JP2015524671A - チューインガム組成物及びその作製方法 - Google Patents

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キショール カブセ,
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Abstract

噛みごたえのある調理済みキャンディー成分を含むチューインガム組成物は、改善された風味放出を呈する。一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベースを含むチューインガム組成物と、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む、噛みごたえのある調理済みキャンディーと、を含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量%の水分を含み、チューインガム組成物及び噛みごたえのある調理済みキャンディーは、均質な混合物を形成する。

Description

本開示は、概して、チューインガムに関し、より具体的には、調理済みキャンディー成分を含有するチューインガムに関する。
チューインガム技術において周知の問題は、チューインガムベースのエラストマー部分が、風味、感覚剤、及び疎水性の性質の他の添加剤とかみ合い、それらの放出を、特に、咀嚼プロセスの初期において、遅らせることである。この結果は、消費者によるより少ない風味の経験である。
咀嚼プロセスにおいて最初に数回かじる間に、風味、甘味料、及び他の成分の十分な放出を提供するチューインガムを提供することの必要性が、当該技術分野において依然として存在する。咀嚼プロセスの初期において、風味の大量放出を呈するチューインガムの必要性もまた、当該技術分野において依然として存在する。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベースを含むチューインガム組成物と、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む、噛みごたえのある調理済みキャンディーと、を含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量%の水分を含み、チューインガム組成物及び噛みごたえのある調理済みキャンディーは、均質な混合物を形成する。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベースを含むチューインガム組成物と、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む、噛みごたえのある調理済みキャンディーと、を含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量%の水分を含み、チューインガム組成物及び噛みごたえのある調理済みキャンディーは、均質な混合物を形成し、最大15分間の咀嚼の期間で測定されるとき、チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも多くの風味を放出する。
一実施形態において、チューインガム製品を作製する方法は、ガムベース又はガムベース及びチューインガム成分の組み合わせを混合して、中間体チューインガム組成物を形成することと、中間体チューインガム組成物と噛みごたえのある調理済みキャンディーとを混合して、チューインガム製品を形成することとを含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
上記及び他の特徴は、以下の詳細な説明により例示される。
噛みごたえのある調理済みキャンディー成分を伴う(実施例1)及びそれを伴わない(CE)、同じ成分を含有するチューインガムからの、機械的咀嚼抽出方法を使用した、ミリグラム対時間におけるサリチル酸メチル放出のグラフ表現である。
本明細書において、噛みごたえのある調理済みキャンディー成分及びガムベースを含むチューインガム組成物を含むチューインガム製品が開示され、噛みごたえのある調理済みキャンディー及びガムベースを含むチューインガム組成物が混合され、均質な配合を形成した。噛みごたえのある調理済みキャンディーは、甘味料及び風味、及び任意選択で、乳化剤、脂肪、フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、ヒドロコロイド、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、機能性成分、ヒドロコロイド、湿潤剤、又はこれらの組み合わせを含む。チューインガム組成物は、バルク甘味料、又は風味剤などの追加の成分、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、機能性成分、湿潤剤、ヒドロコロイド、又はこれらの組み合わせを含みんでもよく、これらの成分は、噛みごたえのある調理済みキャンディー成分によって提供される成分とは異なる。
チューインガム製品における噛みごたえのある調理済みキャンディーの使用は、チューインガムに、風味の良好な早期の放出を提供する。理論に束縛されることを望まないが、噛みごたえのある調理済みキャンディーの使用は、親水性の噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在する、特に、疎水性の性質の、風味剤、感覚剤などが、疎水性のガムベース中に閉じ込められることを防ぎ、これらの成分が、チューインガム製品からより迅速にかつより完全に放出されることを可能にするということが理論化される。また、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、それが大部分において非晶質の塊であるため、迅速に咀嚼が完了し、調理済みキャンディーが、咀嚼プロセス中に唾液中で溶解するとき、放出される風味を維持する粘度及び構造を有する。噛みごたえのある調理済みキャンディー成分のより速い放出は、風味の迅速なバーストを提供し、そのため、消費者は、咀嚼プロセスの早期に、より強烈な、直接的な風味、(食用酸が使用された場合など)より多汁質な知覚、及び(高甘味度甘味料が使用された場合など)より迅速な甘味プロファイルを経験する。
噛みごたえのある調理済みキャンディー
チューインガム製品は、特に初期の咀嚼でかじる際に、(香り、味、及び口当たりを含む)改善された風味の知覚を含むチューインガム製品に様々な所望の特性を与える成分として、噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む。調理済みキャンディーは、調理プロセスによって調製された噛みごたえのある調理済みキャンディーである(つまり、初期のキャンディー成分混合物における結晶性固体を溶解するために使用される水が、熱及び/又は真空によって除去される、又はキャンディー成分が、90℃を超える温度で加熱される)。調理済みキャンディーは、完全に非晶質、主に非晶質(例えば、部分的に粒状)であり得るが、完全に粒状ではない。
噛みごたえのある調理済みキャンディー成分は、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量パーセント(重量%)、具体的には約6〜約12重量%、更により具体的には約7〜約10重量%の含水率を有し得る。
一実施形態において、チューインガム製品は、大量の風味放出のために、2つ以上の調理済みキャンディーを含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、シロップ若しくは固体微粒子若しくは粉末形態、結晶性、又は非晶質のいずれかにおいて、糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせを含む甘味料から調製され得る。糖アルコールは、本明細書で「糖分ポリオール」とも呼ばれる。
噛みごたえのある調理済みキャンディーを調製するための使用に好適な糖類は、ショ糖(砂糖)の単糖類、二糖類、及び多糖類固体又はシロップ、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、転化糖、フラクトオリゴ糖、部分加水分解デンプン、高果糖コーンシロップ、ポリデキストロース、コーンシロップ固体、又はこれらの組み合わせを含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディーを調製するために使用する好適な糖アルコールとしては、固体(微粒子)若しくはエリスリトールのシロップ、ガラクチトール、水素化デンプン加水分解物、イソマルツロース、イソマルト、ラクチトール、マンニトール、マンニトール、ポリグルシトール、ソルビトール、キシリトール、又はこれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、水素化デンプン加水分解物、マルチトールシロップ、ソルビトールシロップなどの糖アルコールシロップ、又はこれらの組み合わせから作られる。糖アルコールシロップは、非結晶化されたシロップであり得る。
イソマルトは、6−O−α−D−グルコピラノシル−D−ソルビトール(1,6−GPS)、1−O−α−D−グルコピラノシル−D−ソルビトール(1,1−GPS)、1−O−α−D−グルコピラノシル−D−マンニトール(1,1−GPM)、6−O−α−D−グルコピラノシル−D−マンニトール(1,6−GPM)、及びこれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの市販のイソマルト物質は、1,6−GPS及び1,1−GPMのほぼ等モルの混合物を含む。他のイソマルト物質は、純粋な1,6−GPS、1,1−GPS、1,6−GPM、及び1,1−GPMを含んでもよい。更に他のイソマルト物質は、1,6−GPS、1,1−GPS、1,6−GPM、及び1,1−GPMの任意の割合の混合物を含んでもよい。
噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在する糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせを含む、甘味料の量は、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約30〜約95重量%、具体的には約40〜約85重量%、より具体的には約40〜約75重量%、更により具体的には約45〜約75重量%、なお更により具体的には約50〜約65重量%である。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、及び任意選択で、iii)フォンダン、脂肪、乳化剤、ヒドロコロイド、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)脂肪、及び任意選択で、iv)フォンダン、乳化剤、ヒドロコロイド、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)脂肪、iv)乳化剤、及び任意選択で、v)フォンダン、ヒドロコロイド、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)脂肪、iv)乳化剤、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)ヒドロコロイド、及び任意選択で、iv)フォンダン、脂肪、乳化剤、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
チューインガムを調製するために使用される噛みごたえのある調理済みキャンディーは、風味剤を含むことができる。使用され得る例示的な風味剤(風味、風味付与剤)は、当該技術分野で既知の人工又は天然風味、例えば、合成風味油、天然風味付与芳香油及び/若しくは油、オレオレジン、植物、葉、花、果実など由来抽出物、又はこれらの組み合わせを含む。非限定的な代表的な風味は、スペアミント油、シナモン油、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニクズク油、オールスパイス、セージ油、メース、苦扁桃油、ケイヒ油、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツを含む柑橘油などの油;バニラ;リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、熱帯果実、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含む果実エキス;はち蜜レモンなど;又はこれらの組み合わせを含む。特定の風味剤は、ペパーミント、スペアミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導体、及び様々な果実風味である。
