JP6270474B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプを熱源に用い、乾燥室に収容した被乾燥物を乾燥する乾燥機に関する。
ヒートポンプを熱源として用い、乾燥風を循環させ、乾燥室に収容した洗濯物等の被乾燥物を乾燥させるように構成した乾燥機が知られている。ヒートポンプは冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を放熱させるための凝縮器と、凝縮器を通った冷媒の流量を制御する流量弁と、液化した冷媒を気化させる蒸発器とを順に接続してなる。凝縮器においては、乾燥風の温度を温め、被乾燥物に熱を供給し、蒸発器においては、湿った被乾燥物を通った後で水分を多く含む乾燥風を冷やして除湿させるように構成されている。
このようなヒートポンプを備える乾燥機においては、ヒートポンプに排水ポンプを接続し、蒸発器の下側にドレインタンクを設け、蒸発器で発生して滴下した結露水をドレインタンクに貯留し、貯留した結露水を排水ポンプにより機外に排出するようにしている。このとき、結露水がドレインタンクから溢れないように、一定時間毎に排水ポンプを駆動して結露水を排出させたり、ドレインタンクの水位を検出し、水位が閾値を超えた場合に排水ポンプを駆動して結露水を排出させたりしている。
以上のようなヒートポンプ式の乾燥機は、ヒータを熱源とし、水冷により除湿する従来の乾燥機と異なり、乾燥運転中に水を使用しない。乾燥機の乾燥室の底面には排水管の一端部が接続され、排水管の他端部側は機外から突出し、トラップを介し排水溝に接続されている。この乾燥運転の終了後には前記トラップに水が満たされていること(水封状態)が好ましい。例えば、乾燥フィルタが詰まる等して内部の圧力が高くなり、トラップの水封が破られることがある。トラップの種類によってはトラップに水を供給して水封を回復する手段がないことになる。従って、乾燥の終了後、内部の圧力が下がったときに排水口から臭気が上がったり、ゴキブリ等の小動物が侵入したりすることがある。
特許文献1には、高湿の空気を室内に排気せず、消費電力を低減するとともに、乾燥の終了後にトラップを水封するように構成された洗濯乾燥機の発明が開示されている。
この洗濯乾燥機においては、乾燥運転の後半においてブロワを運転し、ヒートポンプの圧縮機を停止し、吸気弁を開いて外部空気を吸い込んで温め、筐体の内部空気とともに洗濯物に吹付けて洗濯物から水分を奪わせた後、この高湿空気を排水口より排水管を通し、トラップの水封を破って排水口に排出させる。乾燥運転の終了後は、水封を破らない圧力レベルまでブロワの回転数を下げて給水電磁弁より給水ホースを通して水を流し、トラップの水封を回復させて乾燥を終了する。
また、特許文献2には、衣類の布量の検出結果、布質の検出結果、乾燥工程の進み度合い、又は乾燥速度が異なるコースに応じて、排水ポンプの運転率を制御するように構成された衣類乾燥機の発明が開示されている。
特開2010−17526号公報 特開2011−87623号公報
特許文献1のように給水電磁弁より給水ホースを通して水を流す場合、乾燥後の衣類がこの給水により濡れてしまう可能性がある。
また、前記給水電磁弁を用いず、水封専用の給水弁を設けることにした場合、コストがかかる。
いずれにしても、余分に水道水を使用するという問題がある。
特許文献2の場合、排水ポンプを無駄に運転させることがなく、排水ポンプの長寿命化が図れるとともに、排水ポンプに高出力、大容量のものが必要とされないという効果が奏されるが、乾燥の終了後にトラップが水封されている保証はない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、乾燥の終了後に給水する必要がなく、新たな部品を必要とせず、確実にトラップを水封し、機内への臭気及び小動物の侵入を防止することができる乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る乾燥機は、被乾燥物を収容して乾燥風により乾燥する乾燥室と、該乾燥室に接続され、トラップを有する排水管と、前記乾燥風を生成するヒートポンプと、該ヒートポンプにより生じた水を貯留するドレインタンクと、該ドレインタンクに貯留された水を前記排水管へ送るための排水ポンプとを備え、前記被乾燥物の乾燥が終了したときに、前記排水ポンプを駆動する乾燥機において、乾燥開始後、乾燥の進行に対応する規定時間内は、前記排水ポンプを駆動する場合、該排水ポンプを第1時間駆動し、前記規定時間の経過後は、前記排水ポンプを駆動する場合、前記第1時間より短い第2時間駆動して、乾燥の終了後に前記排水ポンプを駆動し、全て排水したときに前記トラップを水封できる量の水が前記ドレインタンクに貯留されるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥機は、前記第1時間は、前記ドレインタンクに貯留された水を全て排水できる時間、前記第2時間は、前記ドレインタンクに貯留された水を全ては排水できない時間、に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥機は、前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて乾燥時間を決定する手段と、該手段により決定した乾燥時間に対応して前記規定時間を決定する手段と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る乾燥機は、機内に湿度センサを備え、前記規定時間を、前記湿度センサが検出した湿度に基づいて決定する手段を有することを特徴とする。
