JP5136322B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

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本発明は、非可逆回路素子、特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子に関する。
従来より、アイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子は、予め定められた特定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝送しない特性を有している。この特性を利用して、例えば、アイソレータは、自動車電話、携帯電話などの移動体通信機器の送信回路部に使用されている。
この種の非可逆回路素子として、特許文献1には、低損失の2ポート型アイソレータを開示している。この2ポート型アイソレータは、入力ポートと出力ポートとの間に配置した第1インダクタンス素子(第1中心電極)と、出力ポートとグランドポートとの間に配置した第2インダクタンス素子(第2中心電極)と、第1インダクタンス素子と第1並列共振回路を構成する第1コンデンサと、第2インダクタンス素子と第2並列共振回路を構成する第2コンデンサと、第1並列共振回路に並列接続した抵抗と、で構成され、入力ポートと第1インダクタンス素子との間にインピーダンス調整手段を備えている。このインピーダンス調整手段は、例えば、インダクタとコンデンサとからなる並列共振回路である。
特許文献1に記載のアイソレータにおいて、前記インピーダンス調整手段は不要なリアクタンス成分をキャンセルするためのものである。そのため、不要なリアクタンス成分に合わせてインダクタ及び/又はコンデンサの値を設定する必要があり、インピーダンス調整手段の回路素子値を独立して設定することができなかった。そのため、インピーダンス調整手段で付加的な高調波減衰機能(トラップ機能)を実行的に得ることが困難であり、挿入損失やアイソレーションなどの特性の向上は実現が困難であった。
特開2006−50543号公報
そこで、本発明の目的は、インピーダンス整合機能を備えるとともに高調波減衰機能をも併せて備え、特性の向上を図ることのできる非可逆回路素子を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一形態である非可逆回路素子は、
永久磁石と、
前記永久磁石により直流磁界が印加される直方体形状のフェライトと、
前記フェライトに互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された第1中心電極及び第2中心電極と、
表面に端子電極が形成された回路基板と、
を備え、
前記第1中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続され、
前記第2中心電極は、一端が出力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合コンデンサが電気的に接続され、
前記出力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合コンデンサが電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に抵抗が電気的に接続され、
入力用外部端子電極と前記入力ポートとの間、及び、出力用外部端子電極と前記出力ポートとの間の少なくともいずれか一方にインピーダンス整合用コンデンサが電気的に接続され、
前記インピーダンス整合用コンデンサと前記入力用外部端子電極及び前記出力用外部端子電極との間の少なくともいずれか一方に、インダクタとコンデンサとからなる並列共振回路が電気的に接続され、
前記並列共振回路を構成するインダクタは、チップインダクタであって前記回路基板上に実装されていること、
を特徴とする。
前記非可逆回路素子においては、入力用外部端子電極と入力ポートとの間、及び、出力用外部端子電極と出力ポートとの間の少なくともいずれか一方に、インピーダンス整合用コンデンサと、インダクタとコンデンサとからなる並列共振回路とが接続されており、入出力インピーダンスの整合機能は専らインピーダンス整合用コンデンサが行い、高調波減衰機能は並列共振回路が行う。それゆえ、インピーダンス整合用コンデンサ及び並列共振回路を構成するインダクタとコンデンサをそれぞれ好ましい値に設定することができる。