他の種類の風味剤は、様々なアルデヒド及びエステル、例えば、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、ケイ皮アルデヒド(シナモン)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様の風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの型)、デカナール(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果)、ヘキセナール、すなわち、トランス−2(液果)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(青玉果)、及び2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)を含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディーの風味剤は、液体又は固体形態であり得る。
1つより多くの風味剤を噛みごたえのある調理済みキャンディーにおいて使用することができる。調理済みキャンディーにおいて使用される風味剤の量及び種類は、目標とする放出プロファイル及び所望の風味強度に基づいて選択することができる。噛みごたえのある調理済みキャンディーは、概して、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約20重量%、具体的には約0.1〜約15重量%、更により具体的には約1.0〜約12重量%、なお更により具体的には約1.5〜約8重量%、より具体的には約2.0〜約5重量%、より具体的には約3.0〜約4.5重量%、なお更により具体的には約3.5〜約4重量%の量で、風味剤を含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディーにおいて使用するための例示的な脂肪は、植物起源、動物起源の脂肪及び油、又はこれらの組み合わせを含む。好適な植物性脂肪は、大豆、綿実、トウモロコシ、アーモンド、落花生、ヒマワリ、菜種、オリーブ、パーム、パーム核、イリッペ、シア、ココナッツ、ココア、ココアバター、又はこれらの組み合わせを含むことができる。上記植物性脂肪は、所望の様々な度合いまで水素添加するか、又は分別結晶により分離することができる。好適な動物性脂肪は、乳脂及びバターなどの乳性脂肪を含む。本明細書で使用される「脂肪」という用語は、任意の脂質物質を指し、固体又は液体(例えば、油)であり得る。例示的な脂質物質は、トリグリセリド、脂肪族アルコール、脂肪酸、又はこれらの組み合わせを含む。トリグリセリドは、限定されないが、中鎖トリグリセリド、長鎖トリグリセリドなどを使用することができる。脂肪の融点は、限定されないが、約36〜約68℃の融点を有する脂肪を使用することができる。特定の脂肪は、水素添加パーム油、水素添加パーム核油、水素添加大豆油、水素添加落花生油、水素添加綿実油、水素添加ココナッツ油、又はこれらの組み合わせを含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在する場合、脂肪は、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約1.0〜約10重量%、具体的には約2.5〜約8重量%、より具体的には約4.0〜約7.0重量%、更により具体的には約.5.0〜約6.0重量%の量であり得る。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、任意選択で、乳化剤を含有し得る。例示的な乳化剤は、蒸留モノグリセリド、レシチン、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、モノ及びジグリセリドの乳酸エステル、モノ及びジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、セテアレス−20、ポリグリセロールポリリシノール酸塩、脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ脂肪酸グリセリル、アラビアガム、アカシアガム、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ステアロイルラクチレートナトリウム、ステアロイルラクチレートカルシウム、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、グリセリルトリカプリル酸塩−カプリン酸塩/中鎖トリグリセリド、ジオレイン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、脂肪酸のグリセリルラクトエステル、グリセリルラクトパルミチン酸塩、ステアリン酸グリセリル(モノステアリン酸グリセリル)、ラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸ポリグリセリル10、中鎖トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート65、ジステアリン酸ヘキシルグリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、tween、span、ステアロイルラクチレート、ステアロイル−2−ラクチレートカルシウム、ステアロイル−2−ラクチレートレシチンナトリウム、アンモニウムホスファチド、脂肪酸のショ糖エステル、スクログリセリド、脂肪酸のプロパン−1,2−ジオールエステル、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーの乳化剤は、レシチンである。
乳化剤は、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約15重量%、具体的には約0.1〜約7重量%、より具体的には約1.0〜約5.0重量%、更により具体的には約2.0〜約3.5重量%の量で、噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在し得る。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、任意選択で、ヒドロコロイドを更に含んでもよい。ヒドロコロイド物質は、植物滲出液、シードガム、及び海藻抽出物などの天然物質を含み得るか、あるいはそれらは、セルロース、デンプン、又は天然ガム誘導体などの化学修飾物質であり得る。更に、ヒドロコロイド物質は、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギン酸塩、寒天、カラゲナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガカントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、ファーセレラン、ガティガム、タマリン、及び細菌由来のガムを含んでもよい。修飾天然ガムは、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、又はこれらの組み合わせを含む。微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(MPC)、又はこれらの組み合わせなどの修飾セルロースが含まれることがある。ある実施形態では、ヒドロコロイドは、ゼラチンである。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約10重量%、具体的には約0.1〜約7重量%、より具体的には約1〜約4重量%、なお更により具体的には約1.5〜約2重量%の量で、ヒドロコロイドを含有し得る。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、任意選択で、湿潤剤を更に含んでもよい。例示的な湿潤剤は、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、又はこれらの組み合わせを含む。湿潤剤は、水分喪失を遅延させるために、及び甘味料の結晶化を遅延させるために添加することができる。
湿潤剤は、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.1〜約30重量%、具体的には約2.5〜約20重量%、より具体的には約4.0〜約15重量%、更により具体的には約5.0〜約10重量%、なお更により具体的には約6.0〜約9.0重量%の量で存在することができる。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、食用酸若しくはその塩を含み得る。風味事前配合で使用される例示的な食用酸及び食用酸塩は、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらのアルカリ金属塩(例えば、クエン酸ナトリウム二水和物)、又はこれらの組み合わせを含む。ある実施形態では、食用酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、又はこれらの組み合わせである。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、感覚剤を含み得る。例示的な感覚剤は、冷感剤、温感剤、刺痛剤、発泡剤、又はこれらの組み合わせを含む。冷却剤は、口内、鼻腔内、又は皮膚上で冷却効果又は清涼化効果を提供する添加物である。例えば、有用な冷感剤としては、メンタン、メントン、ケタール、メントンケタール、メントングリセロールケタール、置換p−メンタン、非環状カルボキサミド、グルタル酸モノメンチル、置換シクロヘキサンカルボアミド(別名、置換シクロヘキサナミド)、置換シクロヘキサンカルボキサミド、置換尿素及びスルホンアミド、置換メンタノール、p−メンタンのヒドロキシメチル及びヒドロキシメチル誘導体、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸、シクロヘキサンカルボアミド(別名、シクロヘキサナミド)、酢酸メンチル、サリチル酸メンチル、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミド(WS−23)、N−エチル−2,2−ジイソプロピルブタナミド、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、N−[[5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル]カルボニル]グリシンのエチルエステル(WS−5)、及び米国特許第7,189,760号(Ermanら)(参照することによりその全体を本明細書に援用する)で開示されるN−[[5−メチル−2−(1−メチルエチル)シクロヘキシル]カルボニル]グリシンの実質的に純粋なエチルエステル、イソプレゴール、メンチルオキシプロパンジオール、3−(1−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−(1−メントキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−2,3−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、6−イソプロピル−9−メチル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタノール、コハク酸メンチル及びそのアルカリ土類金属塩、トリメチルシクロヘキサノール、N−エチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミド、N−(4−シアノメチルフェニル)p−メンタンカルボキサミド(G−180)、和種ハッカ油、ペパーミント油、3−(1−メントキシ)エタン−1−オール、3−(1−メントキシ)プロパン−1−オール、3−(1−メントキシ)ブタン−1−オール、1−メンチル酢酸N−エチルアミド、1−メンチル−4−ヒドロキシペンタノエート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、N,2,3−トリメチル−2−(1−メチルエチル)−ブタンアミド、n−エチル−t−2−c−6ノナジエンアミド、N,N−ジメチルメンチルスクシンアミド、置換p−メンタン、置換p−メンタン−カルボキサミド、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール(久光製薬から、以下「イソプレゴール」);メントングリセロールケタール(FEMA 3807、商標名FRESCOLAT(登録商標)タイプMGA);3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオール(高砂から、FEMA 3784);及び乳酸メンチル;(Haarman & Reimerから、FEMA 3748、商標名FRESCOLAT(登録商標)タイプML)、WS−30、WS−14、ユーカリ抽出物(p−Mehtha−3,8−ジオール)、メントール(その天然又は合成誘導体)、メントールPG炭酸塩、メントールEG炭酸塩、メントールグリセリルエーテル、N−t−ブチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、P−メンタン−3−カルボン酸グリセロールエステル、メチル−2−イソプリル−ビシクロ(2.2.1)、ヘプタン−2−カルボキサミド;メントールメチルエーテル、メンチルピロリドンカルボキシレート;2,5−ジメチル−4−(1−ピロリジニル)−3(2H)−フラノン;環状α−ケトエナミン、3−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オン及び5−メチル−2−(1−ピロリジニル)−2−シクロペンテン−1−オンを含むシクロペンテンなどのシクロテン誘導体、以下の式の化合物が挙げられる:
