JP6267801B2 - 共振器、フィルタおよび通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、共振器と、それを用いた、フィルタおよび通信装置と、に関するものである。
一方端を接地した柱状導体をシールドケース内に収容した共振器が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。また、柱状誘電体をシールドケース内に収容した共振器が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2011−35792号公報 実開昭63−159904号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載された従来の共振器は、小型化すると電気特性が悪化するという問題があった。
本発明はこのような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、小型で電気特性が優れた共振器と、それを用いた、フィルタおよび通信装置と、を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る共振器は、第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、前記第1誘電体が筒状の形状を有しており、前記第1誘電体が複数のスリットを有している
また本発明の一実施形態に係る共振器は、第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、複数の前記第1誘電体を有しており、該複数の第1誘電体が前記柱状体を取り囲むように配置されている。
さらに本発明の一実施形態に係る共振器は、第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、前記柱状体が誘電体で構成されている。
本発明の一実施形態に係るフィルタは、各々が前記共振器と同じ構造を有しているとともに、相互に電磁気的に結合するように列を成して配置されており、該列の一方端に位置する第1共振器および前記列の他方端に位置する第2共振器を含む、複数の共振器と、電気的または電磁気的に前記第1共振器に接続される第1端子電極と、電気的または電磁気的に前記第2共振器に接続される第2端子電極と、を有する。
本発明の一実施形態に係る通信装置は、アンテナと、通信回路と、前記アンテナおよび前記通信回路に接続された前記フィルタと、を有している。
本発明の一実施形態に係る共振器によれば、小型で電気特性が優れた共振器を得ることができる。本発明の一実施形態に係るフィルタによれば、小型で電気特性が優れたフィルタを得ることができる。本発明の一実施形態に係る通信装置によれば、小型で通信品質が良好な通信装置を得ることができる。
本発明の第1実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。 図1のA−B線断面図である。 本発明の第1実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の共振器の他の構成要素を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。 図6のC−D線断面図である。 本発明の第3実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の共振器の他の構成要素を模式的に示す斜視図である。 本発明の第4実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第5実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。 図11のE−F線断面図である。 本発明の第6実施形態のフィルタを模式的に示す断面図である。 本発明の第7実施形態の通信装置を模式的に示すブロック図である。
以下、本発明の共振器と、それを用いた、フィルタおよび通信装置と、を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面においては、互いに直交するx軸、y軸、z軸によって方向を示している。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。図2は、図1のA−B線断面図である。図3および図4は、本発明の第1実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。本実施形態の共振器は、図1〜図4に示すように、シールド導体10と、柱状体21と、第1誘電体12とを有している。シールド導体10は、第1導体13および第2導体14を有している。
