JP6275790B2 - 自動車用電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用電子制御装置に関する。
自動車用電子制御装置には、特開2001−84002号公報(特許文献1)に記載されるように、イグニッションスイッチをOFFにすると、制御対象の学習値,異常情報などのデータを不揮発性メモリに書き込むために、所定時間経過後に内部電源を遮断する「セルフシャットダウン機能」が備えられている。そして、イグニッションスイッチをONにすると、自動車用電子制御装置は、不揮発性メモリからデータをRAM(Random Access Memory)に読み出し、そのデータを使用して制御対象を制御する。
特開2001−84002号公報
セルフシャットダウン中に、イグニッションスイッチがONになると、不揮発性メモリへのデータの書き込みを中断し、RAMに保持されているデータを使用して、自動車用電子制御装置が再起動される。このとき、何らかの原因によってバッテリ電圧が一時的に低下すると、RAMに保持されていたデータがクリアされてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、不揮発性メモリに記憶される学習値,異常情報などのデータの消失を抑制した、自動車用電子制御装置を提供することを目的とする。
自動車用電子制御装置は、情報を格納する第1の領域及び情報の書き込み状態を格納する第2の領域を有するように、不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位に対して、セルフシャットダウン中に情報を書き込む場合、第2の領域に異常を示す情報を書き込み、第1の領域に情報を書き込み、第2の領域に正常を示す情報を書き込む。また、自動車用電子制御装置は、セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチがONになると、イグニッションスイッチがONになってから第1の所定時間経過したとき、イグニッションスイッチがONになったときに情報を書き込んでいた記憶単位への書き込みが終了したか否かを第2の領域から判定し、書き込みが終了した場合に、不揮発性メモリへの情報の書き込みを中断して再起動する。さらに、自動車用電子制御装置は、セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチがONになってから第1の所定時間より長い第2の所定時間経過した場合に、不揮発性メモリへの情報の書き込みを強制的に中断して再起動する。
不揮発性メモリへの情報の書き込みは、相互に影響が及ばないように所定規則で分別したグループに応じて、不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した記憶単位ごとに行われるため、その書き込みが短時間で終了し、情報の消失を抑制することができる。
自動車用エンジンシステムの構成図である。 電子制御装置の一例を示す構成図である。 フラッシュメモリにおける記憶領域のデータ構造図である。 プロセッサが実行する処理の第1実施例のフローチャートである。 通常時のセルフシャットダウン処理のタイムチャートである。 セルフシャットダウン中に再起動が行われたときのタイムチャートである。 セルフシャットダウン中に再起動が行われてバッテリ電圧が低下したときのタイムチャートである。 プロセッサが実行する処理の第2実施例のフローチャートである。 フラッシュメモリにおける記憶領域の他のデータ構造図である。 プロセッサが実行する処理の第3実施例のフローチャートである。 プロセッサが実行する処理の第4実施例のフローチャートである。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、本実施形態に係る電子制御装置が適用され得る、自動車用エンジンのシステム構成を示す。
エンジン10は、例えば、直列4気筒ガソリンエンジンであり、各気筒に吸気(吸入空気)を導入するための吸気管12には、エンジン10の負荷の一例としての吸気流量Qを検出する吸気流量センサ14が取り付けられている。吸気流量センサ14としては、例えば、エアフローメータなどの熱線式流量計を使用することができる。なお、エンジン10の負荷としては、吸気流量Qに限らず、例えば、吸気負圧、過給圧力、スロットル開度、アクセル開度など、トルクと密接に関連する状態量を使用することができる。
各気筒の燃焼室16に吸気を導入する吸気ポート18には、その開口を開閉する吸気弁20が配設されている。吸気弁20の吸気上流に位置する吸気管12には、吸気ポート18に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁22が取り付けられている。燃料噴射弁22は、電磁コイルへの通電によって磁気吸引力が発生すると、スプリングによって閉弁方向に付勢されている弁体がリフトして開弁し、燃料を噴射する、電磁式の噴射弁である。燃料噴射弁22には、その開弁時間に比例した燃料が噴射されるように、所定圧力に調圧された燃料が供給されている。
燃料噴射弁22から噴射された燃料は、吸気ポート18と吸気弁20との隙間を介して燃焼室16に吸気と共に導入され、点火プラグ24の火花点火によって着火燃焼し、その燃焼による圧力がピストン26をクランクシャフト(図示省略)に向けて押し下げることで、クランクシャフトを回転駆動させる。
