JP6275289B2 - トルクコンバータのステータシャフト構造 - Google Patents
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Description
本発明は、エンジンなど駆動源の駆動力を変速機に伝達するトルクコンバータのステータを支持するステータシャフトを有するトルクコンバータのステータシャフト構造に関する。
自動車用の変速機に設けられたトルクコンバータは、エンジンのクランクシャフトに接続されたポンプと、変速機のインプットシャフトに接続されたタービンと、変速機のケーシングに一方向クラッチおよびステータシャフトを介して接続されたステータとを備えている。そして、例えば特許文献1に示すように、ステータシャフトを変速機のケーシングに固定するために、ステータシャフトと一体に設けたフランジ部をボルトでケーシングに締結する構造が採用されている。また、ステータシャフトにおける筒状の軸部及びフランジ部の内部(肉厚部)には、作動油(潤滑油)を流通させるための油路が形成されている。
上記のようなステータシャフトの油路を形成するにあたっては、従来、ステータシャフトにドリルによる穴開け加工を施すことで当該油路用の穴を形成していた。しかしながら、このドリルによる穴開け加工では、ステータシャフトに設けたスプライン嵌合部及びシール部材などの位置を避けて油路用の穴を形成しなければならないため、油路のレイアウト自由度が低下してしまう。また、油路を形成するためにステータシャフトの軸方向に対して斜め方向の穴を加工しなければならないため、ステータシャフトの強度を確保するためには、軸部及びフランジ部の肉厚部の厚さが増してしまう。これにより、ステータシャフト及び変速機の重量の増加及び大型化につながるおそれがある。さらに、ドリルによる穴開け加工を行うと、加工跡をプラグ等によって封止する必要が生じることもあり、部品点数の増加による高コスト化や作業工程の増加のおそれがある。
そこで、上記のようなステータシャフトに油路を形成する他の手段として、特許文献1に示すように、ステータシャフトの内周側に圧入部材を圧入することで油路を形成する構造がある。この特許文献1に記載の構造では、外周面に油路溝を形成したシャフト部材をフランジ部材に圧入することによりステータシャフトを構成している。この構成によれば、ドリルによる穴開け加工を行うことなくシャフト部材の軸方向に沿って複数の油路を形成することができる。また、ステータシャフトにおける油路が必要な箇所にのみ油路溝を設けることで、加工跡をプラグなどによって封止する必要が無くなる。
しかしながら、特許文献1に示すステータシャフト構造では、シャフト部材及びフランジ部材の両方に鉄系材料を用いることにより、圧入の際に部材間に発生するかじりを防止している。そのため、軽量化のためにシャフト部材及びフランジ部材のいずれかをアルミニウムなどの軽金属材料とする場合には、圧入の際に部材間にかじりが発生するおそれがある。このかじりを防止するためには、焼き嵌めが必要となる。しかしながら、焼き嵌めによる圧入工程を行うことで、製造工程の煩雑化やコスト増につながるおそれがある。また、シャフト部材をフランジ部材に圧入することでそれらの間に油路を形成する構造では、形成した油路の密封性や寸法精度を確保するために別途の加工工程や作業が発生する場合がある。したがって、その点においても作業工程の増加やコスト増につながるおそれがある。そのため、ステータシャフト及びそれを備えたトルクコンバータの製造工程の更なる簡素化や低コスト化を図るためには、他の手段によってステータシャフトの油路を形成することが望ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工が簡単な構造でありながら、複数の油路を形成することができ、かつ軽量化を図ることができると共に強度及び耐久性の向上を図ることができるトルクコンバータのステータシャフト構造を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、駆動源(E)の駆動力を変速機(1)に伝達するトルクコンバータ(12)のステータ(33)を支持するステータシャフト(40)を有するトルクコンバータのステータシャフト構造であって、ステータシャフト(40)は、固定側の部材(11)に固定されるフランジ部(44)と、ステータ(33)の内周側に配置されて該ステータ(33)を支持する筒状の支持部(41)と、フランジ部(44)と支持部(41)とを接続する筒状の接続部(43)と、を備え、ステータシャフト(40)の少なくとも支持部(41)と接続部(43)は互いに異なる材料からなる別部材であり、接続部(43)には、軸方向に沿って互いが平行に延びる複数の油路(131,132,133,135)が形成されており、接続部(43)の支持部(41)側の端部(43a)と支持部(41)の接続部(43)側の端部(41a)とが互いに接合されており、接続部(43)の端部(43a)に設けた複数の油路(131,132,133,135)の開口端が支持部(41)の端部(41a)で塞がれていることを特徴とする。