シールド導体10は、内部に空洞19を有する直方体の箱状の形状を有しており、基準電位(グランド電位またはアース電位という)に接続される。また、シールド導体10は、−z方向側に位置する第1導体13と、+z方向側に位置する第2導体14とが図示せぬ導電性接合部材で接合されて構成されている。第1導体13は、+z方向側が開口した直方体の箱状の形状を有している。第2導体14は、矩形の平板状の形状を有している。また、第1導体13は、貫通孔16および貫通孔17を有している。貫通孔16および貫通孔17は、外部回路との接続に利用される。
第1導体13および第2導体14は、金属や非金属導電性材料のような既知の種々の導電性材料を用いて形成することができる。共振器の特性を向上させるためには、例えば、Ag,Ag−Pd,Ag−Pt等のAg合金を主成分とする導電材料や、Cu系、W系、Mo系、Pd系の導電材料等を用いることが望ましい。
第1導体13と第2導体14を接合する導電性接合部材としては、半田や導電性接着剤など、種々の既知の導電性接合部材を用いることができる。場合によっては、ネジやボルトを用いて第1導体13と第2導体14を接合しても構わない。また、空洞19内は、空気で満たされているが、真空であっても良く、空気以外の気体で満たされていても構わない。
柱状体21は、空洞19の中央に配置されており、+z方向に伸びる円柱状の形状を有している。また、柱状体21は、−z方向の端が第1導体13に図示せぬ導電性接合部材で接合されている。そして、柱状体21の+z方向の端とシールド導体10との間には隙間がある。すなわち、柱状体21の−z方向の表面の全体が第1導体13に接合されており、柱状体21の+z方向の表面とシールド導体10(第2導体14)との間には隙間がある。
本実施形態では、柱状体21は導体で構成されており、本実施形態の共振器は、TEMモードに類似した共振モードを有する共振器として機能する。なお、柱状体21を誘電体で構成してもよく、その場合にはTMモードに類似した共振モードを有する共振器として機能する。
本実施形態の柱状体21は、金属や非金属導電性材料のような既知の種々の導電性材料を用いて形成することができる。共振器の特性を向上させるためには、例えば、Ag,Ag−Pd,Ag−Pt等のAg合金を主成分とする導電材料や、Cu系、W系、Mo系、Pd系の導電材料等を用いることが望ましい。
第1誘電体12は、空洞19の中央に配置されており、+z方向に伸びる円筒状の形状を有している。そして、第1誘電体12の内側の中央に柱状体21が位置している。すわなち、第1誘電体12は、柱状体21と間隔を開けて柱状体21を取り囲んでいる。また、第1誘電体12は、+z方向の端が第2導体14に図示せぬ導電性接合部材で接合されている。そして、第1誘電体12の−z方向の端とシールド導体10との間には隙間がある。すなわち、第1誘電体12の+z方向の表面の全体が第2導体14に接合されており、第1誘電体12の−z方向の表面とシールド導体10(第1導体13)との間には隙間がある。
なお、柱状体21の+z方向の長さは、空洞19の+z方向の寸法の80%以上であることが望ましく、空洞19の+z方向の寸法の90%以上であることがさらに望ましい。また、柱状体21の+z方向における半分以上の部分が第1誘電体12に囲まれていることが望ましい。なお、柱状体21の+z方向の長さに対する、柱状体21における第1誘電体12に囲まれている部分の+z方向の長さの比率は、50%以上が望ましく、80%以上が更に望ましく、90%以上が更に望ましい。空洞19の大きさ、柱状体21の直径、柱状体21と第1誘電体12との間隔および第1誘電体12の厚さは、所望するサイズ、基本モード共振の共振周波数および高次モード共振の共振周波数に応じて適宜設定する。
第1誘電体12の材質としては、誘電体セラミックス等の既知の誘電体材料を用いることができる。例えば、BaTiO,PbFeNb12,TiO等を含有する誘電体セラミック材料を好適に用いることができる。場合によっては、エポキシ樹脂等の樹脂を用いることもできる。
第1誘電体12と、シールド導体10とを接合する導電性接合部材としては、例えば導電性接着剤のような種々の既知の導電性接合部材を用いることができる。また、例えば、第1誘電体12に導体膜を形成し、その導体膜とシールド導体10とを、半田等を用いて接合しても構わない。その場合には、導体膜および半田が導電性接合部材として機能する。
このように、本実施形態の共振器は、シールド導体10と、柱状体21と、第1誘電体12と、を有している。シールド導体10は、−z方向側に位置する第1導体13と、−z方向と反対方向である+z方向側に位置する第2導体14とを含んで構成されており、内部に空洞19を有している。柱状体21は、導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、空洞19内にあり、−z方向の端が第1導体13に接合されており、+z方向の端とシールド導体10との間に間隔を有している。第1誘電体12は、空洞19内にあり、+z方向の端が第2導体14に接合されており、−z方向の端とシールド導体10との間に間隔を有しており、柱状体21と間隔を開けて柱状体21を取り囲んでいる。このような構成を有する本実施形態の共振器は、TEMモードに類似した共振モードを有する共振器として機能する。
