JP2000192844A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP2000192844A
JP2000192844A JP37005898A JP37005898A JP2000192844A JP 2000192844 A JP2000192844 A JP 2000192844A JP 37005898 A JP37005898 A JP 37005898A JP 37005898 A JP37005898 A JP 37005898A JP 2000192844 A JP2000192844 A JP 2000192844A
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engine control
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Katsuya Koyama
克也 小山
Shoji Sasaki
昭二 佐々木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的に消去・書込み可能な不揮発性メモリ
への書込み回数制限に対処できると共に、該不揮発性メ
モリへの学習値の書込み異常に対処できるエンジン制御
装置に提供する。 【解決手段】 エンジンの運転状態を検出するセンサ群
からの信号に基づき学習値を算出する手段と、揮発性メ
モリと、電気的に消去、書込み可能な不揮発性メモリ
と、を有する演算装置を備えたエンジン制御装置におい
て、前記演算装置が、前記揮発性メモリ内の学習値と前
記不揮発性メモリ内の学習値とを比較判定する手段を備
えると共に、前記学習値算出手段で算出した学習値を前
記揮発性メモリに格納更新処理し、該揮発性メモリへの
学習値の更新処理終了時に、前記揮発性メモリの学習値
を前記不揮発性メモリに格納し、該格納時に前記比較判
定手段が前記二つの学習値が一致すると判定した場合
に、前記不揮発性メモリ内への学習値の書込み更新をし
ないようにしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン制御装置
に係り、特に、演算装置内のデータの電気的に消去・書
込み可能な不揮発性メモリへの書込み回数制限に対処で
きるエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のエンジン制御装置におけ
る、演算装置内に配備されている電気的に消去、書込み
可能な不揮発性メモリ(EEP-ROM)は、その構造上、不
揮発性メモリへの書換え回数が制限されており、繰り返
し消去・書込みを行い、該回数の制限を超えて書換えを
行うと、その入力した学習値(データ)が破壊される可
能性があり、この不揮発性メモリの制限回数を越えたデ
ータを使う制御ができなくなるという心配がある。
【0003】これを回避するために、例えば、特開平0
7−287604号公報の所載の技術が提案されてい
る。該技術は、エンジン制御装置内の不揮発性メモリの
内部に書込回数を記憶させる領域を設け、不揮発性メモ
リに書込みを行う前に、書換え回数をチェックし、書換
え回数を超えた場合は書込みを禁止し、外部の書込み装
置に書込み不可のデータを送信する処理を行うものであ
る。この処理によって、不揮発性メモリの書込み回数の
超過による学習値の破壊を防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記技術
は、不揮発性メモリに書込みを行う前に、書換え回数を
チェックし、書換え回数を超えた場合は書込みを禁止し
ているので、不揮発性メモリに制限回数を越えてデータ
が入力されることはないが、書換え制限回数に到達した
場合には、書換えを禁止しているので学習値を更新する
ことができないと云う不具合を備えている。
【0005】また、この種の制御装置の不揮発性メモリ
への書込みにおいては、すでに不揮発性メモリに書き込
まれている等の書き込む必要のないデータでも演算装置
が作動して書き込まれてしまい、その結果として、該不
揮発性メモリへの書込み回数を加算してしまうと云う不
具合がある。該不具合を改良すべく、特開平9ー244
707号公報に所載の技術が提案されている。該技術
