JP2011110251A - ランドリー機器 - Google Patents

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弘一 長谷川
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Abstract

【課題】使用者が洗濯物量の判定結果に応じた洗い時間を好みで修正することが可能な洗濯機を提供すること。
【解決手段】使用者がよく洗うスイッチ44のキー50を有効に操作した場合にはカウンタの値がよく洗うスイッチ44のキー50の操作内容に応じて設定される。このカウンタの値の設定状態では洗い時間がカウンタの値に応じた分だけ標準値に対して異なる値に設定され、洗い処理が洗い時間の設定結果で行われる。この標準値は洗濯物量の判定結果に応じた値であり、使用者がよく洗うスイッチ44のキー50を有効に操作した場合には洗い処理が標準値に対してよく洗うスイッチ44のキー50の操作内容に応じた分だけ異なる洗い時間で行われる。
【選択図】図3

Description

本発明は洗濯物を洗濯する洗濯機能および洗濯物を乾かす乾燥機能の少なくとも一方を備えたランドリー機器に関する。
上記ランドリー機器には運転コースとして標準洗乾コースを備えたものがある。この標準洗乾コースは洗濯物量判定処理と洗い処理とすすぎ処理と脱水処理と乾燥処理のそれぞれを順に行うものであり、洗い処理を行うための洗い処理用のパラメータの値〜乾燥処理を行うための乾燥処理用のパラメータの値のそれぞれは洗濯物量判定処理での洗濯物量の判定結果に応じて設定される。このランドリー機器には手動スイッチが装着されており、標準洗乾コースの設定状態で手動スイッチが操作された場合には洗い処理用のパラメータの値〜乾燥処理用のパラメータの値のそれぞれが手動スイッチの操作内容に応じて設定される。
特開平10−235067号公報
上記ランドリー機器の場合には洗い処理用のパラメータの値〜乾燥処理用のパラメータの値のそれぞれが洗濯物量判定処理での洗濯物量の判定結果とは無関係に手動スイッチの操作内容に応じて数値で設定される。このため、使用者が過去の標準洗乾コースでの洗濯物の仕上り状態を参考に今回の標準洗乾コースの洗い処理用のパラメータの値〜乾燥処理用のパラメータの値のそれぞれを修正しようとした場合に数値の入力作業が面倒である。
請求項1記載のランドリー機器は、洗濯物の重量である洗濯物量を判定する洗濯物量判定手段と、洗濯物を洗剤分を含有する水で洗う洗い処理と洗濯物から洗剤分を排出するすすぎ処理と洗濯物から水分を遠心力で排出する脱水処理の少なくとも一つを含む洗濯運転を行うためのパラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に基づいて設定するパラメータ設定手段と、使用者が操作することが可能な操作子と、前記操作子が有効に操作された場合に前記操作子の操作内容に応じてデータの値を設定するデータ設定手段を備え、前記パラメータ設定手段は前記データ設定手段のデータの値が予め決められた初期値に設定されている場合には前記パラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に応じた標準値に設定し前記データ設定手段のデータの値が前記初期値に設定されていない場合には前記パラメータの値を前記標準値に対して前記データ設定手段のデータの値に応じた分だけ異なる値に設定するところに特徴を有する。
請求項2記載のランドリー機器は、洗濯物の重量である洗濯物量を判定する洗濯物量判定手段と、洗濯物を温風で乾かす乾燥処理を含む乾燥運転を行うためのパラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に基づいて設定するパラメータ設定手段と、使用者が操作することが可能な操作子と、前記操作子が有効に操作された場合に前記操作子の操作内容に応じてデータの値を設定するデータ設定手段を備え、前記パラメータ設定手段は前記データ設定手段のデータの値が予め決められた初期値に設定されている場合には前記パラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に応じた標準値に設定し前記データ設定手段のデータの値が前記初期値に設定されていない場合には前記パラメータの値を前記標準値に対して前記データ設定手段のデータの値に応じた分だけ異なる値に設定するところに特徴を有する。
1.請求項1記載のランドリー機器について
使用者が操作子を有効に操作した場合にはデータの値が操作子の操作内容に応じて設定され、パラメータの値が標準値に対してデータの値に応じた分だけ異なる値に設定される。この標準値は洗濯物量の判定結果に応じた値であり、使用者が操作子を有効に操作した場合には洗濯運転のうちパラメータに応じた処理が標準値に対して操作子の操作内容に応じた分だけ異なる内容で行われる。このため、使用者が過去の洗濯運転での洗濯物の仕上り状態を参考に操作子を操作することで今回の洗濯運転での洗濯物の仕上り状態を好みのものに簡単に修正できる。
2.請求項2記載のランドリー機器について
使用者が操作子を有効に操作した場合にはデータの値が操作子の操作内容に応じて設定され、パラメータの値が標準値に対してデータの値に応じた分だけ異なる値に設定される。この標準値は洗濯物量の判定結果に応じた値であり、使用者が操作子を有効に操作した場合には乾燥運転のうちパラメータに応じた処理が標準値に対して操作子の操作内容に応じた分だけ異なる内容で行われる。このため、使用者が過去の乾燥運転での洗濯物の仕上り状態を参考に操作子を操作することで今回の乾燥運転での洗濯物の仕上り状態を好みのものに簡単に修正できる。
実施例1を示す図(洗濯機の内部構成を示す断面図) 洗濯機の電気的な構成を示すブロック図 操作パネルを前方から示す図 運転コーステーブルを示す図 (a)は洗い時間テーブル、(b)は洗剤量テーブル、(c)はすすぎテーブル、(d)は水量テーブル、(e)は脱水時間テーブル、(f)は乾燥率テーブル、(g)は制御温度テーブルを示す図 すすぎパターンテーブルを示す図 EEPROMの記録データを示す図 主制御回路のメイン処理を示すフローチャート 主制御回路のよく洗うスイッチ処理を示すフローチャート 主制御回路のよくすすぐスイッチ処理を示すフローチャート 主制御回路のよく乾かすスイッチ処理を示すフローチャート 主制御回路の節約するスイッチ処理を示すフローチャート 主制御回路の速くするスイッチ処理を示すフローチャート 主制御回路の運転コース実行処理を示すフローチャート(標準洗乾コース) 主制御回路の運転情報設定処理を示すフローチャート 主制御回路の運転情報設定処理を示すフローチャート 主制御回路の洗い処理を示すフローチャート 主制御回路の注水すすぎ処理を示すフローチャート 主制御回路のためすすぎ処理を示すフローチャート 主制御回路の脱水処理を示すフローチャート 主制御回路の乾燥処理を示すフローチャート
図1の外箱1は前板と後板と左側板と右側板と底板と天板を有する中空状をなすものであり、外箱1の前板には貫通孔状の出入口2が形成されている。この外箱1の前板には扉3が装着されている。この扉3は使用者が前方から閉鎖状態および開放状態相互間で操作することが可能なものであり、扉3の閉鎖状態では出入口2が閉鎖され、扉3の開放状態では出入口2が開放される。外箱1の内部には水受槽4が固定されている。この水受槽4は後面が閉鎖された円筒状をなすものであり、軸心線CLが前から後に向けて下降する傾斜状態に配置されている。この水受槽4は前面が開口するものであり、扉3の閉鎖状態では扉3が水受槽4の前面を気密状態に閉鎖する。
水受槽4の後板には、図1に示すように、水受槽4の外部に位置してドラムモータ5が固定されている。このドラムモータ5は速度制御可能な3相DCブラシレスモータからなるものであり、ドラムモータ5の回転軸6は水受槽4の内部に突出している。この回転軸6は水受槽4の軸心線CLに重ねて配置されたものであり、回転軸6には水受槽4の内部に位置してドラム7が固定されている。このドラム7は後面が閉鎖された円筒状をなすものであり、ドラムモータ5の運転状態で回転軸6と一体的に回転する。このドラム7の前面は水受槽4の前面を介して出入口2に後方から対向しており、ドラム7の内部には扉3の開放状態で前方から出入口2と水受槽4の前面とドラム7の前面を通して洗濯物が出し入れされる。このドラム7は洗濯槽に相当し、ドラムモータ5は洗濯モータに相当する。
ドラム7には、図1に示すように、複数の貫通孔8が形成されている。これら複数の貫通孔8のそれぞれは水が流通することが可能なものであり、ドラム7の内部空間は複数の貫通孔8のそれぞれを介して水受槽4の内部空間に接続されている。このドラム7には複数のバッフル9が固定されている。これら複数のバッフル9のそれぞれはドラム7が回転することに応じて軸心線CLを中心に円周方向へ移動するものであり、ドラム7内の洗濯物は複数のバッフル9のそれぞれに引掛かりながら円周方向へ移動する。
外箱1の内部には、図1に示すように、給水弁10が固定されている。この給水弁10は入口および出口を有するものであり、給水弁10の入口は水道の蛇口に接続されている。この給水弁10は給水電磁弁11(図2参照)を駆動源とするものであり、給水弁10の出口は給水電磁弁11の電気的な状態に応じて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられる。この給水弁10の出口は、図1に示すように、注水ケース12に接続されており、給水弁10の開放状態では水道水が給水弁10の出口から注水ケース12内に注入され、給水弁10の閉鎖状態では水道水が注水ケース12内に注入されない。この注水ケース12は外箱1の内部に水受槽4より高所に位置して固定されたものであり、筒状の注水口13を有している。この注水口13は水受槽4の内部に挿入されており、給水弁10から注水ケース12内に注入された水道水は注水口13から水受槽4の内部に注入される。
水受槽4には、図1に示すように、最底部に位置して排水管14の上端部が接続されており、排水管14には排水弁15が介在されている。この排水弁15は排水弁モータ16(図2参照)を駆動源とするものであり、排水弁モータ16の回転量に応じて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられる。この排水弁15の閉鎖状態では注水口13から水受槽4内に注入された水道水が水受槽4内に貯留され、排水弁15の開放状態では水受槽4内に注入された水道水が排水管14を通して水受槽4の外部に排出される。
水受槽4には、図1に示すように、筒状のオーバーフロー口17が接続されている。このオーバーフロー口17は水受槽4内に予め決められた最高量の水道水が貯留されることで水受槽4内の水面の高さが最高値に到達した場合であっても水受槽4内の水面に比べて高所に位置するように配置されたものであり、水受槽4内の水面がオーバーフロー口17に到達した場合には水受槽4内の水道水がオーバーフロー口17から水受槽4の外部に排出される。このオーバーフロー口17はホースを介して排水管14のうちの排水弁15の下流側に接続されており、オーバーフロー口17から排出された水道水はホースを通して排水管14内に排出される。
外箱1の底板には、図1に示すように、水受槽4の下方に位置してメインダクト18が固定されている。このメインダクト18は前後方向へ指向する筒状をなすものであり、メインダクト18の前端部には前ダクト19の下端部が接続されている。この前ダクト19は上下方向へ指向する筒状をなすものであり、前ダクト19の上端部は水受槽4の内部空間に水受槽4の前端部で接続されている。メインダクト18の後端部にはファンケーシング20が固定されている。このファンケーシング20は貫通孔状の吸気口21および筒状の排気口22を有するものであり、ファンケーシング20の内部空間は吸気口21を介してメインダクト18の内部空間に接続されている。
ファンケーシング20には、図1に示すように、ファンケーシング20の外部に位置してファンモータ23が固定されている。このファンモータ23はファンケーシング20の内部に突出する回転軸24を有するものであり、回転軸24にはファンケーシング20の内部に位置してファン25が固定されている。このファン25は軸方向から空気を吸込んで径方向へ吐出する遠心式のものであり、ファンケーシング20の吸気口21はファン25にファン25の軸方向から対向し、ファンケーシング20の排気口22はファン25にファン25の径方向から対向している。
ファンケーシング20の排気口22には、図1に示すように、後ダクト26の下端部が接続されている。この後ダクト26は上下方向へ指向する筒状をなすものであり、後ダクト26の上端部は水受槽4の内部空間に水受槽4の後端部で接続されている。これら後ダクト26とファンケーシング20とメインダクト18と前ダクト19と水受槽4は水受槽4を通路の一部とする環状の循環ダクトを構成するものであり、扉3の閉鎖状態でファンモータ23が運転されている場合にはファン25が一定方向へ回転することで水受槽4内の空気が前ダクト19からメインダクト18を通してファンケーシング20内に吸引され、ファンケーシング20内から後ダクト26を通して水受槽4内に戻される。
メインダクト18の内部には、図1に示すように、エバポレータ27が固定されている。このエバポレータ27は空気を冷却するものであり、冷媒管28の外周面に複数のフィン29を接合することから構成されている。メインダクト18の内部にはコンデンサ30が固定されている。このコンデンサ30は空気を加熱するものであり、エバポレータ27よりも空気の流れの下流側に配置されている。このコンデンサ30は冷媒管31の外周面に複数のフィン32を接合することから構成されたものであり、エバポレータ27の冷媒管28はコンデンサ30の冷媒管31に接続されている。
外箱1の内部には、図1に示すように、コンプレッサ33が固定されている。このコンプレッサ33は循環ダクトの外部に配置されたものであり、冷媒を吐出する吐出口および冷媒を吸込む吸込口を有している。このコンプレッサ33は速度制御可能な3相DCブラシレスモータからなるコンプモータ34(図2参照)を駆動源とするものであり、コンプレッサ33が吐出口から吐出する冷媒の流量はコンプモータ34の回転速度が速くなることに比例して増加する。このコンプレッサ33の吐出口にはコンデンサ30の冷媒管31が接続され、コンプレッサ33の吸込口にはエバポレータ27の冷媒管28が接続されており、コンプモータ34の運転状態ではコンプレッサ33の吐出口から吐出された冷媒がコンデンサ30の冷媒管31およびエバポレータ27の冷媒管28のそれぞれを順に通してコンプレッサ33の吸込口に戻される。
外箱1の内部にはキャピラリーチューブが固定されている。このキャピラリーチューブはエバポレータ27の冷媒管28およびコンデンサ30の冷媒管31相互間に介在されたものであり、循環ダクトの外部に配置されている。このキャピラリーチューブは冷媒の流れを絞るものであり、減圧器に相当する。外箱1の内部にはアキュームレータが固定されている。このアキュームレータはエバポレータ27の冷媒管28およびコンプレッサ33の吸込口相互間に介在されたものであり、循環ダクトの外部に配置されている。このアキュームレータは冷媒を気体および液体に相互に分離するものであり、コンプレッサ33の吸込口にはアキュームレータが分離した気体の冷媒が戻される。
エバポレータ27とコンデンサ30とコンプレッサ33とキャピラリーチューブとアキュームレータはヒートポンプを構成するものであり、扉3の閉鎖状態でファンモータ23およびコンプモータ34のそれぞれが運転されている場合には水受槽4内の空気がエバポレータ27に接触することで冷風化され、冷風がコンデンサ30に接触することで温風化され、水受槽4内に温風が戻される。このため、ドラム7の内部に水分を含んだ未乾燥の洗濯物が投入されている場合にはエバポレータ27が水受槽4からの空気を冷却することで除湿し、コンデンサ30が除湿風を加熱するので、コンデンサ30から水受槽4の複数の貫通孔8のそれぞれを通してドラム7内の洗濯物に低湿度な温風が吹付けられることでドラム7内の洗濯物の乾燥が促進される。