前記非可逆回路素子は、低損失なアイソレータとするため、中心電極のインダクタンス値を大きく設定している。この場合、入出力インピーダンスが誘導性となり挿入損失が劣化してしまう。インピーダンス整合用コンデンサはこのような挿入損失の劣化を抑制する。また、並列共振回路はその共振周波数において通過特性に減衰極が発生し、共振周波数付近の減衰特性が改善される。この共振周波数を2倍波や3倍波の高調波周波数領域に設定することにより、すぐれた高調波減衰特性が得られる。
本発明によれば、入力用外部端子電極と入力ポートとの間、及び、出力用外部端子電極と出力ポートとの間の少なくともいずれか一方に、インピーダンス整合用コンデンサと、インダクタとコンデンサとからなる並列共振回路とを接続したため、インピーダンス整合機能を備えるとともに高調波減衰機能をも併せて備え、特性の向上を図ることができる。
以下、本発明に係る非可逆回路素子の実施例について添付図面を参照して説明する。
(第1実施例、図1〜図9参照)
本発明に係る非可逆回路素子の第1実施例である2ポート型アイソレータの分解斜視図を図1に示す。この2ポート型アイソレータは、集中定数型アイソレータであり、概略、回路基板20と、フェライト32と一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、平板状ヨーク10と、チップ抵抗Rと、チップインダクタLs1とで構成されている。
フェライト32には、図2に示すように、表裏の主面32a,32bに、絶縁材34A,34Bにて互いに電気的に絶縁された第1中心電極35及び第2中心電極36が形成されている。ここで、フェライト32は互いに平行な第1主面32a及び第2主面32bを有する直方体形状をなしている。
また、永久磁石41はフェライト32に対して磁界を主面32a,32bに垂直方向に印加するように主面32a,32bに対向して、例えば、エポキシ系の接着剤42(図1参照)を介して接着され、フェライト・磁石素子30を形成している。永久磁石41の主面はフェライト32の主面32a,32bと同一寸法であり、互いの外形が一致するように主面どうしを対向させて配置されている。
第1中心電極35は導体膜にて形成されている。即ち、図2に示すように、この第1中心電極35は、フェライト32の下面に形成された接続用電極35aに接続された状態で第1主面32aにおいて左下から立ち上がってほぼ水平方向に形成され、右上方に立ち上がって上面の中継用電極35bを介して第2主面32bに回り込む。第2主面32bにおいて、第1中心電極35は、第1主面32aと透視状態でほぼ重なるように形成され、その端部は下面に形成された接続用電極35cに接続されている。このように、第1中心電極35はフェライト32に1ターン巻回されている。そして、第1中心電極35と第2中心電極36とは、間に絶縁材34A,34Bが形成されて互いに絶縁された状態で交差している。中心電極35,36の交差角は必要に応じて設定され、入力インピーダンスや挿入損失が調整されることになる。
第2中心電極36は導体膜にて形成されている。この第2中心電極36は、まず、0.5ターン目36aがフェライト32の下面に形成された接続用電極35cと接続された状態で第2主面32bにおいて第1中心電極35と斜めに交差する状態で立ち上がり、上面の中継用電極36bを介して第1主面32aに回り込み、1ターン目36cが第1主面32aにおいて第1中心電極35と直交する状態で形成されている。1ターン目36cの下端部は下面の中継用電極36dを介して第2主面32bに回り込み、1.5ターン目36eが第2主面32bにおいて立ち上がり、上面の中継用電極36fを介して第1主面32aに回り込んでいる。以下同様に、2ターン目36g、中継用電極36h、2.5ターン目36i、中継用電極36j、3ターン目36kがフェライト32の表面にそれぞれ形成されている。3ターン目36kの下端部はフェライト32の下面に形成した接続用電極36lに接続されている。
前記接続用電極35a,35c,36lや中継用電極35b,36b,36d,36f,36h,36jは、フェライト32の上下面に形成された凹部に電極用導体を塗布又は充填して形成されている。この種の電極は、マザーフェライト基板に予めスルーホールを形成し、このスルーホールを電極用導体で充填した後、スルーホールを分断する位置でカットすることによって形成される。なお、各種電極はスルーホールに導体膜として形成したものであってもよい。また、多数個取りの手法で製作される場合、マザーフェライト基板に接着剤を介して永久磁石をも積層した状態でカットされることもある。
