JP2012024403A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除し、また送風機によって発生する負圧の影響を最小限に止めることができる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】蒸発器72にて発生した除湿水の水量と併せて洗濯物の重量を検出し、検出した除湿水の水量及び洗濯物の重量に基づいて乾燥運転の終了を判定する。乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除することができ、また送風機63にて発生する負圧の影響を受けない洗濯物の重量を加味して判定することによって、負圧による判定への影響を最小限に止める構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、洗濯物を投入されて回転する回転ドラムを収容する有底円筒形の洗濯槽の内部に乾燥風を循環させる循環風路を備え、循環する乾燥風によって乾燥運転を実行する洗濯乾燥機に関する。
洗濯物の投入後、洗濯のみならず、乾燥まで実行する洗濯乾燥機は、共働き家庭の増加及び夜間に洗濯を実行するなど近年の生活様式の変化に対応していることから利便性が高く、一般に普及している。洗濯乾燥機による乾燥運転は、加熱した乾燥風を洗濯物に吹き付けて行われ、洗濯物から十分に水分が除去された後も乾燥運転を長時間継続した場合に、洗濯物に傷みが発生する。一方、洗濯物から十分に水分が除去される前に乾燥運転を終了した場合には、洗濯物はいわゆる生乾きの状態となり、所期の目的を達成できない。このため、乾燥運転の終了判定の正確性は、洗濯乾燥機の性能を示す注目すべき要素となる。従来、洗濯槽内の温度を検出し、検出した温度に基づいて、乾燥運転の終了を判定する洗濯乾燥機が提案されているが、洗濯槽内の温度は洗濯乾燥機周囲の環境(例えば気温)の影響を受けやすく、乾燥運転の終了を正確に判定することが難しい。
特許文献1には、洗濯槽の内部に乾燥風を循環させる循環風路と、該循環風路内に配置された送風機と、前記循環風路内に配置され、乾燥風を除湿する蒸発器及び乾燥風を加熱する凝縮器を有するヒートポンプと、蒸発器にて発生した除湿水を貯留する貯留槽とを備え、該貯留槽に貯留した除湿水の水位に基づいて、乾燥運転の終了を判定する洗濯乾燥機が記載してある。該洗濯乾燥機は、除湿水の水位に基づいて乾燥運転の終了を判定し、判定結果から周囲の環境の影響を排除している。
特開2007−117578号公報
しかし特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、送風機の駆動によって循環風路内に負圧が発生し、蒸発器にて発生した除湿水が負圧側に誘引され、貯留槽に貯留しない場合があり、乾燥運転の終了を正確に判定することができないおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除し、また送風機によって発生する負圧の影響を最小限に止めることができる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、洗濯物を投入されて回転する回転ドラムと、該回転ドラムに乾燥風を循環させる循環風路と、該循環風路内にて乾燥風を加熱する加熱部と、前記循環風路内にて除湿する除湿部と、該除湿部にて発生した除湿水を貯留する貯水部とを備える洗濯乾燥機において、前記貯水部に貯留した水量を検出する水量検出手段と、前記回転ドラムに投入された洗濯物の重量を検出する重量検出手段と、前記水量検出手段による検出結果及び重量検出手段による検出結果に基づいて、乾燥運転の終了を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、除湿部にて発生した除湿水の水量と併せて、洗濯物の重量を検出し、検出した除湿水の水量及び洗濯物の重量に基づいて乾燥運転の終了を判定する。このため乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除することができ、また送風機によって発生する負圧の影響を受けない洗濯物の重量を加味して判定するので、負圧による判定への影響を最小限に止めることができる。