JP2001032913A - プラネタリギヤ機構の潤滑構造 - Google Patents

プラネタリギヤ機構の潤滑構造

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JP2001032913A JP11208854A JP20885499A JP2001032913A JP 2001032913 A JP2001032913 A JP 2001032913A JP 11208854 A JP11208854 A JP 11208854A JP 20885499 A JP20885499 A JP 20885499A JP 2001032913 A JP2001032913 A JP 2001032913A
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gear mechanism
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    • F16H57/00General details of gearing
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラネタリギヤ機構の製造コストを抑制する
ことのできる潤滑構造を提供する。 【解決手段】 同心状に配置されたサンギヤ23および
リングギヤ24と、サンギヤ23およびリングギヤ24
に噛合されたピニオンギヤ25を保持し、かつ、サンギ
ヤ23およびリングギヤ24と同心状に配置された環状
のキャリヤ26と、キャリヤ26に設けられた油路とを
備えたプラネタリギヤ機構の潤滑構造において、油路8
6の開口部87が、キャリヤ26におけるピニオンギヤ
25側の側面に開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラネタリギヤ
機構に潤滑油を供給する潤滑構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の動力伝達装置、例えば、変速機や
差動装置に用いられるプラネタリギヤ機構は、同心状に
配置されたサンギヤおよびリングギヤと、このサンギヤ
およびリングギヤに噛合されたピニオンギヤを保持し、
かつ、サンギヤおよびリングギヤと同心状に配置された
キャリヤとを備えている。そして、プラネタリギヤ機構
を変速機に用いた場合は、各要素を入力要素および反力
要素ならびに出力要素として機能させることにより、ト
ルクの伝達がおこなわれる。これに対して、プラネタリ
ギヤ機構を差動装置に用いた場合は、いずれかの要素に
入力されたトルクが他の要素に分配される。
【0003】このように、プラネタリギヤ機構を動力伝
達装置に用いる場合は、各ギヤ同士の噛み合い部分にお
ける動力損失の低減と、各ギヤの歯面強度および耐焼付
き性の向上とを目的として、潤滑油を供給して強制的に
潤滑および冷却する構造が採用されている。
【0004】このようなプラネタリギヤ機構の潤滑構造
の一例が、特開平4−60254号公報、および公知文
献である「自動車のトライボロジー」(株式会社養賢堂
・1994年3月15日発行)に記載されている。上記
公報に記載された潤滑構造においては、支持軸の外周側
にプラネタリギヤ機構が設けられている。プラネタリギ
ヤ機構は、同心状に配置されたサンギヤおよびリングギ
ヤと、このサンギヤおよびリングギヤに噛合されたピニ
オンギヤを、ピニオンピンを介して保持し、かつ、サン
ギヤおよびリングギヤと同心状に配置されたキャリヤと
を備えている。このキャリヤは、円筒形状の出力軸と、
この出力軸の端部に設けられ、かつ、ピニオンピンが取
り付けられた環状板とを有している。
【0005】一方、支持軸には、軸線方向に延ばされた
第1の油路と、半径方向に延ばされて外周面に開口し、
かつ、第1の油路に連通した第2の油路とが設けられて
いる。これに対して、キャリヤの出力軸には、第2の油
路に連通し、かつ、半径方向に貫通する第3の油路が設
けられている。さらに、ピニオンピンには、第3の油路
に連通し、かつ、軸線方向に延ばされた第4の油路と、
この第4の油路に連通し、かつ、ピニオンギヤの内周側
に開口する第5の油路とが設けられている。
【0006】上記公報に記載された潤滑構造において