永久磁石41は、通常、ストロンチウム系、バリウム系、ランタン−コバルト系のフェライトマグネットが用いられる。永久磁石41とフェライト32とを接着する接着剤42としては、一液性の熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが最適である。
回路基板20は、複数枚の誘電体シート上に所定の電極を形成して積層し、焼結した積層型基板であり、その内部には、等価回路である図3に示すように、整合用コンデンサC1,C2、インピーダンス整合用コンデンサCs1,Cs2、及び、本第1実施例の要部であって以下に詳述する並列共振回路(トラップ回路とも称する)43を構成するコンデンサCs3が内蔵されている。また、上面には入力端子電極25、出力端子電極26、グランド端子電極27及び接続用端子電極28a,28bがそれぞれ形成され、下面には入力用外部端子電極IN、出力用外部端子電極OUT及びグランド用外部端子電極GNDがそれぞれ形成されている。なお、等価回路に示されている終端抵抗はチップ抵抗Rとして、並列共振回路43を構成するインダクタはチップインダクタLs1として、それぞれ回路基板20上に外付けされている。
平板状ヨーク10は、電磁シールド機能を有するもので、前記フェライト・磁石素子30の上面に接着剤を介して固定されている。
ここで、前記アイソレータの一回路例を図3の等価回路を参照して説明する。入力用外部端子電極INは並列共振回路43(インダクタLs1とコンデンサCs3とからなる)及び整合用コンデンサCs1を介して入力ポートA(入力端子電極25)に接続され、該入力ポートAは整合用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続されるとともに、第1中心電極35の一端(電極35a)に接続されている。第1中心電極35の他端及び第2中心電極36の一端(電極35c)は、出力ポートB(出力端子電極26)に接続されるとともに、終端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCs2を介して出力用外部端子電極OUTに接続されている。第2中心電極36の他端(電極36l)及びコンデンサC2はグランドポートC(グランド端子電極27)に接続され、かつ、グランド用外部端子電極GNDに接続されている。
図4に以上の等価回路における回路基板20の内部構造を示す。第1層目(基板20の表面)には電極25,26,27,28a,28bが形成され、第2層目には電極51a,51b,52,53,54が形成され、第3層目には電極55,56,57が形成されている。さらに、第4層目には電極58,59,60,61が形成され、第5層目には電極62,63が形成され、第6層目(基板20の裏面)には電極IN,OUT,GNDが形成されている。
電極25(入力ポートA)はスルーホールによって電極52,55と接続されている。電極26(出力ポートB)はスルーホールによって電極53,57と接続されている。電極27(グランドポートC)はスルーホールによって電極54,61,63,GNDと接続されている。電極28aはスルーホールによって電極51a,60,62,INと接続されている。電極28bはスルーホールによって電極51b、56,58と接続されている。また、電極59はスルーホールによって電極OUTと接続されている。
以上の積層関係において、コンデンサC1は電極52,57によって形成され、コンデンサC2は電極57,61によって形成されている。コンデンサCs1は電極55,58によって形成され、コンデンサCs2は電極57,59によって形成されている。また、コンデンサCs3は主に電極56,60によって形成されている。
前記フェライト・磁石素子30は、回路基板20上にフェライト32の主面32a,32bが垂直方向に位置するように載置され、フェライト32の下面に形成した接続用電極35a,35c,36lが回路基板20上の端子電極25,26,27とリフローはんだ付けによって一体化される。また、チップ抵抗Rは端子電極25,26に、チップインダクタLs1は端子電極28a,28bに、それぞれ、リフローはんだ付けによって一体化される。
以上の構成からなる2ポート型アイソレータにおいては、第1中心電極35の一端が入力ポートAに接続され他端が出力ポートBに接続され、第2中心電極36の一端が出力ポートBに接続され他端がグランドポートCに接続されているため、挿入損失の小さな2ポート型の集中定数型アイソレータとすることができる。さらに、動作時において、第2中心電極36に大きな高周波電流が流れ、第1中心電極35にはほとんど高周波電流が流れない。
