JP6273922B2 - 自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
一般に、原稿の画像を読み取るための画像読取装置に搭載される原稿搬送装置(以下、単に「ADF」と称する)は、載置台に積載された原稿束から原稿を1枚ずつ分離して読取位置に向かって搬送するようになっている。ADFにより搬送する原稿の画像は、読取位置に配置した画像読取手段により読み取られる。
また、原稿の両面画像を読み取る場合に、原稿を反転することなく両面原稿の読取が可能な1パス方式のADF(以下、「1パスADF」とも称する)が増えつつある(例えば、特許文献1参照)。
この1パスADFでは、例えば、原稿の表面画像を第1画像読取手段により読み取るとともに、ADF内の搬送経路上に第2原稿読取部を配置し、この第2原稿読取部にて原稿の裏面画像を読み取るようになっている。
また、このような1パスADFは、これまで搬送速度や読み取り速度の早い機種、すなわち、生産性が高く、比較的大型な機種(以下、「大型機」と称する)に搭載するのが一般的であった。
しかしながら、近年においては、第2原稿読取部の低価格化により、生産性や機械サイズの下位化が進みつつあり、今後、比較的小型な機種(以下、「小型機」と称する)にも搭載すべく、機械サイズやコストパフォーマンスに対応する技術が必要となっている。
一方、原稿の読み取りサイズはA4としながら、機械サイズを中型とすることで生産性を高くした機種(以下、「中型機」と称する)においても、機械サイズは略そのままでA3サイズの原稿の読み取りや画像形成処理を実現する機種の要望が高まっている。
そして、このような中型機や小型機においては、大型機と同様に既存の原稿搬送経路構成を利用して第2原稿読取部を配置したのでは、さまざまな不具合が発生してしまう。
例えば、大型機は、画像形成可能な最大記録材サイズをA3とするとともに、搭載した1パスADFにおいても読み取り可能な最大原稿サイズもA3としている。したがって、1パスADFのみならず、画像形成装置全体において装置サイズが大きく、原稿の表面画像を読み取るための第1画像読取手段の画像読取位置から排紙口までの距離におても制約はほとんど発生しなかった。
これに対し、近年の中型機や小型機は、画像形成可能な最大記録材サイズはA3若しくはA4としている一方、搭載した1パスADFにおいては、例え、最大記録材サイズをA4としていても、読み取り可能な最大原稿サイズはA3とするものが多くなりつつある。
また、近年の中型機や小型機に搭載される1パスADFは、例えば、液晶画面やテンキー等の各種操作ボタンを備えた操作部の正面配置やADFの開閉操作など、配置レイアウトの関係で、原稿の挿入・排出方向は横方向とならざるを得ない。
これに対し、画像形成処理後の記録材は、設置スペースの有効利用を考慮して正面排出とするものが多い。
これらの様々な要因を考慮すると、中型機や小型機の場合、搭載する1パスADFの内部スペースは狭小スペースとならざるを得ず、しかも、原稿幅(走査方向)と機械幅及び原稿長さ(副走査方向)と機械長さとに差がほとんどないのが実情である。
したがって、中型機や小型機において、排紙された原稿の一部が装置本体からはみ出さないようにするためには、第1画像読取手段の画像読取位置から排紙口までの距離をできるだけ短くする必要がある。
しかしながら、第2原稿読取部から排紙口までの距離を単純に短縮したのでは、それによって新たな課題が生じていた。
このような新たな課題の第1としては、排紙従動ローラ関連の設置スペースによる制約の問題がある。すなわち、第2原稿読取部は、上述した狭小スペースや機械幅の制約により小型化されるのに伴って焦点深度が狭く、第2原稿読取部の読取面と原稿とのピントが合う合焦位置がピンポイントで固定されている。
このため、第2原稿読取部と原稿との距離精度を上げる必要があり、第2原稿読取部の読取面に当接する読取ガイドを読取面に対向するように配置し、原稿の厚さに対応して厚さ方向に可動しつつ原稿を読取面に接触させるようにする必要が生じる。
また、この読取ガイドは、原稿が対向面と読取ガイドとの間に存在していない状態では読取面と直接接触しているため、低抵抗な板状の部材か原稿の搬送力によって連れ回る従動回転式のローラが採用される。
これにより、第2原稿読取部よりも上流側だけでなく、その下流側にも原稿をニップ搬送する排紙ローラ対を排紙口付近に配置する必要が生じてくる。
ここで、第2原稿読取部から排紙口までの離間距離を短縮するには、排紙ローラ対を読取ガイドに近接させて配置すればよいが、排紙口側のスペースが限られていることから、排紙ローラ対の動力伝達機構部は読取ガイド側に配置しなければならず、制約が生じる。
しかも、ADF全体の省スペース化を実現するためには、排紙ローラ対のニップ加圧方向を、原稿排紙トレイの上流端壁となるエンドフェンスの立ち上げ方向と略平行にし、原稿の搬送方向のスペースを広げない構成とするのが望ましい。
また、新たな課題の第2として、読取面のメンテナンス性の制約の問題がある。すなわち、第2原稿読取部の読取面には、原稿通紙によって汚れや紙粉等が付着するので、その清掃メンテナンスを可能とするために、読取面の下方側ユニット(以下、「開放ユニット」と称する)を開放可能とする構成となっている。なお、この開放ユニットの開放は、両面原稿の裏面側画像を原稿反転により行うスイッチバック方式(2パス方式)の場合には不要な構成である。