は、第1の油路の潤滑油が第2の油路を介して出力軸と
支持軸との間に到達する。この潤滑油は、第3の油路を
経由して出力軸の外側に到達し、ついで、第4の油路お
よび第5の油路を経由してピニオンギヤとピニオンピン
との間に供給される。
【0007】一方、上記公知文献に記載されたプラネタ
リギヤ機構のキャリヤは、円筒部と、この円筒部から半
径方向に突出した突出部とを有しており、円筒部の内周
面から突出部に亘って、半径方向に延ばされた第1の油
路が設けられている。また、ピニオンギヤを保持するピ
ニオンピンには、第1の油路に連通し、かつ、半径方向
に貫通する第2の油路と、この第2の油路に連通し、か
つ、軸線方向に延ばされた第3の油路と、この第3の油
路に連通し、かつ、ピニオンピンの外周側に開口する第
4の油路とが設けられている。この公知文献に記載され
た潤滑構造においては、キャリヤの内側の潤滑油が、第
1の油路、第2の油路、第3の油路を通過するととも
に、第4の油路からピニオンシャフトとピニオンギヤと
の間に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された潤滑構造によれば、キャリヤおよびピニ
オンピンの両方に油路が設けられている。このため、プ
ラネタリギヤ機構の製造工程において、キャリヤおよび
ピニオンピンの加工工数が増加して製造コストが上昇す
る問題があった。また、上記公知文献に記載された潤滑
構造によれば、プラネタリギヤ機構の組立工程におい
て、第1の油路と第2の油路とが連通するように、キャ
リヤとピニオンピンとを、ピニオンピンの円周方向に位
相合わせする工程が必要であり、組立工数の増加を招
く。また、キャリヤとピニオンピンとを位置決めした状
態で固定しておくための位置決めピンが必要であり、プ
ラネタリギヤ機構の部品点数が増加する。したがって、
プラネタリギヤ機構の製造コストが上昇する問題があっ
た。
【0009】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、プラネタリギヤ機構の製造コストを抑
制することのできるプラネタリギヤ機構の潤滑構造を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するため請求項1の発明は、同心状に配置され
たサンギヤおよびリングギヤと、このサンギヤおよびリ
ングギヤに噛合されたピニオンギヤを保持し、かつ、前
記サンギヤおよびリングギヤと同心状に配置されたキャ
リヤと、このキャリヤに設けられた油路とを備えたプラ
ネタリギヤ機構の潤滑構造において、前記油路の開口部
が、前記キャリヤにおける前記ピニオンギヤ側の側面に
設けられていることを特徴とするものである。
【0011】請求項1の発明によれば、潤滑油を送る油
路がキャリヤのみに設けられているため、プラネタリギ
ヤ機構の製造工程において、プラネタリギヤ機構を構成
する各要素の加工工数が低減される。また、キャリヤと
他の要素との位置決めをおこなう必要もなく、プラネタ
リギヤ機構の組立工数が低減される。さらに、キャリヤ
と他の要素との位置決めをおこなう位置決め部品が不要
であり、プラネタリギヤ機構の部品点数の増加が抑制さ
れる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て、前記開口部と、前記キャリヤに取り付けられた前記
ピニオンギヤとが半径方向に並んで配置されていること
を特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の作用が生じるほか、開口部の潤滑油を、ピニオ
ンギヤの噛み合い位置に対して正確に送ることができ
る。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成に加えて、前記キャリヤが、前記サンギヤの側方に設
けられ、かつ、軸線方向に延ばされた円筒部と、この円
筒部における前記サンギヤ側の端部から前記ピニオンギ
ヤの側方に向けて延ばされた突出部とを有し、前記油路
が、前記円筒部を半径方向に貫通する第1の油路と、前
記突出部における前記ピニオンギヤ側の側面から前記ピ
ニオンギヤとは反対側の側面に向けて貫通する第2の油
路とを有し、この第2の油路が前記開口部を備えている