本発明にかかるトルクコンバータのステータシャフト構造によれば、ステータシャフトの軸部の構造として上記の支持部と接続部とを接合してなる構造を採用したことにより、ステータシャフトの軸部に複数の油路を形成するためには、支持部と接続部を接合する前に、あらかじめ接続部の端部から軸方向に沿って該接続部にドリルによる穴開け加工を施せばよい。その後、接続部の端部に支持部の端部を接合することで、複数の油路の開口端を支持部の端部で塞ぐようにすればよい。これにより、従来、軸方向に対して斜め方向に延びる穴を形成していた場合と比べて、ドリルによる穴開け加工の工程が格段に容易となる。また、複数の油路を軸方向に沿って互いが平行に延びるように配置したことで、複数の油路の間に必要なスペースを最小化することができる。したがって、トルクコンバータのステータシャフト構造の製造工程を簡素化することができ、かつ、構造のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明にかかるステータシャフト構造では、ステータシャフトの支持部と接続部とを互いに異なる材料からなる別部材とし、これら支持部と接続部の端部同士を互いに接合するようにしたことで、高い強度が要求される支持部と比較して、接続部をより軽量の材料で構成することができる。したがって、ステータシャフトに必要な強度及び耐久性を維持しながらも、ステータシャフト及びトルクコンバータの軽量化を図ることができる。
この場合、ステータシャフトの支持部(41)と接続部(43)との材料の具体例としては、支持部は鉄製材料からなり、接続部は軽金属材料からなるようにするとよい。これによれば、ステータシャフトの支持部を鉄製材料で構成することで、ステータ等から掛かる応力に対して必要な強度(剛性)を得ることができる。また、支持部と比較して高い強度(剛性)を必要としない接続部を軽金属材料で構成することで、ステータシャフトの全体を鉄製材料で構成にする場合に比べて大幅な軽量化を図ることができる。
また、このトルクコンバータのステータシャフト構造では、油路(131,132,133,135)の開口端又はその近傍には、該油路(131,132,133,135)を封止する封止部材(105)が装填されているとよい。この構成によれば、接続部と支持部とを接合する前に、封止部材によって油路の開口端を予め封止しておくことで、接続部と支持部を接合する際に発生する微小金属粉などの異物が油路に侵入することを効果的に防止できる。したがって、油路を流通する作動油に異物が混入することによる変速機やトルクコンバータの作動不良を効果的に防止できるようになる。
また、このトルクコンバータのステータシャフト構造では、ステータ(33)の内周側には、支持部(41)の外周面(41c)にスプライン嵌合にて固定された中間部材(38)と、ステータ(33)と中間部材(38)との間に介在するワンウェイクラッチ(37)とが設けられており、支持部(41)の内周側には、支持部(41)に対してトルクコンバータ(12)の入力軸(13)を相対回転可能に支持してなる転動体(39)が設けられていてよい。
この構成によれば、特に、ステータシャフトの支持部の外周面にスプライン嵌合にて中間部材が固定されており、かつ支持部の内周側には入力軸を支持する転動体が設けられていることで、当該支持部には接続部やフランジ部と比較してより高い強度と硬度が求められるが、本発明にかかるステータシャフト構造では、接続部と支持部を互いに別部材で構成したことで、ステータシャフトの全体を一部材で構成した場合と比べて、必要な箇所に必要な強度、硬度、耐久性を得ながら、その軽量化及び構成の簡素化を図ることができる。
また、このトルクコンバータのステータシャフト構造では、接続部(43)の端部(43a)は、接続部(43)の軸方向に対して直交する端面(43a)であり、複数の油路(131,132,133,135)の開口端は、この端面(43a)に開口していてよい。この構成によれば、複数の油路の開口端が接続部の端面に揃って配置されることで、複数の油路用の穴を一工程で簡単に形成することが可能となる。これにより、従来の油路形成手段と比較して、油路の形成に必要な加工工程を大幅に少なく抑えることができ、ステータシャフトの製造工程の簡素化を図ることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるトルクコンバータのステータシャフト構造によれば、加工が簡単な構造でありながら、ステータシャフトに複数の油路を形成することができ、かつステータシャフトの強度及び耐久性の向上を図ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るトルクコンバータのステータシャフト構造を備える変速機のスケルトン図である。