外箱1の前板には、図1に示すように、操作パネル35が固定されており、操作パネル35には、図3に示すように、操作パネル35の後方に位置してスタートスイッチ36と洗濯スイッチ37と洗乾スイッチ38と乾燥スイッチ39と洗いスイッチ40とすすぎスイッチ41と脱水スイッチ42と乾燥スイッチ43とよく洗うスイッチ44とよくすすぐスイッチ45とよく乾かすスイッチ46と節約するスイッチ47と速くするスイッチ48とメモリクリアスイッチ49が固定されている。
スタートスイッチ36〜メモリクリアスイッチ49の14種類のそれぞれは自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、図3に示すように、キー50を有している。これらキー50のそれぞれはオフ位置およびオフ位置に比べて後方のオン位置相互間で移動可能にされたものであり、スタートスイッチ36〜メモリクリアスイッチ49のそれぞれはキー50のオフ位置で電気的なオフ状態になる。これらスタートスイッチ36〜メモリクリアスイッチ49のそれぞれはキー50がオン位置に操作されることで電気的なオン状態になるものであり、キー50のオン位置でキー50から操作力が除去された場合にはキー50がオフ位置に自己復帰することで電気的なオフ状態に戻る。これらスタートスイッチ36〜メモリクリアスイッチ49のそれぞれのキー50は操作パネル35の前方に配置されたものであり、前方の使用者がオフ位置からオン位置に操作することが可能なものである。
よく洗うスイッチ44のキー50は使用者が洗濯物を洗剤分を含有する水で洗う場合の汚れの落ち具合を現状に比べて高めるために操作するものであり、よく洗うスイッチ44のキー50には、図3に示すように、よく洗うスイッチ44のキー50が有効に操作された場合の効果を使用者に報知する「よく洗う」の表示部51が前方から視覚的に認識可能に記されている。このよく洗うスイッチ44のキー50は操作子に相当する。よくすすぐスイッチ45のキー50は使用者が洗濯物から洗剤分を排出する場合の洗剤分の排出具合を現状に比べて高めるために操作するものであり、よくすすぐスイッチ45のキー50にはよくすすぐスイッチ45のキー50が有効に操作された場合の効果を使用者に報知する「よくすすぐ」の表示部52が前方から視覚的に認識可能に記されている。このよくすすぐスイッチ45のキー50は操作子に相当する。よく乾かすスイッチ46のキー50は使用者が洗濯物を温風で乾かす場合の乾燥具合を現状に比べて高めるために操作するものであり、よく乾かすスイッチ46のキー50にはよく乾かすスイッチ46のキー50が有効に操作された場合の効果を使用者に報知する「よく乾かす」の表示部53が前方から視覚的に認識可能に記されている。このよく乾かすスイッチ46のキー50は操作子に相当する。
節約するスイッチ47のキー50は使用者が水道水の使用量および電力の使用量のそれぞれを現状に比べて節約するために操作するものであり、節約するスイッチ47のキー50には、図3に示すように、節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合の効果を使用者に報知する「節約する」の表示部54が前方から視覚的に認識可能に記されている。この節約するスイッチ47のキー50は操作子に相当する。速くするスイッチ48のキー50は使用者が運転コースの全体の所要時間を現状に比べて短縮するために操作するものであり、速くするスイッチ48のキー50には速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合の効果を使用者に報知する「速くする」の表示部55が前方から視覚的に認識可能に記されている。この速くするスイッチ48のキー50は操作子に相当する。
スタートスイッチ36のキー50は、図3に示すように、円形状をなすものであり、スタートスイッチ36のキー50の外周面にはダイアル56が前方から操作可能に装着されている。このダイアル56はスタートスイッチ36のキー50の静止状態でスタートスイッチ36のキー50の外周面に沿って時計回り方向へ回転可能にされたものであり、ダイアル56にはエンコーダ57(図2参照)の回転軸が連結されている。このエンコーダ57は回転形のものであり、ダイアル56が時計回り方向へ一定角度だけ回転操作される毎に1個のパルス信号を出力する。
操作パネル35には、図3に示すように、液晶表示器からなる表示器58が固定されている。この表示器58は使用者が視覚的に認識することが可能なものであり、表示器58には洗剤量が表示される。この洗剤量は使用者が今回の運転コースでドラム7内に投入することが必要な洗剤の量を称するものであり、予め決められた標準量「1」に対する相対的な数値で表示される。操作パネル35には表示プレート59が固定されている。この表示プレート59は使用者が視覚的に認識することが可能なものであり、表示プレート59には透光性の「標準」「少量」「ドライ」「毛布」「メモリー」「クリーン」の6種類の名称が記されている。この表示プレート59には「標準」〜「クリーン」の6種類のそれぞれの名称の後方に位置してLED60(図2参照)が固定されており、「標準」〜「クリーン」のそれぞれの名称は後方のLED60が点灯することで照明される。
操作パネル35には、図3に示すように、2個のよく洗うLED61と2個のよくすすぐLED62と2個のよく乾かすLED63と2個の節約するLED64と2個の速くするLED65が固定されている。これら2個のよく洗うLED61〜2個の速くするLED65の10個のそれぞれは使用者が視覚的に認識することが可能なものであり、2個のよく洗うLED61のそれぞれはよく洗うスイッチ44のキー50の右下部に左右方向に並べて配置され、2個のよくすすぐLED62のそれぞれはよくすすぐスイッチ45のキー50の右下部に左右方向に並べて配置され、2個のよく乾かすLED63のそれぞれはよく乾かすスイッチ46のキー50の右下部に左右方向に並べて配置され、2個の節約するLED64のそれぞれは節約するスイッチ47のキー50の右下部に左右方向に並べて配置され、2個の速くするLED65のそれぞれは速くするスイッチ48のキー50の右下部に左右方向に並べて配置されている。
図2の主制御回路66はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMとEEPROMを有している。この主制御回路66は外箱1の内部に固定されたものであり、スタートスイッチ36〜メモリクリアスイッチ49の14種類のそれぞれに対してオフ状態からオン状態に変化したか否かを判断することで14種類のキー50のそれぞれがオフ位置からオン位置に操作されたか否かを判断し、エンコーダ57から出力されるパルス信号を検出した場合にRAMのカウンタNの値を加算することでパルス信号の数を計測する。この主制御回路66は洗濯物量判定手段とパラメータ設定手段と洗い処理手段とすすぎ処理手段と脱水処理手段とデータ設定手段と乾燥処理手段と記録手段とデータ検出手段のそれぞれに相当する。
図2の水量センサ67は水受槽4内の水量に応じた大きさの水量信号を出力するものであり、主制御回路66のCPUは水量信号の大きさから水受槽4内の水量を検出する。図2のドラム入口温度センサ68は後ダクト26の内部に固定されたものである。このドラム入口温度センサ68はコンデンサ30から水受槽4内に注入される温風の温度に応じた大きさの温度信号を出力するものであり、主制御回路66のCPUはドラム入口温度センサ68から出力される温度信号に基づいてドラム7内の洗濯物に吹付けられる前の温風の温度を検出する。この温風の温度をドラム入口温度と称する。図2のドラム出口温度センサ69は前ダクト19の内部に固定されたものである。このドラム出口温度センサ69はドラム7内からエバポレータ27に戻される温風の温度に応じた大きさの温度信号を出力するものであり、主制御回路66のCPUはドラム出口温度センサ69から出力される温度信号に基づいてドラム7内の洗濯物に吹付けられた後の温風の温度を検出する。この温風の温度をドラム出口温度と称する。
図2のLCD駆動回路70は表示器58に駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUはLCD駆動回路70を電気的に制御することで表示器58に洗剤量を表示する。図2のLED駆動回路71は表示プレート59の複数のLED60のそれぞれに駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUはLED駆動回路71を電気的に制御することで表示プレート59の名称「標準」〜「クリーン」の6種類のそれぞれを照明する。図2のLED駆動回路72は2個のよく洗うLED61〜2個の速くするLED65の10個のそれぞれに駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUはLED駆動回路72を電気的に制御することで2個のよく洗うLED61〜2個の速くするLED65の10個のそれぞれを点灯状態および消灯状態状互換で操作する。
図2の電磁弁駆動回路73は給水電磁弁11に駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUは電磁弁駆動回路73を電気的に制御することで給水電磁弁11を電気的にオンオフし、給水電磁弁11をオン時間の長さに応じて調整することで給水弁10を開閉操作する。図2のモータ駆動回路74は排水弁モータ16に駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUはモータ駆動回路74を電気的に制御することで排水弁モータ16を電気的にオンオフし、排水弁モータ16の動作をオン時間の長さに応じて調整することで排水弁15を開閉操作する。図2のモータ駆動回路75はファンモータ23に駆動電源を印加するものであり、主制御回路66のCPUはモータ駆動回路75を電気的に制御することでファンモータ23を電気的にオンオフし、ファン25を一定方向へ回転する運転状態および静止した運転停止状態相互間で操作する。
図2のインバータ制御回路76はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMを有している。図2の速度センサ77はドラムモータ5のステータに固定されたホールICからなるものである。この速度センサ77はドラムモータ5のロータマグネットから磁界が作用することで電気的な状態が変化するものであり、インバータ制御回路76はドラムモータ5の運転状態では速度センサ77の電気的な状態が単位時間当りにどれだけ変化したかを計測することでドラムモータ5の回転速度を検出する。図2のインバータ回路78は直流電源を交流電源に変換することでドラムモータ5の駆動電源を生成するものであり、インバータ制御回路76は目標速度の設定結果および回転速度の計測結果相互間の偏差を演算し、インバータ回路78を偏差の演算結果に応じて電気的に制御することでドラムモータ5を目標速度の設定結果で回転操作する。
図2の速度センサ79はコンプモータ34のステータに固定されたホールICからなるものであり、インバータ制御回路76はコンプモータ34の運転状態では速度センサ79の電気的な状態が単位時間当りにどれだけ変化したかを計測することでコンプモータ34の回転速度を検出する。図2のインバータ回路80は直流電源を交流電源に変換することでコンプモータ34の駆動電源を生成するものであり、インバータ制御回路76は目標速度の設定結果および回転速度の計測結果相互間の偏差を演算し、インバータ回路80を偏差の演算結果に応じて電気的に制御することでコンプモータ34を目標速度の設定結果で回転操作する。このインバータ制御回路76は主制御回路66のCPUからコマンドが送信されるものであり、インバータ回路78をコマンドの受信結果で電気的に制御することでドラムモータ5をコマンドの受信結果で回転操作し、インバータ回路80をコマンドの受信結果で電気的に制御することでコンプモータ34をコマンドの受信結果で回転操作する。
操作パネル35には、図3に示すように、入スイッチ81および切スイッチ82が固定されている。これら入スイッチ81および切スイッチ82のそれぞれは使用者が操作することが可能なキー83を有するものであり、電源基板には商用交流電源の遮断状態で入スイッチ81のキー83が操作されることで商用交流電源が供給され、商用交流電源の供給状態で切スイッチ82のキー83が操作されることで商用交流電源が遮断される。この電源基板は図2の全ての電気的な部品の駆動電源を商用交流電源に基づいて生成するものであり、商用交流電源の遮断状態で入スイッチ81のキー83が操作された場合には電源基板から主制御回路66およびインバータ制御回路76のそれぞれに駆動電源が印加されることで主制御回路66およびインバータ制御回路76のそれぞれが起動する。
図4は主制御回路66のROMに予め記録された運転コーステーブルである。この運転コーステーブルは運転コースの大分類「洗濯コース」「洗乾コース」「乾燥コース」のそれぞれに複数の運転コースを設定したものであり、複数の運転コースのそれぞれにはカウンタNの値が割付けられている。「洗濯コース」は洗濯物を洗剤分を含有する水で洗う洗い処理と洗濯物から洗剤分を除去するすすぎ処理と洗濯物から水分を遠心力で排出する脱水処理のそれぞれを順に行う運転コースを総称するものであり、「洗濯コース」には「標準洗濯コース」〜「クリーン洗濯コース」の6種類の運転コースが設定されている。「洗乾コース」は洗い処理とすすぎ処理と脱水処理のそれぞれを順に行った後に洗濯物を温風で乾かす乾燥処理を行う運転コースを総称するものであり、「洗乾コース」には「標準洗乾コース」〜「クリーン洗乾コース」の5種類の運転コースが設定されている。「乾燥コース」は洗い処理とすすぎ処理と脱水処理のそれぞれを行うことなく乾燥処理を行う運転コースを総称するものであり、「乾燥コース」には「標準乾燥コース」〜「クリーン乾燥コース」の4種類の運転コースが設定されている。
図5の(a)は主制御回路66のROMに予め記録された洗い時間テーブルである。この洗い時間テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの洗い時間を設定したものであり、洗い時間は洗い処理を開始してから終了するまでの所要時間である。この洗い時間テーブルの3種類の洗い時間のそれぞれは標準値に相当する。図5の(b)は主制御回路66のROMに予め記録された洗剤量テーブルである。この洗剤量テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの洗剤量を設定したものであり、洗剤量は標準値「1.0」を基準とする相対的な洗剤の投入量である。この洗剤量テーブルの3種類の洗剤量のそれぞれは標準値に相当する。図5の(c)は主制御回路66のROMに予め記録されたすすぎテーブルである。このすすぎテーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つのすすぎパターンを設定したものであり、すすぎパターンはすすぎ処理をどのような内容で行うかを示すものである。「3回注水」はすすぎ処理として3回の注水すすぎ処理を行うことであり、「2回注水」はすすぎ処理として2回の注水すすぎ処理を行うことであり、「1回注水」はすすぎ処理として1回の注水すすぎ処理を行うことである。このすすぎテーブルの3種類のすすぎパターンのそれぞれは標準値に相当する。
図5の(d)は主制御回路66のROMに予め記録された水量テーブルである。この水量テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの水量を設定したものであり、水量は洗い処理およびためすすぎ処理のそれぞれで水受槽4内に貯留する水の量である。この水量テーブルの3種類の水量のそれぞれは標準値に相当する。図5の(e)は主制御回路66のROMに予め記録された脱水時間テーブルである。この脱水時間テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの脱水時間を設定したものであり、脱水時間は脱水処理を開始してから終了するまでの所要時間である。この脱水時間テーブルの3種類の脱水時間のそれぞれは標準値に相当する。図5の(f)は主制御回路66のROMに予め記録された乾燥率テーブルである。この乾燥率テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの乾燥率を設定したものであり、乾燥率は乾燥処理を終了するための閾値である。この乾燥率テーブルの3種類の乾燥率のそれぞれは標準値に相当する。図5の(g)は主制御回路66のROMに予め記録された制御温度テーブルである。この制御温度テーブルは洗濯物量「高重量」「中重量」「低重量」のそれぞれに一つの制御温度を設定したものであり、制御温度は乾燥処理で洗濯物に吹付けられる前のコンデンサ30の下流側での温風の温度である。この制御温度テーブルの3種類の制御温度のそれぞれは標準値に相当する。
