粒子は最大1000μmの直径を有する。より好ましくは、該粒子は、最大で700μm、600μm、500μm、400μm、300μm、250μm、好ましくは最大200μm、最も好ましくは最大150μmの直径を有する。該粒子は150μm未満、好ましくは50μm未満の直径を有し得る。好ましくは、該粒子は少なくとも50μm、60μm、70μm、好ましくは80μmの直径を有し得る。本発明の別の好ましい実施形態において、ソルビトール粒子は最大250μm及び少なくとも50μmの直径を有する。好ましい実施形態において、該粒子は少なくとも50μmの直径を有する。より好ましくは、該粒子は少なくとも70μmの直径を有する。
ソルビトール粒子の粒径分布は、イソマルトの粒径の測定について前記で説明した通りに測定される。
本発明の好ましい実施形態において、ソルビトール粒子は、9〜30重量%、好ましくは10〜25重量%、好ましくは11〜19重量%の量でコア中に存在する(乾燥物質に対する)。
本発明の好ましい実施形態において、高甘味度甘味料は、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、グリチルリチン、タウマチン、ネオヘスペリジン-ジヒドロカルコン、シクラメート、ステビア抽出物、ステビオールグリコシド、ステビオシド、レバウジオシドA、モネリン、アリテーム又はその組み合わせである。
本発明の好ましい実施形態において、甘味増強剤は、高甘味度甘味料とは異なり、それ自身は甘味をほとんど有していないか又は全く有していないが、別の甘味物質の甘味を増強することができる物質である。
本発明の好ましい実施形態において、甘味増強剤は、それ自身が甘味を有する水素化デンプン加水分解物ではない。
本発明において、甘味増強剤は、特に、5重量%スクロース溶液の甘味を10〜30%、特に、最大で6.5重量%スクロース溶液の甘味まで増強する物質である。
場合による実施形態では、甘味増強剤は、製品の味プロファイル全体に効果を与え、これは例えば口あたりを改善することを意味する。甘味増強剤は通常少量だけ使用し、別の甘味物質の甘味を相乗的に増強する。本発明において、甘味増強剤は高甘味度甘味料ではない。本発明の製品において、全ての公知の甘味増強剤を使用することができる。
本発明の特に好ましい実施形態において、甘味増強剤は植物抽出物である。さらに好ましい実施形態において、合成又は人工甘味増強剤を使用することができる。
好ましい実施形態において、少なくとも1種の高甘味度甘味料及び/又は甘味増強剤、すなわち成分c4)は、チューインガムコアの0.01〜6重量%、好ましくは0.002〜5重量%、特に0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%、最も好ましくは0.05〜0.08重量%の量でコア中に存在する(それぞれ全重量に対する)。
さらに好ましい実施形態において、甘味料系は、チューインガムコアの10〜90重量%、好ましくはチューインガムコアの15〜85重量%、好ましくは20〜80重量%、好ましくは20〜70重量%、最も好ましくは30〜68重量%、特に40〜66重量%の量でコア中に存在する(それぞれ全重量に対する)。
特に好ましい実施形態において、イソマルト粒子の少なくとも1種のモノテルペンに対する重量%比(全重量を元に計算される)は7:1〜20:1、好ましくは7:1〜14:1、好ましくは8:1〜12:1、好ましくは12:1〜14:1である。
特に好ましい実施形態において、コア中のイソマルト粒子の少なくとも1種の単環式モノテルペンに対する重量%比(全重量を元に計算される)は7:1〜20:1、好ましくは7:1〜14:1、好ましくは8:1〜12:1、好ましくは12:1〜14:1である。
本発明の特に好ましい実施形態において、コア中のイソマルト粒子の、メントールの形態の少なくとも1種のモノテルペンに対する重量%比(全重量を元に計算される)は7:1〜20:1、好ましくは7:1〜14:1、好ましくは8:1〜12:1、好ましくは12:1〜14:1である。
本発明の好ましい実施形態において、コア中のイソマルト粒子のソルビトール粒子に対する重量%比は2.3:1〜2.7:1、好ましくは2.4:1〜2.6:1、最も好ましくは2.5:1である(コアの全重量に対する)。
添加物
本発明の好ましい実施形態において、コア、コーティング又はその両方は、親水コロイド、アラビアガム、潤滑剤、ビタミン、ミネラル、医薬活性成分、防腐剤、着色料、TiO2及び食用酸からなる群から選択される少なくとも1種の添加物を含む。