本発明に係る乾燥機は、前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて、前記規定時間を決定する前記湿度の閾値を決定する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、乾燥が終了したときに排水ポンプを駆動するように構成されているので、乾燥の終了後に給水する必要がなく、新たな部品を必要とせず、確実にトラップを水封することができる。
本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の内部構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 乾燥開始後の経過時間と、湿度センサにより検出した相対湿度、導出ダクト内の排気温度、導入ダクト内の吸気温度、吐出温度、凝縮器の温度、蒸発器の出側温度、入側温度との関係を示すグラフである。 洗濯物の重量と、制御切換の湿度の閾値、乾燥終了の閾値との関係を示す制御テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る運転制御部による貯留水排出処理の手順を示すフローチャートである。 洗濯物の重量と、制御切換時間、乾燥時間との関係を示す制御テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る運転制御部による制御切換時間の決定の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る運転制御部による貯留水排出処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機100の外観を略示する斜視図、図2は洗濯乾燥機100の内部構成を略示する縦断面図である。洗濯乾燥機100は、筐体1、水槽2、回転ドラム3、ドラムモータ4、乾燥風路5、送風ファン6、ヒートポンプ7、貯留水排出部8、排水部9、蓋体10、運転制御部11、ベローズ12、及び流体バランサ18を備える。
図1及び図2に示すように、洗濯乾燥機100は、外装を構成する筐体1の内部に水槽2及び回転ドラム3を備えている。水槽2は、一側の端部全面に開口20を有する大径の有底円筒体であり、筐体1の内底面に立設された複数本の支持脚16(1本のみ図示)により、開口20の側を上向きとし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って弾性支持されている。支持脚16は中途部にダンパ160を有しており、ダンパ160の下側に重量センサ161を設けてある。該重量センサ161によって回転ドラム3に収容された洗濯物の重量が検出される。なお重量センサ161としては、ひずみゲージ式、圧電式、静電容量式、電磁式及び音叉式の重量センサが挙げられる。
また、重量センサは上述した直接重量を検出するものでなく、モータの動作電流の大きさなどから間接的に重量を検出するようなものでもよい。
筐体1の前面(図2の左側面)には、水槽2の開口部20を臨む位置に、蓋体10により開閉自在に洗濯物の投入口19が開設してあり、この投入口19と水槽2の開口部20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。図1に示すように、筐体1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けられている。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放される。
回転ドラム3は、水槽2より少し小径の有底円筒状をなし、水槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸41の端部に底面を固定し、開口部を水槽2の開口部20の内側に臨ませた状態で支持されている。このように支持された回転ドラム3は、ドラムモータ4の駆動により、水槽2の内部で回転する。回転ドラム3の開口部の外周には脱水時の洗濯物のアンバランスによる振動を低減するための流体バランサ18が設けられている。
図1に示すように、筐体1の前面上部には、各種の操作のための操作部及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル14が設けられている。該操作パネル14は、筐体1の上部内側に設けた運転制御部11(図2参照)に接続されている。洗濯乾燥機100は、操作パネル14の操作に応じた運転制御部11の動作により洗い運転、脱水運転、及び乾燥運転を実行する。
図1に示すように筐体1の後部上面には、水道等の給水源との接続が可能な接続部15が設けられている。接続部15は、筐体1の内側に設けた給水弁(不図示)に接続されている。給水弁は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁であり、運転制御部11の指令に応じて、閉止位置を含む複数の切り替え位置間で切り換え動作する。