図6は主制御回路66のROMに予め記録されたすすぎパターンテーブルである。このすすぎパターンテーブルは複数のすすぎパターンのそれぞれに順位およびカウンタNの値の双方を設定したものであり、すすぎパターンテーブルには4種類のすすぎパターン「4回注水」「3回注水」「2回注水」「1回注水」を含む8種類のすすぎパターンが設定されている。「4回注水」はすすぎ処理として4回の注水すすぎ処理を行うものであり、「4回」はすすぎ処理として4回のためすすぎ処理を行うものであり、「3回」はすすぎ処理として3回のためすすぎ処理を行うものであり、「2回」はすすぎ処理として2回のためすすぎ処理を行うものであり、「1回」はすすぎ処理として1回のためすすぎ処理を行うものである。順位は洗濯物から洗剤分を排出することが可能なすすぎ能力の高さであり、順位「8」はすすぎ能力が最も高いことであり、順位「1」はすすぎ能力が最も低いことである。
図7は主制御回路66のCPUが更新するEEPROMのカウンタの一覧であり、カウンタにはカウンタN1〜N7の7種類が設定されている。カウンタN1はよく洗うスイッチ44のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN1は洗濯物量に応じて設定される洗い時間を修正するためのものであり、よく洗うスイッチ44のキー50および速くするスイッチ48のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない場合に初期値「0」に設定される。カウンタN2はよく洗うスイッチ44のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN2は洗濯物量に応じて設定される洗剤量を修正するためのものであり、よく洗うスイッチ44のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。
カウンタN3はよくすすぐスイッチ45のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合および速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合のそれぞれに一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN3は洗濯物量に応じて設定されるすすぎパターンを修正するためのものであり、よくすすぐスイッチ45のキー50と節約するスイッチ47のキー50と速くするスイッチ48のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。カウンタN4はよくすすぐスイッチ45のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN4は洗濯物量に応じて設定される水量を修正するためのものであり、よくすすぐスイッチ45のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。
カウンタN5は速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN5は洗濯物量に応じて設定される脱水時間を修正するためのものであり、速くするスイッチ48のキー50が1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。カウンタN6はよく乾かすスイッチ46のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN6は洗濯物量に応じて設定される乾燥率を修正するためのものであり、よく乾かすスイッチ46のキー50および速くするスイッチ48のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。カウンタN7はよく乾かすスイッチ46のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が加算され、節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合に一定値「1」が減算されるものである。このカウンタN7は洗濯物量に応じて設定される制御温度を修正するためのものであり、よく乾かすスイッチ46のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれが1回も有効に操作されていない状態で初期値「0」に設定される。これらカウンタN1〜N7のそれぞれはパラメータの値を修正するためのデータに相当する。
図8は主制御回路66のROMに予め記録された運転制御プログラムであり、主制御回路66のCPUは電源基板から駆動電源が供給されることで起動した場合にはステップS1の初期化処理でRAMを初期設定し、ステップS2でEEPROMからカウンタN1の値とカウンタN2の値とカウンタN3の値とカウンタN4の値とカウンタN5の値とカウンタN6の値とカウンタN7の値のそれぞれを検出し、カウンタN1の値の検出結果〜カウンタN7の値の検出結果の7種類のそれぞれをRAMに記録する。
主制御回路66のCPUはステップS2でカウンタN1〜N7の7種類の値のそれぞれをRAMに記録すると、ステップS3でメモリクリアスイッチ49がオン状態にあるか否かを判断する。ここでメモリクリアスイッチ49がオン状態にあると判断した場合にはステップS4でEEPROMのカウンタN1〜N7の7種類の値のそれぞれに初期値「0」を設定し、ステップS5でRAMのカウンタN1〜N7の7種類の値のそれぞれに初期値「0」を設定し、ステップS6で2個のよく洗うLED61と2個のよくすすぐLED62と2個のよく乾かすLED63と2個の節約するLED64と2個の速くするLED65の10個のそれぞれを消灯状態にする。即ち、EEPROMのカウンタN1〜N7の7種類の値およびRAMのカウンタN1〜N7の7種類の値のそれぞれは使用者が運転コースを開始する前にメモリクリアスイッチ49のキー50を操作することで初期値「0」にリセットされる。
1.運転コース設定処理1
主制御回路66のCPUは図8のステップS7へ移行すると、洗濯スイッチ37がオン状態にあるか否かを判断する。ここで洗濯スイッチ37がオン状態にあると判断した場合にはステップS8の運転コース設定処理1へ移行し、ステップS8の運転コース設定処理1を終えた場合にはステップS9でスタートスイッチ36がオン状態にあるか否かを判断し、ステップS9でスタートスイッチ36がオン状態にあると判断した場合にはステップS23の運転コース実行処理へ移行する。
運転コース設定処理1は図4の左列の「標準洗濯コース」〜「クリーン洗濯コース」の6種類の運転コースのうちからカウンタNの値に応じた一つの運転コースを選択し、運転コースの選択結果に応じたLED60を点灯状態にすることで表示プレート59の名称「標準」「少量」「ドライ」「毛布」「メモリー」「クリーン」のうち運転コースの選択結果に応じた一つのものを照明するものであり、運転コースの選択状態では洗いスイッチ40がオン状態にあると判断する毎に洗い時間に一定値を加算し、すすぎスイッチ41がオン状態にあると判断する毎に図6のすすぎパターンテーブルから順位が「1」だけ上のすすぎパターンを検出し、脱水スイッチ42がオン状態にあると判断する毎に脱水時間に一定値を加算する。これら洗い時間の加算処理とすすぎパターンの検出処理と脱水時間の加算処理のそれぞれはROMに予め記録された一定の初期値(0)を基準に行われるものである。この運転コース設定処理1は使用者がダイアル56を回転操作することで洗濯用の一つの運転コースを選択し、運転コースの選択状態で洗いスイッチ40のキー50を操作することで洗い時間を数値で一定の初期値を基準に設定し、運転コースの選択状態ですすぎスイッチ41のキー50を操作することですすぎパターンを数値で一定の初期値を基準に設定し、運転コースの選択状態で脱水スイッチ42のキー50を操作することで脱水時間を数値で一定の初期値を基準に設定するものであり、洗い時間とすすぎパターンと脱水時間のそれぞれはドラム7内の洗濯物の重量とは無関係にキー50の操作回数に応じて設定される。
2.運転コース設定処理2
主制御回路66のCPUは図8のステップS7で洗濯スイッチ37がオン状態にないと判断すると、ステップS10で洗乾スイッチ38がオン状態にあるか否かを判断する。ここで洗乾スイッチ38がオン状態にあると判断した場合にはステップS11の運転コース設定処理2へ移行し、ステップS11の運転コース設定処理2を終えた場合にはステップS12でスタートスイッチ36がオン状態にあるか否かを判断し、ステップS12でスタートスイッチ36がオン状態にあると判断した場合にはステップS23の運転コース実行処理へ移行する。
運転コース設定処理2は図4の中列の「標準洗乾コース」〜「クリーン洗乾コース」の5種類の運転コースのうちからカウンタNの値に応じた一つの運転コースを選択し、運転コースの選択結果に応じたLED60を点灯状態にすることで表示プレート59の名称「標準」「少量」「ドライ」「毛布」「メモリー」「クリーン」のうち運転コースの選択結果に応じた一つのものを照明するものであり、運転コースの選択状態では洗いスイッチ40がオン状態にあると判断する毎に洗い時間に一定値を加算し、すすぎスイッチ41がオン状態にあると判断する毎に図6のすすぎパターンテーブルから順位が「1」だけ上のすすぎパターンを検出し、乾燥スイッチ43がオン状態にあると判断する毎に乾燥率に一定値を加算する。これら洗い時間の加算処理とすすぎパターンの検出処理と乾燥率の加算処理のそれぞれはROMに予め記録された一定の初期値(0)を基準に行われるものである。この運転コース設定処理2は使用者がダイアル56を回転操作することで洗乾用の一つの運転コースを選択し、運転コースの選択状態で洗いスイッチ40のキー50を操作することで洗い時間を数値で一定の初期値を基準に設定し、運転コースの選択状態ですすぎスイッチ41のキー50を操作することですすぎパターンを数値で一定の初期値を基準に設定し、運転コースの選択状態で乾燥スイッチ43のキー50を操作することで乾燥率を数値で一定の初期値を基準に設定するものであり、洗い時間とすすぎパターンと乾燥率のそれぞれはドラム7内の洗濯物の重量とは無関係にキー50の操作回数に応じて設定される。
3.運転コース設定処理3
主制御回路66のCPUは図8のステップS10で洗乾スイッチ38がオン状態にないと判断すると、ステップS13で乾燥スイッチ39がオン状態にあるか否かを判断する。ここで乾燥スイッチ39がオン状態にあると判断した場合にはステップS14の運転コース設定処理3へ移行し、ステップS14の運転コース設定処理3を終えた場合にはステップS15でスタートスイッチ36がオン状態にあるか否かを判断し、ステップS15でスタートスイッチ36がオン状態にあると判断した場合にはステップS23の運転コース実行処理へ移行する。
運転コース設定処理3は図4の右列の「標準乾燥コース」〜「クリーン乾燥コース」の4種類の運転コースのうちからカウンタNの値に応じた一つの運転コースを選択し、運転コースの選択結果に応じたLED60を点灯状態にすることで表示プレート59の名称「標準」「少量」「ドライ」「毛布」「メモリー」「クリーン」のうち運転コースの選択結果に応じた一つのものを照明するものであり、運転コースの選択状態では乾燥スイッチ43がオン状態にあると判断する毎に乾燥時間に一定値を加算する。この乾燥時間の加算処理はROMに予め記録された一定の初期値(0)を基準に行われるものである。この運転コース設定処理3は使用者がダイアル56を回転操作することで乾燥用の一つの運転コースを選択し、運転コースの選択状態で乾燥スイッチ43のキー50を操作することで乾燥率を数値で一定の初期値を基準に設定するものであり、乾燥率はドラム7内の洗濯物の重量とは無関係にキー50の操作回数に応じて設定される。
4.標準洗乾コース修正処理
主制御回路66のCPUは図8のステップS13で乾燥スイッチ39がオン状態にないと判断すると、ステップS16のよく洗うスイッチ処理とステップS17のよくすすぐスイッチ処理とステップS18のよく乾かすスイッチ処理とステップS19の節約するスイッチ処理とステップS20の速くするスイッチ処理のそれぞれへ順に移行する。これらよく洗うスイッチ処理〜速くするスイッチ処理のそれぞれは全ての運転コースのうちで使用頻度が最も高い「標準洗乾コース」の運転内容を前回の「標準洗乾コース」での洗濯物の仕上り状態を参考に使用者が好みで修正するものであり、使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作することなくスタートスイッチ36のキー50を操作した場合にはCPUはステップS21でスタートスイッチ36がオン状態にあると判断し、ステップS16のよく洗うスイッチ処理〜ステップS20の速くするスイッチ処理のそれぞれを終える。
4−1.よく洗うスイッチ処理
図9はよく洗うスイッチ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS31でよく洗うスイッチ44がオン状態にあるか否かを判断する。ここでよく洗うスイッチ44がオン状態にあると判断した場合にはステップS32へ移行し、RAMのカウンタN11の値を「2」と比較する。このカウンタN11はよく洗うスイッチ44のキー50の有効な操作回数を計測するものであり、ステップS1で初期値「0」に設定される。
主制御回路66のCPUはステップS32でカウンタN11の値が「2」に到達していないと判断すると、ステップS33でRAMのカウンタN1の値に一定値「1」を加算し、ステップS34でRAMのカウンタN2の値に一定値「0.1」を加算する。そして、ステップS35でRAMのカウンタN11の値に一定値「1」を加算し、ステップS36で1個のよく洗うLED61を点灯状態にする。即ち、よく洗うスイッチ44は使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作していない状態で有効化されるものであり、よく洗うスイッチ44の有効状態でよく洗うスイッチ44のキー50が1回目に操作された場合および2回目に操作された場合のそれぞれにはRAMのカウンタN1の値とRAMのカウンタN2の値とRAMのカウンタN11の値のそれぞれに一定値が加算される。
主制御回路66のCPUはステップS32でRAMのカウンタN11の値が「2」に到達していると判断すると、ステップS37で表示器58にエラーメッセージ「これ以上に設定を変更することはできません。」を表示する。即ち、よく洗うスイッチ44のキー50の有効な操作回数には上限値「2回」が設定されており、よく洗うスイッチ44のキー50が3回目に操作された場合にはRAMのカウンタN1の値とRAMのカウンタN2の値とRAMのカウンタN11の値のそれぞれが加算されることなく、表示器58にエラーメッセージが表示される。
4−2.よくすすぐスイッチ処理
図10はよくすすぐスイッチ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS41でよくすすぐスイッチ45がオン状態にあるか否かを判断する。ここでよくすすぐスイッチ45がオン状態にあると判断した場合にはステップS42へ移行し、RAMのカウンタN12の値を「2」と比較する。このカウンタN12はよくすすぐスイッチ45のキー50の有効な操作回数を計測するものであり、ステップS1で初期値「0」に設定される。