同図に示す変速機1は、車両に搭載されたエンジン(駆動源)Eからの駆動力の回転を変速して駆動輪側に出力する変速機であって、エンジンEのクランクシャフト16と入力軸13との間に設置されたトルクコンバータ12を備えている。本実施形態の変速機1を備えた車両では、発進時の半クラッチ制御はトルクコンバータ12によって行われる。変速機1は、駆動源Eからトルクコンバータ12を介して接続された入力軸13と、入力軸13に対して平行に配置された第一出力軸14と第二出力軸15とを備える。
入力軸13は、駆動源Eからの駆動力が入力される主入力軸13Aと、主入力軸13Aと回転中心が同じで第一クラッチ61を介して連結される中空の第一副入力軸13Bと、主入力軸13Aと回転中心が同じで第二クラッチ62を介して連結される第二副入力軸13Cとから構成される。第二副入力軸13Cは、第一副入力軸13Bの内部を貫通している。
第一出力軸14と第二出力軸15との間には、無段変速機構20が配設される。無段変速機構20は、第一出力軸14に設けられた第一プーリ21と、第二出力軸15に設けられた第二プーリ22と、第一プーリ21と第二プーリ22との間に巻き掛けられた無端ベルト23とを備える。第一プーリ21及び第二プーリ22の溝幅は油圧によって相互に逆方向に増減し、第一出力軸14及び第二出力軸15間の変速比を連続的に変化させる。第一プーリ21は、第一出力軸14の内側軸14Aに固定された第一固定プーリ21Aと、第一固定プーリ21Aに対して接近・離間可能な第一可動プーリ21Bとで構成される。また、第二プーリ22は、第二出力軸15に固定された第二固定プーリ22Aと、第二固定プーリ22Aに対して接近・離間可能な第二可動プーリ22Bとで構成される。
入力軸13と第一出力軸14との間には、入力軸13に配設される第一伝達駆動ギア51Aと、第一出力軸14の外周軸14Bに配設される第一伝達従動ギア51Bとからなる第一伝達経路51が設けられている。第一伝達駆動ギア51Aと第一伝達従動ギア51Bのギア比は1よりも大きい。そのため、第一伝達駆動ギア51Aと第一伝達従動ギア51Bは、入力軸13からの駆動力を減速させて伝達する減速ギア列として機能する。
入力軸13と第二出力軸15との間には、入力軸13に配設される第二伝達駆動ギア52Aと、第二出力軸15に配設される第二伝達従動ギア52Bとからなる第二伝達経路52が設けられている。第二伝達駆動ギア52Aと第二伝達従動ギア52Bのギア比は1よりも小さい。そのため、第二伝達駆動ギア52Aと第二伝達従動ギア52Bは、入力軸13からの駆動力を増速させて無段変速機構20に伝達する増速ギア列として機能する。
入力軸13と第一出力軸14との間には、入力軸13に配設される第三伝達駆動ギア53Aと、第一出力軸14に配設される第三伝達従動ギア53Cと、第三伝達駆動ギア53Aと第三伝達従動ギア53Cとの間に配設される第三伝達アイドルギア53Bとからなる第三伝達経路53が設けられている。第三伝達アイドルギア53Bはアイドル軸17上に支持されている。第三伝達アイドルギア53Bがあることによって、上記の3つのギア53A,53B,53Cからなるギア列は、駆動力の回転方向を逆転させて伝達するギア列として機能する。
第一出力軸14と第二出力軸15との間には、第二出力軸15に配設される中間伝達駆動ギア54Aと、第一出力軸14に配設される中間伝達従動ギア54Cと、中間伝達駆動ギア54Aと中間伝達従動ギア54Cとの間に配設される中間伝達アイドルギア54Bとが設けられている。中間伝達アイドルギア54Bはアイドル軸18上に支持されている。ここで、図2において、中間伝達アイドルギア54Bと中間伝達従動ギア54Cは隣接していないが、実際には、中間伝達アイドルギア54Bと中間伝達従動ギア54Cとは互いに隣接し、これらは互いに噛合(係合)している。
入力軸13と同軸には、前後進切換機構70が配設される。前後進切換機構70は、入力軸13からの駆動力を第二伝達経路52に伝達するか、第三伝達経路53に伝達するかを選択的に切り換えるように構成されている。入力軸13の第二副入力軸13Cには、第二伝達駆動ギア52A及び第三伝達駆動ギア53Aが相対回転自在に支持されており、前後進切換機構70のスリーブ71を中立位置から図中左に動かすと、第二伝達駆動ギア52Aと入力軸13の第二副入力軸13Cとが結合し、駆動力が入力軸13から第二伝達経路52側に伝達される。一方、前後進切換機構70のスリーブ71を中立位置から図中右に動かすと、第三伝達駆動ギア53Aと入力軸13の第二副入力軸13Cとが結合し、駆動力が入力軸13から第三伝達経路53側に伝達される。