水槽2の底面の後側部分には、排水口21が設けられており、排水口21には排水部9の第1排水管91の一端部が接続されている。第1排水管91は斜め前方下側に延び、第1排水管91の他端部は、電磁弁である排水弁92に接続されている。また、排水弁92には前後方向に延びる第2排水管93の一端部が接続されており、第2排水管93側の他端側部分は筐体1から突出し、トラップ94を介し、下水管に繋がる排水溝(図示せず)に接続されている。
洗濯乾燥機100は、筐体1の底部後方に送風ファン6及びヒートポンプ7を備え、送風ファン6、ヒートポンプ7、及び水槽2を中途に含めて構成された乾燥風路5を備える。乾燥風路5は、回転ドラム3及び水槽2内から導出される乾燥風、並びに水槽2及び回転ドラム3内へ導入される乾燥風が通流する。乾燥風路5は、図2に示すように、水槽2と一体形成された導入ダクト51、導出ダクト52、及び導入口53を有する。導入口53は、ドラムモータ4の出力軸40と同軸をなすように水槽2の底面に設けられている。
送風ファン6の吐出側に導入ダクト51の一端部が接続されている。導入ダクト51の他端部は導入口53に接続されている。送風ファン6の吸気側はヒートポンプ7に接続されている。導出ダクト52の一端部はヒートポンプ7の上面に接続され、他端部は水槽2の上面に接続されている。この導出ダクト52の中途部には、湿度センサ17が設けられている。
ヒートポンプ7は、圧縮機71と、凝縮器72と、蒸発器73と、膨張弁としての絞り部74とを備える。圧縮機71、凝縮器72、蒸発器73、及び絞り部74は冷媒配管によって連結されている。凝縮器72及び蒸発器73は、フィンチューブ型の熱交換器である。ヒートポンプ7の内部では、蒸発器73と凝縮器72とをこの順序で乾燥風が流れる。圧縮機71は、冷媒を圧縮して温度を上昇させる。凝縮器72は、圧縮機71によって圧縮された冷媒と乾燥風とを熱交換させ、乾燥風を加熱する。絞り部74は、乾燥風を加熱させた冷媒の圧力を減圧する。蒸発器73は、減圧された冷媒と乾燥風とを熱交換させて乾燥風を冷却する。
ヒートポンプ7の底部はドレインタンク75として、凝縮器72及び蒸発器73により生じた水を貯留するように構成されている。ドレインタンク75内には、水位センサ76が設けられている。水位センサ76はドレインタンク75の水位を検知し、検知した水位を運転制御部11へ出力する。この水位センサ76として、例えばフロート式のレベルスイッチが挙げられる。この場合、水位センサ76は、フロート、マグネット、及びリードスイッチを備え、フロートがドレインタンク75内の貯留水の浮力によって上下し、マグネットによりリードスイッチが作動して検知信号を出力するように構成されている。
貯留水排出部8は、排水ポンプ81、第1ドレイン排水管80、第2ドレイン排水管82、逆止弁83、及び第3排水管84を備える。第1ドレイン排水管80の一端部の開口面はドレインタンク75の底面に対向し、他端部は排水ポンプ81の入側に接続されている。排水ポンプ81の出側には第2ドレイン排水管82の一端部が接続されている。第2ドレイン排水管82の他端部は逆止弁83の入側に接続されており、逆止弁83の出側は第3ドレイン排水管84の一端部に接続され、第3ドレイン排水管84の他端部は、水槽2からの排水を行う排水部9を構成する第2排水管93の前側部分に接続されている。第3ドレイン排水管の他端が接続される第2排水管93との接続部位は、トラップ94より上流側で、排水弁92の下流側である。
図3は、以上のように構成された洗濯乾燥機100の制御ブロック図である。
洗濯乾燥機100の運転制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory )11c、入出力インターフェイス(I/O)11d、書換可能な不揮発性メモリ11e、及びタイマ11fを共有バスで接続してなるコンピュータである。CPU11aは、ROM11bに記憶した制御プログラムをRAM11cに読出して実行する。不揮発性メモリ11eは、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 又はEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等からなり、後述する制御テーブル等を予め記憶している。
運転制御部11には、水位センサ76、重量センサ161、及び湿度センサ17の検出信号、並びに操作パネル14の操作キーの信号が入力される。運転制御部11からは、操作パネル14に対する表示信号の他に、ドラムモータ4、排水弁92、送風ファン6、ヒートポンプ7、及び排水ポンプ81に対する駆動信号が出力される。
洗い運転は、ユーザが蓋体10を開放し、投入口19の内側に位置する開口部20から回転ドラム3内に洗濯物を投入し、蓋体10を閉止した後、運転制御部11が給水管から水槽2の内部へ給水することにより開始される。
給水時、排水弁92は閉じており、水槽2の内部に給水される洗濯水は、第1排水管91を経てフィルタケース(不図示)内に入り、フィルタケース及び第1排水管91内を満たす。
運転制御部11は、洗濯水の水位が所定値に達したと判定した場合、重量センサ161により重量を検出し、検出した重量に基づいて洗い運転,脱水運転,乾燥運転の時間を決定し、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3を回転させる。回転ドラム3内の洗濯物は、バッフル(不図示)による持ち上げ及び落下が繰り返されて洗濯される。