特許文献1に記載されたような従来の共振器は、小型化が困難であるという問題があった。そして、シールドケースの内側の全体に誘電体を充填することによって小型化すると、高次モード共振の共振周波数が大きく低下して基本モード共振の共振周波数に近接し、電気特性が悪化するという問題が発生する。また、柱状導体の開放端とシールドケースとの間に誘電体を配置して小型化すると、Q値が大きく低下して電気特性が悪化するという問題が発生する。
上述した構成を有する本実施形態の共振器は、特許文献1に記載された共振器よりも小型化でき、特許文献1に記載された共振器のシールドケースの内側全体に誘電体を充填したものよりも高次モード共振の共振周波数の低下を抑制でき、特許文献1に記載された共振器の柱状導体の開放端とシールドケースとの間に誘電体を配置したものよりもQ値の低下を抑制できる。すなわち、本実施形態の共振器は、基本モード共振の共振周波数と高次モード共振の共振周波数との差が大きく、Q値が高い、優れた電気特性を有しているとともに、小型である。すなわち、本実施形態の共振器は、小型で電気特性が優れている。
また、上述した構成を有する本実施形態の共振器は、例えば、柱状体21の−z方向の端を第1導体13に接合して図4に示すような構造体を作製し、第1誘電体12の+z方向の端を第2導体14に接合して図3に示すような構造体を作製した後に、柱状体21が第1誘電体12の内側に位置するように、第1導体13と第2導体14とを接合することによって、製造することができる。よって、柱状体21の−z方向の端が第1導体13に確実に接合され、第1誘電体12の+z方向の端が第2導体14に確実に接合された、信頼性が高い共振器を、容易に製造することができる。
また、本実施形態の共振器では、第1誘電体12が筒状の形状を有している。よって、単純な形状を有する1つの第1誘電体12によって、間隔を開けて柱状体21の周囲を取り囲むことができるので、さらに量産性に優れている。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す、図3と同様の斜視図である。なお、本実施形態においては、上述した第1実施形態と異なる部分について説明し、同様の構成要素には同様の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の共振器は、図5に示すように、第1誘電体12の形状が第1実施形態の共振器と異なっており、それ以外の構成は第1実施形態の共振器と同じである。本実施形態の共振器では、第1誘電体12が複数のスリット15を有している。各々のスリット15は、第1誘電体12の−z方向の端から+z方向に向かって形成されている。本実施形態の共振器は、複数のスリット15を有しているため、高次モード共振の共振周波数の低下を更に抑制することができる。
スリット15の形状および個数は、所望する電気特性に応じて適宜設定することができるが、スリット15は、第1誘電体12の長さ方向(+z方向)に長い形状を有していることが望ましい。また、第1誘電体12の+z方向の寸法に対する、スリット15の+z方向の寸法の比率は、60%以上が望ましく、80%以上が更に望ましい。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。図7は、図6のC−D線断面図である。図8および図9は、本発明の第3実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す斜視図である。なお、本実施形態においては、前述した第1実施形態と異なる部分について説明し、同様の構成要素には同様の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態では、柱状体21は誘電体で構成されており、それ以外の構成は全て前述した第1実施形態と同じである。
柱状体21の材質としては、誘電体セラミックス等の既知の誘電体材料を用いることができる。例えば、BaTiO,PbFeNb12,TiO等を含有する誘電体セラミック材料を好適に用いることができる。場合によっては、エポキシ樹脂等の樹脂を用いることもできる。
このような構成を有する本実施形態の共振器は、柱状体21が誘電体で構成されているため、TMモードに類似した共振モードを有する共振器として機能する。すなわち、TMモード共振器と殆ど同様に機能する。
特許文献2に記載されたような従来のTMモード共振器は、柱状誘電体の両端面とシールドケースの内面との間に隙間が生じると共振周波数が低下するため、密閉されたシールドケースの内面に柱状誘電体の両端面を隙間無く接合する必要があった。このため、製造が難しく、接合状態の確認も困難であり、高い歩留まりで製造するのが困難であった。また、製造を容易にするため、柱状誘電体の一方の端面のみがシールドケースに接合されるように設計すると、共振周波数を低下させるために柱状誘電体の体積を大きくする必要があるが、そうした場合には、共振器が大型化すると共に、高次モード共振の共振周波数が低下して基本モード共振の共振周波数に近接し、電気特性が劣化するという問題が生じる。