は、揮発メモリに記憶されている学習値と、不揮発メモ
リに記憶されている学習値とを比較し、二つの学習値が
予め定めた値以上に差が生じていると予め定めた条件を
満したとして、前記揮発性メモリに記載されている学習
値を不揮発メモリに書き込むものであり、かつ、スイッ
チング手段の起動回数が予め定めた値になるまでは、予
め定めた時間毎に学習値を不揮発メモリに書込み、定め
た値になった後は定めた時間に追加時間を足し合わせた
時間毎に学習値を不揮発メモリに書き込むものである。
【0006】前記技術は、不揮発メモリと揮発メモリと
の二つの学習値が予め定めた値以上に差がある場合に不
揮発メモリに書き込むものであるので、その意味では不
揮発性メモリへの書込み回数制限に対応しているが、該
書込みを一定時間毎に行うものであり、その一定時間の
書込み毎に回数が増えることになるので、その意味でで
考慮すべき課題を有している。
【0007】更に、前記制御装置においては、エンジン
の始動時、不揮発性メモリに格納されている学習値が異
常であると、該学習値が揮発性メモリに書き込まれない
ので、該揮発性メモリの学習値が不足する等の事態が生
じてしまい、この不足している学習値を基にエンジンの
制御を開始すると、エンジンを最適に制御できなくな
り、エンジン不調等が発生する虞がある。
【0008】本発明は、前記の如きことに鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、電気的に消
去・書込み可能な不揮発性メモリへの書込み回数制限に
対処できると共に、該不揮発性メモリへの学習値の書込
み異常に対処できるエンジン制御装置に提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明のエンジン制御装置は、基本的には、エンジンの
運転状態を検出するセンサ群からの信号に基づき学習値
を算出する手段と、揮発性メモリと、電気的に消去、書
込み可能な不揮発性メモリと、を有する演算装置を備
え、前記演算装置が、前記揮発性メモリ内の学習値と前
記不揮発性メモリ内の学習値とを比較判定する手段を備
えると共に、前記学習値算出手段で算出した学習値を前
記揮発性メモリに格納更新処理し、該揮発性メモリへの
学習値の更新処理終了時に、前記揮発性メモリの学習値
を前記不揮発性メモリに格納し、該格納時に前記比較判
定手段が前記二つの学習値が一致すると判定した場合
に、前記不揮発性メモリ内への学習値の書込み更新をし
ないことを特徴としている。
【0010】そして、本発明のエンジン制御装置の具体
的な好ましい態様は、前記エンジン制御装置は、キース
イッチと、該キースイッチと前記演算装置とに接続され
るセルフシャットオフリレーとを備え、前記演算装置
が、キースイッチオフ時に、揮発性メモリへの学習値の
更新処理を終了して該揮発性メモリの学習値を前記不揮
発性メモリに格納し、該不揮発性メモリへの格納終了に
より前記セルフシャットオフリレーをオフすることを特
徴としている。
【0011】また、本発明のエンジン制御装置の好まし
い他の具体的な態様は、前記演算装置が、前記揮発性メ
モリ内の学習値の不揮発性メモリ内への書込み時に書込
み更新の異常を判定する手段を備え、該書込み更新時に
書込更新を異常と判定した場合、前記キースイッチのオ
ン時に前記揮発性メモリ内の学習値を初期値にすること
を特徴としている。
【0012】前述の如く構成された本発明のエンジン制
御装置は、揮発性メモリ内の学習値と不揮発性メモリ内
の学習値とを比較判定する手段を備え、前記学習値算出
手段で算出した学習値を前記揮発性メモリに格納更新処
理し、該揮発性メモリへの学習値の更新処理終了時に、
前記揮発性メモリの学習値を前記不揮発性メモリに格納
し、該格納時に前記比較判定手段が前記二つの学習値が
一致すると判定した場合に、前記不揮発性メモリ内への
学習値の書込み更新をしない構成としたことによって、
不揮発性メモリ内への不必要な書込みを無くして、該不
揮発性メモリ内への書込み回数を少なくし、該不揮発性
メモリの書換え寿命を延ばすことができる。
【0013】また、揮発性メモリ内の学習値の不揮発性
メモリ内への書込み更新時に、該書込み更新が異常と判
定した場合、エンジン開始時に、前記揮発性メモリ内の
学習値を初期値にする構成としたので、エンジン制御の