フィルタケースには循環ポンプ(不図示)が接続されており、循環ポンプは洗い運転中に連続的又は間欠的に駆動される。この駆動によりフィルタケース内の洗濯水は、水槽2の上部に送水されて、回転ドラム3内の洗濯物に噴射される。
以上の洗い運転の後、運転制御部11は、回転ドラム3の回転を停止し、排水弁92を開放する。排水弁92の開放により水槽2内の洗濯水は、第1排水管91、第2排水管93、及びトラップ94を経て排水溝へ排出される。
排水の完了後、運転制御部11は回転ドラム3を回転させて脱水運転を行う。回転ドラム3の回転により洗濯物に含まれる水が遠心力で振り切られ、水槽2へ流出し、この水槽2より第1排水管91、第2排水管93、及びトラップ94を経て排水溝へ排出される。
この脱水処理後、洗濯物に含まれる洗剤をすすぐために、洗い運転同様に、洗濯物の重量に応じた量の給水が行われ、回転ドラム3を回転させ、すすぎを行う。決められた時間が経過することで、回転ドラム3の回転を停止し、排水弁92を開放し、排水を行い、脱水処理が行われる。このすすぎは1回または複数回行われ、最終すすぎの後、最後に最終脱水が行われる。
以上のように最終の脱水後、運転制御部11は、乾燥運転の制御を開始する。この時、回転ドラム3が洗濯物を乾燥させるための乾燥室として機能する。洗濯乾燥機100は、回転ドラム3を水槽2を含めて乾燥室としている。
乾燥運転の制御を行うため、運転制御部11は、まず排水弁92を閉じる。そして、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3を回転させると共に、送風ファン6及びヒートポンプ7の駆動を開始する。乾燥風は、送風ファン6により、図2に示すように乾燥風路5内を流れる。
すなわち、送風ファン6が起風した乾燥風は、導入ダクト51及び導入口53を経て水槽2及び回転ドラム3に流入する。回転ドラム3の内部の洗濯物は、回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返されている。乾燥風は、水槽2を通じて回転ドラム3内の洗濯物に当たり、該洗濯物の水分を奪って水槽2内に流出し、水槽2の上部から導出管52を経てヒートポンプ7へ流入する。ヒートポンプ7へ流入した乾燥風は、蒸発器73で露点以下に除湿される。除湿された乾燥風は、凝縮器72で加熱されて高温化かつ低湿度化され、再び回転ドラム3へと送風される。回転ドラム3内の洗濯物は、上述のように回転ドラム3の回転による持ち上げ及び落下を繰り返されているので、冷却及び加熱を伴って循環する乾燥風との接触が繰り返され、効率的に乾燥させられる。
運転制御部11は、ドレインタンク75内の水位センサ76が出力した検知信号に基づき、ドレインタンク75内の貯留水の水位が所定値以上であると判定した場合、排水ポンプ81を一定時間駆動して、ドレインタンク75内の貯留水を排出する。
本実施の形態においては、乾燥開始後、乾燥の進行に対応する規定時間(制御切換時間)の前後で、排水ポンプ81を駆動する時間を切り換える。すなわち、前記制御切換時間が経過する以前に排水ポンプ81を駆動する場合は、排水ポンプ81を第1時間t1 だけ駆動し、前記制御切換時間の以降に排水ポンプ81を駆動する場合は、排水ポンプ81を第1時間t1 より短い第2時間t2 だけ駆動する。この第1時間tは、ドレインタンク75に貯留される所定の水を水位センサ76が検知する、所定量の水を全て排水ポンプ81で排水することができる時間である。第2時間t2は、上記所定量の水を全て排出できない時間である。例えば、半分程度の水を排水できる時間が設定されている。
上述したように駆動制御することで、乾燥運転の終了時に排水ポンプ81を駆動して、ドレインタンク75内の貯留水を全て排出する。これにより、トラップ94内が水で満たされ、確実に水封される。
つまり、上述したように、乾燥運転の進行度合いに応じた規定時間に基づき、この規定時間前の排水ポンプ81の駆動時間(t)に対し、その規定時間以後の排水ポンプ81の駆動時間(t)が短い。そのため、ドレインタンク75内の貯留水の排水量が少なくなる。その結果、ドレインタンク75内に貯留される水の量が多くなる。これにより、乾燥運転終了後、ドレインタンク75には、排水する凝縮水が十分に貯留されており、排水ポンプ81を駆動し、貯留水を全て排水することで、トラップ94内を水で満たし、確実に水封できる。
制御切換時間である規定時間を決めるファクターとして、湿度(相対湿度)が挙げられる。例えば湿度が閾値以下になった時点を排水ポンプ81の駆動時間をtからtの制御の切換のタイミングにすることができる。
図4は、乾燥開始後の経過時間と、湿度センサ17により検出した相対湿度(a)、導出ダクト52内の排気温度(b)、導入ダクト51内の吸気温度(c)、吐出温度(d)、凝縮器72の温度(e)、蒸発器73の出側温度(f)、入側温度(g)との関係を示すグラフである。このグラフは洗濯物の重量が4kgである場合において求めたものである。
図4に示すように、相対湿度、又は前記b〜fの温度をモニタリングすることにより、乾燥の進行度合いを判断することができる。従って、相対湿度、及び前記b〜fの温度のうちの少なくとも1種以上を用いて制御切換時間を決定することができる。以下、相対湿度の閾値を用いて制御切換時間を決定する場合につき説明する。また、相対湿度の代わりに絶対湿度を用いることにしてもよい。