コンデンサCs1は入力側のインピーダンスを50Ωに整合させ、コンデンサCs2は出力側のインピーダンスを50Ωに整合させる。並列共振回路43は本アイソレータの中心周波数の例えば2倍波に相当する減衰極を有するトラップ回路として機能するように、インダクタLs1のインダクタンス値及びコンデンサCs3の容量値が設計されている。
即ち、本アイソレータにあっては、中心電極35,36がフェライト32に巻回されており、それらのインダクタンス値が大きく、そのままでは入出力インピーダンスが誘導性となり、挿入損失が劣化してしまう。そこで、入力用外部端子電極INと入力ポートAとの間に整合用コンデンサCs1を挿入し、出力用外部端子電極OUTと出力ポートBとの間に整合用コンデンサCs2を挿入することにより、入出力インピーダンスを外部機器のインピーダンス(50Ω)に整合させ、挿入損失の劣化を抑制する。
また、図5に示すように、トラップ回路43の共振周波数において通過特性に減衰極M1,M2が発生し、共振回路周波数付近の減衰特性が改善される。その共振周波数を高調波周波数領域に設定することにより、優れた高調波減衰特性が得られる。図5では、アイソレータの周波数を1950MHzとし、トラップ回路43の共振周波数を2倍波に設定している。トラップ回路43は共振周波数よりも低い周波数においてインダクタとして機能し、かつ、整合用コンデンサCs1と直列に接続されているので、コンデンサCs1の容量値を小さくできる。これにより、回路基板20内での前記電極55,58を小面積化または電極の積層数を減らして回路基板20を小型化することができる。
トラップ回路43は共振周波数よりも高い周波数ではコンデンサとして機能し、整合用コンデンサCs1と直列に接続されているので、トラップ回路43と整合用コンデンサCs1とで合成された容量値は小さくなる。これにより、共振周波数よりも高い周波数において、トラップ回路43と整合用コンデンサCs1とを合わせた部分のインピーダンスが高くなり、減衰量が改善される。例えば、共振周波数を2倍波に設定した場合、2倍波付近の減衰量が改善されるとともに3倍波の減衰量も改善される(図5のM3,M4参照)。
ここで、トラップ回路43を構成するインダクタLs1のQ値について説明する。図7はインダクタLs1のインダクタンス値0.4,0.6,0.8,1.0nHのそれぞれについてQ値を変化させた場合の2倍波減衰量を示している。また、図8は同様の条件での挿入損失を示している。チップインダクタLs1のインダクタンス値及びQ値と3倍波減衰特性との関係を図9に示す。特に、図8に示した挿入損失特性からは、インダクタLs1に関してQ値が20以上であることが好ましいことが分かる。トラップ回路43による帯域内挿入損失の劣化が実用上問題のないレベルに抑制される(図6参照)。なお、実際のチップインダクタのインダクタンス値とQ値とは相反関係があり、インダクタンス値が大きいほどQ値は小さくなる。そのため、挿入損失及び高調波減衰に対する要求に応じて20以上のQ値が得られる範囲でチップインダクタのインダクタンス値を選定する。
ちなみに、インダクタLs1を回路基板20に内蔵することは不可能ではないが、アイソレータの小型化の要求に対応するためには回路基板20を小面積かつ薄型化する必要があり、また、容量形成用の電極が回路基板20の内部に配置されているので、Q値の高いインダクタを基板20に内蔵することは困難であり、Q値が10程度であると挿入損失が劣化することになる。
なお、コンデンサC1,C2,Cs1,Cs2,Cs3はチップコンデンサで構成してもよいが、アイソレータ自体の小型化のためには回路基板20に内蔵することが好ましい。
さらに、本2ポート型アイソレータにおいて、フェライト・磁石素子30は、フェライト32と一対の永久磁石41が接着剤42で一体化されていることで、機械的に安定となり、振動や衝撃で変形・破損しない堅牢なアイソレータとなる。
(第2実施例、図10参照)
本発明に係る非可逆回路素子の第2実施例である2ポート型アイソレータの等価回路を図10に示す。この2ポート型アイソレータは、前記第1実施例で示した並列共振回路43に加えて、出力側にもインダクタLs2とコンデンサCs4とからなる並列共振回路(トラップ回路)44を設けたものである。その他の構成は第1実施例と同様であり、トラップ回路44の作用効果も第1実施例で説明したとおりである。
(他の実施例)