主制御回路66のCPUはステップS42でカウンタN12の値が「2」に到達していないと判断すると、ステップS43でRAMのカウンタN3の値に一定値「1」を加算し、ステップS44でRAMのカウンタN4の値に一定値「2」を加算する。そして、ステップS45でRAMのカウンタN12の値に一定値「1」を加算し、ステップS46で1個のよくすすぐLED62を点灯状態にする。即ち、よくすすぐスイッチ45は使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作していない状態で有効化されるものであり、よくすすぐスイッチ45の有効状態でよくすすぐスイッチ45のキー50が1回目に操作された場合および2回目に操作された場合のそれぞれにはRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN4の値とRAMのカウンタN12の値のそれぞれに一定値が加算される。
主制御回路66のCPUはステップS42でRAMのカウンタN12の値が「2」に到達していると判断すると、ステップS47で表示器58にエラーメッセージ「これ以上に設定を変更することはできません。」を表示する。即ち、よくすすぐスイッチ45のキー50の有効な操作回数には上限値「2回」が設定されており、よくすすぐスイッチ45のキー50が3回目に操作された場合にはRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN4の値とRAMのカウンタN12の値のそれぞれが加算されることなく、表示器58にエラーメッセージが表示される。
4−3.よく乾かすスイッチ処理
図11はよく乾かすスイッチ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS51でよく乾かすスイッチ46がオン状態にあるか否かを判断する。ここでよく乾かすスイッチ46がオン状態にあると判断した場合にはステップS52へ移行し、RAMのカウンタN13の値を「2」と比較する。このカウンタN13はよく乾かすスイッチ46のキー50の有効な操作回数を計測するものであり、ステップS1で初期値「0」に設定される。
主制御回路66のCPUはステップS52でRAMのカウンタN13の値が「2」に到達していないと判断すると、ステップS53でRAMのカウンタN6の値に一定値「1」を加算し、ステップS54でRAMのカウンタN7の値に一定値「1」を加算する。そして、ステップS55でRAMのカウンタN13の値に一定値「1」を加算し、ステップS56で1個のよく乾かすLED63を点灯状態にする。即ち、よく乾かすスイッチ46のキー50は使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作していない状態で有効化されるものであり、よく乾かすスイッチ46の有効状態でよく乾かすスイッチ46のキー50が1回目に操作された場合および2回目に操作された場合のそれぞれにはRAMのカウンタN6の値とRAMのカウンタN7の値とRAMのカウンタN13の値のそれぞれに一定値が加算される。
主制御回路66のCPUはステップS52でRAMのカウンタN13の値が「2」に到達していると判断すると、ステップS57で表示器58にエラーメッセージ「これ以上に設定を変更することはできません。」を表示する。即ち、よく乾かすスイッチ46のキー50の有効な操作回数には上限値「2回」が設定されており、よく乾かすスイッチ46のキー50が3回目に操作された場合にはRAMのカウンタN6の値とRAMのカウンタN7の値とRAMのカウンタN13の値のそれぞれが加算されることなく、表示器58にエラーメッセージが表示される。
4−4.節約するスイッチ処理
図12は節約するスイッチ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS61で節約するスイッチ47がオン状態にあるか否かを判断する。ここで節約するスイッチ47がオン状態にあると判断した場合にはステップS62へ移行し、RAMのカウンタN14の値を「2」と比較する。このカウンタN14は節約するスイッチ47のキー50の有効な操作回数を計測するものであり、ステップS1で初期値「0」に設定される。
主制御回路66のCPUはステップS62でRAMのカウンタN14の値が「2」に到達していないと判断すると、ステップS63でRAMのカウンタN2の値から一定値「0.1」を減算し、ステップS64でRAMのカウンタN3の値から一定値「1」を減算し、ステップS65でRAMのカウンタN4の値から一定値「2」を減算し、ステップS66でRAMのカウンタN7の値から一定値「1」を減算する。そして、ステップS67でRAMのカウンタN14の値に一定値「1」を加算し、ステップS68で1個の節約するLED64を点灯状態にする。即ち、節約するスイッチ47は使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作していない状態で有効化されるものであり、節約するスイッチ47の有効状態で節約するスイッチ47のキー50が1回目に操作された場合および2回目に操作された場合のそれぞれにはRAMのカウンタN2の値とRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN4の値とRAMのカウンタN7の値のそれぞれから一定値が減算され、RAMのカウンタN14の値に一定値が加算される。
主制御回路66のCPUはステップS62でRAMのカウンタN14の値が「2」に到達していると判断すると、ステップS69で表示器58にエラーメッセージ「これ以上に設定を変更することはできません。」を表示する。即ち、節約するスイッチ47のキー50の有効な操作回数には上限値「2回」が設定されており、節約するスイッチ47のキー50が3回目に操作された場合にはRAMのカウンタN2の値とRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN4の値とRAMのカウンタN7の値のそれぞれから一定値が減算されることなくRAMのカウンタN14の値に一定値が加算されることもなく、表示器58にエラーメッセージが表示される。
4−5.速くするスイッチ処理
図13は速くするスイッチ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS71で速くするスイッチ48がオン状態にあるか否かを判断する。ここで速くするスイッチ48がオン状態にあると判断した場合にはステップS72へ移行し、RAMのカウンタN15の値を「2」と比較する。このカウンタN15は速くするスイッチ48の有効な操作回数を計測するものであり、ステップS1で初期値「0」に設定される。
主制御回路66のCPUはステップS72でRAMのカウンタN15の値が「2」に到達していないと判断すると、ステップS73でRAMのカウンタN1の値から一定値「1」を減算し、ステップS74でRAMのカウンタN3の値から一定値「1」を減算し、ステップS75でRAMのカウンタN5の値から一定値「1」を減算し、ステップS76でRAMのカウンタN6の値から一定値「1」を減算する。そして、ステップS77でRAMのカウンタN15の値に一定値「1」を加算し、ステップS78で1個の速くするLED65を点灯状態にする。即ち、速くするスイッチ48のキー50は使用者が洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作していない状態で有効化されるものであり、速くするスイッチ48の有効状態で速くするスイッチ48のキー50が1回目に操作された場合および2回目に操作された場合のそれぞれにはRAMのカウンタN1の値とRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN5の値とRAMのカウンタN6の値のそれぞれから一定値が減算され、RAMのカウンタN15の値に一定値が加算される。
主制御回路66のCPUはステップS72でRAMのカウンタN15の値が「2」に到達していると判断すると、ステップS79で表示器58にエラーメッセージ「これ以上に設定を変更することはできません。」を表示する。即ち、速くするスイッチ48のキー50の有効な操作回数には上限値「2回」が設定されており、速くするスイッチ48のキー50が3回目に操作された場合にはRAMのカウンタN1の値とRAMのカウンタN3の値とRAMのカウンタN5の値とRAMのカウンタN6の値のそれぞれから一定値が減算されることなくRAMのカウンタN15の値に一定値が加算されることもなく、表示器58にエラーメッセージが表示される。
5.運転コース設定処理4
主制御回路66のCPUは図8のステップS21でスタートスイッチ36がオン状態にあると判断すると、ステップS22の運転コース設定処理4へ移行する。この運転コース設定処理4は運転コースを「標準洗乾コース」に設定し、「標準洗乾コース」に応じた一つのLED60を点灯状態にすることで表示プレート59の名称「標準」を照明するものであり、CPUはステップS22の運転コース設定処理4を終えた場合にはステップS23の運転コース実行処理へ移行する。即ち、運転コースは使用者が電源の投入後に洗濯スイッチ37のキー50と洗乾スイッチ38のキー50と乾燥スイッチ39のキー50をいずれも操作することなくスタートスイッチ36のキー50を操作した場合に「標準洗乾コース」に自動的に設定されるものであり、「標準洗乾コース」の処理内容は使用者がスタートスイッチ36のキー50を操作する前によく洗うスイッチ44のキー50とよくすすぐスイッチ45のキー50とよく乾かすスイッチ46のキー50と節約するスイッチ47のキー50と速くするスイッチ48のキー50のそれぞれを操作することで修正される。
6.運転コース実行処理
主制御回路66のCPUは図8のステップS23の運転コース実行処理へ移行すると、ドラムモータ5と給水弁モータ11と排水弁モータ16とファンモータ23とコンプモータ34のそれぞれを運転コースの設定結果に応じて電気的に制御することで運転コースの設定結果を実行する。
6−1.洗濯物量判定処理
図14は「標準洗乾燥コース」が設定された場合の運転コース実行処理であり、主制御回路66のCPUはステップS81の洗濯物量判定処理でインバータ制御回路76にセンシング開始コマンドおよびセンシング停止コマンドのそれぞれを順に送信する。このセンシング停止コマンドはセンシング開始コマンドが送信されたことを基準に一定時間が経過した時点で送信されるものであり、インバータ制御回路76はセンシング開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路78の制御を一定のセンシングパターンで開始する。このセンシングパターンはドラムモータ5を静止状態から一定方向へ回転操作するものであり、インバータ制御回路76はセンシング停止コマンドを受信した場合には速度センサ77からの出力信号に基づいてドラムモータ5の回転速度を検出し、ドラムモータ5の回転速度を検出した場合にドラムモータ5を運転停止し、ドラムモータ5を運転停止した場合に主制御回路66に回転速度の検出結果を送信する。
主制御回路66のCPUは回転速度の検出結果を受信すると、回転速度の受信結果が高重量判定範囲と中重量判定範囲(<高重量判定範囲)と低重量判定範囲(<中重量判定範囲)のいずれにあるかを判断する。これら高重量判定範囲と中重量判定範囲と低重量判定範囲のそれぞれは主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUは回転速度の受信結果が高重量判定範囲内にあると判断した場合には洗濯物量が高重量であると判定し、回転速度の受信結果が中重量判定範囲内にあると判断した場合には洗濯物量が中重量(<高重量)であると判定し、回転速度の受信結果が低重量判定範囲内にあると判断した場合には洗濯物量が低重量(<中重量)であると判定する。即ち、洗濯物量判定処理はドラムモータ5を運転開始してから一定時間が経過した時点でのドラムモータ5の回転速度の実測結果に基づいてドラム5内の洗濯物の重量を段階的に判定するものである。
6−2.運転情報設定処理
6−2−1.洗い時間の修正
主制御回路66のCPUはステップS81の洗濯物量判定処理を終えると、ステップS82の運転情報設定処理へ移行する。図15および図16のそれぞれは運転情報設定処理であり、CPUは図15のステップS101で洗い時間が設定されているか否かを判断する。この洗い時間は使用者が図8のステップS11の運転コース設定処理2で「標準洗乾コース」を選択した状態で洗いスイッチ40のキー50を操作した場合に設定されるものであり、CPUはステップS101で洗い時間が設定されていると判断した場合にはステップS108でRAMのタイマTwの値に洗い時間の設定結果を設定する。このタイマTwの値はステップS1で初期値「0」に設定されるものであり、CPUはステップS108でタイマTwの値を設定した場合にはステップS109で表示器58にタイマTwの値の設定結果を洗い時間として表示する。
主制御回路66のCPUはステップS101で洗い時間が設定されていないと判断すると、ステップS102で図5の(a)の洗い時間テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた洗い時間を選択する。そして、洗い時間の選択結果にRAMのカウンタN1の値を加算し、ステップS103で洗い時間の加算結果が下限値「5分」以下であるか否かを判断する。この下限値「5分」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS103で洗い時間の加算結果が下限値「5分」以下であると判断した場合にはステップS104で下限値「5分」をタイマTwの値に設定し、ステップS109でタイマTwの値の設定結果を表示器58に表示する。
主制御回路66のCPUはステップS103で洗い時間の加算結果が下限値「5分」以下でないと判断すると、ステップS105で洗い時間の加算結果が上限値「30分」以上であるか否かを判断する。この上限値「30分」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS105で洗い時間の加算結果が上限値「30分」以上であると判断した場合にはステップS106で上限値「30分」をタイマTwの値に設定し、ステップS105で洗い時間の加算結果が上限値「30分」以上でないと判断した場合にはステップS107で洗い時間の加算結果をタイマTwの値に設定し、いずれの場合にもステップS109でタイマTwの値の設定結果を表示器58に表示する。
使用者がよく洗うスイッチ44のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された洗い時間によく洗うスイッチ44のキー50の操作回数に応じた時間が加算されることで洗濯物量に応じて設定された洗い時間が使用者の好みに応じて修正され、使用者が速くするスイッチ48のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された洗い時間から速くするスイッチ48のキー50の操作回数に応じた時間が減算されることで洗濯物量に応じて設定された洗い時間が使用者の好みに応じて修正される。この洗い時間には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、洗い時間の修正は下限値および上限値の範囲内で1分単位で許容される。この洗い時間はパラメータに相当する。
6−2−2.洗剤量の修正
主制御回路66のCPUはステップS109で表示器58にタイマTwの値の設定結果を表示すると、ステップS110で図5の(b)の洗剤量テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた洗剤量を選択する。そして、RAMのカウンタN2の値を洗剤量の選択結果に加算し、ステップS111で洗剤量の加算結果が下限値「0.4」以下であるか否かを判断する。この下限値「0.4」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS111で洗剤量の加算結果が下限値「0.4」以下であると判断した場合にはステップS112で洗剤量として下限値「0.4」を表示器58に表示する。