Figure 2015524671
式中、BはH、CH、C、OCH、OC、及びOHから選択され、Aは式−CO−Dの基であり、Dは、数ある中でもとりわけ、以下の基:(i)−NR(式中、R及びRが、H及びC〜C直鎖又は有枝鎖脂肪族、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、芳香脂肪族及びシクロアルキル基から独立して選択され、あるいは、R及びRが、それらが結合する窒素原子と共に、任意選択で置換される5又は6員ヘテロ環状環を形成する)、(ii)−NHCHCOOCHCH、−NHCHCONH、−NHCHCHOCH、−NHCHCHOH、−NHCHCH(OH)CHOH、及び(iii)
Figure 2015524671
PCT特許出願第WO2006/125334号(Bellら)(参照することによりその全体を本明細書に援用する)で開示されるような基、又はこれらの組み合わせから選択される。他の化合物は、米国特許第6,592,884号(Hofmannら)で開示されるα−ケトエナミンを含み、この開示は参照することによりその全体を本明細書に援用する。これら及び他の好適な冷感剤は、米国特許第4,230,688号、同第4,032,661号、同第4,459,425号、同第4,178,459号、同第4,296,255号、同第4,136,163号、同第5,009,893号、同第5,266,592号、同第5,698,181号、同第6,277,385号、同第6,627,233号、同第7,030,273号(これらの全ては、参照することによりそれらの全体を本明細書に援用する)に更に記載されている。更に他の好適な冷感剤は、米国特許出願公開第2005/0222256号、同第2005/0265930号(これらの全ては、参照することによりそれらの全体を本明細書に援用する)に更に記載されている。
温感剤は、使用者に温感の感覚信号をもたらすことが知られている多種多様な化合物から選択してもよい。これらの化合物は、特に口腔内で暖かみを認知する感覚を与え、香料、甘味料、及びその他の感覚受容性成分の知覚を増強することが多い。有用な温感剤としては、高砂香料工業株式会社(日本、東京)により供給されるバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、イソ−アミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
ある実施形態では、刺痛剤を用いて、使用者に刺痛感覚、ぴりぴりする感覚、又はしびれる感覚を与えることができる。刺痛剤としては、ジャンブオレオレジン又はパラクレス(Spilanthes sp.)(活性成分はスピラントールである);サーンショオール−I、サーンショオール−II、及びサンショアミドとして知られる成分を含む、山椒抽出物(サンショウ(Zanthoxylum peperitum);ペリラルチン;4−(1−メントキシメチル)−2−フェニル−1,3−ジオキソラン;活性成分チャビシン及びピペリンを含む、黒コショウ抽出物(コショウ(piper nigrum));エキナセア抽出物;アメリカザンショウ抽出物;トランス−ペリトリン、及びトウガラシオレオレジン;又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。ある実施形態では、ジャンブ又はサーンショオールなどの物質から抽出したアルキルアミドを含んでもよい。加えて、ある実施形態では、感覚は、発泡のために作り出される。このような発泡は、アルカリ性物質を酸性物質と化合することにより作り出され、これらの物質のいずれか又は両方は、カプセル封入されてもよい。ある実施形態では、アルカリ性物質は、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属重炭酸塩、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。ある実施形態では、酸性物質は、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。「刺痛」タイプの感覚剤の例としては、米国特許第6,780,443号、同第6,159,509号、同第5,545,424号、及び同第5,407,665号で開示されるものが挙げられ、それぞれ、参照することによりそれら全体を本明細書に援用する。
甘味は、風味調節剤若しくは増強剤から、及び/又は風味剤から、並びに甘味料から生じ得る。風味増強剤は、それら自体の特徴的な味又は芳香知覚を導入することなく、元の物質の味又は芳香知覚を強めるか、補うか、調節するか、又は向上させる物質からなり得る。風味調節剤は、別の成分の特徴を捕捉するか、又は打ち消す、それら自体の特徴を与え得る。ある実施形態では、風味、甘味、酸味、旨味、こく味、塩味、又はこれらの組み合わせの知覚を強めるか、補うか、調節するか、又は向上させるように設計された風味調節剤又は増強剤を含むことができる。したがって、風味調節剤又は増強剤の添加は、チューインガム全体の味に影響を与えることができる。例えば、風味は、バニラ、バニリン、エチルマルトール、フルフアール、プロピオン酸エチル、ラクトン、又はこれらの組み合わせなどの、風味調節剤又は増強剤の包含により追加の甘味特色を有するように化合することができる。
例示的な風味調節剤又は増強剤は、グリチルリチン酸モノアンモニウム、カンゾウグリチルリチン酸塩、ダイダイ、アラピリダイン、アラピリダイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミラクリン、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリダイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、タガトース、トレハロース、マルトール、エチルマルトール、バニラ抽出物、バニラオレオレジン、バニリン、テンサイ抽出物(アルコール抽出物)、サトウキビ葉エキス(アルコール抽出物)、G−タンパク質連結受容体(T2R及びT1R)に応答する化合物、又はこれらの組み合わせを含む。ある実施形態では、糖酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸水素ナトリウム、又はこれらの組み合わせが使用される。ある実施形態では、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウムなどのグルタミン酸塩、加水分解植物性タンパク質、加水分解動物性タンパク質、酵母抽出物、又はこれらの組み合わせが含まれる。更なる例は、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、及びイノシン一リン酸などのヌクレオチド、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニル酸一リン酸、又はこれらの組み合わせを含む。こく味を与える風味増強剤組成物の更なる例は、米国特許第5,679,397号(Kurodaら)にも包含される。
本明細書で使用される風味調節剤、風味増強剤、及び風味剤の量は、最終生成組成物の種類、個々の風味、及び所望される風味の強さなどの要素を対象とする好みの問題であり得る。したがって、風味付与剤の量は、最終生成物で所望される結果を得るために変化することがあり、このような変化は、当業者の能力の範囲内であり、過度の実験を必要としない。
調理済みキャンディーで使用するための例示的な機能性成分は、息清涼剤、歯科ケア成分、活性物質、ハーブ、発泡システム、食欲抑制剤、ビタミン、微量栄養素、口腔湿潤成分、咽喉ケア成分、エネルギー刺激剤、集中力刺激剤、又はこれらの組み合わせを含む。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、高甘味度甘味料を含み得る。本明細書で使用される「高甘味度甘味料」とは、ショ糖の甘味よりも強い甘味を有する剤を意味する。ある実施形態では、高甘味度甘味料は、1重量当たり、糖(ショ糖)の甘味の少なくとも100倍、具体的には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも500倍の甘味を有する。ある実施形態では、高甘味度甘味料は、1重量当たり、糖の甘味の少なくとも1,000倍、より具体的には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも5,000倍である。高甘味度甘味料は、水溶性甘味料、水溶性人工甘味料、天然水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、ジペプチド系甘味料、及びタンパク質系甘味料を含む、広範囲の物質から選択することができる。1つ以上の甘味料又は上記種類の甘味料のうちの1つ以上を含む組み合わせを使用することができる。特定の甘味料に限定されず、代表的なカテゴリ及び例としては、
水溶性甘味剤、例えば、ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、レバウジオシド、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、モナチン、及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド、例えば、米国特許第4,619,834号中に開示されるもの、又はこれらの組み合わせ;
水溶性人工甘味料、例えば、可溶性サッカリン塩、すなわち、サッカリンナトリウム又はカルシウム塩、チクロ塩、アセスルファム塩、例えば、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム、又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfame−K)、サッカリンの遊離酸形、又はこれらの組み合わせ;ジペプチド系甘味料、例えば、L−アスパラギン酸由来甘味料、例えば、L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)及び米国特許第3,492,131号で説明される物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、ネオテーム、又はこれらの組み合わせ;
天然水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、例えば、ステビオシド及びステビア由来化合物、例えば、非限定的にステビオール配糖体、例えば、レバウジオシドAを含むレバウジオシドなど、羅漢果及び羅漢果由来化合物、例えば、イソ−モグロシドVなど、普通の糖(ショ糖)の塩素化誘導体、例えば、クロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などのクロロデオキシ糖誘導体、例えば、スクラロースの品名で知られているもの;(クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例としては、非限定的に:1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト−フラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクトスクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、又はこれらの組み合わせを含む);
タンパク質系甘味料、例えば、タウマッコスダニエリ、タリン、又はこれらの組み合わせ、並びに