開始にあたって、エンジン不調等を発生させずに、エン
ジンを最適に制御することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明のエン
ジン制御装置の一実施形態を詳細に説明する。図1は、
本実施形態におけるエンジン制御装置1を含む制御シス
テム構成を示すものである。該制御システム構成は、コ
ントロールユニットで構成されるエンジン制御装置1、
エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサ2、エ
ンジンのシリンダ内への吸入空気量を検出するエアフロ
センサ3、エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置5、
エンジンを始動するためのキースイッチ6、エンジン制
御装置1への電位をオン・オフさせるリレー8、及び、
バッテリ電源9から成っている。前記エンジン制御装置
1は、演算装置(CPU)4、前記リレー8を作動させるため
のロジックゲート13とスイッチング素子7、及び、前
記演算装置(CPU)4を駆動するための電源回路10とを備
えている。
【0015】前記演算装置(CPU)4は、電気的に書込み消
去可能な不揮発性メモリ(EEP-ROM)11と揮発性メモリ(RA
M)12とを備えている。前記演算装置(CPU)4は、少なくと
もエンジン回転センサ2からの出力信号2aとエアフロセ
ンサ3からの出力信号3aとを取り込み、該入力信号2a、
3aに基づき、前記不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に書込ま
れているプログラムを実行すると共に、前記演算装置(C
PU)4で演算した結果に基づいて、前記燃料噴射装置5に
駆動信号5aを出力して燃料噴射装置5を駆動し、エンジ
ンを制御する。また、前記演算装置(CPU)4は、前記エン
ジン制御と同時に、エンジンのばらつき補正などの各係
数を学習補正し、該補正値を学習値として揮発性メモリ
(RAM)12上で更新を行っている。 また、前記演算装置
(CPU)4は、エンジンの運転状態を検出するセンサ群から
の信号に基づき学習値を算出する手段(図示省略)と、
前記揮発性メモリ(RAM)12内の学習値と前記不揮発性メ
モリ(EEP-ROM)11内の学習値とを比較判定する手段(図
示省略)を備えると共に、前記学習値算出手段で算出し
た学習値を前記揮発性メモリ(RAM)12に格納更新処理
し、該揮発性メモリへの学習値の更新処理終了時に、前
記揮発性メモリの学習値を前記不揮発性メモリ(EEP-RO
M)11に格納し、該格納時に前記比較判定手段が前記二つ
の学習値が一致すると判定した場合に、前記不揮発性メ
モリ(EEP-ROM)11内への学習値の書込み更新をしないよ
うに制御している。
【0016】そして、前記エンジン制御装置1は、キー
スイッチ6と、該キースイッチ6と前記演算装置演算装
置(CPU)4とに接続されるスイッチ素子7とリレー8とか
らなるセルフシャットオフリレーとを備え、前記演算装
置(CPU)4が、キースイッチ6のオフ時に、揮発性メモリ
(RAM)12への学習値の更新処理を終了して該揮発性メモ
リ(RAM)12の学習値を前記不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に
格納し、該不揮発性メモリ(EEP-ROM)11への格納終了に
より前記セルフシャットオフリレーをオフするように制
御している。また、前記演算装置(CPU)4は、前記揮発性
メモリ(RAM)12内の学習値の不揮発性メモリ(EEP-ROM)11
内への書込み時に書込み更新の異常を判定する手段(図
示省略)を備え、該書込み更新時に書込更新を異常と判
定した場合、前記キースイッチ6のオン時に前記揮発性
メモリ(RAM)12内の学習値を初期値にするように制御し
ている。
【0017】図2は、図1の電気的に書換え消去可能な
不揮発性メモリ(EEP-ROM)11の内部構成をブロック化し
て示したものであり、256kbyteの不揮発性メモリEEP-RO
Mを例にとって示した図である。図2に示されているよ
うに、不揮発性メモリ(EEP-ROM)11は、予め複数のブロ
ックに区切られた構成となっており、該不揮発性メモリ
(EEP-ROM)11は、下位領域からのブロック(0)からブ
