JP4793020B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、電子写真方式等を採用した複写機やプリンター等の画像形成装置に関し、特に部品点数を増加させることなく、作業性を向上させることができるとともに、安全性にも優れ、しかも画像形成部材を配置する上での自由度を向上させることが可能な画像形成装置のベースフレーム構造に関するものである。
特開平4−362848号公報
従来、この種の電子写真方式等を採用した複写機やプリンター等の画像形成装置としては、例えば、単一の感光体ドラムを備え、当該単一の感光体ドラム上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応した画像露光を順次施すことによって、当該感光体ドラムの表面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応した画像の静電潜像を形成するとともに、上記感光体ドラムの表面に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応した画像の静電潜像を、対応する色の現像器によって順次現像することでトナー像を形成し、当該感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を、中間転写ベルト上に多重に一次転写した後、当該中間転写ベルトから記録用紙上に一括して二次転写し、定着することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した、所謂“4サイクル方式" の画像形成装置が種々提案されており、実際に製品化されている。
かかる画像形成装置においては、エンジニアが設置作業を行う際や、ユーザーが画像形成装置を持ち上げたり、移動させる操作を行う際などに、手を掛ける取っ手が画像形成装置のベース部材に設けられている。なお、かかる画像形成装置を組み立てる場合にも、必要に応じて、画像形成部材を組み付けるベース部材を用意し、ベース部材に設けられた取っ手を持って、当該ベース部材を押さえたり、ベース部材の回転や移動を行い、ベース部材に感光体ドラムや現像装置、あるいは露光装置等を組み付けるように構成されている。
このような画像形成装置の枠体に関する技術としては、例えば、特開平4−362848号公報等に開示された技術が既に提案されている。
この特開平4−362848号公報に係る画像形成装置の枠体は、設置面上に載置されるベース部材と、該ベース部材の上に固定される機枠部材とを有する画像形成装置の枠体において、前記ベース部材の周縁に内側にへこみ上下方向に貫通するように形成される第1凹部と、前記機枠部材の下面の前記第1凹部の上方に対応する部分に形成される上向きにへこむ第2凹部とが形成され、前記機枠部材の第2凹部の壁面が取手部として形成され、前記ベース部材と前記機枠部材に前記両凹部により形成される空間が指挿入空間を形成するように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平4−362848号公報に係る画像形成装置の枠体の場合には、ベース部材と機枠部材に第1凹部と第2の凹部により形成される空間が指挿入空間を形成するように構成したものであるため、取手部を形成するために、ベース部材と機枠部材との2つの部材を必要とし、その分だけ部品点数が増加するという問題点を有していた。
また、上記特開平4−362848号公報に係る画像形成装置の枠体の場合には、ベース部材と機枠部材に第1凹部と第2の凹部により形成される空間が指挿入空間を形成するように構成したものであるため、取手部の高さ位置がベース部材の側面の高さ以下に規制されてしまい、設置面上に十分な高さの取手部を形成することができず、設置面との間に指を挟む指挟み事故などが起こる可能性があり、安全性に欠けるばかりか、取手部を最適な位置に設定することができず、作業性も悪いという問題点を有していた。
さらに、上記特開平4−362848号公報に係る画像形成装置の枠体の場合には、ベース部材と機枠部材に第1凹部と第2の凹部により形成される空間が指挿入空間を形成するように構成したものであるため、取手部を形成するために、ベース部材と機枠部材とが必要であり、内部に画像形成ユニットを組み付けたり保全を行うために、取手部の配置面以外からアクセスする必要があり、作業性が悪いという問題点を有していた。
また、上記特開平4−362848号公報に係る画像形成装置の枠体の場合には、ベース部材に画像形成ユニットを組み付ける際に、取手部の配置や大きさが組み立て性や保全性を阻害する位置関係となってしまい、画像形成ユニットを配置する上での自由度を低下させる要因となるという問題点を有している。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、部品点数を増加させることなく、作業性を向上させることができるとともに、安全性にも優れ、しかも画像形成部材を配置する上での自由度を向上させることが可能な画像形成装置のベースフレーム構造を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、画像形成装置に対して、当該画像形成装置を構成する構成部品を着脱可能に備えた画像形成装置において、
前記構成部品を設置する設置面を有するベースフレームと、
前記設置面に対して前記構成部品の装着方向で上流側に配置され、且つ前記ベースフ レームの設置面側に高さを有し、前記ベースフレームに形成された取手部と、
前記設置面に対して前記取手部とは逆方向に窪ませて形成された凹所と、