第一出力軸14の下流側には、第一出力軸14へ伝達された駆動力が出力される最終出力機構25が配設される。最終出力機構25は、第一出力軸14上に配設される最終駆動ギア26と、この最終駆動ギア26に噛み合う最終従動ギア27が外周に形成されたディファレンシャルギア28と、ディファレンシャルギア28で配分された駆動力を図示しない左右の駆動輪に伝達するための駆動軸29とを備える。
また、本実施形態の変速機1は、動力伝達切替機構として4つのクラッチ(摩擦クラッチ)を備えている。具体的には、入力軸13から第一伝達経路51への動力伝達の有無を切り替える第一クラッチ(LOクラッチ)61と、入力軸13から第二伝達経路52への動力伝達の有無を切り替える第二クラッチ(HIクラッチ)62と、第二プーリ22から最終出力機構25への動力伝達の有無を切り替える第三クラッチ63と、第一プーリ21から最終出力機構25への動力伝達の有無を切り替える第四クラッチ64である。これら第一〜第四クラッチ61〜64は、いずれも後述する油圧回路200による油圧(作動油)の給排でその締結・解放の動作が制御されるようになっている。
図2は、ステータシャフト40及びその周辺の側断面図(図4のB−B矢視断面図)であり、図3は、図2のX部分の拡大図である。また、図4は、図2のA−A矢視断面を示す図で、ステータシャフト40のフランジ部44の縦断面図である。図1及び図2に示すように、トルクコンバータ12は、ポンプインペラ31、タービンランナ32、ステータ33を有して構成されており、ポンプインペラ31は外周を覆うコンバータカバー34と一体になり、図示しないドライブプレートを介してエンジンのクランクシャフト16に取り付けられている。タービンランナ32は、タービンランナハブ32aを介して主入力軸13Aの先端近傍に結合されており、ステータ33はワンウェイクラッチ37及び中間部材38を介してステータシャフト40の先端に設けた支持部41(図2参照)に取り付けられている。
図2及び図3に示すように、ポンプインペラ31は、ステータシャフト40の接続部43の外周面に位置するボス部材31aに結合されている。ボス部材31aの外周側には、図示しないオイルポンプを駆動するためのスプロケット45がスプライン嵌合により取り付けられている。スプロケット45は、ケーシング11に設けられたベアリング46により回転自在に支持されている。
図1及び図2に示すように、トルクコンバータ12にはロックアップクラッチ12が備えられており、タービンランナハブ32aに取り付けられたロックアップクラッチピストン81をコンバータカバー34の内面に押し付けて両部材81,34を係合させ、エンジンEからの動力を直接主入力軸13Aに伝達させることができるようになっている。ロックアップクラッチピストン81の作動は、トルクコンバータ12内の空間がロックアップクラッチピストン81により仕切られて形成される2つの油室、すなわちロックアップクラッチピストン81よりもタービンランナ32側に形成された油室82及びロックアップクラッチピストン81よりもコンバータカバー34側に形成された油室83に作動油を給排させることにより行われる。
トルクコンバータ12が備えるステータシャフト40は、ケーシング(固定側の部材)11に固定される略板状のフランジ部44と、ステータ33の内周側に配置されて該ステータ33を支持する略円筒状の支持部41と、フランジ部44と支持部41とを繋ぐ略円筒状の接続部43とを備えている。すなわち、ステータシャフト40は、フランジ部44の中心から軸方向(主入力軸13Aの軸方向をいう、以下同じ。)に延びる筒状(軸状)の接続部43と、該接続部43の先端側に設けた筒状(軸状)の支持部41とを備えている。接続部43及び支持部41の軸方向は、フランジ部44の面方向に対して略直交する方向である。フランジ部44は、複数のボルト穴47に取り付けた複数のボルト5によってケーシング11に固定されている。
ステータシャフト40のフランジ部44と接続部43は一体に形成された一部材である。一方、フランジ部44及び接続部43と支持部41とは、互いに異なる材料からなる別部材である。そして、接続部43の支持部41側の端面(端部)43aと、支持部41の接続部43側の端面(端部)41aとが溶接あるいは後述する摩擦攪拌接合などの手段によって一体に接合されている。
このように本実施形態では、ステータシャフト40のフランジ部44及び接続部43と支持部41とは、互いに異なる材料からなる別部材としている。具体的には、ステータシャフト40のフランジ部44及び接続部43を鉄製(スチール製)とし、支持部41をアルミニウム(軽金属材料)製とすることが望ましい。この場合、接続部43の端面43aと支持部41の端部41aとは、異種金属材料同士の接合によって一体化されている。このような異種金属材料同士の接合の一態様として、摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding)を用いることができる。