本発明の好ましい実施形態において、チューインガムのコーティングは、20重量%以下、好ましくは1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%、好ましくは7〜12重量%の、添加物、香料、高甘味度甘味料及び甘味増強剤からなる群から選択される少なくとも1種の物質を含む(重量%はコーティングの乾燥物質に対する)。
コーティング
本発明の好ましい実施形態において、コーティングは、少なくとも81重量%、好ましくは少なくとも85重量%、特に少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95重量%、最も好ましくは少なくとも98重量%のイソマルトを含む(コーティングの乾燥物質に対する)。
本発明の好ましい実施形態において、コーティングは、添加物、香料、高甘味度甘味料及び甘味増強剤からなる群から選択される少なくとも1種の物質をさらに含む。
本発明のさらに好ましい実施形態において、コーティングはソフトコーティング又はハードコーティングである。
本発明の好ましい実施形態において、チューインガムのコーティングは、5〜100、好ましくは20〜80、好ましくは30〜70、特に40〜60の個別のコーティング層を含む。
本発明の好ましい実施形態において、チューインガムは、15〜50重量%、好ましくは20〜45重量%のコーティング及び50〜85重量%、好ましくは55〜80重量%のコアを含む(それぞれチューインガムの乾燥物質に対する)。
本発明の好ましい実施形態において、本発明のコーティングされたチューインガムはコアとコーティングの間に少なくとも1つの中間層を含む。前記中間層はアラビアガム及び/又はデンプン、特にコメデンプンを含むことができる。
本発明は、i) 成分a)〜c)を含むチューインガムコアを準備するステップと、ii) 溶媒及びイソマルトを含み、好ましくはこれらを実質的に含み、好ましくは添加物、香料、高甘味度甘味料及び甘味増強剤からなる群から選択される少なくとも1種の物質をさらに含むコーティング媒体、特にコーティング溶液又はコーティング懸濁液を準備するステップと、iii) コア上に少なくとも1つの、好ましくは複数の個別のコーティング層が得られるように、コーティング媒体をチューインガムコアに適用するステップと、iv) 溶媒を少なくとも1つのコーティング層から特に乾燥により蒸発させるステップと、v) コーティングが少なくとも80重量%のイソマルト、好ましくはイソマルトGSを含む(コーティングの乾燥物質に対する)コーティングされたチューインガムを得るステップとを含む、糖を含まず、且つグリセロールを含まないコーティングされたチューインガム(すなわち、チューインガムドラジェ)の製造方法も提供する。
前記で特定された方法a)で準備されるチューインガムコア及びコーティング媒体は、当業者にはよく知られている通常の方法で調製される。チューインガムコアをコーティングし、乾燥し、コーティングされたチューインガムを得る方法もまた当業者にはよく知られている通常の方法で行われる。
本発明の別の好ましい実施形態は従属クレームの主題である。
本発明は以下の非限定的実施例によって説明される。
チューインガムドラジェの調製
A)コアのレシピ
Figure 0006277269
Figure 0006277269
試験3は本発明のチューインガムコアを示し、一方、試験1、2及び4は比較例である。
ソルビトール粒子:90%<100μm
イソマルト粒子:イソマルトST/PF(90%<100μm)
ガムベース、マルチトールシロップ(Lycasin)、及び該当する場合、イソマルト粒子の一部、ソルビトール粒子、マルチトール及びマンニトールをニーダー中で30分間十分に混合した。続いてメントール、ペパーミント油、着色料、アスパルテーム及びスクラロース及び前記甘味料の残りの部分を添加した。続いて混合物を30分間十分に混練した。ニーダーに供給された化合物の量は表2に示されるレシピに相当する。
混練は50℃で行った。
B)コーティングレシピ
Figure 0006277269
C)コーティングプロセス
粉末:イソマルトST/PF 750g
中心の量: 7kg
Figure 0006277269