前記構成部品を前記ベースフレームの設置面に対して前記取手部が形成された側面か ら水平方向から装着した場合に、当該構成部品の移動軌跡と重なるように配置された他 の部材と、
を備え、
前記構成部品を前記ベースフレームの前記取手部が設置された側から前記設置面に装 着して前記画像形成装置を組み立てる際に、前記構成部品は、当該構成部品の先端が前 記凹所内を通過するように、前記設置面に対して傾斜させて挿入することで、前記設置 面の上部に予め取り付けられた前記他の部材の下方を通過させて前記設置面に装着され るとともに、前記設置面に対して装着された状態で前記構成部品は前記凹所内に配置さ れないこと
を特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記ベースフレーム凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる前記構成部品の幅に対応した幅に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記ベースフレーム凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる前記構成部品を案内するガイド部の機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
この発明によれば、部品点数を増加させることなく、作業性を向上させることができるとともに、安全性にも優れ、しかも画像形成部材を配置する上での自由度を向上させることが可能な画像形成装置のベースフレーム構造を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンター、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
このカラー複合機は、図2に示すように、その複合機本体1の上部に画像読取装置としてのスキャナー2を備えているとともに、図示しないネットワークを介して図示しないパーソナルコンピュータ等と接続されている。また、上記カラー複合機は、その複合機本体1の右側面に、当該カラー複合機で画像が形成された用紙に対して、穿孔処理や綴じ処理等の後処理を行う後処理装置3が装着されている。
そして、上記カラー複合機は、スキャナー2で読み取った文書の画像を複写したり、パーソナルコンピュータから送られてきた画像データに基づいてプリントしたり、電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリとして機能するようになっている。
図2において、1はカラー複合機の本体を示すものであり、このカラー複合機本体1の上部には、図示しない原稿を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)4と、当該自動原稿搬送装置4によって搬送される原稿の画像を読み取るスキャナー2が配設されている。なお、上記自動原稿搬送装置4は、プラテンカバーとしても機能するようになっている。上記スキャナー2は、図示しないプラテンガラス上に載置された原稿を光源5によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー6及びハーフレートミラー7、8及び結像レンズ9からなる縮小光学系11を介してCCD等からなる画像読取素子10上に走査露光して、この画像読取素子10によって原稿の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記スキャナー2によって読み取られた原稿の反射光像は、例えば、赤(R)、緑 (G)、青(B)(各8bit)の3色の反射率データとして画像処理装置12(IPS)に送られ、この画像処理装置12では、原稿の画像データに対して、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の処理を含め、後述するように所定の画像処理が施される。また、この画像処理装置12は、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうようになっている。
そして、上記画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の画像データに変換され、画像露光装置としてのROS(RaserOutputScanner)13に送られ、この画像露光装置としてのROS13では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の画像データに応じてレーザ光LBによる画像露光が順次行われる。なお、カラー複合機では、カラー画像に限らず、白黒の画像のみを形成しても勿論良い。
ところで、上記カラー複合機本体1の内部には、中央よりもやや左側の位置に、像担持体としての感光体ドラム14が矢印方向に沿って回転可能に配設されている。この感光体ドラム14としては、例えば、表面にOPC等の感光体層が被覆された導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により、矢印方向に沿って所定のプロセススピードで回転駆動される。
このカラー複合機は、例えば、プロセススピードが約150mm/secと、同様の機種においては、比較的高く設定されており、生産性の高いものとなっている。なお、上記カラー複合機のプロセススピードは、例えば、白黒モードの場合には、150mm/secよりも速く設定しても勿論良い。