なお、本発明に係る非可逆回路素子は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、永久磁石41のN極とS極を反転させれば、入力ポートAと出力ポートBが入れ替わる。また、前記第1及び第2中心電極35,36の形状は種々に変更することができる。例えば、第1中心電極35はフェライト32の主面32a,32b上で2本に分岐していてもよい。また、第2中心電極36は1ターン以上巻回されていればよい。
本発明の第1実施例である非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)を示す分解斜視図である。 中心電極付きフェライトを示す分解斜視図である。 前記2ポート型アイソレータの等価回路図である。 前記2ポート型アイソレータの回路基板を示す分解斜視図である。 前記2ポート型アイソレータの伝達特性(全体)を示すグラフである 前記2ポート型アイソレータの伝達特性(要部)を示すグラフである。 トラップ回路を構成するインダクタのQ値と2倍波減衰量との関係を示すグラフである。 トラップ回路を構成するインダクタのQ値と挿入損失との関係を示すグラフである。 トラップ回路を構成するインダクタのQ値と3倍波減衰量との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施例である非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)の等価回路図である。
符号の説明
20…回路基板
25…入力端子電極
26…出力端子電極
27…グランド端子電極
30…フェライト・磁石素子
32…フェライト
35…第1中心電極
36…第2中心電極
41…永久磁石
43,44…並列共振回路
A…入力ポート
B…出力ポート
C…グランドポート
R…抵抗
C1,C2…コンデンサ
Cs1,Cs2…インピーダンス整合用コンデンサ
Cs3,Cs4…並列共振回路用コンデンサ
Ls1,Ls2…並列共振回路用インダクタ
IN…入力用外部端子電極
OUT…出力用外部端子電極

Claims (5)

  1. 永久磁石と、
    前記永久磁石により直流磁界が印加される直方体形状のフェライトと、
    前記フェライトに互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された第1中心電極及び第2中心電極と、
    表面に端子電極が形成された回路基板と、
    を備え、
    前記第1中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続され、
    前記第2中心電極は、一端が出力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合コンデンサが電気的に接続され、
    前記出力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合コンデンサが電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に抵抗が電気的に接続され、
    入力用外部端子電極と前記入力ポートとの間、及び、出力用外部端子電極と前記出力ポートとの間の少なくともいずれか一方にインピーダンス整合用コンデンサが電気的に接続され、
    前記インピーダンス整合用コンデンサと前記入力用外部端子電極及び前記出力用外部端子電極との間の少なくともいずれか一方に、インダクタとコンデンサとからなる並列共振回路が電気的に接続され、
    前記並列共振回路を構成するインダクタは、チップインダクタであって前記回路基板上に実装されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  2. 前記チップインダクタはQ値が20以上であることを特徴とする請求項1に記載の非可逆回路素子。
  3. 前記インピーダンス整合用コンデンサと前記並列共振回路を構成するコンデンサとが前記回路基板内に設けた電極にて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非可逆回路素子。
  4. 前記並列共振回路は入力用外部端子電極側及び前記出力用外部端子電極側に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の非可逆回路素子。
  5. 入力用外部端子電極側に接続された並列共振回路と、出力用外部端子電極側に接続された並列共振回路は、それぞれ共振周波数が異なっていること、を特徴とする請求項4に記載の非可逆回路素子。
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