この際、開放ユニットには、読取面を露出させることを目的としているために、少なくとも上述した読取ガイドを支持している。
このため、この読取ガイドを原稿の厚さに対応して厚さ方向に可動させる圧接機構も下側ユニットに配置する必要があることから、読取面の清掃を可能とするには、開放ユニットを広い範囲で開放可能とするスペースを確保する必要がある。
そこで、上述した従来技術の開放ユニットの形状は略直角三角形となっており、開放ユニットの回転支点は原稿搬送方向下流端側下方の直角部近傍であり、かつエンドフェンス近傍に配置される構成となっている。
しかしながら、この回動支点位置で第2原稿読取部から排紙ローラ対又は排紙口までの離間距離を短縮してしまうと、開放ユニットを開いても清掃メンテナンスが可能となるほど読取部が露出しないという問題が生じる。
すなわち、図9に示すように、開放ユニット1を支点2を中心として開放しても、第2原稿読取部(CIS)3の下方スペースを確保することは困難である。
なお、図10に示すように、支点2を上方に配置し、CIS3よりも上流側の搬送ローラ対4と、読取面5に対向する読取ガイド6と、CIS3よりも下流側の搬送ガイドプレート下7とを、支点2で回動させるようにすることも考えられる(例えば、特許文献2)。
このような構成とした場合、排紙ローラ対8の関係はそのままで、図10(A)に示す通常位置から、搬送ローラ対4、読取ガイド6、搬送ガイドプレート下7を、支点2で回動させて図10(B)に示す開放位置としても、清掃スペースの確保は困難である。
すなわち、図示しないADFのカバー等の存在を考慮すると、排紙ローラ対8の直下付近に支点2を設けても読取面6よりも上流側の搬送ローラ体4の上部には、狭い清掃スペースしか確保することができず、清掃メンテナンスを行うことは非常に困難である。
このため、読取面6の清掃メンテナンスを行うためには、読取面6を搬送ローラ対5を含む一部ユニットとは独立して移動可能又は着脱可能とする構成が別途必要となり、構造が複雑化して装置の大型化の要因となるうえ、コストが高騰してしまう。
また、新たな課題の第3として、開放ユニットの構成そのものの制約の問題がある。すなわち、大型機に搭載した1パスADFの場合、搬送経路長が長いために第2原稿読取部の上流側と下流側とに搬送ローラ対を配置している。
この際、下流側に配置した搬送ローラ対は上述した排紙ローラ対とは別のローラ対である。その一方、中型機や小型機に搭載するADFの場合は、上述した課題1,2の制約に示すように、第2原稿読取部の下流側のローラ対が搬送ローラ対と排紙ローラ対とを兼ねることになる。
第2原稿読取部と排紙ローラとの間に別の搬送ローラ対を配置した場合、排紙ローラ対にはニップ圧を加える必要がなく、ニップ搬送機能は重視されないが、第2原稿読取部よりも下流側の1個所に排紙ローラ対のみを配置したには、ニップ圧が必要となる。
したがって、排紙ローラ対に倍性・スキュー・ニップ搬送等の搬送品質を具備させるためには、ニップ圧を十分に確保するする必要があり、開放ユニットを開放する場合には、この排紙ローラ対のニップ圧も解除しなければジャム解除等が行い難くなる。
すなわち、ADFの省スペース化を実現するためには、排紙ローラ対は第2原稿読取部よりも下流側において搬送ローラ対の機能を兼用し、ニップ力も高く設定するためにジャム処理時にはニップ圧を解除可能としなければならないという制約が生じる。
さらに、新たな課題の第4として、エンドフェンスの構成の制約の問題がある。すなわち、上述した課題2に対しては、図11(A)に示すように、開放ユニット1の支点2の位置をCIS3よりも離れた位置に配置することで、図11(B)に示すように、開放ユニット1を開放したときにCIS3を露出させることは可能である。
この際、開放ユニット1の支点2の位置を単純にCIS3よりも離れた位置とすると、エンドフェンス9aの近傍に排紙ローラ対8を配置する必要性から、原稿Gを集積する排紙トレイ9とは別に、エンドフェンス9aを開放ユニット1に設けないとならない。
しかしながら、エンドフェンス9aを開放ユニット1に設けると、開放時には支点2を中心にエンドフェンス9aも一体に回動変位し、ジャム処理やメンテナンスのために開放ユニット1を開放させた際に、原稿Gが排紙トレイ9から落下してしまう虞がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、第2原稿読取部から排紙口までの距離を短縮した場合であっても、開放ユニットを開放した際における、読取面の下方空間の確保、原稿のはみ出しや落下の防止、排紙ローラ対のニップ圧の解除、を可能とする自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像読取装置は、上記目的を達成するため、原稿を搬送しつつ原稿の第一面の画像を第1画像読取部で読み取らせる搬送部と、前記搬送部で原稿を搬送しつつ原稿の第二面の画像を読み取る第2画像読取部と、前記第2画像読取部の読取面と対向する読取ガイドを支持して、前記読取面の下方を開放可能とする開放ユニットと、排紙ローラ対から排紙した画像読み取り後の原稿を集積する排紙トレイと、を有し、前記排紙トレイの原稿排出方向上流側で立ち上がるエンドフェンスを上部と下部とで別部材で構成し、前記エンドフェンス下部を前記排紙トレイに設け、前記開放ユニットの回動支点を前記エンドフェンスよりも搬送方向下流側に設けたことを特徴とする。