上記感光体ドラム14の表面は、当該感光体ドラム14の真下近傍に配置された帯電手段としての帯電ロール15によって所定の電位に帯電された後、感光体ドラム14の斜め下方の離れた位置に配置された画像露光装置としてのROS13(Raster Output Scanner)によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記ROS13では、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応した画像データに基づいた画像露光が順次行なわれる。上記感光体ドラム13上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器16Y、16M、16C、16Kを周方向に沿って配置した回転式の現像装置16によって現像され、対応する色のトナー像となる。
上記回転式の現像装置16には、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器16Y、16M、16C、16Kが、回転軸を中心にして回転する回転フレームの周方向に沿って所定の角度を成すように装着されている。また、上記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの現像器16Y、16M、16C、16Kは、前記回転フレームの回転位置を、当該回転フレームに設けられたスリット(図示せず)の位置によって検出して制御することにより、各現像器16Y、16M、16C、16Kの開口部に設けられた現像ロール17を、感光体ドラム14と対向する現像位置に停止させ、感光体ドラム14上に形成された静電潜像を対応する色のトナーによって現像するように構成されている。
さらに、上記イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各現像器16Y、16M、16C、16Kには、当該各現像器16Y、16M、16C、16Kに隣接するように、トナーカートリッジ18Y、18M、18C、18Kが装着されており、当該トナーカートリッジ18Y、18M、18C、18Kから対応する色のトナーを各現像器16Y、16M、16C、16Kに所定のタイミングで供給することによって、各現像器16Y、16M、16C、16K内のトナー濃度を調整することが可能となっている。
この実施の形態では、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つのトナーカートリッジ18Y、18M、18C、18Kのうち、トナーの消費量が最も多い黒(K)色のトナーカートリッジ18Kが、他の色のトナーカートリッジ18Y、18M、18Cに比べて大きく形成されており、当該黒(K)色のトナーカートリッジ18Kには、多くの量のトナーを収容することができるように構成されている。
上記感光体ドラム14の表面には、形成する画像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。上記回転式の現像装置16は、対応する色の現像器16Y、16M、16C、16Kの現像ロール17が、感光体ドラム14と対向する現像位置に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム14の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して4回繰り返され、当該感光体ドラム14の表面には、イエロー (Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
また、モノクロの画像を形成する場合には、感光体ドラム14の表面に、帯電・露光・現像の各工程が、黒(K)色に対応して1回だけ行われ、当該感光体ドラム14の表面には、黒(K)色に対応したトナー像のみが形成される。
上記感光体ドラム14上に順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン (C)、黒(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム14の外周に中間転写体としての中間転写ベルト19が当接した一次転写位置において、当該中間転写ベルト19上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール20によって一次転写される。なお、モノクロの画像を形成する場合には、感光体ドラム14の表面に、黒(K)色のトナー像が一次転写ロール20によって1回のみ一次転写される。
上記中間転写ベルト19上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像は、二次転写ロール21によって、所定のタイミングで給紙される記録媒体としての記録用紙22上に二次転写位置において一括して二次転写される。
上記記録用紙22は、カラー複合機本体1の下部に複数段配設された給紙トレイ23、24、25のいずれかから所定サイズ及び所望の材質のものが、フィードロール26、分離ロール27及びリタードロール28によって一枚ずつ分離された状態で、搬送ロール29を備えた用紙搬送路30を介して給紙される。そして、上記給紙トレイ23、24、25のいずれかから給紙された記録用紙22は、レジストロール31で一旦停止され、中間転写ベルト19上の画像と同期して、当該レジストロール31によって中間転写ベルト19の二次転写位置へと搬送される。なお、上記中間転写ベルト19から記録用紙22上にトナー像を二次転写する際に、当該中間転写ベルト19上には、現像剤としてのトナーや、トナーの外添剤等が付着して残留する場合がある。