また、燃焼室16から排気を導出する排気ポート28には、その開口を開閉する排気弁30が配設され、排気弁30が開弁することで、排気ポート28と排気弁30との隙間を介して、排気が排気管32へと排出される。排気管32には、触媒コンバータ34が配設されており、排気中の有害物質は、触媒コンバータ34によって無害成分に浄化された後、排気管32の終端開口から大気中に放出される。ここで、触媒コンバータ34としては、例えば、排気中のCO(一酸化炭素),HC(炭化水素)及びNOx(窒素酸化物)を同時に浄化する三元触媒を使用することができる。
燃料噴射弁22及び点火プラグ24は、電子制御装置100によって制御される。電子制御装置100は、各種センサからの信号を入力し、予め記憶されたプログラムに従って、燃料噴射弁22及び点火プラグ24の各操作量を決定し出力する。燃料噴射弁22による燃料噴射制御においては、例えば、各気筒の吸気行程に合わせて個別の燃料噴射を行う、いわゆる「シーケンシャル噴射制御」が行われる。
電子制御装置100には、吸気流量センサ14の信号に加え、エンジン10の冷却水温度(水温)Twを検出する水温センサ36、エンジン10の回転速度Neを検出する回転速度センサ38、排気中の空燃比A/Fを検出する空燃比センサ40及びイグニッションスイッチ42の各信号が入力されている。
電子制御装置100は、次のように、燃料噴射弁22及び点火プラグ24を制御する。即ち、電子制御装置100は、吸気流量センサ14及び回転速度センサ38から、吸気流量Q及び回転速度Neを夫々読み込み、これらに基づいてエンジン運転状態に応じた基本燃料噴射量を算出する。また、電子制御装置100は、水温センサ36から水温Twを読み込み、基本燃料噴射量を水温Twなどで補正した燃料噴射量を算出する。そして、電子制御装置100は、エンジン運転状態に応じたタイミングで、燃料噴射量に応じた燃料を燃料噴射弁22から噴射し、点火プラグ24を適宜作動させて燃料と吸気との混合気を着火燃焼させる。このとき、電子制御装置100は、空燃比センサ40から空燃比A/Fを読み込み、排気中の空燃比A/Fが理論空燃比に近づくように、燃料噴射弁22をフィードバック制御する。以下、電子制御装置100が燃料噴射弁22及び点火プラグ24をエンジン運転状態に応じて制御することを、「定常処理」と称することとする。
電子制御装置100は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ110と、一時的な作業領域となるRAM120と、フラッシュメモリ130と、を有する。フラッシュメモリ130は、フラッシュROM(Read Only Memory)など、電源供給を遮断してもデータが消えない不揮発性の半導体メモリ(不揮発性メモリ)であって、例えば、燃料噴射弁22及び点火プラグ24を制御するときに学習した学習値、OBD(On Board Diagnostics)機能によって診断された異常情報、走行距離などの車両情報を保持記憶する。プロセッサ110、RAM120及びフラッシュメモリ130は、バス140を介して相互に接続されている。
フラッシュメモリ130の空き領域には、図3に示すように、データ領域130A,バンク状態130B及び誤り検出符号130Cを保持する、複数のバンク(記憶単位)1〜Nが確保されている。データ領域130Aには、学習値,異常情報及び車両情報など、所定規則で分別したグループのデータ(情報)であって、他のグループのデータに影響を及ぼさないデータが格納される。一例を挙げて説明すると、例えば、バンク1には学習値、バンク2には異常情報、バンク3には車両情報が格納される。ここで、データ領域130Aは、格納される情報に応じたサイズを有する。バンク状態130Bには、バンクの状態、具体的には、データ領域130Aにデータが正常に書き込まれていることを示す「正常」、又は、データ領域130Aにデータが正常に書き込まれていないことを示す「異常」のいずれかが格納される。誤り検出符号130Cには、データ領域130Aに書き込まれたデータのチェックサム、CRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出符号が格納される。なお、データ領域130Aが第1の領域の一例として挙げられ、バンク状態130Bが第2の領域の一例として挙げられる。
図4は、イグニッションスイッチ42がONになったことを契機として、電子制御装置100のプロセッサ110が、フラッシュメモリ130に格納された制御プログラムに従って実行する処理の第1実施例を示す。なお、イグニッションスイッチ42のONなどにより、電子制御装置100への電源供給が開始されて起動する場合には、初期化処理として、フラッシュメモリ130に格納されているデータをRAM120に読み出す処理が実行される。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様。)では、プロセッサ110が、定常処理を実行する。定常処理においては、例えば、最新の学習値,異常情報及び車両情報などのデータがRAM120の所定領域に随時格納される。
ステップ2では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42のON/OFF信号を読み込み、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったか否かを判定する。要するに、プロセッサ110は、エンジン運転状態に応じた燃料噴射弁22及び点火プラグ24の制御から、セルフシャットダウン制御に移行したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がOFFになったと判定すれば処理をステップ3へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ1へと戻す(No)。