本発明では、第2原稿読取部から排紙口までの距離を短縮した場合であっても、開放ユニットを開放した際における、読取面の下方空間の確保、原稿のはみ出しや落下の防止、排紙ローラ対のニップ圧の解除、を可能とする自動原稿搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の開放ユニット閉成状態の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置の開放ユニット開放状態の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置におけるエンドフェンス周辺の説明図である。 本本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置における原稿落下規制部材周辺の説明図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置における第2画像読取部のブロック構成図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置におけるコントロール部の制御ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る自動原稿搬送装置における解放カバーの作用説明図である。 従来例1の自動原稿搬送装置の作用説明図である。 従来例2の自動原稿搬送装置を示し、(A)は使用状態の要部の説明図、(B)は開放状態の要部の説明図である。 回動支点を離した場合における不具合を説明する作用説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の一実施の形態を示す図であり、画像形成装置を電子写真方式の複写機10に適用した例を示している。複写機10としては、例えば、一般的な静電作像方法を用いて画像を形成するフルカラーの複写機やモノクロ画像を形成する複写機などが挙げられる。また、作像方式としては、電子写真方式以外にも、例えばインクジェット方式等を用いることも可能である。さらに、上述の本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装置は、複写機10として構成される他に、ファクシミリ装置、印刷機又は複合機として構成してもよい。
(複写機の全体構成)
図1に示すように、複写機10は、給紙部20と、画像形成部30と、画像読取部40と、自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」とも称する)50と、から構成されている。また、本実施の形態において、画像読取部40とADF50とは、画像読取装置60を構成する。
(給紙部20の構成)
給紙部20は、シート状の記録紙Pを収納可能とする給紙カセット21を有している。給紙部20は、給紙カセット21に収納された記録材としての記録紙Pを最上位のものから順にピックアップして給紙する給紙装置22を有している。給紙部20は、給紙装置22から給紙された記録紙Pを画像形成部30の所定の画像形成位置まで搬送する給紙経路23を有している。なお、給紙部20の下方には、例えば、オプションにより多段の給紙装置(図示せず)を搭載することが可能となっており、給紙経路23には、その給紙装置から給紙された記録材を引き渡すための接続経路24が接続されている。
(画像形成部30の構成)
画像形成部30は、露光装置31と、複数の感光体ドラム32と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の異なる色のトナーが充填された現像装置33と、転写ベルト34と、二次転写部35と、定着部36とを備えている。
画像形成部30は、例えば、画像読取装置60で読み取った読取画像に基づいて、露光装置31により各感光体ドラム32を露光(レーザ光L)して各感光体ドラム32に潜像を形成する。これにより、各現像装置33は、各感光体ドラム32にそれぞれ異なる色のトナーを供給して現像するようになっている。
そして、画像形成部30は、各感光体ドラム32に現像された像を転写ベルト34に一次転写し、二次転写部35で記録紙Pにトナー像を二次転写した後に、定着部36により記録紙Pに二次転写したトナー像を溶融して、記録紙Pにカラー画像を定着する。
ところで、詳細な構成は省略するが、画像形成部30は、給紙部20の給紙経路23に搬送された記録紙Pを引き継いでレジスト部37で同期させた状態で二次転写部35及び定着部36を経由し、集積トレイ38に排紙する搬送経路39を有する。
(画像読取部40の構成)
画像読取部40は、光源及びミラー部材を搭載した第1キャリッジ41と、ミラー部材を搭載した第2キャリッジ42と、結像レンズ43と、撮像部44とを備えている。