また、ステータ33の内周側には、支持部41の外周面41cに対してその内周面38cがスプライン嵌合にて固定された中間部材38と、ステータ33と中間部材38との間に介在するワンウェイクラッチ37とが設けられている。さらに、支持部41の内周側には、支持部41に対して主入力軸13Aの先端部近傍を相対回転可能に支持してなるベアリング(転動体)39が設けられている。
図3及び図4に示すように、接続部43の肉厚部43c(ここでは、円筒状の接続部43cの筒状部分を構成する厚みのある部分を指す、以下同じ。)には、軸方向に沿って互いが平行に延びる複数の油路131,132,133,135が形成されている。油路131,132,133,135は、ステータシャフト40(接続部43)の中心(軸心)から等距離の位置に設けられており、接続部43の肉厚部43cの周方向に沿って所定間隔で放射状に配列されている。そして、接続部43の端面43aには、これら複数の油路131,132,133,135の開口端が設けられている。なお、図3(図2)では、油路132の開口端132aのみを図示しているが、実際には、接続部43の端面43aには4本の油路131,132,133,135すべての開口端が設けられている。
すなわち、接続部43の端面43aは、該接続部43の軸方向(油路131,132,133,135の長手方向)に対して直交する面である。そして、複数の油路131,132,133,135の開口端は、この接続部43の端面43aに開口して配置されている。
また、油路131,132,133,135の開口端の直前位置には、当該開口端を封止するための鉄製のシールボール(封止部材)105が圧入によって装填されている。シールボール105は、油路131,132,133,135の開口端の直前位置に設けられて該油路131,132,133,135の他の部分よりも若干拡径してなる収容部内に配置されている。さらに、この収容部にシールボール105が収容された状態で、油路131,132,133,135の開口端が支持部41の端面41aで塞がれている。なお、図面では、油路132の収容部132c及び該収容部132cに収容したシールボール105のみを図示している。
また、図4に示すように、接続部43に設けた油路131,132,133,135はそれぞれ、フランジ部44に設けた油路141,142,143,145に連通している。油路131,132,133,135と油路141,142,143,145は、フランジ部44の根元部分(接続部43とフランジ部44が交差する位置)において略直交して連通している。また、フランジ部44における油路143と油路145の間には、他の油路144が設けられている。この油路144は、接続部43の肉厚部43cを貫通して該接続部43の内径側に配置した主入力軸13Aの油路174に連通している。油路174は、主入力軸13Aの径方向に延びる油路で、その先は主入力軸13Aの中心を軸方向に延びる油路173に繋がっている。
フランジ部44に形成された油路141,142,143,144,145は、フランジ部44の中心側から外径側に向かって直線状に延びており、それらの外径側(フランジ部44の外径側)の端部近傍においてケーシング11内に繋がる油路穴161,162,163,164,165に連通している。また、油路141,142,143,144,145の外径側の端部は開口端141a,142a,143a,144a,145aになっている。これら開口端141a,142a,143a,144a,145aには、シールボール(封止部材)151が圧入により装填されている。
油路141,142は、所定間隔で互いが平行に設けられており、油路143,144,145は、所定間隔で互いが平行に設けられている。また、図2に示すように、接続部43に設けた油路132のフランジ部44側の端部は、後述する潤滑系統116に繋がる油路154に連通しており、油路135のフランジ部44側の端部は、後述するLOクラッチ61の油室に繋がる油路155に連通している。また、油路132には、内径側の主入力軸13Aの油路175及び油路171に連通する連通路156が形成されている。また、油路133には、接続部43の内径側及び外径側に連通する連通路157が形成されている。連通路156と連通路157は、接続部43の肉厚部43cにドリルで形成した斜め方向の穴(軸方向に対する斜め方向の穴)として構成されている。