ステップ3では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータをフラッシュメモリ130に書き込むために、定常処理を停止させる。
ステップ4では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータを、所定規則で分別したグループごとに、フラッシュメモリ130に確保したバンクに順次書き込む。即ち、プロセッサ110は、データ書込先であるバンクについて、記憶されているデータを消去した後、そのバンクに割り当てられているデータの書き込みを開始する。このとき、プロセッサ110は、バンク状態130Bを「異常」に設定した後、データ領域130Aにデータを書き込み、データの書き込みが終了するとバンク状態130Bを「正常」に設定する。このようにすれば、バンク状態130Bを参照することで、データ領域130Aの区切りまでデータの書き込みが正常に終了しているか否かを判定できる。また、プロセッサ110は、データ領域130Aにデータを書き込む際、チェックサム,CRCなどの誤り検出符号を算出し、これを誤り検出符号130Cに格納する。
ステップ5では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42のON/OFF信号を読み込み、イグニッションスイッチ42がOFFからONになったか否か、要するに、セルフシャットダウン中に再起動操作がなされたか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONになったと判定すれば処理をステップ6へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がOFFのままであると判定すれば処理をステップ7へと進める(No)。
ステップ6では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONになってからの経過時間を計時するタイマのカウントを更新(インクリメント)する。
ステップ7では、イグニッションスイッチ42がOFFのままであるので、プロセッサ110が、タイマのカウントをリセットする。
ステップ8では、プロセッサ110が、タイマによって計時された経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、経過時間が所定時間に達したと判定すれば処理をステップ9へと進める一方(Yes)、経過時間が所定時間に達していないと判定すれば処理をステップ10へと進める(No)。ここで、所定時間は、セルフシャットダウンから再起動へと移行する場合の待ち時間を規定する閾値であって、例えば、電子制御装置100が動作を開始するまでに要する最大時間から定めることができる。なお、所定時間は、他の電子制御装置が通信異常などを判定可能な時間、運転者が違和感を感じる時間、過去のデータ書き込み時間(前回値、所定回の移動平均など)にマージン(所定値、所定比率など)を加算した時間などから定めてもよい。
ステップ9では、プロセッサ110が、データ書込先であるバンクからバンク状態130Bを読み出し、これが「正常」であるか否かを介して、そのバンクの区切りまでデータを書き込んだか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、バンクの区切りまでデータを書き込んだと判定すれば処理をステップ1へと戻す一方(Yes)、バンクの区切りまでデータを書き込んでいないと判定すれば処理をステップ10へと進める(No)。
ステップ10では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータがすべてフラッシュメモリ130に書き込まれたか否か、要するに、すべてのデータの書き込みが終了したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、すべてのデータの書き込みが終了したと判定すれば処理をステップ11へと進める一方(Yes)、すべてのデータの書き込みが終了していないと判定すれば処理をステップ5へと戻す(No)。
ステップ11では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42のON/OFF信号を読み込み、イグニッションスイッチ42がONのままであるか否か、要するに、再起動操作が継続しているか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ1へと戻す一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったと判定すれば処理をステップ12へと進める(No)。
ステップ12では、プロセッサ110が、セルフシャットダウンを終了させるために、内部電源を遮断する。
かかる電子制御装置100によれば、定常処理の実行中に、イグニッションスイッチ42がONからOFFになると、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータをフラッシュメモリ130に書き込む処理が開始される。このとき、学習値,異常情報及び車両情報などのデータは、所定規則により分別されたグループごとに、フラッシュメモリ130のバンクに順次書き込まれる。そして、所定条件が成立、例えば、すべてのデータの書き込みが終了すると、内部電源が遮断される。