チューインガム中心をコーティングドラム(Driacoater 500/600)に準備する。コーティング溶液(B参照)をチューインガム中心に55℃で適用し、ここで、コーティング中に、イソマルトST/PF(粉末、90%の粒子<100μm)を粉末状ドライチャージとしてフェーズ2及びフェーズ3において添加する。適用したコーティング層は、各サイクル後に一定気流(約25℃、<20%相対湿度)で乾燥する。シロップの適用を完了した後、ドラジェをワックス処理ステップに供する。
Figure 0006277269
実施例2
チューインガム特性の測定
ドラジェのコーティング中のメントールの分析
コアからコーティングへのメントール移動は以下のように測定した:
1つのチューインガムドラジェを、水10mLを含有するガラスビーカーに入れ、混合物を30秒間振る。続いて、液相をメントールについてのGC/SPME分析(固相マイクロ抽出)に供する。これにより、液相のメントールがSPMEファイバーに吸着し、その後、分析が行われるガスクロマトグラフ(Agilent GC 6890)のインジェクションシステムに移動し、脱着する。メントールの定量化は内部標準法(3-ペンタノール)によって行う。
硬さ及びクランチ数(crunch number)のTPA分析
TPAクランチ数及び硬さは以下のように測定した:
テクスチャープロファイル分析(TPA)はStable Micro Systems社製テクスチャーアナライザーTA-XTを用いて行う。
測定パラメーター:
測定セル:50kg
プローブ:シリンダーP/5(直径5mm)
プローブ間隔:3mm
試験前速度:0.1mm/秒
試験速度:0.1mm/秒
試験後速度:5mm/秒
閾値:0.06N。
評価
硬さ=グラフの最大ピーク[N]
クランチ数=Σピーク(t1〜(t1+10秒))>閾値0.06N
t1 =コーティングが最初に割れる時間
図2、5及び6に示される測定結果は20個の試料の測定から計算した平均値である。
チューインガムドラジェの感覚的クランチ感及び硬さは以下のように測定した:
チューインガムの感覚的評価
チューインガムの感覚的評価(硬さ及びクランチ感)は、15人の熟練した鑑定者団により、スケールによる記述的試験によって行った。特性を0(不検出)から8(極めて強い)までで格付けし、統計的に評価した。
ドラジェの特性
クランチ感:最初にかんだ時の全体の印象;製品をつぶした時のノイズ(noise)及びハーシュネス(harshness)
硬さ:最初にかんだ時の製品全体の硬さ
結果を図3及び4に示す。
実施例3
結果
図1は、試験1、2及び4の3つの比較例のコーティングされたチューインガムは、コアからコーティングへの高いメントール移動を示すことを示す。一方、本発明のコーティングされたチューインガム、すなわち試験3のチューインガムドラジェは、コーティングへのメントール移動をほとんど示さない。
図2〜5は、3つの比較例のコーティングされたチューインガム(ドラジェ)及び本発明のコーティングされたチューインガム(ドラジェ)のTPAクランチ数及び感覚的クランチ感並びに感覚的及びTPA硬さを示し、本発明のチューインガムのTPA及び感覚的クランチ感並びにTPA及び感覚的硬さの両方が比較例よりも優れることを示す。
図6は、本発明のチューインガムドラジェのチューインガムコアのTPA硬さは比較例のチューインガムコアのTPA硬さより優れることを示す。
図7は、85%相対湿度下40℃で試験した4週間の貯蔵中の色の変化を示す。その結果、試験3の製品(すなわち本発明の製品)は、3つの比較例とは対照的にほとんど脱色を示さない。

Claims (14)

  1. コア及びコーティングを含む、糖及びグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムであって、
    コアが、
    a) 少なくとも1種のチューインガムベース
    b) 少なくとも1種のモノテルペン
    c) 甘味料系であって、
    c1) 水素化デンプン加水分解物であって、5〜20重量%(全重量に対する)の量でコア中に存在する水素化デンプン加水分解物、
    c2) 少なくとも90重量%の粒子が100μm未満の粒径を有するイソマルト粒子であって、20〜60重量%(コアの乾燥物質に対する)の量でコア中に存在するイソマルト粒子、
    c3) ソルビトール粒子であって、9〜30重量%(コアの乾燥物質に対する)の量でコア中に存在するソルビトール粒子、及び
    c4) 少なくとも1種の高甘味度甘味料及び/又は甘味増強剤
    から実質的になる甘味料系
    を含み、