主制御回路66のCPUはステップS111で洗剤量の加算結果が下限値「0.4」以下でないと判断すると、ステップS113で洗剤量の加算結果が上限値「1.3」以上であるか否かを判断する。この上限値「1.3」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS113で洗剤量の加算結果が上限値「1.3」以上であると判断した場合にはステップS114で洗剤量として上限値「1.3」を表示器58に表示し、ステップS113で洗剤量の加算結果が上限値「1.3」以上でないと判断した場合にはステップS115で洗剤量として洗剤量の加算結果を表示器58に表示する。
使用者がよく洗うスイッチ44のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された洗剤量によく洗うスイッチ44のキー50の操作回数に応じた値が加算されることで洗濯物量に応じて設定された洗剤量が使用者の好みに応じて修正され、使用者が節約するスイッチ47のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された洗剤量から節約するスイッチ47のキー50の操作回数に応じた値が減算されることで洗濯物量に応じて設定された洗剤量が使用者の好みに応じて修正される。この洗剤量には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、洗剤量の表示値の修正は下限値および上限値の範囲内で「0.2」単位で許容される。この洗剤量はパラメータに相当する。
6−2−3.すすぎパターンの修正
主制御回路66のCPUはステップS112またはステップS114またはステップS115で表示器58に洗剤量を表示すると、ステップS116ですすぎパターンが設定されているか否かを判断する。このすすぎパターンは使用者が図8のステップS11の運転コース設定処理2で「標準洗乾コース」を選択した状態ですすぎスイッチ41のキー50を操作した場合に設定されるものであり、CPUはステップS116ですすぎパターンが設定されていると判断した場合にはステップS120へ移行する。
主制御回路66のCPUはステップS116ですすぎパターンが設定されていないと判断すると、ステップS117で図5の(c)のすすぎテーブルから洗濯物量の判定結果に応じたすすぎパターンを選択し、ステップS118でRAMのカウンタN3の値が「0」であるか否かを判断する。ここでRAMのカウンタN3の値が「0」であると判断した場合にはすすぎパターンの選択結果を変更することなくステップS120へ移行し、RAMのカウンタN3の値が「0」でないと判断した場合にはステップS119へ移行する。
主制御回路66のCPUはステップS119へ移行すると、RAMのカウンタN3の値に応じてすすぎパターンの選択結果を変更する。このすすぎパターンの変更処理はRAMのカウンタN3の値がプラスである場合には図6のすすぎパターンテーブルからすすぎパターンの選択結果に対してRAMのカウンタN3の値だけ順位が大きなすすぎパターンを選択することで行われ、RAMのカウンタN3の値がマイナスである場合には図6のすすぎパターンテーブルからすすぎパターンの選択結果に対してRAMのカウンタN3の値だけ順位が小さなすすぎパターンを選択することで行われるものであり、CPUはステップS119ですすぎパターンの選択結果を変更した場合にはステップS120へ移行する。
例えばすすぎパターンの選択結果が「3回注水」でRAMのカウンタN3の値が「2」である場合には「3回注水」が「4回注水」に変更され、すすぎパターンの選択結果が「3回注水」でRAMのカウンタN3の値が「−2」である場合には「3回注水」が「2回注水」に変更される。このすすぎパターンの変更処理は「4回注水」および「1回」のそれぞれを限度に行われるものであり、RAMのカウンタN3の値だけ順位が大きなすすぎパターンが存在しない場合にはすすぎパターンの選択結果が上限のすすぎパターン「4回注水」に変更され、RAMのカウンタN3の値だけ順位が小さなすすぎパターンが存在しない場合にはすすぎパターンの選択結果が下限のすすぎパターン「1回」に変更される。例えばすすぎパターンの選択結果が「3回注水」でRAMのカウンタN3の値が「3」である場合には「3回注水」が「4回注水」に変更され、すすぎパターンの選択結果が「1回注水」でRAMのカウンタN3の値が「−2」である場合には「1回注水」が「1回」に変更される。
使用者がよくすすぐスイッチ45のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定されたすすぎパターンがよくすすぐスイッチ45のキー50の操作回数に応じてすすぎ能力が高いものに修正され、使用者が節約するスイッチ47のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定されたすすぎパターンが節約するスイッチ47のキー50の操作回数に応じて水道水の使用量および電力の使用量のそれぞれが少ないものに修正され、使用者が速くするスイッチ48のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定されたすすぎパターンが速くするスイッチ48のキー50の操作回数に応じて所要時間が短いものに修正される。このすすぎパターンには下限のすすぎパターンおよび上限のすすぎパターンのそれぞれが設定されており、すすぎパターンの修正は下限のすすぎパターンおよび上限のすすぎパターンの範囲内で順位「1」単位で許容される。このすすぎパターンはパラメータに相当する。
主制御回路66のCPUはステップS120へ移行すると、RAMのカウンタN21の値にすすぎパターンの選択結果に応じた値を設定する。このカウンタN21は図14のステップS88の注水すすぎ処理の繰返し回数を計測するものであり、すすぎパターンの選択結果が「1回注水」である場合にはカウンタN21の値に「1」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「2回注水」である場合にはカウンタN21の値に「2」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「3回注水」である場合にはカウンタN21の値に「3」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「4回注水」である場合にはカウンタN21の値に「4」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「1回」「2回」「3回」「4回」のそれぞれである場合にはカウンタN21の値に「0」が設定される。
主制御回路66のCPUはステップS120でRAMのカウンタN21の値を設定すると、ステップS121でRAMのカウンタN22の値にすすぎパターンの選択結果に応じた値を設定し、ステップS122ですすぎパターンの選択結果を表示器58に表示する。このカウンタN22は図14のステップS93のためすすぎ処理の繰返し回数を計測するものであり、すすぎパターンの選択結果が「1回」である場合にはカウンタN22の値に「1」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「2回」である場合にはカウンタN22の値に「2」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「3回」である場合にはカウンタN22の値に「3」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「4回」である場合にはカウンタN22の値に「4」が設定され、すすぎパターンの選択結果が「1回注水」「2回注水」「3回注水」「4回注水」のそれぞれである場合にはカウンタN22の値に「0」が設定される。
6−2−4.水量の修正
主制御回路66のCPUはステップS122で表示器58にすすぎパターンを表示すると、ステップS123で図5の(d)の水量テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた水量を選択する。そして、RAMのカウンタN4の値を水量の選択結果に加算し、ステップS124で水量の加算結果が下限値「8L(リットル)」以下であるか否かを判断する。この下限値「8L」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS124で水量の加算結果が下限値「8L」以下であると判断した場合にはステップS125で水量を下限値「8L」に設定し、ステップS129で表示器58に水量の設定結果を表示する。
主制御回路66のCPUはステップS124で水量の加算結果が下限値「8L」以下でないと判断すると、ステップS126で水量の加算結果が上限値「32L」以上であるか否かを判断する。この上限値「32L」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS126で水量の加算結果が上限値「32L」以上であると判断した場合にはステップS127で水量を上限値「32L」に設定し、ステップS126で水量の加算結果が上限値「32L」以上でないと判断した場合にはステップS128で水量を水量の加算結果に設定し、いずれの場合にもステップS129で表示器58に水量の設定結果を表示する。
使用者がよくすすぐスイッチ45のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された水量によく洗うスイッチ45のキー50の操作回数に応じた量が加算されることで洗濯物量に応じて設定された水量が使用者の好みに応じて修正され、使用者が節約するスイッチ47のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された水量から節約するスイッチ47のキー50の操作回数に応じた量が減算されることで洗濯物量に応じて設定された水量が使用者の好みに応じて修正される。この水量には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、水量の修正は下限値および上限値の範囲内で「2L」単位で許容される。この水量はパラメータに相当する。
6−2−5.脱水時間の修正
主制御回路66のCPUはステップS129で表示器58に水量を表示すると、図16のステップS130で図5の(e)の脱水時間テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた脱水時間を選択する。そして、RAMのカウンタN5の値を脱水時間の選択結果に加算し、ステップS131で脱水時間の加算結果が下限値「1分」以下であるか否かを判断する。この下限値「1分」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS131で脱水時間の加算結果が下限値「1分」以下であると判断した場合にはステップS132でRAMのタイマTsの値を下限値「1分」に設定する。このタイマTsの値はステップS1で初期値「0」に設定されるものであり、CPUはステップS131で脱水時間の加算結果が下限値「1分」以下でないと判断した場合にはステップS133でRAMのタイマTsの値を脱水時間の加算結果に設定し、いずれの場合にもステップS134でRAMのタイマTsの値の設定結果を表示器58に脱水時間として表示する。
使用者が速くするスイッチ48のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された脱水時間から速くするスイッチ48のキー50の操作回数に応じた時間が減算されることで洗濯物量に応じて設定された脱水時間が使用者の好みに応じて修正される。この脱水時間には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、脱水時間の修正は上限値および下限値の範囲内で「1分」単位で許容される。この脱水時間はパラメータに相当する。
6−2−6.乾燥率の修正
主制御回路66のCPUはステップS134で表示器58に脱水時間を表示すると、ステップS135で乾燥率が設定されているか否かを判断する。この乾燥率は使用者が図8のステップS11の運転コース設定処理2で「標準洗乾コース」を選択した状態で乾燥スイッチ43のキー50を操作した場合に設定されるものであり、CPUはステップS135で乾燥率が設定されていると判断した場合にはステップS142で表示器58に乾燥率の設定結果を表示する。
主制御回路66のCPUはステップS135で乾燥率が設定されていないと判断すると、ステップS136で図5の(f)の乾燥率テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた乾燥率を選択する。そして、RAMのカウンタN6の値を乾燥率の選択結果に加算し、ステップS137で乾燥率の加算結果が下限値「95%」以下であるか否かを判断する。この下限値「95%」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS137で乾燥率の加算結果が下限値「95%」以下であると判断した場合にはステップS138で乾燥率を下限値「95%」に設定し、ステップS142で表示器58に乾燥率の設定結果を表示する。
主制御回路66のCPUはステップS137で乾燥率の加算結果が下限値「95%」以下でないと判断すると、ステップS139で乾燥率の加算結果が上限値「103%」以上であるか否かを判断する。この上限値「103%」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS139で乾燥率の加算結果が上限値「103%」以上であると判断した場合にはステップS140で乾燥率を上限値「103%」に設定し、ステップS139で乾燥率の加算結果が上限値「103%」以上でないと判断した場合にはステップS141で乾燥率を乾燥率の加算結果に設定し、いずれの場合にもステップS142で表示器58に乾燥率の設定結果を表示する。
使用者がよく乾かすスイッチ46のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された乾燥率によく乾かすスイッチ46のキー50の操作回数に応じた値が加算されることで洗濯物量に応じて設定された乾燥率が使用者の好みに応じて修正され、使用者が速くするスイッチ48のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された乾燥率から速くするスイッチ48のキー50の操作回数に応じた値が減算されることで洗濯物量に応じて設定された乾燥率が使用者の好みに応じて修正される。この乾燥率には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、乾燥率の修正は下限値および上限値の範囲内で「1%」単位で許容される。この乾燥率はパラメータに相当する。
6−2−7.制御温度の修正
主制御回路66のCPUはステップS142で表示器58に乾燥率を表示すると、ステップS143で図5の(g)の制御温度テーブルから洗濯物量の判定結果に応じた制御温度を選択する。そして、RAMのカウンタN7の値を制御温度の選択結果に加算し、ステップS144で制御温度の加算結果が下限値「66℃」以下であるか否かを判断する。この下限値「66℃」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS144で制御温度の加算結果が下限値「66℃」以下であると判断した場合にはステップS145で制御温度を下限値「66℃」に設定し、ステップS149で表示器58に制御温度の設定結果を表示する。
主制御回路66のCPUはステップS144で制御温度の加算結果が下限値「66℃」以下でないと判断すると、ステップS146で制御温度の加算結果が上限値「74℃」以上であるか否かを判断する。この上限値「74℃」は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS146で制御温度の加算結果が上限値「74℃」以上であると判断した場合にはステップS147で制御温度を上限値「74℃」に設定し、ステップS146で制御温度の加算結果が上限値「74℃」以上でないと判断した場合にはステップS148で制御温度を制御温度の加算結果に設定し、いずれの場合にもステップS149で表示器58に制御温度の設定結果を表示する。