上述した構成を有する本実施形態の共振器は、柱状体21と間隔を開けて柱状体21を取り囲む第1誘電体12を有していることから、高次モード共振の共振周波数の低下を小さく抑えつつ、基本モード共振の共振周波数を低下させることができる。
また、このような構成を有していることから、本実施形態の共振器は、例えば、柱状体21の−z方向の端を第1導体13に接合し、第1誘電体12の+z方向の端を第2導体14に接合した後に、第1導体13と第2導体14とを接合することによって、製造することができる。よって、柱状体21の−z方向の端が第1導体13に確実に接合され、第1誘電体12の+z方向の端が第2導体14に確実に接合された共振器を、歩留まり良く容易に製造することができる。
また、本実施形態の共振器では、第1誘電体12が筒状の形状を有している。よって、単純な形状を有する1つの第1誘電体12によって、間隔を開けて柱状体21の周囲を取り囲むことができるので、さらに量産性に優れている。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態の共振器の構成要素の一部を模式的に示す、図8と同様の斜視図である。なお、本実施形態においては、上述した第3実施形態と異なる部分について説明し、同様の構成要素には同様の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の共振器は、図10に示すように、第1誘電体12の形状が第3実施形態の共振器と異なっており、それ以外の構成は第3実施形態の共振器と同じである。本実施形態の共振器では、第1誘電体12が複数のスリット15を有している。各々のスリット15は、第1誘電体12の−z方向の端から+z方向に向かって形成されている。本実施形態の共振器は、複数のスリット15を有しているため、高次モード共振の共振周波数の低下を更に抑制することができる。
スリット15の形状および個数は、所望する電気特性に応じて適宜設定することができるが、スリット15は、第1誘電体12の長さ方向(+z方向)に長い形状を有していることが望ましい。また、第1誘電体12の+z方向の寸法に対する、スリット15の+z方向の寸法の比率は、60%以上が望ましく、80%以上が更に望ましい。
(第5実施形態)
図11は、本発明の第5実施形態の共振器を模式的に示す断面図である。図12は、図11のE−F線断面図である。なお、本実施形態においては、上述した第3実施形態と異なる部分について説明し、同様の構成要素には同様の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の共振器では、図11および図12に示すように、第1導体13が突出部13pを有している。突出部13pは+z方向へ突出しており、突出部13pの+z方向の端に、柱状体21の−z方向の端が接合されている。そして、突出部13pの+z方向の長さの分だけ、柱状体21の+z方向の長さが短くなっている。それ以外の構成は第3実施形態の共振器と同じである。
突出部13pの+z方向の端は、第1誘電体12の−z方向の端よりも+z方向側に位置している。すなわち、突出部13pの+z方向の端は、第1誘電体12の内側に位置している。よって、柱状体21の全体が、第1誘電体12の内側に位置している。
すなわち、本実施形態の共振器では、第1導体13は、+z方向へ突出している突出部13pを有しており、突出部13pの+z方向の端は、第1誘電体12の−z方向の端よりも+z方向側に位置しており、柱状体21の−z方向の端は、突出部13pの+z方向の端に接合されている。これにより、第3実施形態の共振器と比較して、無負荷Qの低下を小さく抑えつつ、基本モード共振の共振周波数を低下させることができ、基本モード共振の共振周波数を等しくした場合には、さらに小型化することができる。なお、この効果は、柱状体21の全体が第1誘電体12で囲まれることや、突出部13pの周囲で磁界が強くなることによって得られるのではないかと推測される。
突出部13pの平面形状(+z方向から平面視したときの形状)は、第1誘電体12の内側に納まる大きさであれば、どのような形状であっても構わない。但し、突出部13pの平面形状を、柱状体21の平面形状(+z方向から平面視したときの形状)と同じにした場合に、共振器の損失を最も小さくすることができる。
(第6実施形態)