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明と同様の作用が生じるほか、キャリヤの内側に
ある潤滑油が、サンギヤを迂回してピニオンギヤ側に供
給される。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明を図面を参照し
ながら具体的に説明する。図2は、この発明をFF車
(エンジン前置き前輪駆動車)の変速機に用いた場合の
一実施形態を示すスケルトン図である。図2において、
1は車両の駆動力源としてのエンジンであり、このエン
ジン1としては内燃機関、具体的にはガソリンエンジ
ン、ディーゼルエンジン、LPGエンジンなどが用いら
れる。そして、エンジン1のクランクシャフト2が車両
の幅方向に配置されている。
【0017】また、前記エンジン1の出力側には、トラ
ンスアクスル3が設けられている。このトランスアクス
ル3は内部中空のケーシング4を有し、ケーシング4の
内部空間D1には、トルクコンバータ5と変速機6と最
終減速機(言い換えれば差動装置)7とが設けられてい
る。まず、トルクコンバータ5の構成について説明す
る。ケーシング4の内部空間D1には、クランクシャフ
ト2と同一の軸線X1を中心として回転可能なインプッ
トシャフト8が設けられており、インプットシャフト8
におけるエンジン1側の端部にはタービンランナ9が取
り付けられている。
【0018】一方、クランクシャフト2の後端にはドラ
イブプレート10を介してフロントカバー11が連結さ
れており、フロントカバー11にはポンプインペラ12
が接続されている。タービンランナ9とポンプインペラ
12とは対向して配置され、タービンランナ9およびポ
ンプインペラ12の内側にはステータ13が設けられて
いる。また、フロントカバー11とタービンランナ9と
の間にはロックアップクラッチ14が設けられている。
上記のように構成されたフロントカバー11およびポン
プインペラ12などにより、ケーシング15が形成され
ており、ケーシング15の内部には、作動流体としての
オイルが供給されている。
【0019】上記構成により、エンジン1の動力(トル
ク)がクランクシャフト2からフロントカバー11に伝
達される。この時、ロックアップクラッチ14が解放さ
れている場合は、ポンプインペラ12のトルクが流体に
よりタービンランナ9に伝達され、ついでインプットシ
ャフト8に伝達される。なお、ポンプインペラ12から
タービンランナ9に伝達されるトルクは、ステータ13
により増幅される。これに対して、ロックアップクラッ
チ14が係合されている場合は、フロントカバー11の
トルクが機械的にインプットシャフト8に伝達される。
【0020】前記ケーシング4の内部空間D1における
トルクコンバータ5と変速機6との間には、オイルポン
プ16が設けられている。このオイルポンプ16のロー
タ17と、ポンプインペラ12とが円筒形状のハブ18
により接続されている。また、オイルポンプ16のボデ
ー19はケーシング4側に固定されている。したがっ
て、エンジン1の動力によりオイルポンプ16を駆動
し、オイルパン(図示せず)のオイルを汲み上げること
ができる。
【0021】一方、変速機6は、第1のプラネタリギヤ
機構20および第2のプラネタリギヤ機構21を有し、
第1のプラネタリギヤ機構20および第2のプラネタリ
ギヤ機構21がインプットシャフト8の周囲に配置され
ている。図1は、第1のプラネタリギヤ機構20および
第2のプラネタリギヤ機構21付近の構成を示す拡大断
面図である。第1のプラネタリギヤ機構20は、サンギ
ヤ23と、サンギヤ23に対して同心円上に配置された
内歯歯車であるリングギヤ24と、サンギヤ23および
リングギヤ24に噛合した複数(例えば4個)のピニオ
ンギヤ25を保持した環状のキャリヤ26とを三つの回
転要素とするシングルピニオン型のプラネタリギヤ機構
である。
【0022】また、インプットシャフト8の外周には、
インプットシャフト8と相対回転可能な第1の中空軸2
7が取り付けられており、第1の中空軸27とインプッ
トシャフト8との間には軸受72が設けられている。そ
して、第1の中空軸27の長手方向の一端にサンギヤ2
3が取り付けられている。この第1の中空軸27とサン