使用者がよく乾かすスイッチ46のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された制御温度によく乾かすスイッチ46のキー50の操作回数に応じた値が加算されることで洗濯物量に応じて設定された制御温度が使用者の好みに応じて修正され、使用者が節約するスイッチ47のキー50を有効に操作した場合には洗濯物量に応じて設定された制御温度から節約するスイッチ47のキー50の操作回数に応じた値が減算されることで洗濯物量に応じて設定された制御温度が使用者の好みに応じて修正される。この制御温度には下限値および上限値のそれぞれが設定されており、制御温度の修正は下限値および上限値の範囲内で「1°C」単位で許容される。この制御温度はパラメータに相当する。
6−3.給水処理1
主制御回路66のCPUは図14のステップS82の運転情報設定処理を終えると、ステップS83の給水処理1へ移行する。この給水処理1は給水電磁弁11をオン状態にすることで給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁モータ16を回転操作することで排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水道の蛇口から注水ケース12を通して水受槽4内に水道水を注入するものである。この給水弁10の開放状態ではCPUは水量センサ67から出力される水量信号に基づいて水受槽4内の水量を検出しており、水量の検出結果がステップS82の運転情報設定処理での水量の設定結果に到達したと判断した場合に給水電磁弁11をオフ状態にすることで給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、給水処理1は水受槽4内に水量の設定結果に応じた量の水道水を貯留するものである。この給水処理1では注水ケース12内に洗剤が投入されており、注水ケース12内の洗剤は給水処理1で水道水と共に水受槽4内に注入される。
6−4.洗い処理
主制御回路66のCPUは図14のステップS83の給水処理1を終えると、ステップS84の洗い処理へ移行する。図17は洗い処理であり、CPUはステップS151でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路78を制御することでドラムモータ5を予め決められた洗い速度で回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9と共に円周方向へ移動することで持上げられ、バッフル9から脱落することで水受槽4内の洗剤分を含有する水中に落下する。
主制御回路66のCPUはステップS151でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信すると、ステップS152でタイマTwの値から一定値を減算することで残りの洗い時間を更新する。このタイマTwの値の減算処理は一定時間が経過する毎に行われるものであり、CPUはステップS152でタイマTwの値を減算した場合にはステップS153でタイマTwの値の減算結果が「0」であるか否かを判断する。ここでタイマTwの値の減算結果が「0」であると判断した場合にはステップS154へ移行し、インバータ制御回路76に運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の運転を停止し、洗い処理を終える。
6−5.排水処理1
主制御回路66のCPUは図14のステップS84の洗い処理を終えると、ステップS85の排水処理1へ移行する。この排水処理1は排水弁モータ16を回転操作することで排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換え、水受槽4内の水を排水管14から排出するものである。この排水弁15の開放状態ではCPUは水量センサ67から出力される水量信号に基づいて水受槽4内の水量を検出しており、水量の検出結果が「0」に到達したと判断した場合にステップS85の排水処理1からステップS86へ移行する。
6−6.すすぎ処理
主制御回路66のCPUはステップS86へ移行すると、カウンタN21の値が「0」より大きいか否かを判断する。ここでカウンタN21の値が「0」より大きいと判断した場合にはステップS87の注水開始処理へ移行する。この注水開始処理は給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換え、水受槽4内に排水弁15の閉鎖状態で水道水を注入するものであり、CPUはステップS87の注水開始処理で注水を開始した場合にはステップS88の注水すすぎ処理へ移行する。
図18は注水すすぎ処理であり、主制御回路66のCPUはステップS161でRAMのタイマTrの値に一定の注水すすぎ時間を設定する。このタイマTrの値はステップS1で初期値「0」に設定されるものであり、CPUはステップS161でタイマTrの値を設定した場合にはステップS162でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路78を制御することでドラムモータ5を予め決められた注水すすぎ速度で回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9と共に円周方向へ移動することで持上げられ、バッフル9から脱落することで水受槽4内の洗剤分を含有しない水中に落下する。
主制御回路66のCPUはステップS162でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信すると、ステップS163でタイマTrの値から一定値を減算することで残りの注水すすぎ時間を更新する。このタイマTrの値の減算処理は一定時間が経過する毎に行われるものであり、CPUはステップS163でタイマTrの値を減算した場合にはステップS164でタイマTrの値の減算結果が「0」であるか否かを判断する。このタイマTrの値はタイマTrの値の減算結果が「0」になる前に水受槽4内の水面がオーバーフロー口17に到達することで水受槽4内の水がオーバーフロー口17を通して排出されるようにステップS161で設定されるものであり、注水すすぎ処理では洗濯物が水のオーバーフロー状態で撹拌される。
主制御回路66のCPUはステップS164でタイマTrの値の減算結果が「0」であると判断すると、ステップS165でインバータ制御回路76に運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の運転を停止し、注水すすぎ処理を終える。
主制御回路66のCPUは図14のステップS88の注水すすぎ処理を終えると、ステップS89の注水停止処理へ移行する。この注水停止処理は給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換えることで水の注入を停止し、排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換えることで水受槽4内の水を排出するものである。この排水弁15の開放状態ではCPUは水量センサ67から出力される水量信号に基づいて水受槽4内の水量を検出しており、水量の検出結果が「0」に到達したと判断した場合にはステップS89の注水停止処理からステップS90へ移行する。ここでカウンタN21の値から一定値「1」を減算することで残りの注水すすぎ処理回数を更新し、ステップS86に復帰する。ここでカウンタN21の値の減算結果が「0」であるか否かを判断し、カウンタN21の値の減算結果が「0」であると判断した場合にはステップS91へ移行する。
主制御回路66のCPUはステップS91へ移行すると、カウンタN22の値が「0」より大きいか否かを判断する。ここでカウンタN22の値が「0」より大きいと判断した場合にはステップS92の給水処理2へ移行する。この給水処理2は給水弁10を閉鎖状態から開放状態に切換え、排水弁15を開放状態から閉鎖状態に切換えることで水受槽4内に水道水を貯留するものである。この給水弁10の開放状態ではCPUは水量センサ67から出力される水量信号に基づいて水受槽4内の水量を検出しており、水量の検出結果がステップS82の運転情報設定処理での水量の設定結果に到達したと判断した場合に給水弁10を開放状態から閉鎖状態に切換える。
主制御回路66のCPUはステップS92の給水処理2を終えると、ステップS93のためすすぎ処理へ移行する。図19はためすすぎ処理であり、CPUはステップS171でタイマTrの値に一定のためすすぎ時間を設定し、ステップS172でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路78を制御することでドラムモータ5を予め決められたためすすぎ速度で回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9と共に円周方向へ移動することで持上げられ、バッフル9から脱落することで水受槽4内の洗剤分を含有しない水中に落下する。
主制御回路66のCPUはステップS172でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信すると、ステップS173でタイマTrの値から一定値を減算することで残りのためすすぎ時間を更新する。このタイマTrの値の減算処理は一定時間が経過する毎に行われるものであり、CPUはステップS173でタイマTrの値を減算した場合にはステップS174でタイマTrの値の減算結果が「0」であるか否かを判断する。ここでタイマTrの値の減算結果が「0」であると判断した場合にはステップS175へ移行し、インバータ制御回路76に運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の運転を停止し、ためすすぎ処理を終える。
主制御回路66のCPUは図14のステップS93のためすすぎ処理を終えると、ステップS94の排水処理2へ移行する。この排水処理2は排水弁15を閉鎖状態から開放状態に切換えることで水受槽4内の水を排出するものであり、CPUは排水弁15の開放状態で水量センサ67から出力される水量信号に基づいて水受槽4内の水量を検出しており、水量の検出結果が「0」に到達したと判断した場合にステップS94の排水処理2からステップS95へ移行する。ここでカウンタN22の値から一定値「1」を減算することで残りのためすすぎ処理回数を更新し、ステップS91に復帰する。ここでカウンタN22の値の減算結果が「0」であるか否かを判断し、カウンタN22の値の減算結果が「0」であると判断した場合にはステップS96の脱水処理へ移行する。
6−8.脱水処理
図20は脱水処理であり、主制御回路66のCPUはステップS181でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転開始コマンドを受信した場合にはインバータ回路78を制御することでドラムモータ5を予め決められた脱水速度で回転操作する。このドラムモータ5の運転状態ではドラム7内の洗濯物がバッフル9から脱落することなく円周方向へ移動し、ドラム内の洗濯物から水分が遠心力で放出される。この脱水処理は排水弁15の開放状態で行われるものであり、洗濯物から放出された水分は排水管14を通して水受槽4の外部に排出される。
主制御回路66のCPUはステップS181でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信すると、ステップS182でタイマTsの値から一定値を減算することで残りの脱水時間を更新する。このタイマTsの値の減算処理は一定時間が経過する毎に行われるものであり、CPUはステップS182でタイマTsの値を減算した場合にはステップS183でタイマTsの値の減算結果が「0」であるか否かを判断する。ここでタイマTsの値の減算結果が「0」であると判断した場合にはステップS184へ移行し、インバータ制御回路76に運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転停止コマンドを受信した場合にはドラムモータ5の運転を停止し、脱水処理を終える。
6−9.乾燥処理
主制御回路66のCPUは図14のステップS96の脱水処理を終えると、ステップS97の乾燥処理へ移行する。図21は乾燥処理であり、CPUはステップS191でファンモータ23の回転操作を開始する。このファンモータ23は一定方向へ回転操作されるものであり、CPUはステップS191でファンモータ23の回転操作を開始した場合にはステップS192でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転開始コマンドを受信した場合にはコンプモータ34の運転をインバータ制御回路76のROMに予め記録された一定パターンで開始し、ヒートポンプの運転を開始する。
主制御回路66のCPUはステップS192でインバータ制御回路76に運転開始コマンドを送信すると、ステップS193でドラム入口温度センサ68から出力される温度信号を検出し、温度信号の検出結果に基づいてドラム入口温度を検出する。そして、ステップS194で制御温度の設定結果およびドラム入口温度の検出結果相互間の偏差を演算し、ステップS195で偏差の演算結果に基づいて速度指令を設定する。この速度指令はドラム入口温度の検出結果を制御温度の設定結果にするためのコンプモータ34の回転速度に相当するものであり、CPUはステップS195で速度指令を設定した場合にはステップS196でインバータ制御回路76に速度指令の設定結果を送信する。このインバータ制御回路76は速度指令を受信した場合にはインバータ回路78を速度指令の受信結果で制御し、コンプモータ34を速度指令の受信結果で回転操作することでドラム入口温度の検出結果を制御温度の設定結果にコントロールする。
主制御回路66のCPUはステップS196でインバータ制御回路76に速度指令を送信すると、ステップS197でドラム出口温度センサ69から出力される温度信号を検出し、温度信号の検出結果に基づいてドラム出口温度を検出する。そして、ステップS198で「(ドラム出口温度の検出結果/制御温度の設定結果)×100」を演算することで乾燥率を求め、ステップS199で乾燥率の演算結果が乾燥率の設定結果に到達したか否かを判断する。この演算式は主制御回路66のROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS199で乾燥率の演算結果が乾燥率の設定結果に到達していないと判断した場合にはステップS200でドラム入口温度の検出結果をクリアし、ステップS201でドラム出口温度の検出結果をクリアし、ステップS193に復帰する。
主制御回路66のCPUはステップS199で乾燥率の演算結果が乾燥率の設定結果に到達したと判断すると、ステップS202でファンモータ23の回転操作を停止し、ステップS203でインバータ制御回路76に運転停止コマンドを送信する。このインバータ制御回路76は運転停止コマンドを受信した場合にはコンプモータ34の回転操作を停止し、ヒートポンプの運転を停止する。
6−10.運転情報記録処理
主制御回路66のCPUは図14のステップS97の乾燥処理を終えると、ステップS98の運転情報記録処理へ移行する。この運転情報記録処理はRAMのカウンタN1の値とカウンタN2の値とカウンタN3の値とカウンタN4の値とカウンタN5の値とカウンタN6の値とカウンタN7の値のそれぞれをEEPROMに記録し、主電源を自ら遮断するものであり、主電源の遮断状態では主電源が遮断される直前の「標準洗乾コース」が終了した時点でのカウンタN1の値〜カウンタN7の値の7種類のそれぞれがEEPROMにバックアップされる。従って、電源が投入されることで図8のステップS16のよく洗うスイッチ処理〜ステップS20の速くするスイッチ処理のそれぞれが新たに行われた場合にはRAMのカウンタN1の値〜カウンタN7の値のそれぞれがEEPROMのバックアップデータを基準に更新され、洗い時間と洗剤量とすすぎパターンと水量と脱水時間と乾燥率と制御温度のそれぞれが前回の「標準洗乾コース」での値を基準に修正される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