図13は、本発明の第6実施形態のフィルタを模式的に示す断面図である。なお、本実施形態においては、前述した第1実施形態と異なる部分について説明し、同様の構成要素には同様の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態のフィルタは、第1共振器20aと、第2共振器20bと、第1端子電極18aと、第2端子電極18bと、を有している。第1共振器20aは、柱状体21aと、第1誘電体12aと、シールド導体10aとで構成されている。シールド導体10aは、空洞19aを有しており、第1導体13aと第2導体14aとで構成されている。第1導体13aは、貫通孔16aおよび貫通孔17aを有している。また、シールド導体10aは、基準電位(グランド電位またはアース電位という)に接続される。第2共振器20bは、柱状体21bと、第1誘電体12bと、シールド導体10bとで構成されている。シールド導体10bは、空洞19bを有しており、第1導体13bと第2導体14bとで構成されている。第1導体13bは、貫通孔16bおよび貫通孔17bを有している。また、シールド導体10bは、基準電位(グランド電位またはアース電位という)に接続される。
柱状体21aおよび柱状体21bは、第1実施形態の柱状体21と同じものである。第1誘電体12aおよび第1誘電体12bは、第1実施形態の第1誘電体12と同じものである。第1導体13aおよび第1導体13bは、第1実施形態の第1導体13と同じものである。第2導体14aおよび第2導体14bは、第1実施形態の第2導体14と同じものである。なお、空洞19aおよび空洞19bは、第1実施形態の空洞19と同じである。また、貫通孔16aおよび貫通孔16bは、第1実施形態の貫通孔16と同じであり、貫通孔17aおよび貫通孔17bは、第1実施形態の貫通孔17と同じである。つまり、第1共振器20aおよび第2共振器20bは、第1実施形態の共振器と同じものである。
第1共振器20aおよび第2共振器20bは、列を成すように並べて配置されている。また、第1導体13aと第1導体13bとは、導電性接合部材によって接合されており、第2導体14aと第2導体14bとは、導電性接合部材によって接合されている。そして、第1共振器20aおよび第2共振器20bは、貫通孔17aと貫通孔16bとが繋がるように配置されており、貫通孔17aおよび貫通孔16bを介して互いに電磁気的に結合する。
第1端子電極18aは、L字型に曲がった棒状の形状を有しており、貫通孔16aを介して第1共振器20aの空洞19a内に挿入されている。第1端子電極18aの一方端は第1共振器20aの外部に位置しており、第1端子電極18aの他方端は、空洞19a内において第1導体13aに接合されている。また、第1端子電極18aは、+z方向に伸びる部分を有しており、第1共振器20aに電磁気的に接続される(電磁気的に結合される)。
第2端子電極18bは、L字型に曲がった棒状の形状を有しており、貫通孔17bを介して第2共振器20bの空洞19b内に挿入されている。第2端子電極18bの一方端は第2共振器20bの外部に位置しており、第2端子電極18bの他方端は、空洞19b内において第1導体13bに接合されている。また、第2端子電極18bは、+z方向に伸びる部分を有しており、第2共振器20bに電磁気的に接続される(電磁気的に結合される)。
なお、第1端子電極18aおよび第2端子電極18bは、金属や非金属導電性材料のような既知の種々の導電性材料を用いて形成することができる。フィルタの特性を向上させるためには、例えば、Ag,Ag−Pd,Ag−Pt等のAg合金を主成分とする導電材料やCu系、W系、Mo系、Pd系の導電材料等を用いることが望ましい。
このように、本実施形態のフィルタは、複数の共振器(第1共振器20aおよび第2共振器20b)と、第1端子電極18aと、第2端子電極18bとを有している。第1共振器20aおよび第2共振器20bの各々は、第1実施形態の共振器と同じ構造を有している。また、第1共振器20aおよび第2共振器20bは、電磁気的に結合するように列を成して配置されている。第1共振器20aは、列の一方端に位置しており、第2共振器20bは、列の他方端に位置している。第1端子電極18aは、電気的または電磁気的に第1共振器20aに接続され、第2端子電極18bは、電気的または電磁気的に第2共振器20bに接続される。このような構成を有しているため、本実施形態のフィルタは、小型化が可能であるとともに、通過帯域の挿入損失が小さく通過帯域近傍の減衰量が大きい優れた特性を実現できる。
(第7実施形態)
図14は、本発明の第7実施形態の通信装置を模式的に示すブロック図である。本実施形態の通信装置は、アンテナ82と、通信回路81と、アンテナ82および通信回路81に接続されたフィルタ80とを有している。フィルタ80は、前述した第6実施形態のフィルタである。アンテナ82および通信回路81は、既知の従来のものである。
このような構成を有する本実施形態の通信装置は、小型で電気特性が優れた第6実施形態のフィルタを用いて不要な電気信号を除去することから、小型化が可能であり、通信品質を良くすることができる。