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記判定手段は、前記水量検出手段によって検出された水量、並びに前記重量検出手段によって検出された洗濯運転前の洗濯物の重量及び脱水運転後の洗濯物の重量に基づいて、乾燥運転の終了を判定するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、損失なく除湿水が貯水部に貯留した場合に、洗濯運転前の洗濯物の重量と貯水部に貯留した水量(貯留した総重量)との合計は、脱水運転後の洗濯物の重量に等しくなることから、洗濯運転前の洗濯物の重量と貯水部に貯留した水量との合計と、脱水運転後の洗濯物の重量とを比較し、洗濯物の重量が洗濯運転前の洗濯物の重量と略等しくなった時点で洗濯物は十分に乾燥したものと判定する。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記循環風路内に送風機が設けてあり、前記水量検出手段によって検出された単位時間あたりに前記貯水部に貯留する水量に基づいて、前記送風機の駆動を制御する手段を備えることを特徴とする。
本発明においては、洗濯物が十分に乾燥していない場合における単位時間あたりに貯水部に貯留する水量は、洗濯物が十分に乾燥している場合における単位時間あたりに貯水部に貯留する水量よりも大きいため、単位時間あたりに貯水部に貯留する水量を検出することによって、洗濯物の乾燥具合を判定することができ、単位時間あたりに貯水部に貯留する水量が所定値よりも小さくなった場合に、送風機の回転数を低下させるか又は停止させて、乾燥判定を行い、乾燥運転の終了判定への負圧の影響を確実に削減する。
本発明に係る洗濯乾燥機は、前記循環風路内に前記加熱部及び除湿部を有するヒートポンプが設けてあることを特徴とする。
本発明においては、ヒートポンプを使用して乾燥風を加熱することによって、電熱式のヒータを使用する場合よりもエネルギー効率が向上し、また電熱式のヒータを使用する場合に比べて乾燥風が低温なので、洗濯物が傷まない。また加熱部及び除湿部を各別に循環風路内に設置する場合に比べて部品点数が削減され、構成を簡素化することができる。
本発明に係る洗濯乾燥機にあっては、除湿部にて発生した除湿水の水量と併せて洗濯物の重量を検出し、検出した除湿水の水量及び洗濯物の重量に基づいて乾燥運転の終了を判定する。このため乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除することができ、また送風機によって発生する負圧の影響を受けない洗濯物の重量を加味して判定するので、負圧による判定への影響を最小限に止めることができる。
実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図である。 実施の形態に係る洗濯乾燥機において洗濯水が循環する構成を略示する縦断面図である。 実施の形態に係る洗濯乾燥機において乾燥風が循環する構成を略示する縦断面図である。 ヒートポンプの構成を略示する縦断面図である。 運転制御部周りの構成を略示するブロック図である。 運転制御部による乾燥終了判定処理を説明するフローチャートである。
以下本発明を実施の形態に係る洗濯乾燥機を示す図面に基づいて詳述する。図1は、実施の形態に係る洗濯乾燥機の外観を略示する斜視図、図2は、実施の形態に係る洗濯乾燥機において洗濯水が循環する構成を略示する縦断面図である。
図2に示すように本発明に係る洗濯乾燥機は、外装を構成する外箱1の内部に洗濯槽2及び回転ドラム3を備えている。洗濯槽2は、一側に開口20を備える大径の有底円筒体であり、外箱1の底面に立設された複数本の支持脚21(1本のみ図示)により、前記開口20の側を上とし、水平面に対して軸心を傾けた傾斜姿勢を保って支持されている。支持脚21は中途部にダンパ210を有しており、ダンパ210の下側に重量センサ(重量検出手段)211が設けてある。該重量センサ211によって回転ドラム3に投入された洗濯物の重量が検出される。なお重量センサ211としては、ひずみゲージ式、圧電式、静電容量式、電磁式及び音叉式の重量センサが挙げられる。
外箱1の前面(図2の左側面)には、洗濯槽2の開口20を臨む位置に、蓋体10により開閉自在に洗濯物Aの投入口11が開設されており、この投入口11と洗濯槽2の開口20との間は、ベローズ12により液密に封止されている。