上記中間転写ベルト19は、図2及び図3に示すように、複数のロールによって張架されているとともに、感光体ドラム14の表面に一次転写位置で当接されており、所定のプロセススピード(約150mm/sec)で回転駆動するように構成されている。中間転写ベルト19は、例えば、ポリイミド樹脂等の合成樹脂によって無端ベルト状に形成されている。この中間転写ベルト19は、ドライブロール32と、感光体ドラム14上に形成されたトナー像を中間転写ベルト19上に転写する一次転写ロール20と、センサーロール33と、張力調整ロール34と、二次転写ロール21に中間転写ベルト19を介して当接するバックアップロール35とによって、所定の張力で張架されている。
また、上記中間転写ベルト19は、上記の如く、複数のロール20、32〜35によって張架されているが、この実施の形態では、カラー複合機本体1の小型化を図るため、中間転写ベルト19が張架される断面形状が、偏平な細長い略二等辺三角形状となるように構成されている。
さらに、上記中間転写ベルト19のセンサーロール33と対向する位置には、中間転写ベルト6上に形成された濃度検出用パターンとしてトナーのテストパッチの濃度を検出する反射型フォトセンサからなる濃度検出手段としての自動濃度検出(ADC)センサ36が配設されている。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙22は、図2及び図3に示すように、定着器37の加熱ロール38及び加圧ベルト(又は加圧ロール)39によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、搬送ロール40によって、画像形成面を下にして第1の排出トレイとしてのフェイスダウントレイ41に排出するための第1の用紙搬送路42を介して、当該第1の用紙搬送路42の出口に設けられた排出ロール43によって、複合機本体1の上部に設けられたフェイスダウントレイ41上に排出される。
また、上記の如く画像が形成された記録用紙22を、画像形成面を上にして排出する場合には、図2に示すように、画像形成面を上にして第2の排出トレイとしてのフェイスアップトレイ44に排出するための第2の用紙搬送路45を介して、当該第2の用紙搬送路45の出口に設けられた排出ロール46によって、複合機本体1の側部(図中、左側面)に設けられるフェイスアップトレイ44上に排出される。
なお、上記カラー複合機本体1の右側面には、上述したように後処理装置3が装着されており、カラー複合機によって画像が形成された記録用紙22に対して、穿孔処理や綴じ処理等の後処理を施す場合には、定着器37によってトナー像が定着された記録用紙22を、排出ロール47によって排出するとともに、フェイスダウントレイ41を構成する搬送ユニット48の内部に設けられた用紙搬送路49を介して、後処理装置3へと搬送し、当該後処理装置3によって後処理を施すように構成されている。
また、上記カラー複合機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、図2に示すように、片面に画像が定着された記録用紙22を、排出ロール43等によってフェイスダウントレイ41上にそのまま排出せずに、切替ゲートによって搬送方向を切り替え、排出ロール47へと導くとともに、排出ロール47によって記録用紙22の後端を挟持している間に、排出ロール47を一旦停止させた後に逆転して、当該排出ロール47によって両面用の用紙搬送路50へと搬送する。そして、この両面用の用紙搬送路50では、当該搬送路50に沿って設けられた搬送ローラ51により、記録用紙22の表裏が反転された状態で、再度レジストロール31へと搬送され、今度は、当該記録用紙22の裏面に画像が転写・定着された後、第1の用紙搬送路42又は第2の用紙搬送路45を介して、フェイスダウントレイ41又はフェイスアップトレイ44のいずれかに排出される。
図2中、52は所望の記録用紙22を給紙する手差しトレイを、53は感光体ドラム14の表面をクリーニングするクリーニング装置を、54は中間転写ベルト19の表面をクリーニングするクリーニング装置を、55はクリーニング装置54で除去されたトナーを回収する回収ボックスをそれぞれ示している。
なお、上記クリーニング装置54は、最終色のトナー像が通過するまで、中間転写ベルト19の表面から離間しており、当該最終色のトナー像が通過した後に、中間転写ベルト19の表面に当接するように構成されている。
ところで、この実施の形態では、画像形成装置の画像形成部を設置する設置面に配設され、当該画像形成部を構成する部品が取り付けられる基盤として機能するベースフレームを備えた画像形成装置において、前記ベースフレームは、単一又は複数のベースフレーム部材によって構成され、前記ベースフレーム部材の一部に、設置面に対して上方に起立した起立板部を介して横方向に折り曲げられた取手部を形成するとともに、前記ベースフレーム部材の他の部分に、前記取手部とは逆方向の下方に窪ませた凹所を設けるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記ベースフレーム部材の凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる画像形成部を構成する部品の幅に対応した幅に設定されるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記ベースフレーム部材の凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる画像形成部を構成する部品を案内するガイド部の機能を有しているように構成されている。
又、この実施の形態では、前記ベースフレーム部材の凹所は、当該ベースフレーム部材上に既に取り付けられた画像形成部を構成する部品が存在しても、当該既に取り付けられた画像形成部を構成する部品が障害となることなく、前記取手部が形成された側面から、当該ベースフレーム部材上に後から画像形成部を構成する部品を取り付ける際に、前記画像形成部を構成する部品を前記取手部を乗り越えて傾斜させ挿入し得る深さに設定されている。