そして、湿度により制御切換時間を決定する場合、洗濯物の重量に応じて制御切換時間の決定のための湿度の閾値を変えることが考えられる。
図5は、洗濯物の重量と、制御切換の湿度の閾値、乾燥終了の閾値との関係を示す制御テーブルを示す図である。この制御テーブルは、上述したように、予め不揮発性メモリ11eに記憶してある。この制御テーブルは、乾燥運転の終了時に排水ポンプ81を駆動した場合に、トラップ94が確実に封水されるときの前記湿度の閾値を実験により求めた結果に基づいて作成される。例えばドレインタンク75の容量が550mlであり、水封のためにトラップ94に水が300ml以上溜まるのが好ましい場合、乾燥運転の終了時に、ドレインタンク75に水が400ml程度残る場合の湿度が求められる。
図5に示すように、重量に応じて、制御切換時間を決定する湿度の閾値を変えている。洗濯物の重量が大きい場合、除去される水分量が大きいので、湿度の閾値を小さくし、排水ポンプ81を駆動時間が長い第1時間t1 で駆動し、1回当たりの排出量が多い期間を長くすることにしても、乾燥の終了時にトラップ94に十分量の水が供給され得る。
以下、乾燥運転時に運転制御部11が実行する貯留水排出処理について説明する。
ここで、洗濯物の重量が2kg以下であり、湿度が60%以下になった時点を制御切換時間と判定して、排水ポンプ81を駆動する場合の駆動時間を切り換え、湿度が30%以下になった時点で乾燥運転を終了する場合について説明する。
図6は、運転制御部11による貯留水排出処理の手順を示すフローチャートである。
まず、運転制御部11は、乾燥運転が開始されたか否かを判定する(S1)。運転制御部11は乾燥運転が開始されていないと判定した場合(S1:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は乾燥運転が開始されたと判定した場合(S1:YES)、湿度センサ17が検出した湿度が60%以下であるか否かを判定する(S2)。
運転制御部11は、湿度が60%以下でないと判定した場合(S2:NO)、排水ポンプ81がオンになっているか否かを判定する(S3)。上述したように、水位センサ76により検出した、ドレインタンク75内の貯留水の水位が所定値以上になった場合に、排水ポンプ81はオンされる。なお、前記水位を検出する代わりに、所定の時間毎に排水ポンプ81をオンすることにしてもよい。
運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていないと判定した場合(S3:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていると判定した場合(S3:YES)、第1時間t1 が経過したか否かを判定する(S4)。ここで、第1時間t1 の一例として、5〜10秒の範囲から選択することができる。時間はタイマ11fにより計測する。
運転制御部11は第1時間t1 が経過していないと判定した場合(S4:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は第1時間t1 が経過したと判定した場合(S4:YES)、排水ポンプ81をオフし(S5)、処理をステップS2へ戻す。
運転制御部11は、ステップS2において湿度が60%以下であると判定した場合(S2:YES)、排水ポンプ81がオンになっているか否かを判定する(S6)。運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていないと判定した場合(S6:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていると判定した場合(S6:YES)、第2時間t2 が経過したか否かを判定する(S7)。ここで、第2時間t2 の一例として、例えば2秒が挙げられる。
運転制御部11は第2時間t2 が経過していないと判定した場合(S7:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は第2時間t2 が経過したと判定した場合(S7:YES)、排水ポンプ81をオフする(S8)。
次に、運転制御部11は、湿度が30%以下であるか否かを判定する(S9)。
運転制御部11は、湿度が30%以下でないと判定した場合(S9:NO)、処理をステップS6へ戻す。
運転制御部11は湿度が30%以下であると判定した場合(S9:YES)、ドラムモータ4、送風ファン6、及びヒートポンプ7の駆動を停止して乾燥運転を終了した後、排水ポンプ81を所定時間オンし(S10)、貯留水の排出処理を終了する。ここで、例えば排水ポンプ81を10秒駆動する。所定時間としては、水位センサ76が所定値を検知した水量を十分に排水できる時間に設定される。所定時間は上述した第1時間tとすることができる。これによりトラップ94が水封される。
そして、排水ポンプ81を駆動する前に、排水弁92を開き、乾燥中に第1排水管91に溜まった水を除去した後、排水弁92を閉じることにしてもよい。なお、排水弁92を開くタイミングは、乾燥運転の終了後のいずれの時点でもよい。