洗濯槽2の内部には、回転ドラム3が収容されている。回転ドラム3は、洗濯槽2よりもやや小径の有底円筒体であり、一側の開口30を洗濯槽2の開口20の内側に臨ませ、洗濯槽2の底部中央に固設されたドラムモータ4の出力軸40の端部に連結してあり、該ドラムモータ4の駆動により、洗濯槽2の内部にて回転するように構成されている。
回転ドラム3は、開口30の外側に周設された流体バランサ31を備えている。該流体バランサ31は、回転ドラム3の回転時に、これに伴う振動を吸収、緩和する作用をなす。ドラムモータ4は、洗濯槽2の底板の外側に連設されたモータ室41の内部に構成してある。ドラムモータ4の出力軸40は、洗濯槽2の底板を液密に貫通し、該底板の中央に突出しており、回転ドラム3は、この突出端部に連結してある。
図2に示すように回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が全面に亘って貫通形成されており、また回転ドラム3の内面には、軸長方向に延びるバッフル33が周方向に等配をなして複数突設されている。なお図2中には、図面の煩雑化を避けるべく、小孔32の一部と一つのバッフル33のみを図示してある。
図1に示すように、外箱1の前面には、蓋体10の近傍にドア開ボタン13が設けてある。また蓋体10には、該蓋体10の閉止時に押圧操作するための押圧部14が設けてある。蓋体10は、ドア開ボタン13の操作により開放され、また周縁部を把持して閉操作し、前記押圧部14を外側から押すことにより閉止される。外箱1の前面に設けた投入口11は、洗濯槽2及び回転ドラム3の開口20、30に臨ませてある。
以上の如く構成された洗濯乾燥機の洗濯運転は、外箱1前面の蓋体10により投入口11を開放して洗濯物Aを投入し、該蓋体10を閉止した後、後述するように、洗濯槽2の内部に洗濯水を給水し、ドラムモータ4を駆動して回転ドラム3を回転せしめて実施される。前述のように回転ドラム3の周壁には、多数の小孔32が貫通形成され、また回転ドラム3の内面には、複数のバッフル33が突設されているため、回転ドラム3の内部の洗濯物Aは、前記小孔32を経て回転ドラム3内に流入する洗濯水中に浸され、前記バッフル33の作用による持ち上げ及び落下を含めて洗濯水と共に攪拌されて洗濯される。
図1に示すように、外箱1の前面上部には、各種の操作のための操作キー及び各種の表示のための表示部を備える操作パネル15が設けてある。該操作パネル15は、これの内側に位置して外箱1の内部に設けた運転制御部16(図2参照)に接続してあり、前述した洗濯運転、及び後述する乾燥運転、更には、これらの間に実施されるすすぎ運転及び脱水運転は、操作パネル15の操作に応じた運転制御部16の動作により実行される。
外箱1の後部上面には、水道への接続端となる給水口17が設けてあり、該給水口17は、外箱1の内側に設けた給水弁18に接続されている。給水弁18は、複数の給水出口を有する多連形の電磁弁である。給水弁18の第1給水出口は、給水管19を介して洗濯槽2の底板近傍の上部周面に接続されており、給水弁18が第1給水出口に切り換えられた場合、給水口17への給水は、給水弁18及び給水管19を経て洗濯槽2の内部に供給され、前述した洗濯運転における洗濯水として使用される。なお給水管19の中途には、公知のように洗剤ケースを配置し、給水と共に適量の洗剤が導入されるように構成することができる。
また洗濯槽2には、最下位置となる底板近傍の周面に導水管22が接続されており、この導水管22は、外箱1内側の前下部に固定支持された筒形のフィルタケース23に接続されている。フィルタケース23の内部には、繊維屑等の異物を捕捉するリントフィルタ24が収容されている。フィルタケース23の下部は、排水弁25を介して外箱1の底面に沿って敷設された排水管26に接続されている。またフィルタケース23の後端部には、循環ポンプ27が付設してあり、該循環ポンプ27の吐出側は、戻し管28を介して洗濯槽2の前側上部に連通されている。
洗濯槽2内に給水される洗濯水は、導水管22を経てフィルタケース23に導入され、該フィルタケース23の内部に充満する。フィルタケース23の内部の洗濯水は、循環ポンプ27を駆動することにより、該循環ポンプ27に吸い込まれて昇圧され、戻し管28を経て洗濯槽2の上部に送られ、該戻し管28の先端から回転ドラム3の内部に給水される。