アミノ酸系甘味料が挙げられる。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、任意選択で、色素を更に含んでもよい。着色剤(色素、着色料、染色料)は、調理済みキャンディー及び最終的なチューインガムの所望の色素を生成するのに有効な量で使用することができる。好適な着色剤は、顔料を含み、これは、チューインガムの総重量に基づいて、最大約6重量%の量で組み込むことができる。例えば、二酸化チタンは、チューインガムの総重量に基づいて、最大約2重量%、具体的には約1重量%未満の量で組み込むことができる。好適な着色剤は、食品、薬物、及び化粧品適用に好適な、天然の食紅及び染料も含む。好適な色素は、アナトー抽出物(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水テンサイ(テンサイ粉末)、テンサイ根赤色/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a〜d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、αカロチン、ガンマカロチン、β−アポ−8カロテナールのエチルエステル(E160f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニール抽出物(E120)、カーマイン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、銅クロロフィリンナトリウム(E141)、クロロフィル(E140)、焼き部分脱脂料理済み綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色素抽出物、ブドウ果皮抽出物(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカス藻粗粉、合成酸化鉄、酸化鉄及び水酸化鉄(E172)、果汁、野菜汁、乾燥藻粗粉、マンジュギク(Aztec marigold)粗粉及び抽出物、ニンジン油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、ファフィア属酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランス(E123)、カプサンシン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、FD&C青色1号、FD&C青色2号、FD&C緑色3号、FD&C赤色3号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、及びFD&C黄色6号、タートラジン(E102)、キノリン黄色(E104)、サンセットイエロー(E110)、ポンソー(E124)、エリトロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/アシッドブリリアントグリーンBS(E142)、又はこれらの組み合わせを含む。ある実施形態では、公認の色素は、FD&Cアルミニウムレーキ、又はこれらの組み合わせを含み得る。全てのFD&C着色剤及びそれらの対応する化学構造の完全な詳細説明は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology第4版1巻、492〜494頁で見ることができ、その本文は参照することにより本明細書に援用する。
着色剤は、食品グレードの光沢剤も含むことができ、これは、調理済みキャンディーに組み込むことができる。食用光沢剤は、食品グレードの着色剤及び担体、例えば、糖、糖アルコール、二糖類、多糖類、ヒドロコロイド物質、又はこれらの組み合わせを含むことができる。例示的な光沢剤は、Watson Inc.(West Haven,CT)から市販される食用光沢剤(商標)を含む。
着色剤は、マイカから調製した食品グレードの真珠光沢顔料であって、任意選択で二酸化チタン、酸化鉄などでコーティングしたものを含むことができる。
一実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、フォンダンを含む。フォンダンは、糖類又は糖ポリオールから作られ得る。フォンダンは、50マイクロメートル未満、具体的には約1〜約30マイクロメートル、より具体的には約10〜約20マイクロメートルの平均粒子サイズを有する糖類又は糖ポリオールの結晶性粒子を有し得る。
フォンダンは、一般に、所望の糖類又は糖ポリオールと水とを混合することによって調製され得る。一実施形態において、この量の水は、スラリーが調製され、したがって、糖類/ポリオールのいくつかの結晶性の性質を保持するように使用される。一実施形態において、糖類及び水又は糖ポリオール及び水を加熱し、任意選択で、水のレベルを低減し、次いで、混合によって冷却し、糖類/ポリオール結晶形成をもたらす。
使用される場合、フォンダンは、調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約10重量%、具体的には約0.1〜約7.0重量%、より具体的には約1.0〜約5.0重量%、更により具体的には約2.0〜約3.0重量%の量で、噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在し得る。
噛みごたえのある調理済みキャンディーを作製する方法
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、典型的には、任意選択で追加された水と混合され、任意選択で真空下で、糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせを調理することによって調製され、調理済み組成物を形成する。微粒子糖類又は微粒子糖アルコール、風味剤、脂肪、乳化剤、ヒドロコロイド、フォンダンなどの成分を、調理済み組成物に添加して、噛みごたえのある調理済みキャンディーを形成し得る。脂肪は典型的には、使用されるとき、溶解されて乳化剤と組み合わされる。ヒドロコロイドを、噛みごたえのある調理済みキャンディーを調製するために成分として使用する前に、水で予め水和することができる。
いくつかの実施形態において、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、バッチ方法又は連続性方法を使用して調製される。本明細書で使用されるとき、「連続性ミキサー」は、プロセス装置であり、その中で、組成物を調製するために使用される様々な成分が、デバイス中へ実質的に連続的に送り込まれるが、一方でそれらの成分は、混合されて除去されるか、又は混合器具から排出される。例えば、連続性混合押出機において、いくつかの成分は、様々な供給ポートを介して実質的に連続的に導入されるが、一方で他のものは、ネジ、ブレード又は他の混合要素が器具を介して混合物を運搬し続ける間常に、同じものを混合する間常に、下流に導入される。押出機の下流部分において、全体的又は部分的に組み合わされた塊は、継続的に運搬される、及び/又は外部ポンプによって促進される塊の力によって押出機から排出される。
噛みごたえのある調理済みキャンディーは、連続性プロセス、バッチプロセス、又はこれらの組み合わせを使用して調製され得る。調理済みキャンディーは、火力調理器、真空調理器、又は表面かき取り式調理器(高速大気調理器とも呼ばれる)などの従来の装置を使用して調製され得る。調理済みキャンディーは、糖類の混合物、糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、及び水に熱を適用して、水分の除去により混合物の固体含量を増加させることによって、調理済み組成物を調製する一般的プロセスによって調製され得る。
一実施形態において、噛みごたえのある無糖調理済みキャンディーを調製するために使用される最終調理温度は、約124〜約140℃、具体的には約126〜約136℃、より具体的には約128〜約134℃、更により具体的には約130〜約132℃である。噛みごたえのある無糖調理済みキャンディーのための温度は、約115〜約130℃であり得る。比較において、固ゆでキャンディーは、典型的には、無糖ベースの硬質キャンディーについては150℃を超える、砂糖ベースの硬質キャンディーについては135〜150℃の沸騰温度まで調製される。噛みごたえのある調理済みキャンディー成分は、噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量%、具体的には約6〜約12重量%、更により具体的には約7〜約10重量%の最終含水率を有し得る。比較において、固ゆでキャンディーは、0.3〜4重量%の水分含量を有し得る。
一旦調理済み物質が調製されると、脂肪/油、乳化剤、ヒドロコロイド、色素、酸、風味、及び他の成分などの成分は、調理済み物質と混合され、調理済みキャンディーを形成することができる。前述の方法において、添加された成分を、物質の一様分布を提供するのに有効な時間、混合することができる。
いくつかの実施形態において、調理済み物質は、冷却台で焼き戻しされ、風味剤、フォンダン、及び同種のものなどの成分の追加の前に、約40〜約55、具体的には約45〜約55℃まで冷却され得る。結果として得られた物質は、所望の稠度を達成するように、曝気、けん引、混練などによって更に加工することができる。別の実施形態において、通気を、機械的通気技術を使用して調理プロセスの直後に行うことができる。
チューインガム製品
概して、本チューインガム製品は、ガムベース及び任意選択のバルク甘味料を含む組成物、及び上で説明される噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む。使用される場合、チューインガム組成物のバルク甘味料は、噛みごたえのある調理済みキャンディーの成分から独立して、糖系バルク甘味料又は糖を含まないバルク甘味料、具体的には糖を含まないバルク甘味料であり得る。
チューインガム製品中に存在する噛みごたえのある調理済みキャンディーの量は、チューインガム製品の総重量に基づいて、約1〜約65重量%、具体的には約3〜約50重量%、より具体的には約5〜約40、更により具体的には約10〜約30重量%、なお更により具体的には約15〜約25重量%であり得る。他の例示的な量としては、チューインガム製品中の約1〜約15重量%の噛みごたえのある調理済みキャンディー、又はチューインガム製品中の約15〜約65重量%の噛みごたえのある調理済みキャンディーが挙げられる。
バルク糖甘味料は、概して、糖類を含む。好適な糖甘味料は、単糖類、二糖類、及び多糖類を含み、例えば、ショ糖(砂糖)、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、転化糖、フラクトオリゴ糖シロップ、部分加水分解デンプン、コーンシロップ固体、例えば、高果糖コーンシロップ、又はこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
ある実施形態では、バルク甘味料は、糖アルコールを含む。糖アルコールは、エリスリトール、ガラクチトール、イソマルト、水素添加デンプン加水分解物、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ポリグリシトール、ソルビトール、キシリトールなど、又はこれらの組み合わせであり得る。
存在する場合、チューインガム組成物中のバルク甘味料の量は、チューインガム製品の総重量に基づいて、約1〜約85重量%、具体的には約10〜約75重量%、より具体的には約15〜約65重量%、更により具体的には約25〜約55重量%、なお更により具体的には約35〜約45重量%であってもよい(上記の量は、噛みごたえのある調理済みキャンディーにおいて使用される任意のバルク甘味料から独立している)。
チューインガム組成物は、追加の成分を更に含んでよく、追加の成分は、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、風味剤、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、機能性成分、ヒドロコロイド、又はこれらの組み合わせである。上記追加の成分は、食用酸若しくはその塩に加えて、噛みごたえのある調理済みキャンディー中に存在し得る、高甘味度甘味料、感覚剤、風味剤、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、及び/又は機能性成分である。一実施形態において、追加の成分が、噛みごたえのある調理済みキャンディー成分の風味剤、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせよりも後に、咀嚼プロセスにおいて、チューインガム製品から放出される。
チューインガムにおける使用のための例示的な追加の食用酸又はその塩は、噛みごたえのある調理済みキャンディーにおける使用について上で説明されるものを含むことができる。追加の食用酸又はその塩は、遊離形態又はカプセル封入形態で使用してもよい。
チューインガム組成物における使用のための例示的な追加の高甘味度甘味料は、調理済みキャンディーにおける使用について上で説明されるものを含むことができる。更に、追加の高甘味度甘味料は、様々な明確な特徴の物理的形態、例えば、甘味の初期バースト及び/又は甘味の遅延性感覚を提供することが当該技術分野で既知の形態で使用することができる。これらに限定されることなく、このような物理的形態は、遊離形態(例えば、噴霧乾燥若しくは粉末化)、ビーズ化形態、カプセル封入形態、又はこれらの組み合わせを含む。
チューインガムにおける使用のための例示的な追加の感覚剤は、噛みごたえのある調理済みキャンディーにおける使用について上で説明されるものを含むことができる。追加の感覚剤は、遊離形態又はカプセル封入形態で使用してもよい。