本実施の形態においては、洗濯物の乾燥が終了したときに排水ポンプ81を駆動するので、乾燥の終了後に給水する必要がなく、新たな部品を必要とせず、トラップ94を水封し、洗濯乾燥機100内への臭気及び小動物の侵入を防止することができる。
そして、本実施の形態においては、乾燥運転中の洗濯乾燥機100内の湿度を湿度センサ17によりモニタリングし、湿度が閾値以下になった場合に、排水ポンプ81の駆動時間を切り換える制御切換時間を決定する(制御切換時間の到達を把握する)ので、無駄に排水ポンプ81を駆動することなく、確実にドレインタンク75が溢れないようにするとともに、乾燥の終了後に確実にトラップ94が水封されるようにすることができる。
湿度の閾値は洗濯物の重量に基づいて決定するので、精度良く制御切換時間を決定することができる。なお、湿度の閾値は洗濯物の容量に基づいて決定することにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る洗濯乾燥機100は、運転制御部11が、洗濯物の重量に応じて決定される乾燥時間に対応する制御切換時間に基づいて、排水ポンプ81の駆動時間を切り換えること以外は、実施の形態1に係る洗濯乾燥機100と同様の構成を有する。
実施の形態2に係る洗濯乾燥機100の不揮発性メモリ11eには、予め、洗濯物の重量と、制御切換時間,乾燥時間との関係を示す制御テーブルを記憶してある。この制御テーブルは、乾燥運転の終了時に排水ポンプ81を駆動した場合に、トラップ94が確実に封水される時間を実験により求めた結果に基づいて作成される。図7は、この制御テーブルを示す図である。
図7に示すように、重量に応じて、制御切換時間を変えている。洗濯物の重量が大きい場合、除去される水分量が大きいので、制御切換時間を長くし、排水ポンプ81を第1時間t1 で駆動し、1回当たりの排出量が多い期間を長くすることにしても、乾燥の終了後にトラップ94に十分量の水が供給され得る。
図8は、運転制御部11による制御切換時間の決定の処理手順を示すフローチャートである。
運転制御部11は、上述したように、給水後、重量センサ161により洗濯物の重量を検出する(S31)。
運転制御部11は、検出した重量に基づき、不揮発性メモリ11eに記憶された制御テーブルを参照して乾燥時間を決定する(S32)。
運転制御部11は、検出した重量に基づき、不揮発性メモリ11eに記憶された制御テーブルを参照して制御切換時間を決定する(S33)。
図9は、運転制御部11による貯留水排出処理の手順を示すフローチャートである。
運転制御部11は、乾燥運転が開始されたか否かを判定する(S11)。運転制御部11は乾燥運転が開始されていないと判定した場合(S11:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は乾燥運転が開始されたと判定した場合(S11:YES)、制御切換時間T1が経過したか否かを判定する(S12)。
運転制御部11は制御切換時間T1 が経過していないと判定した場合(S12:NO)、排水ポンプ81がオンになっているか否かを判定する(S13)。運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていないと判定した場合(S13:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていると判定した場合(S13:YES)、第1時間t1 が経過したか否かを判定する(S14)。ここで、第1時間t1 の一例として、5〜10秒の範囲から選択することができる。
運転制御部11は第1時間t1 が経過していないと判定した場合(S14:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は第1時間t1 が経過したと判定した場合(S14:YES)、排水ポンプ81をオフし(S15)、処理をステップS12へ戻す。
運転制御部11は、ステップS12において制御切換時間T1 が経過したと判定した場合(S12:YES)、排水ポンプ81がオンになっているか否かを判定する(S16)。運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていないと判定した場合(S16:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は排水ポンプ81がオンになっていると判定した場合(S16:YES)、第2時間t2 が経過したか否かを判定する(S17)。ここで、第2時間t2 の一例として、例えば2秒が挙げられる。
運転制御部11は第2時間t2 が経過していないと判定した場合(S17:NO)、この判定処理を繰り返す。
運転制御部11は第2時間t2 が経過したと判定した場合(S17:YES)、排水ポンプ81をオフする(S18)。
運転制御部11は、乾燥時間T2が経過したか否かを判定する(S19)。
運転制御部11は、乾燥時間T2が経過していないと判定した場合(S19:NO)、処理をステップS16へ戻す。
運転制御部11は乾燥時間T2が経過したと判定した場合(S19:YES)、ドラムモータ4、送風ファン6、及びヒートポンプ7の駆動を停止して乾燥運転を終了した後、排水ポンプ81を所定時間オンし(S20)、貯留水の排出処理を終了する。ここで、排水ポンプ81の駆動時間として、例えば10秒が挙げられる。これによりトラップ94が水封される。