循環ポンプ27は、前述した洗濯運転中に連続又は間欠的に駆動される。この駆動により回転ドラム3内に給水される洗濯水は、該回転ドラム3内の洗濯物Aに降り注ぎ、洗濯効果を高めるべく作用する。フィルタケース23の内部に設けたリントフィルタ24は、以上のように循環する洗濯水中に含まれる繊維屑等の異物を捕捉、除去する作用をなす。
フィルタケース23の下部に設けられた排水弁25は、洗濯運転の後に開放される。この開放により洗濯槽2内部の洗濯水は、導水管22及びフィルタケース23を経て排水管26に排水される。この排水に際しても、洗濯水中に含まれる異物は、フィルタケース23内のリントフィルタ24に捕捉、除去され、排水管26を経て下水管に排出される虞れがないから、環境負荷の軽減を図ることができる。
また洗濯乾燥機の乾燥運転は、以上の洗濯運転の後、すすぎ運転及び脱水運転を経て実施される。この乾燥運転においては、ドラムモータ4の駆動により回転ドラム3を回転させると共に、該回転ドラム3の内部に乾燥風が循環せしめられる。
図3は、実施の形態に係る洗濯乾燥機において乾燥風が循環する構成を略示する縦断面図である。図3に示すように、循環風路5は、洗濯槽2の下部底面に開設された導出口50と、洗濯槽2の前部の開口20の周縁部に開設された導入口51とを、通風管60、通風ダクト61、上行ダクト52及び前行ダクト53により連絡して構成されている。
通風ダクト61は前後に長く、洗濯槽2の下方にて固定支持され、前部に接続口61aを有している。一方通風ダクト61の後部には、送風機63が接続してある。通風ダクト61の内側には、ヒートポンプ70が配してあり、乾燥風の加熱及び除湿を行う。
通風管60は前後に長く、通風ダクト61の上側に位置し、前部が接続口61a側に湾曲し、接続口61aに接続している。通風管60の後部は、導出口50を覆うカバー管54を介して、導出口50に接続している。また通風管60は、接続口61a近傍に蛇腹管62を有している。蛇腹管62は、弾性支持された洗濯槽2の振動を吸収し、固定支持された通風ダクト61への伝播を防止すべく設けてある。
上行ダクト52は、ドラムモータ4が設けられた洗濯槽2の中央部から一側に偏倚した位置に設けてある。上行ダクト52の下端部は、送風機63の出口部63aに接続してあり、上行ダクト52の上端部は、前行ダクト53の後端部に連結してある。
以上の如く構成された循環風路5には、送風機63が起風する乾燥風が循環し、この乾燥風は、ヒートポンプ70により加熱及び除湿され、前行ダクト53を経て導入口51に達し、該導入口51から回転ドラム3の内部に吹きこまれる。このとき回転ドラム3の内部の洗濯物Aは、回転ドラム3の回転に伴って、周面のバッフル33の作用により持ち上げられ、図中に2点鎖線により示すように拡がって落下し、この間に前記乾燥風に繰り返し接触することにより乾燥せしめられる。
回転ドラム3に導入された乾燥風は、洗濯物Aから水分を奪って導出口50に導出され、カバー管54、通風管60を経て通風ダクト61に導出され、ヒートポンプ70にて加熱及び除湿されて、上行ダクト52内に戻り、該上行ダクト52内を上昇して前行ダクト53内に移行し、回転ドラム3の内部に導入される。
次にヒートポンプ70の構成を詳細に説明する。図4はヒートポンプ70の構成を略示する縦断面図である。
図4に示すように、前記外箱1の底部を構成する台板80上には、前後に長い略四角筒状の通風ダクト61が複数個の防振ゴム81を介して載置されている。各防振ゴム81にはそれぞれボルト82が挿通されており、これら複数個のボルト82の上端部に螺合させた複数個のナット83により、通風ダクト61は台板80に固定されている。
前記通風ダクト61の前部には、乾燥風を除湿する蒸発器(除湿部)72が配置してあり、後部には乾燥風を加熱する凝縮器(加熱部)73が配置してある。蒸発器72及び凝縮器73は、冷媒パイプ74、75と、該冷媒パイプ74、75に付設された複数の熱交換用フィン(図示せず)とを備える。通風ダクト61の右側壁は、蒸発器72の右端板72a及び凝縮器73の右端板73a、並びにこれらの右端板72a、73aを繋ぐ補助側板76を備える。このため、蒸発器72の右端板72aには冷媒パイプ74の入口部及び出口部並びに途中部が突出しており、凝縮器73の右端板73aには冷媒パイプ75の入口部及び出口部並びに途中部が突出している。
尚、図示しないが、通風ダクト61の左側壁は、蒸発器72及び凝縮器73の左端板とは別に設けられている。従って、蒸発器72及び凝縮器73の左端板から突出する冷媒パイプ74及び75の屈曲部は通風ダクト61の左側壁により覆い隠される。