画像読取部40は、ADF50により搬送される原稿Sの第一面である表面画像を読取位置R(図2参照)で読み取る場合には、第1キャリッジ41をスリットガラス45の直下(図1中、符号Hで示す位置)に移動し、その読取位置Rで停止させる。
そして、第1キャリッジ41は、スリットガラス45上を通過中の原稿Sに向かって光源からの照明光を照射する。スリットガラス45を透過して原稿Sで反射した反射光は、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42に搭載された各ミラー部材を経由して結像レンズ43により撮像部44に結像して読取画像として読み取らせるようになっている。なお、読取位置Rにおいて、原稿Sの表面画像は結像レンズ43に関して撮像部44と共役である。
一方、突当部材47に突き当てた状態でプラテンガラス46上に載置された原稿を読み取る場合には、第1キャリッジ41及び第2キャリッジ42を、図1において左右方向(副走査方向)に移動させる。そして、各キャリッジ41,42を移動させる過程で、光源により原稿Sに光を照射し、各キャリッジ41,42に搭載された各ミラー部材により原稿Sからの反射光を折り返す。その反射光は、結像レンズ43により結像して撮像部44で読み取らせる。
なお、上述した給紙部20、画像形成部30、画像読取部40の各種制御は、図示しない本体制御部によってその駆動等が制御されるが、これらの各種制御は公知の技術を用いているために、ここではその詳細な説明は省略する。
(ADF50の構成)
ADF50は、原稿載置台としての原稿トレイ51を上段に、画像読み取り後の原稿Sを集積する排紙トレイ52を下段に有しており、原稿トレイ51から排紙トレイ52との間に各種ローラ等からなる搬送部53を備えている。
ADF50は、原稿トレイ51に載置された原稿Sの原稿束から最上位の原稿Sを1枚ずつ分離して搬送部53によりスリットガラス45上に搬送する。
そして、ADF50は、スリットガラス45を通過する際に画像読取部40により原稿Sの第一面の表面画像を読み取った後、排紙トレイ52に排紙する。また、ADF50は、画像読取部40の上面となるプラテンガラス46に対して図示しないヒンジ機構等の開閉機構を介してに開閉自在に取り付けられている。
次に、図2及び図3を参照して、ADF50の詳細な構成について説明する。
図2及び図3に示すように、原稿トレイ51は、搬送部53側を原稿Sの先端側として、その先端側が下方、その後端側が上方となるように上向き傾斜して配置されている。原稿トレイ51は、搬送部53に向かう原稿Sの給紙方向と直する左右方向を位置決めするサイドガイド板54(図1にのみ図示)を有している。
このサイドガイド板54は、原稿トレイ51と原稿Sの幅方向の中心を一致させるように相対的に接近・離間するもの、又は原稿トレイ51の一方の縁部側に原稿Sの一方の縁部を当接させて他方の縁部側のみを移動可能に配置したもの、の何れでもよい。
排紙トレイ52は、その上流端に、ADF50を画像読取部40に対して使用状態としたときに略鉛直方向に立ち上がるエンドフェンス下部52aを形成している。なお、図4に示すように、エンドフェンス下部52aの立ち上げ高さH1は、原稿トレイ51に載置可能な原稿Sの最大積載量を基準とする排紙トレイ52で設定した原稿Sの積載仕様枚数よりも高く設定している。
排紙トレイ52は、図5に示すように、原稿Sの搬送方向と直する幅方向の少なくともADF50の開放時に回動支点側で下側となる一方側の壁面52bに、他方側に向けて突出する原稿落下規制部材52cを備える。
原稿落下規制部材52cは、他方側に向かうほど下向き傾斜する上ガイド面52dと、他方側に向かうほど上向き傾斜する下ガイド面52eと、を有する。
上ガイド面52dは排紙口53bよりも下方に位置し、下ガイド面52eはエンドフェンス下部52aの上縁よりも下方に位置している。
上ガイド面52dは、原稿Sが排紙口53bから下方に落下する際、図示Qで示す位置で原稿Sの側縁が揃うように、ある程度急な傾斜角度に設定している。
また、下ガイド面52eは、後述する開放ユニット70を開放するときには、先にADF50を回動(図5の矢印A参照)させて傾斜した状態にある。したがって、回動軸73を支点として、図5の紙面奥行き方向に開放ユニット70を回動させる際、排紙トレイ52に画像読み取り済みの原稿Sが多数積載されて束状となっていると、その原稿束はADF50の傾斜によって位置Qよりも壁面52bに向かって移動している。
そこで、このような原稿束の移動によって、不測に原稿Sが落下しないように、原稿Sを下ガイド面52eの下方に潜り込ませていれば、原稿Sを下ガイド面52eに引っ掛かけることができる。なお、下ガイド面52eの傾斜角度は、原稿Sが下方に潜り込めば足りるため、上ガイド面52dほどの急角度に設定する必要はない。しかも、逆に急角度とすると原稿Sの潜り込みが少なくなって原稿Sの落下を抑制することができなくなる。