また、データ書き込みが行われているセルフシャットダウン中に、イグニッションスイッチ42がONになると、イグニッションスイッチ42がONになってからの経過時間が計時される。この経過時間が所定時間に達し、かつ、バンクの区切りまでデータが書き込まれていれば、それ以降のバンクへのデータ書き込みを中断し、電子制御装置100が再起動される。
なお、電子制御装置100を再起動する場合には、電子制御装置100に内蔵された自己初期化回路からリセット信号を出力したり、制御プログラムに内蔵された初期化プログラムを実行することで、初期状態から動作を開始させればよい。
このため、電子制御装置100のセルフシャットダウン中に再起動操作が行われた場合には、再起動操作が行われたときにデータ書き込み中であったバンクの最後までデータを書き込んだ後、電子制御装置100が再起動されることとなる。従って、例えば、再起動操作に伴ってバッテリ電圧が一時的に低下しない限り、フラッシュメモリ130に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータが消失することを抑制できる。この場合、RAM120に格納されているデータがクリアされないので、フラッシュメモリ130からRAM120へのデータ読み出しは行わなくてもよい。
一方、電子制御装置100のセルフシャットダウン中に再起動操作が行われたことに伴い、例えば、クランキングなどによってバッテリ電圧が一時的に低下すると、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータがクリアされてしまう。この場合、バンクへのデータ書き込みが終了していないので、そのバンクに割り当てられたデータは消失してしまう。しかし、消失したデータは、所定規則で分別したグループのデータであって、他のグループのデータに影響を及ぼさないデータであるため、データ消失による影響を小さくすることができる。
そして、電子制御装置100は、フラッシュメモリ130からRAM120にデータを読み出すとき、バンクに格納されているデータが妥当であるか否かは、バンク状態130B又は誤り検出符号130Cにより判定することができる。なお、バンクのデータが妥当でない場合には、例えば、そのデータをデフォルト値(初期値)に初期化すればよい。また、関連するデータが複数のバンクに亘って存在する場合には、一部のバンクのデータが妥当でないときには、関連するバンクすべてを初期化すればよい。
ここで、電子制御装置100の作用の理解を容易ならしめるため、具体的な事例を想定して説明する。その前提として、RAM120及びフラッシュメモリ130には、バンク0〜3が夫々確保されており、定常処理実行中に、RAM120のバンクに最新の学習値,異常情報及び車両情報が格納されるものとする。
イグニッションスイッチ42がONからOFFになった場合には、図5に示すように、所定のディレイ時間経過後に、セルフシャットダウン処理が開始される。セルフシャットダウン処理においては、規定順序に従ってRAM120からフラッシュメモリ130へとデータが書き込まれる。図示の例においては、RAM120のバンク0からフラッシュメモリ130のバンク0へと、RAM120のバンク1からフラッシュメモリ130のバンク1へと、RAM120のバンク2からフラッシュメモリ130のバンク2へと、RAM120のバンク3からフラッシュメモリ130のバンク3へと、この順番でデータが書き込まれることが示されている。そして、バンク3のデータの書き込みが終了した後、内部電源が遮断されて、電子制御装置100が停止する。
セルフシャットダウン中のバンク1へのデータ書き込み中に、図6に示すように、イグニッションスイッチ42がOFFからONになると、バンク1へのデータの書き込みが終了するまで再起動を待ち、電子制御装置100が再起動される。この場合には、バンク2及び3のデータがフラッシュメモリ130に書き込まれないが、RAM120にそのデータが残っているため、その後のセルフシャットダウン処理においてデータをフラッシュメモリ130に書き込めば何ら問題が生じない。
セルフシャットダウン中のバンク1へのデータ書き込み中に、図7に示すように、イグニッションスイッチ42がOFFからONになって、クランキングなどによってバッテリ電圧が一時的に低下すると、その電圧低下が回復したときに、電子制御装置100が再起動される。この場合には、バッテリ電圧の低下によって電子制御装置100の作動が停止するので、RAM120のバンク0〜3のデータがクリアされてしまう。しかし、フラッシュメモリ130のバンク1へのデータ書き込みが終了しているので、再起動時にこれを読み出せば制御に支障が生じない。なお、バッテリ電圧の低下タイミングによっては、フラッシュメモリ130のバンク1へのデータ書き込みが途中で中断されてデータが消失してしまうが、他のバンク0,2及び3のデータは依然として残っており、制御への影響を小さくすることができる。
その後、電子制御装置100の再起動により、同図に示すように、初期化処理として、フラッシュメモリ130のバンク0〜3からRAM120のバンク0〜3へとデータが順次読み出され、定常処理が開始される。
