JP6270588B2 - タンク - Google Patents
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Description
このようなタンクの側壁には、ボールタップに水を供給する給水管等の配管をタンクの内部に導入したり、タンクの外部からボールタップを操作するための操作部材をボールタップに接続したりするために、貫通穴が形成される。
まず、本発明の一実施形態に係るタンク20を備える収納部付き便器装置100の全体構成について説明する。
便器10は、便器本体11と、この便器本体11の上部に便器本体11に対して開閉可能に取り付けられる便座(図示せず)及び便蓋12と、を含んで構成される。
タンク本体21は、図3及び図4に示すように、底面部211と、この底面部211から起立する複数の側壁と、側壁に形成される切り欠き部23及び貫通穴24と、を備え、上面が開口した箱状に形成される。
底面部211には、タンク20に貯留された洗浄水を便器10に放出する放出口211aが形成され、この放出口211aには、排水弁211bが配置される。この排水弁211bは、鎖を介して操作レバー(いずれも図示せず)に接続されており、操作レバーの操作により開閉される。
貫通穴24は、後側側壁部217bにおける上部に形成される。即ち、本実施形態では、貫通穴24及び切り欠き部23は、角部219の近傍に形成される。
給水部70は、第1給水管71と、ボールタップ72と、第2給水管73と、第1吐出部74及び第2吐出部75と、を萎える。
第1給水管71は、外部の給水源(図示せず)からタンク20の内部に水を供給する。ボールタップ72は、タンク本体21の内部(給水部配置部25)に配置される。このボールタップ72には、貫通穴24を通じて第1給水管71の先端側が接続される。ボールタップ72は、タンク20の水位に応じて、第1給水管71からタンク20への給水を開始又は停止させる。
また、水抜操作部724の操作ダイアルを操作して流動弁を開状態にすることで、給水弁の閉状態においても流動弁を介して少量の水を第2給水管73側に流通させられる。これにより、例えば、寒冷地等の冬季に給水部の凍結のおそれがある地域において、少量の水を連続的に流通させられるので、給水部70の凍結を防げる。
第1吐出部74及び第2吐出部75は、第2給水管73から分岐しタンク20の内部に水を吐出する。具体的には、第1吐出部74は、タンク20に貯留するための水を吐出する。第2吐出部75は、タンク20の内部に配置されたオーバーフロー管211cに向けて水を吐出する。オーバーフロー管211cに吐出された水は、便器10に補給水として供給される。
蓋部22は、タンク本体21の上面に配置され、タンク本体21の上面を覆う。この蓋部22は、図6及び図7に示すように、蓋本体221と、導入口222と、立ち上がり部223と、導出口224と、上側周壁部225と、蓋側壁部226と、下側周壁部227と、を備える。
立ち上がり部223は、蓋本体221の上面における導入口222の周囲から筒状に立ち上がって形成される。
導出口224は、蓋本体221における導入口222よりも背面側に形成される。この導出口224には、後述の手洗い側給水配管34が挿通される(図2参照)。
上側周壁部225は、蓋本体221の周縁の近傍に設けられ、蓋本体221の上面から起立する。上側周壁部225は、蓋本体221の全周に亘って設けられる。
蓋部22は、例えば、蓋部22の上面側の形状に対応した形状の上金型と蓋部22の下面側の形状に対応した形状の下金型とを用いて、合成樹脂を一体成形することで形成される。
ここで、タンク本体21に給水部70を設置する前の状態では、タンク本体21の上面は開放されており、また、図8に示すように、切り欠き部23においてもタンク本体21の外部と内部とは連通している。また、貫通穴24においてもタンク本体21の外部と内部とは連通している。
尚、この状態では、給水部70における第1吐出部74は、切り欠き部23の近傍に配置されている。
即ち、タンク本体21に給水部70を設置する場合には、ボールタップ72を、タンク本体21の上方から下方に移動させて本体721をタンク本体21の内部(給水部配置部25)に位置させると共に、この給水部配置部25に位置させたボールタップ72を若干水平方向に移動させて貫通穴24において第1給水管71と本体721とを接続する。そのため、本実施形態のように、切り欠き部23の水平方向の長さ(幅)を、切り欠き部23に取り付けられる水抜操作部724の幅よりも広く構成することで、給水部70をタンク本体21に設置する場合における上述の動作において、後壁部216が水抜操作部724に干渉することを防げ、給水部70のタンク本体21への設置を容易に行える。