チューインガムにおける使用のための例示的な追加の風味剤は、噛みごたえのある調理済みキャンディーにおける使用について上で説明されるものであり得る。風味剤は、液体又は固体形で使用することができる。固体(乾燥)形で使用する場合、油の噴霧乾燥などの好適な乾燥手段を使用することができる。あるいは、風味剤は、当該技術分野で既知の手段により、例えば、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガムなどの水溶性物質にカプセル封入され、吸収されてもよい。ある実施形態では、風味剤は、風味の初期バースト又は風味の遅延性感覚を提供するために有効な物理的形態で使用することができる。
チューインガム組成物における使用のための例示的な追加の風味調節剤又は増強剤、追加の着色剤、及び追加の機能性成分は、噛みごたえのある調理済みキャンディーにおける使用について上で先に説明したものを含む。
チューインガム組成物中に存在する追加の食用酸若しくはその塩、追加の風味剤、追加の感覚剤、追加の着色剤、追加の風味調節剤若しくは増強剤、追加の機能性の剤、又はこれらの組み合わせの量は、チューインガム製品の総重量に基づいて、各個々の成分について最大約5.0重量%、具体的には約1.0〜約4.0重量%、より具体的には約2.0〜約3.0重量%であり得る。
一実施形態において、チューインガム製品の含水量は、チューインガムの総重量に基づいて、約0.3〜約10重量%、具体的には約0.5〜約7.0重量%、より具体的には約0.75〜約4.0重量、更により具体的には約1.0〜約2.0重量%、なお更により具体的には約1.0〜約2.0重量%であり得る。一実施形態において、チューインガム製品の水分活性は、約0.1〜約0.7、具体的には約0.2〜約0.6、より具体的には約0.25〜約0.5であり得る。
ある実施形態では、チューインガム製品は、包接物を更に含む。包接物は、糖アルコール、糖類、又は菓子、例えば、噛みごたえのあるキャンディー、ザクザクしたキャンディー、低温煮沸キャンディー、固ゆで、フォンダン、キャラメル、ゼリー、グミ、ヌガー、果実の皮、ナッツペースト、チョコレート、ファッジ、マシュマロ又はこれらの組み合わせの大きい粒子であり得る。概して、包接物は、約0.35〜約5mmの平均粒径を有してもよい。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベース及び糖アルコールバルク甘味料を含むチューインガム組成物、噛みごたえのある調理済みキャンディーを含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、糖アルコール、風味剤、脂肪、乳化剤、及びヒドロコロイドを含む。
ガムベース
チューインガム組成物は、チューインガムベースを更に含む。ある実施形態では、チューインガム組成物は、弾性体を含むガムベース、及び任意選択で追加のガムベース成分を含み、追加のガムベース成分は、ビニルポリマー、脂肪、乳化剤、弾性体溶媒、可塑剤、ワックス、充填剤、酸化防止剤、又はこれらの組み合わせである。
本明細書で使用される「ガムベース」という用語は、水不溶性物質(単数又は複数)を指し、弾性体、増量剤、ろう、弾性溶剤、乳化剤、可塑剤、充填剤、又はこれらの組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。
使用されるガムベースの量は、使用されるベースの種類、所望されるチューインガムの稠度、一片の重量、所望される巨塊のサイズ、及び最終的なチューインガムを作製するためにこの組成物において使用される他の成分などの、様々な要素に応じて大きく変化するであろう。概して、ガムベースは、チューインガム製品の総重量に基づいて、約5〜約90重量%、具体的には約15〜約60重量%、より具体的には約25〜約50重量%、更により具体的には約35〜約40重量%の量で存在するであろう。
チューインガムベースで使用される例示的な弾性体は、天然及び合成弾性体及びゴムの両方、例えば、植物起源の物質、例えば、チクル、クラウンガム、ニスペロ、ロサジンハ、ジェルトン、ペリロ、ニジェールグッタ、チュニュ、バラタ、グタペルカ、レチカプシ、ソルバ、グッタ・ケイなど、又はこれらの組み合わせを含む。ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリイソブチレン、イソブチレンイソプレンコポリマー、ポリエチレン、これらの組み合わせなど、又はこれらの組み合わせなどの合成弾性体もまた有用である。ガムベースは、非毒性ビニル重合体、例えば、ポリ酢酸ビニル及びその部分加水分解物、ポリビニルアルコール、又はこれらの組み合わせを含むことができる。利用される場合、ビニル重合体の分子量は、約3,000〜最大約94,000以上の範囲であり得る。追加の有用な重合体は、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメタクリル酸メチル、乳酸のコポリマー、ポリヒドロキシアルカノエート、可塑化エチルセルロース、ポリビニルアセテートフタレート、又はこれらの組み合わせを含む。
様々な所望の食感及び稠度特性を提供するための可塑剤又は軟化剤などの従来の添加剤を、有効な量でガムベース中に含めることができる。これらの成分は、低分子量であるため、可塑剤及び軟化剤は、ガムベースの基本構造を浸透することができ、ガムベースを可塑性及びより低粘性にする。好適な可塑剤及び軟化剤は、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、三酢酸グリセリル、グリセリルレシチン、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸プロピレングリコール、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、又はこれらの組み合わせを含む。これらの成分のいくつかは、ガムベース形成時に添加されるか、又はチューインガム組成物の生成中の後半に添加されてもよい。
ろう、例えば、天然及び合成ろう、水素添加植物油、石油ろう、例えば、ポリウレタンろう、ポリエチレンろう、パラフィンろう、微結晶ろう、脂肪ろう、モノステアリン酸ソルビタン、獣脂、プロピレングリコールなど、又はこれらの組み合わせも、様々な所望の食感及び稠度特性を得るために、ガムベースに組み込むことができる。
ろうがガムベース中に存在する場合、ろうは、重合弾性混合物を軟化し、ガムベースの弾性を改善する。使用されるろうは、約60℃未満、具体的には約45℃〜約55℃の融点を有してもよい。低融解ろうは、パラフィンろうであり得る。ろうは、ガムベースの総重量に基づいて、約6〜約10重量%、具体的には約7〜約9.5重量%の量でガムベース中に存在することができる。
低融点ろうに加えて、高融点を有するろうは、ガムベースの総重量に基づいて、最大約5重量%の量で、ガムベースにおいて使用することができる。このような高温融解ろうは、蜜ろう、植物ろう、キャンデリラろう、カルナバろう、ほとんどの石油ろうなど、又はこれらの組み合わせを含む。
チューインガム組成物又はガムベースは、任意選択で、弾性ベース成分を軟化する助けとなる従来の弾性溶剤、例えば、穿孔樹脂、例えば、α−ピネン若しくはβ−ピネンの重合体;ロジン若しくは修飾ロジン及びガムのメチルエステル、グリセロールエステル、若しくはペンタエリスリトールエステル、例えば、水素添加、二量化、若しくは重合化ロジン、若しくはこれらの組み合わせ;部分水素添加木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材ロジンのグリセロールエステル;部分二量化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;重合化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;トール油ロジンのグリセロールエステル;木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;部分水素添加木材若しくはガムロジン;木材若しくはロジンの部分水素添加メチルエステルなど;又はこれらの組み合わせを含有することができる。弾性溶剤は、ガムベースの総重量に基づいて、約5〜約75重量%、具体的には約45〜約70重量%の量で使用することができる。
ガムベースは、充填剤及び食感剤として働き得る鉱質補助剤などの有効な量の増量剤を含むことができる。好適な鉱質補助剤は、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸三カルシウムなど、又はこれらの組み合わせを含む。これらの充填剤又は補助剤は、様々な量でガムベースにおいて使用することができる。具体的には、充填剤の量は、使用される場合、ガムベースの総重量に基づいて、約0〜約60重量%超、より具体的には約20〜約30重量%の量で存在することができる。
ガムベースにおける使用に好適な乳化剤は、蒸留モノグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、モノ及びジグリセリドの乳酸エステル、モノ及びジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、セテアレス−20、ポリグリセロールポリリシノール酸塩、脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ脂肪酸グリセリル、アラビアガム、アカシアガム、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ステアロイルラクチレートナトリウム、ステアロイルラクチレートカルシウム、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、グリセリルトリカプリル酸塩−カプリン酸塩/中鎖トリグリセリド、ジオレイン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、脂肪酸のグリセリルラクトエステル、グリセリルラクトパルミチン酸塩、ステアリン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸ポリグリセリル10、中鎖トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート65、ジステアリン酸ヘキシルグリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、tween、span、ステアロイルラクチレート、ステアロイル−2−ラクチレートカルシウム、ステアロイル−2−ラクチレートレシチンナトリウム、アンモニウムホスファチド、脂肪酸のショ糖エステル、スクログリセリド、脂肪酸のプロパン−1,2−ジオールエステル、又はこれらの組み合わせを含む。
チューインガム製品を作製する方法
チューインガム製品は、標準の技術及び設備を使用して調製することができる。ある実施形態では、噛みごたえのある調理済みキャンディーをチューインガム組成物成分混合プロセスの終わりに添加し、十分に混合して均質な塊を形成する。しかしながら、本明細書で説明するプロセスは、最終成分として混合プロセスの終わりでの噛みごたえのある調理済みキャンディーの添加に必ずしも限定されず、むしろそれは、チューインガム製品製造プロセスの任意の所望の段階で添加することができる。
一実施形態において、チューインガム製品を作製する方法は、ガムベース又はガムベース及びチューインガム成分の組み合わせを混合して、中間体チューインガム組成物を形成することと、中間体チューインガム組成物と噛みごたえのある調理済みキャンディーとを混合して、チューインガム製品を形成することとを含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、及び任意選択で、iii)乳化剤、ヒドロコロイド、脂肪、フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
一実施形態において、チューインガム製品は、連続性チューインガム組成物相中に分散した噛みごたえのある調理済みキャンディーの別個の相を含み得る。
ある実施形態では、チューインガム製品は、チューインガム組成物マトリックス内に噛みごたえのある調理済みキャンディーの微細領域を含む。
1つの例示的なプロセスでは、ガムベースは、ベースの物理的及び化学的性質に悪影響を及ぼさずにベースを軟化するのに十分に高い温度まで加熱されるが、これは、使用されるガムベースの組成により変化し、過度の実験を行うことなく当業者により容易に決定される。例えば、ガムベースは、従来、配合物を可塑化するため、並びにベースの硬さ、粘弾性、及び成形性を調節するために、可塑剤、充填剤、及び軟化剤などのベースの残りの成分と漸次的に混和させる直前に、約60℃〜約160℃まで、又は約150℃〜約175℃まで、ベースを融解させるのに十分な期間、例えば、約30分間、融解させることができ、次に、チューインガム成分をガムベースと配合して、噛みごたえのある調理済みキャンディーをプロセスの終わりに添加する。チューインガム製品の均一な又は均質な混合物が得られるまで、混合を続ける。その後、チューインガム製品は、所望の形状に形成することができる。