図8は、イグニッションスイッチ42がONになったことを契機として、電子制御装置100のプロセッサ110が、フラッシュメモリ130に格納された制御プログラムに従って実行する処理の第2実施例を示す。この前提として、フラッシュメモリ130の空き領域には、図9に示すように、複数のバンク1〜Nのうち少なくとも1つのバンク、例えば、バンク2が複数(例えば2つ)のバンク2−1及び2−2から構成され、一方のバンク2−1がメインバンクとして、他方のバンク2−2がメインバンクのミラーバンクとして使用されるものとする。なお、先の第1実施例と共通する処理については、重複説明を排除するため、その説明を簡略化するものとする(以下同様)。
ステップ21では、プロセッサ110が、定常処理を実行する。
ステップ22では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がOFFになったと判定すれば処理をステップ23へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ21へと戻す(No)。
ステップ23では、プロセッサ110が、定常処理を停止させる。
ステップ24では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータを、所定規則で分別したグループごとに、フラッシュメモリ130に確保したバンクに順次書き込む。ここで、あるバンクがメインバンク及びミラーバンクから構成されている場合には、メインバンクにデータを書き込んだ後、ミラーバンクに同一内容のデータを書き込むようにすればよい。
ステップ25では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がOFFからONになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONになったと判定すれば処理をステップ26へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がOFFのままであると判定すれば処理をステップ27へと進める(No)。
ステップ26では、プロセッサ110が、タイマのカウントを更新する。
ステップ27では、プロセッサ110が、タイマのカウントをリセットする。
ステップ28では、プロセッサ110が、タイマによって計時された経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、経過時間が所定時間に達したと判定すれば処理をステップ29へと進める一方(Yes)、経過時間が所定時間に達していないと判定すれば処理をステップ31へと進める(No)。
ステップ29では、プロセッサ110が、データ書込先であるバンクがミラーバンクであって、そこにデータを書き込み中であるか否かを判定する。データ書き込み中であるか否かは、例えば、ミラーバンクのバンク状態130Bが「正常」であるか否かを介して判定することができる。そして、プロセッサ110は、ミラーバンクにデータを書き込み中であると判定すれば処理をステップ21へと戻す一方(Yes)、ミラーバンクにデータを書き込み中でないと判定すれば処理をステップ30へと進める(No)。
ステップ30では、プロセッサ110が、データ書込先であるバンクの区切りまでデータを書き込んだか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、バンクの区切りまでデータを書き込んだと判定すれば処理をステップ21へと戻す一方(Yes)、バンクの区切りまでデータを書き込んでいないと判定すれば処理をステップ31へと進める(No)。
ステップ31では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのすべてのデータの書き込みが終了したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、すべてのデータの書き込みが終了したと判定すれば処理をステップ32へと進める一方(Yes)、すべてのデータの書き込みが終了していないと判定すれば処理をステップ24へと戻す(No)。
ステップ32では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONのままであるか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ21へと戻す一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったと判定すれば処理をステップ33へと進める(No)。
ステップ33では、プロセッサが、内部電源を遮断する。
かかる電子制御装置100によれば、先の第1実施例の作用・効果に加え、メインバンク及びミラーバンクからなるバンクについて、少なくともメインバンクへのデータ書き込みが終了していれば、電子制御装置100が再起動される。この場合、ミラーバンクにはデータが正常に書き込まれていない可能性があるが、メインバンクに書き込まれたデータを使用して燃料噴射弁22及び点火プラグ24を制御すればよい。なお、メインバンクのデータが妥当でなければ、ミラーバンクのデータを使用して燃料噴射弁22及び点火プラグ24を制御すればよい。メインバンク及びミラーバンクのデータが共に妥当でなければ、デフォルト値(初期値)で初期化すればよい。
このようにすれば、重要なデータは多重化して書き込まれるため、そのデータの消失をより抑制することができる。
図10は、イグニッションスイッチ42がONになったことを契機として、電子制御装置100のプロセッサ110が、フラッシュメモリ130に格納された制御プログラムに従って実行する処理の第3実施例を示す。