ロック(6)の7ブロックを、演算装置(CPU)4で動作す
るプログラムを格納してあるプログラム領域15とし、
ブロック(7)を前記プログラムの演算する上で予め設
定したデータを格納してあるデータ領域16とし、ブロ
ック(8)からブロック(11)を、学習値を格納する
学習領域17としで構成している。該学習領域17は、
例えば1kbyteを、1ブロックとして複数のブロック
(8)〜(11)に別れている。
【0018】前記の如く構成された本実施形態のエンジ
ン制御装置を備えた制御システム構成における、エンジ
ン制御装置1への電源投入、切断のロジックを、前記図
1に沿って説明する。即ち、電源投入は、キースイッチ
6をオンすることにより、バッテリ電源9の電位6aを信
号線14、ロジックゲート13を経由しスイッチング素
子7に印加し、該スイッチング素子7は、リレー8をオ
ン駆動する。該リレー8のオン駆動によって、バッテリ
9の電位8aをハーネス15経由でエンジン制御装置1の
電源回路10に印加する。該電源回路10では、エンジ
ン制御装置1で使用する電位レベルに変換して、演算装
置(CPU)4に電源を供給して該演算装置(CPU)4を起動す
る。一方、電源の切断は、前記キースイッチ6をオフす
ることにより、演算装置(CPU)4は、前記エンジン制御、
及び前記学習制御を終了し、該学習値を、揮発性メモリ
(RAM)12から不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に格納終了した
ことを判断して演算装置(CPU)4から信号4aを出力し
て、該信号4aをロジックゲート13を経由してスイッ
チング素子7に出力して該スイッチング素子7をオフさ
せ、その結果としてリレー8をオフし、電源回路10へ
の電源バッテリ9からの電位の供給を切断し、演算装置
(CPU)4をオフさせる。ここで、ロジックゲート13は、
前記信号6aと信号4aのORロジックで、スイッチング素子
7を動作させるように設定している。
【0019】図3は、エンジン制御装置1への電源オン
からオフまでの前記電源の投入・切断ロジック、及び、
学習値の格納状態を示したタイミングチャートである。
キースイッチ6をオンすることで、エンジン制御装置1
内へ電位信号6aが印加されると、ロジックゲート13を
経由してスイッチング素子7が駆動され、リレー8がオ
ンとされ、電位8aがハーネス15を経由して、エンジン
制御装置1に印加され、演算装置(CPU)4を起動する。
【0020】該演算装置(CPU)4の起動により、学習値の
処理状態は、まず、不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に格納
してある学習値を該不揮発性メモリ(EEP-ROM)11から揮
発性メモリ(RAM)12に転送する(処理A)。該転送(処理
A)終了後、前記演算装置(CPU)4は、スイッチング素子
7の駆動信号4aをオンさせ、学習制御を開始する。前記
キースイッチ6がオンしている間は、前記学習制御によ
り、学習値は、揮発性メモリ(RAM)12で更新される(処理
B)。
【0021】次に、前記キースイッチ6をオフさせる
と、学習制御が終了し、揮発性メモリ(RAM)12に格納し
てある前記学習値を不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に転送
する(処理C)。次に、前記学習値の不揮発性メモリ(EEP
-ROM)11への転送終了後に、演算装置(CPU)4からのリレ
ー駆動信号4aをオフし、エンジン制御装置1への電位信
号8aをオフさせる。
【0022】図4は、キースイッチ6のオフ時、揮発性
メモリ(RAM)12から不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に、学習
値を書込む処理(図3の処理C)のフローチャートであ
る。ステップS1では、キースイッチ6のオフにより演
算装置(CPU)4が、学習制御を終了する、即ち、揮発性メ
モリ(RAM)12での学習値の更新を終了し、不揮発性メモ
リ(EEP-ROM)11への学習値の書込み処理を開始する。ス
テップS2の処理では、揮発性メモリ(RAM)12内にある
学習値の正常・異常の判定を行い、正常ならばステップ