ギヤ23とはスプライン嵌合されている。
【0023】また第2のプラネタリギヤ機構21は、サ
ンギヤ28と、サンギヤ28に対して同心円上に配置さ
れた内歯歯車であるリングギヤ29と、サンギヤ28お
よびリングギヤ29に噛合した複数(例えば4個)のピ
ニオンギヤ30を保持したキャリヤ31とを三つの回転
要素とするシングルピニオン型のプラネタリギヤ機構で
ある。また、インプットシャフト8の外周には、インプ
ットシャフト8と相対回転可能な第2の中空軸32が取
り付けられている。この第2の中空軸32とインプット
シャフト8との間には軸受73が設けられている。そし
て、第2の中空軸32における第1のプラネタリギヤ機
構20側の端部外周には、環状のキャリヤ31がスプラ
イン嵌合されている。さらに第2の中空軸32の外周に
は、第3の中空軸63が相対回転可能に取り付けられて
いる。第2の中空軸32と第3の中空軸63との間には
軸受74が設けられている。そして、第3の中空軸63
における第1のプラネタリギヤ機構20側の端部外周
に、サンギヤ28が形成されている。
【0024】さらに、キャリヤ31とリングギヤ24と
が、円筒形状のコネクティングドラム33により一体回
転できる状態で連結されている。前記キャリヤ26は、
軸線X1を中心として設けられた円筒部75と、この円
筒部75における第2のプラネタリギヤ機構21側の端
部に形成された突出部76とを有する。この円筒部75
はサンギヤ23の側方に配置されている。また突出部7
6は半径方向に延ばされており、かつ、軸線方向に所定
間隔をおいて2つの突出部76が設けられている。この
2つで1組の突出部76は、キャリヤ26の円周方向に
所定間隔おきに複数設けられている。そして、1組の突
出部76のうち、第2のプラネタリギヤ機構21側の突
出部76と、リングギヤ29とが、コネクティングドラ
ム34Aにより一体回転できる状態で連結されている。
具体的には、コネクティングドラム34Aの内周にリン
グギヤ29が形成されている。
【0025】ここで、第1のプラネタリギヤ機構20の
構成を、より具体的に説明する。1組の突出部76に
は、軸線方向に貫通する軸孔77がそれぞれ形成されて
おり、2つの軸孔77に亘ってピニオンピン78が嵌合
固定されている。そして、ピニオンピン78の外周に、
軸受79を介してピニオンギヤ25が取り付けられてい
る。軸受79は、各突出部76に接触し、かつ、環状に
構成された一対のリテーナ80と、一対のリテーナ80
同士の間であり、かつ、ピニオンギヤ25とピニオンシ
ャフト78との間に配置された転動体81とを有する。
一対のリテーナ80の外径はピニオンギヤ78の内径よ
りも大きく設定されている。そして、一方の突出部76
とピニオンギヤ78との間には、リテーナ80の軸線方
向の厚さに相当する隙間A1が形成されている。
【0026】また、キャリヤ26の円筒部75の外周に
はコネクティングドラム34がスプライン嵌合され、コ
ネクティングドラム34の外周にはカウンタドライブギ
ヤ37が形成されている。一方、ケーシング4の内部に
は、突出壁38が形成されている。この突出壁38は、
ケーシング4の内面から軸線X1に向けて突出してい
る。この突出壁38の内周には軸受39,40が取り付
けられている。この軸受39,40により、コネクティ
ングドラム34が回転可能に保持されている。そして、
軸受39,40は、オイルポンプ16と第1のプラネタ
リギヤ機構20との間に配置されている。
【0027】つぎに、第1のプラネタリギヤ機構20お
よび第2のプラネタリギヤ機構21を潤滑する構造につ
いて説明する。インプットシャフト8には、軸線X1に
沿って油路82が設けられている。この油路82は、油
圧制御装置(図示せず)の油圧回路に接続されている。
また、インプットシャフト8には、油路82に連通し、
かつ、インプットシャフト8を半径方向に貫通する油路
83が、軸線方向に複数設けられている。
【0028】また、前記第1の中空軸27を半径方向に
貫通する油路84が設けられており、この油路84と油
路83とが連通している。図3は、キャリヤ26を軸受
39側から見た場合の部分的な側面図である。キャリヤ
26の円筒部75を半径方向に貫通する油路85が複数
設けられており、この油路85と油路84とが連通して