ステップ41では、プロセッサ110が、定常処理を実行する。
ステップ42では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がOFFになったと判定すれば処理をステップ43へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ41へと戻す(No)。
ステップ43では、プロセッサ110が、定常処理を停止させる。
ステップ44では、プロセッサ110が、データ書き込みを中断したバンクがあるか否かを判定する。データ書き込みを中断したバンクか否かは、例えば、バンク状態130Bが「異常」になっているか否かを介して判定することができる。そして、プロセッサ110は、データ書き込みを中断したバンクがあると判定すれば処理をステップ45へと進める一方(Yes)、データ書き込みを中断したバンクがないと判定すれば処理をステップ46へと進める(No)。
ステップ45では、プロセッサ110が、データ書き込みを中断したバンクを、データ書き込みを開始する開始位置とする。
ステップ46では、プロセッサ110が、予め決められた規定バンクを、データ書き込みを開始する開始位置とする。ここで、規定バンクの一例としては、例えば、先頭のバンクから最後のバンクまで順番に選択することができる。
ステップ47では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータを、所定規則で分別したグループごとに、開始位置で特定されるバンクに書き込む。
ステップ48では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がOFFからONになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONになったと判定すれば処理をステップ49へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がOFFのままであると判定すれば処理をステップ50へと進める(No)。
ステップ49では、プロセッサ110が、タイマのカウントを更新する。
ステップ50では、プロセッサ110が、タイマのカウントをリセットする。
ステップ51では、プロセッサ110が、タイマによって計時された経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、経過時間が所定時間に達したと判定すれば処理をステップ52へと進める一方(Yes)、経過時間が所定時間に達していないと判定すれば処理をステップ54へと進める(No)。
ステップ52では、プロセッサ110が、ミラーバンクにデータを書き込み中であるか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、ミラーバンクにデータを書き込み中であると判定すれば処理をステップ41へと戻す一方(Yes)、ミラーバンクにデータを書き込み中でないと判定すれば処理をステップ53へと進める(No)。
ステップ53では、プロセッサ110が、データ書込先であるバンクの区切りまでデータを書き込んだか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、バンクの区切りまでデータを書き込んだと判定すれば処理をステップ41へと戻す一方(Yes)、バンクの区切りまでデータを書き込んでいないと判定すれば処理をステップ54へと進める(No)。
ステップ54では、プロセッサ110が、すべてのデータの書き込みが終了したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、すべてのデータの書き込みが終了したと判定すれば処理をステップ55へと進める一方(Yes)、すべてのデータの書き込みが終了していないと判定すれば処理をステップ44へと戻す(No)。
ステップ55では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONのままであるか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ41へと戻す一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったと判定すれば処理をステップ56へと進める(No)。
ステップ56では、プロセッサ110が、内部電源を遮断する。
かかる電子制御装置100によれば、先の第2実施例の作用・効果に加え、前回の処理において、バンク(メインバンク又はミラーバンク)へのデータ書き込みが途中で中断したバンクがある場合には、そのバンクからデータの書き込みが開始される。このため、異なったタイミングでバンクへのデータの書き込みが途中で中断した場合であっても、データ書き込みが不完全であるバンクが1つとなり、例えば、この状態でバッテリ電圧が一時的に低下しても、複数のグループに属するデータの消失を抑制することができる。
図11は、イグニッションスイッチ42がONになったことを契機として、電子制御装置100のプロセッサ110が、フラッシュメモリ130に格納された制御プログラムに従って実行する処理の第4実施例を示す。
ステップ61では、プロセッサ110が、定常処理を実行する。