S3に進む。異常ならば、ステップS7の処理へ移行す
る。 ステップS3の処理では、揮発性メモリ(RAM)12
内にある学習値と不揮発性メモリ(EEP-ROM)11内にある
学習値との照合を実施し、照合結果、同一と判定した場
合には、ステップS4、S5の処理(不揮発性メモリ(E
EP-ROM)11への書込み処理)を経ずにジャンプしてステ
ップS6の処理へ進む。ステップS3で、異なると判定
した場合には、ステップS4の処理へ進む。
【0023】ステップS4での処理は、揮発性メモリ(R
AM)12内にある学習値を不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に書
込む処理である。ステップS5の処理は、ステップS4
の処理で書込まれた不揮発性メモリ(EEP-ROM)11内の学
習値が正しく書込まれたか否かの正常・異常の判定を行
うものである。この処理で正常と判定した場合には、ス
テップS6に進み、異常と判定した場合には、ステップ
S7へ進む。
【0024】ステップS6では、不揮発性メモリ(EEP-R
OM)11への学習値の書込みが正常に終了したことを示す
学習値正常書込み終了フラグを該不揮発性メモリ(EEP-R
OM)11へ書込む。ステップS7での処理は、不揮発性メ
モリ(EEP-ROM)11への学習値書込みの異常終了を示す異
常フラグを該不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に書込みステ
ップS8に進む。ステップS8での処理は、演算装置(C
PU)4からのリレー8を駆動している信号4aをオフさせ、
リレー8をオフし、エンジン制御装置1の電源を切断す
るものである。
【0025】図5は、キースイッチ6のオン時に、不揮
発性メモリ(EEP-ROM)11から揮発性メモリ(RAM)12に学習
値を読込む処理のフローチャート(図3の処理A)であ
る。ステップS11では、キースイッチ6をオンして電
源を供給して演算装置(CPU)4を起動する。ステップS1
2では、不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に書込み済みの学
習値が正常終了フラグか異常終了フラグかをチェック
し、正常終了フラグが書込まれているの場合には、ステ
ップS13に進み、異常終了フラグが書込まれている場
合には、ステップS14へ進む。ステップS13では、
学習値を不揮発性メモリ(EEP-ROM)11から揮発性メモリ
(RAM)12へ格納する処理を行い、ステップS14では、
異常時の処理となり、揮発性メモリ(RAM)12の領域の学
習値に、不揮発性メモリ(EEP-ROM)11に格納してある初
期値をセットする。ステップS15では、図3の処理B
へ進むべく、学習制御をスタートする。
【0026】前記ステップS12の学習値が正常終了フ
ラグか異常終了フラグかのチェックとステップS14の
学習値の初期値への処理は、不揮発性メモリ(EEP-ROM)1
1に格納されている学習値が異常であると、学習値が揮
発性メモリ(RAM)12に書き込まれないか、書き込まれて
も正常でない学習値であるので、該揮発性メモリ(RAM)1
2が不足する等の異なった学習値となってしまう。この
不足している学習値を基にエンジンの制御を開始する
と、エンジンを最適に制御できなくなり、エンジン不調
等が発生することになる。そこで、不揮発性メモリ(EEP
-ROM)11に格納されている学習値が異常である場合、該
不揮発性メモリ(EEP-ROM)11のデータ領域16内に予め
格納されている学習の初期値を揮発性メモリ(RAM)12に
書き込むことによって、エンジンを良好に始動制御する
ことができる。以上、本発明の一実施形態について詳述
したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱し
ない範囲で、設計において種々の変更ができるものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の記載から理解されるように、本発
明のエンジン制御装置は、揮発性メモリ内の学習値が不
揮発性メモリ内の学習値と異なる場合に、不揮発性メモ
リ内の学習値を更新する構成としたこと、換言すれば、
該揮発性メモリへの学習値の更新処理終了時に、前記揮