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に則して種々の変更および改良が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、柱状体21が円柱状の形状を有している例を示したが、これに限定されるものではない。柱状体21は、例えば、4角柱状、6角柱状、楕円柱状など、他の形状を有していても構わない。また、特許文献1に記載された共振器のように、柱状体21は、断面積が一定でない形状であっても構わない。
また、前述した実施形態においては、1つの筒状の第1誘電体12が柱状体21を取り囲んでいる例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、図5に示したスリット15が+z方向に第1誘電体12を貫通し、第1誘電体12が4つに分割されていても構わない。すなわち、複数の第1誘電体12を有しており、複数の第1誘電体12が柱状体21を取り囲むように配置されていても構わない。
また、前述した第6実施形態においては、第1共振器20aおよび第2共振器20bが、第1実施形態の共振器と同じ構造を有する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、第2実施形態〜第5実施形態のいずれかの共振器と同じ構造を有していても良く、他の構造を有していても構わない。
また、前述した第6実施形態においては、フィルタが2つの共振器(第1共振器20aおよび第2共振器20b)を有する例を示したが、これに限定されるものではない。フィルタは、3つ以上の共振器を有していても構わない。その場合には、第1共振器20aと第2共振器20bの間に、その他の共振器を配置して、全ての共振器が列を成すようにすればよい。
また、前述した第7実施形態においては、フィルタ80が、前述した第6実施形態のフィルタである場合を示したが、これに限定されるものではない。同様の特徴を有する他のフィルタであっても構わない。
初めに、図1〜図4に示した第1実施形態の共振器(貫通孔16および貫通孔17は省略した)の電気特性をシミュレーションによって算出した。シミュレーションにおいて、第1誘電体12を構成する誘電体は、比誘電率を43とし、誘電正接を2×10−4とした。第1導体13、第2導体14および柱状体21の導電率は、4.2×10S/mとした。空洞19の+x方向の寸法および+y方向の寸法は51mmとし、空洞19の+z方向の寸法は39mmとした。柱状体21の直径は12mmとし、柱状体21の長さ(+z方向の寸法)は37mmとした。第1誘電体12の内径は16mmとし、第1誘電体12の外径は、18mmとし、第1誘電体12の長さ(+z方向の寸法)は37mmとした。シミュレーションの結果、基本モード共振の共振周波数は757MHzであり、基本モード共振のQ値は4611であり、最も周波数が低い高次モード共振の共振周波数は3.47GHzであった。
次に、図1〜図4に示した構造から第1誘電体12を取り除いたものに類似した構造(貫通孔16および貫通孔17は省略した)を有する比較例の共振器(一般的な1/4波長半同軸共振器)の電気特性をシミュレーションによって算出した。図1〜図4のシールド導体10に相当するシールドケースの内側の空洞(図1〜図4の空洞19に相当)は、+x方向の寸法および+y方向の寸法を60mmとし、+z方向の寸法を44mmとした。図1〜図4の柱状体21に相当する内部導体は、直径が16mmで長さ(+z方向の寸法)が40mmの円柱の+z方向の端部に、直径が25mmで厚さ(+z方向の寸法)が2mmの円板が接合された形状とし、−z方向の端部がシールドケースに接合されて接地された構造とした。シールドケースおよび内部導体を構成する導体の物性は、先のシミュレーション(第1実施形態の共振器のシミュレーション)と同じとした。シミュレーションの結果、基本モード共振の共振周波数は749MHzであり、基本モード共振のQ値は4616であり、最も周波数が低い高次モード共振の共振周波数は3.66GHzであった。
これらの結果によれば、第1実施形態の共振器は、比較例の共振器よりも小型であるにもかかわらず、比較例の共振器と同等の優れた電気特性を実現できることが確認できた。
次に、図6〜図9に示した第3実施形態の共振器(貫通孔16および貫通孔17は省略した)の電気特性をシミュレーションによって算出した。シミュレーションにおいて、柱状体21および第1誘電体12を構成する誘電体は、比誘電率を43とし、誘電正接を1.6×10−4とした。第1導体13および第2導体14の導電率は4.64×10S/mとした。空洞19の+x方向の寸法および+y方向の寸法は9.1mmとし、空洞19の+z方向の寸法は8.2mmとした。柱状体21の直径は1.6mmとし、柱状体21の長さ(+z方向の寸法)は7.7mmとした。第1誘電体12の内径は2.6mmとし、第1誘電体12の外径は、5.6mmとし、第1誘電体12の長さ(+z方向の寸法)は7.7mmとした。シミュレーションの結果、基本モード共振の共振周波数は5.91GHzであり、基本モード共振のQ値は3530であり、最も周波数が低い高次モード共振の共振周波数は7.49GHzであった。