上記構成のステータシャフト40を製造するには、フランジ部44及び接続部43を構成する部品を用意し、当該部品の接続部43の肉厚部43cにその端面43aからドリルで油路131,132,133,135用の穴を加工する。当該穴は、接続部43の軸方向に沿って直線状に延びる互いが平行な複数の穴である。また、フランジ部44にもその外径側の端面(外周面)からドリルで油路141,142,143,144,145用の穴を加工する。さらに、接続部43に連通路156,157用の斜め穴をドリルで加工する。そして、油路131,132,133,135の開口端にシールボール105を圧入により装填することで当該開口端を封止する。同様に、油路141,142,143,144,145の開口端141a,142a,143a,144a,145aにシールボール151を圧入により装填することで当該開口端141a,142a,143a,144a,145aを封止する。その後、接続部43の端面43aに支持部41の端面41aを上記の摩擦攪拌接合などの手段で接合することで、接続部43の先端側に支持部41を一体に繋ぐ。これにより、ステータシャフト40が完成する。
図5は、変速機1が備える油圧回路200の概略構成を示す図である。同図に示す油圧回路200は、上記のLOクラッチ(第一クラッチ)61、HIクラッチ(第二クラッチ)62、トルクコンバータ12、ロックアップクラッチ80などに対して調圧された制御用の作動油(油圧)を供給するための油圧回路である。この油圧回路200では、オイルポンプ113から供給される作動油がレギュレータバルブ114で所定圧(ライン圧)に調圧される。レギュレータバルブ114で調圧された作動油は、それぞれ調圧用のリニアソレノイドバルブ121,122,123を経由してLOクラッチ61、HIクラッチ62、トルクコンバータ12又はロックアップクラッチ80に供給される。トルクコンバータ12とロックアップクラッチ80への作動油の供給の切り替えはシフトバルブ115によって行われる。また、レギュレータバルブ114を出た作動油は、その一部が潤滑油として変速機1内の潤滑が必要な箇所(潤滑系統116)に供給される。
LOクラッチ61に供給された作動油の油圧でLOクラッチ61の締結・解放の切り替えが行われ、HIクラッチ62に供給された作動油の油圧でHIクラッチ62の締結・解放の切り替えが行われ、トルクコンバータ12に供給された作動油の油圧で該トルクコンバータ12の動作制御が行われ、ロックアップクラッチ80に供給された作動油の油圧で該ロックアップクラッチ80の締結量の制御が行われる。
実際には、レギュレータバルブ114で調圧された作動油は、図3及び図4に示す油路141,142,143,144,145又は油路131,132,133,135の少なくともいずれかを通って上記のLOクラッチ61、HIクラッチ62、トルクコンバータTC、ロックアップクラッチLC、潤滑系統116に供給される。以下、これら作動油の流れについて説明する。
図6は、LOクラッチ61に供給される作動油の流れを説明するための図で、同図(a)は、図2に対応するステータシャフト40及びその周辺の側断面図、同図(b)は図4(図2のA−A矢視断面)に対応する図である。図5に示すレギュレータバルブ114及びリニアソレノイドバルブ121で調圧された作動油は、図6に示すように、油路穴165から油路145及び油路135通り、油路155を経てLOクラッチ61の油室に供給される。
図7は、HIクラッチ62に供給される作動油の流れを説明するための図で、同図(a)は、図2に対応するステータシャフト40及びその周辺の側断面図、同図(b)は図4(図2のA−A矢視断面)に対応する図である。図5に示すレギュレータバルブ114及びリニアソレノイドバルブ122で調圧された作動油は、図7に示すように、油路穴164から油路144を通って主入力軸13Aの油路174に導かれ、さらにそこから油路173を経てHIクラッチ62の油室に供給される。
図8は、トルクコンバータ12に供給される作動油の流れを説明するための図で、同図(a)は、図2に対応するステータシャフト40及びその周辺の側断面図、同図(b)は図4(図2のA−A矢視断面)に対応する図である。図5に示すレギュレータバルブ114及びリニアソレノイドバルブ123で調圧されてシフトバルブ115でトルクコンバータ12側に導かれた作動油は、図8に示すように、油路穴163から油路143及び油路133に導かれ、さらにそこから斜め方向に延びる連通路157を経てトルクコンバータ12の油室に供給される。
図9は、ロックアップクラッチ80に供給される作動油の流れを説明するための図で、同図(a)は、図2に対応するステータシャフト40及びその周辺の側断面図、同図(b)は図4(図2のA−A矢視断面)に対応する図である。図5に示すレギュレータバルブ114及びリニアソレノイドバルブ123で調圧されてシフトバルブ115でロックアップクラッチ80側に導かれた作動油は、図9に示すように、油路穴162から油路142及び油路132を経て、その先で斜め方向の連通路156を通って主入力軸13Aの油路175に導かれる。さらにそこから主入力軸13Aの油路171を通ってロックアップクラッチ80の油室82,83に供給される。