発性メモリの学習値を前記不揮発性メモリに格納し、該
格納時に前記二つの学習値が一致する場合には、前記不
揮発性メモリ内への学習値の書込み更新をしない構成と
したので、該不揮発性メモリ内への不必要な書込みを無
くして、構造的に書換え回数に制限がある電気的に消
去、書込み可能な前記不揮発性メモリの書換え回数を減
少させることが可能となり、該不揮発性メモリの書換え
寿命を延ばすことができる。
【0028】また、揮発性メモリ内の学習値の不揮発性
メモリ内への書込み更新時に、該書込み更新が異常と判
定した場合、エンジン始動時に、前記揮発性メモリ内の
学習値を初期値にする構成としたので、エンジン制御の
開始時に、エンジン不調等を発生させずに、エンジンを
最適に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエンジン制御装置を含む
制御システムの構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置の書換え消去可能な不
揮発性メモリの内部構成ブロック図。
【図3】図1のエンジン制御装置の電源投入・切断ロジ
ックと学習値の格納状態とを示したタイミングチャー
ト。
【図4】図1のエンジン制御装置のキースイッチのオフ
時、揮発性メモリから不揮発性メモリに、学習値を書込
む処理のフローチャート。
【図5】図1のエンジン制御装置のキースイッチをオン
時、不揮発性メモリから揮発性メモリに、学習値を読込
む処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 …エンジン制御装置、 2 …エンジン回転センサ、 2a …エンジン回転センサ信号 3 …エアフロセンサ、 3a …エアフロセンサ信号 4 …演算装置(CPU)、 4a …CPUからのスイッチング素子7駆動信号 5 …燃料噴射装置、 5a …燃料噴射装置駆動信号 6 …キースイッチ、 6a …キースイッチ信号 7 …リレー駆動用スイッチング素子、 8 …リレー、 8a …リレーの下流信号 9 …バッテリ、 10 …電源回路、 11 …電気的に書換え消去可能な不揮発性メモリ(RO
M)、 12 …揮発性メモリ(RAM)、 13 …ORゲート回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態を検出するセンサ群
    からの信号に基づき学習値を算出する手段と、揮発性メ
    モリと、電気的に消去、書込み可能な不揮発性メモリ
    と、を有する演算装置を備えたエンジン制御装置におい
    て、 前記演算装置は、前記揮発性メモリ内の学習値と前記不
    揮発性メモリ内の学習値とを比較判定する手段を備える
    と共に、前記学習値算出手段で算出した学習値を前記揮
    発性メモリに格納更新処理し、該揮発性メモリへの学習
    値の更新処理終了時に、前記揮発性メモリの学習値を前
    記不揮発性メモリに格納し、該格納時に前記比較判定手
    段が前記二つの学習値が一致すると判定した場合に、前
    記不揮発性メモリ内への学習値の書込み更新をしないこ
    とを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジン制御装置は、キースイッチ
    と、該キースイッチと前記演算装置とに接続されるセル
    フシャットオフリレーと、を備え前記演算装置は、キー
    スイッチオフ時に、揮発性メモリへの学習値の更新処理
    を終了して該揮発性メモリの学習値を前記不揮発性メモ
    リに格納し、該不揮発性メモリへの格納終了により前記
    セルフシャットオフリレーをオフすることを特徴とする
    請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記演算装置は、前記揮発性メモリ内の
    学習値の不揮発性メモリ内への書込み時に書込み更新の
    異常を判定する手段を備え、該書込み更新時に書込更新
    を異常と判定した場合、前記キースイッチのオン時に前
    記揮発性メモリ内の学習値を初期値にすることを特徴と
    する請求項2に記載のエンジン制御装置。
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