すなわち、この実施の形態では、図1に示すように、カラー複合機本体1の下部において、上段の給紙トレイ23を構成する設置フレーム61の上面からなる設置面62が設けられており、当該設置面62上に画像形成部を構成する部品が取り付けられるように構成されている。そして、上記設定面62上には、図1及び図4に示すように、ベースフレーム63が配設されている。このベースフレーム63は、単一又は複数(図示例では、2つ)のベースフレーム部材64、65によって構成されており、図示の実施の形態では、取手部66が形成される第1のベースフレーム部材64と、画像形成部を構成する部品としてのROS13や回転式の現像装置16などが取り付けられる第2のベースフレーム部材65とから構成されている。
なお、上記ベースフレーム63は、第1のベースフレーム部材64と第2のベースフレーム部材65の2つの部材から構成されているが、これら第1のベースフレーム部材64と第2のベースフレーム部材65とを一体的に形成し、単一のベースフレーム部材から構成しても良く、又3つ以上のベースフレーム部材から構成するように構成しても良い。
上記第1のベースフレーム部材64は、図4に示すように、プレス加工等によって所定の形状に折曲された板金からなり、設置面62又は当該設置面62の前後に立設される前後のフレーム(図8参照)にスポット溶接やネジ止め等の手段によって固定されている。この第1のベースフレーム部材64は、設置面62上に固定された設置板部67と、当該設置板部67の外側の端部に所定の高さHに渡って垂直に起立された起立板部68と、当該起立板部68の上端に水平に横方向に折り曲げられた水平板部69とから構成されている。上記第1のベースフレーム部材64の設置板部67は、その内側の端部67aが上向きに短く折り曲げられており、第2のベースフレーム部材65との間に、隙間が生じないように構成されている。
この第1のベースフレーム部材64の水平板部69は、ベースフレーム部材64を作業者が手で持って、設置面62を持ち上げたり移動させたりするために使用する取手部66として機能するようになっている。また、上記第1のベースフレーム部材64の水平板部69は、その端部69aが下向きに短く折り曲げられており、作業者が手の指を確実に掛けることが可能となっている。
また、上記第2のベースフレーム部材65は、図5乃至図7に示すように、平面矩形状に形成されており、当該第2のベースフレーム部材65は、図1及び図4に示すように、設置面62にスポット溶接やネジ止め等の手段によって固定されるか、又は図8に示すように、カラー複合機本体1のフロント側に立設されるフロントフレーム70、及びリア側に立設されるリアフレーム71に、スポット溶接やネジ止め等の手段によって固定されるように構成されている。
さらに、上記第2のベースフレーム部材65には、図5乃至図7に示すように、取手部66とは逆方向の下方に平面矩形状に窪ませた凹所72が設けられている。この凹所72の幅Wは、当該第2のベースフレーム部材65上に取り付けられる画像形成部を構成する部品であるROS13と等しい幅に設定されており、当該凹所72は、第2のベースフレーム部材65上にROS13を取り付ける際のガイドの役割を果している。また、上記凹所72の深さDは、当該第2のベースフレーム部材65上にROS13を取り付ける際の作業性等を考慮して、適宜設定されている。
つまり、上記第2のベースフレーム部材65の凹所72は、後述するように、当該ベースフレーム部材65上に既に取り付けられた画像形成部を構成する部品としての回転式の現像装置16が存在しても、当該既に取り付けられた回転式の現像装置16が障害となることなく、前記取手部66が形成された側面から、当該第2のベースフレーム部材65上に後からROS13を取り付ける際に、ROS13を取手部66を乗り越えて傾斜させ挿入し得る深さに設定されている。
また、上記第2のベースフレーム部材65の端部には、図5乃至図7に示すように、ROS13を取り付ける際に付き当てることにより位置決めとなる起立板部73が立設されている。
以上の構成において、この実施の形態に係るカラー複合機では、次のようにして、部品点数を増加させることなく、作業性を向上させることができるとともに、安全性にも優れ、しかも画像形成部材を配置する上での自由度を向上させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るカラー複合機では、図1及び図4に示すように、当該カラー複合機を組み立てる際に、当該カラー複合機本体1の設置面62上に第1のベースフレーム部材64及び第2のベースフレーム部材65が配設される。
上記第1のベースフレーム部材65は、設置面65上に起立板部68を介して取手部66が形成されているので、カラー複合機をエンジニアが設置する作業を行う際や、ユーザーがカラー複合機を持ち上げたり、移動させる操作を行う際などに、第1のベースフレーム部材64に設けられた取手部66に手を掛けて、カラー複合機本体1を移動させたり回転させたりするか、必要に応じて持ち上げる動作などを行うようになっている。なお、カラー複合機を組み立てる作業者が、第1のベースフレーム部材64に設けられた取手部66に手を掛けて、カラー複合機本体1を移動させたり回転させたりするか、必要に応じて持ち上げる動作などを行い、組み立て作業を行うようにしても良い。