ステップ62では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がOFFになったと判定すれば処理をステップ63へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ61へと戻す(No)。
ステップ63では、プロセッサ110が、定常処理を停止させる。
ステップ64では、プロセッサ110が、RAM120に格納されている学習値,異常情報及び車両情報などのデータを、所定規則で分別したグループごとに、フラッシュメモリ130に確保したバンクに順次書き込む。
ステップ65では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がOFFからONになったか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONになったと判定すれば処理をステップ66へと進める一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がOFFのままであると判定すれば処理をステップ67へと進める(No)。
ステップ66では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONになってからの経過時間を計時するタイマ1のカウントを更新(インクリメント)する。
ステップ67では、プロセッサ110が、タイマ1のカウントをリセットする。
ステップ68では、プロセッサ110が、タイマ1によって計時された経過時間が第1の所定時間t1に達したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、経過時間が第1の所定時間t1に達したと判定すれば処理をステップ69へと進める一方(Yes)、経過時間が第1の所定時間t1に達していないと判定すれば処理をステップ72へと進める(No)。
ステップ69では、プロセッサ110が、データ書込先であるバンクの区切りまでデータを書き込んだか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、バンクの区切りまでデータを書き込んだと判定すれば処理をステップ61へと戻す一方(Yes)、バンクの区切りまでデータを書き込んでいないと判定すれば処理をステップ70へと進める(No)。
ステップ70では、プロセッサ110が、ステップ65においてイグニッションスイッチ42がOFFからONになってからの経過時間を計時するタイマ2のカウントを更新(インクリメント)する。
ステップ71では、プロセッサ110が、タイマ2によって計時された経過時間が第2の所定時間t2に達したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、経過時間が第2の所定時間t2に達したと判定すれば処理をステップ61へと戻す一方(Yes)、経過時間が第2の所定時間t2に達していないと判定すれば処理をステップ72へと進める(No)。なお、プロセッサ110は、タイマ2に代えて、タイマ1を使用して経過時間が第2の所定時間t2に達したか否かを判定してもよい。
ステップ72では、プロセッサ110が、すべてのデータの書き込みが終了したか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、すべてのデータの書き込みが終了したと判定すれば処理をステップ73へと進める一方(Yes)、すべてのデータの書き込みが終了していないと判定すれば処理をステップ64へと戻す(No)。
ステップ73では、プロセッサ110が、イグニッションスイッチ42がONのままであるか否かを判定する。そして、プロセッサ110は、イグニッションスイッチ42がONのままであると判定すれば処理をステップ61へと戻す一方(Yes)、イグニッションスイッチ42がONからOFFになったと判定すれば処理をステップ74へと進める(No)。
ステップ74では、プロセッサ110が、内部電源を遮断する。
かかる電子制御装置100によれば、先の第1実施例の作用・効果に加え、セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチ42がONになった場合、それから所定時間t2経過すると、バンクの区切りまでデータが書き込まれていなくても、電子制御装置100が再起動される。このため、何らかの原因によってバンクへのデータの書き込みに時間がかかっても、その途中で強制的に電子制御装置100が再起動されるので、再起動の応答性を確保することができる。
第1実施例〜第4実施例については、少なくとも2つの実施例を適宜組み合わせた制御としてもよい。また、電子制御装置100の制御対象としては、燃料噴射弁22及び点火プラグ24に限らず、例えば、可変動弁機構、自動変速機、ブラシレスモータ、電動ブレーキシステムなど、各種の車載機器であってもよい。
ここで、前記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)前記不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位には、所定規則で分別したグループごとに、前記情報を書き込む、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の自動車用電子制御装置。
このようにすれば、セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチがONになった再起動時に、例えば、クランキングによってバッテリ電圧が一時的に低下して情報が消失しても、他のグループに属する情報への影響を小さくすることができる。