図10は、潤滑系統116に供給される作動油(潤滑油)の流れを説明するための図で、同図(a)は、図2に対応するステータシャフト40及びその周辺の側断面図、同図(b)は図4(図2のA−A矢視断面)に対応する図である。図5に示すレギュレータバルブ114で調圧された作動油の一部は、図10に示すように、油路穴161から油路141及び油路131に導かれ、さらにそこから油路154を通って潤滑油として変速機1内の潤滑が必要な各部(潤滑系統116)に供給される。
以上説明したように本実施形態では、トルクコンバータ12のステータシャフト40は、ケーシング11に固定されるフランジ部44と、ステータ33の内周側に配置されて該ステータ33を支持する筒状の支持部41と、フランジ部44と支持部41とを繋ぐ筒状の接続部43とを備えている。そして、ステータシャフト40のフランジ部44及び接続部43と支持部41とは、互いに異なる材料からなる別部材である。また、接続部43の肉厚部43cには、軸方向に沿って互いが平行に延びる複数の油路131,132,133,135が形成されており、接続部43の端面43aと支持部41の端面43aとが互いに接合されている。さらに、接続部43の端面43aには、油路131,132,133,135の開口端が設けられており、該開口端が支持部41の端面43aで塞がれている。
上記の構成により、ステータシャフト40の接続部43の肉厚部43cに油路131,132,133,135を形成するためには、支持部41と接続部43を接合する前に、予め接続部43の端面43aから軸方向に沿って(軸方向と平行に)ドリルによる穴開け加工を施せばよい。これにより、従来、軸方向に対して斜め方向に延びる穴を形成していた場合と比べて、ドリルによる穴開け加工の工程が格段に容易となる。また、油路131,132,133,135を軸方向に沿って互いが平行に延びるように配置したことで、油路131,132,133,135の間に必要なスペースを最小化することができる。したがって、ステータシャフト40の製造工程を簡素化することができ、かつ、構造のコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態では、ステータシャフト40の支持部41と接続部43を互いに異なる材料からなる別部材とし、これらの端面(端部)43a,41aを互いに接合するようにしている。これにより、高い強度及び硬度が要求される支持部41と比較して、接続部43(及びフランジ部44)をより軽量の材料で構成することができる。したがって、ステータシャフト40に必要な強度及び硬度や耐久性を維持しながらも、ステータシャフト40及びトルクコンバータ12の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、ステータシャフト40の支持部41とフランジ部44及び接続部43の材料として、支持部41を鉄製材料で構成し、フランジ部44及び接続部43をアルミニウムなどの軽金属材料で構成している。これによれば、ステータシャフト40の支持部41を鉄製材料で構成することで、ステータ33(中間部材38)や主入力軸13A(ベアリング39)等から掛かる応力に対する高い強度(剛性)と耐久性を得ることができる。また、支持部41と比較して高い強度を必要としないフランジ部44及び接続部43を軽金属材料で構成することで、ステータシャフト40の全体を鉄製材料で構成にする場合に比べて、大幅な軽量化を図ることができる。
また、本実施形態のステータシャフト40では、接続部43に設けた油路131,132,133,135の開口端の近傍には、これら油路131,132,133,135を封止するためのシールボール(封止部材)105が圧入により装填されている。この構成によれば、接続部43と支持部41とを接合する前に、シールボール105によって油路131,132,133,135を予め封止しておくことで、接続部43の端部43aと支持部41の端部41aとを接合する際に発生する微小金属粉などの異物が油路131,132,133,135に侵入することを効果的に防止できる。したがって、油路131,132,133,135を流通する作動油に異物が混入することによる変速機1やトルクコンバータ12の作動不良を効果的に防止できる。
また、本実施形態のトルクコンバータ12では、ステータ33の内周側には、支持部41の外周面41cにスプライン嵌合にて固定された中間部材38と、ステータ33と中間部材38との間に介在するワンウェイクラッチ37とが設けられており、支持部41の内周側には、トルクコンバータ12の主入力軸13Aに対して支持部41を相対回転可能に支持してなるベアリング39が設けられている。