また、上記第2のベースフレーム部材65には、ROS13や回転型の現像装置16などの画像形成部を構成する部品が装着されるが、回転型の現像装置16を先に取り付けてしまうと、当該回転型の現像装置16から下方に取り付けられるROS13にトナーや埃等が落下する虞れがあるため、第2のベースフレーム部材65の上方に回転型の現像装置16を先に取り付けた後に、ROS13が取り付けられるようになっている。
上記ROS13を第2のベースフレーム部材65上に取り付ける際には、図4に示すように、当該第2のベースフレーム部材65の手前側に取手部66が設けられた第1のベースフレーム部材64が存在するとともに、第2のベースフレーム部材65の上部には、既に回転型の現像装置16が取り付けられているため、そのままの状態では、第2のベースフレーム部材65と回転型の現像装置16との間のスペースに、水平方向からROS13を装着することが困難となっている。
そこで、この実施の形態では、図1及び図4に示すように、第2のベースフレーム部材65には、取手部66と逆方向の下方に窪ませた(凹設した)凹所72が設けられており、当該第2のベースフレーム部材65上に取り付けられるROS13は、図9に示すように、第1のベースフレーム部材64の取手部66を乗り越えて傾斜させた状態で、ROS13の先端部13aを第2のベースフレーム部材65の凹所72内に挿入して、図10に示すように、第2のベースフレーム部材65の凹所72に沿って奥側へスライドさせる。そして、上記ROS13は、第2のベースフレーム部材65の凹所72の奥側の傾斜面72aを昇らせて水平な状態とし、所定の位置に位置決めしてネジ止め等によって固定するようになっている。
こうすることによって、ROS13を第2のベースフレーム部材65上の所定の位置に容易に取り付けることが可能となっている。また、上記ベースフレーム63は、第1のベースフレーム部材64と、第2のベースフレーム部材65とから構成されているので、取手部66を形成するために、ベースフレーム部材以外の部材を必要とせず、部品点数を増加させることがなく、しかも、カラー複合機本体1を設置する作業を行う際などに、取手部66を手で持って安全に作業を行うことができ、安全性にも優れ、しかも取手部66が取り付け作業の支障となることがなく、画像形成部材を配置する上での自由度を向上させることが可能となっている。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機の要部を示す斜視構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機を示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機の画像形成部を示す構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機の要部を示す正面構成図である。 図5は第2のベースフレーム部材を示す斜視構成図である。 図6は第2のベースフレーム部材を示す断面構成図である。 図7は第2のベースフレーム部材を示す平面構成図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機本体のフレームを示す斜視構成図である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機のベースフレーム部材に画像形成部を取り付ける状態を示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての“4サイクル" 方式のカラー複合機のベースフレーム部材に画像形成部を取り付ける状態を示す構成図である。
符号の説明
1:カラー複合機本体、13:ROS、16:回転式の現像装置、61:設置フレーム、62:設置面、63:ベースフレーム、64:第1のベースフレーム部材、65:第2のベースフレーム部材、66:取手部、72:凹所。

Claims (3)

  1. 画像形成装置に対して、当該画像形成装置を構成する構成部品を着脱可能に備えた画像形成装置において、
    前記構成部品を設置する設置面を有するベースフレームと、
    前記設置面に対して前記構成部品の装着方向で上流側に配置され、且つ前記ベースフ レームの設置面側に高さを有し、前記ベースフレームに形成された取手部と、
    前記設置面に対して前記取手部とは逆方向に窪ませて形成された凹所と、
    前記構成部品を前記ベースフレームの設置面に対して前記取手部が形成された側面か ら水平方向から装着した場合に、当該構成部品の移動軌跡と重なるように配置された他 の部材と、
    を備え、
    前記構成部品を前記ベースフレームの前記取手部が設置された側から前記設置面に装 着して前記画像形成装置を組み立てる際に、前記構成部品は、当該構成部品の先端が前 記凹所内を通過するように、前記設置面に対して傾斜させて挿入することで、前記設置 面の上部に予め取り付けられた前記他の部材の下方を通過させて前記設置面に装着され るとともに、前記設置面に対して装着された状態で前記構成部品は前記凹所内に配置さ れないこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ベースフレーム凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる前記構成部品の幅に対応した幅に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ベースフレーム凹所は、当該凹所の上部に取り付けられる前記構成部品を案内するガイド部の機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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