そして、排水ポンプ81を駆動する前に、排水弁92を開き、乾燥中に第1排水管91に溜まった水を除去した後、排水弁92を閉じることにしてもよい。なお、排水弁92を開くタイミングは、乾燥運転の終了後のいずれの時点でもよい。
本実施の形態においては、洗濯物の乾燥が終了したときに排水ポンプ81を駆動するので、乾燥の終了後に給水する必要がなく、新たな部品を必要とせず、トラップ94を水封し、洗濯乾燥機100内への臭気及び小動物の侵入を防止することができる。
そして、本実施の形態においては、洗濯物の重量の大小に対応して、乾燥時間及び制御切換時間を決定するので、無駄に排水ポンプ81を駆動することなく、確実にドレインタンク75が溢れないようにするとともに、乾燥の終了後に確実にトラップ94が水封されるようにすることができる。
(実施の形態3)
以上説明した実施の形態1及び2については、排水ポンプ81の駆動時間をt1 からt 2 に切換えるタイミングとして、湿度センサ17、乾燥時間に基づいて行うようにしている。そのため、洗濯物の量に応じた切換えるタイミングの閾値をそれぞれ設定し、それを記憶させるように制御している。
凝縮水は、乾燥運転の進行度合いに応じて、徐々に少なくなる。そのため、水位センサ76がドレインタンク75に所定の凝縮水を検知するタイミングで、排水ポンプ81の駆動時間を、徐々に短くなる時間にすることもできる。このようにすれば、洗濯物の量や、湿度センサ17の検知に基づく閾値を変えることなく、簡単な制御で本発明の目的を達成できる。
例えば、乾燥運転開始後に水位センサ76が所定量を検知し、排水ポンプ81が最初の駆動される時間をt1 とする。この時間t1 は、ドレインタンク75の貯留された全ての水が排水される時間とし、それ以後水位センサ76が所定量を検知し、排水ポンプ81を駆動する時間を、t1/2時間、それ以後、水位センサ76が所定量を検知する毎に、t1/3、t1/4といった具合に徐々に排水ポンプ81の駆動時間を短くする。
このようにすれば、常に水位センサ76の検知に応答して排水ポンプ81の駆動時間を徐々に短くすればよく、制御が非常に簡単になるだけでなく、実施の形態1および2同様に、乾燥の終了後にはドレインタンク75には十分は凝縮水が貯留されており、排水処理により確実にトラップ94が水封される。
(実施の形態4)
また、実施の形態3の排水ポンプ81の駆動制御を、実施の形態1又は2の駆動制御を組み合わせた制御を行うこともできる。
つまり、実施の形態3による排水ポンプ81の駆動時間を、水位センサ76の検知に応じて、徐々に短くなるようにしているが、徐々に短くするタイミングを実施の形態1又は2の駆動制御に基づいて行うようにしてもよい。
例えば、実施の形態1のように、湿度センサ17が設定された湿度を検知した以後(規定時間後)、水位センサ17の検知に基づいて排水ポンプ81を駆動する時間を徐々に短くするように制御する。
また、実施の形態2によれば、乾燥時間が設定された時間を経過した時点(規定時間後)から、水位センサ17の検知に基づいて、排水ポンプ81を駆動する時間を徐々に短くするように制御する。このように制御することで、上述した実施の形態同様の作用効果を奏することができる。
以上のように、本発明に係る乾燥機(100)は、被乾燥物を収容して乾燥風により乾燥する乾燥室(3)と、該乾燥室(3)に接続された排水管(91、93、94)と、前記乾燥風を生成するヒートポンプ(7)と、該ヒートポンプ(7)により生じた水を貯留するドレインタンク(75)と、該ドレインタンク(75)に貯留された水を前記排水管(91、93、94)へ送るための排水ポンプ(81)とを備え、前記被乾燥物の乾燥が終了したときに、前記排水ポンプ(81)を駆動する乾燥機(100)において、乾燥開始後、乾燥の進行に対応する規定時間内は、前記排水ポンプ(81)を駆動する場合、該排水ポンプ(81)を第1時間駆動し、前記規定時間の経過後は、前記排水ポンプ(81)を駆動する場合、前記第1時間より短い第2時間駆動するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、被乾燥物の乾燥が終了したときに排水ポンプ(81)を駆動するので、乾燥の終了後に給水する必要がなく、新たな部品を必要とせず、トラップ(94)を水封し、機内への臭気及び小動物の侵入を防止することができる。
そして、本発明においては、ドレインタンク(75)に貯留する水量が多い、乾燥の初期は排水ポンプ(81)を駆動するときの駆動時間を長くして、ドレインタンク(75)が溢れないようにし、ドレインタンク(75)に貯留する水量が少ない、乾燥の終期は排水ポンプ(81)を駆動するときの駆動時間を短くしてドレインタンク(75)に水が貯まるようにするので、乾燥の終了後に排水ポンプ(81)を駆動するときに、確実にトラップ(94)が水封されるようにすることができる。
本発明に係る乾燥機(100)は、前記第1時間は、前記ドレインタンク(75)に貯留された水を全て排水できる時間、前記第2時間は、前記ドレインタンク(75)に貯留された水を全ては排水できない時間、に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る乾燥機(100)は、前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて乾燥時間を決定する手段(11)と、該手段(11)により決定した乾燥時間に対応して前記規定時間を決定する手段(11)と、を有することを特徴とする。