    前記甘味料系は、コア中に存在する甘味を与える唯一の成分であり、コア中のイソマルト粒子の少なくとも1種のモノテルペンに対する重量%比が6:1〜20:1であり、コア中のイソマルト粒子及びソルビトール粒子の総量の水素化デンプン加水分解物に対する重量%比が4:1〜6:1であり、コア中のイソマルト粒子のソルビトール粒子に対する重量%比が2.2:1〜2.8:1であり(各重量%比は全重量に対する)、コーティングが少なくとも80重量%のイソマルトを含む(コーティングの乾燥物質に対する)、前記コーティングされたチューインガム。
  2. 少なくとも1種のモノテルペンが少なくとも1種の単環式モノテルペンである、請求項1に記載のコーティングされたチューインガム。
  3. 単環式モノテルペンがメントールである、請求項2に記載のコーティングされたチューインガム。
  4. 水素化デンプン加水分解物がマルチトールシロップである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  5. チューインガムが20〜45重量%のコーティング及び55〜80重量%のコアを含む(それぞれチューインガムの乾燥物質に対する)、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  6. コア中のイソマルト粒子のソルビトール粒子に対する重量%比が2.5:1である(コアの乾燥物質に対する)、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  7. モノテルペンが、コーンミント油、ペパーミント油又はミント油の形態でチューインガム中に存在する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  8. コア、コーティング又はその両方が、親水コロイド、アラビアガム、潤滑剤、ビタミン、ミネラル、医薬活性成分、防腐剤、着色料、TiO2及び食用酸からなる群から選択される少なくとも1種の添加物を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  9. コーティングが少なくとも1種の高甘味度甘味料及び/又は甘味増強剤を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  10. 高甘味度甘味料が、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、グリチルリチン、タウマチン、ネオヘスペリジン-ジヒドロカルコン、シクラメート、ステビア抽出物、ステビオールグリコシド、ステビオシド、レバウジオシドA、モネリン又はアリテームである、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  11. 少なくとも1種のモノテルペンがメントールであり、甘味料系が、マルチトールシロップ、1,6-GPS及び1,1-GPMの等モル混合物、ソルビトール粒子並びに少なくとも1種の高甘味度甘味料及び/又は甘味増強剤からなる、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコーティングされたチューインガム。
  12. コーティングが、少なくとも80重量%の、71〜79%の1,6-GPS及び29〜21%の1,1-GPMの混合物を含む、請求項11に記載のコーティングされたチューインガム。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の糖及びグリセロールを含まないコーティングされたチューインガムの製造方法であって、i) 成分a)〜c)を含むチューインガムコアを準備するステップと、ii) 溶媒及びイソマルトを含むコーティング媒体を準備するステップと、iii) コア上に少なくとも1つのコーティング層が得られるように、コーティング媒体をチューインガムコアに適用するステップと、iv) 溶媒を少なくとも1つのコーティング層から蒸発させるステップと、v) コーティングが少なくとも80重量%のイソマルトを含む(コーティングの乾燥物質に対する)コーティングされたチューインガムを得るステップとを含む、前記方法。
  14. イソマルトが、71〜79%の1,6-GPS及び29〜21%の1,1-GPMの混合物である、請求項13に記載の方法。
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