いる。この油路85はコネクティングドラム34の軸線
方向における端部に臨んで開口されている。
【0029】さらに、キャリヤ26におけるコネクティ
ングドラム34側の突出部76を軸線方向に貫通する油
路86が複数設けられている。各油路86は軸線X1を
中心とする同一円周上に等間隔おきに配置されている。
各油路85,86は、ピニオンピン78の数に合わせて
例えば4本ずつ設けられている。また、キャリヤ26の
円周方向において、各油路85,86の位相と各ピニオ
ンピン78の位相とが同じに設定されている。言い換え
れば、各油路85,86と、キャリヤ26に取り付けら
れたピニオンピンギヤ25とが半径方向に並んで配置さ
れている。
【0030】そして、油路86の開口部87は、突出部
76におけるピニオンギヤ25側の側面76Aに開口さ
れている。またキャリヤ26の半径方向における各油路
86の配置位置は、軸受39の内周端の位置、およびサ
ンギヤ23とピニオンギヤ25との噛み合い領域とほぼ
同じ位置に設定されている。このように構成された油路
86と油路85とが、キャリヤ26とコネクティングド
ラム34および軸受39との隙間を介して連通されてい
る。
【0031】一方、第2の中空軸32を半径方向に貫通
する油路88が設けられており、油路88と油路83と
が連通している。また、第3の中空軸63を半径方向に
貫通する油路89が設けられており、この油路89と油
路88とが連通している。この油路89はサンギヤ30
よりも軸線X1に近い位置に開口されている。また、キ
ャリヤ31には複数のピニオンシャフト90が取り付け
られており、各ピニオンギヤ90に対して軸受91を介
してピニオンギヤ30が取り付けられている。さらに、
ピニオンシャフト90には、軸線方向の油路92と、油
路92に連通し、かつ、半径方向に延ばされた油路93
とが設けられている。なお、キャリヤ26とサンギヤ2
3との間にはスラスト軸受94が設けられており、サン
ギヤ23とキャリヤ31との間にはスラスト軸受95が
設けられており、キャリヤ31と第3の中空軸63との
間にはスラスト軸受96が設けられている。
【0032】つぎに、変速機6のトルク伝達経路を切り
換えるためのクラッチやブレーキなどの摩擦係合装置に
ついて説明する。まず、インプットシャフト8と第1の
中空軸27との間のトルク伝達状態を制御する第1のク
ラッチC1が設けられている。一方、インプットシャフ
ト8と第2の中空軸32との間のトルク伝達状態を制御
する第2のクラッチC2が配置されている。また、イン
プットシャフト8と第3の中空軸63との間のトルク伝
達状態を制御する第3のクラッチC3が設けられてい
る。つまり、第2のクラッチC2と第3のクラッチC3
とが相互に並列に配置されている。また、サンギヤ28
とケーシング4との間には、第1のブレーキB1と第2
のブレーキとが相互に並列に配置されている。さらに、
第2ブレーキB2とサンギヤ28との間には第1の一方
向クラッチF1が設けられている。前記コネクティング
ドラム33とケーシング4との間には、第3のブレーキ
B3と第2の一方向クラッチF2とが相互に並列に配置
されている。
【0033】一方、インプットシャフト8と相互に平行
な軸線Y1を中心として回転可能なカウンタシャフト6
4が設けられている。このカウンタシャフト64にはカ
ウンタドリブンギヤ65およびファイナルドライブギヤ
66が形成されている。そして、カウンタドリブンギヤ
65とカウンタドライブギヤ37とが噛合されている。
【0034】前記最終減速機7は、軸線Z1を中心とし
て回転することのできるデフケース67を有している。
軸線Z1は、軸線X1,Y1と相互に平行に設定されて
いる。このデフケース67の外周にはリングギヤ68が
形成されており、リングギヤ68とファイナルドライブ
ギヤ66とが噛み合わされている。また、デフケース6
7の内部には複数のピニオンギヤ68Aが取り付けられ
ており、このピニオンギヤ68Aには2つのサイドギヤ
69が噛み合わされている。2つのサイドギヤ69には
別個にフロントドライブシャフト70が接続され、各フ
ロントドライブシャフト70には、駆動輪としての前輪
71が接続されている。
【0035】ところで、図2に示す車両は、変速機6お
よびエンジン1を制御する電子制御装置(図示せず)、