この構成によれば、ステータシャフト40の支持部41には接続部43やフランジ部44と比較してより高い強度、硬度が求められるが、本実施形態のステータシャフト構造では、接続部43及びフランジ部44と支持部41とを互いに別部材で構成していることで、ステータシャフト40の全体を一部材で構成した場合と比べて、必要な箇所に必要な強度、硬度及び耐久性を得ながらその軽量化及び構成の簡素化を図ることができる。
また、本実施形態では、接続部43の端面43aは、該接続部43の軸方向に対して直交する端面であり、油路131,132,133,135の開口端がこの端面43aに開口して配置されている。この構成によって、油路131,132,133,135の開口端が接続部43の端面43aに揃って配置されることで、油路131,132,133,135用の穴(ドリル穴)を一工程で簡単に形成することが可能となる。これにより、従来の油路形成手段と比較して、油路131,132,133,135の形成に必要な加工工程を大幅に少なく抑えることができ、ステータシャフト40及びトルクコンバータ12の製造工程の簡素化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態に示すステータシャフト40の接続部43と支持部41との接合では、油路131,132,133,135の開口端を封止するための構成として、接合前の油路131,132,133,135にシールボール105を装填する構成を示したが、これ以外にも、油路131,132,133,135の開口端を封止するための構成として、接続部43の端面43aと支持部41の端面41aとの間にシール材を介在させた状態でこれらを接合してもよい。すなわち、図示及び詳細な説明は省略するが、シール材塗布機構によって接続部43の端面43a又は支持部41の端面41aにシール材(例えば、常乾型シール材)を塗布し、その後に端面43aと端面41aを接合する。この場合は、シール材によって油路131,132,133,135の開口端が封止されるので、シールボール105の設置を省略することができる。
また、上記のシール材を設ける以外にも、接続部43の端面43aと支持部41の端面41aとの接合のみで油路131,132,133,135のシール性(密封性)を確保できる場合には、シールボール105の設置を省略することが可能である。
Claims (5)
- 駆動源の駆動力を変速機に伝達するトルクコンバータのステータを支持するステータシャフトを有するトルクコンバータのステータシャフト構造であって、
前記ステータシャフトは、固定側の部材に固定されるフランジ部と、前記ステータの内周側に配置されて該ステータを支持する筒状の支持部と、前記フランジ部と前記支持部とを接続する筒状の接続部と、を備え、
前記ステータシャフトの少なくとも前記支持部と前記接続部は互いに異なる材料からなる別部材であり、
前記接続部には、軸方向に沿って互いが平行に延びる複数の油路が形成されており、
前記接続部の前記支持部側の端部と前記支持部の前記接続部側の端部とが互いに接合されており、
前記接続部の前記端部に設けた前記複数の油路の開口端が前記支持部の前記端部で塞がれている
ことを特徴とするトルクコンバータのステータシャフト構造。 - 前記ステータシャフトの前記支持部は鉄製材料からなり、前記接続部は軽金属材料からなる
ことを特徴とする請求項1に記載のトルクコンバータのステータシャフト構造。 - 前記油路の前記開口端又はその近傍には、前記油路を封止する封止部材が装填されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクコンバータのステータシャフト構造。 - 前記ステータの内周側には、前記支持部の外周面にスプライン嵌合にて固定された中間部材と、前記ステータと前記中間部材との間に介在するワンウェイクラッチとが設けられており、
前記支持部の内周側には、前記支持部に対して前記トルクコンバータの入力軸を相対回転可能に支持してなる転動体が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトルクコンバータのステータシャフト構造。 - 前記接続部の前記端部は、前記接続部の軸方向に対して直交する端面であり、前記複数の油路の前記開口端は、前記端面に開口して配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトルクコンバータのステータシャフト構造。
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