搬送部53は、少なくともその上方を開閉可能とするとともに原稿トレイ51の先端の一部上方に位置するカバー55によって覆われている。搬送部53は、その上流端に原稿Sの先端がカバー55の内部に臨むように開口する給紙口53aを有している。搬送部53は、給紙口53aから排紙トレイ52の上方の排紙口53bに至る範囲に、例えば、互いに対向する搬送ガイドプレート56a,56bや、カバー55の裏面方立ち上げられたリブ(図示せず)等によって原稿Sの原稿搬送経路56を形成している。
搬送部53は、原稿Sの原稿搬送方向上流側から順に、原稿トレイ51の先端上部に配置したピックアップローラ57と、原稿搬送経路56を挟んで対向するように配置した給紙ベルト58及びリバースローラ59と、を原稿給紙部として有している。
ピックアップローラ57は、接触位置において原稿トレイ51に積載された原稿Sのうち、最上位側から数枚(理想的には1枚)の原稿Sをピックアップする。
給紙ベルト58は原稿搬送方向に沿って回動移動し、リバースローラ59は原稿搬送方向とは逆方向に回転する。リバースローラ59は、複数枚の原稿Sが重送されようとした場合に、給紙ベルト58の回動移動方向に対して逆方向に回転することにより、最上位以外の原稿Sの重送を抑制する。
搬送部53は、原稿搬送経路56を挟んで対向するように原稿Sをニップして搬送する複数の搬送ローラ対61〜63を有する。なお、これら搬送ローラ対61〜63の配置数や配置場所は、例えば、原稿搬送経路56の経路設計や、ADF50が許容する原稿Sの最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意である。
搬送ローラ対61は、給紙ベルト58の下流側に隣接して配置し、ピックアップローラ57の駆動タイミングに応じて、給紙した原稿Sの先端を突き当ててスキュー搬送を補正し、補正後の原稿Sを引き出し搬送する先端整合機能を有するようになっている。
搬送部53は、スリットガラス45の上方に対向するように配置して原稿Sの画像を読み取らせる読取ガイド64と、排紙口53bよりも上流側直前に配置して原稿Sを排紙口53bから排紙トレイ52に向けて排出する排紙ローラ対65と、を有する。
読取ガイド64は、図示しないコイルスプリング等の付勢部材を用いてスリットガラス45に向けて付勢されており、原稿Sを搬送しつつ、その原稿Sをスリットガラス45に密着させるようになっている。
搬送部53は、読取ガイド64よりも下流側で搬送ローラ対63と排紙ローラ対65との間の比較的直線的に原稿Sを搬送する経路上に第2画像読取装置66を配置している。
第2画像読取装置66は、原稿Sの第二面である裏面の画像を読み取る第2画像読取部67と、原稿搬送経路56を挟んで第2画像読取部67に対向するよう配置した第2読取ガイド68と、を有している。
第2画像読取部67は、図6に示すように、光源部200、センサチップ201、画像処理部204、フレームメモリ205、出力制御回路206及びインターフェイス回路(以下、「I/F回路」と称する)207等から構成されている。
光源部200は、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる。センサチップ201は、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に複数並べて配置されている。複数のOPアンプ回路202は、複数のセンサチップ201のそれぞれに個別に接続されている。複数のA/Dコンバータ203は、複数のOPアンプ回路202のそれぞれに個別に接続されている。
センサチップ201は、例えば、図示しないが、等倍密着イメージセンサと称される光電変換素子と集光レンズとを備える。第2画像読取部67による読取位置に原稿Sが進入するのに先立って、コントローラ部100から光源部200に点灯信号が送られる。これにより、光源部200が点灯し、その光を原稿Sの第二面(裏面)に向けて照射する。
原稿Sの裏面で反射した反射光は、複数のセンサチップ201において、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。それぞれのセンサチップ201で読み取られた画像情報は、OPアンプ回路202によって増幅された後、A/Dコンバータ203によってデジタル画像情報に変換される。
このようにして得られたデジタル画像情報は、画像処理部204に入力されてシェーディング補正などが施された後、フレームメモリ205に一時記憶される。その後、出力制御回路206によって本体制御部110(複写機10本体の制御部)に受入可能なデータ形式に変換された後、画像データとして、I/F回路107を経由して本体制御部110に出力される。なお、コントローラ部100からは原稿Sの先端が第2画像読取部67による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や光源の点灯信号、電源等が出力されるようになっている。
第2読取ガイド68は、第2画像読取部67における原稿Sの浮きを抑えると同時に、第2画像読取部67におけるシェーディングデータを取得するための基準白部を兼ねている。なお、原稿Sの裏面画像の読み取りを行わない場合には、原稿Sは第2画像読取部67を素通りするようになっている。
搬送部53は、原稿セットセンサ81、分離センサ82、原稿幅センサ83、レジストセンサ84、等の各種センサを配置している。なお、これら各センサ81〜84は、例示であって、搬送部53の原稿搬送経路56中には、これら以外にもジャムセンサ等を適宜配置している。