(ロ)前記不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位は、前記グループに属する情報に応じたサイズを有している、ことを特徴とする(イ)に記載の自動車用電子制御装置。
このようにすれば、不揮発性メモリの記憶領域を有効に利用することができる。
(ハ)前記セルフシャットダウンが開始された場合、それまでの処理において情報の書き込みが終了していない記憶単位から情報を書き込み始める、ことを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)及び(ロ)のいずれか1つに記載の自動車用電子制御装置。
このようにすれば、異なったタイミングで記憶単位への情報の書き込みが途中で中断した場合であっても、情報の書き込みが不完全な記憶単位が1つとなり、例えば、この状態でバッテリ電圧が一時的に低下しても、複数のグループに属する情報の消失を抑制することができる。
(ニ)前記記憶単位は、情報を格納するデータ領域と、情報の書き込み状態と、を含んで構成され、前記記憶単位に情報を書き込む場合、前記書き込み状態に異常を示す情報を書き込んだ後、前記データ領域に情報を書き込み、その後前記書き込み状態に正常を示す情報を書き込む、ことを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)、(ロ)及び(ハ)のいずれか1つに記載の自動車用電子制御装置。
このようにすれば、記憶単位の書き込み状態を参照することで、データ領域への情報の書き込みが正常に終了しているか否かを判定することができる。
(ホ)前記記憶単位は、前記データ領域に書き込まれた情報の誤り検出符号を更に含む、ことを特徴とする(ニ)に記載の自動車用電子制御装置。
このようにすれば、誤り検出符号によりデータ領域に書き込まれた情報が妥当であるか否かを判定することができる。
ここで、原出願の分割直前の特許請求の範囲は、次のようなものである。
[請求項1]
セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチがONになると、相互に影響が及ばないように所定規則で分別したグループに応じて、不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位のうち、前記イグニッションスイッチがONになったときに情報を書き込んでいた前記記憶単位への書き込みが終了した場合に、前記不揮発性メモリへの情報の書き込みを中断して再起動する、ことを特徴とする自動車用電子制御装置。
[請求項2]
前記セルフシャットダウン中に前記イグニッションスイッチがONになってから所定時間経過した場合に、前記不揮発性メモリへの情報の書き込みを強制的に中断して再起動する、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用電子制御装置。
[請求項3]
少なくとも一部の情報について、同一情報を複数の前記記憶単位に多重に書き込み、
前記複数の記憶単位の少なくとも1つへの情報の書き込みが正常に終了した場合に再起動する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用電子制御装置。
42 イグニッションスイッチ
100 電子制御装置
110 プロセッサ
120 RAM
130 フラッシュメモリ
130A データ領域(第1の領域)
130B バンク状態(第2の領域)

Claims (3)

  1. 情報を格納する第1の領域及び情報の書き込み状態を格納する第2の領域を有するように、不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位に対して、セルフシャットダウン中に情報を書き込む場合、前記第2の領域に異常を示す情報を書き込み、前記第1の領域に情報を書き込み、前記第2の領域に正常を示す情報を書き込む手段と、
    セルフシャットダウン中にイグニッションスイッチがONになると、当該イグニッションスイッチがONになってから第1の所定時間経過したとき、前記イグニッションスイッチがONになったときに情報を書き込んでいた前記記憶単位への書き込みが終了したか否かを前記第2の領域から判定し、当該書き込みが終了した場合に、前記不揮発性メモリへの情報の書き込みを中断して再起動する手段と、
    前記セルフシャットダウン中に前記イグニッションスイッチがONになってから前記第1の所定時間より長い第2の所定時間経過した場合に、前記不揮発性メモリへの情報の書き込みを強制的に中断して再起動する手段と、
    を有することを特徴とする自動車用電子制御装置。
  2. 少なくとも一部の情報について、同一情報を複数の前記記憶単位に多重に書き込み、
    前記複数の記憶単位の少なくとも1つへの情報の書き込みが正常に終了した場合に再起動する、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用電子制御装置。
  3. 前記不揮発性メモリの記憶領域を複数に分割した各記憶単位には、所定規則で分別したグループごとに、前記情報を書き込む、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用電子制御装置。
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