使用者がよく洗うスイッチ44のキー50を有効に操作した場合にカウンタN1の値およびカウンタN2の値のそれぞれをよく洗うスイッチ44のキー50の操作内容に応じて設定し、洗い時間を洗濯物量の判定結果に応じた値である標準値に対してカウンタN1の値に応じた分だけ異なる値に設定し、洗剤量を洗濯物量の判定結果に応じた値である標準値に対してカウンタN2の値に応じた分だけ異なる値に設定した。このため、使用者が過去の「標準洗乾コース」の洗い処理での洗濯物の仕上り状態を参考によく洗うスイッチ44のキー50を操作することで今回の「標準洗乾コース」の洗い処理での洗濯物の仕上がり状態を好みのものに修正できる。しかも、使用者が洗い時間および洗剤量のそれぞれを別々のキーの操作で設定する場合に比べてキーの操作が簡単になる。しかも、よく洗うスイッチ44のキー50によく洗うスイッチ44のキー50が有効に操作された場合の効果「よく洗う」を表示したので、使用者が洗濯物の洗浄効果を高めたいと思った場合によく洗うスイッチ44のキー50を迷うことなく操作できる。
使用者がよくすすぐスイッチ45のキー50を有効に操作した場合にカウンタN3の値およびカウンタN4の値のそれぞれをよくすすぐスイッチ45のキー50の操作内容に応じて設定し、すすぎパターンを洗濯物量の判定結果に応じたパターンである標準値に対してカウンタN3の値に応じた分だけ異なるパターンに設定し、水量を洗濯物量の判定結果に応じた値である標準値に対してカウンタN4の値に応じた分だけ異なる値に設定した。このため、使用者が過去の「標準洗乾コース」のすすぎ処理での洗濯物の仕上り状態を参考によくすすぐスイッチ45のキー50を操作することで今回の「標準洗乾コース」のすすぐ処理での洗濯物の仕上がり状態を好みのものに修正できる。しかも、使用者がすすぎパターンおよび水量のそれぞれを別々のキーの操作で設定する場合に比べてキーの操作が簡単になる。しかも、よくすすぐスイッチ45のキー50によくすすぐスイッチ45のキー50が有効に操作された場合の効果「よくすすぐ」を表示したので、使用者が洗濯物のすすぎ効果を高めたいと思った場合によくすすぐスイッチ45のキー50を迷うことなく操作できる。
使用者がよく乾かすスイッチ46のキー50を有効に操作した場合にカウンタN6の値およびカウンタN7の値のそれぞれをよく乾かすスイッチ46のキー50の操作内容に応じて設定し、乾燥率を洗濯物量の判定結果に応じた値である標準値に対してカウンタN6の値に応じた分だけ異なる値に設定し、制御温度を洗濯物量の判定結果に応じた値である標準値に対してカウンタN7の値に応じた分だけ異なる値に設定した。このため、使用者が過去の「標準洗乾コース」の乾燥処理での洗濯物の仕上り状態を参考によく乾かすスイッチ46のキー50を操作することで今回の「標準洗乾コース」の乾燥処理での洗濯物の仕上がり状態を好みのものに修正できる。しかも、使用者が乾燥率および制御温度のそれぞれを別々のキーの操作で設定する場合に比べてキーの操作が簡単になる。しかも、よく乾かすスイッチ46のキー50によく乾かすスイッチ46のキー50が有効に操作された場合の効果「よく乾かす」を表示したので、使用者が洗濯物の乾燥効果を高めたいと思った場合によく乾かすスイッチ46のキー50を迷うことなく操作できる。
使用者が節約するスイッチ47のキー50を有効に操作した場合にカウンタN2の値とカウンタN3の値とカウンタN4の値とカウンタN7の値のそれぞれを節約するスイッチ47のキー50の操作内容に応じて設定し、洗剤量を標準値に対してカウンタN2の値に応じた分だけ異なる値に設定し、すすぎパターンを標準パターンに対してカウンタN3の値に応じた分だけ異なるパターンに設定し、水量を標準値に対してカウンタN4の値に応じた分だけ異なる値に設定し、制御温度を標準値に対してカウンタN7の値に応じた分だけ異なる値に設定した。このため、使用者が過去の「標準洗乾コース」の洗い処理とすすぎ処理と乾燥処理のそれぞれでの洗濯物の仕上り状態を参考に節約するスイッチ47のキー50を操作することで今回の「標準洗乾コース」の洗い処理での洗剤の使用量および水道水の使用量のそれぞれを節約でき、今回の「標準洗乾コース」のすすぎ処理での水道水の使用量および電力の使用量のそれぞれを節約でき、今回の「標準洗乾コース」の乾燥処理での電力の使用量を節約できる。しかも、使用者が洗剤量とすすぎパターンと水量と制御温度のそれぞれを別々のキーの操作で設定する場合に比べてキーの操作が簡単になる。しかも、節約するスイッチ47のキー50に節約するスイッチ47のキー50が有効に操作された場合の効果「節約する」を表示したので、使用者が水道水の使用量および電力の使用量のそれぞれを節約したい思った場合に節約するスイッチ47のキー50を迷うことなく操作できる。
使用者が速くするスイッチ48のキー50を有効に操作した場合にカウンタN1の値とカウンタN3の値とカウンタN5の値とカウンタN6の値のそれぞれを速くするスイッチ48のキー50の操作内容に応じて設定し、洗い時間を標準値に対してカウンタN1の値に応じた分だけ異なる値に設定し、すすぎパターンを標準パターンに対してカウンタN3の値に応じた分だけ異なるパターンに設定し、脱水時間を標準値に対してカウンタN5の値に応じた分だけ異なる値に設定し、乾燥率を標準値に対してカウンタN6の値に応じた分だけ異なる値に設定した。このため、使用者が過去の「標準洗乾コース」の洗い処理とすすぎ処理と脱水処理と乾燥処理のそれぞれでの洗濯物の仕上り状態を参考に速くするスイッチ48のキー50を操作することで今回の「標準洗乾コース」での洗い処理の所要時間とすすぎ処理の所要時間と脱水処理の所要時間と乾燥処理の所要時間のそれぞれを短縮できる。しかも、使用者が洗い時間とすすぎパターンと脱水時間と乾燥率のそれぞれを別々のキーの操作で設定する場合に比べてキーの操作が簡単になる。しかも、速くするスイッチ48のキー50に速くするスイッチ48のキー50が有効に操作された場合の効果「速くする」を表示したので、「標準洗乾コース」が開始されてから終了するまでの所要時間を使用者が短縮したいと思った場合に速くするスイッチ48のキー50を迷うことなく操作できる。
電源の遮断状態でカウンタN1の値〜N7の値の7種類のそれぞれを主制御回路60のEEPROMにバックアップし、よく洗うスイッチ44のキー50〜速くするスイッチ48のキー50の5種類のそれぞれが操作された場合にカウンタN1の値〜N7の値のそれぞれをEEPROMのバックアップデータを基準に更新したので、使用者がよく洗うスイッチ44のキー50〜速くするスイッチ48のキー50のそれぞれを操作することで今回の「標準洗乾コース」の処理内容を前回の「標準洗乾コース」の処理内容を基準に修正できる。
よく洗うスイッチ44のキー50〜速くするスイッチ48のキー50のそれぞれが操作された場合に洗い時間と洗剤量とすすぎパターンと水量と脱水時間と乾燥率と制御温度のそれぞれを下限値および上限度値の範囲内で設定したので、使用者がよく洗うスイッチ44のキー50〜速くするスイッチ48のキー50のそれぞれを操作することで洗い時間〜制御温度のそれぞれを意に反して不適切な値に設定してしまうことがなくなる。リセットスイッチ49のキー50が操作された場合に主制御回路60のEEPROMのカウンタN1の値〜N7の値のそれぞれを初期値「0」にリセットしたので、使用者がリセットスイッチ49のキー50を操作するだけで洗い時間〜制御温度のそれぞれを簡単に標準値に戻すことができる。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図8のステップS2でEEPROMからカウンタN1の値〜カウンタN7の値の7種類のそれぞれを検出した場合に表示器58にカウンタN1の値の検出結果〜カウンタN7の値の検出結果の7種類のそれぞれを表示する構成としても良い。この構成の場合には使用者が今回の「標準洗乾コース」で洗い時間〜制御温度のそれぞれが標準値に対してどのように修正されるかを表示器58の表示内容から認識できる。
上記実施例1においては、複数の洗い時間テーブルのうちRAMのカウンタN1の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた洗い時間を選択または洗い時間を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN1の値に応じて変えることでよく洗うスイッチ44のキー50および速くするスイッチ48のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じて洗い時間を修正しても良い。
上記実施例1においては、複数の洗剤量テーブルのうちRAMのカウンタN2の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた洗剤量を選択または洗剤量を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN2の値に応じて変えることでよく洗うスイッチ44のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じて洗剤量を修正しても良い。
上記実施例1においては、複数のすすぎテーブルのうちRAMのカウンタN3の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じたすすぎパターンを選択またはすすぎパターンを洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN3の値に応じて変えることでよくすすぐスイッチ45のキー50と節約するスイッチ47のキー50と速くするスイッチ48のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じてすすぎパターンを修正しても良い。
上記実施例1においては、複数の水量テーブルのうちRAMのカウンタN4の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた水量を選択または水量を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN4の値に応じて変えることでよくすすぐスイッチ45のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じて水量を修正しても良い。
上記実施例1においては、複数の脱水時間テーブルのうちRAMのカウンタN5の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた脱水時間を選択または脱水時間を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN5の値に応じて変えることで速くするスイッチ48のキー50の有効な操作内容に応じて脱水時間を修正しても良い。
上記実施例1においては、複数の乾燥率テーブルのうちRAMのカウンタN6の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた乾燥率を選択または乾燥率を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN6の値に応じて変えることでよく乾かすスイッチ46のキー50および速くするスイッチ48のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じて乾燥率を修正しても良い。
上記実施例1においては、複数の制御温度テーブルのうちRAMのカウンタN7の値に応じた一つのものから洗濯物量の判定結果に応じた制御温度を選択または制御温度を洗濯物量の判定結果に応じて選択する場合の閾値をRAMのカウンタN7の値に応じて変えることでよく乾かすスイッチ46のキー50および節約するスイッチ47のキー50のそれぞれの有効な操作内容に応じて制御温度を修正しても良い。
上記実施例1においては、図14のステップS81の洗濯物量判定処理が終了した場合に洗濯物量の判定結果に基づいて洗い時間と洗剤量とすすぎパターンと水量と脱水時間と乾燥率と制御温度のそれぞれを設定し、洗い時間〜制御温度のそれぞれを設定したことを基準に時間の計測を開始する構成としても良い。この構成の場合には時間の計測を開始してから時間の計測結果が一定値に到達する前までの期間内に図9のよく洗うスイッチ処理と図10のよくすすぐスイッチ処理と図11のよく乾かすスイッチ処理と図12の節約するスイッチ処理と図13の速くするスイッチ処理のそれぞれを行い、時間の計測結果が一定値に到達した場合に図14のステップS82の運転情報設定処理で洗い時間の設定結果をRAMのカウンタN1の値に応じて修正し、洗剤量の設定結果をRAMのカウンタN2の値に応じて修正し、すすぎパターンの設定結果をRAMのカウンタN3の値に応じて修正し、水量の設定結果をRAMのカウンタN4の値に応じて修正し、脱水時間の設定結果をRAMのカウンタN5の値に応じて修正し、乾燥率の設定結果をRAMのカウンタN6の値に応じて修正し、制御温度の設定結果をRAMのカウンタN7の値に応じて修正すると良い。次の1)〜8)は洗い時間〜制御温度のそれぞれを洗濯物量の判定結果に応じて設定した後に図9のよく洗うスイッチ処理〜図13の速くするスイッチ処理のそれぞれを一定時間だけ行う場合のものであり、洗い時間と洗剤量とすすぎパターンと水量と脱水時間と乾燥率と制御温度のそれぞれについて使用者がキー50を操作した時点で限度の段階に到達していることを認識することができる。
1)図9のよく洗うスイッチ処理〜図13の速くするスイッチ処理のそれぞれを開始する前にRAMのカウンタN1の値に応じて洗い時間の設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN2の値に応じて洗剤量の設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN3の値に応じてすすぎパターンの設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN4の値に応じて水量の設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN5の値に応じて脱水時間の設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN6の値に応じて乾燥率の設定結果を仮に修正し、RAMのカウンタN7の値に応じて制御温度の設定結果を仮に修正する。
2)洗い時間の仮の修正結果を上限値および下限値のそれぞれと比較し、洗い時間の仮の修正結果が上限値以上であると判断した場合にはブザーを鳴動または表示器58にエラーメッセージを表示する等の報知処理を行うことでよく洗うスイッチ44のキー50を操作しても洗い時間が増えないことを使用者に報知し、洗い時間の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで速くするスイッチ48のキー50を操作しても洗い時間が減らないことを使用者に報知する。この洗い時間の仮の修正結果が上限値以上であると判断された場合には図9のよく洗うスイッチ処理でよく洗うスイッチ44がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN1の値が加算されず、洗い時間の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図9の速くするスイッチ処理で速くするスイッチ48がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN1の値が減算されない。
3)洗剤量の仮の修正結果を上限値および下限値のそれぞれと比較し、洗剤量の仮の修正結果が上限値以上であると判断した場合には報知処理を行うことでよく洗うスイッチ44のキー50を操作しても洗剤量の表示値が増えないことを使用者に報知し、洗剤量の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで節約するスイッチ47のキー50を操作しても洗剤量の表示値が減らないことを使用者に報知する。この洗剤量の仮の修正結果が上限値以上であると判断された場合には図9のよく洗うスイッチ処理でよく洗うスイッチ44がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN2の値が加算されず、洗剤量の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図12の節約するスイッチ処理で節約するスイッチ47がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN2の値が減算されない。