原稿セットセンサ81は、ピックアップローラ57とリバースローラ59との間に配置されており、原稿トレイ51に原稿Sがセットされているか否かを検出する。なお、この原稿セットセンサ81の詳細な周辺構造は省略しているが、例えば、原稿Sを原稿トレイ51にセットした際には、原稿トレイ51の先端とピックアップローラ57との間の距離が可変するようになっている。これにより、ピックアップローラ57よりも下流側に配置した原稿セットセンサ81により原稿Sのセットを検出することが可能となっている。
分離センサ82は、給紙ベルト58と搬送ローラ体61との間に配置されており、原稿搬送経路56において、原稿Sが滞留しているか否かを検出する。分離センサ82は、原稿Sが原稿搬送経路56を通過するときに信号を出力するようになっている。また、分離センサ82は、原稿Sがシート詰まりを発生して滞留した場合には、信号を出力し続けるようになっている。
原稿幅センサ83は、反射型フォトセンサ等からなる光センサを原稿幅方向(図2の紙面に直交する方向)に複数個並べたセンサである。そして、これら複数個の何れのものが原稿Sを検出するか否かの組み合わせに基づいて、原稿Sの幅方向のサイズを検出することができるようになっている。なお、原稿Sの長さは、例えば、分離センサ82や原稿幅センサ83の原稿Sの検出時間と搬送速度とによって求めることができる。
レジストセンサ84は、読取位置Rよりも上流側に配置されており、原稿Sの先端を検出することにより、読み取り開始タイミングを検出する。
一方、これら各センサ81〜84の検出結果は、図7に示すように、コントローラ部100に出力される。コントローラ部100は、ADF50の内部に配置されたCPU等であり、画像形成装置本体である画像形成部30の本体制御部110に制御される。コントローラ部100は、例えば、原稿Sの先端を原稿セットセンサ81により検出し、操作部103の読み取り開始操作等によって読取開始信号を本体制御部110から受信すると、給紙モータ101及び読取モータ102を正転駆動する。
給紙モータ101を正転駆動することでピックアップローラ57が搬送方向に回転駆動するとともに、図示しないギヤ等を介して給紙ベルト58、リバースローラ59、搬送ローラ対61,62が所定方向に回転駆動する。また、読取モータ102を正転駆動することで搬送ローラ対63及び排紙ローラ対65が搬送方向にそれぞれ回転駆動する。
さらに、その過程において、分離センサ82、原稿幅センサ83、レジストセンサ84の検出結果に応じて所定の処理を実行する。
例えば、読取位置Rに向かう原稿Sの先端をレジストセンサ84が検出すると、コントローラ部100は、所定の時間をかけて各モータの駆動速度を減速する。これにより、原稿Sの搬送速度を所定の搬送距離をかけて減速する。そして、コントローラ部100は、画像読取部40にて原稿Sの第一面の画像を読み取る読取位置Rの手前で、原稿Sを一時停止させるように制御する。さらに、この一時停止の制御と共に、コントローラ部100は、本体制御部110にレジスト停止信号を送信する。
続いて、コントローラ部100が本体制御部110より読取開始信号を受信すると、給紙モータ101及び読取モータ102の駆動を開始する。このとき、レジスト停止していた原稿Sの原稿先端が読取位置Rに到達するまでに、原稿Sの搬送速度が所定の搬送速度で立ち上がるように、給紙モータ101及び読取モータ102の駆動を制御する。これにより、原稿Sは搬送速度が増速されつつ、読取位置Rに向かって搬送され、画像読取部40で読み取った画像データが本体制御部110に出力される。
ところで、ADF50には、突当部材47から排紙口53bに至る原稿搬送経路56の一部を開放ユニット70によって構成している。開放ユニット70は、第2画像読取装置66の下方に配置されている。
(開放ユニット70の構成)
開放ユニット70は、上流側のガイド板下71、搬送ローラ対63の従動ローラ63a、第2読取ガイド68、排紙ローラ対65の従動ローラ65a、コイルスプリング72、回動軸73、下流側のガイド板下74、を1つのユニットとして有する。なお、図示はしないが、開放ユニット70は、搬送ローラ対63の従動ローラ63aを駆動ローラ63bに向けて加圧するコイルスプリング等、第2読取ガイド68を第2画像読取部67に向けて加圧するコイルスプリング等を備えている。そして、これら各加圧部材もコイルスプリング72と同様に開放ユニット70に支持されている。
ガイド板下71は第2画像読取装置65よりも原稿搬送経路56の上流側部分を構成し、ガイド板下74は第2画像読取装置65よりも原稿搬送経路56の下流側部分を構成することにより、開放ユニット70の上カバーを兼用している。また、ガイド板下74は、排紙口53bの下側を構成するように一部が断面下方に向けて屈曲されており、この下向きの屈曲部分はエンドフェンス上部74aを構成している。これにより、エンドフェンス下部52aとエンドフェンス上部74aとは、同一面上で画像読み取り後の原稿Sの上流端縁を揃えるエンドフェンスを構成している。