被乾燥物の容量又は重量が大きい場合、ドレインタンク(75)に貯留する水量は多い。本発明においては、前記大小に対応して、乾燥時間、及び排水ポンプ(81)の駆動時間を切り換える時間を決定するので、無駄に排水ポンプを駆動することなく、確実にドレインタンク(75)が溢れないようにするとともに、乾燥の終了後に確実にトラップ(94)が水封されるようにすることができる。
本発明に係る乾燥機(100)は、機内に湿度センサ(17)を備え、前記規定時間を、前記湿度センサ(17)が検出した湿度に基づいて決定する手段(11)を有することを特徴とする。
乾燥中の機内の湿度をモニタリングすることにより、乾燥の進行度合いを知ることができる。本発明においては、湿度センサ(17)が検出した湿度に基づいて、排水ポンプ(81)の駆動時間を切り換える時間を決定するので、無駄に排水ポンプ(81)を駆動することなく、確実にドレインタンク(75)が溢れないようにするとともに、乾燥の終了後に確実にトラップ(94)が水封されるようにすることができる。
本発明に係る乾燥機(100)は、前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて、前記規定時間を決定する前記湿度の閾値を決定する手段(11)を有することを特徴とする。
被乾燥物の容量又は重量が大きい場合、機内の湿度が低くなったときでも、ドレインタンク(75)に貯留する水量は多い。本発明においては、前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて、前記時間を決定する前記湿度の閾値を変えるので、より無駄に排水ポンプ(81)を駆動することなく、より確実に、ドレインタンク(75)が溢れないようにするとともに、乾燥の終了後にトラップ(94)が水封されるようにすることができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば前記実施の形態1及び2においては、本発明を洗濯乾燥機100に適用した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、洗濯機能は有さず、例えば乾燥機能のみを有する衣類乾燥機に適用することができる。
また、制御切換時間は、布質の検出結果に基づいて変えることにしてもよい。
そして、乾燥工程の進行度合いは、上述したように湿度ではなく、図4に示す温度、又はこれらの組み合わせにより把握することにしてよい。
さらに、乾燥速度が異なるコースに応じて制御切換時間を変えることにしてもよい。
なお、実施の形態において説明した乾燥機は、洗濯乾燥機を例に説明しているが、水分を含む被乾燥物を専用に乾燥する乾燥機、また食器洗浄機等の乾燥にも本発明を適用することができる。
1 筐体
2 水槽(乾燥室)
3 回転ドラム(乾燥室)
4 ドラムモータ
7 ヒートポンプ
71 圧縮機
72 凝縮器
73 蒸発器
74 絞り部
75 ドレインタンク
76 水位センサ
81 排水ポンプ
92 排水弁
94 トラップ
11 運転制御部
14 操作パネル
17 湿度センサ
161 重量センサ
100 洗濯乾燥機

Claims (5)

  1. 被乾燥物を収容して乾燥風により乾燥する乾燥室と、該乾燥室に接続され、トラップを有する排水管と、前記乾燥風を生成するヒートポンプと、該ヒートポンプにより生じた水を貯留するドレインタンクと、該ドレインタンクに貯留された水を前記排水管へ送るための排水ポンプとを備え、
    前記被乾燥物の乾燥が終了したときに、前記排水ポンプを駆動する乾燥機において、
    乾燥開始後、乾燥の進行に対応する規定時間内は、前記排水ポンプを駆動する場合、該排水ポンプを第1時間駆動し、前記規定時間の経過後は、前記排水ポンプを駆動する場合、前記第1時間より短い第2時間駆動して、乾燥の終了後に前記排水ポンプを駆動し、全て排水したときに前記トラップを水封できる量の水が前記ドレインタンクに貯留されるように構成されていることを特徴とする乾燥機。
  2. 前記第1時間は、前記ドレインタンクに貯留された水を全て排水できる時間、
    前記第2時間は、前記ドレインタンクに貯留された水を全ては排水できない時間、に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて乾燥時間を決定する手段と、
    該手段により決定した乾燥時間に対応して前記規定時間を決定する手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥機。
  4. 機内に湿度センサを備え、
    前記規定時間を、前記湿度センサが検出した湿度に基づいて決定する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥機。
  5. 前記被乾燥物の容量又は重量の大小に基づいて、前記規定時間を決定する前記湿度の閾値を決定する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の乾燥機。
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