別の例示的なプロセスでは、チューインガム成分をガムベースと混合し、噛みごたえのある調理済みキャンディーをプロセスの終わりに添加する。チューインガム製品の均一な又は均質な混合物が得られるまで、混合を続ける。その後、チューインガム製品は、所望の形状に形成することができる。この実施形態では、出発物質ガムベースは、非融解形態、例えば、ペレット化ガムベースの形態であってもよく、これは、上記実施形態でのより高い温度での融解ではなく、むしろ、40〜50℃で軟化することができる。
チューインガム組成物及び製品は、バッチ法若しくは連続法、又はこれらの組み合わせを使用して調製することができる。
チューインガム組成物及び製品を調製するために使用される処理設備は、自動的にモニター及び/又は制御することができる。例えば、処理設備は、コンピュータ化システムに連結することができ、これは、使用者が、例えば、成分の供給、成分の混合又は処理、成分の運搬を含む、ある特定の及び/又は全ての操作パラメータを入力することを可能にする。ある実施形態では、このシステムは、バッチ処理設備、連続処理設備、又は両方の種類が使用される場合、両方に連結することができる。ある実施形態では、処理を制御するために使用される入力パラメータの変更は、最終組成物における変化、例えば、成分量及び種類などを作り出すことができる。例えば、成分、並びに/又は成分の処理温度及び/若しくは供給速度は、モニターし、中枢単位にフィードバックすることができ、そのため、操作者は、必要に応じて調節することができ、及び/又はシステムが自動的に調節することができる。成分が混合された後、特定の形状及び/又は形態に処理される形成物をモニターし、操作者の入力及び/又は自動調節のためにフィードバックすることもできる。システムが1つ以上の処理パラメータで問題及び/又は変動を検出したとき、操作者に合図するために、可聴及び/又は可視警報を実行することもできる。
チューインガム製品は、押出プロセス、共押出プロセス、三段押出プロセス、積層プロセス、鋳造プロセス、圧縮プロセス、圧延スコーリングプロセス、連鎖金型プロセス、回転金型プロセス、又は切断被覆プロセスを含む、様々なプロセスを使用して形成することができる。
チューインガム製品は、菓子分野で既知のデバイス及び技術を使用して成形することができる。例えば、チューインガム製品は、手で、鋳型及び/又は金型、切断器、引抜き道具、伸張器、押出機などで成形することができる。使用され得る鋳型の例としては、可撓性のもの(例えば、シリコーン製)、金属、プラスティック、ガラス、及びそれ自体を包装するもの(例えば、形作られていない塊を包装に入れることによる)、例えば、ブリスター包装が挙げられるが、これらに限定されない。これらの組み合わせを使用することもできる。
チューインガム製品は、平板、スティック、ペレット、玉、立方体などの形態の別個の単位に調製することができる。別個の単位への形成は、連鎖金型プロセス、又は圧延スコーリングプロセスを使用して達成することができる。
チューインガム製品の別個の単位のサイズに制限はない。ある実施形態では、各別個の単位は、ペレット、平板、又はスティック型として、約1.5〜約3.0グラム、具体的には約1.8〜約2.7グラム、より具体的には約2.3〜約2.5グラムである。
チューインガムは、当該技術分野で既知の技術及び設備を使用して包装することができる。例えば、ガムスティック包装、包装缶、ブリスタートレイなどを使用することができる。ある実施形態では、包装がこの包装に含有される製品を表示する表示を外表面上に有する、チューインガムを含む包装製品がある。
他の型
ある実施形態では、チューインガム製品は、当該技術分野で既知の物質及び技術を使用して、複数片に配合され、表面処理される。例示的な表面処理は、調理コーティング(硬い又は軟らかい)、微粒子コーティング(例えば、サンディング、粉付けなど)、及び任意選択で風味剤又は他の成分を含む油での処理を含む。
本明細書で使用される「軟らかい調理」コーティングは、官能検査法により測定される、軟らかいかじりごたえを提供するコーティングを指す。本明細書で使用される「硬い調理」コーティングは、官能検査法により測定される、硬い又はザクザクした若しくはパリパリしたかじりごたえを提供するコーティングを指す。チューインガム製品は、様々な方法を使用して十分に訓練された記述的分析パネルにより試験することができ、例えば、分析は、Spectrum(商標)法を使用して行ってもよい。この方法は、いくつかの特質についてチューインガム製品を測定する個人の訓練パネルを組み込み、各特質についての等級付けを提供する。コーティングの硬さは、任意の所望の尺度で測定してもよい。例えば、硬さは、1〜10の10点尺度であってよく、1の等級付けは、最も軟らかく、10の等級付けは、最も硬い。典型的に、軟らかい調理コーティングは、硬い調理コーティングの等級付けより下の硬さ等級付けを有する。例えば、ある実施形態では、軟らかい調理コーティング製品は、約3〜4の硬さ感覚等級付けを有し得る一方で、硬い調理コーティング製品は、約7〜8の硬さ感覚等級付けを有し得る。
コーティングされていないチューインガム片(あるいは「コア」とも記載される)を従来のプロセスに従って調理し、軟らかい又は硬い調理層を作り出すことができる。硬い及び軟らかい調理技術についての従来技術は、以下の文献で説明されている:「Sugarless Hard Panning」、Robert Boutinら、The Manufacturing Confectioner,pp.35〜42、2004年11月;「Panning Technology,An Overview:」、John Flanyak、The Manufacturing Confectioner,pp.65〜74、1998年1月;「Crystallization and Drying During Hard Panning」、Richard W,Hartel、The Manufacturing Confectioner,pp.51〜57、1995年2月;「Soft Panning」、Michael J.Lynch、The Manufacturing Confectioner,pp.47〜50、1987年11月;及び「Panning−The Specialist’s Specialty」、Robert D.Walter、Candy & Snack Industry,pp.43〜51、1974年12月。これらの出版物のそれぞれは、参照することにより本明細書に援用される。
チューインガムコアを少なくとも部分的に囲むコーティング組成物は、一般的に、バルク甘味料及びアラビアガム、デンプン、又はアラビアガム及びデンプンの組み合わせを含む。コーティング組成物は、任意選択で、追加の成分、例えば、色素、風味剤、感覚剤、食用酸若しくはその塩、風味調節剤若しくは増強剤、機能性成分、又はこれらの組み合わせを更に含んでもよい。これらの成分のそれぞれは、本明細書において上で説明されている。ある実施形態では、追加の成分は、カプセル封入されるか、又はカプセル封入されない(若しくは「遊離」している)。1つより多くの成分が使用される場合、コーティングは、カプセル封入された成分又はカプセル封入されていない成分の任意の組み合わせを含有してもよい。
本明細書で使用される「コーティング」又は「コーティング領域」という用語は、チューインガムコアを少なくとも部分的に囲む物質の領域を指すために使用される。
本明細書で使用される「囲む」、「囲むこと」、「少なくとも部分的に囲むこと」などの用語は、取り囲むことに限定されない。これらの用語は、全ての側で囲い込むこと又は閉じ込めること、取り囲むこと又は包囲することを指すことができ、対称な又は同一の厚みに限定されない。
本明細書で使用される「実質的に被覆する」及び「実質的に囲むこと」という用語は、チューインガムコアの表面領域の50%超を被覆するコーティング組成物を指す。ある実施形態では、「実質的に被覆する」は、チューインガムコアの表面の55%超、60%超、65%超、70%超、75%超、80%超、85%超、90%超、95%超、98%超、及び99%超である被覆を指し得る。
微粒子コーティングは、粉末化糖、微粒子糖アルコールなどを含むことができる。微粒子層は、粉付け又はサンディングを含む、当該技術分野で既知の任意の方法により適用することができ、粉付けでは、静電気力が微粒子層をチューインガムコアに付着させ、サンディングでは、水又はシロップなどの結合剤が微粒子をチューインガムコアに付着させる助けとなる。
コーティングは、コーティングされたチューインガムの総重量に基づいて、約1〜約60重量%、具体的には約10〜約45重量%、更により具体的には約25〜約30重量%の量で存在することができる。
チューインガム製品は、液体、半固体、固体(粉末を含む)、中心充填物質を含む、中心充填物を更に含んでもよい。中心充填チューインガムは、中心充填菓子を形成するための当該技術分野で既知の任意の技術により形成することができる。この方法は、一般的に、最初にチューインガム組成物の中心充填ロープを押し出すこと、及び滑車形ローラ構成要素の一連の組を含む矯正機構にこのロープを通すことを含んでもよい。このローラ構成要素は、ガム物質のロープ又はより糸を「サイズ調整し」、このため、このロープ又はより糸は、所望のサイズ及び形状でローラの列から出て、断片形成機構に入る。調理済みキャンディーは、上で述べられるようにガムベースと配合されるので、これは、チューインガム組成物の中心充填構成要素ではない。
チューインガムは、噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む層状又は多層のチューインガム製品を含む層状製品の形態で調製してもよい。多層状製品では、少なくとも1つの層は、調理済みキャンディーを含むチューインガム製品を含む一方で、残りの層は、追加のチューインガム組成物又は菓子であり得る。層状製品は、任意の型であってもよく、各層が製品の少なくとも2面、具体的には少なくとも4面で見えるサンドウィッチ型、ゼリーロール型などを含む。層状製品は、共押出プロセス、三段押出プロセス、積層プロセス、鋳造プロセス、圧縮プロセス、圧延スコーリングプロセス、連鎖金型プロセス、回転金型プロセス、又は切断被覆プロセスにより調製することができる。
チューインガムは、カラーインクを使用した、抽象像(例えば、渦、線、水玉模様など)、具体像(例えば、花、動物、自動車など)、文字、文、ロゴ、キャラクター、単語、記号、写真、又はこれらの組み合わせなどのいずれかとして、表面上に印刷表示を更に含んでもよい。印刷表示は、接触又は非接触技術のいずれかを使用して適用することができる。例示的な接触技術は、グラビア印刷を含む。例示的な非接触技術は、インクジェット印刷を含む。一実施形態では、チューインガムは、2面以上の表面上に印刷表示を有する。
食品に安全である限り、印刷表示を調製するために使用される色素の種類に制限はない。1つより多くの色素を使用することができる。加えて、チューインガム製品の色素は、色彩効果のために、印刷表示の色素と整合することができる。チューインガム製品及び印刷表示の色素は、対比を増加させるように選択することができる。鮮やかな色素は、消費者への訴求のために選択することができる。印刷表示の色素は、チューインガム製品の風味と整合することもでき、例えば、スペアミントチューインガムには緑色の印刷像、ペパーミントチューインガムには青色の印刷像、赤色果実風味のチューインガムには赤色の印刷像などである。加えて、着色剤組成物は、風味剤を更に含むことができる。
表面上に印刷表示を含むチューインガムは、シート、別個のチューインガム片、又は1組のチューインガム片の形態のチューインガム製品であり得る。1組のチューインガム片は、互いに隣接して置かれたとき、これらの片の収集物にわたり全体的な像又はパターンを作り出す印刷表示を含むことができる。
ある実施形態では、印刷表示は、風味、甘味料、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む。
咀嚼風味の感覚評価
チューインガム製品が咀嚼されるとき、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、咀嚼時間の初期に、風味の初期バーストを提供する。消費者によって経験される風味バーストは、感覚評価技術を使用して測定することができる。感覚評価技術は、Harry T.Lawless and Hildegarde HeymannによるSensory Evaluation of Food:Principles & Practices(この開示は、参照により本明細書に援用する)などの本文に記載されている。好適な感覚評価技術としては、定量的記述分析(QDA)が挙げられる。QDA試験を実行するために、回答者のパネルを組み立てることができる。サンプルの評価のための属性条件が、選択される。