なお、エンドフェンス下部52aとエンドフェンス上部74aとは、原稿Sの上流端縁を揃えるように同一面上にあるのが好ましいが、エンドフェンス下部52aの方がエンドフェンス上部74aよりも上流側にあれば原稿Sの引っ掛かりは抑制することができる。すなわち、エンドフェンス上部74aの方がエンドフェンス下部52aよりも搬送方向前方に出ていることにより、エンドフェンス下部52aに原稿Sが引っ掛かってしまうことはない。
エンドフェンス上部74aの下端は、図4に示すように、排紙トレイ52の上流端から立ち上がるエンドフェンス下部52aの上端とオーバーラップしている。この際、エンドフェンス上部74aは、エンドフェンス下部52aよりも内側に位置していて、開放ユニット70の開閉時にエンドフェンス下部52aが邪魔にならないようになっている。
なお、エンドフェンス上部74aの下端とエンドフェンス下部52aの上端とのオーバーラップ代H2は任意であって、エンドフェンス上部74aの下端とエンドフェンス下部52aの上端との間に原稿Sが潜り込まない程度であれば特に数値限定はされない。
また、エンドフェンスは、排紙トレイ52の上流寄りの中途部を下流に向かって上向きに傾斜させることで排紙口53bから排紙した原稿Sの自然逆流を促し、これにより原稿Sの上流端縁をそれ終える機能を有している。したがって、エンドフェンスは略鉛直に立ち上がるのが望ましい。
この際、従動ローラ65aを介して駆動ローラ65bを加圧するコイルスプリング72による加圧方向は、このエンドフェンスと略平行方向とするのが望ましい。
すなわち、第2画像読取部67と排紙ローラ対65との間の搬送ローラ対の配置を廃止してその分の距離を排紙トレイ52の距離として確保したことにより、従動ローラ65aの下方空間が狭くかつ低い狭小スペースとなる。
このため、この狭小スペース内にコイルスプリング72等を配置する際、その加圧方向をエンドフェンスと平行とすれば、余計な部品を無くすと同時に省スペース化に貢献することができるとともに、バネ定数を低く設定することが可能となり、コイルスプリング72のバラツキも抑制することができる。
また、開放ユニット70は、ADF50内の主走査方向両側に設けられたサイドフレーム70aにより、ガイド板下71、従動ローラ63a、第2読取ガイド68、従動ローラ65a、コイルスプリング72、下流側のガイド板下74等を支持している。なお、図2,3において、サイドフレーム70aは紙面奥行き方向の一方側のみ図示している。
また。開放ユニット70は、サイドフレーム70aと一体にエンドフェンス下部52aよりも排紙トレイ52側に突出した支持フレーム70bを有している。この支持フレーム70bの先端には、例えば、ADF50の本体側面に設けて内向きに突出する回動軸73と係合する係合穴(図示せず)を形成している。なお、この回動軸73と係合穴とは逆に形成してもよい。
この際、第2画像読取部67からエンドフェンス下部52aまでの離間距離をL1、第2画像読取部67から開放ユニット70の回転支点である回動軸73までの離間距離をL2としたときに、L1<L2の関係にある。
上記の構成において、開放ユニット70を開放して、例えば、紙粉等の汚れが付着した場合には、ADF50を画像読取部40に対して開放方向に回動させ、ADF50の下面に空間を確保する。
次に、開放ユニット70を回動軸73を支点として、図2に示す使用位置から、図3に示す開放位置へと回動させ、第2画像読取部67の読取面67aを含む周辺部分を開放する。
この際、回動支点となる回動軸73は、エンドフェンス下部52aよりも排紙トレイ52側に位置していることから、図8に示すように、読取面67aの下方空間、すなわち、読取面67aをメンテナンスするための作業空間Bを大きく確保することができる。また、これと同時に、排紙ローラ対65のニップ圧を解除する。
このように、開放ユニット70は、回動軸73を支点として回動させることにより、第2画像読取部67の読取面67aを含む原稿搬送経路56の一部を広く開放するようになっている。
このような開放ユニット70の開放動作は、ゴミや紙粉などの異物が第2画像読取部67の読取面67aに付着した場合や、原稿搬送経路56に原稿ジャムが発生した場合等に、ユーザにより適宜行われる。ユーザは、開放ユニット70の開放操作により読取面67aを含む原稿搬送経路56の一部を開放することで、読取面67aの清掃やジャム処理を容易に行うことができる。
このように、本実施の形態では、原稿Sを搬送しつつ原稿Sの第一面の画像を画像読取部40で読み取らせる搬送部53と、搬送部53で原稿Sを搬送しつつ原稿Sの第二面の画像を読み取る第2画像読取部67と、第2画像読取部67の読取面67aと対向する読取ガイド68を支持して、読取面67aの下方を開放可能とする開放ユニット70と、排紙ローラ対65から排紙した画像読み取り後の原稿Sを集積する排紙トレイ52と、を有し、排紙トレイ52の原稿排出方向上流側で立ち上がるエンドフェンスをエンドフェンス上部74aとエンドフェンス下部52aとで別部材で構成し、開放ユニット70の回動軸73をエンドフェンス下部52aよりも搬送方向下流側に設けている。これにより、第2画像読取部67から排紙口53bまでの距離を短縮した場合であっても、開放ユニット70を開放した際における、読取面67aの下方空間の確保、原稿Sの排紙トレイ52からのはみ出しや落下の防止、排紙ローラ対65のニップ圧の解除、を可能とすることができる。