4)すすぎパターンの仮の修正結果を上限のすすぎパターン(4回注水)および下限のすすぎパターン(1回)のそれぞれと比較し、すすぎパターンの仮の修正結果が上限のすすぎパターンであると判断した場合には報知処理を行うことでよくすすぐスイッチ45のキー50を操作してもすすぎパターンが上の順位に変わらないことを使用者に報知し、すすぎパターンの仮の修正結果が下限のすすぎパターンであると判断した場合には報知処理を行うことで節約するスイッチ47のキー50および速くするスイッチ48のキー50のいずれを操作してもすすぎパターンが下の順位に変わらないことを使用者に報知する。このすすぎパターンの仮の修正結果が上限のすすぎパターンであると判断された場合には図10のよくすすぐスイッチ処理でよくすすぐスイッチ45がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN3の値が加算されず、すすぎパターンの仮の修正結果が下限のすすぎパターンであると判断された場合には図12の節約するスイッチ処理で節約するスイッチ47がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN3の値が減算されず、図13の速くするスイッチ処理で速くするスイッチ48がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN3の値が減算されない。
5)水量の仮の修正結果を上限値および下限値のそれぞれと比較し、水量の仮の修正結果が上限値以上であると判断した場合には報知処理を行うことでよくすすぐスイッチ45のキー50を操作しても水量が増えないことを使用者に報知し、水量の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで節約するスイッチ47のキー50を操作しても水量が減らないことを使用者に報知する。この水量の仮の修正結果が上限値以上であると判断された場合には図10のよくすすぐスイッチ処理でよくすすぐスイッチ45がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN4の値が加算されず、水量の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図12の節約するスイッチ処理で節約するスイッチ47がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN4の値が減算されない。
6)脱水時間の仮の修正結果を下限値と比較し、脱水時間の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで速くするスイッチ48のキー50を操作しても脱水時間が減らないことを使用者に報知する。この脱水時間の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図13の速くするスイッチ処理で速くするスイッチ48がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN5の値が減算されない。
7)乾燥率の仮の修正結果を上限値および下限値のそれぞれと比較し、乾燥率の仮の修正結果が上限値以上であると判断した場合には報知処理を行うことでよく乾かすスイッチ46のキー50を操作しても乾燥率が高くならないことを使用者に報知し、乾燥率の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで速くするスイッチ48のキー50を操作しても乾燥率が低くならないことを使用者に報知する。この乾燥率の仮の修正結果が上限値以上であると判断された場合には図11のよく乾かすスイッチ処理でよく乾かすスイッチ46がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN6の値が加算されず、乾燥率の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図13の速くするスイッチ処理で速くするスイッチ48がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN6の値が減算されない。
8)制御温度の仮の修正結果を上限値および下限値のそれぞれと比較し、制御温度の仮の修正結果が上限値以上であると判断した場合には報知処理を行うことでよく乾かすスイッチ46のキー50を操作しても制御温度が高くならないことを使用者に報知し、制御温度の仮の修正結果が下限値以下であると判断した場合には報知処理を行うことで節約するスイッチ47のキー50を操作しても制御温度が低くならないことを使用者に報知する。この制御温度の仮の修正結果が上限値以上であると判断された場合には図11のよく乾かすスイッチ処理でよく乾かすスイッチ46がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN7の値が加算されず、制御温度の仮の修正結果が下限値以下であると判断された場合には図12の節約するスイッチ処理で節約するスイッチ47がオン状態にあると判断されてもRAMのカウンタN7の値が減算されない。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図9のステップS32でカウンタN11の値が「1」に到達しているか否かを判断する構成としても良い。即ち、よく洗うスイッチ44のキー50が1回目に操作された場合には洗い時間および洗剤量のそれぞれを現在値に対して1段階だけ上に変えることでよく洗うスイッチ44のキー50の操作を有効化し、よく洗うスイッチ44のキー50が2回目以後に操作された場合には洗い時間および洗剤量のそれぞれを現在値に対して変えることなくよく洗うスイッチ44のキー50の操作を無効化する構成としても良い。この構成の場合にはよく洗うスイッチ44のキー50の右下部に1個のよく洗うLED61を配置し、よく洗うスイッチ44のキー50が1回目に操作された場合に1個のよく洗うLED61を点灯状態にすると良い。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図10のステップS42でカウンタN12の値が「1」に到達しているか否かを判断する構成としても良い。この構成の場合にはよくすすぐスイッチ45のキー50の右下部に1個のよくすすぐLED62を配置し、よくすすぐスイッチ45のキー50が1回目に操作された場合に1個のよくすすぐLED62を点灯状態にすると良い。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図11のステップS52でカウンタN13の値が「1」に到達しているか否かを判断する構成としても良い。この構成の場合にはよく乾かすスイッチ46のキー50の右下部に1個のよく乾かすLED63を配置し、よく乾かすスイッチ46のキー50が1回目に操作された場合に1個のよく乾かすLED63を点灯状態にすると良い。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図12のステップS62でカウンタN14の値が「1」に到達しているか否かを判断する構成としても良い。この構成の場合には節約するスイッチ47のキー50の右下部に1個の節約するLED64を配置し、節約するスイッチ47のキー50が1回目に操作された場合に1個の節約するLED64を点灯状態にすると良い。
上記実施例1においては、主制御回路66のCPUが図13のステップS72でカウンタN15の値が「1」に到達しているか否かを判断する構成としても良い。この構成の場合には速くするスイッチ48のキー50の右下部に1個の速くするLED65を配置し、速くするスイッチ48のキー50が1回目に操作された場合に1個の速くするLED65を点灯状態にすると良い。
上記実施例1においては、使用者がダイアル56を操作することで洗濯物量の判定結果に応じて洗い時間と洗剤量とすすぎパターンと水量と脱水時間と乾燥率と制御温度のうちの1種類以上を設定する運転コースが設定された場合に当該運転コースの1種類以上のパラメータの値をよく洗うスイッチ44とよくすすぐスイッチ45とよく乾かすスイッチ46と節約するスイッチ47と速くするスイッチ48のいずれかの有効な操作内容に応じて修正しても良い。
上記実施例1においては、よく洗うスイッチ44とよくすすぐスイッチ45とよく乾かすスイッチ46と節約するスイッチ47と速くするスイッチ48のそれぞれに換えて回転形のエンコーダを用い、主制御回路66のCPUがカウンタN1の値〜カウンタN7の値の7種類のそれぞれをエンコーダから出力されるパルス信号の数に応じて設定する構成としても良い。
上記実施例1においては、図9のステップS31でよく洗うスイッチ44がオン状態にあると判断された場合と図10のステップS41でよくすすぐスイッチ45がオン状態にあると判断された場合と図11のステップS51でよく乾かすスイッチ46がオン状態にあると判断された場合と図12のステップS61で節約するスイッチ47がオン状態にあると判断された場合と図13のステップS71で速くするスイッチ48がオン状態にあると判断された場合のそれぞれに1種類のカウンタの値を一定値だけ更新し、よく洗うスイッチ44がオン状態にあると判断された場合には洗濯物量の判定結果に応じた洗い時間および洗剤量のそれぞれを共通のカウンタの値の加算結果に応じて修正し、よくすすぐスイッチ45がオン状態にあると判断された場合には洗濯物量の判定結果に応じたすすぎパターンおよび水量のそれぞれを共通のカウンタの値の加算結果に応じて修正し、よく乾かすスイッチ46がオン状態にあると判断された場合には洗濯物量の判定結果に応じた乾燥率および制御温度のそれぞれを共通のカウンタの値の加算結果に応じて修正し、節約するスイッチ47がオン状態にあると判断された場合には洗濯物量の判定結果に応じた洗剤量とすすぎパターンと水量と制御温度のそれぞれを共通のカウンタの値の減算結果に応じて修正し、速くするスイッチ48がオン状態にあると判断された場合には洗濯物量の判定結果に応じた洗い時間とすすぎパターンと乾燥率と制御温度のそれぞれを共通のカウンタの値の減算結果に応じて修正しても良い。
上記実施例1においては、図14のステップS81の洗濯物量判定処理でドラムモータ5を予め決められた一定のパターンで運転開始してからドラムモータ5の回転速度が予め決められた一定値に到達するまでの所要時間の長さに応じて洗濯物量を判定しても良い。
上記実施例1においては、図14のステップS98の運転情報記録処理を廃止し、カウンタN1の値〜N7の値のそれぞれを電源の遮断状態でバックアップしない構成としても良い。
上記実施例1においては、コンデンサ30に換えて電気的なヒータを用い、エバポレータ27に換えて冷却器を用いても良い。冷却器は風を水道水で冷却することで除湿するものであり、ヒータは除湿風を加熱することで温風化するものである。
上記実施例1においては、乾燥機能が搭載されていない洗濯機または洗濯機能が搭載されていな乾燥機に本発明を適用しても良い。
上記実施例1においては、洗濯物を水流で洗濯する洗濯機に本発明を適用しても良い。
50は操作子、51〜55は表示部、66は主制御回路(洗濯物量判定手段,パラメータ設定手段,洗い処理手段,すすぎ処理手段,脱水処理手段,データ設定手段,乾燥処理手段,記録手段,データ検出手段)を示す。

Claims (6)

  1. 洗濯物の重量である洗濯物量を判定する洗濯物量判定手段と、
    洗濯物を洗剤分を含有する水で洗う洗い処理と洗濯物から洗剤分を排出するすすぎ処理と洗濯物から水分を遠心力で排出する脱水処理の少なくとも一つを含む洗濯運転を行うためのパラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に基づいて設定するパラメータ設定手段と、
    使用者が操作することが可能な操作子と、
    前記操作子が有効に操作された場合に前記操作子の操作内容に応じてデータの値を設定するデータ設定手段を備え、
    前記パラメータ設定手段は、
    前記データ設定手段のデータの値が予め決められた初期値に設定されている場合には前記パラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に応じた標準値に設定し、前記データ設定手段のデータの値が前記初期値に設定されていない場合には前記パラメータの値を前記標準値に対して前記データ設定手段のデータの値に応じた分だけ異なる値に設定することを特徴とするランドリー機器。
  2. 洗濯物の重量である洗濯物量を判定する洗濯物量判定手段と、
    洗濯物を温風で乾かす乾燥処理を含む乾燥運転を行うためのパラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に基づいて設定するパラメータ設定手段と、
    使用者が操作することが可能な操作子と、
    前記操作子が有効に操作された場合に前記操作子の操作内容に応じてデータの値を設定するデータ設定手段を備え、
    前記パラメータ設定手段は、
    前記データ設定手段のデータの値が予め決められた初期値に設定されている場合には前記パラメータの値を前記洗濯物量判定手段の洗濯物量の判定結果に応じた標準値に設定し、前記データ設定手段のデータの値が前記初期値に設定されていない場合には前記パラメータの値を前記標準値に対して前記データ設定手段のデータの値に応じた分だけ異なる値に設定することを特徴とするランドリー機器。
  3. 前記パラメータ設定手段は、
    前記洗い処理が始まってから終わるまでの所要時間である洗い時間と前記洗い処理で使用する洗剤の量である洗剤量と前記洗い処理で使用する水の量である水量と前記すすぎ処理で洗濯物をすすぐ場合の態様であるすすぎパターンと前記脱水処理が始まってから終わるまでの所要時間である脱水時間のうちの2以上のそれぞれを前記データ設定手段のデータの値に応じて設定、または、前記乾燥処理を終えるための閾値である乾燥率および前記乾燥処理での温風の温度である制御温度のそれぞれを前記データ設定手段のデータの値に応じて設定することを特徴とする請求項1または2に記載のランドリー機器。
  4. 前記操作子には、前記操作子が有効に操作された場合に達成される効果を使用者に報知するための表示部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のランドリー機器。
  5. 前記データ設定手段のデータの値の設定結果が記録されるものであって、電源の遮断状態で当該データの値の記録結果がバックアップされる記録手段と、
    電源が投入された場合に前記記録手段からデータの値の記録結果を検出するデータ検出手段を備え、
    前記データ設定手段は、前記操作子が有効に操作された場合には前記データ検出手段のデータの値の検出結果を基準に前記操作子の操作内容に応じてデータの値を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のランドリー機器。
  6. 前記パラメータ設定手段は、前記パラメータの値を予め決められた下限値および予め決められた上限度値の範囲内で設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のランドリー機器。
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CN111733566A (zh) * 2019-03-19 2020-10-02 青岛海尔洗衣机有限公司 用于洗涤设备的运行时间修正方法

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