および変速機6およびロックアップクラッチ15を制御
する油圧制御装置(図示せず)が設けられている。この
油圧制御装置は、前述したオイルポンプ16や各種のク
ラッチやブレーキの動作を制御するソレノイドバルブ、
および油圧回路などにより構成されている。そして、電
子制御装置により車両の走行状態(例えば車速およびア
クセル開度)が判断され、その判断結果に基づいて油圧
制御装置が制御され、各種のクラッチやブレーキなどの
摩擦係合装置が係合・解放されて、変速機6の変速比が
制御される。ここで、実施形態の構成とこの発明の構成
との対応関係を説明すれば、油路85がこの発明の第1
の油路に相当し、油路86がこの発明の第2の油路に相
当する。
【0036】前記変速機6は、前進4段・後進1段の変
速段を設定することができる、いわゆる有段式の自動変
速機である。この変速機6において、その変速比を制御
する際におこなわれる各種のクラッチおよびブレーキな
どの摩擦係合装置の係合・解放制御は、図4に示すとお
りである。なお、図4において○印は摩擦係合装置が係
合されることを意味しており、(○)印は摩擦係合装置
の係合・解放が動力(言い換えればトルク)の伝達には
無関係であることを意味しており、◎印はコースト状態
(言い換えればエンジンブレーキ状態)で係合されるこ
とを意味しており、空欄は摩擦係合装置が解放されるこ
とを意味している。
【0037】以下、各変速段について簡単に説明する。
前進第1速は、第1のクラッチC1および第2の一方向
クラッチF2を係合させることによって設定される。す
なわち第1のクラッチC1が係合されて第1のプラネタ
リギヤ機構20のサンギヤ23がインプットシャフト8
と共に回転すると、キャリヤ26に負荷がかかっている
ことによりリングギヤ24が逆回転しようとするので、
第2の一方向クラッチF1が係合する。したがって、リ
ングギヤ24が固定された状態でサンギヤ23がインプ
ットシャフト8と共に回転するので、キャリヤ26およ
びこれと一体のカウンタドライブギヤ37が、インプッ
トシャフト8に対して減速させられて(アンダードライ
ブ状態で)正回転する。なお、駆動状態の第1速は、第
2の一方向クラッチF2が係合して設定されるので、エ
ンジンブレーキを効かせる場合には、その第2の一方向
クラッチF2と並列に設けてある第3ブレーキB3が係
合される。
【0038】第2速は、第1のクラッチC1および第2
のブレーキB2ならびに第1の一方向クラッチF1を係
合させることにより設定される。すなわち、第1のクラ
ッチC1が係合されて第1のプラネタリギヤ機構20の
サンギヤ23がインプットシャフト8と共に回転する
と、第2のプラネタリギヤ機構21のサンギヤ28が固
定されている(反力要素となっている)ため、第1のプ
ラネタリギヤ機構20のキャリヤ26およびリングギヤ
24が一体的に回転し、キャリヤ26およびカウンタド
ライブギヤ37が、インプットシャフト8に対して減速
させられて正回転する。なお、駆動状態の第2速は、第
1の一方向クラッチF1が係合して設定されるので、エ
ンジンブレーキを効かせる場合には、その第1の一方向
クラッチF1と並列に設けてある第1ブレーキB1が係
合される。
【0039】第3速は、第1のクラッチC1および第2
のクラッチC2を係合させることにより設定される。す
なわち、第1のプラネタリギヤ機構20のサンギヤ23
およびリングギヤ24と、インプットシャフト8とが連
結されるため、第1のプラネタリギヤ機構20が全体と
して一体回転する。
【0040】第4速は、第2のクラッチC2および第1
のブレーキB1を係合させることにより設定される。す
なわち、第2のプラネタリギヤ機構21のサンギヤ28
が固定され(反力要素となる)状態で、インプットシャ
フト8と第2のプラネタリギヤ機構21のキャリヤ31
と第1のプラネタリギヤ機構20のリングギヤ24とが
一体的に回転するとともに、第2のプラネタリギヤ機構
21のリングギヤ29と第1のプラネタリギヤ機構20
のキャリヤ26とカウンタドライブギヤ37とが一体的
に回転する。すなわち、キャリヤ26およびカウンタド
ライブギヤ37が、インプットシャフト8に対して増速
させられて(オーバードライブ状態)正回転する。
【0041】さらに、後進段は、第3のクラッチC3と