また、図3に示すように、台板80上の右前部には冷媒を圧縮する圧縮機71が配置されている。圧縮機71は、通風ダクト61と一体形成された支持板79上に配置されている。圧縮機71は、接続パイプを介して前記蒸発器72及び凝縮器73並びに膨張弁(図示せず)と接続され、ヒートポンプ70を構成する。前記膨張弁は、ステッピングモータにより弁の開度を調節する電子膨張弁が用いられている。ヒートポンプ70は、運転制御部16からの駆動信号によって、圧縮機71が作動し、圧縮機71、凝縮器73、膨張弁、蒸発器72の順に冷媒が循環し、乾燥風の加熱及び除湿を行うように構成されている。
図4に示すように、通風ダクト61の前部にはフィルタケース77が接続されている。フィルタケース77は、その後部において通風ダクト61と連通している。フィルタケース77の前端部には開口が設けられている。フィルタケース77には、前記開口を通して塵埃捕捉用のフィルタ78が出し入れ可能に収納されるようになっている。フィルタケース77の前上部には接続口61aが突出している。該接続口61aには、蛇腹管62が接続されている。
通風ダクト61の後部には、送風機63のケーシング63bが接続されている。ケーシング63bは、その前部が通風ダクト61と連通している。送風機63は、ケーシング63bの内部に収納された送風羽根(図示せず)と、該送風羽根を回転駆動させるモータ63c(後述する図5参照)とを備える。モータ63cは運転制御部16からの駆動信号によって駆動する。ケーシング63bの上部には出口部63aが設けてある。該出口部63aには、上行ダクト52が接続されている。
前記蒸発器72の下側には扁平な箱形をなし、除湿水を貯留する貯水タンク(貯水部)90が設けてあり、該貯水タンク90は、通風ダクト61の底板の下側にて、前記底板に貫通して設けられたドレン排出管85を介して通風ダクト61と連通している。なおドレン排出管85には、通風ダクト61の底板は、ドレン排出管85に向けて下向きに傾斜した傾斜部84を備えている。蒸発器72にて発生した除湿水は、傾斜部84上を流下して貯水タンク90に貯留される。
貯水タンク90の下側に、貯水タンク90に貯留した除湿水の水量(具体的には重量)を検出する水量センサ(水量検出手段)91が設けてある。なお水量センサ91としては、ひずみゲージ式、圧電式、静電容量式、電磁式及び音叉式の重量センサが挙げられる。
貯水タンク90は、その底面に貫通して設けられた通流管92を介して、前記排水管26に連通している。なお通流管92には電磁弁93が介装してある。前記運転制御部16からの指令によって電磁弁93は開閉し、除湿水の貯留又は排出が行われる。
次に運転制御部16周りの構成について詳述する。図5は運転制御部16周りの構成を略示するブロック図である。
運転制御部16は、演算を行うMPU(Micro Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、一時的にデータを格納するRAM(Random Access Memory)及びタイマなどを備えており、ROMに格納した制御プログラムをRAMに読込んで、後述する乾燥終了判定処理を実行する。なおROMには後述する閾値K及び閾値Lが予め記憶してある。
運転制御部16には、入力インタフェースを介して、重量センサ211、水量センサ91及び操作パネル15から検出信号及び操作信号が入力される。また出力インタフェースを介して、運転制御部16からモータ63c及びヒートポンプ70に駆動信号が出力される。
次に運転制御部16による乾燥終了判定処理について説明する。図6は、運転制御部16による乾燥終了判定処理を説明するフローチャートである。なお電磁弁93は閉じているものとする。
運転制御部16は、操作パネル15から洗濯を開始することを示す信号が入力されるまで待機する(ステップS1:NO)。操作パネル15から洗濯を開始することを示す信号が入力された場合(ステップS1:YES)、運転制御部16は、重量センサ211から検出値を取り込み、回転ドラム3に投入された洗濯物の重量W1を算出する(ステップS2)。なお重量W1は、洗濯運転を開始する前に算出しており、洗濯槽2に洗濯水を投入する前の洗濯物の重量である。