次に、図10に示した4つのスリット15を有する第4実施形態の共振器の電気特性をシミュレーションで算出した。スリット15の幅は0.5mmとし、スリット15の長さ(+z方向の寸法)は6.7mmとした。4つのスリット15を有すること以外は、全て先のシミュレーション(第3実施形態の共振器のシミュレーション)と同じとした。シミュレーションの結果、基本モード共振の共振周波数は6.12GHzであり、基本モード共振のQ値は3568であり、最も周波数が低い高次モード共振の共振周波数は9.04GHzであった。
これらの結果によれば、第3実施形態の共振器および第4実施形態の共振器は、小型であるとともに、基本モード共振のQ値が高く、基本モード共振の共振周波数と高次モード共振の共振周波数との間隔が大きい、優れた電気特性を実現できることが確認できた。
10,10a,10b:シールド導体
12,12a,12b:第1誘電体
13,13a,13b:第1導体
13p:突出部
14,14a,14b:第2導体
15:スリット
16,16a,16b,17,17a,17b:貫通孔
18a:第1端子電極
18b:第2端子電極
19,19a,19b:空洞
20a:第1共振器
20b:第2共振器
21,21a,21b:柱状体
80:フィルタ
81:通信回路
82:アンテナ

Claims (9)

  1. 第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、
    誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、
    前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、
    前記第1誘電体が筒状の形状を有しており、
    前記第1誘電体が複数のスリットを有していることを特徴とする共振器。
  2. 第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、
    誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、
    前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、
    複数の前記第1誘電体を有しており、該複数の第1誘電体が前記柱状体を取り囲むように配置されていることを特徴とする共振器。
  3. 前記柱状体が導体で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の共振器。
  4. 第1方向側に位置する第1導体と、前記第1方向と反対方向である第2方向側に位置する第2導体と、を含んで構成されており、内部に空洞を有する、シールド導体と、
    誘電体または導体によって構成されており、柱状の形状を有しており、前記空洞内にあり、前記第1方向の端が前記第1導体に接合されており、前記第2方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有している、柱状体と、
    前記空洞内にあり、前記第2方向の端が前記第2導体に接合されており、前記第1方向の端と前記シールド導体との間に間隔を有しており、前記柱状体と間隔を開けて該柱状体を取り囲む1つ以上の第1誘電体と、を有する共振器であって、
    前記柱状体が誘電体で構成されていることを特徴とする共振器。
  5. 前記第1誘電体が筒状の形状を有していることを特徴とする請求項4に記載の共振器。
  6. 前記第1誘電体が複数のスリットを有していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の共振器。
  7. 前記第1導体は、前記第2方向へ突出している突出部を有しており、
    該突出部の前記第2方向の端は、前記第1誘電体の前記第1方向の端よりも前記第2方向側に位置しており、
    前記柱状体の前記第1方向の端は、前記突出部の前記第2方向の端に接合されている
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の共振器。
  8. 各々が請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の共振器と同じ構造を有しているとともに、相互に電磁気的に結合するように列を成して配置されており、該列の一方端に位置する第1共振器および前記列の他方端に位置する第2共振器を含む、複数の共振器と、
    電気的または電磁気的に前記第1共振器に接続される第1端子電極と、
    電気的または電磁気的に前記第2共振器に接続される第2端子電極と、
    を有することを特徴とするフィルタ。
  9. アンテナと、通信回路と、前記アンテナおよび前記通信回路に接続された請求項8に記載のフィルタと、を有していることを特徴とする通信装置。
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