通常は、投票の開発と回答者の訓練が最初に実行される。記述用語が、主要な感覚属性カテゴリのために開発される。例示的な属性品質としては、香り、風味、食感、後味、甘味、及び同種のもの、又はそれらの組み合わせを挙げることができる。属性を、例えば、0〜10の均等強度目盛で定量化し、0は、属性が検出されなかったことを示し、10は、属性が非常に強いことを示す。全体的な品質格付けは、例えば、1〜10の均等目盛で測定することができ、6未満は「不良」と考えられ、6〜7は「妥当」であり、8〜10は「良好」である。
物理的な参照基準は、適切な記述言語が開発され得るように、パネルの一致によって決定される。パネリストは、一致が得られるまで一定のサンプルを評価することを訓練され得る。
全体的な品質の格付け及び定量化された強度の格付けは、Minitab版12又はSAS版6.11などのプログラムで統計的に分析することができる。記述統計的測定は、全ての属性について計算することができる。分散分析は、「An Introduction to Statistical Methods and Data Analysis」Wadsworth Publishing、Belmont、Calif、844〜856頁、Ottによる「Analysis of variance for some standard experimental designs」に記載されている反復測定として、パネリストと均衡のとれたデータのための無作為化ブロック設計を使用して、各属性において実施することができる。F検定が処置手段間の有意差を示す場合、手段が異なるTukey対比較及び直交比較を使用して、判定し得る。差の有意性は、0.05未満のPとして定義され得る。主成分分析(PCA)は、Lawless及びHeymann、1998年、Sensory Evaluation of Food:Principles and Practices、606〜608頁、Chapman & Hall、New York、1998に記載されている要因分析を適用することができる。PCAは、この属性に適用され得る。属性は、値が一貫して低く、属性がしばしば存在しないことを示す場合、属性が高い標準偏差を有する場合、又は属性が別の属性に高度に相関している場合、省略されてもよい。Kaiserの基準は、Massart et al.,「Principal components and factor analysis,」pp.339〜369 in Chemometrics:A Textbook.Elsevier,Amsterdam,1988に記載されているように、初期要因の数から最終要因の数を判定するために(1を超える固有値を)適用することができる。結果の解釈を容易にするために、要因を直交して回転させることができ、Massart et al.(上記を参照)に記載されているバリマックス法に続く無相関の要因に至る。
チューインガム製品は、消費されるとき、早期の風味放出を呈する。早期風味放出は、定量的記述分析を含む、上で説明されるものなどの感覚評価技術を使用して測定され得る。
様々な感覚特性としては、風味の初期バースト(風味認知の即時性)、初期甘味、ソフトな食感、長く続く風味、及びジューシーな食欲をそそる風味が挙げられる。感覚属性は、咀嚼の開始から、並びに咀嚼の開始後0.5、1、5、15、及び30分間において測定することができる。
一実施形態において、チューインガム製品が消費され、噛みごたえのある調理済みキャンディーの一部ではないチューインガム組成物中の追加の風味剤が、チューインガム製品から約5分間以上、具体的には約10分間以上、より具体的には約15分間以上の間放出されるとき、噛みごたえのある調理済みキャンディー中の風味剤は、風味の初期バーストを提供する。
一実施形態において、風味の即時性は、機械的咀嚼抽出方法及び風味剤/感覚剤マーカー、並びにUV/可視分光光度計を使用して抽出溶媒中に検出することができる同種のものを使用して、定量的に測定することができる。例示的なマーカーとしては、サリチル酸メチル(237nmでの吸収)、L−carvone(241nmでの吸収)、メントール、WS−3、WS−23、及び同種のものが挙げられる。既知の量の風味マーカーを有するチューインガムのサンプルは、混合先端部を備えたBrabender Plasticorder(C.W.Brabender(登録商標)Instruments,Inc.)ドライブユニットなどの装置を使用して、生体外の機械的咀嚼試験に供され得る。抽出溶媒が、サンプルから風味マーカーを抽出するために、設定容積、速度、温度、及び選択持続時間で循環されながら、チューインガムのサンプルが、所定の回転速度において装置内で混合される。結果として得られた抽出溶媒は、特定の風味マーカーについて所望の波長で吸収を測定するために、UV/可視分光光度計で試験される。次いで、サンプル吸収を使用して、風味マーカーの既知の濃度を有する溶液の吸収を測定することによって生成された標準曲線からのデータに対して、風味マーカーの濃度を計算する。本方法は、セットの時間枠で(例えば、咀嚼プロセスの早期又はその後)、風味放出の速度及び強度の測定を可能にする。
チューインガムからの風味放出の量を測定する方法は、風味マーカーを有するチューインガムを調製することと、所定の時間中、循環抽出溶媒を備えた混合装置中でチューインガムを混合することと、風味マーカーの波長に設定されたUV/可視分光光度計を使用して、抽出溶媒の吸収読み取り値を測定することとを含む。本方法は、吸収読み取り値を使用して、風味マーカーの濃度を計算することを更に含む。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベース及び噛みごたえのある調理済みキャンディーを含むチューインガム組成物を含み、チューインガム製品は、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも多い風味を放出し、それは、噛みごたえのある調理済みキャンディーを含まない。風味放出は、咀嚼プロセスにおける選択された期間で、例えば、5分間、より具体的には10分間、更により具体的には15分間の機械的咀嚼の後に機械的咀嚼完了試験を使用して測定され得る。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベースを含むチューインガムを含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含み、チューインガム組成物及び噛みごたえのある調理済みキャンディーは、均質な混合物を形成し、最大15分間の咀嚼の期間で測定されるとき、チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、ガムベースと組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも多くの風味を放出する。更なる実施形態において、10分間の機械的咀嚼の後、チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも約5〜約35%多い風味を放出する、チューインガム製品が存在する。別の実施形態において、15分間の機械的咀嚼の後、チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも約5〜約10%多い風味を放出する、チューインガム製品が存在する。本明細書に使用されるとき、「チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない」は、この成分が、チューインガム組成物と配合する前に、キャンディー又は独立型組成物にならないことを意味する。
一実施形態において、チューインガム製品は、ガムベース及びバルク甘味料を含むチューインガム組成物を含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、i)糖アルコール、ii)フォンダン、iii)乳化剤、iv)風味剤、v)脂肪、vi)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vii)食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含み、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、総チューインガム製品の約1〜約65重量%の量で存在し、噛みごたえのある調理済みキャンディーは、チューインガム組成物の混合物とは別に調製され、次いで、チューインガム組成物と組み合わされ、チューインガム製品を均質な混合物として形成する。
特徴及び利点は、以下の実施例により、より完全に示されるが、これらの実施例は、例示の目的のために提供され、いかなるようにも本発明を限定するとは解釈されるべきでない。
実施例1.噛みごたえのある調理済みキャンディーを有する無糖チューインガム対調理済みキャンディーを含まない比較例:早期風味放出の速度及び強度のための機械的咀嚼抽出方法
この実施例において、噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む無糖チューインガムの風味放出(実施例1)が、以下の表1に記載される成分から調製され、調理済みキャンディーを含有しない、類似成分の比較の伝統的なチューインガム処方(比較例CE)と比較される。
Figure 2015524671
噛みごたえのある調理済みキャンディーの調製
調理済みキャンディーを、マンニトール粉末及びマンニトールシロップと水とを組み合わせることによって調製し、過剰な水を蒸発させるように真空下でケトル内で約135℃の最終温度まで調理する。調理済み混合物の温度が100℃を下回ると、溶解された脂肪、乳化剤、及び水和されたゼラチンを添加し、混合が数分間続く。次いで、風味剤を混合物に添加し、配合する。結果として得られた混合物を、冷却台に落とし、約45〜50℃まで冷却する。別個に、フォンダンを、フォンダンポリオールと水の混合によって強烈に調製する。フォンダンを、次いで、冷却された混合物に添加して混合し、噛みごたえのある調理済みキャンディーを形成する。
チューインガム組成物の調製
実施例1は、当該技術分野において既知の技術を使用して、ガムベースを融解することによって調製される。次いで、レシチン及びバルク甘味料を、混合しながら添加する。次いで、風味を、その後、混合しながら添加し、続いて、高甘味度甘味料を添加し、チューインガム混合物を形成する。次いで、チューインガム混合物を、噛みごたえのある調理済みキャンディーと混合し、チューインガム組成物を形成する。
CEは、当該技術分野において既知の技術を使用して、ガムベースを融解することによって調製される。レシチン、脂肪、マンニトールシロップ、及びバルク甘味料を、次いで、混合しながら添加する。次いで、水和されたゼラチン及び風味を、その後、風味剤及び高甘味度甘味料を、混合しながら添加し、チューインガム混合物を形成する。
実施例1及びCEのチューインガムを、可視/UV分光光度計を使用して定量的に検出することができる化合物を含む単一の風味剤で調製した。冬緑油は、237nmで吸収を有するサリチル酸メチルを含有する。実施例1のチューインガムは、最終処方における風味剤の総重量に基づいて、調理済みキャンディー中に25%の風味剤、及びガム分画中に添加された75%を含有する。比較例のCEは、ガム分画中に100%の風味を含有する。サンプルを、早期風味放出の速度及び強度を判定するために、機械的咀嚼抽出方法を使用して分析した。風味剤を、開口部を増大するように修正された35ccの混合先端部を備えたBrabender Plasticorder(C.W.Brabender(登録商標)Instruments,Inc.)ドライブユニットを使用して、51グラムのチューインガムのサンプルから抽出した。回転速度を、80rpmに設定した。21〜24℃の水が、1分間に100mLの速度で循環した。2リットルの水を、事前設定された時間の長さ(5、10、及び15分間)で継続する各抽出のために使用した。抽出水のサンプルを使用して、Beckman DU520 UV/可視分光光度計を使用して、237nmの波長で吸収を測定した。サンプルの吸収を使用して、標準曲線からのデータを使用することによって、サリチル酸メチルの濃度を計算した。標準曲線は、サリチル酸メチルの既知の濃度を有する溶液の吸収を測定することによって生成された。研究結果は以下の表2に提供され、データは図1にグラフで表されている。
Figure 2015524671
5、10及び15分間の各読み取り値は、複数の読み取り値の平均である。
データは、噛みごたえのある調理済みキャンディーと調製される実施例1のチューインガムが、調理済みキャンディー(CE)を伴わずに調製されるチューインガムと比較して、より多くの風味剤を初期咀嚼の間に放出することを示す。実施例1のチューインガムは、より迅速でより高い風味放出特性を呈した。機械的咀嚼の間に提供される剪断は、人間の口によって提供されるものよりも大幅に低いことに留意されたい。機械的咀嚼中の水に曝露されたガムの表面は、人間によって噛まれるガムよりも大幅に低く、サンプルの塊は、典型的なチューインガム片の塊(約2g)と比較して非常に大きい(51g)。結果的に、3分間の機械的咀嚼完了は、約1分間の人間の咀嚼完了とほぼ同じである。したがって、チューインガムからの風味放出は、機械的咀嚼完了において呈されるよりも生体内で大幅に速いであろうことが予想されるであろう。