次に運転制御部16は、洗濯運転を実行し(ステップS3)、脱水運転が終了するまで待機する(ステップS4:NO)。脱水運転が終了した場合(ステップS4:YES)、運転制御部16は、重量センサ211から検出値を取り込み、脱水後の洗濯物の重量W2を算出する(ステップS5)。そして運転制御部16は、モータ63cに駆動信号を出力し(ステップS6)、ヒートポンプ70に駆動信号を出力する(ステップS7)。このとき、送風機63の送風羽根が回転し、循環風路5内を乾燥風が循環する。また蒸発器72及び凝縮器73が作動し、乾燥風の除湿及び乾燥が行われ、乾燥運転が実行される。
次に運転制御部16は、タイマを起動して、所定時間が経過するまで待機する(ステップS8:NO)。所定時間が経過した場合(ステップS8:YES)、運転制御部16は、所定のサンプリング周期にて水量センサ91から検出値を取り込み、単位時間あたりに貯水タンク90に貯留する除湿水量dW3を算出する(ステップS9)。運転制御部16は、例えば水量センサ91から取り込んだ検出値を順次RAMに記憶し、除湿水量の単位時間あたりの変化量を求める。
そして運転制御部16は、ROMを参照し、除湿水量dW3が閾値K未満か否か判定する(ステップS10)。除湿水量dW3が閾値K以上である場合(ステップS10:NO)、運転制御部16は、ステップS9へ処理を戻す。なお閾値Kは、洗濯物の乾燥が十分に進行したか否かを判定するための閾値であり、除湿水量dW3が閾値K以上である場合には、洗濯物から短時間の間に多くの水分が蒸発していると考えられ、洗濯物の乾燥が十分に進行していないと考えられる。
除湿水量dW3が閾値K未満である場合(ステップS10:YES)、運転制御部16は、モータ63cに低回転で回転することを示す駆動信号を出力するか又は停止信号を出力し、回転数を制御する(ステップS11)。そして運転制御部16は、水量センサ91から検出値を取り込んで、貯水タンク90に貯留した除湿水の総量W3を算出する(ステップS12)。なお除湿水量dW3が閾値K未満である場合は、短時間の間に洗濯物から多くの水分が蒸発しているとは認められない。またモータ63cの回転数を制御することによって、循環風路5内に負圧が発生することを抑制し、除湿水が負圧側に誘引されることを防止することができ、貯水タンク90に除湿水を集約させて、正確に総量W3を算出することができる。
次に運転制御部16は、脱水終了後の洗濯物の重量W2から除湿水の総量W3及び洗濯槽2に洗濯水を投入する前の洗濯物の重量W1を減算し、減算結果とROMに記憶した閾値Lとを比較して、減算結果が閾値L未満であるか否かを判定する(ステップS13)。減算結果が閾値L以上である場合(ステップS13:NO)、運転制御部16は、モータ63cの回転数を元に戻す信号を出力し(ステップS14)、ステップS8へ処理を戻す。なお減算結果が閾値L以上である場合、洗濯物は未だ乾燥に至っていないと考えられ、一時的に除湿水量dW3が閾値K未満となった可能性がある。
減算結果が閾値L未満である場合(ステップS13:YES)、運転制御部16は、乾燥を確実にするための遅延運転を実行し(ステップS15)、ヒートポンプ70に停止信号を出力して(ステップS16)、モータ63cに停止信号を出力する(ステップS17)。減算結果が閾値L未満である場合は、洗濯物の重量が洗濯開始前の重量に略等しくなっていると考えられ、洗濯物が乾燥に至っていると考えられる。よって、減算結果が閾値L未満である場合に乾燥を終了することが適当であると考えられる。なおステップS15における遅延運転は省略しても良い。またステップS17の終了後に、運転制御部16は、電磁弁93に開信号を出力する。このため貯水タンク90に貯留した除湿水は、排水管26へ排出される。
実施の形態に係る洗濯乾燥機にあっては、蒸発器72にて発生した除湿水の水量と併せて洗濯物の重量を検出し、検出した除湿水の水量及び洗濯物の重量に基づいて乾燥運転の終了を判定する。このため乾燥運転の終了判定に対し、周囲の環境の影響を排除することができ、また送風機63によって発生する負圧の影響を受けない洗濯物の重量を加味して判定するので、負圧による判定への影響を最小限に止めることができる。
また損失なく除湿水が貯水タンク90に貯留した場合に、洗濯運転前の洗濯物の重量W1と貯水部に貯留した除湿水の総量W3との合計は、脱水運転後の洗濯物の重量W2に等しくなることから、洗濯運転前の洗濯物の重量W1と貯水部に貯留した除湿水の総量W3との合計と、脱水運転後の洗濯物の重量W2とを比較し、洗濯物の重量が洗濯運転前の洗濯物の重量と略等しくなった時点で洗濯物は十分に乾燥したものと判定し、最適なタイミングで乾燥運転を終了させることができる。