手洗い器30は、タンク20の側方かつ上方に配置される。この手洗い器30は、手洗い鉢31と、手洗い吐水管32と、を備える。
手洗い鉢31は、手洗い吐水管32から吐出される手洗い水を受ける。この手洗い鉢31の底部には、排水口311が形成されている。手洗い吐水管32は、手洗い鉢31から起立するように配置される。この手洗い吐水管32の先端部は、下方に開口している。
手洗い吐水管32の基端部は、手洗い側給水配管33,34を介して給水部70(第2給水管73)に接続される。
管本体部41は、山折り部及び谷折り部が繰り返されて形成された蛇腹構造部を有して構成される。これにより、管本体部41は、屈曲及び伸縮自在に構成される。
タンク接続部43は、排水管40の下流側の端部を構成し、タンク20の蓋部22に接続される。より具体的には、タンク接続部43の先端部は、蓋部22の立ち上がり部223の外径よりも若干大きな内径を有する筒状に形成される。そして、このタンク接続部43の先端部を立ち上がり部223に嵌め、その後、ピンバンド(図示せず)等によりこれらの接続部分を締め付けることで、排水管40とタンク20とが接続される。
以上の排水管40は、例えば、樹脂部材を一体成型することで形成され、管本体部41において柔軟性を有し、手洗い器接続部42及びタンク接続部43においては柔軟性を有さないように構成される。
収納部50は、収納部本体51と、この収納部本体51の内部空間を幅方向に区画する一対の仕切り板52L,52Rと、これら一対の仕切り板52L,52Rをつなぐ背板53と、備える。
一対の扉板512L,512Rは、前板511の両側部にそれぞれ、前板511に沿って配置される。一対の扉板512L,512Rは、前板511に対してヒンジ(図示せず)を介して連結される。これにより、一対の扉板512L,512Rは、前板511に対して開閉可能に連結される。
仕切り板52L,52Rの上端部は、タンク20の上端部よりも高い位置に位置する。また、仕切り板52L,Rの上端部には、排水側切り欠き部522と、給水側切り欠き部523と、が形成される。
排水側切り欠き部522の深さは、排水管40の直径よりも深く形成される。給水側切り欠き部523の深さは、手洗い側給水配管33の直径よりも深く形成される。排水側切り欠き部522への排水管40の取り付け構造については、後述する。
尚、仕切り板52L,52Rには、タンク20に洗浄水を供給する給水管や、上述のフロート弁を操作するための部材(図示せず)等を通すための貫通穴が形成される。
尚、収納部50の側面は、トイレルームの壁面を利用することで、収納部50の側面を構成する板材を含むことなく収納部本体51を構成できる。
排水管支持部61は、筒状に構成されると共に、この筒状の周面に形成され長手方向に延びる開口部611を有して構成される。開口部611は、排水管支持部61を水平方向に向けた場合における上面に形成され、排水管支持部61の長手方向の全長に亘って延びる。開口部611の幅は、排水管支持部61に差し込まれる排水管40の直径よりも小さく形成される。
例えば、本実施形態では、切り欠き部23に水抜操作部724を配置したが、これに限らない。即ち、切り欠き部に他の部材を配置してもよい。
21 タンク本体
22 蓋部
23 切り欠き部
24 貫通穴
25 給水部配置部
70 給水部
71 第1給水管(給水管)
216 後壁部(側壁)
226 蓋側壁部
724 水抜操作部(部材)
Claims (3)
- 上面が開口したタンク本体と、
前記タンク本体の側壁における上端縁から切り欠かれた切り欠き部と、
前記タンク本体の上面に配置される蓋部と、
前記蓋部を前記タンク本体の前記開口を覆うように配置した場合に前記切り欠き部に対応する位置に、前記蓋部の下方に延びるように設けられ、前記切り欠き部の少なくとも一部を塞ぐ蓋側壁部と、を備え、
前記切り欠き部の幅は、該切り欠き部に配置される部材の幅よりも広く形成され、
前記蓋側壁部は、前記切り欠き部における前記部材が配置されていない領域を塞ぐタンク。 - 前記タンク本体は、該タンク本体の内部に水を供給する給水部が配置される給水部配置部を有し、
前記切り欠き部は、前記給水部配置部の近傍に形成される請求項1に記載のタンク。 - 前記タンク本体に形成され前記給水部の一部を構成する給水管が挿通される貫通穴を更に備える請求項2に記載のタンク。
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