以上説明したように、本発明に係る画像読取装置は、第2原稿読取部から排紙口までの距離を短縮した場合であっても、開放ユニットを開放した際における、読取面の下方空間の確保、原稿のはみ出しや落下の防止、排紙ローラ対のニップ圧の解除、を可能とすることができるという効果を有し、原稿読取装置(ADF)全般にも有用である。
S 原稿
10 複写機(画像形成装置)
40 画像読取部(第1画像読取部)
50 自動原稿搬送装置(ADF)
52 排紙トレイ
52a エンドフェンス下部(エンドフェンス)
52c 原稿落下規制部材
52d 上ガイド面
52e 下ガイド面
53 搬送部
60 画像読取装置
65 排紙ローラ対
65a 従動ローラ
65b 駆動ローラ
67 第2画像読取部
67a 読取面
68 読取ガイド(第2読取ガイド)
70 開放ユニット
72 コイルスプリング(加圧部材)
73 回動軸(回動支点)
74a エンドフェンス上部(エンドフェンス)
特開2004−277144号公報 特開2012−129668号公報

Claims (13)

  1. 原稿を搬送しつつ原稿の第一面の画像を第1画像読取部で読み取らせる搬送部と、
    前記搬送部で原稿を搬送しつつ原稿の第二面の画像を読み取る第2画像読取部と、
    前記第2画像読取部の読取面と対向する読取ガイドを支持して、前記読取面の下方を開放可能とする開放ユニットと、
    排紙ローラ対から排紙した画像読み取り後の原稿を集積する排紙トレイと、を有し、
    前記排紙トレイの原稿排出方向上流側で立ち上がるエンドフェンスを上部と下部とで別部材で構成し、
    前記開放ユニットの回動支点を前記エンドフェンスよりも搬送方向下流側に設けたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記エンドフェンス上部を前記開放ユニットに設けるとともに、前記エンドフェンス下部を前記排紙トレイに設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記エンドフェンス下部の高さが、前記排紙トレイで設定した原稿積載仕様枚数よりも高いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 記排紙トレイの原稿搬送方向と直行する幅方向の少なくとも一方側に、他方側に向かうほど下向き傾斜する上ガイド面を有するように他方側に向けて突出する原稿落下規制部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記原稿落下規制部材は、他方側に向かうほど上向き傾斜する下ガイド面を有することを特徴とする請求項4に記載の自動原稿搬送装置。
  6. 前記第2画像読取部の原稿搬送方向の中央地点から前記エンドフェンスまでの水平方向の距離をL1、
    前記第2画像読取部の原稿搬送方向の中央地点から前記開放ユニットの回転支点までの水平方向の距離をL2、としたときに、
    L1<L2の関係にあることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  7. 前記エンドフェンス上部は前記開放ユニットのカバーにより構成され、
    前記エンドフェンス下部は前記排紙トレイにより構成されることを請求項1乃至請求項6の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  8. 前記排紙ローラ対は、一方の従動ローラと、この従動ローラを他方の駆動ローラに向けて加圧する加圧部材と、を備え、
    前記一方の従動ローラと前記加圧部材とが前記エンドフェンス上部に保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  9. 前記開放ユニットは、閉時に前記第2画像読取部と対向する位置に白色部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  10. 前記エンドフェンス上部と前記下部とは、一部がオーバーラップしていることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  11. 前記排紙ローラ対は、一方の従動ローラと、この従動ローラを他方の駆動ローラに向けて加圧する加圧部材と、を備え、
    前記加圧部材による前記従動ローラの加圧方向が、前記エンドフェンスと行方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置。
  12. 求項1乃至請求項11の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  13. 求項1乃至請求項11の何れか1の請求項に記載の自動原稿搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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