第3のブレーキB3とを係合させることにより設定され
る。すなわち、第2のプラネタリギヤ機構21のキャリ
ヤ31の公転が防止されるとともに、第1のプラネタリ
ギヤ機構20側ではリングギヤ24が反力要素として作
用する。このため、サンギヤ28のトルクが、ピニオン
ギヤ30およびコネクティングドラム34Aならびにキ
ャリヤ26を介してカウンタドライブギヤ37に伝達さ
れる。
【0042】このようにして、第1のプラネタリギヤ機
構20および第2のプラネタリギヤ機構21の各要素の
回転・固定が制御されるとともに、第1のプラネタリギ
ヤ機構20および第2のプラネタリギヤ機構21を経由
して動力(トルク)の伝達がおこなわれる。ところで、
エンジン1の運転中は、その動力によりオイルポンプ1
6が駆動され、オイルパンから汲み上げられたオイル
が、潤滑油として各種の摩擦係合装置および油路82に
供給される。油路82に供給された潤滑油の一部は、油
路83,84,85,86を経由して第1のプラネタリ
ギヤ機構20側、具体的にはピニオンギヤ25側に供給
される。この潤滑油により、軸受79が強制的に冷却お
よび潤滑され、その発熱、摩耗、焼き付きなどが抑制さ
れる。また、この潤滑油により、サンギヤ23およびリ
ングギヤ24とピニオンギヤ25との噛み合い部分が強
制的に潤滑および冷却される。
【0043】一方、油路82の潤滑油の一部は、油路8
3,88,89を経由して第2のプラネタリギヤ機構2
1側に供給され、第2のプラネタリギヤ機構21の各ギ
ヤの噛み合い部分および軸受91を強制的に冷却および
潤滑する。このようにして、第1のプラネタリギヤ機構
20および第2のプラネタリギヤ機構21の動力伝達時
における動力損失(噛み合い損失、摩擦損失、歯車騒
音)が低減され、かつ、各ギヤの歯面強度および耐焼付
き性が向上する。
【0044】そして、この実施形態によれば第1の中空
軸27とキャリヤ26との間に供給された潤滑油を第1
のプラネタリギヤ機構20のピニオンギヤ25側に供給
するための油路85,86が、キャリヤ26だけに設け
られている。このため、第1のプラネタリギヤ機構20
の製造工程においては、キャリヤ26に油路85,86
を加工するのみで、ピニオンピン78などの他の部品に
は油路を設けるための加工を施す必要がない。したがっ
て、第1のプラネタリギヤ機構20の加工工数が低減さ
れるとともに、キャリヤ26と他の部品との位置決めを
おこなう必要もなく、第1のプラネタリギヤ機構20の
組立工数が低減され、かつ、第1のプラネタリギヤ機構
20の部品点数の増加が抑制され、その製造コストを低
減することができる。
【0045】また、開口部87とピニオンギヤ25とが
キャリヤ26に対して半径方向に並んで配置されている
ため、潤滑油をピニオンギヤ25の噛み合い部分に正確
に送ることができる。したがって、ピニオンギヤ25の
噛み合い部分を確実に潤滑および冷却することができ
る。
【0046】さらに、キャリヤ26の円筒部75を半径
方向に貫通する油路85と、キャリヤ26の突出部76
を軸線方向に貫通する油路86とが設けられているた
め、油路85を通過した潤滑油が円筒部75の外周側に
到達してキャリヤ26とコネクティングドラム34およ
び軸受39との間を通過して油路86に至ることにな
る。このため、キャリヤ26と第1の中空軸26との間
の潤滑油の供給が、サンギヤ23に遮られることなくサ
ンギヤ23を迂回してピニオンギヤ25側に供給され
る。したがって、潤滑油を確実にピニオンギヤ25側に
供給することができ、その冷却機能および潤滑機能が一
層向上している。
【0047】上記実施形態において第2のプラネタリギ
ヤ機構21の潤滑構造として、第1のプラネタリギヤ機
構20の潤滑構造と同じ構造を採用することもできる。
また、キャリヤ26に油路85を設けることなく、キャ
リヤ26の円筒部75の外周側にある潤滑油を、油路8
6を介して直接ピニオンギヤ25側に供給する構成を採
用することもできる。さらに上記実施形態においては、
プラネタリギヤ機構を設けたシャフトが車両の幅方向に
対置されているが、プラネタリギヤ機構を設けたシャフ
トが車両の前後方向に配置されている変速機に対して
も、この潤滑構造を用いることができる。さらにこの実
施形態は、複数の車輪に対して動力を分配するためのプ