本明細書で使用される「含むこと」(「含む」なども)、「有すること」、及び「包含すること」という用語は、包括的(無制限)であり、追加の、列挙されていない要素又は方法工程を除外しない。文脈が明らかに既定しない限り、単数形「a」、「an」、及び「the」は、複数の指示対象を含む。同じ特性又は成分を目的とする全ての範囲の終点は、独立して組み合わせ可能であり、列挙された終点を包含する。「これらの組み合わせ」という用語は、一覧の2つ以上の構成要素を含み、別途断りのない限り、一覧からのものでない他の構成要素を排除しない。「均質な」という用語は、成分の均一な配合を指す。「又は」という用語は、「及び/又は」を意味する。本明細書全体を通して「一実施形態」、「別の実施形態」、「ある実施形態」などについての言及は、その実施形態に関連して説明された特定の要素(例えば、特徴、構造、及び/又は特性)が、本明細書で説明される少なくとも1つの実施形態に含まれ、他の実施形態に存在してもよく、存在しなくてもよいことを意味する。加えて、記載された要素を様々な実施形態において任意の好適な様式で組み合わせてもよいことを理解されたい。
本発明は、例示的な実施形態を参照して説明されているが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ、等価物をその要素と置き換えることができることを理解するであろう。加えて、多くの改変は、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は物質を本発明の教示に適合させるためになされ得る。したがって、本発明は、本発明を実施するために企図される最も優れた様式として開示された特定の実施形態に限定されず、本発明は付属の特許請求の範囲内の全ての実施形態を含むよう意図される。

Claims (33)

  1. チューインガム製品であって、
    ガムベースを含むチューインガム組成物と、
    i)調理済み糖類、調理済み糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む、噛みごたえのある調理済みキャンディーと、を含み、
    前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約5〜約15重量%の水分を含み、
    前記チューインガム組成物及び噛みごたえのある調理済みキャンディーが、均質な混合物を形成し、
    最大15分間の咀嚼の期間で測定されるとき、前記チューインガム製品は、前記成分i)〜vi)が、前記チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも多くの風味を放出する、チューインガム製品。
  2. 10分間の機械的咀嚼の後、前記チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、前記チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも約5〜約35%多い風味を放出する、請求項1に記載のチューインガム製品。
  3. 15分間の機械的咀嚼の後、前記チューインガム製品は、成分i)〜vi)が、前記チューインガム組成物と組み合わせる前に、キャンディー又は成分の事前配合物として調製されない、同一の種類及び量の成分を有する比較のチューインガムよりも約5〜約10%多い風味を放出する、請求項2に記載のチューインガム製品。
  4. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記チューインガム組成物とは別に調製され、次いで、前記チューインガム組成物と組み合わされ、均質な混合物として前記チューインガム製品を形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  5. 前記糖アルコールシロップが、非結晶化シロップである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  6. 前記糖アルコールシロップが、水素添加デンプン加水分解シロップ、イソマルツロースシロップ、マルチトールシロップ、ソルビトールシロップ、ポリグルシトールシロップ、又はこれらの組み合わせである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  7. 前記糖類シロップが、ショ糖、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、転化糖、フラクトオリゴ糖、部分加水分解デンプン、高果糖コーンシロップ、ポリデキストロース、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  8. 前記調理済みキャンディーが、前記調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約30〜約85重量%の量で、前記糖類シロップ又は糖アルコールシロップを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  9. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、フォンダンを更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  10. 前記フォンダンが、微粒子エリスリトール、ガラクチトール、水素添加デンプン加水分解物、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ポリグリシトール、ソルビトール、キシリトール、又はこれらの組み合わせを含む、請求項9に記載のチューインガム製品。
  11. 前記フォンダンが、微粒子ショ糖、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、フラクトオリゴ糖、部分加水分解デンプン、又はこれらの組み合わせを含む、請求項9に記載のチューインガム製品。
  12. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約20重量%の量で、風味剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  13. 前記脂肪が、植物性脂肪/油、水素添加植物性脂肪/油、部分水素添加植物性脂肪/油、乳性脂肪/油、又はこれらの組み合わせを含む、脂肪又は油である、請求項1〜12のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  14. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約1〜約10重量%の量で、脂肪を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  15. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約15重量%の量で、乳化剤を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  16. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、機能性成分、湿潤剤、又はこれらの組み合わせを更に含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  17. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの総重量に基づいて、約0.01〜約10重量%の量で、ヒドロコロイドを含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  18. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約1〜約65重量%の量で、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  19. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約3〜約50重量%の量で、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  20. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約5〜約40重量%の量で、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  21. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約10〜約30重量%の量で、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  22. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約15〜約25重量%の量で、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーを含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  23. 前記チューインガム組成物が、バルク甘味料を更に含み、前記バルク甘味料が、糖ポリオール又は糖類である、請求項1〜22のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  24. 前記バルク甘味料が、前記チューインガムの総重量に基づいて、約1〜約85重量%の量で存在する、請求項23に記載のチューインガム製品。
  25. 前記チューインガム製品が、前記チューインガム製品の総重量に基づいて、約5〜約95重量%の量で、前記ガムベースを含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  26. 前記チューインガム組成物が、追加の成分を更に含み、前記追加の成分が、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、風味剤、風味調節剤若しくは増強剤、着色剤、機能性成分、ヒドロコロイド、又はこれらの組み合わせである、請求項1〜25のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  27. 前記追加の成分が、前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの一部ではなく、かつ前記噛みごたえのある調理済みキャンディーの風味剤、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせよりも後に前記チューインガム製品から放出される、風味剤、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせである、請求項26に記載のチューインガム製品。
  28. コーティングを更に含む、請求項1〜27のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  29. 中心充填物を更に含む、請求項1〜28のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  30. 層状製品の形態での、請求項1〜29のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  31. シート、別個のチューインガム片、又は1組のチューインガム片の形態であり、それぞれが印刷表示を含む、請求項1〜30のいずれか一項に記載のチューインガム製品。
  32. チューインガム製品を作製する方法であって、
    ガムベース又はガムベース及びチューインガム成分の組み合わせを混合して、中間体チューインガム組成物を形成することと、
    前記中間体チューインガム組成物と噛みごたえのある調理済みキャンディーとを混合して、チューインガム製品を形成することと、を含み、
    前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、i)糖類、糖アルコール、又はこれらの組み合わせ、ii)風味剤、iii)乳化剤、iv)脂肪、v)ヒドロコロイド、及び任意選択で、vi)フォンダン、食用酸若しくはその塩、高甘味度甘味料、感覚剤、又はこれらの組み合わせを含む、方法。
  33. 前記噛みごたえのある調理済みキャンディーが、プロセスにおける最終成分として添加される、請求項32に記載の方法。
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