また洗濯物が十分に乾燥していない場合における単位時間あたりに貯水タンク90に貯留する水量は、洗濯物が十分に乾燥している場合における単位時間あたりに貯水タンク90に貯留する水量よりも大きいため、単位時間あたりに貯水タンク90に貯留する水量を検出することによって、洗濯物の乾燥具合を判定することができ、単位時間あたりに貯水タンク90に貯留する水量が閾値K未満である場合に、送風機63の回転数を低下させるか又は停止させて、乾燥判定を行い、該判定への負圧の影響を確実に削減することができる。
またヒートポンプ70の凝縮器73を使用して乾燥風を加熱することによって、電熱式のヒータを使用する場合よりもエネルギー効率が向上し、また電熱式のヒータを使用する場合に比べて乾燥風が低温なので、洗濯物が傷まず、ユーザの利便性を向上させることができる。また加熱部及び除湿部を各別に循環風路内に設置する場合に比べて部品点数が削減され、組立時間の短縮化を図り、製造費用を抑制することができる。
なお実施の形態に係る洗濯乾燥機は、ヒートポンプ70を使用して乾燥風を加熱及び除湿しているが、ヒートポンプ70に変えて、循環風路5内に電熱式のヒータ及び除湿装置を各別に配して、乾燥風を加熱及び除湿してもよい。また水量センサ91は、水量として除湿水の重量を検出しているが、水量センサ91は貯水タンク90に貯留した除湿水の水位又は体積など他の水量を検出する構成であってもよい。なお水量センサ91が他の水量を検出する場合には、洗濯物の重量との比較時に、運転制御部16にて、検出した水量を洗濯物の重量と比較可能な数値に変換することは言うまでもない。
また送風機63から上行ダクト52及び前行ダクト53を介して、乾燥風が洗濯槽2へ移動するが、乾燥風の温度低下を防ぐべく、循環風路5を更に短縮してもよい。例えば、洗濯槽2の底面に通気孔を設け、送風機63から前記通気孔を介して洗濯槽2へ乾燥風が移動する構成としてもよい。
また通流管92に排水ポンプを連結し、該排水ポンプの駆動によって貯水タンク90から排水管26へ除湿水を確実に排出する構成としてもよい。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
2 洗濯槽
21 支持脚
211 重量センサ(重量検出手段)
3 回転ドラム
5 循環風路
15 操作パネル
16 運転制御部
63 送風機
63c モータ
70 ヒートポンプ
72 蒸発器(除湿部)
73 凝縮器(加熱部)
90 貯水タンク(貯水部)
91 水量センサ(水量検出手段)

Claims (4)

  1. 洗濯物を投入されて回転する回転ドラムと、該回転ドラムに乾燥風を循環させる循環風路と、該循環風路内にて乾燥風を加熱する加熱部と、前記循環風路内にて除湿する除湿部と、該除湿部にて発生した除湿水を貯留する貯水部とを備える洗濯乾燥機において、
    前記貯水部に貯留した水量を検出する水量検出手段と、
    前記回転ドラムに投入された洗濯物の重量を検出する重量検出手段と、
    前記水量検出手段による検出結果及び重量検出手段による検出結果に基づいて、乾燥運転の終了を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記判定手段は、
    前記水量検出手段によって検出された水量、並びに前記重量検出手段によって検出された洗濯運転前の洗濯物の重量及び脱水運転後の洗濯物の重量に基づいて、乾燥運転の終了を判定するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記循環風路内に送風機が設けてあり、
    前記水量検出手段によって検出された単位時間あたりに前記貯水部に貯留する水量に基づいて、前記送風機の駆動を制御する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記循環風路内に前記加熱部及び除湿部を有するヒートポンプが設けてあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の洗濯乾燥機。
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