ラネタリギヤ機構を備えた差動装置にも適用することが
できる。この場合、差動装置に接続される車輪は、左右
輪または前後輪のいずれであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、プラネタリギヤ機構の製造工程における部品の加
工工数が低減され、かつ、キャリヤと他の要素との位置
決めをおこなう必要もなく、プラネタリギヤ機構の組立
工数が低減され、かつ、位置決めをおこなうための部品
が不要であり、プラネタリギヤ機構の部品点数の増加が
抑制される。したがって、プラネタリギヤ機構の製造コ
ストを低減することができる。
【0049】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様の効果を得られるほか、潤滑油をピニオンギヤの
噛み合い部分に正確に送ることができ、その潤滑性能お
よび冷却性能が一層向上する。
【0050】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明と同様の効果を得られるほか、キャリヤの内側
にある潤滑油が、サンギヤに阻害されることなく確実に
ピニオンギヤ側に供給される。したがって、潤滑機能お
よび冷却機能が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るプラネタリギヤ機構の潤滑構
造を、変速機に用いた場合の一実施形態を示す部分的な
拡大断面図である。
【図2】 この発明に係るプラネタリギヤ機構の潤滑構
造を、FF車の変速機に用いた場合を示すスケルトン図
である。
【図3】 図1に示されたプラネタリギヤ機構のキャリ
ヤの側面図である。
【図4】 図2に示された変速機の摩擦係合装置の係合
・解放を表す図表である。
【符号の説明】
23,28…サンギヤ、 24,29…リングギヤ、
25,30…ピニオンギヤ、 26,31…キャリヤ、
75…円筒部、 76…突出部、 76A…側面、
82,83,84,85,86,88,89…油路、
87…開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J063 AA01 AB12 AB43 AB52 AC03 AC11 BA01 BA03 BA05 BA11 BA15 BB27 BB46 BB48 CA01 CA05 CB03 CB04 CB06 XD03 XD23 XD33 XD42 XD43 XD62 XD72 XE15 XH13 XH22 XH42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同心状に配置されたサンギヤおよびリン
    グギヤと、このサンギヤおよびリングギヤに噛合された
    ピニオンギヤを保持し、かつ、前記サンギヤおよびリン
    グギヤと同心状に配置されたキャリヤと、このキャリヤ
    に設けられた油路とを備えたプラネタリギヤ機構の潤滑
    構造において、 前記油路の開口部が、前記キャリヤにおける前記ピニオ
    ンギヤ側の側面に設けられていることを特徴とするプラ
    ネタリギヤ機構の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 前記開口部と、前記キャリヤに取り付け
    られた前記ピニオンギヤとが半径方向に並んで配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のプラネタリギ
    ヤ機構の潤滑構造。
  3. 【請求項3】 前記キャリヤが、前記サンギヤの側方に
    設けられ、かつ、軸線方向に延ばされた円筒部と、この
    円筒部における前記サンギヤ側の端部から前記ピニオン
    ギヤの側方に向けて延ばされた突出部とを有し、 前記油路が、前記円筒部を半径方向に貫通する第1の油
    路と、前記突出部における前記ピニオンギヤ側の側面か
    ら前記ピニオンギヤとは反対側の側面に向けて貫通する
    第2の油路とを有し、この第2の油路が前記開口部を備
    えていることを特徴とする請求項1または2に記載のプ
    ラネタリギヤ機構の潤滑構造。
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